JP4229927B2 - 偏波分離構造、低雑音コンバータおよびアンテナ装置 - Google Patents

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この発明は、偏波分離構造、低雑音コンバータおよびアンテナ装置に関し、特に、円偏波信号を受信する導波と、導波管の内部を2つの導波空間に仕切るように設けられ、導波管の開口面に近づくに従って階段状に細くなるように形成された位相板とを備える偏波分離構造、低雑音コンバータおよびアンテナ装置に関する。
衛星放送受信用のアンテナに取付けられ、屋外に設置された低雑音コンバータ(Low Noise Block down-converter:以下、LNBとも称する)は、アンテナによって受信された微弱な電波を低雑音増幅して、ケーブルを介して屋内に設置されたインドアユニットに供給する。低雑音コンバータは、放送衛星から送信された円偏波信号を受ける導波管を備える。円偏波信号には、右旋偏波信号と左旋偏波信号とが含まれる。放送衛星からの円偏波信号は、導波管内のセプタム位相板で構成される偏波分離構造によって右旋偏波信号と左旋偏波信号とに分離されて、直線偏波信号に変換される。直線偏波信号には、垂直偏波信号と水平偏波信号とが含まれる。
図19は、従来のアンテナ装置に取付けられた低雑音コンバータの偏波分離構造を示す断面図である。図19において、導波管102内に設けられたセプタム位相板101は、導波管102の開口面(入力側)に近づくに従って階段状に細くなるように形成されている。セプタム位相板101の階段部分の寸法や、セプタム位相板101の板厚により、偏波分離特性が決定される。この偏波分離特性は、垂直偏波と水平偏波とをどの程度識別できるかの指標を示す交差偏波特性を決める重要な要素である。
下記の特許文献1には、非励振ダイポール用電極の位置調整がしやすい円偏波アンテナが開示されている。これによると、非励振ダイポール用電極を有した一対のねじ部材を、直接に電磁ホーンに螺着する。非励振ダイポール用電極の位置調整は、ねじ部材の螺着位置をずらすことにより容易に行なわれる。
また、下記の特許文献2には、VSWR(電圧定材波比)の劣化なく簡単に結合度の調整を精度よく行なうことができる導波十字型方向性結合器が開示されている。これによると、2つの矩形導波の少なくとも一方の接合部における短辺長を、可変機構にて変化自在として、結合度の調整の精度を高める。
また、下記の特許文献3には、加工誤差などによる特性劣化が小さく、量産化および低廉化が可能な円偏波発生器が開示されている。これによると、円形導波の側壁に側溝を設置し、側溝の個数、間隔、半径方向深さ、周方向幅、および軸方向長さなどを適当に設計する。
低雑音コンバータの偏波分離構造は、一般にダイカスト(アルミや亜鉛などの溶融金属を金型にピストンで高速圧入して鋳物を鋳造する方法)でつくられる。このため、一度仕上がると偏波分離特性が定まってしまい、製造後に加工などによって性能改善することが困難であった。また、セプタム位相板の寸法公差(実際の寸法として許容される最大値と最小値との差)は、一般的なダイカスト部品と比較しても厳しい基準が要求されるため、導波管と一体成型される金属シャーシの歩留まりの改善を阻害する要因にもなっていた。
それゆえに、この発明の主たる目的は、偏波分離特性を調整することが可能な偏波分離構造、低雑音コンバータおよびアンテナ装置を提供することである。
この発明に係わる偏波分離構造は、円偏波信号を受信する導波と、導波管の内部を2つの導波空間に仕切るように設けられ、導波管の開口面に近づくに従って階段状に細くなるように形成された位相板とを備え、円偏波信号に含まれる右旋偏波信号および左旋偏波信号を2つの直線偏波信号に変換する偏波分離構造において、位相板の階段状の部分は、導波管の内壁に対向する複数の第1端面と、導波管の開口面に対向する複数の第2端面とを有し、導波管の内壁面であって、位相板の複数の第1端面のうちのいずれかの第1端面と対向する位置に、偏波分離特性を調整するための突起部を設けたことを特徴とする。
好ましくは、突起部は金属材料で構成される。
また好ましくは、突起部は誘電体材料で構成される。
また好ましくは、突起部を2つ設け、一方の突起部が金属材料で構成され、他方の突起部が誘電体材料で構成され、一方の突起部は、他方の突起部が対向する第1端面と異なる第1端面に対向している。
また好ましくは、突起部は円柱形状に形成されている。
また好ましくは、突起部の長さが可変である。
また好ましくは、導波管には、外側からビスを螺合可能なビス孔が形成されており、突起部は、ビス孔に螺合されたビスの先端部分である。
また好ましくは、導波管の外壁面に、ビスの頭の周りを囲むように壁を形成し、ビスを固定するための接着剤が注入されるプール部を設ける。
この発明に係わる低雑音コンバータは、上記偏波分離構造を有する。
この発明に係わるアンテナ装置は、上記低雑音コンバータと、上記低雑音コンバータが取付けられたアンテナとを備えたものである。
この発明に係わる偏波分離構造では、位相板の階段状の部分は、導波管の内壁に対向する複数の第1端面と、導波管の開口面に対向する複数の第2端面とを有し、導波管の内壁面であって、位相板の複数の第1端面のうちのいずれかの第1端面と対向する位置に、偏波分離特性を調整するための突起部が設けられる。したがって、偏波分離特性を調整することが可能になる。
この発明に係わる低雑音コンバータは、上記偏波分離構造を有する。この場合は、低雑音コンバータの偏波分離特性を調整することが可能になる。
この発明に係わるアンテナ装置では、上記低雑音コンバータと、上記低雑音コンバータが取付けられたアンテナとが設けられる。この場合は、アンテナ装置の偏波分離特性を調整することが可能になる。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1による米国向けの衛星放送受信システムの概略構成を示すブロック図である。図1において、この衛星放送受信システムは、アンテナ1と、低雑音コンバータ(LNB)2と、ケーブル3と、インドアユニット4と、テレビジョン5とを備える。インドアユニット4は、DBS(デジタル衛星放送)チューナ6と、FM(周波数変調)デモジュレータ7と、映像・音声信号処理回路8と、RF(無線周波数)モジュレータ9とを含む。アンテナ1および低雑音コンバータ2は屋外に設置され、インドアユニット4およびテレビジョン5は屋内に設置される。
放送衛星から送信された周波数帯域12.2GHz〜12.7GHzの円偏波信号は、アンテナ1によって受信される。低雑音コンバータ2は、アンテナ1によって受信された円偏波信号を低雑音増幅し、かつ周波数帯域950MHz〜1450MHzのIF(中間周波数)信号に周波数変換して、ケーブル3を介してインドアユニット4に供給する。低雑音コンバータ2はアンテナ1に取付けられ、アンテナ1および低雑音コンバータ2はアンテナ装置を構成する。
インドアユニット4において、DBSチューナ6は、低雑音コンバータ2からのIF信号から希望するチャンネルの信号だけを選局して出力する。DBSチューナ6の出力信号は、FMデモジュレータ7によってFM復調され、映像・音声信号処理回路8によってRF信号に変換された後、RFモジュレータ9によって変調されてテレビジョン5やコンピュータなどの端末(図示せず)に与えられる。
図2は、図1に示した低雑音コンバータ2の構成を示す回路ブロック図である。ここでは、米国向けの衛星放送受信用の1出力タイプの低雑音コンバータ2を一例として示す。図2において、この低雑音コンバータ2は、導波管11aと、フィードホーン11bと、セプタム位相板12と、アンテナプローブ13a,13bと、低雑音増幅器(LNA:Low Noise Amplifier)14と、バンドパスフィルタ(BPF:Band Pass Filter)15と、混合回路(MIX:Mixer)16と、IF増幅器17と、局部発振器(DRO:Dielectric resonator Oscillator)18と、インダクタ19と、コンデンサ20と、電源制御IC(集積回路)21と、出力ポート22とを含む。低雑音増幅器14は、前段のHEMT(高電子移動度トランジスタ)31a,31bと、後段のHEMT31cとで構成される。
フィードホーン11bは、円筒型の導波管11aの開口面に設けられている。放送衛星から送信された周波数帯域12.2GHz〜12.7GHzの円偏波信号は、導波管11a内のセプタム位相板12で構成される偏波分離構造によって右旋偏波信号と左旋偏波信号とに分離されて、直線偏波信号(垂直偏波信号および水平偏波信号)に変換されてアンテナプローブ13a,13bで受信される。アンテナプローブ131,13bで受信された直線偏波信号は、それぞれ前段のHEMT31a,31bで増幅された後、後段のHEMT31cで増幅される。低雑音増幅器14によって低雑音増幅された信号は、バンドパスフィルタ15に与えられる。
バンドパスフィルタ15は、イメージ周波数帯域9.8GHz〜10.3GHzの信号を除去して、所望の周波数帯域の信号のみを通過させる。バンドパスフィルタ15を通過した信号は、混合回路16によって、局部発振器18からの局部発振信号(11.25GHz)と混合され、周波数帯域950〜1450MHzのIF信号に周波数変換される。混合回路16からのIF信号は、IF増幅器17によって適切な雑音特性と利得特性を持つように増幅され、出力ポート22から出力される。
また、この低雑音コンバータ2の電源および偏波切換信号は、図1に示したインドアユニット4からケーブル3を介して出力ポート22に供給され、インダクタ19およびコンデンサ20で構成されるIF信号除去用ローパスフィルタを通って電源制御IC21に供給される。電源制御IC21は、回路駆動用の電源をHEMT31a〜31c、混合回路16、IF増幅器17および局部発振器18に供給する。また、この電源制御IC21は、インドアユニット4からの偏波切換信号に従って、HEMT31a,31bのうちのいずれか一方を選択して動作させる。
図3は、図2に示した低雑音コンバータ2の内部構造を示す断面図である。図3において、導波管11aおよびフィードホーン11bと一体成型された金属シャーシ42と、金属シールドフレーム43との間に、誘電体基板41が挟み込まれてビスなどで固定されている。放送衛星から送信された円偏波信号は、導波管11a内のセプタム位相板12で仕切られた2つの部屋(導波空間)に分配され、セプタム位相板12で構成される偏波分離構造によって右旋偏波信号と左旋偏波信号とに分離されて、直線偏波信号(垂直偏波信号および水平偏波信号)に変換される。
図4(A)(B)は、それぞれ右旋偏波信号および左旋偏波信号が直線偏波信号に変換される動作を説明するための図である。右旋偏波信号の電界Erは、進行方向に沿って時間的・空間的に右回りに回転している。左旋偏波信号の電界Elは、進行方向に沿って時間的・空間的に左回りに回転している。電界Er,Elは、それぞれ垂直方向の電界Evと水平方向の電界Ehとが合成されたものである。ここで、円偏波信号が導波管11aに入力された時点における電界Evと電界Ehの振幅は等しく、電界Evと電界Ehの位相差は90度であるものとする。
図4(A)において、垂直方向の電界Evは、右回りに回転しながら位相が徐々に遅れていく。理想的なセプタム位相板12であれば、仕切られた一方の部屋(左側)に分配される電界Evと電界Ehの位相差は180度となり、他方の部屋(右側)に分配される電界Evと電界Ehの位相差は0度となる。この結果、一方の部屋(左側)において電界Ev,Ehが相殺され、他方の部屋(右側)において電界Ev,Ehが加算されて直線偏波が生成される。
図4(B)において、垂直方向の電界Evは、左回りに回転しながら位相が徐々に遅れていく。理想的なセプタム位相板12であれば、仕切られた一方の部屋(左側)に分配される電界Evと電界Ehの位相差は0度となり、他方の部屋(右側)に分配される電界Evと電界Ehの位相差は180度となる。この結果、一方の部屋(左側)において電界Ev,Ehが加算されて直線偏波が生成され、他方の部屋(右側)において電界Ev,Ehが相殺される。
図3に戻って、誘電体基板41上には、図2に示した低雑音増幅器14、バンドパスフィルタ15、混合回路16、IF増幅器17、局部発振器18、インダクタ、コンデンサおよび電源制御IC21が回路部品44a〜44cとして実装される。また、誘電体基板41上には、マイクロストリップラインで構成されるアンテナプローブパターン13が実装される。偏波分離構造によって変換された直線偏波信号は、誘電体基板41を透過してアンテナプローブパターン13によって受信される。なお、ここでは、誘電体基板41の片面のみに各回路を実装している場合を示しているが、誘電体基板41の両面に回路を実装してもよい。
図5は、位相調整用の突起部が設けられた偏波分離構造を示す断面図である。図5において、導波管11a内に設けられたセプタム位相板12は、導波管11aの開口面(入力側)に近づくに従って階段状に細くなるように形成されている。導波管11aの内壁面であって、階段状に形成されたセプタム位相板12と対向する位置に、位相調整用の突起部51が設けられている。突起部51は、階段状に形成されたセプタム位相板12の1段目、2段目、3段目のいずれかに対応する位置に配置される(図では2段目)。この突起部51としては、たとえば金属ピンや、誘電体材料のテフロン(登録商標)ピンなどが用いられる。このように突起部51を設けることによって、製造後に偏波分離特性を調整することが可能になる。なお、導波管11aおよびセプタム位相板12は導体である。
ここで、位相調整用の突起部51として金属ピンを用いた場合について、シミュレーションを行なった。シミュレーションソフトとしては、3次元高周波シミュレータHFSSを使用した。なお、この位相調整用の金属ピンは、好ましくは導電性の接着剤によって固定する。
図6(A)(B)は、階段状に形成されたセプタム位相板12の1段目に対応する位置に突起部51を配置した偏波分離構造のシミュレーションの様子を示す図である。図6(A)はシミュレーションの様子を示す斜視図、図6(B)はシミュレーションの様子を示す断面図である。
図6(A)(B)を参照して、突起部51を直径2mmの円柱形状の金属ピンとする。セプタム位相板12の板厚を1.8mmとする。導波管11aの内壁面の直径を18mm、セプタム位相板12のY軸方向の長さを17.9mmとする。また、セプタム位相板12の上端部分における水平断面の直径を17.4mmとする。セプタム位相板12のZ軸方向の長さを32.9mm(1段目9.0mm、2段目6.8mm、3段目6.9mm、4段目2.7mm、5段目7.5mm)とする。導波管中心からセプタム位相板12の1段目の側面までの距離を6.6mm、2段目の側面までの距離を3.6mm、3段目の側面までの距離を0.2mm、4段目の側面まで距離を5.1mmとする。また、導波管中心から突起部51までの距離を7mmとする。突起部51の中心位置からセプタム位相板12の下面までの距離を28.4mmとする。また、ここでは右旋偏波信号を受信するものとする。
図7(A)(B)は、階段状に形成されたセプタム位相板12の2段目に対応する位置に突起部51を配置した偏波分離構造のシミュレーションの様子を示す図である。図7(A)はシミュレーションの様子を示す斜視図、図7(B)はシミュレーションの様子を示す断面図である。図7(A)(B)を参照して、突起部51の中心位置からセプタム位相板12の下面までの距離を20.5mmとする。
図8(A)(B)は、階段状に形成されたセプタム位相板12の3段目に対応する位置に突起部51を配置した偏波分離構造のシミュレーションの様子を示す図である。図8(A)はシミュレーションの様子を示す斜視図、図8(B)はシミュレーションの様子を示す断面図である。図8(A)(B)を参照して、突起部51の中心位置からセプタム位相板12の下面までの距離を13.65mmとする。
図9は、図6(A)(B)〜図8(A)(B)に対応するシミュレーション結果を示す図である。ここで、米国向けの低雑音コンバータが対象とする円偏波信号の周波数帯域は12.2GHz〜12.7GHzである。なお、シミュレーションでは、Y軸方向の電界EvとX軸方向の電界Ehとを別に計算して合成している。このため、円偏波信号が導波管11aに入力された時の電界Evと電界Ehの位相差は、実際の円偏波信号とは異なって0度である。したがって、アンテナプローブの位置で位相差が90度となるときが偏波分離特性(交差偏波特性)が最もよいということになる。
図9において、Eh_RL(dB)はX軸方向の電界Ehのリターンロス、Ev_RL(dB)はY軸方向の電界Evのリターンロス、Ev−Eh_Ang(度)は電界Evと電界Ehの位相差を示す。各値は、偏波分離構造の出力側(アンテナプローブ13側)のY軸に沿った下面における計算値である。理想的な偏波分離構造としては、Eh_RL(dB)およびEv_RL(dB)の絶対値ができるだけ大きくなるように、またEv−Eh_Angが−90度になるように設計される。
図10(A)〜(C)は、それぞれ図9に示したEh_RL(dB),Ev_RL(dB),Ev−Eh_Ang(度)と周波数(GHz)との関係をグラフにした図である。
図9および図10(C)を参照して、周波数帯域12.2GHz〜12.7GHzにおいて、位相調整用の金属ピンを設けなかった場合のEv−Eh_Angは−89.2〜−88.8度であり、理想値−90度から最大1.2度ずれている。この理想値−90度からのずれの分だけ、偏波分離特性(交差偏波特性)が悪くなる。これに対して、位相調整用の金属ピン(突起部51)を階段状に形成されたセプタム位相板12の1段目、2段目、3段目のそれぞれに対応する位置に設けた場合のEv−Eh_Angは−90.7〜−90.2度、−90.1〜−89.9度、−90.3〜−89.9度であり、理想値−90度に近くなっていることがわかる。
図9および図10(A)を参照して、周波数帯域12.2GHz〜12.7GHzにおいて、位相調整用の金属ピンを設けなかった場合のEh_RLは−29.0〜−23.5dBである。位相調整用の金属ピン(突起部51)を階段状に形成されたセプタム位相板12の1段目、2段目、3段目のそれぞれに対応する位置に設けた場合のEh_RLは−29.2〜−22.3dB、−26.0〜−21.9dB、−32.4〜−25.4dBである。したがって、位相調整用の金属ピン(突起部51)を階段状に形成されたセプタム位相板12の1段目、2段目のそれぞれに対応する位置に設けた場合のEh_RLは、従来のように位相調整用の金属ピンを設けなかった場合に比べて若干悪化している(絶対値が小さくなっている)が、そのずれは5dB以内であり大幅な悪化ではない。
図9および図10(B)を参照して、周波数帯域12.2GHz〜12.7GHzにおいて、位相調整用の金属ピンを設けなかった場合のEv_RLは−37.9〜−26.5dBである。位相調整用の金属ピン(突起部51)を階段状に形成されたセプタム位相板12の1段目、2段目、3段目のそれぞれに対応する位置に設けた場合のEv_RLは−32.7〜−26.9dB、−36.1〜−24.4dB、−32.7〜−26.9dBである。したがって、位相調整用の金属ピン(突起部51)を階段状に形成されたセプタム位相板12の1段目、2段目、3段目のそれぞれに対応する位置に設けた場合のEv_RLは、従来のように位相調整用の金属ピンを設けなかった場合に比べて若干悪化している(絶対値が小さくなっている)が、そのずれは約5dB以内であり大幅な悪化ではない。
以上のことから、位相調整用の金属ピン(突起部51)を階段状に形成されたセプタム位相板12の1段目、2段目、3段目のそれぞれに対応する位置に設けることによって、従来よりも偏波分離特性(交差偏波特性)が改善されることがわかる。なお、位相調整用の金属ピンをどの位置に設けるかは、Eh_RL(dB),Ev_RL(dB)の値も考慮に入れて決めればよい。
次に、位相調整用の突起部51として誘電材料のテフロン(登録商標)ピンを用いた場合について、同様にシミュレーションを行なった。なお、この位相調整用のテフロン(登録商標)ピンは、好ましくは導電性の接着剤若しくは樹脂接着剤によって固定する。
図11は、位相調整用のテフロン(登録商標)ピンを設けた場合のシミュレーション結果を示す図である。また、図12(A)〜(C)は、それぞれ図11に示したEh_RL(dB),Ev_RL(dB),Ev−Eh_Ang(度)と周波数(GHz)との関係をグラフにした図である。
図11および図12(C)を参照して、周波数帯域12.2GHz〜12.7GHzにおいて、位相調整用の金属ピン(突起部51)を階段状に形成されたセプタム位相板12の1段目、2段目、3段目のそれぞれに対応する位置に設けた場合のEv−Eh_Angは−88.6〜−88.2度、−88.6〜−88.2度、−88.5〜−88.2度であり、理想値−90度から最大1.8度ずれている。すなわち、従来のように位相調整用の金属ピンを設けなかった場合は、Ev−Eh_Angの理想値−90度からのずれが最大1.2度であったのに比べて、悪化している。図10(C)に示したように金属ピンを用いた場合に比べると、Ev−Eh_Angの変化量は約半分程度であるが、金属ピンを用いた場合とは逆方向へ変化していることがわかる。このように、テフロン(登録商標)ピンを用いた場合は、金属ピンを用いた場合とは逆方向に位相調整することができる。
また、図11および図12(A)(B)を参照して、周波数帯域12.2GHz〜12.7GHzにおいて、位相調整用のテフロン(登録商標)ピン(突起部51)を階段状に形成されたセプタム位相板12の1段目、2段目、3段目のそれぞれに対応する位置に設けた場合のEh_RL(dB),Ev_RL(dB)は、従来のように位相調整用のテフロン(登録商標)ピンを設けなかった場合とほぼ同じである。
以上のことから、導波管11aの内壁面のセプタム位相板12と対向する位置に、金属材料若しくは誘電体材料の突起部51を設けることによって、製造後に偏波分離特性を調整することが可能になる。なお、金属材料と誘電体材料のどちらを使用するかは、突起部51を設けていない状態でのEv−Eh_Angが理想値−90度からどちらにずれているかによって決定する。具体的には、Ev−Eh_Angの絶対値が90度よりも小さい場合は金属材料を使用し、Ev−Eh_Angの絶対値が90度よりも大きい場合は誘電体材料を使用する。
また、導波管11aの内壁面のセプタム位相板12と対向する位置に、互いに材料の種類が異なる2つの突起部を設けてもよい。
図13は、互いに材料の種類が異なる2つの突起部51,52を設けた偏波分離構造を示す断面図である。図13において、導波管11aの内壁面のセプタム位相板12と対向する位置に、位相調整用の突起部51,52が設けられている。突起部51は、階段状に形成されたセプタム位相板12の2段目に対応する位置に設けられ、突起部52は、階段状に形成されたセプタム位相板12の1段目に対応する位置に設けられている。突起部51に金属材料のピンを使用した場合は、突起部52に誘電体材料のピンを使用する。一方、突起部51に誘電体材料のピンを使用した場合は、突起部52に金属材料のピンを使用する。
このように、金属材料の突起部と誘電体材料の突起部の両方を設けることによって、偏波分離特性の微調整が可能となる。
なお、ここでは、セプタム位相板12の2段目および1段目に対応する位置に突起部51,52を設けた例を示したが、2つの突起部51,52をセプタム位相板12の1段目、2段目、3段目に対応する位置のうちどの位置に設けるかは任意である。
[実施の形態2]
図14は、この発明の実施の形態2による偏波分離構造を示す断面図である。図14において、導波管11aの内壁面のセプタム位相板12と対向する位置に、位相調整用のビス61が設けられている。導波管11aには、外側からビス61を螺合可能なビス孔が形成されており、そのビス孔に螺合されたビス61の先端部分が、導波管11aの内側に突出した突起部61aとなっている。ビス61を右回りまたは左周りに回転させることによって、突起部61aの長さが可変である。突起部61aは、階段状に形成されたセプタム位相板12の1段目、2段目、3段目のいずれかに対応する位置に配置される(図では2段目)。ビス61としては、たとえば金属ビスや、誘電体材料のテフロン(登録商標)ビスなどが用いられる。
なお、この位相調整用のビス61は、突起部61aの長さを調整した後に、好ましくは接着剤などで固定する。ここで、図15に示すように、ビス61の頭の周りを囲むように、導波管11aの外壁面に所定の高さの円筒状の壁62を設けてプール部を形成してもよい。この場合、プール部に接着剤63を注入してビスを固定し、接合部分の気密を確保する。なお、所定量以上の接着剤63をプール部に注入しないようにすれば、接着剤63が硬化する前にプール部から漏れ出るのが防止される。
ここで、位相調整用のビス61として金属ビスを用いた場合について、シミュレーションを行なった。
図16(A)(B)は、階段状に形成されたセプタム位相板12の2段目に対応する位置に突起部61aを配置した偏波分離構造のシミュレーションの様子を示す図であって、図7(A)(B)と対比される図である。図16(A)(B)を参照して、図7(A)(B)と異なる点は、突起部51が突起部61aで置換され、導波管中心から突起部61aまでの距離が可変長Lとなっている点である。その他、図7(A)(B)と対応する部分については、その詳細説明を省略する。
図17は、図16(A)(B)に対応するシミュレーション結果を示す図である。図17において、一例として、導波管中心から突起部61aまでの距離Lが7mm、6mm、5mmのそれぞれの場合におけるX軸方向の電界EhのリターンロスEh_RL(dB)、Y軸方向の電界EvのリターンロスEv_RL(dB)、電界Evと電界Ehの位相差Ev−Eh_Ang(度)を示している。
図18(A)〜(C)は、それぞれ図17に示したEh_RL(dB),Ev_RL(dB),Ev−Eh_Ang(度)と周波数(GHz)との関係をグラフにした図である。
図17および図18(C)を参照して、周波数帯域12.2GHz〜12.7GHzにおいて、位相調整用のビス61を設けなかった場合のEv−Eh_Angは−89.18〜−88.76度、導波管中心から突起部61aまでの距離Lが7mm、6mm、5mmのそれぞれの場合のEv−Eh_Angは−90.20〜−89.92度、−93.44〜−92.75度、−102.52〜−101.45度となっている。すなわち、導波管中心から突起部61aまでの距離Lが短くなるほど、Ev−Eh_Angの絶対値が大きくなっている。したがって、ビス61のねじ込みの深さ(突起部61aの長さ)を変えることにより偏波分離特性を調整可能であることが分かる。
また、図17および図18(A)を参照して、周波数帯域12.2GHz〜12.7GHzにおいて、位相調整用のビス61を設けなかった場合のEh_RLは−29.05〜−23.54dB、導波管中心から突起部61aまでの距離Lが7mm、6mm、5mmのそれぞれの場合のEv_RLは−25.98〜−21.90dB、−25.00〜−21.27dB、−24.60〜−20.87dBとなっている。すなわち、位相調整用のビス61を設けた場合のEv_RLは、従来のように位相調整用のビス61を設けなかった場合に比べて若干悪化している(絶対値が小さくなっている)が、そのずれは5dB以内であり大幅な悪化ではない。
また、図17および図18(B)を参照して、周波数帯域12.2GHz〜12.7GHzにおいて、位相調整用のビス61を設けなかった場合のEv_RLは−37.90〜−26.51dB、導波管中心から突起部61aまでの距離Lが7mm、6mm、5mmのそれぞれの場合のEv_RLは−36.10〜−24.38dB、−25.97〜−20.89dB、−14.18〜−11.58dBとなっている。すなわち、位相調整用のビス61を設けた場合のEv_RLは、従来のように位相調整用のビス61を設けなかった場合に比べて若干悪化しており(絶対値が小さくなっている)、導波管中心から突起部61aまでの距離Lが短くなるほど、加速的に悪化している。
したがって、位相調整用のビス61を階段状に形成されたセプタム位相板12に対向する位置に設け、導波管中心から突起部61aまでの距離Lを変えることによって、偏波分離特性(交差偏波特性)を調整することができることが分かる。なお、この実施の形態2に示した例では、導波管中心から突起部61aまでの距離Lは7mm程度が妥当であり、この場合はEv−Eh_Angが約1〜2度変化し、ほぼ理想値−90度に位相調整される。
図示しないが、誘電体材料のビス61を用いた場合は、金属材料のビス61を用いた場合とは逆方向に位相調整される。この場合も、ビス61のねじ込みの深さ(突起部61aの長さ)を変えることにより偏波分離特性を調整することができる。
なお、セプタム位相板12に対向する位置に設ける突起部の形状、寸法、材料は、実際の製造工程において最大の効果が得られるような形状、寸法、材料にすればよい。実施の形態1,2はその一例を示したに過ぎず、これに限定されるものではない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1による米国向けの衛星放送受信システムの概略構成を示すブロック図である。 図1に示した低雑音コンバータの構成を示す回路ブロック図である。 図2に示した低雑音コンバータの内部構造を示す断面図である。 右旋偏波信号および左旋偏波信号が直線偏波信号に変換される動作を説明するための図である。 位相調整用の突起部を設けた偏波分離構造を示す断面図である。 階段状に形成されたセプタム位相板の1段目に対応する位置に突起部を配置した偏波分離構造のシミュレーションの様子を示す図である。 階段状に形成されたセプタム位相板の2段目に対応する位置に突起部を配置した偏波分離構造のシミュレーションの様子を示す図である。 階段状に形成されたセプタム位相板の3段目に対応する位置に突起部を配置した偏波分離構造のシミュレーションの様子を示す図である。 図6〜図8に対応するシミュレーション結果を示す図である。 図9に示したEh_RL,Ev_RL,Ev−Eh_Angと周波数との関係をグラフにした図である。 位相調整用のテフロン(登録商標)ピンを設けた場合のシミュレーション結果を示す図である。 図11に示したEh_RL,Ev_RL,Ev−Eh_Angと周波数との関係をグラフにした図である。 互いに材料の種類が異なる2つの突起部を設けた偏波分離構造を示す断面図である。 この発明の実施の形態2による偏波分離構造を示す断面図である。 ビスの頭の周りを囲むように、導波管の外壁面にプール部を形成した図である。 階段状に形成されたセプタム位相板の2段目に対応する位置に突起部を配置した偏波分離構造のシミュレーションの様子を示す図である。 図16に対応するシミュレーション結果を示す図である。 図17に示したEh_RL,Ev_RL,Ev−Eh_Angと周波数との関係をグラフにした図である。 従来のアンテナ装置に取付けられた低雑音コンバータの偏波分離構造を示す断面図である。
符号の説明
1 アンテナ、2 低雑音コンバータ、3 ケーブル、4 インドアユニット、5 テレビジョン、6 DBSチューナ、7 FMデモジュレータ、8 映像・音声信号処理回路、9 RFモジュレータ、11a,102 導波管、11b フィードホーン、12,101 セプタム位相板、13 アンテナプローブパターン、13a,13b アンテナプローブ、14 低雑音増幅器、15 バンドパスフィルタ、16 混合回路、17 IF増幅器、18 局部発振器、19 インダクタ、20 コンデンサ、21 電源制御IC、22 出力ポート、31a〜31c HEMT、41 誘電体基板、42 金属シャーシ、43 金属シールドフレーム、44a〜44c 回路部品、51,52,61a 突起部、61 ビス、62 壁、63 接着剤。

Claims (10)

  1. 円偏波信号を受信する導波と、前記導波管の内部を2つの導波空間に仕切るように設けられ、前記導波管の開口面に近づくに従って階段状に細くなるように形成された位相板とを備え、前記円偏波信号に含まれる右旋偏波信号および左旋偏波信号を2つの直線偏波信号に変換する偏波分離構造において、
    前記位相板の階段状の部分は、前記導波管の内壁に対向する複数の第1端面と、前記導波管の開口面に対向する複数の第2端面とを有し、
    前記導波管の内壁面であって、前記位相板の前記複数の第1端面のうちのいずれかの第1端面と対向する位置に、偏波分離特性を調整するための突起部を設けたことを特徴とする、偏波分離構造。
  2. 前記突起部が金属材料で構成されたことを特徴とする、請求項1に記載の偏波分離構造。
  3. 前記突起部が誘電体材料で構成されたことを特徴とする、請求項1に記載の偏波分離構造。
  4. 前記突起部を2つ設け、一方の突起部が金属材料で構成され、他方の突起部が誘電体材料で構成され
    前記一方の突起部は、前記他方の突起部が対向する第1端面と異なる第1端面に対向したことを特徴とする、請求項1に記載の偏波分離構造。
  5. 前記突起部が円柱形状に形成されていることを特徴とする、請求項1から請求項4までのいずれかに記載の偏波分離構造。
  6. 前記突起部の長さが可変であることを特徴とする、請求項1から請求項5までのいずれかに記載の偏波分離構造。
  7. 前記導波管には、外側からビスを螺合可能なビス孔が形成されており、前記突起部は、前記ビス孔に螺合されたビスの先端部分であることを特徴とする、請求項6に記載の偏波分離構造。
  8. 前記導波管の外壁面に、前記ビスの頭の周りを囲むように壁を形成し、前記ビスを固定するための接着剤が注入されるプール部を設けたことを特徴とする、請求項7に記載の偏波分離構造。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の偏波分離構造を有する、低雑音コンバータ。
  10. 請求項9に記載の低雑音コンバータ、および
    前記低雑音コンバータが取付けられたアンテナを備える、アンテナ装置。
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