JP4228314B2 - マルチラッチ機構 - Google Patents

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Description

ハンドルを回す操作で定位位置からの引込めと突き出しの2種類の機能を持つラッチボルトの技術に関する。
現在のアパートやマンションの玄関扉には、枠に気密材としてのネオプレンゴムやエアタイトゴムを設けたものが多い。
このような扉では、扉の気密性を確保する為に、ある程度扉を強く閉じてゴムを締め付けなければならない。
しかし、一般の扉には急な閉扉を防止するためのドアクローザが使用されており、そのドアクローザが取り付けられている扉においては、閉扉時におけるゴムの締め付けが弱くなる。
そうすると、扉の充分な気密を保てずに、隙間風が発生するとともに扉の防音性も低下する。
だからといって、ゴムの締め付けを強くすると、錠のラッチボルトが錠受けにラッチングしない為に扉を係止できなくなる。
ラッチ機構の一つとして、ダブルアクションのラッチ機構がある。これはデットロッキングラッチボルトとも言われ、扉を閉じるとラッチボルトが定位位置から突き出して固定するものである。
しかし、扉を締め付ける機能は無く、問題を解決する技術に使えない。
特開2004−44098
扉を締め付け、扉の気密性と防音性を確保する事が課題である。しかも、電気的な動力を使わずに、錠の操作でそれを行い、錠の機能で実現する事が課題である。
錠のラッチボルトの動きで扉を締め付ける事を考えた。
つまり、取手であるハンドルを通常の使用とは逆の上方向に回動させる事によって、そのラッチボルトを操作することを考えた。ハンドルを上方向へ回す事でラッチボルトを通常に突き出た定位位置よりさらに突き出し、その突き出し幅で扉を締め付けるようにした。
もっとも、突き出しただけではラッチボルトで扉を締め付ける事ができない。
そこでラッチボルトには特願2002−199530(特開2004−44098)に開示された技術を利用する。即ち、ラッチボルトに背面テーパーを持つ錠の技術を利用する。その出願の図1の背面テーパー(5)がそれである。特願2002−199530(特開2004−44098)の背面テーパーはラッチボルトと錠受け穴との間の隙間を無くし、扉が風等で振れてカタカタ音を出すのを防止するものである。
特願2002−199530(特開2004−44098)の背面テーパー付きラッチボルトでは扉を締め付ける力は無い。それを本発明の機構と組み合わせ、ラッチボルトをハンドルを回して定位位置より突き出す事で扉の締め付けを行うものである。
ハンドルを手で回す事で、ある程度の締め付け強さを可能にしたものである。
ラッチボルトの突き出しには、もう一つの効果を期待することができる。
それは、ラッチボルトを使って本施錠できる事である。
突き出したラッチボルトを固定する事で、ラッチボルトにデットボルトの役目をさせる事が可能になる。
発明のマルチラッチ機構を図に基づいて説明する。
図2Aが扉を開け、ハンドルから手を離した定位状態の部品位置を示す。
ラッチカム軸(10)にラッチカム(12)と突き出しカム(13)を設ける。
ハンドルバネカム(15)はハンドルを下方に回した時に、ハンドルを定位である水平に戻す為のハンドルバネ(16)のバネ受けである。
カムバネ(14)はハンドルを上方に回した時にハンドルを定位に戻すバネである。
ラッチカム軸の軸芯にハンドル(7)のハンドル軸(11)を組み付ける。
図2Bがハンドルを下方に回し、ラッチボルト(4)を引込めた事を示す。
この状態で扉の係止が解け、扉を開ける事ができる。
ハンドルを下方に回した事でラッチカムがラッチボルトを引張り、引込める。
ハンドルから手を離すとラッチカム軸(10)がハンドルバネに押され、定位に戻り、ラッチボルトがラッチバネ(18)で定位位置(19)まで戻り、図2A状態となる。
図3Aは、ハンドルを上方に回し、ラッチボルト(4)を定位位置(19)から突き出し位置(20)まで突き出した事を示す。
ハンドルを上に回した事で突き出しカム(13)がラッチボルトを押し、突き出す。
図3Bは、図3Aから、ハンドルから手を離した状態を示す。
ラッチカム軸(10)はカムバネ(14)に引張られて定位まで戻ろうとする。
しかし突き出したラッチボルト(4)は扉を締め付けており、その為の側圧がラッチボルトに掛かっている。その為にラッチカム軸はラッチカム(12)がラッチカム受け(21)に当った位置で止まる事となる。
その為に、ハンドル位置(8)は定位である水平位置より少し上方に回転した位置となる。
ラッチボルト(4)を突き出して、扉を閉じる方向に押す仕組みは図1のラッチボルトの背面テーパー(5)による。
ハンドルを上に回し、ラッチボルトを突き出す時の回転の重さはその扉の締め付ける強さによる。
その状態でハンドルを下方に回し、ラッチボルトを引込める時の回転の重さも扉を締め付けた強さに比例する。
一般に、扉を開けようとした時にハンドルを回す時の重さが重すぎると違和感を感じる。
もし、図3B状態でハンドル位置が定位である水平に戻っていれば、扉を開ける為にハンドルを回したときに違和感を感じる。
図3Bのように、ハンドル位置(8)が定位である水平位置より少し上がっていれば、ハンドルを回す時に重い事を承知してハンドルを回す事となり、違和感を感じない。
またハンドル位置を見ただけで錠が扉を締め付けている事がわかる。
ラッチボルトを突き出した時にハンドル位置を上方に45度まで回し、手を離すとハンドルがそれより戻った位置とした理由は、扉を開けようとした者がハンドルを回す時に、上方45度の角度のハンドルでは握りにくい為である。
図3Bからハンドルを下方に回すとラッチボルト(4)が引込み、図2B状態となる。それから手を離せば図2A状態となる。
その状態で閉扉すると、ラッチボルト(4)が錠受けに当って引込み、錠受け穴に入って定位位置(19)まで突き出し、扉を係止した状態の図2Aとなる。
アパートやマンションの玄関扉では、ドアクローザや錠では扉を締め付ける力が無く、その為に扉回りから隙間風が入り、周囲の音が室内で聞こえ、室内の音も外部に漏れていた。
本発明のマルチラッチ機構を玄関錠に設ける事で、扉を閉じた後にハンドルを上方に回す事で扉を締め付け、扉の気密効果を高めて隙間風を止め、扉の防音性を高める事ができる。
発明のマルチラッチ機構は、ラッチボルト(4)をレバーハンドル形のハンドル(7)を回して引込めるタイプの錠に使用する。取手の形が丸い握り玉形の錠に使用しても使いにくく、効果は少ない。
錠はラッチボルトの有る錠であれば、デットボルト(3)の有る錠でもデットボルトの無い空錠でも共通に使用できる。
発明のマルチラッチ機構を錠に組み付けるにあたり、最も注意を要する部分は各々のバネの力関係である。
ハンドルバネ(16)はハンドル(7)の重さに合わせ、ハンドルを確実に水平である定位に戻す力が必要である。
ラッチバネ(18)はラッチボルト(4)を引込めた位置から定位位置(19)に戻す力があれば良く、弱い力が良い。強すぎるとドアクローザで扉を閉じる時にラッチボルトが引込まず、自動的に扉を係止できなくなる。
ラッチバネのストロークは、ラッチボルトを突き出し位置(20)まで突き出しても良いが、ストロークは定位位置(19)までの突き出し幅とした方が各々のバネの組み合わせが楽になる。
図3A、Bではその為にラッチバネ(18)を定位位置で示した。
カムバネ(14)は、ハンドルを上方に回した時にハンドルを水平に戻す為に必要な強さがあれば良い。ラッチバネのストロークを定位位置にしてあれば、カムバネの力が弱くても定位位置までハンドルは自重で戻ろうとする。その為にカムバネの力はハンドルがガタつかず、安定する程度の小さい力で良い。
なお、ラッチバネ(18)のストロークをラッチボルト突き出し位置(20)まで長くした場合は、このカムバネとラッチバネの力の均衡を図ることが難しくなる。
発明の機構を持つ錠の外観斜視図で、ラッチボルトを突き出した図3B状態を示す。 A.図1のAA断面で、扉を開けてハンドルから手を離した定位状態を示す。 B.ハンドルを下方に回し、ラッチボルトを引込めた状態を示す。 A.ハンドルを上に回し、ラッチボルトを突き出し位置まで突き出した状態を示す。 B.ラッチボルトを突き出し位置に突き出し、ハンドルから手を離した状態を示す。
符号の説明
1 錠フロント
2 錠ケース
3 デットボルト
4 ラッチボルト
5 背面テーパー
6 シリンダー
7 ハンドル
8 ハンドル位置
9 化粧座
10 ラッチカム軸
11 ハンドル軸
12 ラッチカム
13 突き出しカム
14 カムバネ
15 ハンドルバネカム
16 ハンドルバネ
17 ハンドルバネ止め
18 ラッチバネ
19 定位位置
20 突き出し位置
21 ラッチカム受け

Claims (1)

  1. 扉を閉扉すると、ラッチカム軸やハンドルは動かず、ラッチボルト(4)が錠受けに当って引っ込み、錠受け穴に入って定位位置(19)まで突き出し、扉を係止する従来の錠のラッチボルトに於いて、ハンドル(7)を回してラッチボルトを引っ込める為の、ハンドルとラッチボルトの間に組みつけるラッチカム軸(10)に対して、ラッチボルトを引っ込める為のラッチカム(12)の他に、ラッチボルトを定位位置からさらに突き出す為の突き出しカム(13)を設け、ラッチボルトに、ラッチボルトを定位位置(19)まで常時突き出す為のラッチバネ(18)を組みつけ、ラッチカム軸(10)に、ハンドルを下方に回した時に、ハンドルを水平位置であるハンドルの定位位置に戻す為のハンドルバネ(16)に加えて、ハンドルを上方に回した時に、ハンドルを水平方向に戻す為のカムバネ(14)を組みつけたラッチボルト構造で、扉を閉じると、ハンドル(7)とラッチカム軸(10)は動かず、ラッチボルト(4)のみ動いて、ラッチボルトが錠受け穴に入って扉を自動的に閉扉状態に係止し、その状態からハンドルを上方に回すと、ラッチカム軸(10)の突き出しカム(13)がラッチボルト(4)を定位位置(19)から突き出し位置(20)まで押し出す仕組みで、ラッチボルト背面に背面テーパー(5)を設けた時に、定位位置から押し出し位置まで突き出す事で、背面テーパーによって閉扉状態の扉をさらに閉扉方向に締めつけて、扉の気密性を高める事が可能なラッチボルト構造で、その状態でハンドルから手を離すと、ラッチボルト(4)は突き出し位置(20)から動かず、ハンドルのみカムバネ(14)によって水平方向に戻り、開扉にあたって、その状態からハンドルを下方に回すと、ラッチカム(12)がラッチボルト(4)を引っ込めて開扉可能となり、その状態でハンドルから手を離すと、ハンドルはハンドルバネ(16)によって水平位置であるハンドルの定位位置に戻り、ラッチボルト(4)がラッチバネ(18)によって定位位置(19)まで突き出す構造で、ラッチボルト(4)とハンドル(7)は直結して動かず、遊びを持って連動する従来の一般的な錠のラッチボルト構造に対して、ハンドル(7)を上方に回す事でラッチボルト(4)を定位位置(19)から、さらに突き出し位置まで突き出す事を可能にした、錠のマルチラッチ機構。
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