JP4224898B2 - 車輪支持用ハブユニット - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明に係る車輪支持用ハブユニットは、自動車の車輪を懸架装置に対して回転自在に支持する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の車輪は、車輪支持用ハブユニットにより懸架装置に支持する。図7は、従来から広く実施されている車輪支持用ハブユニットの1例を示している。この車輪支持用ハブユニット1は、ハブ2と、内輪3と、外輪4と、複数個の転動体5、5とを備える。このうちのハブ2の外周面の外端部(外とは、自動車への組み付け状態で幅方向外寄りとなる側を言い、各図の左側となる。反対に幅方向中央寄りとなる側を内と言い、各図の右側となる。)には、車輪を結合支持する為のフランジ6を形成している。又、このハブ2の中間部には第一の内輪軌道7を、同じく内端部には外径寸法が小さくなった段部8を、それぞれ形成している。
【0003】
この段部8には、外周面に第二の内輪軌道9を形成した内輪3を外嵌している。上記ハブ2の内端部には雄ねじ部10を形成し、この雄ねじ部10の先端部を、上記内輪3の内端面よりも内方に突出させている。そして、この雄ねじ部10に螺合した、請求項に記載した固定手段であるナット11と、上記段部8の段差面12との間で上記内輪3を挟持する事により、この内輪3を上記ハブ2の所定位置に結合固定している。尚、上記雄ねじ部10の先端部外周面には、係止凹部16を形成している。そして、上記ナット11を所定のトルクで緊締した後、このナット11の一部で上記係止凹部16に整合する部分を直径方向内方にかしめ付ける事により、このナット11の緩み止めを図っている。この図7に示した従来構造の場合には、上記雄ねじ部10とナット11とが、上記段部8に外嵌した内輪3を上記ハブ2に対して固定する固定手段を構成する。
【0004】
又、上記外輪4の内周面には、上記第一の内輪軌道7と対向する第一の外輪軌道13及び上記第二の内輪軌道9に対向する第二の外輪軌道14を形成している。そして、これら第一、第二の内輪軌道7、9と第一、第二の外輪軌道13、14との間に上記転動体5、5を、それぞれ複数個ずつ設けている。尚、図示の例では、転動体5、5として玉を使用しているが、重量の嵩む自動車用のハブユニットの場合には、これら転動体としてテーパころを使用する場合もある。
【0005】
上述の様な車輪支持用ハブユニット1を自動車に組み付けるには、上記外輪4の外周面に形成した外向フランジ状の取付部15により、この外輪4を懸架装置に固定し、上記フランジ6に車輪を固定する。この結果、この車輪を懸架装置に対し回転自在に支持できる。尚、上記外輪4の内周面と上記ハブ2及び内輪3の外周面との間で上記各転動体5、5を設置した空間17の両端開口は、それぞれシールリング18又は組み合わせシールリング19により塞いでいる。
【0006】
又、上記ハブ2の外端面(一端面)の中央部には、軽量化の為の円形の凹部20を形成している。従来の場合、この凹部20の断面形状は、上記ハブ2の外周面形状と近似させて、この凹部20を形成した部分でこのハブ2の肉厚をほぼ均等にするべく、隣同士で湾曲方向が異なる3種類の円弧を、直接若しくは直線を介して滑らかに連続させた形状としていた。即ち、上記凹部20の内周面を、この凹部20の開口部側から、この凹部20の内径側に曲率の中心を有する第一の曲面部21と、この凹部20の外径側に曲率の中心を有する第二の曲面部22と、この凹部20の内径側に曲率の中心を有する第三の曲面部23とを設けている。このうちの第一、第三の曲面部21、23は凹曲面であり、第二の曲面部22は凸曲面である。
【0007】
次に、図8は、従来構造の第2例を示している。この第2例の車輪用ハブユニット1aの場合には、ハブ2aの内端部に形成した円筒部を直径方向外方に向け塑性変形させる事で構成した、請求項に記載した固定手段であるかしめ部24により内輪3の内端面を抑え付け、この内輪3を上記ハブ2aに対し固定している。その他の部分の構造及び作用は、図7に示した第1例の場合と同様である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
図7〜8に示した様な従来構造の場合、ハブ2、2aの外端面中央部に形成する凹部20の形状が必ずしも適正なものではない為、車輪支持用ハブユニット1、1aの耐久性を確保しつつ軽量化を十分に図る事ができなかった。即ち、図7〜8に示した従来構造での凹部20の形状は、ハブ2、2aの外端部外周面でこの凹部20の周囲部分に形成したフランジ6の根本部分の強度確保を考慮した形状ではなかった。この為、この部分の強度が不十分である場合には、上記凹部20の容積を小さくし、この部分の肉厚を大きくする事で対応していた。
【0009】
言い換えれば、上記フランジ6の根本部分の強度を確保しつつ上記ハブ2、2aの軽量化を図る上での明確な設計指標がなく、従来から一般的に採用されていた形状の容積を変える事で、必要な強度を確保していた。この為、必要な強度は確保できても、十分な軽量化を図れていないのが現状である。
本発明は、この様な事情に鑑みて、必要な強度を確保しつつ、十分な軽量化を図れる構造を実現すべく発明したものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の車輪支持用ハブユニットは、前述した従来の車輪支持用ハブユニットと同様に、一端部外周面に車輪を結合支持する為のフランジを形成したハブと、このハブの中間部外周面に直接形成した第一の内輪軌道と、上記ハブの他端部に形成された、この第一の内輪軌道を形成した部分よりも外径寸法が小さくなった段部と、外周面に第二の内輪軌道を形成して上記段部に外嵌された内輪と、内周面に上記第一の内輪軌道に対向する第一の外輪軌道及び上記第二の内輪軌道に対向する第二の外輪軌道を形成した外輪と、上記第一、第二の内輪軌道と上記第一、第二の外輪軌道との間に、それぞれ複数個ずつ設けられた転動体と、上記段部に外嵌した内輪を上記ハブに対して固定する固定手段とを備える。そして、このハブの一端面中央部に軽量化の為の円形の凹部を形成している。
特に、本発明の車輪支持用ハブユニットに於いては、この凹部の内面は、この凹部の開口寄り部分に配置した、上記ハブの中心軸に対し傾斜した円すい凹面部の小径側端部と、曲率半径が一定である球状凹面部とを滑らかに連続させた形状である。又、上記凹部の深さは、この凹部の開口部の直径の0.3〜0.8倍である。
【0011】
【作用】
上述の様に構成する本発明の車輪支持用ハブユニットにより、懸架装置に対して車輪を回転自在に支持する作用は、従来の車輪支持用ハブユニットと同様である。
特に、本発明の車輪支持用ハブユニットの場合には、ハブの一端面中央部に形成する凹部を、円すい凹面部と球状凹面部とを滑らかに連続させた形状とすると共に、この凹部の深さを、この凹部の開口部の直径の0.3〜0.8倍としているので、この凹部を形成する事でフランジの根本部分への応力集中を緩和できる。この為、この根本部分並びに上記凹部の内径面部分の強度を確保しつつ、この凹部の容積を大きくして、十分な軽量化を図れる。
尚、上記凹部の深さがこの凹部の開口部の直径の0.3倍未満の場合には、この凹部の容積が不十分で、十分な軽量化を図れなくなる。反対に、上記凹部の深さがこの凹部の開口部の直径の0.8倍を越えて大きくなると、上記根本部分及び凹部の内径面部分の何れかの部分の発生する応力値が、従来品と同等になる。従って、必要な強度を確保する為には、上記直径を小さくして上記凹部の容積を小さくする必要が生じ、やはり十分な軽量化を図れなくなる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に関する参考例の第1例を示している。尚、本参考例の特徴は、ハブ2bの外端面中央部に形成する凹部20aの形状にある。その他の部分の構造及び作用に就いては、前述の図7〜8に示した何れかの従来構造と同様であるから、重複する説明を省略若しくは簡略にし、以下、本参考例の特徴部分を中心に説明する。
【0013】
本参考例の場合、上記ハブ2bの外端面中央部に形成する凹部20aを、点O20a を中心とし、曲率半径がR20a である、部分球状凹面としている。この様な凹部20aの曲率半径の中心点O20a は、この凹部20a外、即ち、上記ハブ2bの外端面よりも外方に外れた部分に存在する。又、この凹部20aの底面中央部には、断面円形の中心孔25を、ボール盤等を使用した切削加工により形成している。この中心孔25は、上記ハブ2bの各部を加工する際の位置決めの役目を果たすと共に、このハブ2bの軽量化にも寄与する。
【0014】
上述の様な凹部20aの本体部分の深さ(上記中心孔25が存在しないと仮定した場合の凹部20aの深さ。以下同じ。)H20a は、この凹部20aの開口部の直径D20a の0.3〜0.8倍{H20a =(0.3〜0.8)D20a }としている。尚、上記凹部20aの開口部に面取り等が存在する場合でも、上記開口部の直径D20a は、この面取り等が存在しないと仮定した場合の大きさで、上記深さH20a を規制する。
【0015】
上述の様に構成する本参考例の車輪支持用ハブユニットの場合には、上記ハブ2bの外端面中央部に形成する凹部20aを、部分球状凹面のボウル型としているので、この凹部20aを形成する事で、上記ハブ2bの外端部外周面に形成したフランジ6の根本部分への応力集中を緩和できる。この為、この根本部分並びに上記凹部20aの内径面部分の強度を確保しつつ、この凹部20aの容積を大きくして、十分な軽量化を図れる。
【0016】
図2には、前述の図7〜8に示した従来構造の凹部20と、上述した本参考例の第1例の凹部20aとを重ね合わせて描いている。この様な図2で、斜格子で示したα部分は、従来構造に比べて本参考例の構造が厚肉になる部分である。これに対して、黒く塗り潰したβ部分は、従来構造に比べて本参考例の構造が薄肉になる部分である。これらα、β両部分の面積を比較すれば明らかな通り、本参考例の場合の凹部20aは、従来構造の凹部20に比べて容積が大きく、その分、上記ハブ2bの軽量化を図れる。
【0017】
次に、図3は、本発明の実施の形態の1例を示している。本例の場合には、凹部20bの開口寄り部分を、ハブ2cの中心軸に対し角度θだけ傾斜した円すい凹面部26としている。そして、この円すい凹面部26の小径側端部と、曲率半径がR27である球状凹面部27とを、滑らかに連続させている。尚、上記円すい凹面部26の傾斜角度θは、3〜30度の範囲に規制する。この様な本例の場合も、上記凹部20bの本体部分の深さH20b をこの凹部20bの開口部の直径D20b の0.3〜0.8倍{H20b =(0.3〜0.8)D20b }の範囲に規制する事で、フランジ6の根本部分並びに上記凹部20bの内径面部分の強度を確保しつつ、この凹部20bの容積を大きくして、上記ハブ2cの軽量化を十分に図れる。
【0018】
次に、図4は、本発明に関する参考例の第2例を示している。本参考例の場合には、凹部20cの開口寄り部分を、曲率半径がR28である第一の円弧状凹面部28により、中間部分を曲率半径がR29である第二の円弧状凹面部29により、底部を曲率半径がR30である球状凹面部30により、それぞれ形成し、隣り合う凹面部28〜30の端部同士を滑らかに連続させている。この様な本参考例の場合も、上記凹部20cの本体部分の深さH20c をこの凹部20cの開口部の直径D20c の0.3〜0.8倍{H20c =(0.3〜0.8)D20c }の範囲に規制する事で、フランジ6の根本部分並びに上記凹部20cの内径面部分の強度を確保しつつ、この凹部20cの容積を大きくして、ハブ2dの軽量化を十分に図れる。
【0019】
次に、図5は、本発明に関する参考例の第3例を示している。本参考例の場合には、凹部20dの開口寄り部分を構成する第一の円すい凹面部31と、中間部分を構成する第二の円すい凹面部32と、底部33とを、それぞれの曲率半径がR34、R35である、第一、第二の円弧状曲面部34、35により、滑らかに連続させている。この様な本参考例の場合も、上記凹部20dの本体部分の深さH20d をこの凹部20dの開口部の直径D20d の0.3〜0.8倍{H20d =(0.3〜0.8)D20d }の範囲に規制する事で、フランジ6の根本部分並びに上記凹部20dの内径面部分の強度を確保しつつ、この凹部20dの容積を大きくして、ハブ2eの軽量化を十分に図れる。尚、上記底部33は、後述する平坦面部に相当する。
【0020】
次に、図6は、本発明に関する参考例の第4例を示している。本参考例の場合には、凹部20eの底部に、ハブ2fの中心軸に対し直角方向に存在する平坦面部36を設けている。そして、この平坦面部36の外周縁と、曲率半径がR37である球状凹面部37の内径側端部とを、小さな曲率半径を有する曲面部を介し、滑らかに連続させている。本参考例の場合、この平坦面部36の直径D36を、上記凹部20eの開口部の直径D20e の0.05〜0.4倍{D36=(0.05〜0.4)D20e }としている。この様な本参考例の場合も、上記凹部20eの本体部分の深さH20e をこの凹部20eの開口部の直径D20e の0.3〜0.8倍{H20e =(0.3〜0.8)D20e }の範囲に規制する事で、フランジ6の根本部分並びに上記凹部20eの内径面部分の強度を確保しつつ、この凹部20eの容積を大きくして、ハブ2fの軽量化を十分に図れる。尚、上記平坦面部36は、上記各部分の強度を確保しつつ、上記凹部20eの容積を大きくする為に設けるが、上記平坦面部36の直径D36が、上記凹部20eの開口部の直径D20e の0.05倍未満の場合には、上記平坦面部36を設ける意味がなくなる。反対に、上記平坦面部36の直径D36が、上記凹部20eの開口部の直径D20e の0.4倍を越えて大きくなると、上記各部分に加わる応力の値が、前述した従来構造の場合と同等になる。従って、上記平坦面部36を設ける場合でも、この平坦面部36の直径D36を、上記の範囲に規制する。
【0021】
【実施例】
本発明の効果を確認する為に、本発明者が図7〜8に示した従来構造と、図1、3、4、5に示した本発明の1例、及び本発明に関する参考例の第1〜3例の構造とに就いて、各部に加わる応力の値をFEM構造解析により求めた結果に就いて説明する。この解析の前提として、各例に於ける各部の寸法(単位はmm)を、図9(A)〜(E)に示す様に規制した。この図9の(A)は従来構造の場合を、(B)本発明に関する参考例の第1例の構造の場合を、(C)は本発明の1例の構造の場合を、(D)は本発明に関する参考例の第2例の構造の場合を、(E)は同じく第3例の構造の場合を、それぞれ示している。
【0022】
又、発生する応力を求めた部分は、フランジ6の外側隅R部{図9(A)の鎖線a部分}、同じく内側隅R部{図9(A)の鎖線b部分}、各凹部の内径面{図9(A)の鎖線c部分}の3個所部分とした。又、これら各部分で発生する応力のうちで最も大きな応力の値を、当該部分に発生する応力として、他の場合と比較した。その結果を、次の表1に示す。尚、この表1は、図9(A)に示した従来構造の場合に、上記各部分で発生する応力の値を100とし、他の場合をこの値に対する割合として記載した。
【0023】
【表1】
【0024】
この様なFEM解析の結果を示す表1から明らかな通り、本発明の車輪支持用ハブユニットによれば、ハブの外端面に形成する凹部の容積を大きくしても、各部に発生する応力の値を低くして、上記フランジ6の根本部分の強度を十分に確保できる。従って、この根本部分に要求する強度を従来と同じとすれば、ハブの外端面に形成する凹部の容積をより大きくして、このハブ並びにこのハブを組み込んだ車輪支持用ハブユニットの軽量化をより大幅に図れる。
【0025】
【発明の効果】
本発明は、以上に述べた通り構成され作用するので、必要な強度を確保しつつ軽量化を図る事ができ、自動車のばね下荷重を低減して、自動車の走行性能、燃費性能、乗り心地性能の向上に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に関する参考例の第1例を示す、図7のA部に相当する部分断面図。
【図2】 参考例の第1例の構造が従来構造に比べて軽量化を図れる程度を示す為の、図1と同様の図。
【図3】 本発明の実施の形態の1例を示す、図1と同様の図。
【図4】 本発明に関する参考例の第2例を示す、図1と同様の図。
【図5】 同第3例を示す、図1と同様の図。
【図6】 同第4例を示す、図1と同様の図。
【図7】 従来構造の第1例を示す半部断面図。
【図8】 同第2例を示す部分断面図。
【図9】 本発明の効果を確認する為の行なったFEM構造解析の前提となる寸法を示す部分断面図。
【符号の説明】
1、1a 車輪支持用ハブユニット
2、2a、2b、2c、2e、2e、2f ハブ
3 内輪
4 外輪
5 転動体
6 フランジ
7 第一の内輪軌道
8 段部
9 第二の内輪軌道
10 雄ねじ部
11 ナット
12 段差面
13 第一の外輪軌道
14 第二の外輪軌道
15 取付部
16 係止凹部
17 空間
18 シールリング
19 組み合わせシールリング
20、20a、20b、20c、20d、20e 凹部
21 第一の曲面部
22 第二の曲面部
23 第三の曲面部
24 かしめ部
25 中心孔
26 円すい凹面部
27 球状凹面部
28 第一の円弧状凹面部
29 第二の円弧状凹面部
30 球状凹面部
31 第一の円すい凹面部
32 第二の円すい凹面部
33 底部
34 第一の円弧状凹面部
35 第二の円弧状凹面部
36 平坦面部
37 球状凹面部
Claims (2)
- 一端部外周面に車輪を結合支持する為のフランジを形成したハブと、このハブの中間部外周面に直接形成した第一の内輪軌道と、上記ハブの他端部に形成された、この第一の内輪軌道を形成した部分よりも外径寸法が小さくなった段部と、外周面に第二の内輪軌道を形成して上記段部に外嵌された内輪と、内周面に上記第一の内輪軌道に対向する第一の外輪軌道及び上記第二の内輪軌道に対向する第二の外輪軌道を形成した外輪と、上記第一、第二の内輪軌道と上記第一、第二の外輪軌道との間に、それぞれ複数個ずつ設けられた転動体と、上記段部に外嵌した内輪を上記ハブに対して固定する固定手段とを備え、このハブの一端面中央部に軽量化の為の円形の凹部を形成した車輪支持用ハブユニットに於いて、この凹部の内面は、この凹部の開口寄り部分に配置した、上記ハブの中心軸に対し傾斜した円すい凹面部の小径側端部と、曲率半径が一定である球状凹面部とを滑らかに連続させた形状であり、上記凹部の深さは、この凹部の開口部の直径の0.3〜0.8倍である事を特徴とする車輪支持用ハブユニット。
- 円すい凹面部のハブの中心軸に対する傾斜角度が、3〜30度である、請求項1に記載した車輪用ハブユニット。
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