JP4224846B2 - リモートコントローラ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、外部からの電波を受信することによって作動し、使い勝手を向上させることができるリモートコントローラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
テレビ受像機やビデオレコーダ、エアコンディショナなどの電気機器には、赤外線を介して本体部と交信するリモートコントローラが付属しており、これらの電気機器は、リモートコントローラ上の操作スイッチを介して遠隔操作することができる。なお、リモートコントローラには、電源用の電池が内蔵されており、電池が消耗すると、新品の電池を交換補充することが必要である。
【0003】
一方、一般家庭にも広く普及しているパーソナルコンピュータには、キーボードやマウスと呼ばれる操作機器が付属しており、これらの操作機器は、信号線、電源線を含む接続ケーブルを介してパーソナルコンピュータの本体部と接続されている。そこで、パーソナルコンピュータは、キーボードやマウスを介して任意に操作することができる。テレビゲーム機も同様であり、接続ケーブルを介して専用コントローラを本体部に接続し、専用コントローラ上の操作スイッチを操作してモニタ画面上のゲームを楽しむことができる。
【0004】
そこで、これらの機器のリモートコントローラ、操作機器、専用コントローラは、それぞれ本体部から分離しており、しかも本体部を任意に操作し得る点で共通しており、本体部に対するリモートコントローラ装置となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
かかる従来技術によるときは、リモートコントローラ装置は、電源用の電池を内蔵し、または電源線を含む接続ケーブルを介して本体部と接続しなければならないので、前者においては、電池の消耗と、それに伴う厄介な電池の交換補充が必要不可欠であり、後者においては、操作に際して接続ケーブルが邪魔になり、接続ケーブルの接触不良や断線事故などが避けられないという問題があった。
【0006】
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の問題に鑑み、外部からの電波を受信して作動用の電源電圧を得ることによって、内蔵の電池や、本体部と接続する接続ケーブルに伴う一連の問題を一掃して使い勝手を大きく向上させることができるリモートコントローラ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための請求項1の発明の構成は、本体部を操作する操作スイッチの操作内容をコード化し、送信部、送信アンテナを介して電波信号として本体部に送信する制御部と、外部からの電波を受信する複数の受信アンテナと、受信アンテナの出力電圧により制御部を作動させる電源部とを備えてなり、受信アンテナは、本体部からの電波の受信用と、本体部以外からの公共放送用の外来電波の受信用とを含み、各受信アンテナの非接地側の一端は、電源部のダイオードを介して一括接続し、制御部の電源端子に接続することをその要旨とする。
【0009】
請求項2の発明の構成は、異なる周波数の2波以上の電波信号を受信可能な本体部と、請求項1記載の複数のリモートコントローラ装置とからなり、リモートコントローラ装置は、本体部が受信可能な各周波数の電波信号を発信することをその要旨とする。
【0010】
【作用】
請求項1の発明の構成によるときは、受信アンテナは、外部からの電波を受信し、電源部は、受信アンテナの出力電圧により制御部を作動させる。すなわち、制御部は、内蔵の電池や、本体部と接続する接続ケーブルなどを全く必要とせず、受信アンテナと電源部とを介し、外部からの電波を受信して作られる電源電圧により正常に作動させることができる。
【0011】
受信アンテナは、本体部からの電波を受信することにより、電源部を介して制御部を一層安定に作動させることができる。なお、本体部からの電波は、たとえば13.56MHz とし、受信アンテナは、本体部側の送信アンテナに電磁結合させることが好ましい。
【0012】
受信アンテナは、本体部以外からの外来電波として、たとえば公共放送用のテレビ電波、ラジオ電波、携帯電話の中継用電波などを受信することにより、電源部を介し、制御部を作動させるための電源電圧を作ることができる。ただし、受信アンテナは、利用可能な外来電波のそれぞれに共振させる複数の受信アンテナを組み合わせ、各受信アンテナの出力電圧を統合して利用することが好ましい。また、このときの受信アンテナには、本体部からの電波を受信する受信アンテナを含んでいてもよく、含んでいなくてもよい。
【0013】
受信アンテナは、軸心方向が異なる複数のループアンテナを組み合わせることにより、外部からの電波の到来方向に拘らず、外部からの電波を効率よく受信することができる。ループアンテナは、一般に、軸心方向に鋭い受信指向性を有するからである。なお、ここでいうループアンテナは、二次元平面内に螺旋状に形成する空心のもの、円柱コア上にコイル状に形成する有心のもののいずれであってもよいものとし、受信アンテナは、これらのいずれか一方のみ、または双方を任意に組み合わせることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を以って発明の実施の形態を説明する。
【0015】
リモートコントローラ装置Rは、複数の受信アンテナAi (i=1、2…i)と、電源部11、制御部12とを備えてなる(図1、図2)。ただし、図1、図2のリモートコントローラ装置Rは、本体部Mを形成するテレビゲーム機の専用コントローラとして構成されている。
【0016】
受信アンテナAi は、それぞれ空心または有心のループアンテナであり、それぞれの軸心方向が異なるように、リモートコントローラ装置R内に組み込んで配設されている。なお、各受信アンテナAi の軸心方向は、少なくとも二次元方向に異ならせ、好ましくは三次元方向に異ならせるものとする。各受信アンテナAi には、共振用のコンデンサCi (i=1、2…i)が付設され、受信アンテナAi 、コンデンサCi は、本体部Mからの電波S2 に共振している。
【0017】
各受信アンテナAi の非接地側の一端は、電源部11のダイオードDi (i=1、2…i)を介して一括接続され、制御部12の電源端子Vddに接続されている。なお、ダイオードDi の出力側には、共通の平滑用のコンデンサCが接続されており、制御部12の接地端子Vssは、直接接地されている。
【0018】
制御部12には、本体部Mを操作する操作スイッチKj (j=1、2…j)が付設されている。なお、操作スイッチKj は、リモートコントローラ装置R上において、たとえば2群のジョイスティックスイッチK、Kとしてまとめられている。また、制御部12の出力は、送信部13を介して送信アンテナBに接続されている。制御部12は、操作スイッチKj の操作内容をコード化した上、送信部13、送信アンテナBを介し、電波信号S1 として本体部Mに送信することができる。
【0019】
本体部Mには、リモートコントローラ装置Rからの電波信号S1 を受信する受信アンテナAm が組み込まれている(図3)。受信アンテナAm には、共振用のコンデンサCm が付設され、受信アンテナAm の非接地側の一端は、受信部21、デコード部22を介してゲーム機本体23に接続されている。そこで、電波信号S1 を介して伝送されるリモートコントローラ装置Rの操作スイッチKj の操作内容は、デコード部22によって解読され、ゲーム機本体23を任意に操作することができる。なお、本体部Mには、送信アンテナBm を介して電波S2 を発信する送信部24が組み込まれている。
【0020】
リモートコントローラ装置Rにおいて、各受信アンテナAi は、本体部Mからの電波S2 を受信する。一方、電源部11は、ダイオードDi を介して各受信アンテナAi の出力電圧Vi (i=1、2…i)を整流し、電源電圧Vd として制御部12の電源端子Vddに供給して制御部12を正常に作動させる。そこで、操作者は、リモートコントローラ装置R上の操作スイッチKj を操作することにより、本体部Mの図示しないモニタ画面上のゲームを楽しむことができる。なお、複数の受信アンテナAi は、それぞれの軸心方向が異なるように配設されているため、本体部Mに対するリモートコントローラ装置Rの相対姿勢に拘らず、少なくとも1組が本体部Mからの電波S2 を良好に受信することができ、制御部12を安定に作動させることができる。
【0021】
【他の実施の形態】
本体部Mは、異なる周波数の2波以上の電波信号S1 、S1 …を受信可能としてもよい。各周波数の電波信号S1 を発信する複数のリモートコントローラ装置R、R…を介し、複数の操作者が同時に本体部Mのゲームを楽しむことができる。
【0022】
また、リモートコントローラ装置Rの受信アンテナAi は、その一部または全部を本体部M以外からの外来電波に共振させ、本体部M以外からの外来電波を受信するようにしてもよい。ただし、このときの外来電波は、特定の1波に限定してもよく、2波以上を選択してもよい。
【0023】
以上の説明において、本体部M、リモートコントローラ装置Rは、テレビゲーム機と、その専用コントローラとする他、テレビ受像機を含む任意の電気機器と、そのリモートコントローラとしてもよく、パーソナルコンピュータと、それを操作するキーボード、マウスなどの操作機器としてもよい。すなわち、この発明は、本体部Mから分離し、本体部Mを操作する任意のリモートコントローラ装置に広く適用することができる。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、制御部と、受信アンテナと、電源部とを設けることによって、制御部は、操作スイッチの操作内容を電波信号として本体部に送信し、電源部は、外部からの電波を受信する受信アンテナの出力電圧により制御部を作動させるから、電源用の電池を内蔵させたり、接続ケーブルを介して本体部と接続したりする必要が全くなく、電池や接続ケーブルに伴う一連の問題を一掃して、使い勝手を大きく向上させることができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体構成ブロック構成図
【図2】 使用状態概念図
【図3】 本体部のブロック構成図
【符号の説明】
R…リモートコントローラ装置
M…本体部
Kj (j=1、2…j)…操作スイッチ
Ai (i=1、2…i)…受信アンテナ
S1 …電波信号
S2 …電波
Claims (2)
- 本体部を操作する操作スイッチの操作内容をコード化し、送信部、送信アンテナを介して電波信号として本体部に送信する制御部と、外部からの電波を受信する複数の受信アンテナと、該受信アンテナの出力電圧により前記制御部を作動させる電源部とを備えてなり、前記受信アンテナは、本体部からの電波の受信用と、本体部以外からの公共放送用の外来電波の受信用とを含み、前記各受信アンテナの非接地側の一端は、前記電源部のダイオードを介して一括接続し、前記制御部の電源端子に接続することを特徴とするリモートコントローラ装置。
- 異なる周波数の2波以上の電波信号を受信可能な本体部と、請求項1記載の複数のリモートコントローラ装置とからなり、該リモートコントローラ装置は、前記本体部が受信可能な各周波数の電波信号を発信することを特徴とするテレビゲーム機。
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