JP4224645B2 - 携帯用カバー型ゴム雨靴 - Google Patents

Description

本発明は、伸縮自在のゴムで靴下状に作った携帯用カバー型ゴム雨靴に関するものである。

従来、雨天時には足元が濡れるのを防ぐため、雨の日専用に履く雨靴を使用していた。
近年、靴の上から履けるフリーサイズのビニール製雨靴が考案された（たとえば特許文献１参照）。

特開２００４−２７５６５６

そのために次のような問題点があった。
（イ）従来の雨靴は大きく嵩張るので、靴箱や玄関の場所を取り、携帯が困難なため急な雨に対応出来ず、雨が上がった後は目立つので履き続けるのに抵抗があった。
（ロ）足を入れる履き口が大きく作られているので、そこから雨が入ることもあった。
（ハ）フリーサイズのビニール製カバー型雨靴は、留め具が必要で着脱に手間がかかる。
（ニ）ビニール製なので滑りやすい。
（ホ）伸縮しないビニール製のフリーサイズなので大きめに作られており、靴との一体感が無いので履き心地に難点がある。
本発明は、これらの問題を解決するためになされたものである。

伸縮自在の薄いゴムで靴下状の靴を作る。足の裏からつま先にかけてゴムの厚みで凸状の滑り止めを設ける。足の指付け根の周囲をぐるりと巻く形でベルト状にゴムを補強する。履き口にずり落ち止めのゴムを補強する。以上を特徴とする携帯用カバー型ゴム雨靴である。
及び、携帯用カバー型ゴム雨靴の踵部分に穴を設ける。穴の周囲に輪状にゴムを補強する。以上を特徴とするハイヒール仕様の携帯用カバー型ゴム雨靴である。

（イ）薄くて伸縮自在なので、靴の大きさや形を問わず重ね履きが出来るため、靴との一体感があり、目立たず、履き心地が良い。
（ロ）丸めたり折り畳めたり出来るので嵩張らず、持ち歩きが容易で急な雨にも対応出来る。
（ハ）ゴム製なので水を弾く上に足や靴の形に密着しているので、足や靴が濡れず汚れない。
（ニ）留め具が不要なので、手軽に着脱出来る。
（ホ）歩行の際に最も力が加わる部分をベルト状に厚くしているので、靴と雨靴とがずれ難く、耐久性がある。
（ヘ）つま先部まで凸状の滑り止めを設けているので、ベルト状の厚い部分との相乗効果で安全性が高くなっている。
（ト）ハイソックス状に伸ばして、衣類までカバーすることが出来る。
（チ）ハイヒール仕様のヒールを通す穴の周囲にあるゴムの厚みが、ヒールとのずれを防止し、雨水の浸入を防ぐので、雨の日でも靴を汚さずにハイヒールを履くことが出来る。
（リ）素材にするゴムの種類や耐久性により、使い捨てタイプの携帯用カバー型ゴム雨靴を提供することも出来る。

以下、本発明の実施の形態について説明する。

第一実施例

（イ）伸縮自在の薄いゴムで、靴下状のカバー型雨靴１を作る。
（ロ）カバー型雨靴１を作る工程で、足の裏全体からつま先にかけてゴムの厚みで凸状の滑り止め２を設ける。
（ハ）カバー型雨靴１の足の指付け根に相当する部分をぐるりと巻くようにゴムを厚くしたずれ防止補強ベルト部３を設ける。
（ニ）カバー型雨靴１の履き口のゴムを厚くしてずり落ち止め４を設ける。

第二実施例

第一実施例の工程の後、踵部分に穴５を設け、穴５の周囲に輪状にゴムを厚くしたずれ止め遮水ゴム部６を設けて、ハイヒール仕様のカバー型雨靴７とする。
本発明は以上のような構成で、これを使用するときは、滑り止め２を下にしてずれ止め補強ベルト３が指の付け根部分にかかるように、靴の上から重ね履きで装着して使用する。ハイヒール仕様のカバー型雨靴７は、ヒールを穴５に通して使用する。
凸状の滑り止め２やずれ防止補強ベルト部３、ずり落ち止め４、ずれ止め遮水ゴム部６等の機能が、靴下状のゴムに組み込まれて雨靴を形成しているので、どのような靴を履いていても、重ね履きするだけで手軽に靴や足を防水することが出来る。

本発明の側面図 本発明の底面図 本発明の第二実施例の底面図 本発明の使用状態を示す斜視図 本発明の第二実施例の使用状態を示す斜視図 本発明の第二実施例の使用状態を示す背面斜視図 本発明の第二実施例の使用状態を示す部分拡大図

符号の説明

１ カバー型ゴム雨靴
２ 滑り止め
３ ずれ防止補強ベルト部
４ ずり落ち止め
５ 穴
６ ずれ止め遮水ゴム部
７ ハイヒール仕様のカバー型ゴム雨靴

Claims (2)

1. 伸縮自在の薄いゴムで靴下状の靴を作り、足の裏からつま先にかけてゴムの厚みで凸状の滑り止めを設け、足の指付け根の周囲をぐるりと巻く形でベルト状にゴムを補強し、履き口にずり落ち止めのゴムを補強したことを特徴とする携帯用のカバー型ゴム雨靴。
2. 踵部分に穴を設け、穴の周囲に輪状にゴムを補強し、ハイヒールのヒールを通せるようにした請求項１の携帯用カバー型ゴム雨靴。

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