JP4224010B2 - 基地局装置 - Google Patents

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Description

本発明は、移動局がハンドオーバを行いながら通信する無線通信システム等に用いられる基地局装置に関する。
複数の基地局と1つ以上の移動局とからなり、各移動局は少なくとも2つ以上の基地局のいずれか1つと接続することによって所望の通信を達成する無線通信システムにおいては、移動局が良好な通信品質を保つためにハンドオーバが必須となる。
ハンドオーバの機能は、一般に、接続中の基地局とは異なる基地局を探索する処理と、探索した基地局と現在接続している基地局を比較して通信品質が良好な基地局を選択する処理の2つの処理から構成される。この2つの処理のうち1つ目の基地局を探索する処理については、基地局が周辺基地局のリストを移動局に対して送信することにより、その処理を削減できることが知られている。
基地局が周辺基地局の情報を取得するには、例えば予め基地局を計画的に設置し相互の情報を入力しておく方法や、基地局どうしで情報をやりとりすることで相互の位置関係を調べる方法などがある。また、移動局から過去に接続した基地局の履歴を教えてもらうことにより、周辺基地局を調べる方法も知られている。
この種の先行技術としては、セル方式無線電話システムにおける基地局において、周辺の他の基地局の情報を感知していることを前提とし、他の基地局の情報を移動局に送信することにより、移動局のハンドオーバ先候補を限定し、ハンドオーバ処理を簡易にする技術が既に考案されている(例えば特許文献1参照)。
また、周辺の基地局の情報を得る方法については、移動局から過去に接続した基地局の履歴を受け取ることにより周辺基地局の情報を調べる方法が知られている(例えば特許文献2参照)。
特開平6-77888号公報 特開2003-258900号公報
しかしながら、上記したいずれの方法も、周辺基地局の情報には方向の情報が含まれていないことから、例えば基地局の北に位置する移動局に対して、基地局の南に位置する周辺基地局をハンドオーバ先候補として伝えてしまう、誤通知が起こり得る。
この場合、移動局は、通知されたハンドオーバ先候補の基地局、つまりハンドオーバ先となり得ない基地局に対して通信品質を評価する処理を行うことになり、無駄な電力を消費してしまうという問題があった。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、移動局の消費電力を低減することができる基地局装置を提供することを目的としている。
上記した課題を解決するために、本発明の基地局装置は、移動局と通信中に、周辺の基地局装置からの電波を受信して得た電力を測定して、前記移動局が前記周辺の基地局装置へバンドオーバを行うための通信品質情報を作成し前記移動局へ送信する基地局装置において、前記移動局および周辺の基地局装置より電波を受信するアンテナと、前記アンテナの指向性パターンを所望の方向へ向けるように可変するアンテナ指向性パターン可変手段と、前記アンテナ指向性パターン可変手段により前記アンテナの指向性パターンを可変して通信中の前記移動局に対して通信品質が良好となる方向に向いた指向性パターンを選定する選定手段と、前記選定手段により選定された前記移動局への通信品質が良好となる方向に向いたアンテナの指向性パターンの状態で前記周辺の基地局装置の電力を測定する電力測定手段と、前記電力測定手段により前記アンテナの指向性パターンの状態で測定された前記周辺の基地局装置の電力に基づいて前記周辺の基地局装置毎の通信品質情報を作成する通信品質情報作成手段と、前記通信品質情報作成手段により作成された前記周辺の基地局装置毎の通信品質情報を前記通信中の前記移動局へ送信する手段とを具備したことを特徴とする。
また本発明の基地局装置は、移動局と通信中に、周辺の基地局装置からの電波を受信して得た電力を測定して、前記移動局が前記周辺の基地局装置へバンドオーバを行うための通信品質情報を作成し前記移動局へ送信する基地局装置において、前記移動局および周辺の基地局装置より電波を受信するアンテナと、前記アンテナの指向性パターンを所望の方向へ向けるように可変するアンテナ指向性パターン可変手段と、前記アンテナ指向性パターン可変手段により前記アンテナの指向性パターンを可変して通信中の移動局に対して通信品質が良好となる方向に向いた第1の指向性パターンと無指向性の第2の指向性パターンとを選択する手段と、前記選択された前記移動局への通信品質が良好な第1の指向性パターンの状態で前記周辺の基地局装置の電力を測定する第1の電力測定手段と、前記選択された第2の指向性パターンの状態で前記周辺の基地局装置の電力を測定する第2の電力測定手段と、前記第1及び第2の電力測定手段によりそれぞれ測定された前記周辺の基地局装置の電力に基づいて前記周辺の基地局装置毎の通信品質情報を作成する通信品質情報作成手段と、前記通信品質情報作成手段により作成された前記周辺の基地局装置毎の通信品質情報を前記通信中の前記移動局へ送信する手段とを具備したことを特徴とする。
本発明では、移動局と通信中の基地局装置は、通信中の移動局に対して通信品質が良好となるようにアンテナの指向性を可変し、移動局毎に周辺基地局の方向を加味した周辺基地局の情報を基地局リストに載せて移動局へ送信するので、移動局は、ハンドオーバ先として適した方向の基地局へハンドオーバを行えるようになり、方向違いの基地局、つまりハンドオーバ先となり得ない基地局に対して通信品質を評価する処理を無駄に行わずに済むようになる。この結果、移動局は、通信に適した基地局と通信を効率的に行えるようになる。
以上説明したように本発明によれば、移動局の消費電力を低減することができる。
以下、図面を参照しながら本実施の形態について詳細に説明する。
まず、本発明に係る無線通信システムの構成について説明する。図1はこの実施形態の無線通信システムの構成を示す図、図2は図1の無線通信システムの基地局の構成を示す図、図3は基地局の基地局リスト作成器の構成を示す図、図4は基地局リストを示す図である。
図1に示すように、この実施形態の無線通信システムは、基地局装置として基地局1と、この基地局1の周辺に点在して配置された少なくとも一つの周辺基地局(周辺基地局3,周辺基地局4)と、基地局1と通信中に、基地局1から通知されたハンドオーバ先候補(周辺基地局3あるいは周辺基地局4)に対して通信品質を評価する処理を行い、現在よりも通信品質のよいハンドオーバ先へハンドオーバを行う移動局2とから構成されている。
基地局1は、図2に示すように、移動局2、周辺基地局3および周辺基地局4より電波を受信するアンテナ21と、それぞれアンテナ21を通じて信号を受信する複数の無線部22と、これら無線部22によりそれぞれ受信されたアナログの受信信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換器23(アナログ/デジタルコーデック:以下ADC23と称す)と、これらADC23からの信号からアンテナパターンを選択するアンテナパターン選択器24と、各アンテナ21により受信された信号に対してウェイトをかける複数の乗算器25と、アンテナパターン選択器24により選択されたアンテナパターンへ切り替えるように各乗算器25を制御するアンテナパターン切り替え器26と、複数の乗算器25から入力される信号を加算する加算器27と、復調器28と、基地局履歴取得器29と、受信基地局判定器30と、電力測定器31と、トラフィック測定器32と、基地局リスト作成器33と、変調器34と、デジタルアナログ変換器35(デジタル/アナログコーデック:以下DAC35と称す)と、このDAC35により変換された送信用のアナログ信号をアンテナ37を通じて送信する無線部36とを備えている。なお、他の周辺基地局3,4についても上記とほぼ同様の構成である。
アンテナパターン選択器24は、通信中の移動局2に対して通信状態がよくなるウェイトを計算して出力する。アンテナパターン選択器24により行われるアンテナパターンの選択とは、上記ウェイトを計算することである。通信中の移動局2に対して通信状態がよくなるウェイトを計算する方法としては、例えば最大比合成などを用いる。こうして計算されたウェイトがアンテナパターン切り替え器26へ出力される。無指向性のアンテナパターンを生成する場合は、複数のアンテナ21のうち1つを無指向性なものにし、この一つのアンテナ以外のアンテナに対応するウェイトを全て0にすることで実現する。
つまり、アンテナパターン選択器24は、アンテナパターン切り替え器26がアンテナ21の指向性を可変して通信中の移動局に対して通信品質が良好となるアンテナ21の指向性であるアンテナパターンを選定する選定手段として機能する。
アンテナパターン切り替え器26は、アンテナパターン選択器24から受け取ったウェイトを乗算器25へ出力する。アンテナパターン切り替え器26は、各乗算器25へ出力するウェイトを切り替えることで、復調器28に入力される信号のアンテナパターンをさまざまに可変する。加算器27には、ウェイトを乗算された信号が入力される。
加算器27は、各乗算器25から入力された信号を加算合成することによりアンテナパターンの切り替えを行う。つまり、アンテナパターン切り替え器26、乗算器25、加算器27は、アンテナ21の指向性であるアンテナパターンを可変する指向性可変手段として機能する。
電力測定器31は、加算器27から出力される信号の2乗和をとることにより、信号電力を測定する。つまり、電力測定器31は、アンテナパターン選択器24により選定された指向性としたアンテナ21により周辺基地局3,4の電力を測定する電力測定手段として機能する。
また、電力測定器31は、指向性可変手段により生成された第1の指向性としたアンテナ21により周辺基地局3,4の電力を測定する第1の電力測定手段と、指向性可変手段により生成された第2の指向性としたアンテナ21により周辺基地局3,4の電力を測定する第2の電力測定手段として機能する。
トラフィック測定器32は、電力測定器31から出力される電力を一定期間モニタリングして、電力が予め設定された所定の閾値を超える時間の割合を求めることで、トラフィックを測定する。
基地局リスト作成器33は、電力測定器31で測定された電力とその電力が測定された基地局との関連付けを行う。基地局リスト作成器33は、トラフィック測定器32により測定されたトラフィックがどの基地局に対応するものなのかを判定する。基地局リスト作成器33は、電力測定器31により測定された周辺基地局3,4の電力に基づいて周辺基地局3,4毎の通信品質情報を作成する通信品質情報作成手段として機能する。
基地局履歴取得器29は、復調器28から入力されたデータ(移動局2から受信されたデータ)の中から移動局2が過去に基地局と接続した通信履歴データ(基地局履歴)を抽出して出力する。基地局履歴は、移動局2と基地局1間で通信されるデータの中に埋め込まれて移動局2から送信され、基地局1に受信される。
受信基地局判定器30は、現在受信している信号がどの基地局のものなのかを判定すると基地局同定手段として機能する。基地局が受信した信号のデータの一部には、これを送信した基地局に対応する情報が含まれており、受信基地局判定器30は、この情報を取り出すことにより基地局を同定する。ここで同定した基地局を基地局リスト作成器33へ出力ことにより、電力やトラフィックといったデータがどの基地局に対応したものなのかを同定できる。
基地局リスト作成器33は、図3に示すように、スイッチ40、複数の品質算出手段(第1品質算出器41、第2品質算出器42、第3品質算出器43、第4品質算出器44)と、第2品質算出器42に入力された電力により通信品質を算出した結果と重み付け値αとを乗算する乗算器45と、第3品質算出器43に入力されたトラフィックにより通信品質を算出した結果と重み付け値βとを乗算する乗算器46と、第4品質算出器44に入力された基地局履歴により通信品質を算出した結果と重み付け値γとを乗算する乗算器47と、各周辺基地局との通信品質算出結果の一覧表である基地局リストを保存するメモリ48と、このメモリ48より基地局リストを読み出して出力するリスト作成器49とを備えている。
スイッチ40には、電力信号が入力される。スイッチ40は、アンテナパターン切り替え器26から通知されたアンテナパターンが無指向性に対応するものであった場合には、第1品質算出器41へ、そうでない場合には、第2品質算出器42へ電力信号を出力する。
第1品質算出器41は、入力された電力信号に基づき通信品質を算出する。第2品質算出器42は、入力された電力信号に基づき通信品質を算出する。第3品質算出器43は、周辺基地局3,4のトラフィックに基づき通信品質を算出する。第3品質算出器43は、周辺基地局3,4のトラフィックを測定するトラフィック測定手段として機能する。第4品質算出器44は、移動局2から受信された基地局履歴に基づき通信品質を算出する。上記アンテナ21、無線部22、ADC23、基地局履歴取得器29、第4品質算出器44等は、移動局2が作成した過去に接続した基地局の通信履歴を移動局2より取得する手段として機能する。
基地局リスト作成器33には、基地局リストを保存するためのメモリ48が設けられている。このメモリ48には、周辺基地局3,4を同定するための情報と、その基地局3,4の品質を示す情報が対応付けられて保存されている。
基地局リスト作成器33に電力、トラフィック、基地局履歴といった情報が入力されると、基地局リスト作成器33では、それぞれに対応する品質算出器41〜44によって品質情報に変換されてメモリ48に記憶される。
第1品質算出器41以外の品質算出器、つまり第2品質算出器42〜第4品質算出器44から出力される品質については、それぞれ重み付け値α、β、γをかけた結果とする。このようにすることで、それぞれの品質算出器41〜44から出力される品質に対して重要度に応じた重み付けを行うことができる。
メモリ48には、これらの品質情報と同時に、受信基地局を同定するための情報も入力される。メモリ48内にこの基地局が含まれる場合には、その基地局に対応する品質を更新する。メモリ48内にこの基地局が含まれていない場合には新たに基地局を登録する。以上のようにして基地局リスト保存用のメモリ48内のデータを更新する。
リスト作成器49は、基地局リスト保存用のメモリ48内の全てのデータ、または上位一部のデータを取り出してリストを生成し、このデータを変調器34へ送る。このデータは変調器34によって変調された後、DAC35によりアナログ信号に変換され、無線部36及びアンテナ37によって移動局2へ送信される。つまり、変調器34、DAC35、無線部36及びアンテナ37は、作成された基地局リスト50(図4参照)を通信中の移動局2へ送信する手段として機能する。
図4に示すように、基地局リスト50は、自局から電波を受信可能な基地局毎にそれぞれの通信品質情報が記憶された通信品質管理テーブルである。基地局特定情報とは、例えばIPアドレス、MACアドレス、基地局識別情報(BSSID)といった固有のID、使用している周波数情報、使用している拡散符号、同期に必要なタイミング情報などがあげられる。また、この基地局特定情報は、基地局1が周辺基地局3、4の電力を測定する際に合わせて取得する。
通信品質情報とは、測定した電力値をそのまま用いてもよく、また値を間引くことによって圧縮した情報を用いてもよく、通信品質の優劣の順番を示す値を用いてもよい。
続いて、図5を参照してこの無線通信システムの動作を説明する。図5はこの無線通信システムの第1動作例を示すフローチャートである。
基地局1では、複数のアンテナ21で受信される信号に基づいて乗算器25でウェイトをかけることで、アンテナ21の指向性パターン(以下アンテナパターンという)を変えつつ、移動局2から受信された信号の電力を測定することで、通信中の移動局2に対して通信品質が良好となるアンテナパターンを選定する。
つまり、基地局1では、アンテナパターン選択器24が、通信中の移動局2に適切なアンテナ21の指向性(アンテナパターン)を決定し(図5のS101)、アンテナパターン切り替え器26は、その決定したアンテナパターンとなるように乗算器25のウェイトを可変することで、アンテナ21の指向性を切り替える。
アンテナパターンを切り替える方法としては、この例のように複数のアンテナ21からの受信信号を重み付け合成することにより行う方法の他、アンテナ21自体に指向性があるもの複数用意し、これを切り替えることによって行う方法や、アンテナ21自体に指向性があるものを1つ用意して、このアンテナ21の向きを物理的に変えることで行う方法などがある。
通信中の移動局2に対して通信品質が良好となるアンテナパターンを選択する方法としては、複数のアンテナパターンを切り替えて通信品質を比較することによって最良のパターンを見つけ出す方法がある。
複数のアンテナ21からの受信信号を重み付け合成する場合には、各アンテナ21から受信した信号を用いて重み付け合成後の信号の受信特性がよくなるように重みを計算することで通信品質が良好となるアンテナパターンを選択(選定)する。受信特性がよくなるように重みを計算する方法としては、例えば最大比合成などの技術を用いる。
このようにして基地局1のアンテナパターン選択器24が、通信中の移動局2に対して適切なアンテナパターンを決定し、アンテナパターン切り替え器26が、各乗算器25へのウェイトを可変してアンテナ21の指向性を、決定したアンテナパターンへ切り替えると、次に電力測定器31は、そのアンテナパターンにて周辺基地局3,4の電力を測定する(S102)。
一般に基地局1は、自局(この基地局1)に接続している全移動局2に対して制御情報といった情報をブロードキャスト通信する。例えば802.11の無線LANではビーコンパケットがブロードキャストされる。また、W-CDMAではCPICHというチャネルがブロードキャストされる。こういったブロードキャストされる情報を周辺基地局3,4から受信することにより、電力測定器31は、周辺基地局3,4の電力を測定する。
なお、周辺基地局と搬送周波数が異なる場合には、周波数を切り替えて受信を行うことにより周辺基地局の電力を測定する。周辺基地局と搬送周波数が同じで符号分割多重されている場合には、周波数を切り替えずに受信し、デジタル信号処理により周辺基地局からの信号を分離し電力を測定する。
このようにして測定した周辺基地局3,4の電力は、通信中の移動局2に対してアンテナパターンを向けた状態で測定した電力であるため、この移動局2に近い周辺基地局ほど高い電力が観測される。例えば図1では、基地局1は通信中の移動局2に対してアンテナパターン1を選択し、このアンテナパターン1を用いて周辺基地局3と周辺基地局4の電力を測定する。図1の例では、アンテナパターン1が通信中の移動局2の方向を向いているので、周辺基地局4よりも周辺基地局3の電力の方が高く観測されることが予想される。ここで測定したデータと、基地局1を特定する情報とを組み合わせて基地局リスト50(図4参照)を作成する(S103)。
このようにして基地局リスト作成器33で作成された基地局リスト50は、内部のメモリ48に記憶された後、リスト作成器49により所定のタイミングで読み出されて、基地局リスト作成器33から変調器34、DAC35、無線部36、アンテナ37という順に送られて、基地局1から通信中の移動局2へ送信される(S104)。
基地局リスト50を送信する手段としては、基地局リスト50を送信する専用の送信部を用いてもよく、また、通常の通信手段にて他のデータや制御情報を送る際にこれらの情報と共に送信してもよい。基地局リスト50を送信するタイミングは、定期的であってもよく、電力測定器31が電力測定を行った結果、移動局2との通信品質が低下したと判定したときでもよい。また、メモリ48の基地局リスト50を更新するタイミングは、基地局リスト50を送信する直前が望ましいが、これができない場合は、事前に基地局リスト50を作成しておいてもよい。
移動局2が基地局リスト50を受信すると、移動局2は、この基地局リスト50に基づいてハンドオーバを試みる(S105)。なお、基地局リスト50にあるすべての基地局に対してハンドオーバを試みてもよく、通信品質情報に基づいて上位いくつかの基地局に対してのみハンドオーバを試みてもよい。いずれにしても、受信された基地局リスト50の通信品質情報に基づいて通信品質の良好なものから順にハンドオーバを試みる。
移動局2がハンドオーバを試みるタイミングは、基地局リスト50を受信した直後でもよく、現在接続中の基地局1との通信品質が低下したことが検知されたときでもよい。
このようにこの第1動作例によれば、基地局1から移動局2へ、方向を加味して作成した周辺基地局3,4毎の通信品質情報である基地局リスト50が送られ、この基地局リスト50を受信した移動局2は、通信品質の高い周辺基地局3をハンドオーバ先の候補としてハンドオーバを試みるので、ハンドオーバ先となる可能性が低い周辺基地局4についてハンドオーバを試みることがなくなり、ハンドオーバを効率的に行うことができ、移動局2の低消費電力化を行うことができる。なお、基地局1でスマートアンテナ等を用いることにより、周辺基地局3,4と連携することなく、移動局2との通信により精度よい基地局リスト50を作成することができる。
すなわち、移動局2は、基地局1から受信した基地局リスト50に基づいてハンドオーバを行うことで、ハンドオーバに関わる処理を削減でき、その結果、低消費電力化を実現できる。
次に、図6を参照してこの無線通信システムの第2動作例について説明する。図6はこの無線通信システムの第2動作例を示すフローチャートである。
この第2動作例では、基地局1では、アンテナパターン切り替え器26およびアンテナパターン選択器24が、はじめに、通信中の移動局2に対して適切な指向性のあるアンテナパターンを決定し(図6のS201)、アンテナ21の指向性をそのアンテナパターンへ切り替える。電力測定器31は、このアンテナパターンを用いて周辺基地局3,4の電力を測定する(S202)。なお、ここで測定した電力を、後で測定する電力と区別するために個別移動局用の周辺基地局電力と呼ぶことにする。
次に、アンテナパターン切り替え器26およびアンテナパターン選択器24は、アンテナ21の指向性を、無指向性としたアンテナパターンへ切り替え、電力測定器31は、無指向性のアンテナパターンにて周辺基地局3,4の電力を測定する(S203)。なお、ここで測定した電力を全移動局用の周辺基地局電力と呼ぶことにする。無指向性のアンテナパターンとは、全方向への利得がほぼ同じアンテナ、もしくは水平面360度の利得がほぼ同じアンテナを示す。
基地局リスト作成器33は、このようにして取得した、個別移動局用の周辺基地局電力と全移動局用の周辺基地局電力から通信品質情報を作成する(S204)。個別移動局用の周辺基地局電力では、通信中の移動局2に対してアンテナパターンを向けた状態で測定した電力であるため、この移動局2に近い周辺基地局3ほど高い電力が観測される。
つまり、アンテナパターン切り替え器26およびアンテナパターン選択器24は、アンテナ21の指向性を可変して通信中の移動局に対して通信品質が良好となる第1の指向性と無指向性の第2の指向性とを生成し、電力測定器31は、それぞれの指向性で周辺基地局3,4の2つの電力を測定し、基地局リスト作成器33は、2つの電力測定結果に基づいて周辺基地局3,4毎の通信品質情報である基地局リストを作成する。
しかしながら、アンテナパターンが向いていない方向に存在する基地局であっても、距離的に近くにあるものについては電力が強く見えてしまう場合がある。これに対し、全移動局用の周辺基地局電力ではアンテナパターンに指向性がないため、電力が大きいほど距離が近い可能性が高いことが判定できる。
すなわち、個別移動局用の周辺基地局電力が同じ値となる基地局が複数存在した場合、全移動局用の周辺基地局電力の小さい基地局の方が、移動局2の近くに存在する可能性が高いことになる。
このような判定結果に基づいて、例えば、まずは個別移動局用の周辺基地局電力に基づいて通信品質情報の値の設定または順位設定を行い、ここで差がでなかったものについては全移動局用の周辺基地局電力の小さい方の通信品質情報の値を上げるかまたは順位をあげるという方法が考えられる。
他にも、全移動局用の周辺基地局電力に重みをかけて個別移動局用の周辺基地局電力から引いたものを新たな電力値として扱い、これをもとに通信品質情報をつくる方法が考えられる。この場合も、新たな電力値をそのまま通信品質情報として用いてもよく、値を間引くことによって圧縮した情報を用いてもよく、通信品質の優劣の順番を示す値を用いてもよい。このようにして作成した通信品質情報と、基地局を特定する情報を組み合わせて基地局リスト50を作成する。
このようにして作成した基地局リスト50は、基地局1から移動局2へ送信される(S205)。
移動局2は、基地局1から受信した基地局リスト50に基づいてハンドオーバを試みる(S206)。
このようにこの第2動作例によれば、アンテナパターン切り替え器26およびアンテナパターン選択器24は、アンテナ21の指向性を可変して通信中の移動局に対して通信品質が良好となる第1の指向性と無指向性の第2の指向性とを生成し、電力測定器31は、それぞれの指向性で周辺基地局3,4の2つの電力を測定し、基地局リスト作成器33は、2つの電力測定結果に基づいて周辺基地局3,4毎の通信品質情報である基地局リストを作成することで、周辺基地局3,4と移動局2との方向差の同定精度が向上するので、第1動作例と比べてさらに精度のよい基地局リスト50を作成できるので、ハンドオーバを効率的に行うことができ、移動局2の低消費電力化を行うことができる。
次に、この無線通信システムの第3動作例について説明する。図7はこの無線通信システムの第3動作例を示すフローチャートである。
この第3動作例の場合、基地局1では、アンテナパターン切り替え器26およびアンテナパターン選択器24が、はじめに、第1動作例と同様に、通信中の移動局2に対して適切なアンテナパターンを決定し(図7のS301)、電力測定器31は、このアンテナパターンを用いて周辺基地局3,4の電力を測定する(S302)。
まて、基地局1では、第3品質算出器43が、周辺基地局3,4のトラフィックを測定する(S303)。周辺基地局3,4のトラフィックを測定する方法は、例えば時分割多重されているシステムであれば、時間的にみて電力が強くなる割合を測定することでトラフィックを推定できる。また周波数分割多重されているシステムであれば、全帯域のうち電力が強くなっている帯域の割合を測定することでトラフィックを推定できる。
基地局リスト作成器33は、このようにして取得した、周辺基地局の電力と周辺基地局のトラフィックから通信品質情報を作成する(S304)。
一般に、移動局2は、電力が強くなる基地局と接続することが望ましい。しかしながら、電力が強くなる基地局のトラフィックが多かった場合、この移動局が占有できる帯域が狭まってしまうため、場合によっては多少電力が小さくてもトラフィックが少ない基地局と接続する方が通信品質を向上できることがある。
このようなケースを前提にして、基地局リスト作成器33は、電力測定器31により測定された周辺基地局3,4の電力に基づいて基地局リスト50の通信品質情報の値の設定または順位設定を行い、ここで差が生じなかったものについてはトラフィックの小さい方の通信品質情報の値を上げるか、または順位を上げるという方法により差を出す。
他にも、トラフィックの大きさに重みをかけて周辺基地局3,4の電力から差し引いたものを新たな電力値として扱い、これを基に通信品質情報を作るといった方法が考えられる。この場合も、新たな電力値をそのまま通信品質情報として用いてもよく、値を間引くことによって圧縮した情報を用いてもよく、通信品質の優劣の順番を示す値を用いてもよい。
このようにして作成した通信品質情報と、基地局を特定する情報を組み合わせて基地局リスト50を作成する。
このようにして基地局リスト作成器33が作成した基地局リスト50は、基地局リスト作成器33から、変調器34、DAC35、無線部36という順に送られて、移動局2へ送信される(S305)。
移動局2は、受信した基地局リスト50に基づいてハンドオーバを試みる(S306)。
このようにこの第3動作例によれば、周辺基地局3,4のトラフィックを測定するトラフィック測定手段としての第3品質算出器43を備え、基地局リスト作成器33は、電力測定器31により測定された周辺基地局3,4の電力と第3品質算出器43により測定された周辺基地局3,4のトラフィックとを基に周辺基地局3,4毎の通信品質情報を作成するので、距離的には近くてもトラフィックが多いせいで通信品質がよくならないといったケースを回避でき、第1動作例と比べてさらに精度のよい基地局リスト50を作成できるので、ハンドオーバを効率的に行うことができ、移動局2の低消費電力化を行うことができる。
次に、図8,図9を参照してこの無線通信システムの第4動作例について説明する。図8はこの無線通信システムの第4動作例を示すフローチャート、図9はメモリ48に設定される基地局履歴管理テーブルを示す図である。
この第4動作例では、移動局2が基地局1に対して接続する際、この移動局2が過去に接続していた基地局1,3,4などの接続履歴の情報をこれから接続する基地局1に対して送信する(図8のS401)。
基地局1では、基地局履歴取得器29が、移動局2から受信して取得した接続履歴を基地局履歴としてメモリ48の基地局履歴管理テーブル71に保存する。
図9に示すように、基地局履歴管理テーブル71は、基地局1に接続してきた全ての移動局2からの情報を一つにまとめて管理するためのテーブルであり、移動局が過去の通信履歴として基地局にどのくらい接続していたかを表している。
例えばある移動局2がこの基地局1に接続する際に、これよりも2つ前に他の基地局に接続していたものとすると、基地局履歴管理テーブル71の「X_12」が1つインクリメントされる。基地局履歴管理テーブル71の基地局履歴情報は、定期的にリセットしてもよく、バッファを規定して、これを超える情報については古いものから順に消去するようにしても良い。
このようにして作成した基地局履歴管理テーブル71の基地局履歴情報から、基地局1に対してハンドオーバをする可能性の高い周辺基地局が分かる。例えば、道路や障害物といった地理的な条件から、ここを移動する移動局がハンドオーバする際にたどる可能性が高い経路が存在する場合は、基地局履歴管理テーブル71を参照することで、これを推定することができる。
移動局2が基地局1に接続すると、第1動作例と同様に、基地局1では、アンテナパターン選択器24およびアンテナパターン切り替え器26が、通信中の移動局2に対して適切なアンテナパターンを決定し(S402)、電力測定器31は、このアンテナパターンにて周辺基地局3,4の電力を測定する(S403)。
基地局リスト作成器33は、このようにして取得した、周辺基地局3,4の電力と基地局履歴管理テーブル71の基地局履歴情報とから通信品質情報を作成する(S404)。この場合、基地局リスト作成器33は、まず周辺基地局3,4の電力に基づいて通信品質情報の値の設定または順位設定を行い、ここで差がでなかったものについては基地局履歴情報の1回前の接続回数が大きい方の基地局の通信品質情報の値を上げるか、または順位を上げるという方法で差を出す。他にも、基地局履歴情報の1回前の接続回数に重みをかけて周辺基地局の電力に加えたものを新たな電力値として扱い、これを基に通信品質情報を作る方法等が考えられる。
この場合も、新たな電力値をそのまま通信品質情報として用いてもよく、値を間引くことによって圧縮した情報を用いてもよく、通信品質の優劣の順番を示す値を用いてもよい。このようにして作成した通信品質情報と、基地局を特定する情報とを組み合わせて基地局リスト50を作成する。
このようにして基地局リスト作成器33により作成された基地局リスト50は、基地局リスト作成器33から、変調器34、DAC35、無線部という順に送られて、移動局2へ送信される(S405)。
移動局2は、受信した基地局リスト50に基づいてハンドオーバを試みる(S406)。
このようにこの第4動作例によれば、基地局1は、移動局2が作成した過去に接続した基地局の通信履歴を移動局2より取得する手段としての基地局履歴取得器29を備え、基地局リスト作成器33は、電力測定器31により測定された周辺基地局3,4の電力と移動局2より受信された通信履歴とを基に周辺基地局3,4毎の通信品質情報である基地局リスト50を作成するので、例えば地理的な条件などでハンドオーバ候補となりやすい周辺基地局3,4を特定することができ、基地局1は、この通信履歴を用いることで、より精度の高い基地局リスト50を作成し、移動局2へ送ることができる。つまり、第1動作例と比べてさらに精度のよい基地局リスト50を作成できるので、ハンドオーバを効率的に行うことができ、移動局2の低消費電力化を行うことができる。
次に、図10を参照してこの無線通信システムの第5動作例について説明する。図10はこの無線通信システムの第5動作例を示すフローチャートである。
この第5動作例では、移動局2は、基地局1に対して、基地局リスト50の送信を要求する(S501)。このタイミングは、定期的であっても良く、基地局1との通信品質が低下したことが検出されたときでも良い。
移動局2からの基地局リストの送信要求を基地局1が受信すると、基地局1のリスト作成器49は、最近作成した基地局リスト50がメモリ48にあるかどうかを、メモリ48をチェックすることで判定する(S502)。
この判定の結果、最近作成した基地局リスト50が存在する場合(S502のYes)、リスト作成器49は、その基地局リスト50をメモリ48から読み出して移動局1へ送信する(S506)。
移動局1は、基地局1から送信されてきた基地局リスト50に基づいてハンドオーバを試みる(S507)。
一方、最近作成した基地局リスト50がメモリ48に存在しない場合(S502のNo)、第1動作例と同様に、基地局1では、アンテナパターン選択器24が、通信中の移動局2に対して適切なアンテナパターンを決定し(S503)、そのアンテナパターンとなるようにアンテナ21の指向性をアンテナパターン切り替え器26が切り替える。
電力測定器31は、切り替えられたアンテナパターンにて受信された周辺基地局3,4の信号の電力を測定し(S504)、電力測定結果を基地局リスト作成器33へ送る。
基地局リスト作成器33は、電力測定器31から受け取った電力測定結果、つまり周辺基地局3,4の電力に基づいて基地局リスト50を作成し(S505)、この基地局リスト50を移動局2へ送信する(S506)。移動局2は基地局1から受信された基地局リスト50に基づいてハンドオーバを試みる(S507)。
このようにこの第5動作例によれば、移動局2が基地局リスト送信要求を基地局1へ自発的に送信し、この要求に応答する形で基地局1から送られてきた基地局リスト50を基にハンドオーバを行う。つまり、移動局2がハンドオーバを必要としているときに基地局1で基地局リスト50を作成あるいはメモリから読み出して移動局2に送るので、基地局1との無線通信がさらに少なくなり、ハンドオーバをより効率的に行うことができる。すなわち、移動局2の側から要求があったときだけ、基地局リスト50を作成し送信するので、不要な通信を削減でき、移動局2の低消費電力化を行うことができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の実施の形態の無線通信システムの構成を示すブロック図。 図1の無線通信システムの基地局の構成示す図。 図2の基地局の基地局リスト作成器の構成を示す図。 基地局リストを示す図。 この無線通信システムの第1動作例を示すフローチャート。 この無線通信システムの第2動作例を示すフローチャート。 この無線通信システムの第3動作例を示すフローチャート。 この無線通信システムの第4動作例を示すフローチャート。 基地局履歴管理テーブルを示す図。 この無線通信システムの第5動作例を示すフローチャート。
符号の説明
1…基地局、2…移動局、3…周辺基地局、4…周辺基地局、21…アンテナ、21…各アンテナ、22…無線部、23…デジタル変換器(ADC)、24…アンテナパターン選択器、25…乗算器、26…アンテナパターン切り替え器、27…加算器、28…復調器、29…基地局履歴取得器、30…受信基地局判定器、31…電力測定器、32…トラフィック測定器、33…基地局リスト作成器、34…変調器、35…デジタルアナログ変換器(DAC)、36…無線部、37…アンテナ、40…スイッチ、41…第1品質算出器、42…第2品質算出器、43…第3品質算出器、44…第4品質算出器、45,46,47…乗算器、48…メモリ、49…リスト作成器、50…基地局リスト、71…基地局履歴管理テーブル。

Claims (3)

  1. 移動局と通信中に、周辺の基地局装置からの電波を受信して得た電力を測定して、前記移動局が前記周辺の基地局装置へバンドオーバを行うための通信品質情報を作成し前記移動局へ送信する基地局装置において、
    前記移動局および周辺の基地局装置より電波を受信するアンテナと、
    前記アンテナの指向性パターンを所望の方向へ向けるように可変するアンテナ指向性パターン可変手段と、
    前記アンテナ指向性パターン可変手段により前記アンテナの指向性パターンを可変して通信中の前記移動局に対して通信品質が良好となる方向に向いた指向性パターンを選定する選定手段と、
    前記選定手段により選定された前記移動局への通信品質が良好となる方向に向いたアンテナの指向性パターンの状態で前記周辺の基地局装置の電力を測定する電力測定手段と、
    前記電力測定手段により前記アンテナの指向性パターンの状態で測定された前記周辺の基地局装置の電力に基づいて前記周辺の基地局装置毎の通信品質情報を作成する通信品質情報作成手段と、
    前記通信品質情報作成手段により作成された前記周辺の基地局装置毎の通信品質情報を前記通信中の前記移動局へ送信する手段と
    を具備したことを特徴とする基地局装置。
  2. 移動局と通信中に、周辺の基地局装置からの電波を受信して得た電力を測定して、前記移動局が前記周辺の基地局装置へバンドオーバを行うための通信品質情報を作成し前記移動局へ送信する基地局装置において、
    前記移動局および周辺の基地局装置より電波を受信するアンテナと、
    前記アンテナの指向性パターンを所望の方向へ向けるように可変するアンテナ指向性パターン可変手段と、
    前記アンテナ指向性パターン可変手段により前記アンテナの指向性パターンを可変して通信中の移動局に対して通信品質が良好となる方向に向いた第1の指向性パターンと無指向性の第2の指向性パターンとを選択する手段と、
    前記選択された前記移動局への通信品質が良好な第1の指向性パターンの状態で前記周辺の基地局装置の電力を測定する第1の電力測定手段と、
    前記選択された第2の指向性パターンの状態で前記周辺の基地局装置の電力を測定する第2の電力測定手段と、
    前記第1及び第2の電力測定手段によりそれぞれ測定された前記周辺の基地局装置の電力に基づいて前記周辺の基地局装置毎の通信品質情報を作成する通信品質情報作成手段と、
    前記通信品質情報作成手段により作成された前記周辺の基地局装置毎の通信品質情報を前記通信中の前記移動局へ送信する手段と
    を具備したことを特徴とする基地局装置。
  3. 請求項1,2いずれか1記載の基地局装置において、
    前記移動局より送信された通信品質情報の取得要求を受信する手段を備え、
    前記通信品質情報作成手段は、
    前記移動局より通信品質情報の取得要求が受信されたときに前記周辺の基地局装置毎の通信品質情報を作成することを特徴とする基地局装置。
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