JP4222501B2 - 回転操作部品の取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は回転操作部品の取付構造に係わり、特に、外観の優れた回転操作部品の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
基板に取付けた回転操作部品の操作軸をパネルの穴から突出させ前記操作軸につまみを嵌着する回転操作部品の取付構造の例を図6により説明する。ボリュームあるいはシークの操作用に基板に取付けられたロータリーエンコーダのスリーブ1に回動自在に嵌合した操作軸2はパネル4の穴4aから突出しつまみ3が嵌着される。
【0003】
この例は、操作軸2の外側にパネル4とは別の部材である化粧パネル17や採光板18が配置される例であり、外観を考慮し、パネル4、化粧パネル17および採光板18の部品間の隙間をなくし、これらが一体に固着された構造となっている。そして、採光板18の内径をロータリエンコーダのスリーブ1の外径より大きくして隙間7を設けることによりロータリエンコーダを取付ける際に生じる位置ずれを吸収している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の回転操作部品の取付構造では、ロータリエンコーダのスリーブ1と採光板18の間に隙間7を設けたため、ロータリエンコーダの操作軸2とパネル4の穴、化粧パネル17、および採光板18の中心位置がずれる。すなわち、センターずれが発生し、つまみ3を取付けることによりこのセンターずれが目立つという問題があった。
【0005】
また、ロータリエンコーダの操作軸2に取付けられたつまみ3がセンターずれにより採光板18と接触することを防ぐため、スリーブ1と採光板18との間にセンターずれ量に余裕を加えた隙間を設けなければならなかった。そして、ロータリエンコーダ等が基板に多数設けられる場合、上記したセンターずれの外観に及ぼす影響が大きくなっていた。
【0006】
この発明は上記した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、回転操作部品の操作軸とパネルの穴との間に生じるセンターずれが外観に及ぼす影響を小さくする回転操作部品の取付構造を提供することにある。
【0007】
この発明の他の目的は、回転操作部品のつまみとその周囲に配置される部材との間の隙間を小さくしてもつまみとその周囲に配置される部材とが接触することのない回転操作部品の取付構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明の回転操作部品の取付構造は、回転軸を有する回転操作部品を固定した基板と、前記回転軸に嵌着されるつまみと、前記回転軸を挿通する穴を備えるパネルと、を備える回転操作部品の取付構造において、前記回転操作部品に設けられ前記回転軸を回転可能に保持する固定軸と、前記固定軸に一体的に固定され、前記穴の径より外径が大きい穴隠し板と、を有し、前記パネルの筐体内面側と前記穴隠し板の外側面が近接して配置されており、また、前記穴の内周面と前記穴隠し板に前記つまみにそって設けられた立ち上がり部との間に所定の間隔を設け、前記回転軸および前記つまみのいずれもが前記パネルおよび前記穴隠し板のいずれもと非接触となるように構成し、前記穴隠し板の立ち上がり部と対向する前記穴の角部に所定の切り欠きを設けたものである。
【0010】
さらに、前記回転操作部品の取付構造において、前記穴隠し板が、採光板若しくは化粧パネル、またはこれらの組み合わせで構成されているものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
この発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1はこの発明の第1の参考例であるロータリエンコーダの取付構造を示す断面図、図2は同ロータリエンコーダの取付構造を示す斜視図である。
【0012】
図1に示すロータリーエンコーダの固定軸であるスリーブ1には操作軸2が回転自在に嵌合している。操作軸2にはつまみ3が嵌着される。ロータリーエンコーダは基板に取付けられており、パネル4の穴4aを挿通するスリーブ1に回転面で形成された採光板6が隙間なく嵌着され、採光板6の外側には回転面で形成された化粧パネル5が隙間なく取付けられている。採光板6と化粧パネル5によりパネル4の穴を塞ぐ穴隠し板が形成されている。
【0013】
化粧パネル5の上面はパネル4に当接しているが、化粧パネル5はパネル4に固定されていない。化粧パネル5のつまみ3にそって設けられた立ち上がり部5bの側面とパネル4の間に隙間7が設けられ、化粧パネル5のパネル4と対向する縁には底面が平面を形成する切り欠き5aが形成されている。
【0014】
ロータリーエンコーダのスリーブ1とパネル4との間にセンターずれが発生しても隙間7があるため化粧パネル5がパネル4に突き当たることはない。また、つまみ3と、パネル4の穴との間にセンターずれが生じても切り欠き5aのためにセンターずれが目立たない。
【0015】
なお、つまみ3と採光板6とはスリーブ1に対して同心に取付けられるためにセンターずれが生じることなく、つまみ3と採光板6とを近接して取付けることが可能である。図2につまみ3、採光板6、化粧パネル5、切り欠き5a、隙間7およびパネル4の位置関係を斜視図として示している。
【0016】
図3にこの発明の第2の参考例のロータリエンコーダの取付構造を示す。この例では基板に取付けられロータリーエンコーダのスリーブ1に回転面で形成された化粧パネル8が直接嵌着され化粧パネル8のみで穴隠し板が構成され、採光板は用いられていない。スリーブ1には操作軸2が回転自在に嵌合し、操作軸2にはつまみ3が嵌着される。なお、化粧パネル8の代わりに採光板のみをスリーブ1に嵌着してもよい。
【0017】
化粧パネル8の上面はパネル4に当接しているが、化粧パネル8はパネル4に固定されていない。化粧パネル8の立ち上がり部8bの側面とパネル4の間に隙間7が設けられ、化粧パネル8のパネル4と対向する縁には底面が平面を形成する切り欠き8aが形成されている。
【0018】
ロータリーエンコーダのスリーブ1とパネル4との間にセンターずれが発生しても隙間7があるため化粧パネル8がパネル4に突き当たることはない。また、つまみ3とパネル4の穴との間にセンターずれが生じても切り欠き8aのためにセンターずれが目立たない。
【0019】
なお、つまみ3と化粧パネル8はスリーブ1に対して同心に取付けられるためにセンターずれが生じることがなく、つまみ3と化粧パネル8とを近接して取付けることが可能である。
【0020】
図4は第2の参考例の変形例を示す。この例では図3で説明したものと同様に化粧パネルがロータリエンコーダのスリーブに直接取付けられるが、化粧パネルの切り欠きの形状が変更されている。すなわち、図4(a)に示された化粧パネル9の立ち上がり部9bのパネル4と対向する縁には断面円弧形状の回転面を形成する切り欠き9aが設けられている。また、図4(b)に示された化粧パネル10の立ち上がり部10bのパネル4と対向する縁には円錐面を形成する切り欠き10aが設けられている。
【0021】
さらに、図4(c)に示された化粧パネル11の立ち上がり部11bのパネル4と対向する縁には断面V字形の回転面を形成する切り欠き11aが設けられている。このように、切り欠きの形状を変えることによりデザインの幅を広げてセンターずれを目立たなくすることができる。なお、上記第2の参考例の変形例は図3で示すように化粧パネルのみを用いる用いるものに付いて説明したが、図1に示すように採光板を用いた構造においても同様に切り欠き形状を変更してもよい。
【0022】
図5はこの発明の実施例であるロータリエンコーダの取付構造を示す部分断面図である。図5(a)に示す化粧パネル12は図3で説明したものと同様にロータリエンコーダのスリーブに直接取付けられるが化粧パネル12に切り欠きが形成されず、化粧パネル12の立ち上がり部12aと対向するパネル13の穴の縁に部分円筒面を形成する切り欠き13aが設けられている。
【0023】
このようにパネル側に切り欠きを設けてもセンターずれを目立たなくすることができる。図5(b)はこの実施例の変形例を示す。この例ではパネル14の化粧パネル12の立ち上がり部12aと対向する縁には断面円弧形状の回転面を形成する切り欠き14aが設けられている。図5(c)はこの実施例の他の変形例を示す。この例ではパネル15の化粧パネル12の立ち上がり部12aと対向する縁には円錐面を形成する切り欠き15aが設けられている。
【0024】
また、図5(d)に示された他の変形例では、パネル16の化粧パネル12の立ち上がり部12aと対向する縁には断面V字形の回転面を形成する切り欠き16aが設けられている。このように、パネルに設けられ切り欠き形状を変えることによりデザインの幅を広げてセンターずれを目立たなくすることができる。なお、上記実施例は図3で示すように化粧パネルのみを用いる用いるものに付いて説明したが、図1に示すように採光板を用いた構造においても同様に切り欠き形状を変更してもよい。
【0025】
上記の例はロータリエンコーダのスリーブに化粧パネルのみ、または、化粧パネルと採光板が取付けられた場合に付いて説明したがロータリエンコーダのスリーブに採光板のみを取付け、採光板と対向するパネルの縁に図5(a)〜(d)に示すような切り欠きを設けても同様の効果が得られる。
【0026】
【発明の効果】
この発明の回転操作部品の取付構造によれば、回転操作部品とパネルの穴とのセンターずれが目立たず、優れた外観が得られる。化粧パネルや採光板とパネルとが同色であるか、どちらかが暗い色彩であると、より、センターずれが目立たなくなる。
【0027】
また、スリーブに同心に取付けられた化粧パネルや採光板とスリーブに回動自在に取付けられた操作軸に嵌着されるつまみとの間にセンターずれが発生しないので、つまみと化粧パネルや採光板との間の隙間を狭くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の参考例であるロータリエンコーダの取付構造を示す断面図である。
【図2】同ロータリエンコーダの取付構造を示す斜視図である。
【図3】 この発明の第2の参考例であるロータリエンコーダの取付構造を示す断面図である。
【図4】同ロータリエンコーダの取付構造の変形例を示す部分断面図である。
【図5】 この発明の実施例であるロータリエンコーダの取付構造を示す部分断面図である。
【図6】従来のロータリエンコーダの取付構造の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 スリーブ
2 操作軸
3 つまみ
4 パネル、4a 穴
5 化粧パネル、5a 切り欠き、5b 立ち上がり部
6 採光板
7 隙間
8 化粧パネル、8a 切り欠き、8b 立ち上がり部
9、10、11、12 化粧パネル、9a、10a、11a 切り欠き
9b、10b、11b、12a 立ち上がり部
13、14、15、16 パネル、13a、14a、15a
16a 切り欠き
17 化粧パネル
18 採光板
Claims (2)
- 回転軸を有する回転操作部品を固定した基板と、前記回転軸に嵌着されるつまみと、前記回転軸を挿通する穴を備えるパネルと、を備える回転操作部品の取付構造において、
前記回転操作部品に設けられ前記回転軸を回転可能に保持する固定軸と、
前記固定軸に一体的に固定され、前記穴の径より外径が大きい穴隠し板と、を有し、
前記パネルの筐体内面側と前記穴隠し板の外側面が近接して配置されており、また、前記穴の内周面と前記穴隠し板に前記つまみにそって設けられた立ち上がり部との間に所定の間隔を設け、前記回転軸および前記つまみのいずれもが前記パネルおよび前記穴隠し板のいずれもと非接触となるように構成し、
前記穴隠し板の立ち上がり部と対向する前記穴の角部に所定の切り欠きを設けた回転操作部品の取付構造。 - 前記穴隠し板が、採光板若しくは化粧パネル、またはこれらの組み合わせで構成されている請求項1の回転操作部品の取付構造。
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JP2002225632A JP4222501B2 (ja) | 2002-08-02 | 2002-08-02 | 回転操作部品の取付構造 |
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- 2002-08-02 JP JP2002225632A patent/JP4222501B2/ja not_active Expired - Fee Related
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