JP4220747B2 - 洗濯物の2連乾燥機及び乾燥ライン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、本乾燥工程と仕上乾燥工程との2工程で洗濯物を乾燥する2連乾燥機及びそのような乾燥機を備えた洗濯物の乾燥ラインに関するもので、特にシーツやタオルなどのリネン製品の洗濯ラインに好適な上記乾燥機及び乾燥ラインに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的な業務用の洗濯物乾燥機は、蒸気ヒータで加熱された空気を乾燥室に導入し、この乾燥室内に設置した回転ドラムに洗濯物を投入して、当該回転ドラムを回転させながら洗濯物を乾燥するというものである。この種の乾燥機において、乾燥効率の向上と加熱空気の有効利用を図るために、乾燥室から排出される空気で次に乾燥される洗濯物を予備乾燥するという2連乾燥機が特許第3044218号で提案されている。即ち、図3に示すように、乾燥室を本乾燥室40と予備乾燥室41とに区画し、本乾燥室40には蒸気ヒータ14を設けてその通過空気42を本乾燥室40に導き、本乾燥室2から排出された排気43を予備乾燥室41に導く。洗濯物は予備乾燥室41で加温及び予備乾燥されて本乾燥室40に送られる。本乾燥室40での乾燥が終了して洗濯物が排出されると、予備乾燥室の洗濯物を本乾燥室40へ移送し、予備乾燥室41には次の洗濯物を投入して、次の乾燥サイクルに入る。この動作を順次繰り返すことにより、大量の洗濯物を連続的に乾燥する。
【0003】
このような2連乾燥機によれば、本乾燥が行われる前に洗濯物が予備乾燥室で昇温され、かつ含水率も低下するので、本乾燥工程での乾燥時間が短縮される。また、本乾燥室からの排出空気が再利用されるために、乾燥時間の短縮と熱エネルギーの有効利用とが図られる。
【0004】
2連乾燥機は大量の洗濯物を連続処理する洗濯ライン、例えばホテルや病院のリネン製品の洗濯ラインに設置される。ホテルなどのリネン製品には、乾燥機で完全乾燥するタオル類と、シェイキング後アイロンがけするシーツ類が必ず含まれている。シェイキングは、油圧脱水機などで脱水されてケーク状で出てきたシーツ、浴衣などを先ずはほぐし、次工程のアイロン工程に適した残水率まで短時間で乾燥する処理である。従来は、この乾燥工程の違いから、タオル類とシーツ類とを別々のラインで洗濯していた。
【0005】
なお、通常の回転ドラム式の乾燥機では、乾燥室内に水平に設置されたドラムの一方の小口端から洗濯物を投入し、他方の小口端から排出する構造となっているが、ドラムの周壁にスライド開閉式の排出口を設けて、乾燥室の底部に排出する構造が特公平8−24794号公報で提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように、洗濯ラインで大量処理される洗濯物には完全乾燥するタオル類とシェイキングするシーツ類とがあるが、従来提案されているような2連乾燥機の2工程でシェイキングを行うと、水分が飛びすぎて次工程のアイロン工程に適した残水率とするのが難しい。また、シーツ類の次にタオル類が投入されたとき、完全乾燥が必要なタオル類に対する予備乾燥時間が少なくなりすぎて、効率が著しく低下する。一方、予備乾燥室のみでシェイキングを行おうとしても、予備乾燥室の乾燥能力が低いために、所望の残水率まで乾燥することができず、また、本乾燥室のみでシェイキングを行うと、洗濯物を予備乾燥室に単に通過させるという無駄時間が生じ、排出された洗濯物をアイロン工程と折畳み工程とに分岐する作業が別途必要になる。
【0007】
更に、本乾燥室の排気を予備乾燥室の乾燥空気として利用する方法は、本乾燥室からの排気に含まれるリント(糸屑、綿ぼこり)や臭気が予備乾燥室内の洗濯物に付着するという問題がある。また、色違いのタオルなどを洗濯する際は、色移りを避けるために各色毎に纏めて洗濯及び乾燥するが、洗濯物の色が変るところで予備乾燥室又は本乾燥室を空運転しなければならないという問題が生ずる。
【0008】
この発明は、乾燥工程を2工程で行う2連乾燥機の長所を生かしつつ、2連乾燥機で完全乾燥とシェイキングの両方を可能にすると共に、完全乾燥するタオル類とシェイキングするシーツ類とが交互に投入されたときでも、無駄時間を生ずることなく、かつアイロナーへ送るものとフォルダへ送るものとを区分けして排出することが可能な2連乾燥機を得ることを課題としており、更にリントや臭気が移るのを防止したエネルギー効率の高い上記2連乾燥機を得ることを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決したこの出願の請求項1の2連乾燥機は、投入口8及び本回転ドラム6を備えた本乾燥室2と、排出口29及び仕上回転ドラム7を備えた仕上乾燥室3とを備え、本回転ドラム6に投入された洗濯物が半乾状態で仕上回転ドラム7に送られて完全乾燥された洗濯物が排出口29から排出される洗濯物の2連乾燥機において、本乾燥室2を仕上乾燥室3より乾燥能力の大きな本乾燥室とすると共に、本回転ドラム6から機外へ洗濯物を排出する第1底部排出口28を設けたものである。
【0010】
請求項2の2連乾燥機は、上記請求項1の手段を備えた2連乾燥機において、仕上回転ドラム7から洗濯物を排出する排出口がドラム下方に開口する第2底部排出口29であることを特徴とするものである。
【0011】
また、請求項3の2連乾燥機は、上記請求項1又は2の手段を備えた2連乾燥機において、加熱蒸気を熱源として本乾燥室2に供給される空気を加熱する蒸気ヒータ14と、蒸気ドレンを熱源として仕上乾燥室3に供給される空気を加熱するドレンヒータ16とを備えていることを特徴とするものである。
【0012】
この出願の請求項4の洗濯物乾燥ラインは、上記請求項1、2又は3記載の2連乾燥機を備え、その第1底部排出口28の下方に洗濯物をアイロナー30に搬送する第1コンベア31が配置され、仕上乾燥室3側の排出口の下方に洗濯物をフォルダ32に搬送する第2コンベア33が配置されているというものである。
【0013】
この発明の2連乾燥機では、本乾燥室2の乾燥能力が大きく、仕上乾燥室3の乾燥能力が小さい。即ち、本乾燥室2は洗濯物のシェイキングに必要な程度の乾燥能力を備え、仕上乾燥室3はシェイキングした後の残水を飛ばして完全乾燥するのに必要な程度の乾燥能力を備えている。従って、投入された洗濯物がアイロンがけをするシーツや浴衣であれば、本乾燥室2で乾燥(シェイキング)を行った後、第1底部排出口28から排出し、第1コンベア31でアイロナー30へ搬送する。一方、完全乾燥が必要なタオル類であれば、本乾燥室2で乾燥した後、水分が若干残った状態で仕上乾燥室3に送り、仕上乾燥室3で仕上乾燥(完全乾燥)する。仕上乾燥室3で仕上乾燥が行われているとき、本乾燥室2では次の洗濯物の乾燥が行われている。当該次の洗濯物がタオル類であれば、仕上乾燥室3から仕上乾燥された洗濯物が排出されるときに、本乾燥室2の洗濯物が仕上乾燥室3へと送られる。本乾燥室の洗濯物がシーツ類であれば、仕上乾燥室3でのタオル類の仕上乾燥が終了したとき、本乾燥室2のシーツ類のシェイキングも終了するので、本乾燥室の洗濯物は、第1底部排出口28から第1コンベア31に排出してアイロナー30に送り、仕上乾燥室3のタオル類は、仕上乾燥室側のコンベア33に排出してフォルダ32に送る。後者の場合、次の更に次の洗濯物が本乾燥室2に投入されたときに、仕上乾燥室3には洗濯物が存在しない。このような場合は、仕上乾燥室3への空気の供給を止めて熱エネルギーが無駄に消費されないようにするのが好ましく、そのためには、完全乾燥するものとシェイキングするものとが、できるだけ纏まってラインを流れるようにするのがよい。
【0014】
仕上乾燥室3に供給する空気をドレンヒータ16で加熱するようにしたものでは、従来廃棄されていた熱エネルギーの有効利用が図れると共に、洗濯物相互間でのリントや臭気の付着がなく、色違いのタオルなどが交互に送られてきても連続処理することが可能である。従来のリネン製品の洗濯では、複数の顧客の洗濯物を一括してシーツ、浴衣、タオルなどの品目に分けて、それぞれの品目を一括して洗濯する方法が主流であったが、近時は顧客毎の洗濯物の管理をより正確に行いたいという要求から、顧客別に洗濯物をするのが主流になってきている。この発明の2連乾燥機の、シーツ類とタオル類が交互に送られて来ても連続処理が可能であること、色違いの洗濯物が交互に送られて来ても連続処理が可能であること、及び乾燥工程においてアイロナーへ送るものとフォルダへ送るものとの仕分けができることは、顧客別の洗濯を行う洗濯ラインに特に有効である。
【0015】
請求項2の発明では、仕上乾燥を行う仕上乾燥室3にも底部排出口29を設けて完全乾燥した洗濯物を仕上乾燥室3の底部に配置した第2コンベア33上に排出する構造を採用している。従来のこの種乾燥機では、乾燥済みの洗濯物を回転ドラムの小口端から排出するようにしている。2連乾燥機は、乾燥室が2室となるので、一般的な1室のみの乾燥機よりも機械奥行寸法が長くなる。そのため、設置スペースの関係で、既設の1室のみの乾燥機を2連乾燥機に入れ替えることは困難であるが、仕上乾燥室3の洗濯物も底部から排出する請求項2の構造によれば、既設機との入れ替えが可能な奥行にまで装置寸法を短縮することが可能である。
【0016】
請求項3の発明は、加熱蒸気のドレンの熱エネルギーを再利用することで、空気の再利用によるリントや臭気の移転の問題を解消しつつ、乾燥効率の向上と熱エネルギーの有効利用とを図ったものである。洗濯工場においては、洗濯液の加熱、乾燥機の熱源、アイロナー(皺延ばし機)の熱源などとして、大量の加熱蒸気を用いている。この加熱蒸気は、通常8kg/cm前後に加圧されており、蒸気温度は180℃弱である。洗濯工場では、このような加熱蒸気が有する大きな蒸発潜熱を熱源として利用しており、乾燥機の蒸気ヒータも同様である。蒸気ヒータで熱交換が行われると、蒸気は凝集してドレンとなる。従来このドレンは、蒸気ボイラへ戻したり、温水を得るための熱源として一部利用されることもあるが、排出量が多いこともあって大部分が廃棄されているのが実情である。しかし、このドレンは、例えば乾燥機の蒸気ヒータにおいては、その排出位置で約4kg/cmの圧力があり、大気放出したときはその一部が再蒸発する程度の熱エネルギーを保有している。請求項3の発明は、ドレンが持っているこの熱エネルギーを仕上げ乾燥の熱エネルギーとして利用したものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、仕上乾燥室の熱交換機としてドレンヒータを用い、仕上乾燥室からの洗濯物の排出も底部から行う構造の実施例を示した図である。
【0018】
図1に示す乾燥機は、乾燥室筐体1が本乾燥室2と仕上乾燥室3とに区画されている。両乾燥室2、3の間には、U字形の開口を備えた隔壁4が設けられており、前記開口にはU字形の引上げ開閉式の仕切りシャッタ5が設けられている。両乾燥室2、3には、それぞれの小口端を前記シャッタに隣接された状態で本回転ドラム6、仕上回転ドラム7が配置されている。各回転ドラム6、7は、パンチングメタルや金網などの通気性の周壁を備えており、それぞれの周壁の一箇所に円周方向にスライドして開閉するドア24、25が設けられている。本乾燥室2及び仕上乾燥室3の底面には、排出シャッタ26、27を備えた第1底部排出口28及び第2底部排出口29が設けられている。
【0019】
そして第1底部排出口28の下方には、アイロナー30(図2参照)へ洗濯物を搬送する第1コンベア31が配置され、第2底部排出口29の下方には、フォルダ32(図2参照)へ洗濯物を搬送する第2コンベア33が配置されている。また、本乾燥室2には、本回転ドラム6の外側を向いた小口端に隣接して、開閉自在な洗濯物投入口8が設けられている。
【0020】
筐体1は、その排出側端部10の下端を支持軸11で揺動自在に支持され、投入側端部12の下端を昇降シリンダ13で支持されている。昇降シリンダ13を上昇させることにより、筐体1は排出側が低くなる方向に傾斜する。
【0021】
筐体1の上面の本乾燥室2の上部には、加熱蒸気を熱源として通過空気を加熱する蒸気ヒータ14と、本乾燥室2内に蒸気ヒータ14の通過空気を循環させる第1排気ファン15とが設けられている。また、筐体1の上面の仕上乾燥室3の上部には、蒸気ドレンを熱源として通過空気を加熱するドレンヒータ16と、このドレンヒータの通過空気を仕上乾燥室3内に循環させる第2排気ファン17とが設置されている。蒸気ヒータ14の加熱媒体通路の入口には、加熱蒸気源に連結した蒸気供給管18が接続されている。ドレンヒータ16の加熱媒体通路の出口は、動作を安定化させるための排圧弁19を備えたドレン排出管20に連結されている。蒸気ヒータ14の加熱媒体通路の出口とドレンヒータ16の加熱媒体通路の入口とは、中間にドレントラップ21を介装した連結管22で連結されている。
【0022】
図2は、上記構造の2連乾燥機34を備えた洗濯ラインの一例を示す模式的な平面図である。図2中、35は洗濯機、30はアイロナー、32はフォルダである。36、37、31、33は洗濯物搬送用のコンベアであり、31は前記第1コンベア、33は同第2コンベアである。38及び39はシュータである。図の実施例では、洗濯機35が2台設けられている。
【0023】
洗濯物はコンベア36で搬入され、シュータ38で洗濯機35に投入されて洗濯される。洗濯が終了すると、洗濯機35が下向きになって、コンベア37上に洗濯物を排出する。排出された洗濯物は、2連乾燥機34の投入口8の上方に運ばれ、所定のタイミングでシュータ39により、本回転ドラム6内に投入される。洗濯物がシーツや浴衣などであるときは、本乾燥室2内での乾燥(シェイキング)が終了したら、第1底部排出口28から第1コンベア31上に洗濯物を排出して、アイロナー30に送り、アイロンがけをした上で折畳んで完品とする。また、2連乾燥機34に投入された洗濯物がタオルなどであるときは、本乾燥室2での乾燥が終了した後、仕上乾燥室3に送り、完全乾燥した上で第2底部排出口29から第2コンベア33上へ排出する。第2コンベア33上に排出された洗濯物は、フォルダ32に送られて折畳まれて完品となる。
【0024】
次に洗濯物がタオルなどの完全乾燥品であるときの2連乾燥機34内における洗濯物の乾燥手順を説明する。コンベア37で搬送された洗濯物は、投入ドア23を開いて本乾燥室の回転ドラム6内へ投入する。蒸気ヒータ14に加熱蒸気を供給した状態で第1排気ファン15が回転し、本回転ドラム6が回転して投入された洗濯物を所定の残水率まで乾燥させる。図示しない制御器に設定された時間が経過すると、昇降シリンダ13が伸長し、仕切りシャッタ5が上昇して、隔壁4の開口を通じて回転ドラム6、7の小口端が連通する。仕切りシャッタ5が上昇すると、回転ドラム6内の洗濯物は、旋回しながら仕上乾燥室の回転ドラム7へと移送される。次に仕切りシャッタ5が閉じ、投入ドア23が開いて、次の洗濯物が本回転ドラム6に投入される。投入ドア23が閉じ、ファン15、17の運転と回転ドラム6、7の回転が開始される。本乾燥室2には、蒸気ヒータ14を通過した加熱空気が循環して洗濯物を乾燥する。
【0025】
ドレンヒータ16には、蒸気ヒータ14を通過した蒸気のドレンがドレントラップ21を通って供給され、その一部はドレンヒータの加熱媒体通路で再蒸発し、ドレンヒータ16を通過する空気を加熱する。ドレンヒータ16で加熱された空気は、第2排気ファン17によって仕上乾燥室3内に導入され、仕上回転ドラム7内の洗濯物を仕上乾燥する。本乾燥室2と仕上乾燥室3とに洗濯物が存在する定常状態では、2つの洗濯物に対する一次乾燥と仕上乾燥とが並行して行われる。
【0026】
制御器に設定した時間が経過すると、ファン15、17が停止し、スライドドア24、25が下方となる位置で回転ドラム6、7が停止する。このとき、図示しないフックが作動して第2スライドドア25を開く、これと同時に第2底部排出口の排出シャッタ27が開いて、仕上回転ドラム7の洗濯物が第2コンベア33上に排出される。次いで、昇降シリンダ13が上昇して筐体1を傾斜させ、仕切りシャッタ5を上昇すると、本回転ドラム6から仕上回転ドラム7へと1次乾燥された洗濯物が移送される。次に回転ドラム6を停止し、仕切りシャッタ5を閉じ、投入ドア23を開いて次の洗濯物を投入した後、投入ドア23を閉じ、昇降シリンダ13を下降して回転ドラム6、7の回転とファン15、17の運転を開始する。
【0027】
洗濯物がシーツなどであるときは、本乾燥室2での所定時間の乾燥(シェイキング)を行ったあと、スライドドア24、25が下方となる位置で回転ドラム6、7が停止する。このとき、図示しないフックが作動して第1スライドドア24を開く、これと同時に第1底部排出口の排出シャッタ26が開いて、本回転ドラム6の洗濯物が第1コンベア31上に排出される。
【0028】
以上の実施例では、ドレンヒータの熱源として本乾燥室に設置した蒸気ヒータ14のドレンのみを用いているが、他の装置のドレン、例えばアイロナーから排出されるドレンをドレントラップを介してドレンヒータ16に導くこともできる。複数の装置からドレンを供給することも可能である。
【0029】
また上記実施例では、本回転ドラムから仕上回転ドラムへの移送装置として回転ドラムを傾斜させて洗濯物を滑り落とす方法を採用しているが、2つの回転ドラム間で洗濯物を移送する他の方法として、例えば特許第3044218号公報に示されているように、空気流で移送する方法や回転ドラム内に設置したコンベアで移送する方法などが知られており、これらの移送方法をこの発明の方法ないし装置に用いることももちろん可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例を示す模式的な断面図
【図2】 図1の乾燥機を備えた洗濯ラインの模式的な平面図
【図3】 従来の2連乾燥機の模式的な断面図
【符号の説明】
2 本乾燥室
3 仕上乾燥室
5 仕切りシャッタ
6 本回転ドラム
7 仕上回転ドラム
14 蒸気ヒータ
16 ドレンヒータ
24 第1スライドドア
25 第2スライドドア
28 第1底部排出口
29 第2底部排出口
31 第1コンベア
33 第2コンベア

Claims (4)

  1. 投入口(8)及び回転ドラム(6)を備えた乾燥室(2)と、排出口(29)及び仕上回転ドラム(7)を備えた仕上乾燥室(3)と、本回転ドラム (6) から仕上回転ドラム (7) へ洗濯物を移送する移送装置と、本回転ドラム (6) から機外へ洗濯物を排出する第1底部排出口 (28)を備え、乾燥室(2)が仕上乾燥室(3)より乾燥能力の大きな乾燥室とされ、洗濯物がアイロンがけをする洗濯物か完全乾燥をする洗濯物かにより、本乾燥室 (2) で半乾燥した洗濯物を第1底部排出口 (28) から機外へ排出する動作と、本乾燥室 (2) で半乾燥した洗濯物を仕上乾燥室 (3) に送って仕上乾燥室 (3) で完全乾燥された洗濯物を排出口 (29) から排出する動作とを選択可能にした、洗濯物の2連乾燥機。
  2. 仕上回転ドラム(7)から洗濯物を排出する排出口がドラム下方に開口する第2底部排出口(29)である、請求項1記載の2連乾燥機。
  3. 加熱蒸気を熱源として乾燥室(2)に供給される空気を加熱する蒸気ヒータ(14)と、蒸気ドレンを熱源として仕上乾燥室(3)に供給される空気を加熱するドレンヒータ(16)とを備えている、請求項1又は2記載の洗濯物の2連乾燥機。
  4. 第1底部排出口(28)の下方に洗濯物をアイロナー(30)に搬送する第1コンベア(31)が配置され、仕上乾燥室(3)側の排出口の下方に洗濯物をフォルダ(32)に搬送する第2コンベア(33)が配置されている、請求項1、2又は3記載の2連乾燥機を備えた洗濯物乾燥ライン。
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