JP4220082B2 - 触媒機能の検定方法、空燃比センサの検定方法、及び空燃比制御方法 - Google Patents

触媒機能の検定方法、空燃比センサの検定方法、及び空燃比制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、触媒機能の検定方法、空燃比センサの検定方法、及び空燃比制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動車には、環境浄化の目的で、エンジンから排出された排ガスを除去する触媒を備えた浄化装置が排気管に配置されている。この浄化装置に用いられる触媒としては、排ガス中の窒素酸化物(NOx)を吸着除去するNOx吸蔵触媒が知られている。
【0003】
前記NOx吸蔵触媒は、触媒内にNOxを吸着して、NOxを外界に排出しないようにするものであるので、所定期間使用すると、硫黄等による触媒の被毒のために、その能力が低下してしまう。
この対策として、エンジンに供給する燃料混合気を一時的にリッチ(燃料の増加)にしてやることにより、触媒に対して排ガス中のH2やHCをN2とともに作用させて(NH3として作用させて)、触媒のNOx吸着能力を回復させることが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、例えばNOx吸蔵触媒を長期間使用すると、上述した被毒の程度が大きくなり、燃料混合気をリッチにする方法により触媒能力の回復を行っても、十分にNOx吸着能力が回復しないことがあった。
【0005】
従って、触媒の機能が低下した状態で自動車を走行させると、排ガス中のNOx成分がそのまま排出されてしまい、環境の悪化をもたらす恐れがあった。
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであり、その主要な目的は、NOxを除去する触媒の機能が十分であるかどうかの検定を、窒素酸化物濃度を測定可能なガスセンサを利用して行う触媒機能の検定方法を提供することにある。
【0006】
また、他の目的は、前記窒素酸化物濃度を測定可能なガスセンサを利用した空燃比センサの検定方法及び空燃比制御方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
まず、本発明にかかわる基本的な作用について説明する。
▲1▼本発明で使用する窒素酸化物濃度を測定可能なガスセンサ(いわゆるNOxセンサ)は、2室タイプのガスセンサであり、このガスセンサは、通常、第1室の酸素分圧が一定になるように第1ポンプセルの電流(第1ポンプ電流)を制御して、その時の第2ポンプセルの電流(第2ポンプ電流)からNOxを検出するように作動する。従って、第1室の酸素分圧が変動すると、第2ポンプ電流のオフセット電流が変化するため、NOx濃度が正確に測定できないという特性がある。
【0008】
また、このガスセンサを用い、第1ポンプ電流を固定した状態にて、酸素濃度測定セルの出力電圧で空燃比を制御すると、この出力電圧は変動するので、図6に示す様に、内燃機関の燃料混合気の空燃比は、あるリーンの空燃比を中心にして、その前後を揺れ動くように変化する。
【0009】
ところで、このガスセンサの第1ポンプ電流は、排ガス中の酸素濃度を比較的正確に表しているので、第1ポンプ電流を用いて空燃比を検出することができる。しかし、第1ポンプ電流は、空燃比に対して直線的に変化するので、広い範囲にわたり空燃比を測定できる反面、ガスセンサ側では、第1室の酸素濃度の変動を抑制する制御の回路が必要であり、それを検出するECU側では、連続的に変化する電圧を検出できるようにADコンバータ等が必要になる上に、センサ出力がばらつくために、センサ出力を補正する手段が必要になり、システムとしては複雑になる。
【0010】
▲2▼また、従来の空燃比制御では、λ=1(ストイキ)を中心に、リッチ側とリーン側で0−1Vの出力を有する濃淡電池型の酸素センサが使われるが、ストイキ近傍における空燃比制御においては、僅かの空燃比の変動で排ガス中の有害成分が大きく変化する。従って、濃淡電池型の酸素センサを用いた場合と、上記のような直線的な出力の出る酸素センサを用いた場合では、直線的な出力の出る酸素センサの方が、排ガスをよりクリーンな状態にすることができた。
【0011】
一方、λ>1(リーン)の領域で、所定の空燃比になるように内燃機関を制御する場合には、多少の空燃比の変動では排ガス中の有害成分は変化しないので、必ずしも常時正確な空燃比を検出しなくとも問題はない。つまり、その場合には、所定の空燃比の前後でその出力がステップ的に変化する酸素センサで十分である。
【0012】
従って、前述のようなシステム的な構成の複雑さを考えると、むしろ、出力がステップ的に変化する酸素センサの方が望ましいことになる。
▲3▼そこで、本発明者らは、第1ポンプ電流を所定値に固定した状態にて、酸素濃淡電池の出力を検出することで、前述のようなシンプルな出力特性の酸素センサを得て、簡単にリーン領域での空燃比制御を行うことを考え、更に研究を続けることにより、本発明を完成した。
【0013】
つまり、上述したガスセンサにおいて、第1ポンプ電流を固定して使用した場合には、第1室の酸素濃度が一定でなくなり、第2ポンプ電流のオフセットが変動して、結果としてNOx濃度を正確に検出できないが、本発明に用いるガスセンサでは、酸素濃度測定セルの出力が所定値(目標値)になるように空燃比制御をする一方で、酸素濃度測定セルの出力が所定値になったときの第2ポンプ電流を検出することで、正確にNOx濃度を検出することができる。
【0014】
即ち、酸素濃度測定セルの出力が所定値になったときの第2ポンプ電流を検出すれば、第1室の酸素濃度の変動の影響を回避できるので、正確にNOx濃度を検出することができる。
以下、各請求項毎に説明する。
【0015】
(1)請求項1の発明は、
内燃機関の上流側に燃料混合気の空燃比を調節する空燃比調節手段(例えばインジェクタやスロットルバルブ)を備えたシステムに対し、前記燃料混合気の空燃比を制御する空燃比制御方法であって、固体電解質体及び多孔質電極からなり酸素のポンピングを行う第1ポンプセルと、固体電解質体及び多孔質電極からなり酸素濃度の測定を行う酸素濃度測定セルとを有し、第1連通路を介して被測定ガス空間に連通された第1室と、固体電解質体及び多孔質電極からなり酸素のポンピングを行う第2ポンプセルを有し、第2連通路を介して前記第1室と連通された第2室と、を備えた窒素酸化物濃度を測定可能なガスセンサを、前記内燃機関の下流側に配置し、前記第1ポンプセルに所定値の電流を流して前記第1室から酸素を汲み出すとともに、前記酸素濃度測定セルの出力電圧が目標値となるように前記空燃比調節手段を制御して空燃比を調節することを特徴とする空燃比制御方法を要旨とする。
【0016】
本発明では、上述した構成を有するガスセンサを内燃機関の下流側に配置し、このガスセンサにおいて、第1ポンプセルに所定値の電流(第1ポンプ電流)を流して第1室から酸素を汲み出すとともに、酸素濃度測定セルの出力電圧が目標値となるように空燃比調節手段を制御して空燃比を調節する。例えば吸入空気量を調節したり、燃料噴射量を調節したりして、燃料混合気の空燃比を調節する。
【0017】
つまり、第1ポンプ電流を固定にして作動させた場合には、被測定ガスの空燃比(即ち酸素濃度)に応じて、酸素濃度測定セルの電圧(Vs)が出力されることになる。従って、本発明では、逆に、Vsを一定にする様に、例えば吸入空気量や燃料噴射量を調節することにより、空燃比を制御する。
【0018】
(2)請求項2の発明は、
内燃機関の上流側に燃料混合気の空燃比を調節する空燃比調節手段を備え、該内燃機関の下流側に排ガス中の窒素酸化物を除去する触媒を備え、更に該触媒の下流側に窒素酸化物濃度を測定可能なガスセンサを備えたシステムに対し、前記触媒の機能を検定する触媒機能の検定方法であって、前記ガスセンサとして、固体電解質体及び多孔質電極からなり酸素のポンピングを行う第1ポンプセルと、固体電解質体及び多孔質電極からなり酸素濃度の測定を行う酸素濃度測定セルとを有し、第1連通路を介して被測定ガス空間に連通された第1室と、固体電解質体及び多孔質電極からなり酸素のポンピングを行う第2ポンプセルを有し、第2連通路を介して前記第1室と連通された第2室と、を備えたガスセンサを用い、前記第1ポンプセルに所定値の電流を流して前記第1室から酸素を汲み出すとともに、前記酸素濃度測定セルの出力電圧が目標値となるように前記空燃比調節手段を制御して空燃比を調節し、このときに、前記第2ポンプセルに前記第2室から酸素を汲み出す方向に一定電圧を印加し、前記酸素濃度測定セルの出力電圧が前記目標値のときに該第2ポンプセルに流れる電流から被測定ガス中の窒素酸化物濃度を検出し、該検出結果に基づいて、前記触媒の機能を検定することを特徴とする触媒機能の検定方法を要旨とする。
【0019】
本発明では、上述した構成を有する窒素酸化物濃度を測定可能なガスセンサを触媒の下流側に配置し、このガスセンサにおいて、第1ポンプセルに所定値の電流を流して第1室から酸素を汲み出すとともに、酸素濃度測定セルの出力電圧が目標値となるように空燃比調節手段を制御して空燃比を調節する。例えば吸入空気量を調節したり、燃料噴射量を調節したりして、燃料混合気の空燃比を調節する。
【0020】
そして、このときに、第2ポンプセルに第2室から酸素を汲み出す方向に一定電圧を印加し、酸素濃度測定セルの出力電圧が前記目標値のときに第2ポンプセルに流れる電流から、被測定ガス中の窒素酸化物濃度を正確に検出する。
つまり、空燃比を変化させて、排ガスに含まれる窒素酸化物濃度を変化させた場合であっても、触媒の窒素酸化物を除去する機能が正常であれば、触媒の下流側に配置されたガスセンサで検出される窒素酸化物濃度の変化は少ないはずである。従って、このガスセンサによる検出結果(検出した窒素酸化物濃度)に基づいて、触媒の機能を検定することができる。
【0021】
例えば空燃比の変化に対応して、窒素酸化物濃度の変化が大きければ、触媒が劣化していると判定できる。また、空燃比の変化に対応して、窒素酸化物濃度の変化が小さければ、触媒が劣化していないと判定できる。
(3)請求項3の発明は、
前記触媒機能の検定に先立ち、一旦空燃比をリッチ側(排気ガス中にHCやCOが多くなる側)に設定して触媒機能を回復させ、その後リーン側(排気ガス中にNOxが多くなる側)に設定し、該リーン側に設定した場合における前記窒素酸化物濃度の検出結果に基づいて、前記触媒の機能を検定することを特徴とする請求項1に記載の触媒機能の検定方法を要旨とする。
【0022】
本発明では、触媒機能の検定に先立ち、一旦空燃比をリッチ側に設定している。この操作により、仮に触媒機能が劣化している場合には、触媒機能を回復させることができる。
つまり、上述した様に、燃料混合気を一時的にリッチにしてやることにより、排気ガス中のH2やHCがN2とともに作用して(NH3として作用して)、NOxを吸着する能力を回復することが可能である。よって、通常であれば、この様な操作により、触媒機能を回復させることができる。
【0023】
本発明では、その後、空燃比をリーン側に設定し、その際のガスセンサによる窒素酸化物濃度の検出結果から、触媒機能を検定を行っている。
つまり、通常であれば、上述した操作により、触媒機能が回復しているはずであるが、何等かの原因により、触媒機能が回復していない場合には、当然ながら、触媒にて窒素酸化物の吸着が行われず、触媒からそのまま窒素酸化物が排出され、ガスセンサにて高い窒素酸化物濃度が検出されるので、ガスセンサの検出結果から、触媒機能の回復状態を知ることができるのである。
【0024】
(4)請求項4の発明は、
一旦空燃比をリッチ側に設定した際に、前記第2ポンプセルに流れる電流の最小値と、その後に再び空燃比をリーン側で制御した際に、前記酸素濃度測定セルの出力電圧が前記目標値のときの前記第2ポンプセルに流れる電流と、の差に基づいて、前記触媒の機能を検定することを特徴とする請求項3に記載の触媒機能の検定方法を要旨とする。
【0025】
本発明は、上述したガスセンサ(NOxセンサ)の出力の不安定性を補償して、正確にNOxを検出するようにしたものである。
NOxセンサは、現在、暖気直後の出力ドリフトによってゼロ点が大きく変化するので、NOxセンサを起動した後しばらくは、正確にNOx濃度ゼロの補正ができないという状況にある。
【0026】
しかし、空燃比がリッチの場合には、排ガス中のNOx濃度は殆どゼロになるので、その時点での第2ポンプ電流は、基本的にNOx濃度がゼロの値を示す。一方、リーン側に制御した場合は、前記リッチの場合の第2ポンプ電流と酸素濃度測定セルの出力が目標値の場合の第2ポンプ電流との差は、基本的にリーン制御時における排ガス中のNOx濃度を反映したものとなる。そこで、この電流値の差を用いることで、触媒能力を回復した直後における触媒の下流側でのNOxの漏洩を正確に検出し、それにより、触媒能力の劣化の検出を行うことができる。
【0027】
(5)請求項5の発明は、
内燃機関の上流側に燃料混合気の空燃比を調節する空燃比調節手段(例えばインジェクタやスロットルバルブ)を備えるとともに、前記内燃機関の下流側に前記燃料混合気の空燃比を検出する空燃比センサを備えたシステムに対し、前記空燃比センサの機能を検定する空燃比センサの検定方法であって、固体電解質体及び多孔質電極からなり酸素のポンピングを行う第1ポンプセルと、固体電解質体及び多孔質電極からなり酸素濃度の測定を行う酸素濃度測定セルとを有し、第1連通路を介して被測定ガス空間に連通された第1室と、固体電解質体及び多孔質電極からなり酸素のポンピングを行う第2ポンプセルを有し、第2連通路を介して前記第1室と連通された第2室と、を備えた窒素酸化物濃度を測定可能なガスセンサを、前記内燃機関の下流側に配置し、前記第1ポンプセルに所定値の電流を流して前記第1室から酸素を汲み出すとともに、前記酸素濃度測定セルの出力電圧が目標値となるように前記空燃比調節手段を制御して空燃比を調節し、このときの前記空燃比センサの出力に基づいて、該空燃比センサの機能を検定することを特徴とする空燃比センサの検定方法を要旨とする。
【0028】
本発明では、上述した構成を有するガスセンサを内燃機関の下流側に配置し、このガスセンサにおいて、第1ポンプセルに所定値の電流(第1ポンプ電流)を流して第1室から酸素を汲み出すとともに、酸素濃度測定セルの出力電圧が目標値となるように空燃比調節手段を制御して空燃比を調節する。例えば吸入空気量を調節したり、燃料噴射量を調節したりして、燃料混合気の空燃比を調節する。
【0029】
そして、このときの空燃比センサの出力に基づいて、空燃比センサの機能を検定する。
つまり、第1ポンプ電流を固定にして作動させた場合には、被測定ガスの空燃比(即ち酸素濃度)に応じて、酸素濃度測定セルの電圧(Vs)が出力されることになる。従って、逆に、Vsを一定にする様に、例えば吸入空気量や燃料噴射量を調節することにより、空燃比を制御することが可能である。
【0030】
従って、このガスセンサを用いて空燃比を制御した場合に、例えば、触媒上流のもう一つの空燃比センサの出力が、このガスセンサで制御している空燃比に一致しない場合には、触媒上流の空燃比センサが劣化したと判断することができる。
【0031】
尚、前記第1,2ポンプセル及び酸素濃度測定セルとは、例えばジルコニア等の酸素イオン伝導性の固体電解質体に一対の多孔質電極を配置したものである。従って、例えば各ポンプセルの電極間に電圧を印加することにより、一方の電極側から他方の電極側に酸素を移動させることができる。また、酸素濃度測定セルの両電極間に酸素濃度の違いがある場合には、両電極間に起電力が発生するので、その起電力に基づいて酸素濃度を測定することができる。
【0032】
また、前記第1,2連通路としては、拡散律速を行う構成を採用できる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の触媒機能の検定方法、空燃比センサの検定方法、及び空燃比制御方法の実施の形態の例(実施例)を、図面に基づいて説明する。
(実施例1)
本実施例は、NOx吸蔵触媒の触媒機能の検定方法を示すものである。
【0034】
a)まず、触媒が配置されたシステムの全体構成について説明する。
このシステムは、自動車に搭載されているシステムであり、図1に示す様に、内燃機関(ガソリンエンジン)2の吸気管4には、その上流側から、吸入空気量を調節するスロットルバルブ6と燃料を噴射するインジェクタ8とが配置されている。一方、排気管10には、その上流側から、空燃比を検出する全領域空燃比センサ12と、排ガス中の窒素酸化物(NOx)を吸着して除去するNOx吸蔵触媒(以下触媒と記す)14と、NOx濃度を測定する窒素酸化物濃度センサ(以下NOxセンサと記す)16が配置されている。
【0035】
尚、触媒としては、例えば、NOx吸蔵物質である炭酸バリウムを通常のセラミック製のハニカム担体に担持させたものを用いることができる。この場合、炭酸バリウムにはロジウムや白金等の触媒を更に担持させる事で、NOをNO2に変換し炭酸バリウムと反応させて硝酸バリウムにして、触媒中に吸蔵させる。
【0036】
そして、全領域空燃比センサ12からの信号は、マイクロコンピュータとして構成されている電子制御装置(ECU)18に入力し、ECU18からは、スロットルバルブ6及びインジェクタ8の駆動を制御する制御信号が出力される。
特にNOxセンサ16は、NOx濃度の測定のための制御回路20を介してECU18に接続されており、制御回路20により、NOxセンサ16の制御やNOxセンサ16の出力の処理がなされる。
【0037】
b)次に、NOxセンサ16の構成について説明する。
図2に示す如く、NOxセンサ16は、第1ポンプセル24,酸素濃度測定セル(以下Vsセルと記す)26,第2ポンプセル28,及びこれら各セルを加熱する左右一対のヒータ(図示せず)を備える。
【0038】
第1ポンプセル24は、薄板状ジルコニアセラミックスからなる固体電解質層24aの両側に、それぞれ矩形状の多孔質電極24b,24cを備えたものである。
また、Vsセル26は、第1ポンプセル24の固体電解質層24aと同様な固体電解質層26aの両側に、それぞれ円形状の多孔質電極26b,26cを形成し、更に、多孔質電極26b,26cの中心部分を貫通するように固体電解質層26aに丸孔を穿設して、その丸孔に、例えばアルミナ等からなる多孔質の充填材を詰めることにより、拡散律速層26dを形成したものである。
【0039】
このように形成された第1ポンプセル24及びVsセル26は、上記各固体電解質層24a,26aと同様な固体電解質層30を介して積層される。そして、この固体電解質層30の各多孔質電極24c,26bとの対向位置には、多孔質電極24cよりも大きな矩形状の孔が穿設されており、この孔が第1室32として機能する。
【0040】
またVsセル26の多孔質電極26c側にも、上記各固体電解質層24a,26aと同形状の固体電解質層34が積層される。そして、この固体電解質層34には、Vsセル26の拡散律速層26dと同位置に同寸法の丸孔を穿設して、その丸孔に、アルミナ等からなる多孔質の充填材を詰めることにより、拡散律速層34dが形成されている。
【0041】
一方、第2ポンプセル28は、第1ポンプセル24と同様、板状に形成された固体電解質層28aの両側に、夫々、矩形状の多孔質電極28b,28cを形成したものである。そして、この第2ポンプセル28は、その内側にて、固体電解質層30とほぼ同様な形状の固体電解質層36を介して、Vsセル26に積層された固体電解質層34に積層され、その外側には、固体電解質層28aと同様な固体電解質層38が積層される。この結果、固体電解質層36に穿設された矩形状の孔が第2室40として機能することになる。
【0042】
また、このように積層される第1ポンプセル24,Vsセル26,第2ポンプセル28の積層体の両側、つまり、第1ポンプセル24と第2ポンプセル28の外側には、図示しないが、それぞれスペーサにより所定間隔を開けてヒータが積層される。
【0043】
c)次に、前記構成のNOxセンサ2を用いてNOx濃度を測定する基本的な方法について説明する。
被測定ガスは、外界(被測定ガス空間)から第1室32内に導入される。このとき、第1室32の開口部32aにより被測定ガスの拡散律速が行われる。
【0044】
次に、第1ポンプセル24に電圧を印加して酸素のポンピングを行う。つまり、第1室32内の被測定ガス中の酸素を被測定ガス空間に排出する。
同時に、Vsセルの出力電圧(Vs)をモニターし、第1室32内の酸素ガス濃度を測定する。そして、酸素ガス濃度が殆ど0になるまで、前記第1ポンプセル24によるポンピングを行う。
【0045】
この状態で、被測定ガスは、拡散律速層26d,34dを通って、第2室40内に導入される。尚、第1ポンプセル24による酸素のポンピングにより、この第2室導入された被測定ガス中には、酸素ガスは殆ど含まれていない。
従って、第2ポンプセル28に電圧を印加して、第2室40から多孔質電極28c側に設けられた基準酸素源側に酸素をポンピングする。つまり、第2室40側の多孔質電極28bにて、NOx(実質的にはNO)を窒素と酸素に分解して、そのうちの酸素をポンピングする。
【0046】
従って、このポンピングによる電流(第2ポンプ電流Ip2)からNOの量(即ちNOx濃度)を測定することができる。
d)次に、本実施例の要部である触媒機能の検定方法について説明する。
▲1▼まず、触媒の機能を回復させるために、いわゆるリッチスパイクを打つという制御を行う。
【0047】
すなわち、NOxを吸蔵するタイプの触媒の場合は、仮にその触媒が被毒により機能が劣化したときでも、通常では、H2やHC成分の多い(リッチの)燃料混合気を触媒に供給すると、触媒の機能が回復するので、ここでは、一旦空燃比をリッチ(R)側に振る制御を行う。
【0048】
例えばスロットルバルブ6を閉じたり、インジェクタ8により燃料を供給することにより、一時的に空燃比をリッチ側に設定する。
具体的には、第1ポンプセル24に流れる電流(第1ポンプ電流Ip1)と空燃比との間には、図3に示す関係があるので、第1ポンプ電流Ip1を図3のマイナス側、即ち酸素を第1室32内に汲み入れる側に設定することにより、空燃比をリッチ側とすることができる。つまり、これにより、図4の実線で示す様に、空燃比を所望の空燃比(リッチ)とすることができる。
【0049】
▲2▼その後、空燃比をリーン側に制御する。
具体的には、第1ポンプセル24に流れる電流(第1ポンプ電流Ip1)を図3のプラス側、即ち酸素を第1室32から汲み出す側の所定値に固定するとともに、Vsセル26の出力電圧Vsを250〜450mVの範囲の例えば350mV(目標値)となる様に、例えばスロットルバルブ6を制御して、空燃比を調節する。
【0050】
これにより、図4の破線で示す様に、空燃比を所望の空燃比(リーン)とすることができる。尚、正確には多少の空燃比の変動がある。
▲3▼そして、この空燃比をリーン側に制御した場合において、Vsセル26の出力電圧Vsが目標値である350mVとなった際の第2ポンプ電流Ip2を求め、この第2ポンプ電流Ip2の値に基づいてNOx濃度を検出する。
【0051】
具体的には、(予め実験等により求められて記憶された)第2ポンプ電流Ip2の値とNOx濃度との関係を示すマップを参照し、測定された第2ポンプ電流Ip2の値からNOx濃度を求める。
ここで、NOx濃度が、通常のエンジン2の作動時の濃度の様に、十分に低い場合には、触媒機能が回復したと見なすことができる。一方、前記リッチスパイクを打って触媒機能を回復させる処理を行ったにもかかわらず、NOx濃度が、通常のエンジン2の作動時の濃度よりも高い場合には、触媒機能が回復していないと見なすことができる。
【0052】
つまり、図5に示す様に、空燃比をリッチ(H2,HC,COが多い状態)からリーン(NOx,O2が多い状態)に切り替えた場合には、排ガス中にNOxが多くなるので、同図の実線で示す様に、NOx濃度が低い状態のままの場合には、触媒機能が回復していると判断できる。一方、同図の破線で示す様に、NOx濃度が増加する場合には、触媒14にて十分にNOxの吸着が行われていない状態、即ち触媒劣化の状態であると判断することができる。
【0053】
この様に、本実施例では、エンジン2に、スロットルバルブ6,インジェクタ8の空燃比調節手段を備えるとともに、空燃比センサ12,触媒14,NOxセンサ16を備えたシステムにおいて、一旦空燃比をリッチに設定して触媒機能の回復を図った後に、空燃比をリッチからリーンに切り替えて、その際のNOx濃度の変化の状態から、触媒14の劣化の状態を判断することができる。
【0054】
つまり、本実施例では、簡単な操作により、容易に且つ確実に触媒機能の検定(例えば触媒劣化の判定)を行うことができる。
(実施例2)
次に、実施例2について説明する。
【0055】
尚、前記実施例1と同様な箇所は、その説明を省略又は簡略化する。
本実施例は、上述したNOxセンサ16を使用して、触媒14の劣化を検出する方法であり、本実施例では、特に起動直後におけるNOxセンサ16の不安定性を補償して、より正確に触媒14の劣化を検出する。
【0056】
本実施例では、前記図1に示すシステムにおいて、基本的な動作として、第1ポンプセル24に所定値の電流(第1ポンプ電流Ip1)を流して第1室32から酸素を汲み出すとともに、Vsセル26の出力電圧Vsが目標値(例えば350mV)となるように空燃比調節手段を制御して空燃比を調節する。
【0057】
そして、本実施例では、まず、空燃比を一旦リッチ側に設定し(リッチスパイク)、その際の第2ポンプ電流Ip2の最小値Ip2minを検出する。
次に、空燃比を再度リーン側に制御し、その際のVsセル26の出力電圧Vsが前記目標値のときの第2ポンプ電流Ip2を求める。
【0058】
そして、前記リッチの際の第2ポンプ電流の最小値Ip2minと、リーンの際の第2ポンプ電流Ip2の差ΔIを求める。
つまり、既に詳述した原理により、前記電流値の差ΔIがリーン制御時における排ガス中のNOx濃度を反映しているので、この電流値の差ΔIに基づいて、NOx濃度を正確に検出することができる。
【0059】
よって、前記リッチスパイクにより触媒能力を回復した直後の触媒14の下流にて、NOx濃度を測定し、その漏洩の状態を判定することにより、触媒14の劣化を正確に検出することができる。
つまり、リッチスパイクにより触媒能力を回復した処理を行ったにもかかわらず、触媒14の下流側にてNOxが基準以上に検出された場合には、触媒14が劣化したと判断することができる。この場合、劣化が硫黄による劣化であるならば、触媒温度を更に高めた状態(700℃)でリッチスパイクを打つことで、硫黄を硫化水素にして排出し、再び触媒を復元することができる。
【0060】
本実施例では、特に、リッチの際の第2ポンプ電流の最小値Ip2minと、リーンの際の第2ポンプ電流Ip2の差ΔIに基づいて、触媒14の劣化を判定しているので、NOxセンサを起動した直後であっても、正確に触媒14の劣化の判定を行うことができるという利点がある。
(実施例3)
次に、実施例3について説明する。
【0061】
尚、前記実施例1と同様な箇所は、その説明を省略又は簡略化する。
本実施例は、上述したNOxセンサ16を使用して、全領域空燃比センサ12の機能を検定する方法である。
例えば前記図1に示すシステムにおいて、第1ポンプセル24に所定値の電流(第1ポンプ電流Ip1)を流して第1室32から酸素を汲み出すとともに、Vsセル26の出力電圧Vsが目標値となるように空燃比調節手段を制御して空燃比を調節する。
【0062】
つまり、第1ポンプ電流Ip1を固定し、且つVsセル24の出力電圧Vsを目標値に制御することにより、例えば前記図4に示した様に、それに対応した空燃比に設定することができる。
従って、このとき、全領域空燃比センサ12の出力をモニターし、このモニターした空燃比と、前記NOxセンサにより設定した空燃比とを比較することにより、全領域空燃比センサ12の機能を検定することができる。
【0063】
例えば、全領域空燃比センサ12により得られた空燃比と、NOxセンサにより設定した空燃比とが大きく違っている場合には、全領域空燃比センサ12の機能が劣化したと判断することができる。
(実施例4)
次に、実施例4について説明する。
【0064】
尚、前記実施例1と同様な箇所は、その説明を省略又は簡略化する。
本実施例は、上述したNOxセンサ16を使用して、空燃比の制御を行う方法である。
例えば前記図1に示すシステムにおいて、全領域空燃比センサ12に代えて、周知のλセンサを用いたシステムを構成する。このλセンサとは、燃料混合気の理論空燃比点にてその出力が急変するセンサである。
【0065】
このシステムにおいては、既に述べた様に、第1ポンプセル24に所定値の電流(第1ポンプ電流Ip1)を流して第1室32から酸素を汲み出すとともに、Vsセル26の出力電圧Vsが目標値となるように空燃比調節手段を制御して空燃比を調節することができる。
【0066】
従って、λセンサだけでは、全領域にわたる空燃比制御が困難であるが、上述したNOxセンサ16を用いることにより、高価な全領域空燃比センサ12を用いることなく、精密な空燃比制御を行うことができる。
尚、本発明は、前記実施例に限定されることなく、本発明の範囲内にて各種の態様で実施できることは勿論である。
【0067】
(1)例えば実施例3,4においては、NOx吸蔵触媒のないシステムにも適用可能である。
(2)また、NOxセンサを使用すれば、全領域空燃比センサやλセンサがない場合でも、空燃比の制御が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のシステム全体を示す説明図である。
【図2】 実施例1のNOxセンサ及び制御回路を示す説明図である。
【図3】 実施例1の第1ポンプ電流と空燃比との関係を示すグラフである。
【図4】 実施例1の空燃比の変化を示すグラフである。
【図5】 実施例1のNOxの変化を示すグラフである。
【図6】 空燃比の変動を示すグラフである。
【符号の説明】
2…内燃機関(エンジン)
6…スロットルバルブ
8…インジェクタ
12…全領域空燃比センサ
14…NOx吸蔵触媒(触媒)
16…NOxセンサ(窒素酸化物濃度センサ)
18…電子制御装置(ECU)
24…第1ポンプセル
24a,26a,28a,30,34,36,38…固体電解質層
24b,24c,26b,26c,28b,28c…多孔質電極
26…Vsセル(酸素濃度測定セル)
26d,34d…拡散律速層
28…第2ポンプセル
32…第1室
40…第2室

Claims (5)

  1. 内燃機関の上流側に燃料混合気の空燃比を調節する空燃比調節手段を備えたシステムに対し、前記燃料混合気の空燃比を制御する空燃比制御方法であって、
    固体電解質体及び多孔質電極からなり酸素のポンピングを行う第1ポンプセルと、固体電解質体及び多孔質電極からなり酸素濃度の測定を行う酸素濃度測定セルとを有し、第1連通路を介して被測定ガス空間に連通された第1室と、
    固体電解質体及び多孔質電極からなり酸素のポンピングを行う第2ポンプセルを有し、第2連通路を介して前記第1室と連通された第2室と、
    を備えた窒素酸化物濃度を測定可能なガスセンサを、前記内燃機関の下流側に配置し、
    前記第1ポンプセルに所定値の電流を流して前記第1室から酸素を汲み出すとともに、前記酸素濃度測定セルの出力電圧が目標値となるように前記空燃比調節手段を制御して空燃比を調節することを特徴とする空燃比制御方法。
  2. 内燃機関の上流側に燃料混合気の空燃比を調節する空燃比調節手段を備え、該内燃機関の下流側に排ガス中の窒素酸化物を除去する触媒を備え、更に該触媒の下流側に窒素酸化物濃度を測定可能なガスセンサを備えたシステムに対し、前記触媒の機能を検定する触媒機能の検定方法であって、
    前記ガスセンサとして、
    固体電解質体及び多孔質電極からなり酸素のポンピングを行う第1ポンプセルと、固体電解質体及び多孔質電極からなり酸素濃度の測定を行う酸素濃度測定セルとを有し、第1連通路を介して被測定ガス空間に連通された第1室と、
    固体電解質体及び多孔質電極からなり酸素のポンピングを行う第2ポンプセルを有し、第2連通路を介して前記第1室と連通された第2室と、
    を備えたガスセンサを用い、
    前記第1ポンプセルに所定値の電流を流して前記第1室から酸素を汲み出すとともに、前記酸素濃度測定セルの出力電圧が目標値となるように前記空燃比調節手段を制御して空燃比を調節し、このときに、前記第2ポンプセルに前記第2室から酸素を汲み出す方向に一定電圧を印加し、前記酸素濃度測定セルの出力電圧が前記目標値のときに該第2ポンプセルに流れる電流から被測定ガス中の窒素酸化物濃度を検出し、該検出結果に基づいて、前記触媒の機能を検定することを特徴とする触媒機能の検定方法。
  3. 前記触媒機能の検定に先立ち、一旦空燃比をリッチ側に設定して触媒機能を回復させ、その後リーン側に設定し、該リーン側に設定した場合における前記窒素酸化物濃度の検出結果に基づいて、前記触媒の機能を検定することを特徴とする請求項2に記載の触媒機能の検定方法。
  4. 一旦空燃比をリッチ側に設定した際に、前記第2ポンプセルに流れる電流の最小値と、
    その後に再び空燃比をリーン側で制御した際に、前記酸素濃度測定セルの出力電圧が前記目標値のときの前記第2ポンプセルに流れる電流と、
    の差に基づいて、前記触媒の機能を検定することを特徴とする請求項3に記載の触媒機能の検定方法。
  5. 内燃機関の上流側に燃料混合気の空燃比を調節する空燃比調節手段を備えるとともに、前記内燃機関の下流側に前記燃料混合気の空燃比を検出する空燃比センサを備えたシステムに対し、前記空燃比センサの機能を検定する空燃比センサの検定方法であって、
    固体電解質体及び多孔質電極からなり酸素のポンピングを行う第1ポンプセルと、固体電解質体及び多孔質電極からなり酸素濃度の測定を行う酸素濃度測定セルとを有し、第1連通路を介して被測定ガス空間に連通された第1室と、
    固体電解質体及び多孔質電極からなり酸素のポンピングを行う第2ポンプセルを有し、第2連通路を介して前記第1室と連通された第2室と、
    を備えた窒素酸化物濃度を測定可能なガスセンサを、前記内燃機関の下流側に配置し、
    前記第1ポンプセルに所定値の電流を流して前記第1室から酸素を汲み出すとともに、前記酸素濃度測定セルの出力電圧が目標値となるように前記空燃比調節手段を制御して空燃比を調節し、このときの前記空燃比センサの出力に基づいて、該空燃比センサの機能を検定することを特徴とする空燃比センサの検定方法。
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