JP4218473B2 - 水質分析計 - Google Patents

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Description

本発明は、排水、下水、環境水、プラント用水などの試料水中に含まれる成分の測定、検査又は管理のための水質分析計に関し、例えば、試料水中に含まれる全窒素(TN)、全リン(TP)、有機汚濁物質の少なくとも1つを測定することのできる水質分析計に関する。
我が国においては水中の有機汚濁物質、窒素化合物、リン化合物を測定する方法は、JISのK0102環境庁告示140号によって公的に規格化されている。
水質分析計の分析方法は、まず試料水中の窒素化合物を硝酸イオンに、リン化合物をリン酸イオンに変換する。
窒素化合物の計測は、PHを2〜3に調整し波長220nmでの紫外線吸光度を測定することで計測される。
一方、リン化合物の計測は、リン酸イオンが特有の光吸収を持たないので、発色剤としてモリブテン酸アンモニウム溶液とL−アスコルビン酸溶液を添加して発色させ、波長880nmでの吸光度を測定している。
また、我が国においては、水質環境保全のために、閉鎖性海域に流入する工場排水に対し、有機汚濁物質についてはすでに総量規制が実施され、UV(紫外線)計、TOC(全有機炭素)計、BOD(生物化学的酸素要求量)計、COD(化学的酸素要求量)計などが公定法として採用されている。その中でもUV計は構成の簡素さにより最も普及している。
水質分析を行なう際は、装置に備えた採水器により、排水や下水、環境水をくみ上げて分析部に供給する(特許文献1参照。)。しかし、水質分析計の採水器は、例えば排水や下水などを採取した場合には、その内部に試料水中に含まれる有機性汚濁物質が付着して蓄積したり、また、微生物膜(例えば、スライムなど)が付着し、試料水に含まれる栄養分や日光によって成長してしまったりすることがある。これら試料水による採水器の汚れは、人手による定期的な洗浄によって除去している。
特開2001−296290号公報
採水器内部の汚れを手作業で洗浄していては労力と時間を要する。また、連続分析装置の場合には、洗浄中は測定装置を停止しなければならないため、測定データを得ることのできない期間、すなわち欠測期間が生じて連続分析に支障をきたす。
そこで本発明は、採水器内部において、汚れの付着・蓄積を抑制することを目的とする。
本発明は、試料水中に含まれる成分を測定する分析部と、試料水を採取して前記分析部に供給する採水器とを備えた水質分析計において、前記採水器は防菌性を有する薬剤から発生する防菌性の気体を前記採水器内に供給する防菌性気体供給部を備え、前記防菌性気体供給部は試料水と直接接触しない位置に設けられていることを特徴とするものである。
薬剤としては、次亜塩素酸、イソシアヌル酸及びそれらの塩のうちいずれかを用いることができる。
洗浄水を前記採水器内部に向けて噴出する洗浄水噴出手段をこの装置に設けることができる。
防菌性気体供給部から常時採水器内に防菌作用を有する気体が供給されることによって、採水器内部の有機汚れの付着や蓄積、成長を抑制することができる。また、採水器内部に有機汚れが一時的に付着しても、防菌作用を有した気体によって容易に除去される。
採水器内部に向けて洗浄水を噴出することによって、分析装置を停止させて分解した後に手作業で洗浄する手間を省略することができる。
図1は一実施例の水質分析計の採水器を概略的に示した断面図である。
この実施例では、オンラインTOC計における採水器を説明する。
この採水器1は中央部に採水容器2の約半分の高さをもつ仕切り板4を備え、この仕切り板4により、試料水を採取する試料採取部2aと、採取された試料を攪拌し均一化してTOC計測部へ供給するホモジナイザ2bとに分けられている。
破線で示された部材10はストレーナであり、試料採取時に試料採取部2aからホモジナイザ2bへ仕切り板4を越えて流れ込む試料水中のゴミを取り除く。
6は試料水を採水容器2に供給する採水チューブであり、採水容器2の試料採取部2a側面に取り付けられている。8、16はそれぞれ試料採取部2a及びホモジナイザ2bの試料水などを外部に排出するための排水管であり、これらはそれぞれ電磁弁9、17によって開閉されるようになっている。
ホモジナイザ2bの側面下方には、TOC計測部に試料水を供給するための試料水供給チューブ12が取り付けられている。14はホモジナイザ2b内で試料水を攪拌して均一化させる攪拌器であり、攪拌器14はモータ(図示略)によって回転させられ、ホモジナイザ2b内の試料水を攪拌する。
採水容器2の上面には、防菌性気体供給部として、内部にペレット状の次亜塩素酸塩ナトリウムを収容した容器18が設けられており、採水容器2との接触面には直径2mmの穴が5箇所開けられている。次亜塩素酸塩ナトリウムは常温・常圧で徐々に気化し、防菌作用のある気体を発生させる。この気体は、容器18及び採水容器2に開けられた直径2mmの穴から採水容器2内に供給される。
ホモジナイザ2bの側面上方からは、洗浄水噴出手段として純水を先端より噴出するノズル20が差し込まれている。ノズル20の先端はストレーナ10に向けられており、先端部より噴出する純水によってストレーナ10やその周辺に付着した汚れが除去される。
採水容器2の試料採取部2aの側面には仕切り板4の上端よりも高い位置に排水口7が設けられ、試料水採取時や採水容器2への試料水の供給量が多すぎる場合など、採水容器2内に試料水が溢れないように排水口7から試料水が排出される。
以下に動作を説明する。
試料水は採水チューブ6から連続的に試料採取部2aに供給され、測定スケジュールに従って電磁弁9が閉じられて試料採取部2aに溜められる。試料採取部2aに溜まった試料水の水位が仕切り板4の高さを越えると、試料水はストレーナ10を通ってホモジナイザ2bに流れ込む。このとき、ホモジナイザ2bに流れ込む試料水に含まれていたゴミはストレーナ10によって取り除かれる。電磁弁9は測定スケジュールに従って所定時間後に開けられて採水チューブ6からの試料水は排水管8から排出される。
ホモジナイザ2bでは電磁弁17が閉じられており、流れ込んだ試料水は攪拌器14によって均一化された後、下方の試料水供給チューブ12を通ってTOC計測部に供給される。このとき、採水チューブ6からの試料水の供給量が、TOC計測部への試料水供給量よりも大きくても、水位が排水口7に達すると排水口7より排水されるので、試料水が採水容器2の上面まで達することはない。
TOC計測部への試料水供給が終了すると、電磁弁17が開けられてホモジナイザ2bに残留した試料水は排水管8及び16より排出される。次いで、ノズル20の先端部より洗浄水として純水が噴出され、ストレーナ10やその周辺に吹き付けられて洗浄が行われ、測定動作が終了する。
採水容器2の内部は、上面の容器18から発生する防菌性の気体により充満されているため、スライムなどの有機汚れが付着しにくくなっており、洗浄水を吹き付けて流すだけで容易に洗浄することができるようになっている。また、防菌性の気体を充満させておくことで、カビなどの菌類の繁殖や成長が抑制される。
容器18に備えられる薬剤としては、次亜塩素酸ナトリウムのほかに、次亜塩素酸、イソシアヌル酸、イソシアヌル酸塩等、防菌作用を有した気体を発生させるものであれば、同様に用いることができる。
容器18と採水容器2との接触面に設けられた穴は、個数、大きさに特に制限はないが、容器18内に防菌性の気体を発生する薬剤が保持され、採水容器2内部に薬剤が発生する気体を充分供給できる程度であるのが望ましい。
薬剤の形状はペレット状のほかに、結晶状又は液状でもよい。液状の薬剤の場合は開口した薬剤容器に入れて容器18内におく。薬剤容器の開口から溢れた薬剤気体が容器18の穴から採水容器2内に侵入する。
一実施例を示す概略図である。
符号の説明
1 採水器
2 採水容器
2a 試料採取部
2b ホモジナイザ
4 仕切り板
6 採水チューブ
7 排出口
8,16 排水管
9,17 バルブ
10 ストレーナ
12 試料水供給チューブ
14 攪拌器
18 容器
20 ノズル

Claims (3)

  1. 試料水中に含まれる成分を測定する分析部と、試料水を採取して前記分析部に供給する採水器とを備えた水質分析計において、
    前記採水器は防菌性を有する薬剤から発生する防菌性の気体を前記採水器内に供給する防菌性気体供給部を備え、
    前記防菌性気体供給部は、前記薬剤が試料水と直接接触しない位置に設けられていることを特徴とする水質分析計。
  2. 前記薬剤は、次亜塩素酸、イソシアヌル酸及びそれらの塩のうちいずれかである請求項1に記載の水質分析計。
  3. 洗浄水を前記採水器内部に向けて噴出する洗浄水噴出手段を備えた請求項1又は2に記載の水質分析計。
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