JP4218070B2 - Sealing structure of substrate storage box in pachinko machine - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機における基板収納ボックスの封印構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機には、可変表示装置に可変表示される図柄が所定の図柄で停止した場合に大当たりとするものがある。このようなパチンコ機には、通常、可変表示装置を制御するためにCPU等を備えた回路基板が設けられている。そして、この回路基板は遊技盤の裏面に装着される基板収納ボックス内に収納されている。基板収納ボックスは固定側のケースと、これに被覆される被覆側ケースとからなっているが、不正な改造がなされないよう、ケースの開放は厳重に監視されることが要求されている。このため、従来より、両ケースの合わせ面に封印紙を貼り付けることが行われてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、封印紙といえども破られずにそのまま剥離してしまう可能性は完全に否定できるものではない。従来は封印の証となるものは封印紙の切断の有無のみであり、万一、封印紙が巧みに剥されるような事態が起きたときには直ちに不正改造の危機に晒されることとなっていた。したがって、より封印の完全性を達成する手段が求められていた。
本発明は上記した従来の問題点に鑑みて開発工夫されたものであり、その目的とするところは、確実な封印を行うことができる封印構造を提供することである。
【0004】
上記の目的を達成するための請求項1の発明は、遊技動作を制御する回路基板を固定するための固定側ケースと、この固定側ケースと整合する被覆側ケースとによって、これら両ケースの内部に前記回路基板を封印して収納させるための構造であって、前記固定側ケースは金属製であって、前記被覆側ケースの側縁に形成した引っ掛け片を前記固定側ケースに形成した引っ掛け孔に係合させ、前記被覆側ケースの前記側壁のうち前記引っ掛け片を形成した側壁とは反対側の側壁の縁部を前記固定側ケースの前記引っ掛け孔を形成した側とは反対側の端部に固定することで両ケースが互いに固定され、前記固定側ケースの前記引っ掛け孔が形成された側の側縁部に突出片が上向きに折り曲げ形成されると共に前記被覆側ケースの側縁部には前記突出片の内側に宛がわれる樹脂製の規制片が下向きにかつ撓み変形可能に延出形成され、前記突出片には係止孔が形成されると共に前記規制片には前記係止孔に嵌合して先端が前記突出片の外面から僅かに突出する寸法の係止突部が突設され、その係止突部を前記係止孔に嵌合させた状態で前記係止突部の先端を熱かしめすることによって両ケースの封印がなされていることを特徴とするものである。
【0005】
【発明の作用及び効果】
請求項1の発明によれば、熱かしめ部分を破壊ないし切断しない限りは、ケースを開放することができないため、その破壊等の痕跡によって封印が解かれたことが明らかとなる。
【0006】
【発明の実施の形態】
[第一実施形態]
以下、本発明のパチンコ機における基板収納ボックスの封印構造を具体化した第一実施形態について図1〜図15を参照して説明する。
<パチンコ機の概略>
まず、パチンコ機の概略について簡単に説明する。パチンコ機の正面を示す図10において、額縁状に形成されたパチンコ機の前面枠11には、金枠12が嵌め込まれており、その金枠12の開口のうち下側開口部分は前面板13によって塞がれている。そして、その前面板13には、打球を貯留しかつ図示しない打球発射装置に打球を供給する上受け皿14が設けられている。また、金枠12の開口のうち、上側開口部分には窓枠15が嵌め込まれ、そこには透明な板硝子16が嵌め込まれている。さらに、前面枠11のうち、前面板13の下方部分には賞球を貯留する下受け皿17及び打球発射装置を操作するハンドル18が設けられている。
【0007】
そして、上記前面枠11の裏面側には、図9に示す遊技盤19が装着されるようになっている。これにより窓枠15内に遊技領域が形成される。即ち、遊技盤19の前面には、各種の入賞玉受入装置や、可変表示装置、装飾ランプ等が配されている。また、遊技盤19の裏面には入賞玉集合カバー20が装着されており、そこに本発明の封印構造を備えた基板収納ボックス21が取り付けられている。そして、その中には上記可変表示装置等の制御用回路基板22が不正改造されないように封印構造をもって封印されている。
【0008】
<基板収納ボックスの構造>
基板収納ボックス21は、図1に示すように、回路基板22を固定するための固定側ケース23とその回路基板22を覆う被覆側ケース24とから構成される。固定側ケース23は、図2に示すように、長方形状の金属製の鋼板からなり、その4隅にはボス部25(金属製)が立設されている。各ボス部25には、ねじ孔が形成されており、ここにビス26(金属製)を締め付けることができるようになっている。この固定側ケース23における一方の長辺部(図2中、手前側の縁部)は上方に僅かに折り曲げ形成されており、その折曲壁27のほぼ中央部分には基板挟持部28が形成されている。基板挟持部28は、一対の基板受部29,29とその間に配された基板押さえ部30とからなり、基板受部29は折曲壁27の所定部位を僅かに上方に突出させた後、内側に折り曲げられることにより形成されている。また、基板押さえ部30も基板受部29同様に折曲壁27の一部を突出させた後、内側に折り曲げられることにより形成されるのであるが、基板受部29より僅かに高く突出させてある。基板受部29と基板押さえ部30との突出高さの差をもって回路基板22の一縁部を差し込んで保持できるようにしている。さらに、これと反対側の長辺部(図2中、奥側の縁部)も同様に上方に僅かに折り曲げられており、その折曲壁31から底板46にかけての部分には、細長な引っ掛け孔32が適当間隔毎に4個形成されている。
【0009】
一方、被覆側ケース24は、図3に示すように、長方形状をなす金属製の鋼板の周縁部を下向きに折り曲げて形成されている。そして、この被覆側ケース24の長辺側の寸法は固定側ケース23の対応する辺の寸法に等しく、短辺側の寸法は、固定側ケース23の対応する辺より短く形成されている。また、被覆側ケース24の前後両側壁(図3中、右側及び左側)は、同図中の手前側の縁部が固定側ケース23の横幅寸法と等しくなるまで突出して張出片24a,24aが形成されている。また、被覆側ケース24における図示手前側の側壁の下縁において両張出片24aの内側にはそれぞれ取付片37,37が折り曲げ形成されている。その取付片37には取付孔37aが形成されており、この各取付孔37aの位置は、後述するように被覆側ケース24を固定側ケース23に被せた状態(図7に示す状態)で固定側ケース23の一方側(図7中、左側)の両ボス部25にそれぞれ整合する位置とされている。また、被覆側ケース24において取付片37が設けられているのと反対側の側壁(図4中、手前側の側壁)には、その下縁部(図4中、上縁部)に4個の引っ掛け片38が前記引っ掛け孔32に対応した間隔で配されている。この引っ掛け片38は、側壁の下縁部を内側に折り曲げることにより形成されたものであり、被覆側ケース24を固定側ケース23に対してほぼ90度開いた姿勢(図6に示す姿勢)で固定側ケース23の引っ掛け孔32に下方から嵌め込まれる。さらに、その後、引っ掛け片38を引っ掛け孔32に係合させた状態のまま被覆側ケース24を固定側ケース23に対して被せる方向(図6中、矢印方向)に回動させることができるようになっている。
【0010】
さらに、被覆側ケース24の上面部には、図3に示すように、方形状の大きな窓孔39を中央にして、その周りに複数のスリット43等が開口している。一方、被覆側ケース24の裏面にはプラスチック製の閉鎖板40が各開口を塞ぐようにして装着されている。但し、この閉鎖板40は各開口を通してケース内を覗き見ることができるよう透明なものが使用されている。より具体的には、窓孔39を透明な閉鎖板40によって塞ぐのは、基板収納ボックス21内に収納される回路基板22上に取り付けられるROM(読み出し専用メモリ)の型式番号(例えば、シリアル番号やバージョン番号)等を窓孔39を通して確認することができるようにするためである。また、被覆側ケース24の長辺側の側壁にも複数のスリット48が形成されているが、これらは放熱孔として機能するものであるから、これらについては閉鎖板40によっては塞がれない。そして、被覆側ケース24の左右両内壁面には、閉鎖板40の取り付けのために一対の係止受部41が、それぞれ前後に配され、共に内方へ切り起こすことによって形成されている。
【0011】
一方、閉鎖板40は、被覆側ケース24の上壁面の裏側を覆うだけの大きさを有し、かつ長辺側の壁面にかけてのR部分にも適合するような側縁形状となっている。さらに、閉鎖板40の左右両縁部には、上記各係止受部41に対応して係止片部42が突出形成されている。そして、被覆側ケース24の裏面側に窓孔39、スリット43等を塞ぐように閉鎖板40を重ね合わせると各係止片部42がそれぞれ係止受部41に係合し、これにより閉鎖板40が窓孔39等を塞いだ状態で保持される(図5参照)。
【0012】
なお、被覆側ケース24の上面には、一隅部(図3中、左上)に円形の貫通孔44が形成されており、同様に閉鎖板40にも貫通孔44に整合する位置に貫通孔45が形成されている。そして、この各貫通孔44,45を利用して被覆側ケース24にはキースイッチ50(図7参照)が取り付けられるようになっている。このキースイッチ50は、回路基板22を基板収納ボックス21内に収納した状態でボックス21外から操作することができ、これを操作することにより例えば大当たりする確率を変動させることができるものである。また、閉鎖板40にはスリット43に整合する位置に複数の小孔49が形成されており、これらはスリット43と整合することにより上記スリット48同様に放熱孔として機能する。
【0013】
<封印構造>
次に、封印構造について述べる。即ち、固定側ケース23の折曲壁31の中央部分及び固定側ケース23における一方の短辺部(図2中、右縁部)の中央部分には、それぞれ突出片33,34が上向きに折り曲げ形成されている。この突出片33は折曲壁31より高く突出し、そのほぼ中央部には長孔状に形成された係止孔33aが穿孔されている。また、被覆側ケース24において取付片37が設けられているのと反対側の側壁(図4中、手前側の側壁)及び一方の短辺部(図4中、右縁部)の中央部分には、それぞれ上記各突出片33,34に対応して切欠部35,36が形成されている。そして、被覆側ケース24を閉じるとその切欠部35,36に固定側ケース23に形成された突出片33,34がそれぞれ面一をなして整合するようになっている。
【0014】
さらに、図11に示すように、閉鎖板40の一方の長辺部(被覆側ケース24における切欠部35が形成された側に整合する側の辺)の中央部分には規制片51が下向きにかつ撓み変形可能に延出形成されている。その規制片51の下端部中央部分であって外側の面には上記係止孔33aにほぼ適合して嵌合可能な係止突部51aが形成されている。この係止突部51aの位置は、閉鎖板40を被覆側ケース24の裏面に取り付けた際に切欠部35のほぼ中央部分に配される位置であり、被覆側ケース24を閉じた際に固定側ケース23の突出片33に穿孔される係止孔33aに嵌り合う位置となっている。また、この係止突部51aの突出寸法は係止孔33aに嵌合した状態で先端が突出片33の外面から僅かに突出する寸法に設定されており、その突出部分を熱かしめすることができるようになっている。
【0015】
なお、回路基板22は、固定側ケース23より僅かに小さな方形状をなしており、その4隅には、ボス部25に対応する位置に固定孔22aが形成されている。また、その回路基板22上にはプリント配線が施され、かつCPUやROM等の電気分品が複数個半田付けされている。また、図示しないが、各固定孔22aの周りには、回路のグランドを構成するランドが形成されている。
【0016】
<第一実施形態の作用>
基板収納ボックス21内に回路基板22を収納しかつ封印するための手順について述べる。まず、回路基板22を固定側ケース23上に重ね合わせ、回路基板22の縁部(図6中、左縁部)を基板挟持部28に保持させかつ一方側(図6中、右側)の固定孔22aをボス部25にねじ止めする。さらに、この状態で、被覆側ケース24を固定側ケース23に対してほぼ90度開いた姿勢とし、被覆側ケース24の引っ掛け片38を固定側ケース23の引っ掛け孔32に下方向から差し込む。(図1及び図6参照)。そして、引っ掛け片38を引っ掛け孔32に係合させた状態のまま、被覆側ケース24を固定側ケース23に対して被せる方向(図1及び図6中、矢印で示す方向)に回動させる。
【0017】
この際、規制片51は、切欠部35を介して被覆側ケース24の外側から指で内方に湾曲させ(図12参照)、被覆側ケース24の閉蓋方向への回動とともに固定側ケース23の突出片33の内側に入り込ませるようにする(図13参照)。すると、被覆側ケース24の回動に伴って、湾曲した規制片51は弾性力で徐々にもとの状態に戻りつつ、係止突部51aが突出片33の上縁部を乗り越えて突出片33の内側に移動する。そして、被覆側ケース24が固定側ケース23に対し正規の閉蓋状態になると規制片51は突出片33の内側面に重なり合い、係止突部51aが突出片33の係止孔33aに嵌り込む。これにより、被覆側ケース24側に設けられた係止突部51aは固定側ケース23の係止孔33aを介してその先端が基板収納ボックス21外に突出することになる。
【0018】
そして、ビス26を取付孔37a及び固定孔22aに挿入し、被覆側ケース24及び回路基板22の他方側をボス部25に共締めするとともに、係止突部51aの基板収納ボックス21外に突出する部分を熱でかしめる(図14参照)。さらに、突出片34と切欠部36との整合面にまたがるように封印紙47を貼り付けるとともに、突出片33と切欠部35との整合面にも封印紙47を熱かしめ部分の一部を覆った状態となるように貼り付ける(図15参照)。これにより、回路基板22は基板収納ボックス21内に収納されかつ規制片51及び封印紙47をもって封印される。
【0019】
<第一実施形態の効果>
このように本実施形態では、規制片51を基板収納ボックス21内において被覆側ケース24から固定側ケース23に架け渡し、かつその先端部を固定側ケース23に形成した係止孔33aから突出させ、さらにそこを熱でかしめたため、そのまま基板収納ボックス21を開放しようとしても、規制片51がこれに抗し、規制片51の熱かしめ部分を破壊或いは切断しない限りこれを開放させることができない。従って、基板収納ボックス21の封印状況が確実に保持される。また、熱かしめ部分を破壊或いは切断した場合には、その破壊等の痕跡によって封印が解かれたことが明きらかとなる。さらに、固定側ケース23と被覆側ケース24との整合面には封印紙47が貼り付けられており、特に一方の封印紙47は熱かしめ部分の一部を覆うように貼り付けられており、熱かしめ部分を破壊等するには封印紙47を剥離した上で行わなければならないから、封印は2重構造となり、基板収納ボックス21が不正に開けられることがより確実に防止される。
【0020】
[第二実施形態]
以下、本発明のパチンコ機における基板収納ボックスの封印構造を具体化した第二実施形態について図16〜図19を参照して説明する。
上記第一実施形態では、封印構造において規制片51に形成された係止突部51aは単なる突部であったが、本実施形態では、係止突部61に切り込みが形成されている。なお、その他の構成部分は、上記第一実施形態と同様であるため、ここでは同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0021】
即ち、図16に示すように、規制片51の下端部外側面には、上記第一実施形態同様に係止突部61が形成されており、その係止突部61は円柱状をなしている。また、固定側ケース23の突出片33には、図17に示すように、上記係止突部61に対応して係止孔33aが形成され、かつその係止孔33aは係止突部61の形状より僅かに大きく設定されており、そこに係止突部61を嵌め込むことができるようになっている。また、係止突部61の突出寸法は、係止孔33aに嵌まり合った状態でその先端が係止孔33aから僅かに突出する寸法に設定されており、嵌合状態で突出部分を熱かしめできるようにしている。また、係止突部61の突出面には、十字状の切り込み部62が形成されており、その深さは規制片51の表面に至る部分まで達している。これにより、係止突部61は、同形状の4つの突片63に分割される。
【0022】
さて、本実施形態でも上記第一実施形態同様に被覆側ケース24を固定側ケース23に取り付ける際に規制片51を撓み変形させて固定側ケース23の突出片33の内側に入り込ませる。すると、係止突部61は固定側ケース23と被覆側ケース24とが正規の閉蓋状態とされるのに伴って係止孔33aに嵌まり込む(図17参照)。その後、係止孔33aから突出する部分を熱かしめするのであるが、本実施形態では、熱かしめ治具64の先端を係止突部61の突出面のほぼ中央部、つまり、切り込み部62の中心部に押し付ける(図18参照)。そして、熱かしめ治具64の先端を切り込み部62内に割り込ませると、分割された各突片63は開かれるようにして押し潰され、係止孔33aの開口周縁に均一に広がってかしめ状態とされる。さらに、その後、被覆側ケース24の切欠部35と固定側ケース23の突出片33との整合面においてこの熱かしめ部分の一部を覆うようにして封印紙65を貼り付ける(図19参照)。
【0023】
ところで、本実施形態のように係止突部に切り込みを設けず、単に棒軸状に形成したものでは、熱を加えながら係止突部を押し潰しても、押し潰し方向等、作業上のばらつきによって係止孔周りに均一幅をもって潰れ変形させるのは容易でない。結果的に、係止孔周りの一方に偏った状態でかしめがなされることが多い。その点、本実施形態のように、係止突部61に切り込みを設けたものでは、熱かしめ治具64による押し潰し操作がなされた場合に、4つの突片63がそれぞれ放射方向に倒されながら押し潰し作用を受けるため、かしめ部分の偏在化が避けられ係止孔33a周りのかしめが均一になる。したがって、本実施形態のものは、係止突部61を上記のような単なる棒軸状に形成したものに比較すれば、熱かしめがより確実なものとなる。
【0024】
[第三実施形態]
以下、本発明のパチンコ機における基板収納ボックスの封印構造を具体化した第三実施形態について図20〜図22を参照して説明する。
上記第一実施形態では、封印構造は固定側ケース23における折曲壁31のほぼ中央部に突出する突出片33に対して規制片51を係合させることにより構成されたが、本実施形態では固定側ケース23における短辺部に突出する突出片34に規制片71を係合させることにより構成される。なお、その他の構成部分は、上記第一実施形態と同様であるため、ここでは同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0025】
即ち、図20に示すように、閉鎖板40の一方の短辺部のほぼ中央部には規制片71が下向きかつ撓み変形可能に延出形成されており、その下端部は図21に示すように、被覆側ケース24の切欠部36内に達している。さらに、その規制片71の下端部外側面には直方体状の係止突部72が形成されている。この係止突部72の下端部はテーパ状に切り欠かれており、次述する係止孔34aに嵌り込む際の案内部72aとされている。一方、固定側ケース23の一方の短辺部に突出する突出片34には、そのほぼ中央部に上記係止突部72に対応して係止孔34aが形成されており、その大きさは係止突部72の形状より僅かに大きく形成されここに係止突部72を嵌合可能にしている。また、係止突部72の突出寸法は、係止孔34aに嵌合した状態で僅かに突出する寸法に設定されており、嵌合状態で突出する部分を熱かしめ可能にしている。
【0026】
さて、本実施形態では、被覆側ケース24を固定側ケース23に対してほぼ90度に開いた姿勢で係合させた後、被覆側ケース24をそのまま固定側ケース23に対する閉蓋方向(図21中、矢印方向)に回動させる。すると、被覆側ケース24が閉蓋状態とされるに伴って、係止突部72の案内部72aが突出片34の先端に押圧されて規制片71は内方に撓み、被覆側ケース24が正規の閉蓋状態となると突出片34の係止孔34aに係止突部72が内側から嵌り込む(図22参照)。そして、その後、係止孔34aから突出する部分に熱かしめ治具を押し付けて熱かしめするとともに、突出片34と切欠部36との整合面においてこの熱かしめ部分の一部を覆うように封印紙73を貼ればよい(図22参照)。これにより基板収納ボックスは封印状態とされる。
【0027】
従って、本実施形態では、固定側ケース23を被覆側ケース24で閉蓋する際に、規制片71を指等で強制的に撓ませながら行う必要がないから、封印作業が非常に容易である。
なお、本実施形態においても、係止突部72に第二実施形態に示すような切り込みを形成すれば、当然に第二実施形態同様、熱かしめの確実性という効果を得る。
【0028】
[第四実施形態]
以下、本発明のパチンコ機における基板収納ボックスの封印構造を具体化した第四実施形態について図23を参照して説明する。
第一実施形態における係止孔33aの形態に代えて、図23に示すように切り欠いて形成したものとしてもよい。即ち、突出片33の上縁部のほぼ中央部から下方に向けて切欠溝81を形成し、その下端部を突出片33のほぼ中間の深さまで切り欠く。また、切欠溝81の開口縁部をテーパ状に切り欠いて案内部81aとし、係止突部51aを切欠溝81内に嵌り易くする。なお、その他の構成部分は、第一実施形態と同様であるため、ここでは同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0029】
これにより、被覆側ケース24を固定側ケース23に取り付ける際に、係止突部51aは突出片33の先端に係合した後、切欠溝81内に案内され、両ケース23,24が正規の閉蓋状態とされるのに伴って突出片33のほぼ中央まで切欠溝81に沿って移動する。従って、第一実施形態のように係止突部51aを係止孔33aに嵌め込む際に突出片33の先端を無理矢理乗り越えさせなくてもよいから、円滑に封印作業を行うことができる。さらには、係止突部51aが突出片33に押圧されて規制片51が大きく撓み変形されることもないから、規制片51の破損や突出片33の変形等を防止できる。
なお、当然に本実施形態の発明を第二、第三実施形態に適用することができ、特に、第三実施形態に適用した場合には係止突部72の案内部72aを不要とすることができる。
【0030】
[第五実施形態]
以下、本発明のパチンコ機における基板収納ボックスの封印構造を具体化した第五実施形態について図24及び図25を参照して説明する。
図3に示すように、第一実施形態において規制片51は閉鎖板40における湾曲した側部下縁をそのまままっすぐ下方に延出させることにより形成されていた。即ち、規制片51は、閉鎖板40の長辺側の側縁部を被覆側ケース24のR部分に適合して湾曲させた後、被覆側ケース24の内壁面に沿って切欠部35まで延出形成されている。従って、第一実施形態では、被覆側ケース24と固定側ケース23とが正規の閉蓋状態とされると、図14に示すように、規制片51は被覆側ケース24から切欠部35に整合する固定側ケース23の突出片33にかけて両内壁面に密接した状態で延び、その規制片51の下端部に形成された係止突部51aを突出片33の係止孔33aに嵌め込む。
【0031】
これに対し本実施形態では、図24及び図25に示すように、規制片91は閉鎖板40の湾曲部40aより僅かに内側部分から下方に折り曲げることにより形成される。即ち、閉鎖板40の側縁部のほぼ中央部において、規制片91は被覆側ケース24のR部分に適合するように湾曲するのではなく、被覆側ケース24の内壁面との間に僅かな空間を形成して下方に垂直に折れ曲がり形成されている。さらに、その規制片91の下端部91aは、上記第一実施形態同様に切欠部35まで延出されているが、その下端部91aは外側へ山なりに湾曲している。従って、被覆側ケース24と固定側ケース23とが正規の閉蓋状態とされて切欠部35に突出片33が整合すると、規制片91の下端部91aはこの突出片33の内壁面に弾性力をもって押し付けられるようになっている。また、その山なりに湾曲した下端部91aの頂部には係止突部92が形成されており、正規の閉蓋状態において突出片33の係止孔33aに嵌合可能とされている。なお、その他の構成部分は、第一実施形態と同様であるため、ここでは同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0032】
さて、本実施形態でも、基板収納ボックスを封印するためには、上記第一実施形態同様に規制片91を撓み変形させつつ被覆側ケース24を固定側ケース23に取り付ける。これにより、両ケース23,24が正規の閉蓋状態とされるにつれ規制片91は切欠部35に整合する突出片33の内側へ入り込み、その下端部91aに形成された係止突部92を突出片33の係止孔33aへと導く。
【0033】
ところで、被覆側ケース24と固定側ケース23とが閉蓋状態となったときに、正規には切欠部35内に整合する突出片33と被覆側ケース24の内壁面とは面一になるのであるが、組み付け上の誤差等により面一にならず、段差を生じることがある。しかし、この段差が、例えば、突出片33が被覆側ケース24の内壁面より外側へ位置ずれする方向に生じた場合には、上記第一実施形態のように規制片51が被覆側ケース24の内壁面に密接する状態で延びているものでは、規制片51と突出片33との間に隙間を生じ、係止孔33aからの係止突部51aの突出量が小さくなってしまう。逆に、突出片33が被覆側ケース24の内壁面より内側へ位置ずれした場合には、規制片51の下端部は突出片33によって内側へ押圧されて斜めに変形され、その結果係止突部51aは係止孔33aに嵌め込まれずにその開口縁部に引っ掛かったままになるという事態が発生する。
【0034】
しかし、本実施形態では、規制片91は被覆側ケース24の内壁面との間に僅かな空間を形成しつつ下方に延びかつ下端部91aが山なりに湾曲しており、両ケース23,24が正規の閉蓋状態とされると規制片91の下端部は突出片33の内壁面に押し付けられる。そのため、突出片33と被覆側ケース24の内壁面とが多少ずれて整合しても、規制片91の下端部と突出片33との間に隙間を生じたり、規制片91の下端部が押圧されて斜めに変形したりすることはなく、係止突部92は押し出されるようにして係止孔33aに嵌め込まれる。
【0035】
従って、本実施形態では、両ケース23,24の正規の閉蓋状態のおいて、係止突部92は確実に係止孔33aに嵌め込まれ、かつその先端は熱かしめし易いように係止孔33aから突出する。
なお、当然に本実施形態の発明を第二、第三、第四実施形態に適用することができる。
[その他の実施形態]
なお、本発明は種々の変更が可能であり、次のような変形例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1) 上記各実施形態では固定側・被覆側のいずれのケース23,24も金属製のものを使用したが、被覆側ケースについては樹脂製であってもよく、そのようにすれば閉鎖板をケースと一体化させたものとすることもできる。
【0036】
(2) また、引っ掛け孔32と引っ掛け片38との係合によりヒンジを構成していたが、そのようなヒンジを構成せずに被覆側ケースの四隅を固定側ケースにねじ止めするものであってもよい。
【0037】
(3) 上記各実施形態のように、必ずしも規制片51,71,91は閉鎖板40から一体に形成される必要はなく、それ自体単独で形成されたものであってもよい。この場合には、適当な手段によってケースの内面に固定できるようにすることが必要となる。例えば、そのようにして樹脂部材を固定側ケースから延出させ被覆側ケースの外面において熱かしめするようにしてもよい。
【0039】
(4) 上記第一実施形態における係止突部51aの下端部をテーパ状に切り欠き、突出片33の先端を乗り越える際にこのテーパ面を係合させながら行ってもよい。これにより、円滑に係止突部が係止孔に案内され、もって封印作業が容易とされる。
【0040】
(5) 上記第二実施形態では、係止突部61に十字状の切り込み部62が形成されていたが、縦方向或いは横方向に係止突部を2分割するような切り込みや、係止突部を適当な角度毎に等分割するような切り込みであってもよく、要するに切り込みによって分割される分割片(第二実施形態中、突片)が均一に押し開かれるようなものであればよい。
【0041】
(6) また、各突片が寄せ集められている中心部にこれらによって形成される円錐状のテーパ面を設定し、熱かしめ治具の先端を導入し易くしてもよい。
【0042】
(7) 上記第三実施形態は、固定側ケース23における短辺部の突出片34を利用したものであったが、これに限らず、引っ掛け孔等を形成した長辺部とは反対側の長辺部(第一実施形態中、折曲壁27側)に突出片を形成しかつこれに対応して被覆側ケースに規制片を設けるようにしてもよい。
その他、本発明は要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一実施形態の全体を示す斜視図である。
【図2】 同実施形態における固定側ケースを示す斜視図である。
【図3】 同実施形態における被覆側ケースと閉鎖板を示す分解斜視図である。
【図4】 同実施形態における被覆側ケースを裏返して示す斜視図である。
【図5】同実施形態における被覆側ケースに閉鎖板を取り付けた状態を示す断面図である。
【図6】同実施形態における固定側ケースの引っ掛け孔に被覆側ケースの引っ掛け片を係合させた状態を示す断面図である。
【図7】同実施形態における回路基板を収納した状態を示す断面図である。
【図8】同実施形態における回路基板を収納した状態を示す斜視図である。
【図9】同実施形態における遊技盤の裏面を示す後面図である。
【図10】同実施形態におけるパチンコ機の正面を示す正面図である。
【図11】同実施形態における規制片を示す部分拡大側面図である。
【図12】同実施形態における封印過程(規制片を湾曲させた状態)を示す部分拡大断面図である。
【図13】同実施形態における封印過程(規制片の先端が突出片の内側に入り込む状態)を示す部分拡大断面図である。
【図14】同実施形態における封印過程(封印された状態)を示す部分拡大断面図である。
【図15】同実施形態における封印紙を貼り付けた状態を示す部分拡大側面図である。
【図16】第二実施形態における係止突部を示す部分拡大斜視図である。
【図17】同実施形態における係止突部の嵌合状態を示す部分拡大側面図である。
【図18】同実施形態における熱かしめ状態を示す部分拡大断面図である。
【図19】同実施形態における封印紙を貼り付けた状態を示す部分拡大側面図である。
【図20】第三実施形態における規制片を示す部分拡大斜視図である。
【図21】同実施形態における閉蓋前の状態を示す側面図である。
【図22】同実施形態における閉蓋状態を示す側面図である。
【図23】第四実施形態における突出片を示す部分拡大側面図である。
【図24】第五実施形態における規制片を示す部分拡大斜視図である。
【図25】同実施形態における係止突部の嵌合状態を示す部分拡大断面図である。
【符号の説明】
21…基板収納ボックス
22…回路基板
23…固定側ケース
24…被覆側ケース
33a…係止孔(開口部)
81…切欠溝(開口部)
51,71,91…規制片
51a,61,72,92…係止突部(端部)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a sealing structure for a substrate storage box in a pachinko machine.
[0002]
[Prior art]
Some pachinko machines have a big hit when a symbol variably displayed on a variable display device stops at a predetermined symbol. Such a pachinko machine is usually provided with a circuit board having a CPU or the like for controlling the variable display device. And this circuit board is accommodated in the board | substrate storage box with which the back surface of a game board is mounted | worn. The substrate storage box is composed of a fixed case and a covering case that is covered with the case. However, it is required that the opening of the case be closely monitored to prevent unauthorized modification. For this reason, sticking paper has been conventionally performed on the mating surfaces of both cases.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, even if it is a sealed paper, the possibility of peeling without being broken is not completely denyable. In the past, the only proof of sealing was the presence or absence of cutting of the sealing paper. In the unlikely event that the sealing paper was skillfully peeled off, it was immediately exposed to the risk of unauthorized modification. . Therefore, there was a need for a means to achieve greater seal integrity.
The present invention has been developed and devised in view of the above-described conventional problems, and an object of the present invention is to provide a sealing structure capable of performing reliable sealing.
[0004]
In order to achieve the above-mentioned object, the invention of claim 1 is characterized in that a fixed side case for fixing a circuit board for controlling a game operation and a covering side case aligned with the fixed side case are used to form the interior of both cases. The circuit board is sealed and stored, and the stationary case is made of metal.The side wall of the covering side case is engaged with the hooking hole formed on the fixed side case, and the side wall of the covering side case is opposite to the side wall on which the hooking piece is formed. The two cases are fixed to each other by fixing the edge of the fixed side case to the end of the fixed side case opposite to the side where the hook hole is formed, and the side of the fixed side case where the hook hole is formedA protruding piece is bent upward on the side edge, and a resin-made restricting piece directed to the inside of the protruding piece is extended downward and bendably deformed on the side edge of the covering case. The protruding piece is formed with a locking hole, and the restricting piece is provided with a locking projection that fits into the locking hole and has a dimension that slightly protrudes from the outer surface of the protruding piece. The two cases are sealed by heat caulking the tips of the locking projections with the locking projections fitted in the locking holes.
[0005]
[Action and effect of the invention]
According to the invention of claim 1,Since the case cannot be opened unless the heat-caulked portion is destroyed or cut, it becomes clear that the seal has been released by the trace of the destruction.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[First embodiment]
Hereinafter, a first embodiment embodying a sealing structure of a substrate storage box in a pachinko machine according to the present invention will be described with reference to FIGS.
<Outline of pachinko machine>
First, the outline of the pachinko machine will be briefly described. In FIG. 10 showing the front of the pachinko machine, a
[0007]
A
[0008]
<Structure of board storage box>
As shown in FIG. 1, the
[0009]
On the other hand, as shown in FIG. 3, the covering
[0010]
Further, as shown in FIG. 3, a plurality of
[0011]
On the other hand, the closing
[0012]
A circular through
[0013]
<Sealing structure>
Next, the sealing structure will be described. That is, the protruding
[0014]
Further, as shown in FIG. 11, the restricting
[0015]
The
[0016]
<Operation of First Embodiment>
A procedure for storing and sealing the
[0017]
At this time, the restricting
[0018]
Then, the
[0019]
<Effect of the first embodiment>
As described above, in the present embodiment, the regulating
[0020]
[Second Embodiment]
A second embodiment that embodies the sealing structure of the substrate storage box in the pachinko machine of the present invention will be described below with reference to FIGS.
In the first embodiment, the locking
[0021]
That is, as shown in FIG. 16, a locking
[0022]
In the present embodiment as well, as in the first embodiment, when the
[0023]
By the way, in the case where the locking projection is not provided with a notch as in the present embodiment, but is simply formed in a rod shaft shape, even if the locking projection is crushed while applying heat, the crushing direction, etc. It is not easy to crush and deform with a uniform width around the locking hole due to variations. As a result, caulking is often performed in a state of being biased to one side around the locking hole. In this regard, in the case where the notch is provided in the locking
[0024]
[Third embodiment]
Hereinafter, a third embodiment that embodies the sealing structure of the substrate storage box in the pachinko machine of the present invention will be described with reference to FIGS.
In the first embodiment, the sealing structure is configured by engaging the regulating
[0025]
That is, as shown in FIG. 20, a restricting
[0026]
In the present embodiment, after the
[0027]
Therefore, in the present embodiment, when closing the fixed
Also in this embodiment, if the notch as shown in the second embodiment is formed in the locking
[0028]
[Fourth embodiment]
Hereinafter, a fourth embodiment in which the sealing structure of the substrate storage box in the pachinko machine of the present invention is embodied will be described with reference to FIG.
Instead of the form of the
[0029]
As a result, when the
Of course, the invention of the present embodiment can be applied to the second and third embodiments, and in particular, when applied to the third embodiment, the
[0030]
[Fifth embodiment]
Hereinafter, a fifth embodiment embodying the sealing structure of the substrate storage box in the pachinko machine of the present invention will be described with reference to FIGS. 24 and 25. FIG.
As shown in FIG. 3, in the first embodiment, the
[0031]
On the other hand, in this embodiment, as shown in FIGS. 24 and 25, the restricting
[0032]
In the present embodiment, in order to seal the substrate storage box, the covering
[0033]
By the way, when the
[0034]
However, in the present embodiment, the regulating
[0035]
Therefore, in the present embodiment, the locking
Of course, the invention of this embodiment can be applied to the second, third and fourth embodiments.
[Other Embodiments]
The present invention can be modified in various ways, and the following modifications are also included in the technical scope of the present invention.
(1) In each of the above embodiments, the
[0036]
(2) Further, the hinge is configured by the engagement of the
[0037]
(3) As in the above embodiments, the restricting
[0039]
(4The lower end of the locking
[0040]
(5In the second embodiment, the
[0041]
(6In addition, a conical taper surface formed by these may be set at the center where the projecting pieces are gathered to facilitate introduction of the tip of the heat caulking jig.
[0042]
(7In the third embodiment, the protruding
In addition, the present invention can be implemented with various modifications without departing from the scope of the invention.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing the entirety of a first embodiment.
FIG. 2 is a perspective view showing a fixed side case in the same embodiment.
FIG. 3 is an exploded perspective view showing a covering side case and a closing plate in the same embodiment.
FIG. 4 is a perspective view showing the covering side case upside down in the same embodiment;
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a state in which a closing plate is attached to the covering side case in the same embodiment.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing a state in which the hook piece of the covering case is engaged with the hook hole of the stationary case in the embodiment.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing a state in which the circuit board is accommodated in the embodiment.
FIG. 8 is a perspective view showing a state in which the circuit board in the embodiment is housed.
FIG. 9 is a rear view showing the back surface of the game board in the same embodiment.
FIG. 10 is a front view showing the front of the pachinko machine in the same embodiment.
FIG. 11 is a partially enlarged side view showing the restricting piece in the same embodiment.
FIG. 12 is a partially enlarged cross-sectional view showing a sealing process (a state in which a regulating piece is bent) in the same embodiment;
FIG. 13 is a partially enlarged cross-sectional view showing a sealing process (a state where the leading end of the regulating piece enters the inside of the protruding piece) in the same embodiment;
FIG. 14 is a partially enlarged sectional view showing a sealing process (sealed state) in the same embodiment;
FIG. 15 is a partially enlarged side view showing a state where a sealing paper is pasted in the same embodiment;
FIG. 16 is a partially enlarged perspective view showing a locking projection in the second embodiment.
FIG. 17 is a partially enlarged side view showing a fitting state of the locking protrusion in the same embodiment.
FIG. 18 is a partially enlarged cross-sectional view showing a heat staking state in the same embodiment.
FIG. 19 is a partially enlarged side view showing a state where a sealing paper is pasted in the same embodiment;
FIG. 20 is a partially enlarged perspective view showing a regulating piece in the third embodiment.
FIG. 21 is a side view showing a state before the lid is closed in the same embodiment;
FIG. 22 is a side view showing a closed state in the embodiment.
FIG. 23 is a partially enlarged side view showing a protruding piece in the fourth embodiment.
FIG. 24 is a partially enlarged perspective view showing a regulating piece in the fifth embodiment.
FIG. 25 is a partially enlarged cross-sectional view showing a fitting state of the locking protrusion in the same embodiment.
[Explanation of symbols]
21 ... Board storage box
22 ... Circuit board
23 ... Fixed side case
24 ... Cover side case
33a ... Locking hole (opening)
81 ... Notch groove (opening)
51, 71, 91 ... restriction piece
51a, 61, 72, 92 ... locking projection (end)
Claims (1)
前記固定側ケースは金属製であって、前記被覆側ケースの側縁に形成した引っ掛け片を前記固定側ケースに形成した引っ掛け孔に係合させ、前記被覆側ケースの前記側壁のうち前記引っ掛け片を形成した側壁とは反対側の側壁の縁部を前記固定側ケースの前記引っ掛け孔を形成した側とは反対側の端部に固定することで両ケースが互いに固定され、
前記固定側ケースの前記引っ掛け孔が形成された側の側縁部に突出片が上向きに折り曲げ形成されると共に前記被覆側ケースの側縁部には前記突出片の内側に宛がわれる樹脂製の規制片が下向きにかつ撓み変形可能に延出形成され、前記突出片には係止孔が形成されると共に前記規制片には前記係止孔に嵌合して先端が前記突出片の外面から僅かに突出する寸法の係止突部が突設され、その係止突部を前記係止孔に嵌合させた状態で前記係止突部の先端を熱かしめすることによって両ケースの封印がなされていることを特徴とするパチンコ機における基板収納ボックスの封印構造。It is a structure for sealing and storing the circuit board inside both cases by a fixed side case for fixing the circuit board for controlling the game operation and a covering side case aligned with the fixed side case. And
The fixed side case is made of metal, and a hook piece formed on a side edge of the cover side case is engaged with a hook hole formed in the fixed side case, and the hook piece of the side wall of the cover side case is engaged. Both cases are fixed to each other by fixing the edge of the side wall opposite to the side wall on which is formed to the end of the fixed side case opposite to the side on which the hook hole is formed,
A protruding piece is formed by bending upward at the side edge of the fixed side case where the hooking hole is formed, and the side edge of the covering side case is made of a resin that is applied to the inside of the protruding piece. A restricting piece is formed to extend downward and bendably deformable, and a locking hole is formed in the protruding piece, and the restricting piece is fitted into the locking hole, and a tip is formed from the outer surface of the protruding piece. A locking projection having a slightly projecting dimension is provided, and the ends of the locking projections are heat caulked in a state where the locking projection is fitted in the locking hole, thereby sealing both cases. A sealing structure of a substrate storage box in a pachinko machine characterized by being made.
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