JP4216723B2 - 相関関数のピークとサイドローブとを識別するように構成されたパラメータ推定器 - Google Patents

相関関数のピークとサイドローブとを識別するように構成されたパラメータ推定器 Download PDF

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Description

本発明は、相関分析を用いたパラメータ推定の分野に係り、更に詳しくは、複数経路のような要因によって引き起こされる歪みに直面している信号のパラメータを推定するための相関分析を行うパラメータ推定器に関する。
GPSは、各々が地表上の正確な軌道上を移動する衛星の集合体である。各衛星は、衛星にユニークな疑似ノイズ(PN)コードを用いて変調された信号を送信する。各PNコードは、予め定めた数のチップからなる。GPS受信機は、GPS受信機に見える各衛星からの信号を混合してなる合成信号を受信する。この受信機における信号検出機は、受信信号と、衛星のためのPNコードのシフトバージョンとの相関関係の度合いを決定することによって、特定の衛星からの送信を検出する。万が一、シフトオフセットのうちの一つの相関値における十分な品質のピークが検出された場合には、この受信機は、衛星からの送信を検出したものと考えられる。
この受信機は、少なくとも4つの衛星からの送信を検出することによって、その位置を推定する。各検出された送信に対し、この受信機は、送信時間と到着時間との間の遅延(チップ、又はチップの小部分について)を推定するためにPNコードにおけるシフトを用いる。予め知られた送信速度が与えられると、この受信機は、受信機自身と衛星との間の距離を推定する。この推定された距離は、衛星の回りの球を定義する。この受信機は、各衛星の正確な軌道と位置とを知っており、これら軌道と位置とに対する更新を連続して取得する。この情報から、受信機は、4つの衛星の球が交差する地点から位置(及び現在の時間)を判定することができる。
FCCは、移動局を含むものに限定される訳ではない加入者局が、911番及びその他の緊急呼出に対する迅速な応答を促進するために、自分の位置を推定できるように指令した。この指令に呼応して、現在、GPS衛星送信から自己の位置を推定する手段を加入者局に備えるための努力がなされている。更に、無線通信システムにおける基地局またはセクタは、ユニークなPNコードを用いて変調されたパイロット信号を送信するので、これら努力はまた、加入者局が、基地局またはセクタの多数から、あるいは基地局またはセクタと、GPS衛星との組み合わせの送信から、位置を推定することを可能にすることを含んでいる。
GPS受信機における信号検出器は、予め定めたサーチウィンドウで定義された範囲内の衛星に対して、受信信号(一般的には、多数の衛星からの送信の混合からなる合成信号)に、PNコードのシフトバージョンを乗じ、その後、更に、それぞれシフトPNしたコードについて、この乗算の結果を予め定めた積算時間にわたって積算し、受信信号とシフトしたPNコードとの間の相関関係の程度を示す値を得ることによって導出される相関関数のピークから、衛星の送信を検出することを試みる。そして、このピークが検出された場合には、この信号検出器は、このピークからの到着時間のような一つ以上のパラメータを推定する。
しかしながら、このような検出器は、基地局(または基地局セクタ)からの到着時間のようなパラメータを推定する目的に対しては一般に効果的ではない。なぜなら、GPS衛星からの送信とは違って、基地局またはセクタからの送信は、複数経路と、視線の欠如とによって、より厳しい歪みに直面しているからである。これらの歪みは一般に、基地局またはセクタからの多数の信号のバージョンを、検出器において発生させる。これは、振幅が変化する多数のピークを、信号の相関関数に順に導く。多くの場合において、視線送信に対応するピークは、複数経路到着を表す後のピークよりも弱い。したがって、基地局(または基地局セクタ)送信からの到着時間のようなパラメータを推定する検出器は、初期の弱く受信された複数経路を検出することにより特化する必要がある。同時に、CDMA信号から導出された相関関数は一般に、GPS信号とともに経験したものよりもはるかに大きいメインピークのサイドローブを持つ。初期に受信されたピークであるこれらサイドローブの検出は、位置精度の甚大な低下をもたらす。GPS検出器は、一般にメインピークの大きなサイドローブとは関係ないので、最も初期のサイドローブではないピークを検出する能力を必要とする基地局またはセクタの送信からの到着時間のような特定のパラメータを正確に推定することは一般的に不可能である。
例えば、メインピークとしてあるサイドローブを誤って報告する加入者局を考える。これは、少なくとも360mの範囲誤差を、加入者局の位置推定に対してもたらす。これは、FCCが、時間の95%において±150mの精度で、時間の67%において±50mの精度を要求していることを考えると、受け入れがたいことである。
米国仮出願第60/340,100号 Qualcomm Dkt.番号010374 Qualcomm Dkt.番号010375 Qualcomm Dkt.番号010378
本出願は、2001年11月1日に出願された米国仮出願第60/340,100号(特許文献1)の優先権を主張する。
また、本出願は、米国出願番号が採番される予定の各Qualcomm Dkt.番号010374(特許文献2),010375(特許文献3),010378(特許文献4)に関連している。なお、これらは、全て本譲受人によって共通して所有されている。これら出願は、あたかも完全に発表されたかのように、本願で完全に引用し援用している。
本発明は、相関解析を通じて、信号の一つ以上のパラメータを推定するためのパラメータ推定器を提供する。このパラメータ推定器は、相関ロジックと分析ロジックとからなる。この相関ロジックは、識別コードのシフトバージョンと信号との間の相関を表す信号から、相関関数を導出するように構成されている。この分析ロジックは、一つ以上の第1のピークが存在するかを検出することと、もし存在するのであれば、前記一つ以上の第1のピークが、第2のピークの一つ以上のサイドローブと識別可能であるかを判定することとを含む相関関数の分析を行うように構成されている。この一つ以上の第1のピークが存在し、第2のピークのサイドローブと識別可能であると判定された場合には、分析ロジックは、一つ以上の第1のピークに応した一つ以上のパラメータを推定するように構成されている。一つ以上の第1のピークが存在しないか、または存在するにしても、第2のピークのサイドローブと識別可能ではない場合には、この分析ロジックは、第2のピークに答した一つ以上のパラメータを推定するように構成されている。この信号は、単独の信号であるか、または、複数の信号を含んでいる合成信号の一部である。第2のピークは、最も強い(すなわち、メインの)ピークであるかもしれない。そして、この一つ以上の第1のピークは、この最も強いピークよりも時間的に早い弱いピークでありうる。推定されるパラメータの一例は、これらに限定される訳ではないが、到着時間(TOA)、TOA推定値に対する自乗平均平方根誤差(RMSE:root mean squared error)、合計受信力(I)で除されたチップ毎のエネルギー(E)等を含んでいる。
ある実施例では、この分析ロジックは、相関関数に関する推測的な知識に基づいて、一つ以上の第1のピークが、第2のピークのサイドローブと識別可能であるかを判定するように構成されている。特に、独立した到着に対応した相関関数の成分パルスの形状、振幅、または位相、あるいはこれらの組み合わせが知られている。この開示の目的として、「独立した」到着は、種々の経路を通じて目的地に到着する同一信号の多数のレンダリングの一つと同様にして目的地に到着する種々の送信元からの多数の信号の一つを含んでいる。この情報に基づいて、分析ロジックは、一つ以上の第1のピークが、第2のピークのサイドローブと識別可能であるかを判定する。
第2の実施例では、分析ロジックは、閾値を使って、一つ以上の第1のピークが、第2のピークのサイドローブと識別可能であるかを判定するように構成されている。この一つ以上の第1のピークのエネルギーが、この閾値以上である場合には、一つ以上の第1のピークが、選択されたピークのサイドローブと識別可能であるものと考えられる。
一般に、この閾値Tは、第1のピークの時間tにおける独立した到着(第2のピークに集中されている)に対応した相関関数の成分パルスの第1のピークのエネルギーE、第2のピークのエネルギーE、予期された形状、振幅、または位相、あるいはこれらの任意の組み合わせh(t −t 、および積算時間Iのうちの一つ以上に依存した変数である。(ある実行例では、積算時間Iは、2つの成分、すなわち、コヒーレントな積算時間Nと、非コヒーレントに積算されたコヒーレントな積算の数Mとからなっている。)一つ以上のこれら変数に基づいて、閾値は、誤った警報確率を制限するように設定される。すなわち、第2のピークのサイドローブが第1のピークとして誤って報告される確率を、例えば0.1%あるいはそれ以下のように、予め定めたレベルに設定する。第1のピークのエネルギーEが、この閾値に等しいか、あるいはそれを超える場合には、第1のピークは、第2のピークのサイドローブと識別可能であると考えられる。一例として、この条件は、以下の式のように表される。
≧T(E,E,h(t−t),I)
ある実行例では、積算時間Iに依存しているノイズフロアγが判定される。第1のピークのエネルギーEが、第2のピークのエネルギーEの予め定めた範囲Δ内であり、ノイズフロアと等しいか、またはそれを超える場合には、第1のピークは、第2のピークのサイドローブと識別可能であると考えられる。この実行例では、閾値Tは、以下のように表される。
T=max(E−Δ,γ(I))。
第2の実行例では、積算時間Iと、第2のピークのエネルギーEと第1のピークのエネルギーEとの間の差(差の絶対値)とに依存しているノイズフロアγが判定される。この実行例におけるノイズフロアγはγ(E−E,I)か、γ(|E−E|,I)として表される。この実行例における閾値Tは、単ノイズフロアγである。
この実行例における一例では、第1のピークのエネルギーEが、第2のピークのエネルギーEの第1の範囲Δ内、例えば6dBである場合には、第1のノイズフロア/閾値が適用される。また、第1のピークのエネルギーEが、第2のピークのエネルギーEの第2の範囲Δ内、例えば9dBである場合には、第2のより厳しいノイズフロア/閾値が適用される。この例では、(1)第1のピークのエネルギーEが、第1のノイズフロアに等しいか、それを超える場合であって、EのΔ以内である場合、または、(2)第1のピークのエネルギーEが、第2のノイズフロアに等しいか、それを超える場合であって、EのΔ以内である場合には、第1のピークは、第2のピークのサイドローブと識別可能であると考えられる。この例は、二つのノイズフロアを超えるものを含む状況に容易に拡張されうる。
第3の実行例では、閾値は、第1のピークと第2のピークとの時間差に依存する。例えば、この閾値は、第2のピークのサイドローブの振幅が減るにしたがって減少されうる。
本発明はまた、信号の一つ以上のパラメータを推定する方法を提供する。この方法は、信号の相関関数を導出するステップで始まる。それは、その後、一つ以上の第1のピークが存在するかを判定し、もしも存在するものと判定した場合には、それらが第2のピークのサイドローブと識別可能であるかを判定することに進む。一つ以上の第1のピークが存在し、第2のピークのサイドローブと識別可能である場合には、この方法は、この一つ以上の第1のピークに応した一つ以上のパラメータを推定することに進む。一つ以上の第1のピークが存在しないか、または、存在するにしても、第2のピークのサイドローブと識別可能ではない場合には、この方法は、第2のピークに応した一つ以上のパラメータを推定することに進む。
ある実施例では、この方法は、この一つ以上の第1のピークが、第2のピークのサイドローブと識別可能であるかを判定するために閾値を適用する。この閾値は、上述したように、Eと、Eと、形状、位相、振幅、またはこれらの任意の組み合わせh(t −t と、Iとのうちの少なくとも一つに依存した変数でありうる。
ある実行例では、この方法は、積算時間Iに依存したノイズフロアγを適用する。第1のピークのエネルギーEがノイズフロアγ(I)を超え、かつ第2のピークのエネルギーEの予め定めた範囲Δ内である場合には、この第1のピークは、第2のピークのサイドローブと識別可能であると考えられる。この実行例では、閾値Tは以下のように表される。
max(E−Δ,γ(I))。
第2の実行例において、この方法は、積算時間Iと(E−E)(または、E−Eの絶対値)の関数であるノイズフロアγを適用する。この実行例では、適用された閾値Tは、単ノイズフロアである。この実行例における一例では、この方法は、第1のピークのエネルギーEが、第2のピークのエネルギーEの第1の範囲Δ内、例えば6dBである場合には、第1のノイズフロア/閾値を適用する。また、第1のピークのエネルギーEが、第2のピークのエネルギーEの第2のより緩やかな範囲Δ内、例えば9dBである場合には、第2のより厳しいノイズフロア/閾値を適用する。この例は、二つのノイズフロアを超えるものを含む状況に容易に拡張されうる。
第3の実行例では、この閾値は、第1のピークと第2のピークとの時間差に依存する。例えば、この閾値は、第2のピークのサイドローブの振幅が減るにしたがって減少する。
前述した実施例、実行例、および例では、エネルギーはdBで表示されるものと仮定されているが、本発明は、エネルギーが線形項で表示されている場合もカバーすると考えられるべきこと、およびこれら実施例、実行例、および例は、差を、比、または倍数で再表示することによって、線形的な場合にも容易に拡張されうることに留意されたい。
例えば、T=max(E−Δ,γ(I))なる式は、以下に示すように、線形な場合をカバーするように再公式化される。T=max(E(下付)●f,γ(I))。なお、ここでfは適切な割合、つまりパーセンテージである。同様にして、ノイズフロアγに対するγ(E−E,I)なる式は、γ(E/E,I)に示すように、線形な場合用に再公式化される。最後に、第1のピークのエネルギーEが、第2のピークのエネルギーの第1の範囲Δ、例えば6dBである場合には、第1のノイズフロア/閾値が適用され、第1のピークのエネルギーEが第2のピークのエネルギーEのより緩慢な範囲Δ、例えばdBである場合には第2のより厳しいノイズフロア/閾値が適用されるような例においては、第2のピークのエネルギーEに対する第1のピークのエネルギーEの比が、第1の割合、すなわちパーセンテージfと等しいか、またはこれを超える場合には、第1のノイズフロア/閾値を使った項で再表示され、第2のピークのエネルギーEに対する第1のピークのエネルギーEの比が、第2の微少な割合、すなわちパーセンテージfと等しいか、またはこれを超える場合には、第2のより厳しいノイズフロア/閾値を使った項で再表示される。
本発明の他のシステム、方法、特徴及び利点が、以下に示す図面と詳細な記載との検討によって、当業者に明らかになるであろう。全ての付加的なシステム、方法、特徴、及び利点は、本明細書に含まれ、本発明の範囲内であり、請求項によって保護されることが意図されている。
図面中の構成要素は、必ずしもスケールする必要はなく、代わりに、本発明の原理を例示することによって強調表示されている。図中においては、同一の参照符号が、種々の視野に亘って対応する部分を指している。
(アプリケーションの例)
図1に示すように、本発明に従ったパラメータ推定器のアプリケーションの例が示されている。このアプリケーション例において、パラメータ推定器は、加入者局100の位置を推定する目的、加入者局100内で使用される。加入者局100は、これらに限定される訳ではないが、例えば携帯、固定無線式、PCS、及び衛星による通信システムのような無線通信システムの構成要素である。さらに、この無線通信システムは、CDMA、TDMA、FDMA、又はGSM多元接続プロトコル、あるいはそれらの組み合わせにしたがった多元接続を備える。
基地局、すなわちセクタ102a,102b,102cのうちの一つ以上が、無線通信システム内で使用される。各基地局、すなわちセクタ102a,102b,102cは、基地局、すなわちセクタをユニークに識別する反復疑似ランダムノイズ(PN)コードで変調されたパイロット信号を送信する。IS−95に従ったCDMAシステムの場合、26.67秒毎に繰り返されるPNコードは、32,768チップのシーケンスである。
一つ以上のGPS衛星106a,106bは、加入者局100、又は位置決定エンティティ(PDE)104から見えるかもしれない。各GPS衛星はまた、衛星をユニークに識別する反復PNコードによって変調された信号を送信する。現在のGPSシステムでは、1ミリ秒毎に繰り返されるこのPNコードは、1,023チップのシーケンスである。
加入者局100内のパラメータ推定器は、種々のパラメータ、すなわち、基地局であるセクタ102a,102b,102cから送信されるパイロット信号、及び/又はGPS衛星106a,106bから送信される信号を推定するように構成されている。そのようなパラメータは、TOA、送信時間、合計受信力で除されたチップあたりのエネルギー(E/I)、TOA推定値に関連した自乗平均平方根誤差(RMSE)等を含む。
一度推定されると、これらパラメータは、それに応して加入者局100の位置を推定するPDE104に提供される。(このPDE104は、インターネット又は他のTCP/IPネットワークのような公衆コンピュータネットワークや、プライベートネットワーク、又はその他のネットワーク内のサーバである。)一旦推定されると、加入者局100の位置がダウンロードされ、これによって、ダイヤル911又は他の緊急呼出の場合の加入者局100からのものが有効になる。
PDE104は、基地局つまりセクタ102a,102b,102cに関連する測定値から加入者局100の位置を推定する。あるいは、更に精度を高めるために、基地局つまりセクタ102a,102b,102cのうちの一つ以上と、GPS衛星106a,106bのうちの一つ以上との組み合わせから推定する。
このPDE104は、加入者局100に対して違った形で支援する。例えば、PDE104は、GPS衛星を連続的に追跡し、GPS衛星106a,106bから送信された信号の位置決めを行っている加入者局100に対する支援を行う。これは、加入者局100に、電源がアップされた時に、衛星を追跡するために時間を浪費する「コールドスタート」処理を行わせる必要性を回避する。
本発明のパラメータ推定器の多くの他のアプリケーションもまた可能であるので、この例は限定されるものではないと解されるべきである。
(本発明の実施例)
図2には、本発明に従ったパラメータ推定器の一実施例のブロック図が示されている。本実施例では、図示するように、パラメータ推定器は、相関ロジック216と、分析ロジック218とを備えている。開示の目的のために、用語「ロジック」は、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせを意味する。信号は、相関ロジック216に入力される。この信号は、単一の信号か、又は多数の信号からなる合成信号の一部である。あるアプリケーションでは、この信号は、無線通信システムの基地局またはセクタからのパイロット信号であり、多数の基地局またはセクタの送信を表す合成信号の一部である。基地局またはセクタの各々からの信号は、例えば、一例としてPNコードである識別コードを用いて変調される。この識別コードは、一回又は反復ベースの信号へと変調される。
相関ロジック216は、積算時間Iを使って、信号と、識別コードのシフトバージョンとの間の相関を決定するように構成される。明らかに、相関ロジック216によって使用された識別コードが、信号に変調されたものに一致する場合には、相関の最も大きい程度が示される。この相関ロジック216は、サーチウィンドウ内で、信号と、識別コードのシフトバージョンとの間の相関を表す相関関数を出力する。
ある例では、信号Sの各サンプルは、同相(I)及び直交(Q)成分を持つ複素数であり、この信号Sは、PNコードを用いて変調される。ある実施では、使用されているPNコードと、このPNコードにおけるシフトsとに依存する相関値Cはコヒーレントであり、相情報を保持し、式(1)によって表すことができる複素数である。
Figure 0004216723
ここで、Nは、チップに関する(コヒーレントな)積算時間であり、S(i)は、受信信号のサンプルであり、kは任意の原点である。この実施では、積算時間Iは、コヒーレントな積算時間Nである。
第2の実施では、相関値Cは、すなわち、相情報を保持すること無く、それぞれがN個のチップに亘って実施されたM回の連続したコヒーレントな積算を組み合わせることによって非コヒーレントに導出される実数である。この実施では、この相関値Cは、以下に示すように式(2)を使って表現される。
Figure 0004216723
この実施では、積算時間Iは、NとMとの積である。
テストされることが望まれるシフトsの範囲は、サーチウィンドウWと称される。このWは、C(PN,s)を見積もる。この結果は、望ましいサーチウィンドウWに亘って、信号と、PNコードのシフトs(ここで、シフトsは、チップに関して表される)との間の相関の程度を表す相関関数F(PN,s)を形成する。PNコードが信号に繰り返し変調される場合には、相関関数F(PN,s)は周期的になる。
図4は、CDMA無線通信システムにおいて、パイロット信号のための相関関数F(PN,s)の一例を示している。この例におけるウィンドウサイズ(チップについての)は8であり、ウィンドウは、原点306に集中されると仮定されている。水平軸302は、PNコードのシフトを表し(チップについて表される)、垂直軸304は、相関関数F(PN,s)(エネルギー(dB)について表される)を表す。図示するように、この例における関数は、原点306においてピークに達する。この相互関数は、複数の基地局、すなわち複数のセクタからのパイロット信号の混合を表している合成信号から導出される実世界相関関数における成分パルスと、異なる経路を通って到着した同一のパイロット信号の複数のレンダリングとを構成している。
図5には、CDMA通信システムにおけるパイロット信号に対する相関関数F(PN,s)の一例が示されている。ここでは、複数経路の効果が示されている。図中破線で示すように、弱く初期の時間に独立した到着の相関関数が、図中実線で示すように、強く独立した到着の相関関数に重ね合わされている。これら2つの相関関数を組み合わせると、複数経路の効果に直面した実世界合成信号から導出される相関関数が表される。この開示の目的のために、「独立した」到着とは、異なる発信元を通って目的地に到着する同一信号の複数のレンダリングのうちの一つと同様に、目的地に到着する異なる経路からの複数の信号のうちの一つを含んでいる。
図6は、図5に示す相関関数をもたらす状態の一例を示している。図示するように、基地局102と、加入者局100との間の直接的な視線経路は、障害物314(この例では木)によって妨げられる。これによって、パイロット信号は、減衰するものの、通過することはできる。同時に、複数経路によって、同一のパイロット信号は、別の障害物316(この例では建物)に反射し、直接的な視線による到着よりも減衰されて加入者局100に受信される。障害物316からのこの反射は、図5中に実線で示す相関関数を引き起こす。一方、直接線又は障害物314を介した視線レンダリングは、図6中に破線で示す相関関数を引き起こす。
再び図2に示すように、相関関数は一旦決定されると、分析ロジック218に入力される。分析ロジック218は、この相関関数を分析し、この相関関数に一つ以上の第1のピークが存在するかを判定する。そして、存在する場合には、それらが第2のピークのサイドローブと識別可能かを判定する。一つ以上の第1のピークが存在し、それらが第2のピークと識別可能である場合には、分析ロジック218は、この第1のピークから一つ以上のパラメータを決定するように構成されている。しかしながら、一つ以上の第1のピークが存在しない場合、あるいは、仮に存在しても、第2のピークのサードローブと識別可能ではない場合には、分析ロジック218は、第2のピークから、一つ以上のパラメータを決定するように構成されている。
従って、図5に示す例では、分析ロジック218は、パイロットの到着時間(TOA)を推定するように構成されている。これは、パイロットについて、相関関数内の最も初期のサイドローブではないピークの位置を検出することを必要とする。この分析ロジックでは、まず、前述の技術を使って、第2のピークである最も強いピーク308を検出する。その後、分析ロジックは、ピーク312のようなあらゆる初期のピークが存在するかを判定する。そして、存在する場合には、ピーク312が、独立した到着を表しているか、又は、メインピーク308のサイドローブ318の一つであるかを判定する。前述の技術によれば、ピーク312は、第1のピークである。ピーク312が存在し、これがメインピーク308のサイドローブではなく独立した到着を表す場合には、分析ロジック218は、ピーク312の時間/位置に応てパイロットの到着時間を決定する。ピーク308よりも早い段階に、メインピーク308のサイドローブではなく、独立した到着を表すピークが存在しない場合には、分析ロジック218は、メインピーク308の時間/位置に応てパイロットの到着時間を推定する。
図3には、本発明に従ったパラメータ推定器の第2の実施例のブロック図が示されている。信号208が、一つ以上の信号線208を介してR台の相関器202(1),202(2),・・,202(R)の各々に並行に入力される。ここで、Rは、1以上の整数である。また、この信号208は、独立した信号であるか、又は合成信号の一部である。ある実施では、Rは16である。第2の実施では、Rは256である。R個の相関器の各々は並行して、積算時間を使って選択されたPNコードのシフトバージョンと信号との間の相関の程度を表す相関値を決定する。
ある実施では、R個の相関器の各々は、それぞれ異なるシフト値に割り当てられており、同一のPNコードのシフトバージョンを使って動作する。このR個の相関器によって決定された相関値の集合は、相関関数F(PN,s)を形成する。ウィンドウサイズWが、相関器の数であるR以下の場合には、この相関関数F(PN,s)は、パラメータ推定器を介して単一の経路を経ることによって決定することができる。一方、相関器の数Rが、ウィンドウサイズWよりも小さい場合には、相関関数F(PN,s)を決定するために、パラメータ推定器を介した一つ以上の追加の繰り返しが必要とされる。
一旦決定されると、相関関数F(PN,s)が一つ以上の信号線210上に出力され、メモリ206に格納される。同様な方法によって、他のPNコードの相関関数が、相関器202(1),202(2),・・,202(R)によって決定され、メモリ206に格納される。
プロセッサ204は、一つ以上の信号線212を介してメモリ206から相関関数F(PN,s)を取得し、一つ以上の第1のピークが存在するかを判定し、もし存在する場合には、更に、それらが第2のピークのサイドローブから識別可能かを判定するように構成されている。そのようなピークが存在し、第2のピークのサイドローブとの識別が可能である場合には、この一つ以上の第1のピークから、一つ以上のパラメータを推定する。もしそのようなピークが存在しないか、又は存在するにしても、第2のピークのサイドローブとの識別が可能ではない場合には、プロセッサ204は、第2のピークから、一つ以上のパラメータを推定する。
ある実施では、プロセッサ204は、信号に対して、到着時間(TOA)、TOA推定値の自乗平均平方根誤差(RMSE)、および合計受信力で除されたチップ毎のエネルギー(E/I)との推定を試みる。この試みが不成功の場合には、プロセッサ204は、別の積算時間を用いて、相関関数を再決定するようにR個の相関器202(1),202(2),・・,202(R)に指示する。この処理は、一つ以上のパラメータが相関関数から推定されるか、パラメータを推定することができないと判定されるまで、一度以上繰り返す。一つ以上のパラメータが推定された場合には、プロセッサ204は、一つ以上の信号線214を介してそれらを出力するように構成される。
このプロセッサ204は、これに限定される訳ではないが、例えば、コンピュータ、マイクロプロセッサ、ASIC、有限状態機械、DSP、あるいはその他の機構を含むプロセスを具体化する一連の手順を実行することができるあらゆるデバイスでありうる。
更に、このメモリ206は、プロセッサによる読み取りが可能であって、これに限定される訳ではないが、例えばRAM、ROM、EPROM、EEPROM、PROM、ディスク(ハード又はフロッピー(登録商標))、CD−ROM、DVD、フラッシュメモリ等を含み、プロセスを具体化する一連の手順を格納することが可能なあらゆるデバイスでありうる。
ある実施例では、分析ロジック218および/またはプロセッサ204は、相関関数に関する推測的な知識に基づいて、第2のピークのサイドローブから一つ以上の第1のピークを識別するように構成されている。特に、独立した到着(図4に示すように)を表す相関関数の成分パルスの形状、振幅、または位相、あるいはこれらの組み合わせが知られており、この情報に応て、分析ロジック218および/またはプロセッサ204は、一つ以上のパラメータを推定する。
例えば、図4に示すように、符号326で示すように、第1のピークが−1チップの時間オフセットにおいて、−15dBのエネルギーで検出された場合には、このピークは、独立した到着を示すものと安全に言うことができる。というのも、第2のメインピークのパルスは、この点において、最小のエネルギーを持っているからである。一方、符号328で示すように、第1のピークが−1.5チップの時間オフセットにおいて、−15dBのエネルギーで検出された場合には、このピークは、最も強いピーク308のサイドローブ330とは識別できない。その代わり、そのピークは、サイドローブ330から識別可能なように、約−13dBを超えなくてはならない。
第2の実施例では、分析ロジック218および/またはプロセッサ204は、一つ以上の第1のピークが、閾値を使って、第2のピークのサイドローブと識別可能であるかを判定するように構成されている。この一つ以上の第1のピークのエネルギーが、閾値に等しいか、あるいはそれを超える場合には、それらは、選択されたピークのサイドローブから識別することが可能であると考えられる。
一般に、この閾値Tは、第1のピークの時間t1における独立した到着(第2のピークに集中されている)に対応した相関関数の成分パルスの第1のピークのエネルギーE、第2のピークのエネルギーE、予期された形状、振幅、または位相、あるいはこれらの任意の組み合わせh(t−t)、および積算時間Iのうちの一つ以上に依存した変数である。(ある実行例では、積算時間Iは、2つの成分、すなわち、コヒーレントな積算時間Nと、非コヒーレントに積算されたコヒーレントな積算の数Mとからなっている。)一つ以上のこれら変数に基づいて、閾値は、誤警報確率を制限するように設定される。すなわち、第2のピークのサイドローブが第1のピークとして誤報告される確率を、例えば0.1%あるいはそれ以下のように、予め定めたレベルに設定する。第1のピークのエネルギーEが、この閾値と等しいか、あるいはそれを超える場合には、第1のピークは、第2のピークのサイドローブと識別可能であると考えられる。ある例では、この条件は、下記式のように表される。
≧T(E,E,h(t−t),I) (3)。
ある実行例では、積算時間Iに依存しているノイズフロアγが判定される。第1のピークのエネルギーEが、第2のピークのエネルギーEの予め定めた範囲Δ内であり、ノイズフロアと等しいか、またはそれを超える場合には、第1のピークは、第2のピークのサイドローブと識別可能であると考えられる。この実行例では、閾値Tは、以下のように表される。
T=max(E−Δ,γ(I)) (4)。
図7には、この実行例に従って設定された閾値の例が、符号402で示されている。前記例における閾値を超える第1の候補ピークが検出された場合には、それらは、独立した到着を表し、第2のメインピーク308のサイドローブ318と識別可能と考えられる。
第2の実行例では、積算時間Iと、第2のピークのエネルギーEと第1のピークのエネルギーEとの間の差(差の絶対値)とに依存しているノイズフロアγが判定される。この実行例におけるノイズフロアγは、γ(E−E,I)であるか、あるいはまた
γ(|E−E|,I)として表される。この実行例における閾値Tは、単にノイズフロアγである。
この実行例における一例では、第1のピークのエネルギーEが、第2のピークのエネルギーEの第1の範囲Δ内、例えば6dBである場合には、第1のノイズフロア/閾値が適用される。また、第1のピークのエネルギーEが、第2のピークのエネルギーEの第2の範囲Δ内、例えば9dBである場合には、第2のより厳しいノイズフロア/閾値が適用される。この例では、(1)第1のピークのエネルギーEが、第1のノイズフロアに等しいか、それを超える場合であって、EのΔ以内である場合、または、(2)第1のピークのエネルギーEが、第2のノイズフロアに等しいか、それを超える場合であって、EのΔ以内である場合には、第1のピークは、第2のピークのサイドローブと識別可能であると考えられる。この例は、二つのノイズフロアを超えるものを含む状況に容易に拡張されうる。
図8には、この実行例の一例が、符号404,406で示された2つの閾値が定義されて示されている。この例における閾値404は、第1の候補ピークのエネルギーが、第2のメインピーク308のエネルギーの9dB以内である場合に有効であり、閾値406は、第1の候補ピークのエネルギーが、第2のメインピーク308のエネルギーの6dB以内である場合に有効である。
第3の実行例では、この閾値は、第1のピークと第2のピークとの時間差に依存する。例えば、この閾値は、第2のピークのサイドローブの振幅が減少するにつれて減少する。
図9には、この実行例の一例が示されている。第2のメインピーク308のサイドローブ318から第1の候補ピークを識別するために有効な閾値は、符号408a,408b,408c,408d,および408eを用いて図中に示される。図示するように、この閾値は、メインピーク308のサイドローブの振幅に依存して、時間に対して変化する。
図10には、一つ以上の信号のパラメータを推定する本発明に従った方法の一実施例のフローチャートが示されている。この方法は、信号から相関関数を導出することを含むステップ502で始まる。その後、一つ以上の第1のピークが存在するかを判定することを含むステップ504に進む。存在する場合には、この方法は、ステップ506に進む。存在しない場合には、この方法は、ステップ510に分岐する。
ステップ506では、この方法は、一つ以上の第1のピークが、第2のピークの一つ以上のサイドローブと識別可能であるかを判定する。識別可能であると判定した場合には、一つ以上の第1のピークに応して一つ以上のパラメータを推定することを含むステップ508に進む。識別可能ではないと判定した場合には、ステップ510に分岐する。ステップ510では、第2のピークに応して、一つ以上のパラメータを推定する。
ある実施例では、本方法は、相関関数の形状、振幅、位相、またはこれらの任意の組み合わせに関する推測的な知識を用いて、一つ以上の第1のピークが、第2のピークのサイドローブと識別可能であるかを判定する。
第2の実施例では、本方法は、閾値を用いて、一つ以上の第1のピークが、第2のピークのサイドローブと識別可能であるかを判定する。この閾値は、上述したように、Eと、Eと、h(t−t)の形状、位相、振幅、またはこれらの任意の組み合わせと、Iとのうちの少なくとも一つに依存した変数でありうる。
ある実行例では、この方法は、積算時間Iに依存したノイズフロアγを適用する。第1のピークのエネルギーEがノイズフロアγ(I)を超え、かつ第2のピークのエネルギーEの予め定めた範囲Δ内である場合には、この第1のピークは、第2のピークのサイドローブと識別可能であると考えられる。この実行例では、閾値Tは、上述した式(4)の通り表される。
第2の実行例では、この方法は、積算時間Iと(E−E)(またはE−Eの絶対値)の関数であるノイズフロアγを適用する。この実行例では、適用された閾値Tは、単なるノイズフロアである。この実行例における一例では、この方法は、第1のピークのエネルギーEが、第2のピークのエネルギーEの第1の範囲Δ内、例えば6dBである場合には、第1のノイズフロア/閾値を適用する。また、第1のピークのエネルギーEが、第2のピークのエネルギーEの第2のより緩慢な範囲Δ内、例えば9dBである場合には、第2のより厳しいノイズフロア/閾値を適用する。この例は、二つのノイズフロアを超えるものを含む状況に容易に拡張されうる。
第3の実行例では、この閾値は、第1のピークと第2のピークとの時間差に依存する。例えば、この閾値は、第2のピークのサイドローブの振幅が減るにしたがって減少する。
これら実施例、実行例、または例の何れかによって表された技術が、GPS検出方法に比べて多数の独立到着を表す合成信号(例えば、複数経路に直面したパイロット信号)に適用された場合には、性能は大幅に改善される。というのも、到着時間のような信号パラメータが正確に推定されるからである。
CDMA無線通信システムのための改良型順方向リンク三辺測量(AFLT)の全体的なプロセスの文脈において、信号の一つ以上のパラメータを推定する方法の幾つかの例と実行例とが記載される。
図11には、AFLTプロセスの全体的なフローチャートが示されている。ステップ602では、AFLTプロセスが初期化される。制御はステップ604に進み、ここでは加入者局が、動作中の基地局またはセクタ、つまり現在登録されている基地局またはセクタから、近辺の基地局またはセクタのリストを取得する。その後、ステップ606が実行される。ステップ606では、加入者局が、サーチサイクルを実行する。すなわち、(動作中の基地局またはセクタのパイロットと同様に)リストされた基地局またはセクタのためのパイロットのサーチを実行する。このサーチサイクルの出力は、サーチされたパイロットのリストであり、これら各パイロットについて、パイロットは検出不能であるという表示であるか、または、パイロットに関連する一つ以上のパラメータの推定かの何れかである。このパラメータは、これらに限定されるものではないが、到着時間(TOA)や、自乗平均平方根誤差(RMSE)、合計受信力で除されたチップ毎のエネルギー(E/I)、またはこれらの任意の組み合わせのようなTOA推定における信頼度レベルの測定値である。ステップ606の後は、ステップ608に進む。ステップ608では、このサーチサイクルの結果がデータベースに格納される。
次に、ステップ610が実行される。ステップ610では、加入者局と通信しているPDEが、最終結果を要求したかが判定される。要求しなかった場合には、この方法は、ステップ604に戻ることによって、繰り返し継続する。メモリ空間を浪費しないために、これら追加の繰り返しを通じて得られたサーチサイクルの結果は、先に記録された結果を上書きする。
最終結果が要求された場合には、ステップ612に進む。ここでは、加入者局の位置を推定可能にするための十分な測定値が取得されたかが判定される。ある実行例では、高い信頼レベルを持つTOA測定値が、少なくとも4つの基地局またはセクタから得られた場合には、これが起こるものと思われている。別の実行例では、固定されたサーチサイクル数が終了した時に起こるものと思われている。不十分な測定値が得られた場合には、この方法は、ステップ604に戻ることによって、繰り返し継続する。十分な測定値が得られた場合には、この方法はステップ614に進む。ステップ614では、データベース内の測定値のセットを表している単一の測定値が、各PNに対して取得され、PDEに提供される。ある実行例では、このステップは、測定値のセットにおける初期の測定値を選択し、これら全ての測定値を、初期の測定値の固定された合計時間内で平均化することによって実行される。
その後、制御はステップ616に進む。ここでは、PDEが、AFLTが依然として要求されているか否かを加入者局に対して示す。要求していない場合には、制御はステップ618に進み、処理が終了する。要求している場合には、別の繰り返しを行うために、制御はステップ604に進む。
図12には、図11におけるステップ606のサーチサイクルを実行するための方法の一例を示すフローチャートが示されている。図示するように、この方法はステップ704で始まる。ここでは、リストされた(しかも動作中の)パイロットの各々が、S1サーチパラメータを使ってサーチされる。すなわち、相関関数F(PN,s)が、S1サーチパラメータの一部として明記された積算時間を使って、リストされた近辺の動作中のPNコードの各々に対して取得される。ある実行例では、このS1サーチパラメータは、1,024チップのコヒーレントな積算時間を明記し、また、4つのコヒーレントな積算は相関値を生成するために非コヒーレントに結合されると明記している(しかしながら、他の例もまた可能であるので、この例は限定的と解釈すべきではない。)。
その後、ステップ706が実行される。このステップは、第1のプロットに対する相関関数F(PN,s)を取得することを含んでいる。制御はその後ステップ708に進む。これは、閾値T1hに関して、パイロットの相関関数の最強のピークのエネルギーE(im)をテストすることを含む。この閾値は、初期積算時間が、望ましいパラメータを正確に推定するために十分である時を示すように設定される(後述される図13は、この閾値の設定例を示している。)。
最強ピークのエネルギーE(im)が閾値T1hを超える場合には、ステップ710が実行される。ステップ710では、最強ピークのサイドローブではない最強ピークのWa(例えば4)チップ内の最も初期のピークの位置が記録される。このピークは、以下の場合、最強ピークのサイドローブ以外のものであると考えられる。(1)ピークのエネルギーE(i)が、メインピークのエネルギーE(im)の9dB以内であり、エネルギーE(i)が、閾値T19を超える場合。または、(2)ピークのエネルギーE(i)が、メインピークのエネルギーE(im)の6dB以内であり、エネルギーE(i)が、閾値T16を超える場合(後述するように、図13は、これら閾値の設定例について示している。)。メインピークのWaチップ内の初期のピークが存在しない場合、または、存在するにしても、前述の2つの条件のうちの何れも満足しない場合には、このステップは、最強のピークの位置を記録する。パイロットについての対応する到着時間、RMSE、およびE/Iもまた導出され、記録される。
最強ピークのエネルギーE(im)が、閾値T1hを超えない場合には、制御はステップ712に進む。ステップ712では、最強ピークのエネルギーE(im)が閾値T1nに関してテストされる。この閾値は、S1サーチパラメータを使って、パラメータ推定器のダイナミックレンジの下限値に設定される。
最強ピークのエネルギーE(im)が閾値T1nを超えた場合には、制御はステップ714に進む。ここでは、パイロットが「深い」グループ、すなわち、S2サーチパラメータによって明記されたより大きな積算時間に直面したグループに、パイロットは短縮されたサーチウィンドウに直面されるべきである(なぜなら、パイロットの最強ピークの位置における決定が既に得られているからである)という表示とともに追加される。
最強ピークのエネルギーE(im)が、閾値T1nを超えない場合には、制御はステップ716に進む。ステップ716では、パイロットが深いグループに追加されるが、オリジナルのウィンドウサイズは固定される。というのも、このパイロットの最強ピークは、検出不能であるからである。
ステップ710,714,および716から、制御はステップ720に進む。ステップ720では、テストされるために残っている追加パイロットが存在するかが判定される。存在する場合には、制御はステップ722に進む。ここでは、これら残っているパイロットのうちの一つが選択される。制御はその後ステップ708に進み、別の繰り返しが行われる。テストされるパイロットが残っていない場合には、制御はステップ722に進む。
ステップ722では、深いグループに追加された一つ以上のパイロットが、S2サーチパラメータを使ってサーチされる。すなわち、相関関数F(PN,s)が、S2サーチパラメータによって明記された積算時間を使って、深いグループ内の一つ以上のパイロットに対して取得される。ある実行例では、このS2サーチパラメータは、2,048チップのコヒーレントな積算時間を明記し、また、16のコヒーレントな積算が相関値を生成するために非コヒーレントに結合されると明記している(しかしながら、他の例もまた可能であるので、この例は限定的と解釈すべきではない。)。
ステップ722は、深いグループ内の全てのパイロットについて実行される必要は無いことに留意されたい。ある実行例では、ステップ714において、深いグループに追加され、短縮されたサーチウィンドウで再びサーチされるために目印されたパイロットと、ステップ716において、保持されたオリジナルのウィンドウサイズを用いて深いグループに追加されたパイロットのサブセットとに関してのみステップ722は実行される。
ステップ722から、制御はステップ724に進む。ステップ724では、前のステップでサーチされたパイロットの一つが選択される。制御はその後ステップ726に進む。ステップ726では、選択されたパイロットについての最強ピークのエネルギーE(im)が、2つの閾値T2m,T2hと比較される。ここで、T2mは、S2サーチパラメータを用いたパラメータ推定器のダイナミックレンジの上限値を示し、T2hは、存在する結果を、望ましいパラメータを正確に推定するために使用することができる時を示すように設定された閾値である(後述するように、図13は、これら閾値の設定例について示している。)。
エネルギーE(im)が、T2mより小さく、T2hよりも大きい場合には、制御はステップ728に進む。ステップ728では、最強ピークのサイドローブではない最強ピークのWaチップ(例えば4チップ)内の最も初期のピークの位置が記録される。このピークは、以下の場合、最強ピークのサイドローブ以外のものであると考えられる。(1)ピークのエネルギーE(i)が、メインピークのエネルギーE(im)の9dB以内であり、エネルギーE(i)が、閾値T29を超える場合。または、(2)ピークのエネルギーE(i)が、メインピークのエネルギーE(im)の6dB以内であり、エネルギーE(i)が、閾値T26を超える場合(後述するように、図13は、これら閾値の設定例について示している。)。メインピークのWaチップ内の初期のピークが存在しない場合、または、存在するにしても、前述の2つの条件のうちの何れも満足しない場合には、このステップは、最強のピークの位置を記録する。パイロットについての到着時間、RMSE、及び
/Iもまた導出され、記録される。
エネルギーE(im)が、T2mとT2hとの間に無い場合には、制御はステップ730に進む。ここでは、エネルギーE(im)が2つの閾値T2h,T2nに関してテストされる。T2hは既に記載した。T2nは、S2サーチパラメータを用いて、パラメータ推定器のダイナミックレンジの下限値に設定される(後述するように、図13は、これら閾値の設定例について示している。)。
エネルギーE(im)が、これら2つの閾値の間に無い場合には、制御はステップ732に進む。ここでは、ピークが発見されないという表示が記録される。
エネルギーE(im)がこれら2つのパラメータの間にある場合には、制御はステップ738に進む。ここでは、パイロットが再サーチされる。つまり、S2サーチパラメータによって明記された積算時間を用いて、パイロットの相関関数が再判定される。
そして、ステップ740が実行される。ステップ740では、この再サーチの結果得られた最強ピークのエネルギーE(im)が、閾値T2m,T2nに関してテストされる(これは、S2サーチパラメータの結果得られたパラメータ推定器のダイナミックレンジの上限値および下限値を示している。)(後述するように、図13は、これら閾値の設定例について示している。)。
エネルギーE(im)がこれら2つの閾値の間にあり、古いサーチから新たなサーチへの最強ピークの位置の変化を示す|P(im)−P(imold)|値が、予め定めたウィンドウWr(限定しない例として4チップ)よりも小さい場合には、制御はステップ728に進む。ここでは、メインの最強ピークのサイドローブではない最強ピークの予め定めた間隔内における最も初期のピークの位置(ステップ728に適用された判定基準を用いて判定される)が記録される(そして、初期のピークが検出されない場合、あるいは、検出された場合であってもステップ728で適用された条件を満足しない場合には、最強ピークの位置が記録される。)。
ステップ740では、明記された条件を満足しない場合には、制御はステップ732に進み、ここでは、ピークが発見されないという表示が記録される。
ステップ728とステップ732から、制御はステップ734に進む。ステップ734では、ステップ722でサーチされたパイロットのうち、評価されるべきものが残っているかの判定がなされる。残っていると判定された場合には、制御はステップ736に進み、これらパイロットのうちの一つが選択される。その後、制御は、ステップ726に戻り、別の繰り返し処理がなされる。パイロットが残っていない場合には、制御はステップ742に進み、サーチサイクルが終了する。
図13には、閾値T1h,T19,T16,T1n,T2m,T29,T26,T2h,およびT2nの設定例が示されている。閾値T1hは、望ましいパラメータの正確な推定が、S1サーチパラメータを用いてなされる時を示すために設定される。閾値T19は、候補ピークのエネルギーが、メインピークのエネルギーの9dB以内であって、S1サーチパラメータが有効である場合に、メインピークのサイドローブから候補ピークを識別するためのノイズフロアである。閾値T16は、候補ピークのエネルギーが、メインピークのエネルギーの6dB以内であって、S1サーチパラメータが有効である場合に、メインピークのサイドローブから候補ピークを識別するためのノイズフロアである。閾値T1nは、S1サーチパラメータを用いた推定器のダイナミックレンジの下限値に設定されている。閾値T2m,T2nはそれぞれ、S2サーチパラメータを用いた推定器のダイナミックレンジの上限値と下限値である。閾値T29は、候補ピークのエネルギーが、メインピークのエネルギーの9dB以内であって、S2サーチパラメータが有効である場合に、メインピークのサイドローブから候補ピークを識別するためのノイズフロアである。閾値T26は、候補ピークのエネルギーが、メインピークのエネルギーの6dB以内であって、S2サーチパラメータが有効である場合に、メインピークのサイドローブから候補ピークを識別するためのノイズフロアである。閾値T2hは、望ましいパラメータの正確な推定が、S2サーチパラメータを用いてなされる時を示すために設定される。
特に、S1サーチパラメータのためのパラメータ推定器のダイナミックレンジは、上限値である0dBから、下限値である−26.1dBまで及ぶ。一方、S2サーチパラメータのためのパラメータ推定器のダイナミックレンジは、上限値である−7.4dBから、下限値である−32.0dBまで及ぶ。符号802で識別されている閾値T1hは、−16.2dBに設定されている。符号812で識別されている閾値T19は、−18.9dBに設定されている。符号814で識別されている閾値T16は、−22.2dBに設定されている。符号804で識別されている閾値T1nは、S1サーチパラメータを使ったパラメータ推定器のダイナミックレンジの下限値である−26.1dBに設定されている。更に、符号806で識別されている閾値T2mは、S2サーチパラメータを使ったパラメータ推定器のダイナミックレンジの上限値である−7.4dBに設定されている。符号816で識別されている閾値T29は、−27.4dBに設定されており、符号818で識別されている閾値T26は、−30.1dBに設定されている。符号808で識別されている閾値T2hは、−30.3dBに設定されている。そして、符号810で識別されている閾値T2nは、S2サーチパラメータを使ったパラメータ推定器のダイナミックレンジの下限値である−32.0dBに設定されている。多くの他の例もまた可能であるので、この例は限定的と解釈すべきではない。
図14は、図7乃至図9の方法におけるサーチサイクルステップ406を実行する方法の第2の例を示すフローチャートである。ステップ902における「ノーマル」サーチは、近辺リストに、加入者局が現在登録されており、通信しているパイロットである動作中のPNを加えたものからなるグループにおけるPNのうちの一つについて実施される。「ノーマル」サーチは、最強ピークのサイドローブではない最も初期のピーク(初期のピークが存在しないか、または存在するにしても、最強ピークのサイドローブから識別できないものは最強ピークでありうる)の粗い到着時間を決定するためにパイロットのピークの全てに対して行うサーチであり、「ノーマル」サーチから決定される特定の最も初期のピークの正確な到着時間をサーチする「ショルダー」サーチと対比される。ある実行例では、このノーマルサーチは、±1/2チップの分解能でピークの位置決めを行う。一方、ショルダーサーチは、±1/16チップの分解能でピークの位置決めを行う。ステップ902におけるノーマルサーチは、Ncm1サーチパラメータによって明記された積算時間を使って実行される。ある実行例では、このNcm1サーチパラメータは、768チップのコヒーレントな積算時間を明記しており、8つの連続したコヒーレントな積算が、非コヒーレントに結合されるべきである。しかしながら、他の例もまた可能であると理解されるべきである。ステップ902で行われる「ノーマル」サーチでは、候補ピークが、閾値Ts1を超え、メインピークの6dB以内であるならば、メインピークのサイドローブから識別可能であると考えられる(後述するように、図15には、この閾値の設定例が提供されている。)。
次に、制御はステップ904に進む。ここでは、パイロットを4つのグループ、すなわち高(H)グループ、中(M)グループ、低(L)グループ、及び深(D)グループのうちのいずれかに分類するためにサーチ結果が用いられる。ある実行例では、ステップ902において、パイロットとして検出されたピークが推定器を飽和している場合には、このパイロットはHグループに分類される。ステップ902において検出されたピークが閾値T1を超え、推定器を飽和していない場合には、このパイロットはMグループに分類される。ステップ902において検出されたピークが閾値T2を超えるが、閾値T1より低い場合には、このパイロットはLグループに分類される。その他のパイロットは全てDグループに分類される(後述するように、図15には、これらの閾値の設定例が提供されている。)。
ステップ904の後、制御はステップ906に進む。ここでは、パイロットについてステップ902で識別されたピークが、Mグループに分類されるかを判定するためにテストされる。もしそうであれば、制御はステップ908に進む。ここでは、Ncm1サーチパラメータによって明記された積算時間を使って、ショルダーサーチが行われる。
ステップ908から、制御はステップ910に進む。ステップ910では、ステップ908で行われたサーチの結果が、推定器の飽和をもたらしたかを判定するために評価される。もしそうであれば、制御はステップ918に進む(後述する)。もしそうでなければ、制御はステップ912に進む。
ステップ912では、ステップ908の結果得られたピークが、閾値T2を超えているかを判定するためにテストされる(後述するように、図15には、この閾値の設定例が提供されている。)。
ステップ908の結果得られるピークが閾値T2を超えている場合には、制御はステップ914に進む。ここでは、ステップ908で検出されたピークの位置が、TOA、RMSE、E/Iのような対応する測定値とともに記録される。ステップ908の結果得られるピークが閾値T2を超えない場合には、制御はステップ952に進む。ここでは、ピークが発見されなかったという表示が記録される。
ステップ906に戻って示すように、パイロットについてステップ902で識別されたピークがMグループに分類されない場合には、制御はステップ916に進む。ここでは、このピークがHグループに分類されるかが判定される。もしそうであれば、制御はステップ918に進む。ここでは、Ncm3サーチパラメータによって明記された積算時間を使ってパイロットのノーマルサーチが行われる。ある実行例では、このNcm3サーチパラメータは、512チップのコヒーレントな積算時間を明記しており、2つの連続したコヒーレントな積算が、非コヒーレントに結合されるべきである。しかしながら、他の例も可能であるので、この例は限定的と解釈されるべきでないものと解されたい。ステップ918で行われたノーマルサーチでは、候補ピークは、閾値Ts3を超えており、メインピークの6dB以内であるのであれば、メインピークのサイドローブから識別可能であると考えられる(後述するように、図15には、この閾値の設定例が提供されている。)。
ステップ918から、制御はステップ920に進む。ステップ920では、ステップ918から得られるピークが、推定器の飽和をもたらしているか、または閾値T4より低いかを判定するためにテストされる(後述するように、図15には、この閾値の設定例が提供されている。)。
ステップ918の結果得られたピークが推定器の飽和をもたらしているか、または閾値T4より低い場合には、制御はステップ952に進む。ここでは、ピークが発見されなかったという表示が記録される。さもなければ、制御はステップ922に進む。ここでは、Ncm3サーチパラメータによって明記された積算時間を用いてパイロットのショルダーサーチが行われる。
その後制御はステップ924に進む。ここでは、ステップ922の結果得られたピークが、推定器の飽和をもたらしているか、または閾値T4よりも低いかを判定するためにテストされる。これら条件のうちの何れかが満足されると、制御はステップ952に進む。ここでは、ピークが発見されなかったという表示が記録される。両方とも満足しない場合には、制御はステップ926に進む。ここでは、ステップ922で発見されたピークの位置が、対応するTOA、RMSE、およびE/I測定値と共に記録される。
ステップ916に戻り、パイロットについてステップ902の結果得られたピークがHグループに分類されない場合には、制御はステップ928に進む。ここでは、これがLグループに分類されるかが判定される。もしそうであれば、制御はステップ930に進む。ここでは、Ncm2サーチパラメータで明記された積算時間を用いて、パイロットのノーマルサーチが実行される。ある実行例では、Ncm2サーチパラメータは1,024チップのコヒーレントな積算時間を明記しており、16の連続したコヒーレントな積算が、非コヒーレントに結合されるべきである。しかしながら、他の例も可能であるので、この例は限定的と解釈されるべきでないものと解されたい。このノーマルサーチでは、ピークが閾値T2を超えており、メインピークの6dB以内である場合には、メインピークのサイドローブから識別可能であると考えられる(後述するように、図15には、この閾値の設定例が提供されている。)。
ステップ930から、制御はステップ932に進む。ステップ932では、ステップ930の結果得られたピークが、推定器の飽和をもたらしているか、または閾値T3より低いかを判定するために分析される(後述するように、図15には、この閾値の設定例が提供されている。)。
ステップ930の結果得られたピークが推定器の飽和をもたらしているか、または閾値T3よりも低い場合には、制御はステップ952に進む。ここでは、ピークが発見されなかったという表示が記録される。これら条件が何れも満足されなかった場合には、制御はステップ934に進む。ここでは、Ncm2サーチパラメータによって明記された積算時間を用いてパイロットのショルダーサーチが実行される。
その後ステップ936が実行される。ステップ936では、ステップ934で得られたピークが推定器の飽和をもたらしているか、または閾値T3よりも低いかの判定がなされる。もしそうであるならば、制御はステップ952に進む。ここでは、ピークが発見されなかったという表示が記録される。もしそうでないのであれば、制御はステップ938に進む。ここでは、ステップ936で発見されたピークの位置が、対応するTOA、RMSE、およびE/I測定値とともに記録される。
ステップ928に戻って示すように、ステップ902で行われたサーチの結果得られたピークがLグループに分類されないのであれば、制御はステップ940に進む。ステップ940では、現在のサーチサイクルにまだ時間があるかが判定される。時間がなければ、制御はステップ952に進む。ここでは、ピークが発見されなかったという表示が記録される。
Dグループに分類されるパイロットには、長い休止時間が要求されるので、このステップは、現在のサーチサイクル内のグループにおける全てのパイロットのサーチを実行することは可能ではないことを認識している。したがって、このステップは、パイロットのサーチをすることができるかを判定するために、現在のサーチサイクルに残っている時間を確認する。十分な時間がない場合には、このパイロットについては、ピークが発見されなかったという表示が記録される。一方、十分な時間が残っている場合には、パイロットがサーチされる。このステップの代替例では、このサーチサイクルの長さについて配置される限界を許容するために、Dグループ内のパイロットの予め定めた数値、例えば4、のみがサーチサイクル期間にサーチされる。
現在のサーチサイクルにまだ残り時間があるか、または、パイロットが、現在のサーチサイクル期間内にサーチされるために選択されるDグループのメンバーの一つであると仮定して、制御はステップ942に進む。ここでは、Ncm4サーチパラメータによって明記された積算時間を使って、パイロットのノーマルサーチが実行される。ある実行例では、Ncm4サーチパラメータが2,048チップのコヒーレントな積算時間を明記しており、16の連続したコヒーレントな積算が、非コヒーレントに結合されるべきである。しかしながら、他の例も可能であるので、この例は限定的と解釈されるべきでないものと解されたい。ノーマルサーチでは、ピークは、閾値Ts4を超えており、メインピークの6dB以内である場合には、メインピークのサイドローブから識別可能であると考えられる(後述するように、図15には、この閾値の設定例が提供されている。)。
ステップ942から、制御はステップ944に進む。ここでは、ステップ942の結果得られたピークが推定器の飽和をもたらしているか、または閾値T5より低いかが判定される。(後述するように、図15には、この閾値の設定例が提供されている。)これら条件のうち何れかが満足される場合には、制御はステップ952に進む。ここでは、ピークが発見されなかったという表示が記録される。両条件とも満足しない場合には、制御はステップ946に進む。ここでは、Ncm4サーチパラメータによって明記された積算時間を使ってパイロットのショルダーサーチが実行される。
ステップ946から、ステップ948が実行される。ステップ948では、ステップ948の結果得られたピークが推定器の飽和をもたらしているか、または閾値T5より低いかが判定される。これら条件のうち何れかが満足される場合には、制御はステップ952に進む。ここでは、ピークが発見されなかったという表示が記録される。両条件とも満足しない場合には、ステップ950が実行される。ステップ950では、ステップ946の結果得られたピークの位置が、対応するTOA、RMSE、及びE/I測定値と同様に記録される。
図14のプロセスは、近辺リストと動作中のパイロットからなるグループ内の各パイロットに対して繰り返すことに続く。
図15には、閾値T1,T2,T3,T4,T5,Ts1,Ts2,Ts3,Ts4の設定例が示されている。符号1002で識別されている閾値T1は、LグループとMグループとの間の境界を示している。符号1004で識別されている閾値T2は、LグループとDグループとの間の境界を示しており、Ncm1サーチパラメータを使って、パラメータ推定値が正確である時を示すために設定される。符号1006で識別されている閾値T3は、Ncm2サーチパラメータを使って、パラメータ推定値が正確である時を示すために設定される。符号1008で識別されている閾値T4は、Ncm3サーチパラメータを使って、パラメータ推定値が正確である時を示すように設定される。符号1010で識別されている閾値T5は、Ncm4サーチパラメータを使って、パラメータ推定値が正確である時を示すように設定される。更に、符号1012で識別されている閾値Ts1は、メインピークの6dB以内であり、Ncm1サーチパラメータを使って認識された候補ピークが、メインピークのサイドローブから識別可能であるかを検出するノイズフロアである。符号1014で識別されている閾値Ts2は、メインピークの6dB以内であり、Ncm2サーチパラメータを使って認識された候補ピークが、メインピークのサイドローブから識別可能であるかを検出するノイズフロアである。符号1016で識別されている閾値Ts1は、メインピークの6dB以内であり、Ncm3サーチパラメータを使って認識された候補ピークが、メインピークのサイドローブから識別可能であるかを検出するノイズフロアである。符号1018で識別されている閾値Ts4は、メインピークの6dB以内であり、Ncm4サーチパラメータを使って認識された候補ピークが、メインピークのサイドローブから識別可能であるかを検出するノイズフロアである。
特に、例示したように、閾値T1は−20.6dBに設定され、閾値T2は−26.6dBに設定され、閾値T3は−29dBに設定され、閾値T4は−19.8dBに設定され、閾値T5は−32dBに設定される。更に、この例においては、閾値Ts1は、−23.6dBに設定され、閾値Ts2は、−27.2dBに設定され、閾値Ts3は、−16.5dBに設定され、閾値Ts4は、−30.2dBに設定される。しかしながら、他の例も可能であるので、この例は限定的と解釈されるべきでないものと解されたい。
図12と図14の方法を比べると、図12に示す方法は、閾値を適切に設定することによって、誤警報の確率を制限することを含むことが分かる。一方、図14に示す方法は、パイロットがノーマルサーチとショルダーサーチの両者に行われることによって誤警報を回避する2重検知基準と同様に、閾値を使用している。
前述した方法は、限定される訳ではないが、例えば以下に示すような種々の型式で実体的に具体化されうる。すなわち、本方法を具体化する一連の手順がプロセッサ読み取り可能な媒体や、インターネットのようなコンピュータネットワーク内のサーバに格納されることによって。または、この方法が、同期ロジックとして具体化されることによって。
あるいは、この方法が、コンピュータプログラム製品、すなわちコードセグメントまたはモジュールとして具体化されることによって。
前述した実施例、実行例、及び例では、エネルギーがdBとして表示されているが、本発明はまた、エネルギーが線形項として表示されている場合も含むものと理解されるべきであり、更に、これら実施例、実行例、及び例は、比または積として違いを再表示することによって、線形ケースに対して明らかに拡張されることに留意されたい。
例えば、式T=max(E−Δ,γ(I))は、以下に示すように、線形ケースをカバーするように再公式化される。
T=max(E●f,γ(I))
ここで、fは、パーセンテージによる適切な割合である。同様に、ノイズフロアγに対する式γ(E−E,I)は、線形ケースの場合、γ(E/E,I)のように再公式化される。最後に、第1のピークのエネルギーEが、第2のピークのエネルギーの第1の範囲Δ、例えば6dB内である場合には、第1のノイズフロア/閾値が適用され、第1のピークのエネルギーEが第2のピークのエネルギーEの緩慢な範囲Δ、例えば6dB内である場合には第2のより厳しいノイズフロア/閾値が適用されるような例においては、第2のピークのエネルギーEに対する第1のピークのエネルギーEの比が、第1の割合、すなわちパーセンテージfと等しいか、またはこれを超える場合には、第1のノイズフロア/閾値を使った項で再表示され、第2のピークのエネルギーEに対する第1のピークのエネルギーEの比が、第2の微少な割合、すなわちパーセンテージfと等しいか、またはこれを超える場合には、第2のより厳しいノイズフロア/閾値を使った項で再表示される。
本発明の種々の実施例が記載された一方、多くの実施例及び実施もまた、本発明の範囲内で可能であることは、当該技術分野における通常の能力を持つ者にとっては明らかであろう。
本発明に従ったパラメータ推定器のアプリケーションの一例を示す図である。 本発明に従ったパラメータ推定器の一実施例の簡略ブロック図である。 本発明に従ったパラメータ推定器の一実行例の簡略ブロック図である。 CDMAパイロット信号用の相関関数の一例である時間ドメイン表示である。 直接的な視線と、図4の関数が反映されたレンダリングとを示す図である。 複数経路によって加入者局に直接的及び間接的に到着したパイロット信号を示す図である。 第1のピークを、第2のピークのサイドローブから識別するために単一の閾値を適用している本発明の実行例を示す図である。 第1のピークを、第2のピークのサイドローブから識別するために複数のノイズフロア/閾値を適用している本発明の実行例を示す図である。 第1のピークを、第2のピークのサイドローブから識別するために時間に依存する閾値を適用している本発明の実行例を示す図である。 本発明に従って、信号の一つ以上のパラメータを推定する方法の一実施例のフローチャートである。 全体的改良型順方向リンク三辺測量(AFLT)プロセスの一実行例の高レベルフローチャートである。 本発明に従って、CDMAパイロット信号の到着時間(TOA)パラメータを推定する方法の一例のフローチャートである。 図12の例で使用される閾値を示す図である。 本発明に従って、CDMAパイロット信号のTOAパラメータを推定する方法の第2の例を示すフローチャートである。 図14の例で使用された閾値を示す図である。
符号の説明
100…加入者局、102…基地局、104…位置決定エンティティ、106…GPS衛星、202…相関器、204…プロセッサ、206…メモリ、208,210,212,214…信号線、216…相関ロジック、218…分析ロジック、314,316…障害物、318,330…サイドローブ

Claims (49)

  1. パラメータ推定器であって、
    識別コードの一つ以上のシフトバージョンと信号との間の相関を表す相関関数を決定する相関ロジックと、
    一つ以上の第1のピークが第2のピークの一つ以上のサイドローブから識別可能であるかを、ノイズフロアに依存する閾値に応じて判定するために前記相関関数を分析し、一つ以上の第1のピークが存在し、前記第2のピークのサイドローブから識別可能である場合には、前記一つ以上の第1のピークに対応した信号に関連した一つ以上のパラメータを推定し、一つ以上の第1のピークが存在しないか、または存在するにしても、前記第2のピークのサイドローブから識別可能ではない場合には、前記第2のピークに対応した一つ以上のパラメータを推定する分析ロジックと
    を備えたパラメータ推定器。
  2. 前記第2のピークは最強のピークである請求項1に記載のパラメータ推定器。
  3. 前記一つ以上の第1のピークは、もし存在するのであれば、前記最強のピークよりも早い時間に存在する請求項2に記載のパラメータ推定器。
  4. 前記識別コードは、疑似ノイズコードである請求項1に記載のパラメータ推定器。
  5. 前記相関関数に関する推測的な情報を使って、第1のピークを前記第2のピークのサイドローブから識別するように構成された請求項1に記載のパラメータ推定器。
  6. 前記推測的な情報は、独立した到着を示す前記相関関数の成分パルスの形状、振幅、位相、またはこれらの任意の組み合わせに関連している請求項5に記載のパラメータ推定器。
  7. 前記閾値は、候補ピークの時間における独立した到着を示す前記相関関数の成分パルスの前記第1のピークの一つ以上のエネルギーと、前記第2のピークのエネルギーと、形状と、振幅と、位相と、これら任意の組み合わせと、前記第1及び第2のピーク間の時間差と、前記積算時間とに依存する変数である請求項に記載のパラメータ推定器。
  8. 前記ノイズフロアは、積算時間に依存する請求項に記載のパラメータ推定器。
  9. 前記ノイズフロアは、誤警報確率を制限するために設定される請求項に記載のパラメータ推定器。
  10. 前記閾値はまた、前記第2のピークのエネルギーと、前記第1のピークのエネルギーとの差に依存する請求項に記載のパラメータ推定器。
  11. 前記閾値はまた、前記第2のピークのエネルギーに対する前記第1のピークのエネルギーの比に依存する請求項に記載のパラメータ推定器。
  12. 前記閾値は、前記ノイズフロアの最大値と、前記第2のピークのエネルギーと予め定義した範囲との差とから導出されるようにした請求項に記載のパラメータ推定器。
  13. 前記閾値は、前記ノイズフロアの最大値と、前記第2のピークのエネルギーの予め定めた割合とから導出されるようにした請求項に記載のパラメータ推定器。
  14. 前記ノイズフロアはまた、前記第2のピークのエネルギーと前記第1のピークのエネルギーとの差に依存している請求項に記載のパラメータ推定器。
  15. 前記ノイズフロアはまた、前記第2のピークのエネルギーに対する前記第1のピークのエネルギーの比に依存する請求項に記載のパラメータ推定器。
  16. パラメータ推定器であって、
    識別コードの一つ以上のシフトバージョンと信号との間の相関を表す相関関数を決定する相関ロジックと、
    第1の閾値と第2の閾値とを含む複数の閾値に応じて、一つ以上の第1のピークが、第 2のピークの一つ以上のサイドローブから識別可能であるかを判定するために前記相関関数を分析し、前記一つ以上の第1のピークが存在し、前記第2のピークのサイドローブから識別可能である場合に、前記一つ以上の第1のピークに応じて、前記信号に関する一つ以上のパラメータを推定し、前記一つ以上のピークが存在しないか、または存在するにしても、前記第2のピークのサイドローブから識別可能ではない場合、前記第2のピークに応じて一つ以上のパラメータを推定する分析ロジックとを備え、
    前記第1のピークのエネルギーが前記第2のピークのエネルギーの第1の予め定義した範囲内である場合、前記第1の閾値が有効であり、前記第1のピークのエネルギーが前記第2のピークのエネルギーの第2の予め定義した範囲内である場合、前記第2の閾値が有効であるパラメータ推定器。
  17. 前記第2の閾値は前記第1の閾値よりも厳しく、前記第2の予め定義した範囲は、前記第1の予め定義した範囲に関してより緩和されている請求項16に記載のパラメータ推定器。
  18. 前記第2のピークのエネルギーに対する前記第1のピークのエネルギーの比が、第1の割合と等しいか、またはそれを超えている場合には、第1の閾値が有効になり、前記第2のピークのエネルギーに対する前記第1のピークのエネルギーの比が、第2の割合と等しいか、またはそれを超えている場合には、第2の閾値が有効になるようにした請求項16に記載のパラメータ推定器。
  19. 前記第2の閾値は、前記第1の閾値よりも厳しく、前記第2の割合は、前記第1の割合よりも小さい請求項18に記載のパラメータ推定器。
  20. パラメータ推定器であって、
    識別コードの一つ以上のシフトバージョンと信号との間の相関を表す相関関数を決定する相関手段と、
    一つ以上の第1のピークが第2のピークの一つ以上のサイドローブから識別可能であるかを、ノイズフロアに依存する閾値に応じて判定するために前記相関関数を分析し、前記一つ以上の第1のピークが存在し、前記第2のピークのサイドローブから識別可能である場合には、前記一つ以上の第1のピークに対応した信号に関連した一つ以上のパラメータを推定し、前記一つ以上の第1のピークが存在しないか、または存在するにしても、前記第2のピークのサイドローブから識別可能ではない場合には、前記第2のピークに対応した一つ以上のパラメータを推定する分析手段と
    を備えたパラメータ推定器。
  21. 信号の一つ以上のパラメータを推定する方法であって、
    識別コードの一つ以上のシフトバージョンと信号との間の相関を表す相関関数を決定することと、
    一つ以上の第1のピークが第2のピークの一つ以上のサイドローブから識別可能であるかを、ノイズフロアに依存する閾値に応じて判定するために前記相関関数を分析することと、
    前記一つ以上の第1のピークが存在し、前記第2のピークのサイドローブから識別可能である場合には、前記一つ以上の第1のピークに対応した信号に関連した一つ以上のパラメータを推定することと、
    前記一つ以上の第1のピークが存在しないか、または存在するにしても、前記第2のピークのサイドローブから識別可能ではない場合には、前記第2のピークに対応した一つ以上のパラメータを推定することと
    を備えた方法。
  22. 前記信号はパイロット信号である請求項21に記載の方法。
  23. 前記識別コードは、疑似ノイズコードである請求項21に記載の方法。
  24. 前記第2のピークは、最強のピークである請求項21に記載の方法。
  25. 前記一つ以上の第1のピークは、前記最強のピークよりも早い時間にある請求項24に記載の方法。
  26. 前記信号に関連した前記一つ以上のパラメータは、到着時間パラメータを含む請求項21に記載の方法。
  27. 前記信号に対する前記一つ以上のパラメータは、前記到着時間パラメータについての自乗平均平方根誤差を含む請求項26に記載の方法。
  28. 前記信号に対する前記一つ以上のパラメータは、合計受信電力に対するチップ毎のエネルギーの比のパラメータを含む請求項21に記載の方法。
  29. 請求項21に記載の方法において更に、前記相関関数に関連した推測的な情報を使って、前記一つ以上の第1のピークが前記第2のピークから識別可能であるかを判定することを備えた方法。
  30. 前記推測的な情報は、独立した到着を示す前記相関関数の成分パルスの形状、振幅、位相、またはこれらの任意の組み合わせに関連している請求項29に記載の方法。
  31. 前記閾値は、前記第1のピークの時間における前記第2のピークに相当する前記相関関数の成分パルスの前記第2のピークの一つ以上のエネルギーと、前記第1のピークのエネルギーと、形状と、振幅と、位相と、これら任意の組み合わせと、前記第1及び第2のピーク間の時間差と、前記相関関数を導出するために用いられる前記積算時間とに依存する変数である請求項21に記載の方法。
  32. 前記ノイズフロアは、前記積算時間に依存する請求項21に記載の方法。
  33. 前記ノイズフロアは、誤警報確率を制限するために設定される請求項21に記載の方法。
  34. 前記閾値はまた、前記第2のピークのエネルギーと、前記第1のピークのエネルギーとの差に依存する請求項21に記載の方法。
  35. 前記閾値はまた、前記第2のピークのエネルギーに対する前記第1のピークのエネルギーの比に依存する請求項21に記載の方法。
  36. 前記閾値は、前記ノイズフロアの最大値と、前記第2のピークのエネルギーの予め定めた割合とから導出されるようにした請求項21に記載の方法。
  37. 前記ノイズフロアはまた、前記第2のピークのエネルギーと前記第1のピークのエネルギーとの差に依存している請求項32に記載の方法。
  38. 前記ノイズフロアはまた、前記第2のピークのエネルギーに対する前記第1のピークのエネルギーの比に依存する請求項32に記載の方法。
  39. 信号の一つ以上のパラメータを推定する方法であって、
    識別コードの一つ以上のシフトバージョンと信号との間の相関を表す相関関数を決定することと、
    第1の閾値と第2の閾値とを含む複数の閾値に応じて、一つ以上の第1のピークが、第2のピークの一つ以上のサイドローブから識別可能であるかを判定するために、前記相関関数を分析することと、
    前記一つ以上の第1のピークが存在し、前記第2のピークのサイドローブから識別可能である場合に、前記一つ以上の第1のピークに応じて、前記信号に関する一つ以上のパラメータを推定することと、
    前記一つ以上の第1のピークが存在しないか、または存在するにしても、前記第2のピークのサイドローブから識別可能ではない場合、前記第2のピークに応じて、一つ以上のパラメータを推定することとを備え、
    前記第1のピークのエネルギーが前記第2のピークのエネルギーの第1の予め定義した範囲内である場合、前記第1の閾値が有効であり、前記第1のピークのエネルギーが前記第2のピークのエネルギーの第2の予め定義した範囲内である場合、前記第2の閾値が有効である方法。
  40. 前記第2の閾値は前記第1の閾値よりも厳しく、前記第2の予め定義した範囲は、前記第1の予め定義した範囲に関してより緩和されている請求項39に記載の方法。
  41. 前記第2のピークのエネルギーに対する第1のピークのエネルギーの比が、第1の割合と等しいか、またはそれを超えている場合には、第1の閾値が有効になり、前記第2のピークのエネルギーに対する第1のピークのエネルギーの比が、第2の割合と等しいか、またはそれを超えている場合には、第2の閾値が有効になるようにした請求項39に記載の方法。
  42. 前記第2の閾値は、前記第1の閾値よりも厳しく、前記第2の割合は、前記第1の割合よりも小さい請求項41に記載の方法。
  43. 信号の一つ以上のパラメータを推定する方法であって、
    識別コードの一つ以上のシフトバージョンと信号との間の相関を表す相関関数を決定することと、
    第1のピークの時間と第2のピークの時間との差に依存する閾値に応じて、一つ以上の第1のピークが、第2のピークの一つ以上のサイドローブから識別可能であるかを判定するために前記相関関数を分析することと、
    前記一つ以上の第1のピークが存在し、前記第2のピークのサイドローブから識別可能である場合、前記一つ以上の第1のピークに応じて、信号に関する一つ以上のパラメータを推定することと、
    前記一つ以上の第1のピークが存在しないか、または存在するにしても、前記第2のピークのサイドローブから識別可能ではない場合、前記第2のピークに応じて、前記一つ以上のパラメータを推定することと
    を備える方法。
  44. 信号の一つ以上のパラメータを推定する方法であって、
    識別コードの一つ以上のシフトバージョンと信号との間の相関を表す相関関数を決定するステップと、
    一つ以上の第1のピークが第2のピークの一つ以上のサイドローブから識別可能であるかをノイズフロアに依存する閾値に応じて判定するために前記相関関数を分析するステップと、
    前記一つ以上の第1のピークが存在し、前記第2のピークのサイドローブから識別可能である場合には、前記一つ以上の第1のピークに応答した信号に関連した一つ以上のパラメータを推定するステップと、
    前記一つ以上の第1のピークが存在しないか、または存在するにしても、前記第2のピークのサイドローブから識別可能ではない場合には、前記第2のピークに応答した一つ以上のパラメータを推定するステップと
    を備えた方法。
  45. 加入者局内における請求項1、請求項5、請求項16または請求項20のうちの何れかに記載のパラメータ推定器。
  46. 移動局である請求項45における加入者局。
  47. プロセッサ読取可能媒体に格納された一連の手順として実体的に具体化された請求項21、請求項29、請求項39、請求項43または請求項44のうちの何れかに記載の方法。
  48. サーバに格納された一連の手順として実体的に具体化された請求項21、請求項29、請求項39、請求項43または請求項44のうちの何れかに記載の方法。
  49. ロジックとして実体的に具体化された請求項21、請求項29、請求項39、請求項43または請求項44のうちの何れかに記載の方法。
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