JP4216367B2 - 充填容器付き日用品 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は充填容器付き日用品に関し、より詳しくは食事の際に調味料を供給することができる箸、スプーン、ナイフ、フォーク等の食事用具や髭を剃る際に顔面にシェイビングクリームを供給することができる剃刀等に関する。
【0002】
【従来の技術】
我々は日常生活において様々な種類の日用品を使用するが、これらの日用品の中にはその日用品単独で使用されることが多いものと、使用時において何か別の物を供給してから使用されることが多いものとが存在している。
前者の日用品としては、はさみや定規、缶切り等が挙げられ、これらの日用品は、使用時においてはその日用品のみが手元にあればよい訳であるから、例えばキャンプや旅行などに携帯する場合でもその日用品のみを持って行けば事が足り、使用時において大きな不都合を感じることは少ない。
一方、後者の日用品としては、箸、スプーン、ナイフ、フォーク等の食事用具や剃刀等が挙げられる。
これらの日用品について言えば、例えば箸やナイフ、フォーク等は食事の際に使用されるが、食事の際には料理に醤油やソース、胡椒等の調味料をかけることが多く、また例えばコーヒーを飲む際には砂糖をかき混ぜるためにスプーンが使用されることが多い。つまり、これらの食事用具は何らかの調味料と共に使用されることが多いのである。
また、剃刀は髭を剃るために使用されることが多いが、剃刀で髭を剃る際には通常、肌を保護するためにシェービングクリームが使用され、剃刀単独で使用されることは少ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した如く、箸、スプーン、ナイフ、フォーク等の食事用具や剃刀等の日用品は、調味料やシェービングクリーム等の別の物を供給してから使用されることが多いため、使用時においてはその日用品のみを手元に持ってきても用件を済ますことができなかった。
そのため、使用時には日用品とは別の場所から必要な調味料やシェービングクリームをわざわざ手元に持ってくる必要があり、非常に面倒で時間の無駄が多かった。また、キャンプや旅行などに携帯する場合にはその日用品と併用される物についても必ず一緒に携帯する必要があり、非常に不便であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本願発明者は、上記した実情に鑑みて鋭意研究した結果、何かを供給してから使用されることが多い日用品に対して、供給される物を予め充填した充填容器を付設することにより、上記した様々な課題を全て解決することが可能であることを見いだし本発明の完成に至った。
具体的な課題解決手段は以下の通りである。
【0005】
請求項1に係る発明は、液体や固体を内部に充填することが可能な充填容器と、該充填容器に対して着脱可能に取り付けられ使用対象物に対して機能を発揮する機能部と、前記充填容器に充填された充填物を機能部へと送り出し可能な送出機構とから構成され、前記送出機構が、充填容器外面に開口する送出孔と、送出孔から機能部の上面の先端側に向かう長手方向の溝と、該送出孔を開放及び閉鎖可能な蓋体と、前記充填容器の後端部に着脱可能に取り付けられたキャップと、該キャップと充填容器との間に介装されたバネと、先端に前記蓋体が後端に該バネがそれぞれ取着され、充填容器の外側に配置された棒体とから構成され、前記棒体はキャップが押されてバネが圧縮されることにより先端方向へ前進し、前記蓋体は送出孔を被覆して閉鎖すると共に前記棒体の前進によって送出孔を露出させて送出孔を開放することを特徴とする充填容器付き日用品である。
請求項2に係る発明は、液体や固体を内部に充填することが可能な充填容器と、該充填容器に対して着脱可能に取り付けられ使用対象物に対して機能を発揮する機能部と、前記充填容器に充填された充填物を機能部へと送り出し可能な送出機構とから構成され、前記送出機構が、機能部内に形成され周囲に長手方向に溝を有する送出孔と、該送出孔を開放及び閉鎖可能な球状の蓋体と、充填容器の後端部に取り付けられたバネと、先端に蓋体が後端にバネがそれぞれ取着され充填容器内に挿通された棒体とから構成され、前記蓋体が、バネが押されて棒体が先端方向へと前進することで送出孔内にて先端方向へと移動し、送出孔との間の前記溝を流通路として開放することを特徴とする充填容器付き日用品である。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る充填容器付き日用品の好適な実施形態について図面に基づき説明する。
図1は本発明に係る充填容器付き日用品の第1実施例を示す平面図、図2はその縦断面図である。
第1実施例に係る充填容器付き日用品は箸であり、醤油や塩などの調味料を内部に充填することが可能な充填容器(1)と、該充填容器(1)に対して着脱可能に取り付けられ食品を掴む機能を発揮する機能部(2)とを備えている。
【0007】
この充填容器付き日用品には、充填容器(1)に充填された充填物を機能部(2)に向けて送り出し可能な送出機構が設けられている。
以下、この送出機構の構成について説明する。
送出機構は、充填容器(1)の上面に形成された送出孔(3)と、該送出孔(3)を開放及び閉鎖可能な蓋体(4)と、充填容器(1)の後端部に着脱可能に取り付けられたキャップ(5)と、該キャップ(5)と充填容器(1)との間に介装されたバネ(6)と、先端に蓋体(4)が後端にバネ(6)がそれぞれ取着された棒体(7)とから構成されている。
そして、機能部(2)の上面から充填容器(1)の上面にかけて溝(9)が形成されており、この溝(9)は充填容器(1)上面においては蓋体(4)よりも幅広に形成されている。
【0008】
図3及び図4は送出機構の作用を説明する図であり、上記構成からなる送出機構によれば、キャップ(5)を指で押すとバネ(6)が圧縮されてバネ(6)の後端部に取着された棒体(7)が先端方向へと前進し、この棒体(7)の前進によって蓋体(4)によって被覆されていた送出孔(3)が露出される。
通常、箸の使用の際には箸先が下になっているから、送出孔(3)が露出されることによって、図4に示す如く、充填容器(1)内に充填された醤油や塩などの調味料が送出孔(3)を通って充填容器(1)の上面へと流れ出し、そのまま箸先へと導かれる。
このとき、機能部(2)の上面に形成された溝(9)によって、醤油や塩などの調味料は確実に食品へと導かれる。
【0009】
第1実施例に係る充填容器付き日用品は上記構成を有するので、予め充填容器(1)内に醤油や塩などの調味料を充填しておくことにより、使用者が食事の際に食品に味付けを施したい場合には、箸を持ったままでキャップ(5)を指で押すことにより食品に調味料を供給することができるので、調味料をわざわざ手元に持ってくる面倒さが無くなる。また、調味料を入れるための専用の容器をテーブル等に用意しておく必要がなくなり、テーブルを広く使用することもできるようになる。
また、充填容器(1)は機能部(2)に対して着脱可能とされているため、充填容器(1)内の調味料が無くなったら取り外して再度充填して使用することができ、しかも、洗浄の際には機能部(2)と充填容器(1)を別々に洗うことができる。
更には、箸は2本で使用するので、例えば一方の箸の充填容器(1)に醤油をもう一方の充填容器(1)にソースを充填しておくといったように、それぞれの箸に異なる調味料を入れて使用すると、より一層便利になる。
【0010】
図5は本発明に係る充填容器付き日用品の第2実施例を示す平面図、図6はその縦断面図である。
第2実施例に係る充填容器付き日用品はスプーンであり、砂糖などの調味料を内部に充填することが可能な充填容器(1)と、該充填容器(1)に対して着脱可能に取り付けられ食品を掬う機能を発揮する機能部(2)とを備えている。
【0011】
この第2実施例における送出機構は、機能部(2)の上面に形成された送出孔(3)と、該送出孔(3)を開放及び閉鎖可能な蓋体(4)と、充填容器(1)の後端部に着脱可能に取り付けられたキャップ(5)と、該キャップ(5)と充填容器(1)との間に介装されたバネ(6)と、先端に蓋体(4)が後端にバネ(6)がそれぞれ取着された棒体(7)とから構成されている。
また、機能部(2)の基端部には送出孔(3)と連通する取り入れ孔(10)が形成されており、この取り入れ孔(10)から充填容器(1)内の充填物を送出孔(3)へと送りだすことが可能となっている。
そして、この第2実施例においては、蓋体(4)は送出孔(3)にもぐり込むような形で溝(9)よりも下部位置に配設されている。
【0012】
図7は第2実施例に係る充填容器付き日用品の送出機構の作用を説明する図であり、キャップ(5)を指で押すとバネ(6)が圧縮されてバネ(6)の後端部に取着された棒体(7)が先端方向へと前進し、この棒体(7)の前進によって蓋体(4)によって被覆されていた送出孔(3)が露出される。
そして、使用の際にスプーンの先端を下げた状態にて送出孔(3)を露出することによって、充填容器(1)内に充填された砂糖などの調味料が取り入れ孔(10)を通って送出孔(3)から充填容器(1)の上面へと流れ出し、そのままスプーン表面へと導かれる。
このとき、機能部(2)の上面に図示の如く溝(9)を設けておくと、調味料をより確実にスプーン表面へと導くことが可能となる。
【0013】
上記第2実施例に係る充填容器付き日用品によれば、例えば予め充填容器(1)内に砂糖を充填しておくと、コーヒーを飲む際には、スプーンを持った状態でキャップ(5)を一定時間指で押すことによりスプーン表面に所要量の砂糖をためることができ、わざわざ別の場所から砂糖を手元に持ってくる面倒さが無くなる。
また、旅行やキャンプの際には、このスプーンさえ携帯すれば別に砂糖を持って行く必要がなくなり、非常に便利である。
【0014】
図8は本発明に係る充填容器付き日用品の第3実施例を示す平面図である。
第3実施例に係る充填容器付き日用品はフォークであり、胡椒やソースなどの調味料を内部に充填することが可能な充填容器(1)と、該充填容器(1)に対して着脱可能に取り付けられ食品を突き刺す機能を発揮する機能部(2)とを備えている。
【0015】
この第3実施例における送出機構は、前記第2実施例と同様であって、機能部(2)の上面に形成された送出孔(3)と、該送出孔(3)を開放及び閉鎖可能な蓋体(4)と、充填容器(1)の後端部に着脱可能に取り付けられたキャップ(5)と、該キャップ(5)と充填容器(1)との間に介装されたバネ(6)と、先端に蓋体(4)が後端にバネ(6)がそれぞれ取着された棒体(7)とから構成されている。尚、図示例では送出孔(3)は蓋(4)によって被覆された状態となっており露出していない。
この第3実施例に係る充填容器付き日用品は、先端部がフォークとされている点が前記第2実施例と異なっているのみであるため、同一構成には同一符号を付して他の説明を省略する。
【0016】
上記第3実施例に係る充填容器付き日用品によれば、例えば予め充填容器(1)内に胡椒やソースを充填しておくと、使用者が食品を突き刺した状態にてキャップ(5)を指で押すことにより、食品に胡椒やソースをかけることができ、非常に便利である。
【0017】
図9は本発明に係る充填容器付き日用品の第4実施例を示す正面図である。
第4実施例に係る充填容器付き日用品はナイフであり、胡椒やソースなどの調味料を内部に充填することが可能な充填容器(1)と、該充填容器(1)に対して着脱可能に取り付けられ食品を切る機能を発揮する機能部(2)とを備えている。
【0018】
この第4実施例における送出機構も、前記第2実施例と同様であって、機能部(2)の側面に形成された送出孔(3)と、該送出孔(3)を開放及び閉鎖可能な蓋体(4)と、充填容器(1)の後端部に着脱可能に取り付けられたキャップ(5)と、該キャップ(5)と充填容器(1)との間に介装されたバネ(6)と、先端に蓋体(4)が後端にバネ(6)がそれぞれ取着された棒体(7)とから構成されている。尚、この図示例でも送出孔(3)は蓋(4)によって被覆された状態となっており露出していない。
第4実施例に係る充填容器付き日用品も、先端部がナイフとされている点が前記第2実施例と異なっているのみであるため、同一構成には同一符号を付して他の説明を省略する。
【0019】
上記第4実施例に係る充填容器付き日用品によれば、例えば予め充填容器(1)内にソースや醤油を充填しておくと、使用者が肉などの食品を切る際にキャップ(5)を指で押すことにより、食品にソースや醤油をかけることができ、非常に便利である。
【0020】
図10は本発明に係る充填容器付き日用品の第5実施例を示す断面図である。第5実施例に係る充填容器付き日用品は剃刀であり、シェイビングクリームを内部に充填することが可能な充填容器(1)と、該充填容器(1)に対して着脱可能に取り付けられ髭を剃る機能を発揮する機能部(2)とを備えている。
【0021】
この第5実施例における送出機構は、機能部(2)に形成され長手方向に溝(14)を有する送出孔(3)と、該送出孔(3)を解放及び閉鎖可能な球状の蓋体(4)と、充填容器(1)の後端部に取り付けられたバネ(6)と、先端に蓋体(4)が後端にバネ(6)がそれぞれ取着され充填容器(1)内に挿通された棒体(7)とから構成されている。
送出孔(3)は剃刀の刃(11)のつけ根部において開口されており、基端部に形成された取り入れ孔(10)から充填容器(1)内の充填物を送出孔(3)へと送りだすことが可能となっている。
【0022】
図11は出口側(図面左側)からみた送出孔(3)の拡大図であり、図示の如く、送出孔(3)の周囲には複数条の溝(14)が形成されており、この溝(14)は蓋体(4)が前進した際に充填物の流通路となる。尚、図示例では溝(14)の数を8本としているが、溝(14)の数は特に限定されず、例えば2本、3本、4本、6本、或いはそれ以上の本数であってもよい。
また、充填容器(1)には銀紙(13)が取り付けられており、使用時においてはこの銀紙(13)を破ることにより充填容器(1)内の充填物を送出孔(3)へと供給することが可能となる。
【0023】
図12は第5実施例に係る充填容器付き日用品の送出機構の作用を説明する図であり、バネ(6)を指で押して棒体(7)を先端方向へと前進させることにより、蓋体(4)が送出孔(3)内にて先端方向(図面左方向)へと移動し、これにより送出孔(3)と蓋体(4)との間の溝(14)が流通路として開放され、充填容器(1)内の充填物は溝(14)を通って送出孔(3)へと導かれ、刃(11)のつけ根部から出てくる。
【0024】
上記第5実施例に係る充填容器付き日用品によれば、例えば予め充填容器(1)内にシェイビングクリームを充填しておくと、使用者が髭を剃る際にバネ(6)を指で押すことにより、刃(11)のつけ根からシェイビングクリームを出すことができ、忙しい朝の時間等に髭剃りに要する時間を大幅に短縮することができ、非常に便利である。
【0025】
図13及び図14は送出機構の参考例を示す断面図である。尚、図示例では日用品の種類をスプーンとした様子を示したが、これらの送出機構は上記した別の種類の日用品にも適用可能である。図13示の例に係る送出機構は、機能部(2)に形成された送出孔(3)と、該送出孔(3)を開放及び閉鎖可能な蓋体(4)と、充填容器(1)を外嵌するように配設された外嵌部材(12)と、該外嵌部材(12)の先端部と蓋体(4)との間に介装されたバネ(8)と、該バネ(8)を被覆するカバー(13)とから構成されている。かかる構成の送出機構によれば、外嵌部材(12)を指で押してバネ(8)を蓋体(4)との間で圧縮し、バネ(8)の伸長力によって蓋体(4)を矢印の如く上方向へと回動させて、送出孔(3)を露出させることにより、充填容器(1)内の充填物を送出孔(3)へと送りだすことが可能となる。
【0026】
図14示の例に係る送出機構は、機能部(2)に形成された送出孔(3)と、該送出孔(3)を被覆する蓋体(4)と、この蓋体(4)を持ち上げ可能なレバー(15)から構成されている。蓋体(4)の一端部は機能部(2)と一体に取り付けられており、他端部は一端部を支点として上下に回動可能とされている。この構成の送出機構によれば、レバー(15)の先端部が蓋体(4)の下面に当接するように取り付けられているためレバー(15)の後端部を矢印で示す如く指で押すことによって、蓋体(4)を矢印で示す如く持ち上げることができ、これによって送出孔(3)が露出されて、充填容器(1)内の充填物を送出孔(3)へと送りだすことが可能となる。
【0027】
図15は送出機構の更に別の参考例を示す断面図である。尚、この送出機構も上記した全ての種類の日用品に適用可能である。
この例に係る送出機構は、機能部(2)に形成された送出孔(3)と、該送出孔(3)を開放及び閉鎖可能な蓋体(4)と、充填容器(1)を外嵌するように配設された外嵌部材(12)と、該外嵌部材(12)の先端部と蓋体(4)との間に介装されたバネ(8)とから構成されている。
蓋体(4)は、左右2つの断面4分の1円弧状の部材が先端部において僅かに重なり合うように配設されており、この重なり部分の有無によって送出孔(3)を開放及び閉鎖するように構成されている。
【0028】
また、充填容器(1)には銀紙(13)が取り付けられており、充填容器(1)を機能部(2)に取り付けることにより、この銀紙(13)が機能部(2)のネジ部先端の鋭角部(17)によって破られて充填容器(1)内の充填物を送出孔(3)へと供給することが可能となる。
かかる構成の送出機構によれば、外嵌部材(12)を指で押してバネ(8)を蓋体(4)との間で圧縮すると、バネ(8)の伸長力で蓋体(4)が矢印の如く左右に開いて送出孔(3)が開放され、充填容器(1)内の充填物を溝(9)へと送りだすことが可能となる。
【0029】
図16は図15示の送出機構の変更例を示す断面図であり、この例に係る送出機構では左右の蓋体(4)に貫通孔(16)が形成されている点が図15示の送出機構と異なっている。
そして、この例に係る送出機構では、外嵌部材(12)を指で押してバネ(8)を蓋体(4)との間で圧縮し、バネ(8)の伸長力で蓋体(4)を左右に僅かに開かせて貫通孔(16)同士を図16に示す如く重ね合わせることにより、送出孔(3)が開放され、充填容器(1)内の充填物を溝(9)へと送りだすことが可能となる。
貫通孔(16)は通常の状態では重ならず外嵌部材(12)を押すことによって初めて重なり合うような位置に設けておく。
【0030】
尚、本発明において充填容器(1)と機能部(2)との着脱機構は、図示例のネジ機構に限定されず、例えば差し込み式としてもよい。
また、充填容器(1)の形状や材質についても何ら限定されず、例えば充填容器(1)の断面形状は円形、楕円形、方形等の任意の形状を採用することができ、材質についてはステンレスやアルミニウム等の金属、木、塩化ビニル等の合成樹脂等、適宜任意の材料を使用することが可能である。
また、機能部(2)についても使用目的にあった機能を発揮することができればその形状や材質は特に限定されない。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、液体や固体を内部に充填することが可能な充填容器と、該充填容器に対して着脱可能に取り付けられ使用対象物に対して機能を発揮する機能部と、前記充填容器に充填された充填物を機能部へと送り出し可能な送出機構とから構成されてなることを特徴とする充填容器付き日用品であるから、箸、スプーン、ナイフ、フォーク等の食事用具を使用する際に食品に対して調味料を供給したり、或いは剃刀を使用して髭を剃る際に顔面にシェイビングクリームを供給したりすることができ、非常に便利である。また、充填容器が機能部に対して着脱可能とされているため、充填容器内の調味料やシェイビングクリームが無くなったら取り外して再度充填して繰り返し使用することができ、しかも、洗浄の際には機能部と充填容器を別々に洗うことができる。
【0032】
請求項に係る発明は、前記送出機構が、充填容器外面に開口する送出孔と、送出孔から機能部の上面の先端側に向かう長手方向の溝と、該送出孔を開放及び閉鎖可能な蓋体と、前記充填容器の後端部に着脱可能に取り付けられたキャップと、該キャップと充填容器との間に介装されたバネと、先端に前記蓋体が後端に該バネがそれぞれ取着され、充填容器の外側に配置された棒体とから構成され、前記棒体はキャップが押されてバネが圧縮されることにより先端方向へ前進し、前記蓋体は送出孔を被覆して閉鎖すると共に前記棒体の前進によって送出孔を露出させて送出孔を開放するから、日用品の使用時においてキャップを指で押すだけで、充填容器又は機能部に形成された送出孔から充填物を送りだすことができ、非常に使い勝手がよい。
【0034】
請求項2に係る発明は、前記送出機構が、機能部内に形成され周囲に長手方向に溝を有する送出孔と、該送出孔を開放及び閉鎖可能な蓋体と、前記充填容器の後端部に取り付けられたバネと、先端に前記蓋体が後端に該バネがそれぞれ取着され充填容器内に挿通された棒体とから構成され、前記蓋体が、バネが押されて棒体が先端方向へと前進することで送出孔内にて先端方向へと移動し、送出孔との間の前記溝を流通路として開放するから、日用品の使用時においてバネを指で押すだけで、機能部に形成された送出孔から充填物を送りだすことができ、非常に使い勝手がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る充填容器付き日用品の第1実施例を示す平面図である。
【図2】本発明に係る充填容器付き日用品の第1実施例を示す縦断面図である。
【図3】本発明に係る充填容器付き日用品の第1実施例の送出機構の作用を説明する図である。
【図4】本発明に係る充填容器付き日用品の第1実施例の送出機構の作用を説明する部分拡大図である。
【図5】本発明に係る充填容器付き日用品の第2実施例を示す平面図である。
【図6】本発明に係る充填容器付き日用品の第2実施例を示す縦断面図である。
【図7】第2実施例に係る充填容器付き日用品の送出機構の作用を説明する図である。
【図8】本発明に係る充填容器付き日用品の第3実施例を示す平面図である。
【図9】本発明に係る充填容器付き日用品の第4実施例を示す正面図である。
【図10】本発明に係る充填容器付き日用品の第5実施例を示す断面図である。
【図11】第5実施例に係る充填容器付き日用品の出口側からみた送出孔の拡大図である。
【図12】第5実施例に係る充填容器付き日用品の送出機構の作用を説明する図である。
【図13】 填容器付き日用品における送出機構の参考例を示す断面図である。
【図14】 填容器付き日用品における送出機構の参考例を示す断面図である。
【図15】 本発明に係る充填容器付き日用品における送出機構の別の参考例を示す断面図である。
【図16】図15示の送出機構の変更例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 充填容器
2 機能部
3 送出孔
4 蓋体
5 キャップ
6 バネ
7 棒体
8 バネ
12外嵌部材
14溝
15レバー

Claims (2)

  1. 液体や固体を内部に充填することが可能な充填容器と、該充填容器に対して着脱可能に取り付けられ使用対象物に対して機能を発揮する機能部と、前記充填容器に充填された充填物を機能部へと送り出し可能な送出機構とから構成され、
    前記送出機構が、充填容器外面に開口する送出孔と、送出孔から機能部の上面の先端側に向かう長手方向の溝と、該送出孔を開放及び閉鎖可能な蓋体と、前記充填容器の後端部に着脱可能に取り付けられたキャップと、該キャップと充填容器との間に介装されたバネと、先端に前記蓋体が後端に該バネがそれぞれ取着され、充填容器の外側に配置された棒体とから構成され、
    前記棒体はキャップが押されてバネが圧縮されることにより先端方向へ前進し、前記蓋体は送出孔を被覆して閉鎖すると共に前記棒体の前進によって送出孔を露出させて送出孔を開放することを特徴とする充填容器付き日用品。
  2. 液体や固体を内部に充填することが可能な充填容器と、該充填容器に対して着脱可能に取り付けられ使用対象物に対して機能を発揮する機能部と、前記充填容器に充填された充填物を機能部へと送り出し可能な送出機構とから構成され、
    前記送出機構が、機能部内に形成され周囲に長手方向に溝を有する送出孔と、該送出孔を開放及び閉鎖可能な球状の蓋体と、充填容器の後端部に取り付けられたバネと、先端に蓋体が後端にバネがそれぞれ取着され充填容器内に挿通された棒体とから構成され、
    前記蓋体が、バネが押されて棒体が先端方向へと前進することで送出孔内にて先端方向へと移動し、送出孔との間の前記溝を流通路として開放することを特徴とする充填容器付き日用品。
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