JP4216169B2 - ビタビ等化器 - Google Patents
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Description
神尾享秀、守山栄松、笹岡秀一、杉本裕二 著、「移動通信用10Mbps p/4−QPSK装置の開発−簡略化ビタビ等化器の概要−」、信学技報RCS96-67,1996-08。 吉野仁、府川和彦、鈴木博 著、「RLS−MLSEによる適応干渉キャンセラ」、信学論B−II、Vol.77-B-II,No.2,pp.78-84,1994-02。
請求項2にかかる発明のビタビ等化器は、希望信号に対して十分にレベルが低い干渉信号が存在する通信環境において、該希望信号の形式がM値QAM変調方式、該干渉信号の形式がN値QAM変調方式であり、該干渉信号をキャンセルする機能を持つビタビ等化器であって、位相平面におけるM個の各信号点の振幅位相情報と希望信号インパルス応答情報とを用いて希望信号レプリカを生成するM個の希望信号レプリカ生成部と、前記干渉信号の信号点数Nよりも少ないN1個の各信号点の振幅位相情報と干渉信号インパルス応答情報とを用いて干渉信号レプリカを生成するN1個の干渉信号レプリカ生成部と、受信信号と前記各干渉信号レプリカ生成部で生成された干渉信号レプリカとを入力とし、前記受信信号から前記干渉信号レプリカを減算した信号を出力する(N1×M)2個の干渉信号レプリカ減算部と、該干渉信号レプリカ減算部の出力と前記各希望信号レプリカ生成部で生成された希望信号レプリカとを入力とし、前記各干渉信号レプリカ減算部の出力信号から前記各希望信号レプリカを減算した信号を出力する(N1×M)2個の希望信号レプリカ減算部と、該各希望信号レプリカ減算部の出力を入力とし、当該入力信号の二乗の値を計算して得られる誤差信号をブランチメトリックとして出力する(N1×M)2個の誤差計算部と、該各誤差計算部から出力する該ブランチメトリックと各時刻において干渉信号と希望信号のとりうる値の組合せである状態における誤差信号の積算値であるパスメトリックとを入力とし、時刻(t)よりも1シンボル前の時刻(t−1)におけるすべての状態に関して、パスメトリックと当該パスメトリックに対応する状態から前記時刻(t)におけるある1つの状態(S)に遷移するブランチメトリックとをそれぞれ加算し、該加算した数値を互いに比較し、該比較結果の内の最小の数値を選択し、該選択した最小の数値に該当する前記1シンボル前の時刻(t−1)における状態から前記時刻(t)における前記状態(S)へのパスをサバイバルパスとして、前記選択した最小の数値を前記時刻(t)における前記状態(S)についての新たなパスメトリックとして、それぞれ出力する加算比較選択部と、該加算比較選択部で選択された前記新たなパスメトリックを入力とし、当該パスメトリックを記憶し、且つ前記加算比較選択部において前記ブランチメトリックと前記パスメトリックとを加算した値の比較を行うタイミングで、当該パスメトリックを前記加算比較選択部へ出力するパスメトリックメモリ部と、前記加算比較選択部から出力される前記サバイバルパスを入力し、当該サバイバルパスの情報をメモリに順次記憶し、メモリ容量と等しい量の情報を記憶した時点で、当該時点での最小のパスメトリックを与える状態からサバイバルパスを順次トレースし、該トレースした状態の情報のうち前記希望信号に関するものをビタビ等化器の出力信号として出力するとともに、前記干渉信号に関するものを出力するパスメモリ部と、前記受信信号と該パスメモリ部から出力される前記希望信号に関する出力信号とを入力とし、前記希望信号のインパルス応答を推定し、該推定した結果を前記希望信号インパルス応答情報として前記希望信号レプリカ生成部に出力する希望信号伝送路推定部と、前記受信信号と前記パスメモリ部から出力される前記干渉信号に関する出力信号とを入力とし、前記干渉信号のインパルス応答を推定し、該推定した結果を前記干渉信号インパルス応答情報として前記干渉信号レプリカ生成部に出力する干渉信号伝送路推定部と、前記希望信号を受信する初期の段階において、効率の良い伝送路推定を行うために、希望信号の既知の系列である希望信号トレーニング系列を前記希望信号伝送路推定部へ出力する希望信号トレーニング系列出力部と、前記干渉信号を受信する初期の段階において、効率の良い伝送路推定を行うために、干渉信号の既知の系列である干渉信号トレーニング系列を前記干渉信号伝送路推定部へ出力する干渉信号トレーニング系列出力部と、を具備することを特徴とする。
2:希望信号伝送路推定部
3:希望信号レプリカ減算部
4:干渉信号レプリカ生成部
5:干渉信号伝送路推定部
6:干渉信号レプリカ減算部
7:誤差計算部
8:加算比較選択部
9:パスメトリックメモリ部
10:パスメモリ部
11:希望信号トレーニング系列出力部
12:干渉信号トレーニング系列出力部
Claims (2)
- 希望信号に対して十分にレベルが低い干渉信号が存在する通信環境において、該希望信号の形式がM値QAM変調方式、該干渉信号の形式がN値QAM変調方式であり、該干渉信号をキャンセルする機能を持つビタビ等化器であって、
位相平面におけるM個の各信号点の振幅位相情報と希望信号インパルス応答情報とを用いて希望信号レプリカを生成するM個の希望信号レプリカ生成部と、
前記干渉信号の信号点数Nよりも少ないN1個の各信号点の振幅位相情報と干渉信号インパルス応答情報とを用いて干渉信号レプリカを生成するN1個の干渉信号レプリカ生成部と、
受信信号と前記各希望信号レプリカ生成部で生成された希望信号レプリカとを入力とし、前記受信信号から前記希望信号レプリカを減算した信号を出力する(N1×M)2個の希望信号レプリカ減算部と、
該希望信号レプリカ減算部の出力と前記各干渉信号レプリカ生成部で生成された干渉信号レプリカとを入力とし、前記各希望信号レプリカ減算部の出力信号から前記各干渉信号レプリカを減算した信号を出力する(N1×M)2個の干渉信号レプリカ減算部と、
該各干渉信号レプリカ減算部の出力を入力とし、当該入力信号の二乗の値を計算して得られる誤差信号をブランチメトリックとして出力する(N1×M)2個の誤差計算部と、
該各誤差計算部から出力する該ブランチメトリックと各時刻において干渉信号と希望信号のとりうる値の組合せである状態における誤差信号の積算値であるパスメトリックとを入力とし、時刻(t)よりも1シンボル前の時刻(t−1)におけるすべての状態に関して、パスメトリックと当該パスメトリックに対応する状態から前記時刻(t)におけるある1つの状態(S)に遷移するブランチメトリックとをそれぞれ加算し、該加算した数値を互いに比較し、該比較結果の内の最小の数値を選択し、該選択した最小の数値に該当する前記1シンボル前の時刻(t−1)における状態から前記時刻(t)における前記状態(S)へのパスをサバイバルパスとして、前記選択した最小の数値を前記時刻(t)における前記状態(S)についての新たなパスメトリックとして、それぞれ出力する加算比較選択部と、
該加算比較選択部で選択された前記新たなパスメトリックを入力とし、当該パスメトリックを記憶し、且つ前記加算比較選択部において前記ブランチメトリックと前記パスメトリックとを加算した値の比較を行うタイミングで、当該パスメトリックを前記加算比較選択部へ出力するパスメトリックメモリ部と、
前記加算比較選択部から出力される前記サバイバルパスを入力し、当該サバイバルパスの情報をメモリに順次記憶し、メモリ容量と等しい量の情報を記憶した時点で、当該時点での最小のパスメトリックを与える状態からサバイバルパスを順次トレースし、該トレースした状態の情報のうち前記希望信号に関するものをビタビ等化器の出力信号として出力するとともに、前記干渉信号に関するものを出力するパスメモリ部と、
前記受信信号と該パスメモリ部から出力される前記希望信号に関する出力信号とを入力とし、前記希望信号のインパルス応答を推定し、該推定した結果を前記希望信号インパルス応答情報として前記希望信号レプリカ生成部に出力する希望信号伝送路推定部と、
前記受信信号と前記パスメモリ部から出力される前記干渉信号に関する出力信号とを入力とし、前記干渉信号のインパルス応答を推定し、該推定した結果を前記干渉信号インパルス応答情報として前記干渉信号レプリカ生成部に出力する干渉信号伝送路推定部と、
前記希望信号を受信する初期の段階において、効率の良い伝送路推定を行うために、希望信号の既知の系列である希望信号トレーニング系列を前記希望信号伝送路推定部へ出力する希望信号トレーニング系列出力部と、
前記干渉信号を受信する初期の段階において、効率の良い伝送路推定を行うために、干渉信号の既知の系列である干渉信号トレーニング系列を前記干渉信号伝送路推定部へ出力する干渉信号トレーニング系列出力部と、
を具備することを特徴とするビタビ等化器。 - 希望信号に対して十分にレベルが低い干渉信号が存在する通信環境において、該希望信号の形式がM値QAM変調方式、該干渉信号の形式がN値QAM変調方式であり、該干渉信号をキャンセルする機能を持つビタビ等化器であって、
位相平面におけるM個の各信号点の振幅位相情報と希望信号インパルス応答情報とを用いて希望信号レプリカを生成するM個の希望信号レプリカ生成部と、
前記干渉信号の信号点数Nよりも少ないN1個の各信号点の振幅位相情報と干渉信号インパルス応答情報とを用いて干渉信号レプリカを生成するN1個の干渉信号レプリカ生成部と、
受信信号と前記各干渉信号レプリカ生成部で生成された干渉信号レプリカとを入力とし、前記受信信号から前記干渉信号レプリカを減算した信号を出力する(N1×M)2個の干渉信号レプリカ減算部と、
該干渉信号レプリカ減算部の出力と前記各希望信号レプリカ生成部で生成された希望信号レプリカとを入力とし、前記各干渉信号レプリカ減算部の出力信号から前記各希望信号レプリカを減算した信号を出力する(N1×M)2個の希望信号レプリカ減算部と、
該各希望信号レプリカ減算部の出力を入力とし、当該入力信号の二乗の値を計算して得られる誤差信号をブランチメトリックとして出力する(N1×M)2個の誤差計算部と、
該各誤差計算部から出力する該ブランチメトリックと各時刻において干渉信号と希望信号のとりうる値の組合せである状態における誤差信号の積算値であるパスメトリックとを入力とし、時刻(t)よりも1シンボル前の時刻(t−1)におけるすべての状態に関して、パスメトリックと当該パスメトリックに対応する状態から前記時刻(t)におけるある1つの状態(S)に遷移するブランチメトリックとをそれぞれ加算し、該加算した数値を互いに比較し、該比較結果の内の最小の数値を選択し、該選択した最小の数値に該当する前記1シンボル前の時刻(t−1)における状態から前記時刻(t)における前記状態(S)へのパスをサバイバルパスとして、前記選択した最小の数値を前記時刻(t)における前記状態(S)についての新たなパスメトリックとして、それぞれ出力する加算比較選択部と、
該加算比較選択部で選択された前記新たなパスメトリックを入力とし、当該パスメトリックを記憶し、且つ前記加算比較選択部において前記ブランチメトリックと前記パスメトリックとを加算した値の比較を行うタイミングで、当該パスメトリックを前記加算比較選択部へ出力するパスメトリックメモリ部と、
前記加算比較選択部から出力される前記サバイバルパスを入力し、当該サバイバルパスの情報をメモリに順次記憶し、メモリ容量と等しい量の情報を記憶した時点で、当該時点での最小のパスメトリックを与える状態からサバイバルパスを順次トレースし、該トレースした状態の情報のうち前記希望信号に関するものをビタビ等化器の出力信号として出力するとともに、前記干渉信号に関するものを出力するパスメモリ部と、
前記受信信号と該パスメモリ部から出力される前記希望信号に関する出力信号とを入力とし、前記希望信号のインパルス応答を推定し、該推定した結果を前記希望信号インパルス応答情報として前記希望信号レプリカ生成部に出力する希望信号伝送路推定部と、
前記受信信号と前記パスメモリ部から出力される前記干渉信号に関する出力信号とを入力とし、前記干渉信号のインパルス応答を推定し、該推定した結果を前記干渉信号インパルス応答情報として前記干渉信号レプリカ生成部に出力する干渉信号伝送路推定部と、
前記希望信号を受信する初期の段階において、効率の良い伝送路推定を行うために、希望信号の既知の系列である希望信号トレーニング系列を前記希望信号伝送路推定部へ出力する希望信号トレーニング系列出力部と、
前記干渉信号を受信する初期の段階において、効率の良い伝送路推定を行うために、干渉信号の既知の系列である干渉信号トレーニング系列を前記干渉信号伝送路推定部へ出力する干渉信号トレーニング系列出力部と、
を具備することを特徴とするビタビ等化器。
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JP2003396661A JP4216169B2 (ja) | 2003-11-27 | 2003-11-27 | ビタビ等化器 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003396661A JP4216169B2 (ja) | 2003-11-27 | 2003-11-27 | ビタビ等化器 |
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