JP4216096B2 - ガン式ディスペンサ - Google Patents

ガン式ディスペンサ Download PDF

Info

Publication number
JP4216096B2
JP4216096B2 JP2003053018A JP2003053018A JP4216096B2 JP 4216096 B2 JP4216096 B2 JP 4216096B2 JP 2003053018 A JP2003053018 A JP 2003053018A JP 2003053018 A JP2003053018 A JP 2003053018A JP 4216096 B2 JP4216096 B2 JP 4216096B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
container
diameter
piston rod
pieces
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003053018A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003334483A (ja
Inventor
屋 雅 夫 守
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
QP Corp
Original Assignee
QP Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by QP Corp filed Critical QP Corp
Priority to JP2003053018A priority Critical patent/JP4216096B2/ja
Publication of JP2003334483A publication Critical patent/JP2003334483A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4216096B2 publication Critical patent/JP4216096B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Tubes (AREA)
  • Confectionery (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、粘性を有する液状物またはペースト状物等の内容物が充填されている容器からその内容物を注出するためのディスペンサ、特にガン式ディスペンサに関する。
【0002】
【従来の技術】
マヨネーズ、ケチャップ、各種クリーム類、からし、その他粘性を有する液状物、ペースト状物を食品に添加する際に、ハンバーガー、ホットドッグ等の外食用食品の量販店においては大量に処理する必要があることから上記の粘性液状物やペースト状物をその容器からディスペンサにより自動的に適量ずつ注出させるようにして販売時における能率化を図るようになされている。
【0003】
上記ディスペンサの一つとして従来図17(A),(B)に示すものがある。このディスペンサは、前記の内容物aが充填された可撓性に富む薄いプラスチック製の容器bを外筒c内に装填し、その容器bの底部dをピストンeで押圧し、その容器bの底部d側を胴部f内に押し込むようにして内容物aを注出口gから押し出す構造のものがある(例えば特開平2−139377号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかして上記構造による従来のディスペンサでは、ピストンeによる押動により容器bの胴部fが2重になるように折り込まれながら進入するので、容器b内の内容物aを注出し終えたのちピストンeを引き戻すとき、折り込まれた胴部fがピストンeにからみついてピストンeをスムーズに引き抜くことが困難となり、量販店で使用するとき1本の容器bを使い終えた後の処理に手間どることになって、作業性、作業能率に支障をきたすという問題点があった。
【0005】
さりとてピストンeの外径を使用後引き抜きやすい程度に小径にすると、容器bの底部d側が折り込まれて行く際にその折り込まれる胴部fの周囲に内容物aが残留するとともに、ピストンeの背部側の胴部f間に内容物aが入り込み、そのためピストンeを引き抜くときその内容物aが2つ折り状となっている胴部fに封じ込められて胴部fの内径が減少し、ピストンeの引き抜きが一層困難になるという問題に加え、使用後の容器bの廃棄処理時に内容物aが残ったままとなって、環境汚染等の別の問題をもたらすことになる。
【0006】
本発明はこれに鑑み、容器内に内容物が残留することなく略全量を注出させることができながら全量注出後のピストンの引き抜きを容易に行えるようにすることを課題としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のガン式ディスペンサは、一端に注出口を有し内部に粘性液状物、ペースト状物等の内容物を充填した可撓性資材からなる容器を抱持可能とされた略筒状を有する容器装填部と、前記容器の底部を容器の長さ方向に押圧嵌入したとき内容積が略無くなるまでピストンロッドにより押し込まれるピストンと、このピストンを装着したピストンロッドを所定ピッチずつ押動させる操作部とを具有し、前記ピストンはその直径方向に拡縮自在に形成されており、前記容器の底部を押し込むときに拡径させ、引き戻し時に縮径させて引き抜くようにし、前記ピストンは、半径線上で複数個に分割され集合により前記容器の底部外面に可及的密に当接し得る突椀状周面を形成する複数のピストン片と、前記容器の底部に形成されて注出口側内面に相似の断面形状に突出する突出底部の外面側に可及的密に嵌合し得る円盤状のヘッド部材と、前記操作部の操作により間欠的に前進動するピストンロッドとを具え、このピストンロッドに固設された軸受部と前記各ピストン片の背部に設けられた軸受部とをそれぞれ連結レバーにより回動自在に連結し、前記ヘッド部材に前記各ピストン片を拡縮方向にスライド自在に支持し、前記ピストンロッドを押進したとき前記各連結レバーが拡張方向に回動して各ピストン片が拡径方向に移動することによりピストン径が拡大されるようになされていることを特徴とする。
【0008】
また、本発明の他のガン式ディスペンサは、一端に注出口を有し内部に粘性液状物、ペースト状物等の内容物を充填した可撓性資材からなる容器を抱持可能とされた略筒状を有する容器装填部と、前記容器の底部を容器の長さ方向に押圧嵌入したとき内容積が略無くなるまでピストンロッドにより押し込まれるピストンと、このピストンを装着したピストンロッドを所定ピッチずつ押動させる操作部とを具有し、前記ピストンはその直径方向に拡縮自在に形成されており、前記容器の底部を押し込むときに拡径させ、引き戻し時に縮径させて引き抜くようにし、前記ピストンは、半径線上で複数個に分割され集合により前記容器の底部外面に可及的密に当接し得る突椀状周面を形成する複数のピストン片と、前記容器の底部に形成されて注出口側内面に相似の断面形状に突出する突出底部の外面側に可及的密に嵌合し得る円盤状のヘッド部材と、前記操作部の操作により間欠的に前進動するピストンロッドとを具え、このピストンロッドの先端に先端側が小径となるコーン状周面を有するカム部材を固設するとともに前記ヘッド部材に前記各ピストン片を拡縮方向にスライド自在に支持し、前記各ピストン片の中心側内端部に前記カム部材に周面に摺接するテーパー状のカム面を設け、前記ピストンロッドを押進したとき前記カム部材によりピストン片を拡径方向にスライドさせてピストン径が拡大されるようになされていることを特徴とする。
【0009】
上記いずれのピストンにおいても、ピストンロッドを押動(注出動作)を行っている限りピストンは拡径状態におかれるので、内容物の注出工程中は容器の底部全域を均等に押圧して容器の胴部の内周面に密着した状態で押し込むことができ、内容物をすべて押し出すことができる。また全量注出後ピストンを引き戻すべくピストンロッドを引き抜く方向へ作動させれば、ピストンの拡径状態への拘束が解かれるので、折り込まれた容器の銅部に災いされることなく軽く引き抜くことができる。
【0010】
本発明の他のガン式ディスペンサは、一端に注出口を有し内部に粘性液状物、ペースト状物等の内容物を充填した可撓性資材からなる容器を抱持可能とされた略筒状を有する容器装填部と、前記容器の底部を容器の長さ方向に押圧嵌入したとき内容積が略無くなるまでピストンロッドにより押し込まれるピストンと、このピストンを装着したピストンロッドを所定ピッチずつ押動させる操作部とを具有し、前記ピストンはその直径方向に拡縮自在に形成されており、前記容器の底部を押し込むときに拡径させ、引き戻し時に縮径させて引き抜くようにし、前記ピストンは、集合により円環状を呈するよう弧状周面を有する複数個のピストン片と、前記容器の底部に形成されて注出口側内面に相似の断面形状に突出する突出底部の外面側に可及的密に嵌合し得る円盤状のヘッド部材と、前記操作部の操作により間欠的に前進動するピストンロッドとを具え、前記ピストン片は各端部同士を遊着して円環状に形成し、前記ピストンロッドの先端に前記ピストン片の各端部を拡縮方向に移動させるカム部材を固設し、前記ヘッド部材に前記ピストン片を拡縮方向にスライド自在に支持し、前記ピストンロッドを回動させたとき前記カム部材が回動して各ピストン片を拡径方向に移動させることによりピストン径が拡大されるようになされていることを特徴とする。
【0011】
これによれば、ピストンロッドを回転操作するだけでピストン径の拡縮ができる。
【0012】
本発明のガン式ディスペンサは、一端に注出口を有し内部に粘性液状物、ペースト状物等の内容物を充填した可撓性資材からなる容器を抱持可能とされた略筒状を有する容器装填部と、前記容器の底部を容器の長さ方向に押圧嵌入したとき内容積が略無くなるまでピストンロッドにより押し込まれるピストンと、このピストンを装着したピストンロッドを所定ピッチずつ押動させる操作部とを具有し、前記ピストンはその直径方向に拡縮自在に形成されており、前記容器の底部を押し込むときに拡径させ、引き戻し時に縮径させて引き抜くようにし、前記ピストンは、前記操作部の操作により間欠的に前進道するピストンロッドの先端に固定された軸受部材と、前記軸受部材の前側に配設され直径線上で二分割された半円形状の一対のピストン片とを含んで構成され、前記各ピストン片の直辺部は、該各ピストン片が前記軸受部材の前方へのみ回動可能となるように該軸受部材に枢支されており、前記ピストンロッドによる前記容器の押進時には両ピストン片が前記軸受部材に沿って平板状に展開することにより前記ピストンは拡径され、前記ピストンロッドの引き抜き時には該容器との摩擦により両ピストン片が前記軸受部材の前方へ回動して前記ピストンは縮径されるようになっていることを特徴とする。
【0013】
これにより、前記ピストンロッドによる前記容器の押進時には、拡径されたピストンによって当該容器の底部を全体的に押圧することができ、一方、前記ピストンロッドの引き抜き時には、縮径されたピストンを外筒及び/又は容器からスムーズに引き抜くことができる。
【0014】
上記いずれかの発明においても、ピストン片に縮径方向へ付勢するバネを付設することができ、このようにすればピストンの引き抜き時にピストンを確実に縮径させることができるので一層引き抜きを確実に行わせることができる。
【0015】
また、上記いずれかの発明において、前記容器装填部は、前記容器を可及的密に内挿し得る内径を有するとともに内挿された該容器の底部を前記ピストンによって押圧し得るような位置に装填可能とされた外筒を有していてもよい。こうしたことにより、前記容器装填部に配置されている外筒によって容器を支持した状態で、当該容器をピストンによって確実に押圧することができる。
【0016】
本発明のガン式ディスペンサは、一端に注出口を有し内部に粘性液状物、ペースト状物等の内容物を充填した可撓性資材からなる容器を抱持可能とされた略筒状を有する容器装填部と、前記容器の底部を容器の長さ方向に押圧嵌入したとき内容積が略無くなるまでピストンロッドにより押し込まれるピストンと、このピストンを装着したピストンロッドを所定ピッチずつ押動させる操作部とを具有し、前記ピストンは、半径線上で複数に分割されたピストン片の集合により構成し、ピストンロッドの操作により前記ピストン片が半径方向にスライドしてピストンの外径が拡径または縮径されるようにしたことを特徴とする。
【0017】
こうしたことにより、ピストンの押し込み時にはピストンを容器の底部全域を押圧して容器の胴部内に可及的密に嵌入させ得る外径に拡径させ、容器内の内容物を全量注出し終ったときにピストンの外径を縮径させて引き抜くことができ、これにより容器内に内容物が残留することなく注出させることができながら、容器内の内容物を全量注出し終えたのちのピストンの引き抜きを容易に行うことができる。
【0018】
上述したガン式ディスペンサにおいては、前記ピストンは、半径線上で複数個に分割され集合により前記容器の底部外面に可及的密に当接し得る突椀状周面を形成する複数のピストン片と、前記容器の底部に形成されて注出口側内面に相似の断面形状に突出する突出底部の外面側に可及的密に嵌合し得る円盤状のヘッド部材と、前記操作部の操作により間欠的に前進動するピストンロッドとを具え、このピストンロッドに固設された軸受部と前記各ピストン片の背部に設けられた軸受部とをそれぞれ連結レバーにより回動自在に連結し、前記ヘッド部材に前記各ピストン片を拡縮方向にスライド自在に支持し、前記ピストンロッドを押進したとき前記各連結レバーが拡張方向に回動して各ピストン片が拡径方向に移動することによりピストン径が拡大されるようになされていることが好ましい。
【0019】
あるいは、上述したガン式ディスペンサにおいては、前記ピストンは、半径線上で複数個に分割され集合により前記容器の底部外面に可及的密に当接し得る突椀状周面を形成する複数のピストン片と、前記容器の底部に形成されて注出口側内面に相似の断面形状に突出する突出底部の外面側に可及的密に嵌合し得る円盤状のヘッド部材と、前記操作部の操作により間欠的に前進動するピストンロッドとを具え、このピストンロッドの先端に先端側が小径となるコーン状周面を有するカム部材を固設するとともに前記ヘッド部材に前記各ピストン片を拡縮方向にスライド自在に支持し、前記各ピストン片の中心側内端部に前記カム部材に周面に摺接するテーパー状のカム面を設け、前記ピストンロッドを押進したとき前記カム部材によりピストン片を拡径方向にスライドさせてピストン径が拡大されるようになされていてもよい。
【0020】
あるいは、上述したガン式ディスペンサにおいては、前記ピストンは、集合により円環状を呈するよう弧状周面を有する複数個のピストン片と、前記容器の底部に形成されて注出口側内面に相似の断面形状に突出する突出底部の外面側に可及的密に嵌合し得る円盤状のヘッド部材と、前記操作部の操作により間欠的に前進動するピストンロッドとを具え、前記ピストン片は各端部同士を遊着して円環状に形成し、前記ピストンロッドの先端に前記ピストン片の各端部を拡縮方向に移動させるカム部材を固設し、前記ヘッド部材に前記ピストン片を拡縮方向にスライド自在に支持し、前記ピストンロッドを回動させたとき前記カム部材が回動して各ピストン片を拡径方向に移動させることによりピストン径が拡大されるようになされていてもよい。
【0021】
あるいは、上述したガン式ディスペンサにおいては、前記ピストンは、前記操作部の操作により間欠的に前進道するピストンロッドの先端に固定された軸受部材と、前記軸受部材の前側に配設され直径線上で二分割された半円形状の一対のピストン片とを含んで構成され、前記各ピストン片の直辺部は、該各ピストン片が前記軸受部材の前方へのみ回動可能となるように該軸受部材に枢支されており、前記ピストンロッドによる前記容器の押進時には両ピストン片が前記軸受部材に沿って平板状に展開することにより前記ピストンは拡径され、前記ピストンロッドの引き抜き時には該容器との摩擦により両ピストン片が前記軸受部材の前方へ回動して前記ピストンは縮径されるようになっていてもよい。
【0022】
上記いずれかの発明においても、ピストン片に縮径方向へ付勢するバネを付設することができ、このようにすればピストンの引き抜き時にピストンを確実に縮径させることができるので一層引き抜きを確実に行わせることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の各実施の形態について説明する。
【0034】
第1の実施の形態
図1乃至図13は、本発明の第1の実施の形態を示す図である。図1は、本発明の第1の実施の形態におけるガン式ディスペンサ1の一例の外観を示し、図2は、本発明の第1の実施の形態における容器のその要部を断面として示している。
【0035】
上記容器2は、樹脂材料によりブロー成形等で形成される可撓性に富む構造のもので、円筒状の胴部3の一端に注出口4が開口され、他端は底部5により閉鎖されており、前記注出口4には内容物の注出目的に叶う形状のノズルが切設されたシート6が貼布されている。その外面は使用時に剥離させるシールで封着される。
【0036】
前記容器2の底部5は、前記注出口4が設けられる端部の内面形状に相似する形状に内方に突出する突出底部7を有し、容器2の胴部3の下端から所要の幅を有する凹溝8と、前記突出底部7の周縁と容器底部5の外周縁との間に外方に突出する1条の突条9とが周設されており、この突条9の裾部分と容器底部5の外周縁との間は環状の凹部10とされている。したがって容器底部5がピストンで押圧されたとき前記凹溝8の容器底部5との境界部分8aが該凹溝8の存在により最先に内側に折り込まれる一方、前記突条9部分で均等に内方へ折り込まれることになる。
【0037】
前記ガン式ディスペンサ1の基本構成は概ね公知に属するもので、ここに示す形態は円筒を軸方向に2分割した一方の半割り形状を有する受部材11と、この受部材11の一側縁にヒンジ12,12…により開閉自在に枢支された他方の半割り形状のカバー13とで構成されていて、前記カバー13を閉止したときその内部に前記容器2を抱持可能とする略円筒状の容器装填部14を具え、前記受部材11の基端には固定ハンドル15が固着され、この固定ハンドル15にトリガレバー16の基端部が軸17により取り付けられて操作部が構成され、また受部材11の先端には前記容器2の注出口4が突出するよう嵌合し得るリング部材18が固着されている。
【0038】
前記固定ハンドル15の基端部にはピストンロッド19が挿通され、該固定ハンドル15内に組み込まれた周知のラチエット機構(図示省略)により前記トリガレバー16を握って回動させたとき前記ピストンロッド19を所定ピッチずつ間欠的に前進動させ、ラチエットを開放させることによりピストンロッド19を引き戻すことができるようになっている。19aはその引き戻し用のハンドルである。
【0039】
なお前記容器装填部14は、必ずしも円筒を2分割した構成に限られるものではなく、最初から円筒状内周面を有する筒部材で構成し、先端のリング部材18を着脱式として先端から容器2の装填・取り出しを行うようにしてもよく、またその構成材料は保形性を有する資材であれば使用可能である。
【0040】
前記ピストンロッド19の先端には、本発明に係る容器2の底部5を押圧するピストン20を具えている。
【0041】
次に上記ピストン20の具体的構成例について説明する。
【0042】
図3〜図6は、請求項5に記載のピストンの一実施形態を示すもので、半径線上で複数個(図では4個)に分割され集合により前記前記容器2の底部5の外面に可及的密に当接し得る突椀状周面を形成するピストン片21,21…と、前記容器2の底部5に形成された突出底部7の外面側の凹み部分に可及的密に嵌合し得る円盤状のヘッド部材22とを具えている。これらピストン片21,21…の外周部は、その一側が突片21a、他側が凹部21bとされていて互いに入り組まれ、拡径時に隣位のピストン片21との境界が際立たないようになっている。
【0043】
前記ピストンロッド19の先端近くには4個の軸受部23,23…がそのボス部23aにより固着され、また前記ピストン片21,21…の背部の外周近くには軸受部24,24…が固定的に設けられており、前記ピストンロッド19の軸受部23とピストン片21の軸受部24とが連結レバー25,25…により傘骨のようにそれぞれ回動自在に連結されている。
【0044】
一方、前記ピストン片21,21…にはその軸心側から放射方向に長い長孔26が穿設されており、この長孔26に遊動的に挿通する軸部材27が前記ヘッド部材22に穿設された孔28に嵌挿されて止めネジ29により固定され、これによりヘッド部材22に対し各ピストン片21,21…は軸部材27と長孔26との摺動で各ピストン片21,21…の外周で形成される仮想円が拡縮する方向にスライド自在とされている。
【0045】
したがってピストンロッド19を前進動させることにより傘骨が開くように連結レバー25,25…が回動して各ピストン片21,21…が拡径され、ピストンロッド19を引き戻すことにより連結レバー25,25…が閉じ方向に回動して各ピストン片21,21…が縮経される。
【0046】
前記ピストン片21,21…の外周部分は直線部21cとされ、この直線部21cの幅Tを少なくとも6mmとすることによりピストン20と容器2の胴部3との接触が良好に保たれ、容器2内の内容物をより確実に注出することができる。
【0047】
図6に使用状態を容器2を断面表示して示すように、ピストン20の押し込み時には同図に実線で図示するように容器2の後半部が胴部3内に押し込まれるとき拡径状態となって容器12の底部5を注出口4側の内面に密接するように押し込むことができる。このとき容器2の胴部3の内面と押し込まれる胴部3の外周面とが隙間無く押し込まれ、内部に内容物の残留は殆んど生じない。
【0048】
図6のようにピストン20を押しきったのちピストンロッド19を引き戻すと、連結レバー25,25…が閉じ方向に回動してピストン片21,21…の外周で形成される仮想円が縮経し、図6に鎖線で示すようにその外周が折り込まれた容器2の胴部3の内面から離間し、何の抵抗も受けずに引き抜くことができる。
【0049】
図7〜図9は請求項6に記載のピストンの一実施形態を示すもので、前記実施形態と同様に、半径線上で複数個(図では4個)に分割され集合により前記容器2の底部5の外面に可及的密に当接し得る突椀状周面を形成するピストン片31,31…と、前記容器2の底部5の突出底部7の外面に可及的密に嵌合し得る円盤状のヘッド部材32とを具えており、外観上は前記実施形態と同様である。
【0050】
ピストンロッド19の先端には、先端側が小径となるコーン状カム面30aを有するカム部材30が固設されている。
【0051】
前記ピストン片31,31…にはその軸心側から放射方向に長い長孔33が穿設されており、この長孔33に遊動的に挿通する軸部材34がピストンロッド19に固着のボス部35の孔36と前記ヘッド部材32に穿設された孔37とにわたり嵌挿されて止ネジ38により固定され、これによりヘッド部材32に対し各ピストン片31,31…は軸部材34と長孔33との摺動で各ピストン片31,31…の外周で形成される仮想円が拡縮する方向にスライド自在とされている。前記各ピストン片31,31…の軸心側で前記カム部材30に面する側は凹弧面状のテーパー面39とされ、各ピストン片31,31…のテーパー面39,39…の集合により前記カム部材30のコーン状カム面30aと整合するコーン状の凹部が構成されるようになっており、該カム部材30を押入することにより各ピストン片31,31…のテーパー面39が押されて放射方向にスライドし、ピストン径が拡大されるようになっている。
【0052】
この実施形態の場合も、前記実施形態と同様に各ピストン片31,31…の外周部は、その一側が突片31a,他側が凹部31bとされていて互に入り組み合うようになっており、また各ピストン片31,31…の外周部分は幅Tの直線部31cとされている。
【0053】
前記ピストン20を後退させたときピストン片31,31…が確実に縮径するよう、図8に例示するように各ピストン片31,31…にバネ収容部31dが形成され、これらバネ収容部31d,31d…にわたってリング状のコイルバネ40が張力を与えられて内装され、ピストン20の後退に追従してピストン片31,31…が自動的に縮経方向にスライドするようになされている。
【0054】
したがってこの実施形態においては、ピストンロッド19を前進させるとその先端のカム部材30がピストン片31,31…の中心部のテーパー状のカム面39,39を押しながら進入してカム部材30のカム面30aにより各ピストン片31,31…をバネ40による付勢に抗して押し広げ、各ピストン片31,31…の外周縁で構成される仮想円が拡径して容器底部5の全域を押圧し、容器2の胴部3の後半部を前半部の胴部3内に折り込んで押し込むことができる。
【0055】
内容物の全量注出後ピストンロッド19を若干引き戻すと、カム部材30がピストン片31,31…の中心部カム面39,39…から抜け出るにつれて各ピストン片31,31…はバネ40の縮径方向への付勢力により縮径し、抽出し終わった後に容器2の胴部3内から容易に引き抜くことができる。
【0056】
図10〜図13は請求項7に記載のピストンの一実施形態を示すもので、集合により円環状を呈するよう弧状周面41aを有する複数個(図では4個)のピストン片41,41…と、前記容器2の底部5に形成されている突出底部7の外面側に可及的密に嵌合し得る円盤状のヘッド部材42と、操作部のトリガレバー16の操作により間欠的に前進動および任意に回転操作可能とされたピストンロッド19とを具えている。
【0057】
前記ピストン片41,41…は、一端に長孔43を有し、前記ヘッド部材42とリング部材44とを結合する軸45,45…が遊動的に挿通されて各ピストン片41,41…が拡縮自在に連結されている。この場合もピストン片41の外周の幅Tは6mm程度の直線状とされている。
【0058】
前記ピストンロッド19の先端にはカム部材46が固着されている。このカム部材46は、前記ピストン片41,41…で囲まれた内部に位置し、周面に各ピストン片41,41…の端部が当接するカム面を有している。
【0059】
このカム面は、図12にみられるように高所46aと低所46bおよびストッパ46cが各ピストン片41,41…に対応して4組形成されており、図12においてカム部材46を矢印方向に回転させたときピストン片41が実線図示位置から鎖線図示の状態になってピストン片41の端部が高所46aで押されながらストッパ46cに当たって停止し、これにより各ピストン片41,41…は長孔43と軸45との摺動で拡径状態となり、カム部材を矢印とは反対方向に回転させることにより縮径されるようになっている。
【0060】
図において47,48は前記リング部材44、カム部材46を直接回転させてピストン片41,41…を拡縮させるためのつまみを示す。また前記カム部材46の回転でピストン片41,41…を縮径させる際に確実に縮径させるため各ピストン片41,41…に縮径方向に付勢するバネを付設するようにしてもよい。
【0061】
第2の実施の形態
図14は、本発明の第2の実施の形態におけるガン式ディスペンサ1の一例の外観を示している。図15は、本実施の形態におけるピストンの一例の構成を概略的に示している。図16は、外筒に内挿された容器をピストンによって押圧する過程の概略と、外筒及び容器からピストンを引き抜く過程の概略とを説明するための図である。なお、本実施の形態において、上述した第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0062】
本実施の形態における容器装填部14は、図14に示すように、容器2を可及的密に内挿し得る内径を持つ外筒50を有している。当該外筒50は、容器装填部14に装脱自在に設けられており、内挿された容器2の底部をピストン20によって押圧し得るような位置に当該外筒50を装填することができるようになっている。
【0063】
この外筒50は、その前端側すなわちピストン20による容器2の押圧方向前側に壁部52を有しており、当該壁部52は、外筒50に容器2が挿入された際に当該容器2の注出口4周辺の容器肩部2aと密接し得るようになっている。当該壁部52には開口部53が形成されており、外筒50に内挿された容器2の注出口4は当該開口部53から突出しうるようになっている。一方、この外筒50の後端側は開口された状態となっており、この外筒50の当該後端側から内部に容器2を挿入することができるようになっている。
【0064】
そしてこの外筒50は、当該外筒50の内部に容器2が挿入されたときに当該容器2の底部側の端部が当該外筒50から所定長さ突出するような軸長、すなわち軸方向の長さを有している(図16(A)参照)。
【0065】
一方、ピストンロッド19の先端に配設されたピストン20は、図15(A)(B)に示すように、ピストンロッド19の先端に固定された軸受部材54と、軸受部材54の前側すなわちピストン20による容器2の押圧方向前側に配設された一対のピストン片51と、軸受部材54の前側であって両ピストン片51の間に配設され各ピストン片51を枢支するピストン片支持部55と、を有している。
【0066】
一対のピストン片51の各々は、円盤状部材が直径線上で二分割されたような半円形状を有しており、両ピストン片51は、円盤状を形成するように配設されている(図15(B)参照)。そして、各ピストン片51は、その直辺部51aがピストン片支持部55のうち軸受部材54に近接した位置で枢支されており、当該枢支点51bを中心にして軸受部材54の前側でのみ回動可能となるように構成されている。このように、各ピストン片51を軸受部材54に近接した位置で枢支することにより、軸受部材54の前側へ各ピストン片51を回動させる際に生じる各ピストン片51の半径方向へのふくらみを効果的に抑制することができる。すなわち、軸受部材54から離れた位置を中心にして各ピストン片51を回動させる場合に、軸受部材54に沿って展開しているピストン片51を前方へ回動させると、ピストン片51の半径方向へのふくらみが大きくなる。これに対し、軸受部材54に近接した位置を中心にして各ピストン片51を回動させる場合には、当該ピストン片の半径方向へのふくらみが低減されることとなる。従って、回動の際に生じる各ピストン片51の半径方向へのふくらみを抑制する観点からは、各ピストン片51の枢支点を軸受部材54にできる限り近接した位置に設けることが好ましい。
【0067】
ピストン片支持部55には、各ピストン片51の前側方向への回動を制限する回動制限部56が形成されている。本実施の形態では、その中間部において各ピストン片51に対応するようにして設けられた傾斜部が回動制限部56として機能するようになっている(図15(A)参照)。従って、各ピストン片51の回動範囲は、軸受部材54とピストン片支持部55の回動制限部56(傾斜部)とによって規定されており、各ピストン片51が軸受部材54に沿って平板状に展開することによりピストン20は拡径され(図15(A)の実線部分を参照)、各ピストン片51が軸受部材54の前方へ回動することによりピストン20は縮径されるようになっている(図15(A)の二点鎖線部を参照)。
【0068】
なお、各ピストン片51が軸受部材54に沿って円盤状(平板状)に展開した状態にある場合、ピストン20の円盤直径方向の断面の大きさは、外筒50の円盤直径方向の断面の大きさに対応してる。このため、ピストン20によって容器2の底部を押圧して容器2の胴部2bを2重に折り込むようにしながら当該ピストン20を押動させる際、押動するピストン20と外筒50との間には、2重に折り込まれた容器2の胴部2bのみが介在することとなり、容器2内に充填されている内容物が介在しないようになっている(図16(B)(C)参照)。
【0069】
また、前記外筒50の壁部52の内側と、ピストン20のうち前記外筒50に内挿された容器2の底部に接触する部分とは、相互に対応した形状を有しており、間隙を設けることなく両者を密着接触させることが可能となっている(図16(C)参照)。
【0070】
他の構成は、図1乃至図13に示されている第1の実施の形態と略同一である。
【0071】
以下、図14乃至図16を参照して、内容物が充填されている容器2を本実施の形態のガン式ディスペンサ1に装填する過程、ガン式ディスペンサ1に装填された容器2の注出口4から内容物を吐出させる過程、及び、容器2をガン式ディスペンサ1から取り外す過程の各々について説明する。
【0072】
まず、図14に示すように、粘性液状物等の内容物が充填された容器2を外筒50に挿入して、容器2の注出口4を外筒50の前端側に設けられた壁部52の開口部53から突出させる。この時、容器2の注出口4周辺の容器肩部2aと外筒50の壁部52の内側とが密接するように、容器2が外筒50の内部に挿入される。このため、容器2は外筒50によって的確に支持され、また、容器2の注出口4は開口した状態が保持されることとなる。
【0073】
そして、容器2を内挿した外筒50は容器装填部14に装填され、当該壁部52の外側と容器装填部14の先端に設けられたリング部材18とが密接した状態に、或いは両者が近接した状態に配置される。これにより、容器2がガン式ディスペンサ1に装填され、容器2の注出口4から内容物を吐出させる準備が整えられる。
【0074】
そして、トリガーレバー16を握って回動させることによりピストンロッド19を所定ピッチずつ間欠的に前進道させて、ピストンロッド19の先端に設けられたピストン20と、ガン式ディスペンサ1に装填されている容器2の底部とを接触させる(図16(A)参照)。この時、ピストン20を構成する一対のピストン片51の各々は、容器2の底部に押圧されて軸受部材54に沿って平板状に展開し、ピストン20は拡径された状態で容器2の底部に接触することとなる。
【0075】
そして、トリガーレバー16を更に回動させてピストンロッド19を更に前進動させることにより、可撓性資材からなる容器2の底部に接触したピストン20は、当該容器2を更に押圧して外筒50の内部へ押動する(図15(b)参照)。このピストン20の押動に伴って、容器2に充填されている内容物は容器2の注出口4から吐出されるので、トリガーレバー16の回動を調節してピストン20の押動を調整することにより、注出口4から吐出される内容物の吐出量を適宜調節することが可能である。このため、容器2に充填されている内容物を、注出口4から適量だけ吐出させて、ハンバーガー等の食品に添加することができるようになっている。
【0076】
ところで、押動するピストン20によって容器2の底部を押圧する際には、容器2が2重に折り込まれずに前方へつぶれてしまうことを防いで、容器2を確実に2重に折り込んでいくこと(図16参照)が好ましい。一般的に、ピストン20が容器2の底部の中央部のみを押圧する場合には、比較的容易に容器2を2重に折り込んだ状態とすることが可能である。これに対し、本実施の形態のピストン20のように、(拡径した状態の)ピストン20が容器2の底部の略全体を押圧する場合には、容器2は2重に折り込まれることなく前方へつぶれていってしまう傾向があり、とりわけ容器2の底部側の端部においてそのような傾向が顕著である。しかしながら本実施の形態では、容器2は底部側の端部が突出した状態で外筒50に挿入されているので(図16(A)参照)、ピストン20によって容器2の底部を押圧した際に生じる当該容器2の底部側端部の変形が、外筒50によって直接的に妨げられることはない。このように、容器2の底部側端部は外筒50によって制限されることなく比較的自由に変形し、容器2の底部がピストン20によって押圧されると、底部側端部は底面の直径方向へ拡がるようにして変形する。従って、ピストン20によって容器2の底部を押圧すると、容器2の底部はピストン20の押圧面に沿って変形し、ピストン20は容器2の底部の中央部分を押圧しているような状態となる。このため、本実施の形態では、ピストン20をスムーズに押動(前進)させる際に、比較的容易に容器2を2重に折り込んだ状態とすることができる。なお、このような外筒50の軸長は各種の要素を考慮して適宜決定されうるようになっており、例えばピストン20の押動に伴う容器2の折り込み状態、ピストン20にかかる負荷、容器2の支持状態、或いはピストン20と外筒50との間における容器2のしごきの状態等、の各種要素を考慮して当該軸長を決定することも可能である。
【0077】
一方、容器2を押圧する拡径したピストン20は、外筒50の直径方向断面の大きさに対応した円盤状の直径方向断面を有しているので、外筒50の内部へピストン20を押動させると、容器2の胴部2bがピストン20と外筒50との間でしごかれるようにして徐々に2重に折り込まれていく。これにより、2重に折り込まれた容器2内に内容物が残存してしまうということを効果的に防ぐことができる。
【0078】
そして、トリガーレバー16を更に回動させてピストンロッド19を更に前進動させることにより、最終的には、外筒50の壁部52とピストン20とが、2重に折り畳まれた容器2のみを介して接触し、容器2内の略全部の内容物が注出口4から吐出される。この時、前記外筒50の壁部52の内側と、ピストン20のうち前記外筒50に内挿された容器2の底部に接触する部分とは、可撓性資材からなる容器2を介して相互に密接可能な形状を有している。このため、ピストン20と外筒50の壁部52との間で2重に折り込まれた容器2内に内容物が残存してしまうことを効果的に防ぐことができる。
【0079】
そして、ラチエットを開放して引き戻し用のハンドル19aによりピストンロッド19を引き戻すことによって、外筒50及び/又は容器2からピストン20を引き抜くことができる。この時、ピストン20を構成する各ピストン片51の外周部と、当該各ピストン片51の外周部と接触している2重に折り込まれた状態の容器2との間では、摩擦が生じることとなる。この摩擦によって、各ピストン片51は枢支点51bを中心に軸受部材54の前方へ回動し、ピストン20は縮径される(図16(C)二点鎖線部参照)。これにより、縮径したピストン20と当該ピストン20に接触する外筒50及び/又は容器2との間に働く密着力(接触面に垂直に作用する力)は低減され、或いは両者の接触が解放されるので、外筒50及び/又は容器2からピストン20を引き抜く際に必要とされる引き抜き力を低減させることができる。
【0080】
そして、ピストン20が引き抜かれた後に、容器装填部14から外筒50及び容器2を取り外して、当該外筒50から当該容器2を取り外すことにより、使用済みの容器2をガン式ディスペンサ1から取り外すことができる。
【0081】
なお、本実施の形態のガン式ディスペンサ1は上述のものに限定されるものではない。例えば、第1の実施の形態のガン式ディスペンサ1が具備するカバー13を備えつけて、容器2が内部に挿入された外筒50を当該カバー13によって支持させることも可能である。
【0082】
また、本実施の形態のピストン20は、図15に明示されているタイプのピストンに限定されるものではない。例えば上述の図3乃至図13に明示されているタイプのピストンやこれに類するピストンを、本実施の形態のピストン20として用いることも可能である。
【0083】
また、本発明は上述の各実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で設計変更等を加えることも可能であり、そのようなものも本件の保護対象に含まれる。
【0084】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ピストンの押し込み時にはピストンを容器底部の全域を押圧して容器の胴部内に可及的密に嵌入させ得る外径に拡径させ、容器内の内容物を全量注出し終えたのちピストンの外径を縮径させて引き抜くことができるので、容器内に内容物が残留することなく注出させることができるとともに全量注出後のピストンの引き抜きを容易に行うことができる。
【0085】
これにより使用済みの容器を廃棄するとき内容物が残留していないので、廃棄物処理時の環境問題も全く生じることがない。
【0086】
特に請求項6に記載の発明によれば、所定位置に装填可能とされた外筒によって容器が内挿支持されるので、容器の支持状態を外筒によって調整することができる。従って、本発明では、様々なタイプの容器やガン式ディスペンサに対し、外筒の形状等を適宜変更することによって柔軟に対応することが可能である。このように本発明の適用範囲は広範に渡り、従来使用されてきた汎用のガン式ディスペンサに対しても本発明を有効に適用することが可能である。
【0089】
請求項1,2,8,9に記載のいずれのピストンも、ピストンロッドを押動して注出動作を行っている限りピストンは拡径状態におかれるので、内容物の注出工程中は容器底部の全域を均等に押圧して容器胴部の下半部内にぴったりと押し込むことができ、これにより容器内の内容物をすべて押し出すことができる。
【0090】
また全量注出後ピストンロッドを引き抜き方向に作動させれば、ピストンが縮径して抵抗なく軽く引き抜くことができ、容器の交換時における操作を容易迅速にでき、量販店などにおける作業能率を格段に向上させることができる。
【0091】
請求項3,10に記載のピストンは、ピストンロッドの引き抜き時に該ロッドを若干回転させる操作を加えるだけで1,2,8,9に記載のピストンと同等の機能を発揮させることができる。
【0092】
請求項4,11に記載のピストンは、ピストンと容器との間の摩擦によって各ピストン片の回動が調整され、ピストンの拡径、縮径を調節することができる。
【0093】
上記いずれの発明においても、ピストン片に縮径方向へ付勢するバネを付設すれば、ピストンの引き抜き時にピストンを確実に縮径させることができるので一層引き抜きを容易に行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるガン式ディスペンサの第1の実施の形態を示す斜視図。
【図2】本発明におけるガン式ディスペンサ用容器の一実施形態を示す要部を断面とした側面図。
【図3】本発明におけるピストンの一実施形態を示す斜視図。
【図4】同、図3の反対側からみた分解斜視図。
【図5】同、断面図。
【図6】図3のピストンを用いて容器内の内容物を注出し終わった状態を実線で示し、引き抜き時を鎖線で示す断面図。
【図7】本発明におけるピストンの他の実施形態を示す分解斜視図。
【図8】同、断面図。
【図9】同、図7の反対側からみた分解斜視図。
【図10】本発明におけるピストンのさらに他の実施形態を示す分解斜視図。
【図11】図10における2個のピストン片を取り出して示す斜視図。
【図12】同ピストン片とカム部材との関係を示す説明図。
【図13】同、組み立て後の状態を示す斜視図。
【図14】本発明によるガン式ディスペンサの第2の実施の形態を示す斜視図。
【図15】第2の実施の形態におけるピストンの一例の構成を示す概略図。(A)は側方から見た断面図であって、ピストンが拡径した状態が実線で示されており、縮径した状態が二点鎖線で示されている。(B)は正面図を示す。
【図16】外筒に内挿された容器をピストンによって押圧する過程と、外筒及び容器からピストンを引き抜く過程とを示す説明図。
【図17】(A),(B)は従来の技術を示す説明用断面図。
【符号の説明】
1 ガン式ディスペンサ
2 容器
3 胴部
4 注出口
5 容器底部
7 突出底部
8 凹溝
9 突条
10 凹部
11 受部材
13 カバー
14 容器装填部
15 固定ハンドル
16 トリガレバー
19 ピストンロッド
20 ピストン
21,31,41,51 ピストン片
22,32,42 ヘッド部材
25 連結レバー
30,46 カム部材
50 外筒
52 壁部
53 開口部
54 軸受部材
55 ピストン片支持部
56 回動制限部

Claims (12)

  1. 一端に注出口を有し内部に粘性液状物、ペースト状物等の内容物を充填した可撓性資材からなる容器を抱持可能とされた略筒状を有する容器装填部と、前記容器の底部を容器の長さ方向に押圧嵌入したとき内容積が略無くなるまでピストンロッドにより押し込まれるピストンと、このピストンを装着したピストンロッドを所定ピッチずつ押動させる操作部とを具有し、前記ピストンはその直径方向に拡縮自在に形成されており、前記容器の底部を押し込むときに拡径させ、引き戻し時に縮径させて引き抜くようにし、
    前記ピストンは、半径線上で複数個に分割され集合により前記容器の底部外面に可及的密に当接し得る突椀状周面を形成する複数のピストン片と、前記容器の底部に形成されて注出口側内面に相似の断面形状に突出する突出底部の外面側に可及的密に嵌合し得る円盤状のヘッド部材と、前記操作部の操作により間欠的に前進動するピストンロッドとを具え、このピストンロッドに固設された軸受部と前記各ピストン片の背部に設けられた軸受部とをそれぞれ連結レバーにより回動自在に連結し、前記ヘッド部材に前記各ピストン片を拡縮方向にスライド自在に支持し、前記ピストンロッドを押進したとき前記各連結レバーが拡張方向に回動して各ピストン片が拡径方向に移動することによりピストン径が拡大されるようになされていることを特徴とするガン式ディスペンサ。
  2. 一端に注出口を有し内部に粘性液状物、ペースト状物等の内容物を充填した可撓性資材からなる容器を抱持可能とされた略筒状を有する容器装填部と、前記容器の底部を容器の長さ方向に押圧嵌入したとき内容積が略無くなるまでピストンロッドにより押し込まれるピストンと、このピストンを装着したピストンロッドを所定ピッチずつ押動させる操作部とを具有し、前記ピストンはその直径方向に拡縮自在に形成されており、前記容器の底部を押し込むときに拡径させ、引き戻し時に縮径させて引き抜くようにし、
    前記ピストンは、半径線上で複数個に分割され集合により前記容器の底部外面に可及的密に当接し得る突椀状周面を形成する複数のピストン片と、前記容器の底部に形成されて注出口側内面に相似の断面形状に突出する突出底部の外面側に可及的密に嵌合し得る円盤状のヘッド部材と、前記操作部の操作により間欠的に前進動するピストンロッドとを具え、このピストンロッドの先端に先端側が小径となるコーン状周面を有するカム部材を固設するとともに前記ヘッド部材に前記各ピストン片を拡縮方向にスライド自在に支持し、前記各ピストン片の中心側内端部に前記カム部材に周面に摺接するテーパー状のカム面を設け、前記ピストンロッドを押進したとき前記カム部材によりピストン片を拡径方向にスライドさせてピストン径が拡大されるようになされていることを特徴とするガン式ディスペンサ。
  3. 一端に注出口を有し内部に粘性液状物、ペースト状物等の内容物を充填した可撓性資材からなる容器を抱持可能とされた略筒状を有する容器装填部と、前記容器の底部を容器の長さ方向に押圧嵌入したとき内容積が略無くなるまでピストンロッドにより押し込まれるピストンと、このピストンを装着したピストンロッドを所定ピッチずつ押動させる操作部とを具有し、前記ピストンはその直径方向に拡縮自在に形成されており、前記容器の底部を押し込むときに拡径させ、引き戻し時に縮径させて引き抜くようにし、
    前記ピストンは、集合により円環状を呈するよう弧状周面を有する複数個のピストン片と、前記容器の底部に形成されて注出口側内面に相似の断面形状に突出する突出底部の外面側に可及的密に嵌合し得る円盤状のヘッド部材と、前記操作部の操作により間欠的に前進動するピストンロッドとを具え、前記ピストン片は各端部同士を遊着して円環状に形成し、前記ピストンロッドの先端に前記ピストン片の各端部を拡縮方向に移動させるカム部材を固設し、前記ヘッド部材に前記ピストン片を拡縮方向にスライド自在に支持し、前記ピストンロッドを回動させたとき前記カム部材が回動して各ピストン片を拡径方向に移動させることによりピストン径が拡大されるようになされていることを特徴とするガン式ディスペンサ。
  4. 一端に注出口を有し内部に粘性液状物、ペースト状物等の内容物を充填した可撓性資材からなる容器を抱持可能とされた略筒状を有する容器装填部と、前記容器の底部を容器の長さ方向に押圧嵌入したとき内容積が略無くなるまでピストンロッドにより押し込まれるピストンと、このピストンを装着したピストンロッドを所定ピッチずつ押動させる操作部とを具有し、前記ピストンはその直径方向に拡縮自在に形成されており、前記容器の底部を押し込むときに拡径させ、引き戻し時に縮径させて引き抜くようにし、
    前記ピストンは、前記操作部の操作により間欠的に前進道するピストンロッドの先端に固定された軸受部材と、前記軸受部材の前側に配設され直径線上で二分割された半円形状の一対のピストン片とを含んで構成され、前記各ピストン片の直辺部は、該各ピストン片が前記軸受部材の前方へのみ回動可能となるように該軸受部材に枢支されており、前記ピストンロッドによる前記容器の押進時には両ピストン片が前記軸受部材に沿って平板状に展開することにより前記ピストンは拡径され、前記ピストンロッドの引き抜き時には該容器との摩擦により両ピストン片が前記軸受部材の前方へ回動して前記ピストンは縮径されるようになっていることを特徴とするガン式ディスペンサ。
  5. 前記ピストン片は縮径方向に付勢するバネが付設されている請求項1〜4のうちいずれか1項に記載のガン式ディスペンサ。
  6. 前記容器装填部は、前記容器を可及的密に内挿し得る内径を有するとともに内挿された該容器の底部を前記ピストンによって押圧し得るような位置に装填可能とされた外筒を有していることを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1項に記載のガン式ディスペンサ。
  7. 一端に注出口を有し内部に粘性液状物、ペースト状物等の内容物を充填した可撓性資材からなる容器を抱持可能とされた略筒状を有する容器装填部と、前記容器の底部を容器の長さ方向に押圧嵌入したとき内容積が略無くなるまでピストンロッドにより押し込まれるピストンと、このピストンを装着したピストンロッドを所定ピッチずつ押動させる操作部とを具有し、前記ピストンは、半径線上で複数に分割されたピストン片の集合により構成し、ピストンロッドの操作により前記ピストン片が半径方向にスライドしてピストンの外径が拡径または縮径されるようにしたことを特徴とするガン式ディスペンサ。
  8. 前記ピストンは、半径線上で複数個に分割され集合により前記容器の底部外面に可及的密に当接し得る突椀状周面を形成する複数のピストン片と、前記容器の底部に形成されて注出口側内面に相似の断面形状に突出する突出底部の外面側に可及的密に嵌合し得る円盤状のヘッド部材と、前記操作部の操作により間欠的に前進動するピストンロッドとを具え、このピストンロッドに固設された軸受部と前記各ピストン片の背部に設けられた軸受部とをそれぞれ連結レバーにより回動自在に連結し、前記ヘッド部材に前記各ピストン片を拡縮方向にスライド自在に支持し、前記ピストンロッドを押進したとき前記各連結レバーが拡張方向に回動して各ピストン片が拡径方向に移動することによりピストン径が拡大されるようになされている請求項7に記載のガン式ディスペンサ。
  9. 前記ピストンは、半径線上で複数個に分割され集合により前記容器の底部外面に可及的密に当接し得る突椀状周面を形成する複数のピストン片と、前記容器の底部に形成されて注出口側内面に相似の断面形状に突出する突出底部の外面側に可及的密に嵌合し得る円盤状のヘッド部材と、前記操作部の操作により間欠的に前進動するピストンロッドとを具え、このピストンロッドの先端に先端側が小径となるコーン状周面を有するカム部材を固設するとともに前記ヘッド部材に前記各ピストン片を拡縮方向にスライド自在に支持し、前記各ピストン片の中心側内端部に前記カム部材に周面に摺接するテーパー状のカム面を設け、前記ピストンロッドを押進したとき前記カム部材によりピストン片を拡径方向にスラ イドさせてピストン径が拡大されるようになされている請求項7に記載のガン式ディスペンサ。
  10. 前記ピストンは、集合により円環状を呈するよう弧状周面を有する複数個のピストン片と、前記容器の底部に形成されて注出口側内面に相似の断面形状に突出する突出底部の外面側に可及的密に嵌合し得る円盤状のヘッド部材と、前記操作部の操作により間欠的に前進動するピストンロッドとを具え、前記ピストン片は各端部同士を遊着して円環状に形成し、前記ピストンロッドの先端に前記ピストン片の各端部を拡縮方向に移動させるカム部材を固設し、前記ヘッド部材に前記ピストン片を拡縮方向にスライド自在に支持し、前記ピストンロッドを回動させたとき前記カム部材が回動して各ピストン片を拡径方向に移動させることによりピストン径が拡大されるようになされている請求項7に記載のガン式ディスペンサ。
  11. 前記ピストンは、前記操作部の操作により間欠的に前進道するピストンロッドの先端に固定された軸受部材と、前記軸受部材の前側に配設され直径線上で二分割された半円形状の一対のピストン片とを含んで構成され、前記各ピストン片の直辺部は、該各ピストン片が前記軸受部材の前方へのみ回動可能となるように該軸受部材に枢支されており、前記ピストンロッドによる前記容器の押進時には両ピストン片が前記軸受部材に沿って平板状に展開することにより前記ピストンは拡径され、前記ピストンロッドの引き抜き時には該容器との摩擦により両ピストン片が前記軸受部材の前方へ回動して前記ピストンは縮径されるようになっていることを特徴とする請求項7に記載のガン式ディスペンサ。
  12. 前記ピストン片は縮径方向に付勢するバネが付設されている請求項8〜11のうちいずれか1項に記載のガン式ディスペンサ。
JP2003053018A 2002-03-13 2003-02-28 ガン式ディスペンサ Expired - Fee Related JP4216096B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003053018A JP4216096B2 (ja) 2002-03-13 2003-02-28 ガン式ディスペンサ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002-68067 2002-03-13
JP2002068067 2002-03-13
JP2003053018A JP4216096B2 (ja) 2002-03-13 2003-02-28 ガン式ディスペンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003334483A JP2003334483A (ja) 2003-11-25
JP4216096B2 true JP4216096B2 (ja) 2009-01-28

Family

ID=29714063

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003053018A Expired - Fee Related JP4216096B2 (ja) 2002-03-13 2003-02-28 ガン式ディスペンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4216096B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008063502A1 (de) * 2008-12-17 2010-06-24 Fischbach Kg Kunststoff-Technik Auspresswerkzeug
JP5133272B2 (ja) * 2009-01-13 2013-01-30 キユーピー株式会社 カートリッジ及びそれを用いたカートリッジ式ガンディスペンサ
JP5670039B2 (ja) * 2009-09-30 2015-02-18 小林製薬株式会社 薬剤押出器具
JP5546823B2 (ja) * 2009-09-30 2014-07-09 小林製薬株式会社 薬剤付着用具セット
JP5543166B2 (ja) * 2009-09-30 2014-07-09 小林製薬株式会社 薬剤付着用具セット及び薬剤押出器具
JP5084978B2 (ja) * 2011-02-18 2012-11-28 キユーピー株式会社 容器の吐出部材、容器の吐出部材の製造方法、容器及び容器詰め食品
JP6013307B2 (ja) * 2013-11-18 2016-10-25 小林製薬株式会社 薬剤押出器具
KR102322665B1 (ko) * 2016-08-04 2021-11-08 주식회사 엘지생활건강 충진 장치, 화장품 용기, 화장품 충진 세트 그리고 화장품 충진 방법
KR101838391B1 (ko) 2016-08-04 2018-03-13 주식회사 엘지생활건강 충진 장치, 화장품 용기, 화장품 충진 세트 그리고 화장품 충진 방법
CN108580210B (zh) * 2018-06-21 2024-02-23 浙江火山机械有限公司 一种具备销钉位置切换装置的压胶枪
WO2020058884A1 (en) * 2018-09-19 2020-03-26 Prc-Desoto International, Inc. Expandable plunger head assemblies for sealant dispensing guns

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003334483A (ja) 2003-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4216096B2 (ja) ガン式ディスペンサ
US4880326A (en) Lipstick dispenser
EP0337867B1 (fr) Distributeur rechargeable comportant un piston translatable
EP0816245B1 (fr) Tête de distibution d'un produit liquide à consistance visqueuse comportant un organe élastique de fermeture, et ensemble de distribution ainsi équipé
US7309184B2 (en) Dispenser for fluid materials
US7815075B2 (en) Personal squeeze bottle dispenser
US8561854B2 (en) Dispensing device for viscous materials
AU2011261301B2 (en) Device for dispensing material from a deformable tube
AU2004207443B2 (en) Toothpaste holder and dispenser
HU217156B (hu) Utántölthető tartály kenhető massza, különösen ragasztóanyag kiadására
JP2010513159A5 (ja)
US6247618B1 (en) Roll up tube dispenser with shell housing
US5960994A (en) Roll up tube dispenser apparatus
US5890625A (en) Device for the fractional emptying of a tube
JP4879505B2 (ja) 液体吐出装置
CZ314895A3 (en) Apparatus for fixing a pin or a rod of lubricating material, for instance an adhesive pin
US5368206A (en) Dispensing apparatus for pasty substances
US4213543A (en) Dispenser for dispensing the contents of collapsible packages
JP4680425B2 (ja) 流動性物質用カートリッジ及び吐出装置
JP2003267463A (ja) ガン式ディスペンサ
US5893672A (en) Viscid substance recovery and dispenser device
US7014041B1 (en) Method of applying flowable material and container therefor
JPH0815Y2 (ja) マスカラ塗布具
US3851806A (en) Dispenser with nozzle cut-off
WO2022238652A1 (fr) Distributeur de produit fluide

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050901

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080729

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080904

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081010

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111114

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141114

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees