JP4215921B2 - Circulating fluidized bed boiler system and operating method thereof - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発電用の蒸気を発生する循環流動層ボイラシステム及び循環流動層ボイラの操業方法並びに循環流動層ボイラシステムを備えた発電設備を有するセメント製造工場に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
固体燃料と循環媒体との混合粒子層を流動化させつつ燃焼し、燃焼ガスの熱量によりボイラにおいて蒸気を発生させる方式の循環流動層ボイラは、微粉炭ではなく低品位の固体燃料を使用することができ、循環媒体として硫黄酸化物(主にSO2)との反応性のある石灰石等を用いることにより炉内にて燃焼排ガスの脱硫を行うことが可能であり、窒素酸化物の生成量も少ない等の特徴があり、各種発電用に広く用いられている。
【0003】
また、例えば、特開昭58−69775号公報には、この循環流動層ボイラをセメント製造工場に導入し、循環流動層ボイラからの排出灰をセメント原料に利用することが提案されている。
【0004】
図1は、セメント工場に導入されている従来の循環流動層ボイラシステムの構成例を示すものであって、燃料としての石炭を貯蔵する燃料バンカ1と、循環媒体としての石灰石を貯蔵する循環媒体タンク2と、循環流動層ボイラ3と、循環流動層ボイラ3からの排ガス中の未燃カーボンを含む灰を捕集するサイクロン4と、図示しないエアヒータ及び熱交換器等を含む後部煙道5と、後部煙道5からの排ガス中のフライアッシュを捕集するバッグフィルタ6と、ファン7と、煙突8とで構成される。
【0005】
そして、燃料バンカ1に貯蔵された石炭Cと、循環媒体タンク2に貯蔵された石灰石Lが循環流動層ボイラ3に供給され、石炭Cの燃焼により発生した蒸気を発電に利用するとともに、循環流動層ボイラ3内で燃焼排ガスの脱硫が行われる。さらに、循環流動層ボイラ3において発生した排ガスがサイクロン4に導かれ、ここで未燃カーボンを含む灰A1が捕集され、この灰A1は循環流動層ボイラ3に戻される。また、後部煙道5を経てバッグフィルタ6によって浄化された排ガスはファン7を経て煙突8から大気中に放出される。
【0006】
そして、産業廃棄物としての循環流動層ボイラ3からの循環媒体を含む炉底灰(bed ash)A2、及びバッグフィルタ6で捕集されたフライアッシュFをセメント原料の一部として有効利用することにより、廃棄物処理とセメントの製造原価の低減という一石二鳥の効果を奏していた。
【0007】
一般に、上記循環流動層ボイラシステムにおいては、循環流動層ボイラ3内で脱硫を行うことができるため、後段の煙道等には特に脱硫設備を設ける必要が無い。また、石炭等の通常用いられている燃料では、硫黄分はそれほど多くはないため、流動層から排出される炉底灰に脱硫反応により硫黄分を含有した循環媒体が混入しても、それをセメント原料として有効活用することに不都合はなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
石油精製工程で発生するオイルコークスは、発熱量が高く、石炭より安価に入手できるため、燃料として積極的に有効活用していくことが望まれている。しかしながら、多くのオイルコークスは、硫黄分含有量が多く、これを上記の循環流動層の燃料として用いた場合には、流動層から排出される循環媒体を含む炉底灰の硫黄分含有量が多くなり、セメント焼成工程の閉塞等を引き起こし、かつ、クリンカ品質に悪影響を及ぼすため、セメント原料として用いる量に制限が生じ、炉底灰の処理が困難であるという問題があった。
【0009】
そこで、本発明は上記従来の循環流動層ボイラシステムにおける問題点に鑑みてなされたものであって、オイルコークス等の硫黄分含有量の多い燃料を使用しても、流動層から排出される循環媒体を含む炉底灰その他循環流動層ボイラシステムから排出される廃棄物をセメント原料として用いることができ、廃棄物処理及びセメントの製造原価低減の両面にて効果の大きい循環流動層ボイラシステム等を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明にかかる循環流動層ボイラシステムは、燃料として硫黄分1%乃至10%の燃料を、循環媒体として脱硫作用の無い粒子を用いる循環流動層ボイラと、該循環流動層ボイラの排出ガス煙道に設置された湿式脱硫装置とを備え、前記循環流動層ボイラから排出される灰分をセメント原料として活用し、前記湿式脱硫装置で回収した石こうをセメントの凝結調整剤としてセメント粉砕工程で活用することを特徴とする。
【0011】
また、本発明にかかる循環流動層ボイラの操業方法は、循環流動層ボイラにおいて、燃料として硫黄分1%乃至10%の燃料を、循環媒体として脱硫作用の無い粒子を用いる工程と、前記循環流動層ボイラの排出ガス煙道に湿式脱硫装置を設置して排ガスの脱硫を行う工程とを有し、前記循環流動層ボイラから排出される灰分をセメント原料として活用し、前記湿式脱硫装置で回収した石こうをセメントの凝結調整剤としてセメント粉砕工程で活用することを特徴とする。
【0012】
さらに、本発明にかかる循環流動層ボイラシステムを備えた発電設備を有するセメント工場は、その循環流動層ボイラシステムとして、燃料として硫黄分1%乃至10%の燃料を、循環媒体として脱硫作用の無い粒子を用いる循環流動層ボイラと、該循環流動層ボイラの排出ガス煙道に設置された湿式脱硫装置とを備え、前記循環流動層ボイラから排出される灰分をセメント原料として活用し、前記湿式脱硫装置で回収した石こうをセメントの凝結調整剤としてセメント粉砕工程で活用するシステムを具備することを特徴とする。
【0013】
尚、本発明において「脱硫作用の無い粒子を用い」とは、脱硫反応により炉底灰中に含有される硫黄分が、炉底灰をセメント原料として活用する上で悪影響を及ぼすことを防止するためであるので、炉底灰中に含有される硫黄分がセメント製造上許容される範囲内であれば、石灰石等の「脱硫作用のある粒子」が少量混入されることを妨げない。
【0014】
上記循環流動層ボイラシステム等において、燃料としてオイルコークスを用いることができ、循環媒体として用いる脱硫作用の無い粒子を、珪砂、川砂、鋳物砂、発電所灰、煉瓦くず等から選択することができ、これらの混合物を循環媒体として用いることもできる。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明にかかる循環流動層ボイラシステム及びその操業方法の実施の形態の具体例を図面を参照しながら説明する。
【0016】
本発明では、燃料として硫黄分1%乃至10%の燃料を用いることを想定する。このような燃料としては、高硫黄分を有するオイルコークス等がある。表1は、オイルコークスと代表的な石炭の化学分析値等を比較したものであって、各種石炭の硫黄分が1%未満であるのに対し、オイルコークスについては0.5〜10.0%と高く、このようなオイルコークスを燃料として用いると上述の問題が発生する。尚、硫黄分が1%未満のオイルコークスについては、従来の循環流動層ボイラシステムにおいて燃料として使用できることはもちろんである。
【0017】
【表1】
【0018】
図2は、本発明にかかる循環流動層ボイラシステムの一実施例を示すものであって、燃料としてのオイルコークスを貯蔵する燃料バンカ1’と、循環媒体としての珪砂を貯蔵する循環媒体タンク2’と、循環流動層ボイラ3と、サイクロン4と、後部煙道と5と、バッグフィルタ6と、ファン7と、煙突8と、脱硫剤としての石灰石を貯蔵する脱硫剤タンク9と、外部脱硫装置10とで構成される。尚、循環流動層ボイラ3〜煙突8の各設備については従来の循環流動層ボイラシステムと同様の構成であって詳細説明を省略する。
【0019】
循環流動層の循環媒体として珪砂を使用したのは、本発明では脱硫作用の無い粒子を用いる必要があるからであって、脱硫作用の無い粒子とは、硫黄酸化物(主にSO2)との反応性の低い物質からなる粒子であり、珪砂以外にも、川砂、鋳物砂、発電所灰、煉瓦くず等を使用することができる。従来は、循環流動層での炉内脱硫の脱硫剤も兼ねた循環媒体として、硫黄酸化物との反応性の高い石灰石が用いられていたが、それを珪砂等に代替すれば良い。
【0020】
さらに、本発明においては、従来の循環流動層ボイラ3内での脱硫に代えて、循環流動層の燃焼排ガス煙道上に外部脱硫装置10を設置して脱硫を行う。外部脱硫装置10としては、吸収剤として石灰石を用いた石灰石こう法による湿式脱硫装置が望ましい。この場合、吸収された排ガス中の硫黄酸化物と石灰石とが反応して発生する石こうは、セメントの凝結調整剤としてセメント粉砕工程で添加される石こうとして活用することができる。
【0021】
図2の循環流動層ボイラシステムの動作について説明すると、燃料バンカ1’に貯蔵されたオイルコークスOと、循環媒体タンク2に貯蔵された珪砂Sが循環流動層ボイラ3に供給され、オイルコークスOの燃焼により循環流動層ボイラ3において蒸気が発生し、これを発電に用いることができる。さらに、循環流動層ボイラ3において発生した排ガスがサイクロン4に導かれ、サイクロン4において未燃カーボンを含む灰A1’が捕集され、この灰A1’は循環流動層ボイラ3に戻される。また、バッグフィルタ6によって浄化された排ガスはファン7を経て煙突8から大気中に放出される。
【0022】
そして、循環流動層の炉底から、循環媒体としての珪砂Sを含む炉底灰A2’が排出されるが、この炉底灰A2’中には硫黄分が極めて僅かしか含有されていないため、炉底灰A2’をセメント原料の一部として有効活用することができる。セメント原料として活用する方法としては、セメント原料粉砕工程において、一定比率で添加する方法等を採用することができる。また、バッグフィルタ6で捕集されたフライアッシュFも従来と同様セメント原料の一部として有効利用するとともに、上述のように外部脱硫装置10で回収された石こうGをセメント粉砕工程において使用することにより、循環流動層ボイラシステムの廃棄物処理とセメントの製造原価の低減の一挙両得を図ることができる。
【0023】
尚、石油中に含まれるバナジウムが硫黄分等と反応し、低融点化合物を生成してボイラ伝熱面に深刻な高温腐食を生じさせることが知られているが、循環流動層ボイラ3における硫黄分の脱硫率が10%程度になるように石灰石を投入することにより、バナジウム化合物による高温腐食を防止することができる。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明により、オイルコークス等の硫黄分含有量の多い燃料を循環流動層に用いた場合にも、流動層から排出される循環媒体を含む炉底灰その他循環流動層ボイラシステムから排出される廃棄物をセメント原料として用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の循環流動層ボイラシステムの構成を示す概略図である。
【図2】本発明にかかる循環流動層ボイラの一実施例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 燃料(石炭)バンカ
1’ 燃料(オイルコークス)バンカ
2 循環媒体(石灰石)タンク
2’ 循環媒体(珪砂)タンク
3 循環流動層ボイラ
4 サイクロン
5 後部煙道
6 バッグフィルタ
7 ファン
8 煙突
9 脱硫剤(石灰石)タンク
10 外部脱硫装置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a circulating fluidized bed boiler system for generating steam for power generation, a method for operating the circulating fluidized bed boiler, and a cement manufacturing plant having a power generation facility including the circulating fluidized bed boiler system.
[0002]
[Prior art]
A circulating fluidized bed boiler that burns while fluidizing a mixed particle bed of solid fuel and circulating medium and generates steam in the boiler by the amount of heat of the combustion gas should use low-grade solid fuel instead of pulverized coal. By using limestone that is reactive with sulfur oxide (mainly SO 2 ) as the circulation medium, it is possible to desulfurize the combustion exhaust gas in the furnace, and the amount of nitrogen oxide produced is also It has few features and is widely used for various types of power generation.
[0003]
Further, for example, Japanese Patent Laid-Open No. 58-69775 proposes that this circulating fluidized bed boiler is introduced into a cement manufacturing plant and the ash discharged from the circulating fluidized bed boiler is used as a raw material for cement.
[0004]
FIG. 1 shows an example of the configuration of a conventional circulating fluidized bed boiler system introduced in a cement factory, which includes a fuel bunker 1 for storing coal as fuel and a circulating medium for storing limestone as a circulating medium. A
[0005]
Then, the coal C stored in the fuel bunker 1 and the limestone L stored in the circulating
[0006]
And, the fly ash F2 collected from the bottom ash (bed ash) A2 including the circulating medium from the circulating fluidized bed boiler 3 as industrial waste and the bag filter 6 is effectively used as a part of the cement raw material. As a result, the effect of two birds with one stone was achieved.
[0007]
Generally, in the above circulating fluidized bed boiler system, desulfurization can be performed in the circulating fluidized bed boiler 3, so that it is not particularly necessary to provide a desulfurization facility in a subsequent flue or the like. In addition, since fuel such as coal, which is normally used, does not contain much sulfur, even if a circulating medium containing sulfur is mixed into the bottom ash discharged from the fluidized bed by desulfurization reaction, There was no inconvenience in effectively using it as a cement raw material.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
Since oil coke generated in the oil refining process has a high calorific value and can be obtained at a lower price than coal, it is desired to actively utilize it as a fuel. However, many oil cokes have a high sulfur content, and when this oil is used as the fuel for the circulating fluidized bed, the sulfur content of the bottom ash containing the circulating medium discharged from the fluidized bed is high. This increases the amount of the cement firing process and adversely affects the quality of the clinker. Therefore, the amount used as a cement raw material is limited, and it is difficult to treat the bottom ash.
[0009]
Therefore, the present invention has been made in view of the problems in the conventional circulating fluidized bed boiler system described above, and the circulation discharged from the fluidized bed even when using a fuel having a high sulfur content such as oil coke. Waste from the bottom ash and other circulating fluidized bed boiler systems that contain media can be used as cement raw materials, and circulating fluidized bed boiler systems that are highly effective in both waste disposal and cost reduction of cement production The purpose is to provide.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a circulating fluidized bed boiler system according to the present invention includes a circulating fluidized bed boiler using a fuel having a sulfur content of 1% to 10% as fuel and particles having no desulfurization action as a circulating medium, and the circulating fluidized bed. A wet desulfurization device installed in the exhaust gas flue of the bed boiler, utilizing the ash discharged from the circulating fluidized bed boiler as a cement raw material, and using the gypsum recovered by the wet desulfurization device as a cement condensation regulator It is characterized by being used in the cement grinding process.
[0011]
The method of operating a circulating fluidized bed boiler according to the present invention includes a step of using a fuel having a sulfur content of 1% to 10% as fuel and particles having no desulfurization action as a circulating medium in the circulating fluidized bed boiler, And a step of desulfurizing exhaust gas by installing a wet desulfurization device in the exhaust gas flue of the bed boiler, utilizing the ash discharged from the circulating fluidized bed boiler as a cement raw material, and collecting it with the wet desulfurization device It is characterized in that gypsum is used as a cement setting regulator in the cement grinding process.
[0012]
Furthermore, a cement plant having a power generation facility equipped with a circulating fluidized bed boiler system according to the present invention has a sulfur content of 1% to 10% as a fuel and no desulfurization as a circulating medium as the circulating fluidized bed boiler system. A circulating fluidized bed boiler using particles, and a wet desulfurization device installed in an exhaust gas flue of the circulating fluidized bed boiler, using the ash discharged from the circulating fluidized bed boiler as a cement raw material, The gypsum recovered by the apparatus is used as a cement setting adjuster in a cement grinding process.
[0013]
In the present invention, “using particles having no desulfurization action” means that sulfur contained in the furnace bottom ash by the desulfurization reaction is prevented from adversely affecting the use of the furnace bottom ash as a cement raw material. Therefore, as long as the sulfur content contained in the furnace bottom ash is within the allowable range for cement production, it does not prevent a small amount of “particles having a desulfurizing action” such as limestone.
[0014]
In the above circulating fluidized bed boiler system, etc., oil coke can be used as fuel, and particles without desulfurization used as a circulating medium can be selected from silica sand, river sand, foundry sand, power plant ash, brick scraps, etc. These mixtures can also be used as a circulating medium.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, specific examples of embodiments of the circulating fluidized bed boiler system and the operation method thereof according to the present invention will be described with reference to the drawings.
[0016]
In the present invention, it is assumed that a fuel having a sulfur content of 1% to 10% is used as the fuel. Such fuel includes oil coke having a high sulfur content. Table 1 compares the chemical analysis values of oil coke and typical coal. The sulfur content of various coals is less than 1%, while that of oil coke is 0.5-10.0. If oil coke like this is used as fuel, the above-mentioned problem occurs. Of course, oil coke having a sulfur content of less than 1% can be used as fuel in a conventional circulating fluidized bed boiler system.
[0017]
[Table 1]
[0018]
FIG. 2 shows an embodiment of a circulating fluidized bed boiler system according to the present invention, in which a fuel bunker 1 ′ for storing oil coke as fuel and a circulating
[0019]
The reason why silica sand is used as the circulating medium of the circulating fluidized bed is that in the present invention, it is necessary to use particles having no desulfurization action. The particles having no desulfurization action are sulfur oxide (mainly SO 2 ) and In addition to quartz sand, river sand, foundry sand, power plant ash, brick scraps and the like can be used. Conventionally, limestone having a high reactivity with sulfur oxides has been used as a circulating medium that also serves as a desulfurizing agent for in-furnace desulfurization in a circulating fluidized bed, but it may be replaced with quartz sand or the like.
[0020]
Furthermore, in this invention, it replaces with the conventional desulfurization in the circulating fluidized bed boiler 3, and installs the
[0021]
The operation of the circulating fluidized bed boiler system of FIG. 2 will be described. Oil coke O stored in the fuel bunker 1 ′ and silica sand S stored in the circulating
[0022]
And from the furnace bottom of the circulating fluidized bed, the furnace bottom ash A2 ′ containing the silica sand S as the circulation medium is discharged, but the furnace bottom ash A2 ′ contains very little sulfur, The bottom ash A2 ′ can be effectively used as part of the cement raw material. As a method of utilizing as a cement raw material, a method of adding at a fixed ratio in the cement raw material pulverization step can be adopted. In addition, the fly ash F collected by the bag filter 6 is effectively used as a part of the cement raw material as in the conventional case, and the gypsum G recovered by the
[0023]
It is known that vanadium contained in petroleum reacts with sulfur and the like to produce a low melting point compound and cause severe high temperature corrosion on the heat transfer surface of the boiler. By introducing limestone so that the desulfurization rate of the minute becomes about 10%, high temperature corrosion by the vanadium compound can be prevented.
[0024]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, even when a fuel having a high sulfur content such as oil coke is used in the circulating fluidized bed, the bottom ash and other circulating fluidized bed boilers containing the circulating medium discharged from the fluidized bed are used. Waste discharged from the system can be used as a cement raw material.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view showing a configuration of a conventional circulating fluidized bed boiler system.
FIG. 2 is a schematic view showing an embodiment of a circulating fluidized bed boiler according to the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Fuel (coal) bunker 1 'Fuel (oil coke)
Claims (9)
該循環流動層ボイラの排出ガス煙道に設置された湿式脱硫装置とを備え、
前記循環流動層ボイラから排出される灰分をセメント原料として活用し、前記湿式脱硫装置で回収した石こうをセメントの凝結調整剤としてセメント粉砕工程で活用することを特徴とする循環流動層ボイラシステム。A circulating fluidized bed boiler using a fuel having a sulfur content of 1% to 10% as fuel and particles having no desulfurization action as a circulating medium;
A wet desulfurization device installed in the exhaust gas flue of the circulating fluidized bed boiler,
A circulating fluidized bed boiler system characterized in that ash discharged from the circulating fluidized bed boiler is used as a cement raw material, and gypsum recovered by the wet desulfurization apparatus is used in a cement crushing process as a cement setting regulator .
前記循環流動層ボイラの排出ガス煙道に湿式脱硫装置を設置して排ガスの脱硫を行う工程とを有し、
前記循環流動層ボイラから排出される灰分をセメント原料として活用し、前記湿式脱硫装置で回収した石こうをセメントの凝結調整剤としてセメント粉砕工程で活用することを特徴とする循環流動層ボイラの操業方法。In the circulating fluidized bed boiler, a step of using a fuel having a sulfur content of 1% to 10% as a fuel and particles having no desulfurization action as a circulating medium;
A process of desulfurizing exhaust gas by installing a wet desulfurization device in the exhaust gas flue of the circulating fluidized bed boiler,
A method for operating a circulating fluidized bed boiler, characterized in that ash discharged from the circulating fluidized bed boiler is used as a cement raw material, and gypsum recovered by the wet desulfurization apparatus is used as a cement coagulation regulator in a cement grinding process. .
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