JP4213553B2 - 免疫クロマト試験片の読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は免疫クロマト(イムノクロマト)試験片に形成される呈色領域を読み取るための装置に関する。
免疫クロマト試験片には、検体中の抗原(または抗体)との間で抗原抗体反応を起こす抗体(または抗原)が免疫クロマト試験片の特定の位置に予め帯状に塗布されている。色素で標識された検体中の抗原(または抗体)が展開液により上記特定の位置まで展開されると、帯状に塗布された抗体(または抗原)との間で検体中の抗原(または抗体)が抗原抗体反応を起こしてトラップされ、上記特定の位置には色素により発色した呈色領域(例えば、呈色ライン)が形成される。このような免疫クロマト試験片においては、形成された呈色領域の呈色度を光学的に測定することで、検体中の抗原(または抗体)の量を定量的に分析することができる。
ここで、免疫クロマト試験片の呈色度を測定する装置として、免疫クロマト試験片を保持したケーシングを装置本体の開口部から挿入し、ケーシング内に保持された免疫クロマト試験片に測定光を照射し、測定光の照射による免疫クロマト試験片からの反射光を検出するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載された読取装置では、免疫クロマト試験片を保持したケーシングが載置されたトレイを発光手段(LED等)及び受光手段(ホトダイオード等)が設けられたハウジングに対して移動させながら、発光手段から測定光を照射し、反射光を受光手段で検出している。
特開平11−83745号公報
ところで、免疫クロマト試験片を保持するケーシングの外形形状は、例えば検査対象の検体毎に大きさが異なるといったように、外形形状の異なるケーシングが多数存在している。
しかしがなら、従来の読取装置は、ケーシングの外形形状の違いについては全く考慮されておらず、単一形状のケーシングに特化されたものとなっている。このため、外形形状が異なるケーシングへの対応が困難であり、最悪の場合、測定を行うことが不可能となってしまう。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたもので、同一の読取装置で外形形状が異なる複数のケーシングに対応でき、各ケーシングに保持された免疫クロマト試験片に形成された呈色領域を適切に読み取ることが可能な免疫クロマト試験片の読取装置を提供することを課題としている。
本発明に係る免疫クロマト試験片の読取装置は、ケーシング内に保持された免疫クロマト試験片に測定光を照射し、測定光の照射による免疫クロマト試験片からの光を検出する免疫クロマト試験片の読取装置であって、ケーシングを保持する保持部を有するカートリッジを備え、カートリッジは、免疫クロマト試験片に測定光が照射される位置まで着脱自在に導入されることを特徴としている。
本発明に係る免疫クロマト試験片の読取装置では、免疫クロマト試験片を保持したケーシングを保持部に保持したカートリッジが免疫クロマト試験片に測定光が照射される位置まで導入されることとなる。また、ケーシングを保持したカートリッジは、測定後、免疫クロマト試験片に測定光が照射される位置から取り出される。したがって、例えば外形形状が異なる複数のケーシング毎に、対応する保持部を有した同じ外形形状を有する複数のカートリッジを用意しておくことで、それぞれのケーシングに対応することができ、ケーシングの外形形状に拘わらず、同一の読取装置によって、当該ケーシングに保持された免疫クロマト試験片に形成された呈色領域を適切に読み取ることができる。
また、保持部は、ケーシングの外形形状に対応するようにカートリッジに形成された窪みであることが好ましい。このように構成した場合、ケーシングを確実に保持し得る構成の保持部を簡易且つ低コストに実現することができる。
また、免疫クロマト試験片に測定光を照射する照射光学系と、照射光学系からの測定光による免疫クロマト試験片からの反射光を検出する検出光学系と、を更に備え、窪みの深さは、照射光学系の光軸と検出光学系の光軸とが、当該窪みに嵌め込まれた状態のケーシングに保持された免疫クロマト試験片の表面で交差するように設定されていることが好ましい。外形形状と同様に、ケーシング内における免疫クロマト試験片の当該免疫クロマト試験片の表面に垂直な方向での位置がケーシングの種類毎に異なっている場合がある。この場合、ケーシング内における免疫クロマト試験片の当該免疫クロマト試験片の表面に垂直な方向での位置によっては、測定光が免疫クロマト試験片の呈色領域に適切に照射されず、免疫クロマト試験片からの反射光が免疫クロマト試験片の呈色度を適切に表したものではなくなる惧れがある。しかしながら、窪みの深さを、照射光学系の光軸と検出光学系の光軸とが、当該窪みに嵌め込まれた状態のケーシングに保持された免疫クロマト試験片の表面で交差するように設定することにより、ケーシング内における免疫クロマト試験片の当該免疫クロマト試験片の表面に垂直な方向での位置に拘わらず、免疫クロマト試験片からの反射光が適切に検出光学系に入射することとなる。この結果、免疫クロマト試験片に形成された呈色領域を適切に読み取ることができる。
また、カートリッジには、保持部に保持されたケーシングと重なる位置に、ケーシングが保持される側の面から反対側の面に貫通する孔が形成されていることが好ましい。このように構成した場合、ケーシングをカートリッジから容易に取り外すことができる。
また、カートリッジが導入された状態において、カートリッジに形成された孔が露出していることが好ましい。このように構成した場合、カートリッジを免疫クロマト試験片に測定光が照射される位置から容易に取り出すことができる。
また、免疫クロマト試験片に測定光を照射する照射光学系と、免疫クロマト試験片からの光を検出する検出光学系と、照射光学系及び検出光学系が設けられる光学ヘッドと、導入されたカートリッジと光学ヘッドとを相対移動させる走査機構と、を更に備えることが好ましい。このように構成した場合、光学ヘッドに照射光学系および受光光学系が装着されていると、構造が簡素となり、しかも、光学ヘッドを走査方向に移動させる場合の走査機構が1系統で済み、走査機構の構造やその制御系の構成が簡単となる。
また、走査機構は、カートリッジと光学ヘッドとを、ケーシングに形成されたウィンドウを通して免疫クロマト試験片に測定光を照射する領域において第1の速度で相対移動させ、ケーシングに測定光を照射する領域において第1の速度よりも早い第2の速度で相対移動させることが好ましい。このように構成した場合、測定光の照射が不必要な領域での光学ヘッドとカートリッジ(ケーシング)との相対速度が早くなり、読み取り時間を短縮することができ、高速化を図ることができる。
本発明によれば、外形形状が異なる複数のケーシングに対応でき、各ケーシングに保持された免疫クロマト試験片に形成された呈色領域を適切に読み取ることが可能な免疫クロマト試験片の読取装置を提供することができる。
以下、図面を参照しながら本発明による免疫クロマト試験片の読取装置の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
まず、図1〜図2を参照して、免疫クロマト試験具TE1,TE2の構成を説明する。図1(a)は免疫クロマト試験具TE1の平面図であり、図1(b)は免疫クロマト試験具TE1の斜視図である。図2(a)は免疫クロマト試験具TE2の平面図であり、図2(b)は免疫クロマト試験具TE2の斜視図である。
免疫クロマト試験具TE1は、図1(a)及び(b)に示されるように、平面視長方形状のケーシングC1と、当該ケーシングC1内に保持されている免疫クロマト試験片IM1とを有している。ケーシングC1は、幅15mm×奥行き70mm×厚さ5mmに設定されている。免疫クロマト試験具TE1は、例えば、A型インフルエンザウイルス検査用の免疫クロマト試験具である
ケーシングC1には、その長辺方向に沿って、免疫クロマト試験片IM1をケーシングC1の外部に露出させる開口部であるウィンドウが複数設けられており、具体的には、検体を滴下させるための検体点着ウィンドウAW1と、免疫クロマト試験片IM1の呈色部分を露出させる観測用ウィンドウOW1が設けられている。検体点着ウィンドウAW1を成形する縁部及び観測用ウィンドウOW1を成形する縁部は、免疫クロマト試験片IM1に向かって傾斜して設けられており、テーパー型に形成されている。なお、免疫クロマト試験具TE1において、観測用ウィンドウOW1の一部は、仕切り部P1で仕切られることにより、コントロールウィンドウとして用いられる。
免疫クロマト試験具TE2は、図2(a)及び(b)に示されるように、平面視長方形状のケーシングC2と、当該ケーシングC2内に保持されている免疫クロマト試験片IM2とを有している。ケーシングC2は、幅30mm×奥行き70mm×厚さ5mmに設定されている。免疫クロマト試験具TE2は、例えば、O−157検査用の免疫クロマト試験具である
ケーシングC2には、その長辺方向に沿って、免疫クロマト試験片IM2をケーシングC2の外部に露出させる開口部であるウィンドウが複数設けられており、具体的には、検体を滴下させるための検体点着ウィンドウAW2と、免疫クロマト試験片IM2の呈色部分を露出させる観測用ウィンドウOW2が設けられている。検体点着ウィンドウAW2を成形する縁部及び観測用ウィンドウOW2を成形する縁部は、免疫クロマト試験片IM2に向かって傾斜して設けられており、テーパー型に形成されている。
免疫クロマト試験片IM1,IM2は、ニトロセルロースメンブレンや濾紙などの材質からなり、長方形状を呈している。免疫クロマト試験片IM1,IM2は、検体点着ウィンドウAW1,AW2に対応する位置に設けられる検体点着部IM1a,IM2aと、観測用ウィンドウOW1,OW2に対応する位置に設けられる検出部IM1b,IM2bとを有している。検出部IM1b,IM2bは、検体中の抗原(又は抗体)と反応するそれぞれの抗体(又は抗原)が塗布されて固定化されており、ライン状(又は帯状又は点状)となっている。
検体は、検体点着ウィンドウAW1,AW2から免疫クロマト試験片IM1,IM2の検体点着部IM1a,IM2aに滴下される。検体中の抗原(又は抗体)は標識色素と結合し、検体中の抗原(又は抗体)と標識色素との結合体や未反応の標識色素は免疫クロマト試験片IM1,IM2の長辺方向に移動する。いま、仮に検体中に抗原が含まれており、抗原が検出部IM1b,IM2bとそれぞれ抗原抗体反応するものとする。検体が移動するにともなって、検体中の抗原と検出部IM1b,IM2bに固定されている抗体とが特異的に反応し、反応した検出部IM1b,IM2bには標識色素により呈色したライン状のパターン(呈色ラインCL)が形成される。この呈色ラインCLは、免疫クロマト試験片IM1,IM2における検体中の抗原(又は抗体)の移動方向と交差する方向(たとえば、直交する方向)に延びて形成され、観測用ウィンドウOW1,OW2から観測することができる。呈色ラインCLの幅は、例えば1.0mm程度である。また、呈色ラインCLの長手方向の長さは、例えば5mm程度である。
続いて、図3〜図4を参照して、カートリッジCA1,CA2の構成を説明する。図3(a)はカートリッジCA1の平面図であり、図3(b)はカートリッジCA1の斜視図であり、(c)はカートリッジCA1の正面図である。図4(a)はカートリッジCA2の平面図であり、図4(b)はカートリッジCA2の斜視図であり、(c)はカートリッジCA2の正面図である。
カートリッジCA1とカートリッジCA2とは、同じ外形形状を有しており、平面視で長方形状を呈している。カートリッジCA1及びカートリッジCA2は、幅35mm×奥行き75mm×厚さ8mmに設定されている。
カートリッジCA1は、免疫クロマト試験具TE1に対応するものであり、図3(a)及び(b)に示されるように、窪みH1が設けられている。窪みH1は、ケーシングC1の外形形状に対応するように形成されており、当該窪みH1にはケーシングC1が嵌め込まれる(図5(a)参照)。ケーシングC1は、窪みH1に嵌め込まれることにより、カートリッジCA1に保持されることとなる。窪みH1は、ケーシングC1を保持する保持部として機能する。
カートリッジCA1には、窪みH1に連通する貫通孔TH1が設けられている。貫通孔TH1は、窪みH1に嵌め込まれて保持されたケーシングC1と重なる位置に、ケーシングC1が保持される(嵌め込まれる)側の面から反対側の面に貫通して形成されている。窪みH1にケーシングC1が嵌め込まれた状態において貫通孔TH1に指又は器具等を挿入してケーシングC1を押すことにより、図5(b)に示されるように、免疫クロマト試験具TE1がカートリッジCA1から押出されることとなる。このことは、免疫クロマト試験具TE1がカートリッジCA1から容易に取り出せるだけでなく、取り出す際に、検体点着ウィンドウAW1、観測用ウィンドウOW1及びその周辺部に、さらには各ウィンドウから免疫クロマト試験片IM1に直接触れてしまう恐れが非常に少なく、衛生的にも優れている。
カートリッジCA2は、免疫クロマト試験具TE2に対応するものであり、図4(a)及び(b)に示されるように、窪みH2が設けられている。窪みH2は、ケーシングC2の外形形状に対応するように形成されており、当該窪みH2にはケーシングC2が嵌め込まれる。ケーシングC2は、窪みH2に嵌め込まれることにより、カートリッジCA2に保持されることとなる。窪みH2は、ケーシングC2を保持する保持部として機能する。
カートリッジCA2には、窪みH2に連通する貫通孔TH2が設けられている。貫通孔TH2は、窪みH2に嵌め込まれて保持されたケーシングC2と重なる位置に、ケーシングC2が保持される(嵌め込まれる)側の面から反対側の面に貫通して形成されている。窪みH2にケーシングC2が嵌め込まれた状態において貫通孔TH2に指又は器具等を挿入してケーシングC2を押すことにより、免疫クロマト試験具TE1と同様に、免疫クロマト試験具TE2がカートリッジCA2から押出されることとなる。このことは、免疫クロマト試験具TE2がカートリッジCA2から容易に取り外せるだけでなく、取り外す際に、検体点着ウィンドウAW2、観測用ウィンドウOW2及びその周辺部に、さらには各ウィンドウから免疫クロマト試験片IM2に直接触れてしまう恐れが非常に少なく、衛生的にも優れている。
カートリッジCA1,CA2の所定の部分(例えば、窪みH1,H2の底を規定する面等)には、対応する免疫クロマト試験具TE1,TE2を識別するための標識(文字、絵又は記号等)S1,S2が表示されている。また、カートリッジCA1,CA2の長辺に平行な側部の一方には、当該カートリッジCA1,CA2を後述する読取装置1に挿入する向きを規定するための窪みH3が形成されている。
次に、図6〜図9を参照して、読取装置1の構成を説明する。図6及び図7は、読取装置1を示す斜視図である。図8は、読取装置1に含まれる蓋体5を裏面側から見たときの概略平面図であり、図9は、蓋体5を取り外した状態の読取装置1を示す概略平面図である。なお、図6〜図17は、読取装置1にて、免疫クロマト試験具TE1に形成された呈色ラインCLを読み取る場合を図示している。
読取装置1は、免疫クロマト試験片IM1,IM2に形成された呈色ラインCLに測定光を照射し、その反射光の受光により呈色ラインCLの呈色度を測定する装置である。読取装置1は、図6に示されるように、上面が開口した箱形状を有する筐体3と、筐体3の開口を塞ぐ蓋体5とを有している。蓋体5には、測定結果等を表示するディスプレイ7及び測定動作を開始させるための操作ボタン9が配置されている。
筐体3の側面には、図7に示されるように、外部電源からの電源線が接続される電源端子11と、電源スイッチ13と、測定結果等のデータを外部機器、例えば情報処理機器等に出力するための外部出力端子15とが配置されている。また、筐体3の側面には、カートリッジCA1,CA2を読取装置1内に導入するための挿入口17が形成されている。
筐体3の底面には、挿入口17に連続するスリット19が設けられている。このスリット19は、図7に示されるように、カートリッジCA1,CA2が挿入口17から読取装置1に導入された状態において、カートリッジCA1,CA2に形成された貫通孔TH1,TH2が読取装置1から露出するように形成されている。そして、図10に示されているように、カートリッジCA1,CA2が導入された状態において貫通孔TH1,TH2にスリット19を通して指又は器具等を挿入してカートリッジCA1,CA2を引き出すことにより、カートリッジCA1,CA2が読取装置1から取り出されることとなる。
蓋体5の裏面には、図8に示されるように、読取装置1の動作等を制御するための制御回路部21と、ディスプレイ7の表示を制御するための表示回路部23と、操作ボタン9の操作状態に対応した信号を出力するための操作回路部25とが配置されている。筐体3内には、図9に示されるように、バッテリ27と、電源回路部29と、測定部31とが配置されている。
測定部31は、導入されたカートリッジCA1,CA2に保持された免疫クロマト試験具TE1,TE2に含まれる免疫クロマト試験片IM1,IM2に測定光を照射し、免疫クロマト試験具TE1,TE2からの反射光を検出するものであり、挿入口17に対応する位置に設けられている。この測定部31は、シャーシ33、光学ヘッド35、走査機構37等を含んでいる。
シャーシ33は、挿入口17に対応して設けられ、筐体3に固定されている。挿入口17から挿入されたカートリッジCA1,CA2は、図11に示されるように、シャーシ33内に導入されることとなる。なお、図11では、免疫クロマト試験具TE1を保持したカートリッジCA1がシャーシ33に導入された状態を示している。図11では、光学ヘッド35、走査機構37の図示を省略している。
シャーシ33は、導入されたカートリッジCA1,CA2の両側部の上方に位置し、光学ヘッド35とカートリッジCA1とが当接するのを防止する突片33aを有している。突片33aは、カートリッジCA1,CA2の導入方向に沿って伸びている。また、シャーシ33は、導入されたカートリッジCA1,CA2に保持された免疫クロマト試験具TE1,TE2の上方に位置するストッパ片33bも有している。このストッパ片33bは、免疫クロマト試験具TE1,TE2に当接して、カートリッジCA1,CA2を読取装置1から取り出そうとして貫通孔TH1,TH2に例えば指を挿入した時に、誤ってケーシングC1,C2(免疫クロマト試験具TE1,TE2)を押して免疫クロマト試験具TE1,TE2がカートリッジCA1,CA2から押出されて外れてしまうのを防止する。
光学ヘッド35には、図12に示されるように、導入されたカートリッジCA1,CA2に保持された免疫クロマト試験具TE1,TE2の免疫クロマト試験片IM1,IM2に測定光を照射する照射光学系41と、当該免疫クロマト試験片IM1,IM2からの反射光を検出する検出光学系51が設けられている。
照射光学系41は、一対の発光素子43a,43bと、発光素子43a,43bに対応して設けられた孔部45a,45bとを有している。本実施形態において、発光素子43a,43bとして半導体発光素子である発光ダイオード(LED)が用いられている。
発光素子43a,43bは、光学ヘッド35の走査方向(免疫クロマト試験片IM1,IM2に形成される呈色ラインCLと略直交する方向)に並設されて、光学ヘッド35に装着されている。発光素子43a,43bから出射した光は、孔部45a,45bを通り、光学ヘッド35から免疫クロマト試験片IM1,IM2に向けて出る。
孔部45aは、その一端側に発光素子43aが配置されており、当該一端側から光学ヘッド35の走査方向に沿って前方斜め下方に伸びるように形成されている。孔部45bは、その一端側に発光素子43bが配置されており、当該一端側から光学ヘッド35の走査方向に沿って後方斜め下方に伸びるように形成されている。各孔部45a,45bは、スリットとして機能し、その内径は、例えばφ1mm程度に設定されている。
検出光学系51は、図12に示されるように、受光素子53と、受光素子53に対応して設けられた孔部55とを有している。本実施形態において、受光素子53として半導体受光素子であるシリコン(Si)ホトダイオードが用いられている。
受光素子53は、光学ヘッド35の走査方向に見て、発光素子43aと発光素子43bとの中間に設けられており、光学ヘッド35に装着されている。免疫クロマト試験片IM1,IM2からの反射光は、孔部55を通り、受光素子53に入射する。
孔部55は、その一端側に受光素子53が配置されており、当該一端側から免疫クロマト試験片IM1,IM2に略直交する方向に伸びるように形成されている。各孔部55は、スリットとして機能し、その内径は、例えばφ0.5mm程度に設定されている。
ここで、カートリッジCA1,CA2の窪みH1,H2の深さは、照射光学系41の光軸と検出光学系51の光軸とが、当該窪みH1,H2に嵌め込まれた状態のケーシングC1,C2に保持された免疫クロマト試験片IM1,IM2の表面で交差するように設定されている。したがって、免疫クロマト試験具TE1,TE2の種類に拘わらず、光学ヘッド35の走査方向に見て後方側に位置する発光素子43a(照射光学系41)の光軸、光学ヘッド35の走査方向に見て前方側に位置する発光素子43b(照射光学系41)の光軸、及び、受光素子53(検出光学系51)の光軸は、図12に示されるように、免疫クロマト試験片IM1,IM2の表面で互いに交差することとなる。
なお、本実施形態においては一対の発光素子43a、43bが、カートリッジCA1,CA2の長手方向において受光素子53の光軸を中心軸として左右対照になるように配置されている。そのため、観測用ウィンドウOW1、OW2のカートリッジCA1,CA2の長手方向側でのエッジ部分近辺、詳しくは観測用ウィンドウOW1、OW2から露出された部分の免疫クロマト試験片IM1,IM2における、カートリッジCA1,CA2の長手方向側でのケーシングC1、C2との境界近辺に呈色ラインCLがあっても、発光素子43a、43bの出射した光のうち、少なくともどちらか片方が必ず呈色ラインCLに照射される。このように呈色ラインCLの検出領域が広くなっているので、より様々なタイプのケーシングに対応することができる。
走査機構37は、図9に示されるように、光学ヘッド35を免疫クロマト試験片IM1,IM2に形成される呈色ラインCLを直角に横切る走査方向に摺動自在に案内する一対のガイドレール61と、駆動モータ63と、駆動モータ63の駆動力を光学ヘッド35に伝達するクランク機構部65とを有している。走査機構37は、光学ヘッド35を上記走査方向に往復移動させる。ガイドレール61は、カートリッジCA1,CA2の導入方向に沿って伸びた状態で、シャーシ33に固定されている。駆動モータ63も、シャーシ33に固定されている。
この走査機構37では、クランク機構部65によって駆動モータ63の回転運動が往復運動に変換されて光学ヘッド35に伝えられ、当該光学ヘッド35が左右一対のガイドレール61に案内されて走査方向に移動する。その結果、光学ヘッド35がシャーシ33に対して免疫クロマト試験片IM1,IM2に形成された呈色ラインCLを直角に横切る走査方向に移動する。本実施形態においては、駆動モータ63が一回転すると、光学ヘッド35が一往復することとなる。なお、駆動モータ63の駆動力を光学ヘッド35に伝達する機構は、上記クランク機構部65に限ることなく、ラック&ピニオン機構等の動力伝達機構を用いることができる。
走査機構37の駆動モータ63は、駆動回路部(図示せず)を通して制御回路部21に接続されており、制御回路部21から出力された信号に基づいて駆動する。制御回路部21は、走査機構37の駆動モータ63の回転制御を行う。
発光素子43a,43bは、制御回路部21から出力された信号に基づいて発光する。制御回路部21は、駆動モータ63の回転により光学ヘッド35が走査方向に移動する間、発光素子43a,43bを点灯して測定光(スリット光)をケーシングC1,C2の観測用ウィンドウOW1,OW2に露出する免疫クロマト試験片IM1,IM2の検出部IM1b,IM2b上に照射させる。
ところで、ケーシングC1,C2自体に測定光を照射する領域(図13(a)及び(b)における領域R1,R2,R4,R6,R7)においては、図14〜図16に示されるように、発光素子43a,43bから照射される測定光は、呈色ラインCLの呈色度の測定には寄与しない。特に、本実施形態においては、様々な大きさ・形状の免疫クロマト試験片及びケーシングに対応するために、走査領域を大きく取ってあるため、呈色ラインCLの呈色度の測定には寄与しない部分にかかる時間の短縮が、測定時間の短縮につながる。このため、ケーシングC1,C2自体に測定光を照射する領域と、ケーシングC1,C2に形成された観測用ウィンドウOW1,OW2を通して測定光を照射する領域(図13(a)及び(b)における領域R3,R5)とで、光学ヘッド35の移動速度を変えることで、測定時間の短縮を図ることができる。
具体的には、走査機構37(駆動モータ63)は、制御回路部21からの出力信号に基づいて、光学ヘッド35を、ケーシングC1,C2に形成された観測用ウィンドウOW1,OW2を通して測定光を照射する領域R3,R5において第1の速度で移動させる。一方、走査機構37は、制御回路部21からの出力信号に基づいて、光学ヘッド35を、ケーシングC1,C2自体に測定光を照射する領域R1,R2,R4,R6,R7において、第1の速度よりも早い第2の速度で移動させる。
受光素子53の出力は、制御回路部21に接続されている。制御回路部21には、発光素子43a,43bの点灯により免疫クロマト試験片IM1,IM2の検出部IM1b,IM2bから反射する反射光を受光した受光素子53からの検出信号が入力される。
そして、制御回路部21は、検出結果をディスプレイ7に表示するように表示回路部23へ信号を出力したり、外部出力端子15を通して検出結果を外部情報処理機器へ出力する。ディスプレイ7に表示される検出結果としては、受光素子53からの検出信号に基づいて作成された測定光の吸光プロファイル(図17を参照)、発色した呈色ラインCLからの反射光の出力信号強度To、発色のない部分からの反射光の出力信号強度Ti、あるいは、免疫クロマト試験片IM1,IM2の発色した呈色ラインCLの吸光度ABS(ABS=log(Ti/To))等がある。また、受光素子53からの検出信号に基づいたデータを制御回路部21から外部出力端子15を通して外部情報処理機器に出力し、当該外部情報処理機器において、測定光の吸光プロファイルの作成、吸光度ABSの算出等を行うようにしてもよい。そして、予め作成された検量特性線図を参照することにより、算出した吸光度ABSに応じて検体中に含まれる抗原(または抗体)の総量(濃度)を求めることができる。
上述した構成を有する読取装置1を使用して免疫クロマト試験片に形成された呈色ラインCLを読み取るには、まず、いずれかの免疫クロマト試験具(例えば、上記免疫クロマト試験具TE1)と免疫クロマト試験具TE1に対応するカートリッジCA1を用意し、図5(a)に示したように、免疫クロマト試験具TE1をカートリッジCA1の窪みH1に嵌め込み、保持させる。次に、免疫クロマト試験具TE1が保持されたカートリッジCA1を挿入口17から挿入し、免疫クロマト試験片IM1の検体点着ウィンドウAW1が読取装置1の外部に露出するように読取装置1に導入する。
このような準備の後、検体をケーシングC1の検体点着ウィンドウAW1から免疫クロマト試験片IM1の検体点着部IM1aに滴下する。これにより、検体が免疫クロマト試験片IM1の検出部IM1bへ向かって展開し、検出部IM1bに帯状に塗布された抗体(または抗原)との間で検体中の抗原(または抗体)が抗原抗体反応を起こしてトラップされることにより、色素により発色した呈色ラインCLが形成される。検体の滴下後、免疫クロマト試験具TE1が保持されたカートリッジCA1を免疫クロマト試験片IM1に測定光が照射される位置まで読取装置1に導入する。
次に、操作ボタン9を操作し、制御回路部21によって発光素子43a,43bを点灯させると共に、駆動モータ63を回転させる。この操作に伴い、光学ヘッド35が走査方向に沿って移動を開始すると共に、測定光(スリット光)がケーシングC1の観測用ウィンドウOW1を通して免疫クロマト試験片IM1の検出部IM1bに照射され、スリット光像が免疫クロマト試験片IM1の検出部IM1b上を走査方向に移動することとなる。そして、受光素子53が、免疫クロマト試験片IM1の検出部IM1bから反射する反射光を受光して検出信号を制御回路部21に出力する。
検出信号を取得した制御回路部21は、例えば図17に示したような測定光の吸光プロファイルを作成し、この吸光プロファイルから、発色した呈色ラインCLからの反射光の出力信号強度To、発色のない部分からの反射光の出力信号強度Tiを求め、ディスプレイ7に表示させる。
このようにして、本実施形態の読取装置1によれば、カートリッジCA1に保持された免疫クロマト試験具TE1の免疫クロマト試験片IM1の検出部IM1bに形成された呈色ラインCLが読み取られることとなる。
以上のように、本実施形態では、免疫クロマト試験具TE1,TE2(ケーシングC1,C2)を保持部としての窪みH1,H2に保持したカートリッジCA1,CA2が免疫クロマト試験片IM1,IM2に測定光が照射される位置まで導入されることとなる。また、免疫クロマト試験具TE1,TE2を保持したカートリッジCA1,CA2は、測定後、免疫クロマト試験片IM1,IM2に測定光が照射される位置から取り出される。したがって、外形形状が異なる複数のケーシングC1,C2毎に対応する、同じ外形形状を有するカートリッジCA1,CA2を用意しておくことで、同一の読取装置1によって、それぞれのケーシングC1,C2に対応することができ、ケーシングC1,C2の外形形状に拘わらず、当該ケーシングC1,C2に保持された免疫クロマト試験片IM1,IM2に形成された呈色ラインCLを適切に読み取ることができる。
また、本実施形態において、カートリッジCA1,CA2には、ケーシングC1,C2の外形形状に対応するように窪みH1,H2が形成されている。これにより、ケーシングC1,C2を確実に保持し得る構成の保持部を簡易且つ低コストに実現することができる。
また、本実施形態において、免疫クロマト試験片IM1,IM2に測定光を照射する照射光学系41と、照射光学系41からの測定光による免疫クロマト試験片IM1,IM2からの反射光を検出する検出光学系51と、を更に備え、窪みH1,H2の深さは、照射光学系41の光軸と検出光学系51の光軸とが、当該窪みH1,H2に嵌め込まれた状態のケーシングC1,C2に保持された免疫クロマト試験片IM1,IM2の表面で交差するように設定されている。
外形形状と同様に、ケーシングC1,C2内における免疫クロマト試験片IM1,IM2の当該免疫クロマト試験片IM1,IM2の表面に垂直な方向での位置がケーシングC1,C2の種類毎に異なっている場合がある。この場合、ケーシングC1,C2内における免疫クロマト試験片IM1,IM2の当該免疫クロマト試験片IM1,IM2の表面に垂直な方向での位置によっては、測定光が免疫クロマト試験片の呈色領域に適切に照射されず、免疫クロマト試験片からの反射光が免疫クロマト試験片の呈色度を適切に表したものではなくなる惧れがある。
しかしながら、窪みH1,H2の深さを、照射光学系41の光軸と検出光学系51の光軸とが、当該窪みH1,H2に嵌め込まれた状態のケーシングC1,C2に保持された免疫クロマト試験片IM1,IM2の表面で交差するように設定することにより、ケーシングC1,C2内における免疫クロマト試験片IM1,IM2の当該免疫クロマト試験片IM1,IM2の表面に垂直な方向での位置に拘わらず、免疫クロマト試験片IM1,IM2からの反射光が適切に検出光学系51に入射することとなる。この結果、免疫クロマト試験片IM1,IM2に形成された呈色ラインClをより一層適切に読み取ることができる。
また、本実施形態において、カートリッジCA1,CA2には、窪みH1,H2に保持されたケーシングC1,C2と重なる位置に、ケーシングC1,C2が保持される側の面から反対側の面に貫通する貫通孔TH1,TH2が形成されている。これにより、ケーシングC1,C2をカートリッジCA1,CA2から容易に取り外すことができるだけでなく、取り外す際に、検体点着ウィンドウAW1、AW2、観測用ウィンドウOW1、OW2及びその周辺部に、さらには各ウィンドウから免疫クロマト試験片IM1、IM2に直接触れてしまう恐れが非常に少なく、衛生的にも優れている。
また、本実施形態において、読取装置1の筐体3にはスリット19が形成されており、カートリッジCA1,CA2が導入された状態において、カートリッジCA1,CA2に形成された貫通孔TH1,TH2がスリット19を通して露出する。このように構成した場合、カートリッジCA1,CA2を免疫クロマト試験片IM1,IM2に測定光が照射される位置から容易に取り出すことができる。
また、本実施形態において、照射光学系41と、検出光学系51と、照射光学系41及び検出光学系51が設けられる光学ヘッド35と、導入されたカートリッジCA1,CA2と光学ヘッド35とを相対移動させる走査機構37とを備えている。これにより、光学ヘッド35に照射光学系41及び検出光学系51が装着されていると、構造が簡素となり、しかも、光学ヘッド35を走査方向に移動させる場合の走査機構37が1系統で済み、走査機構37の構造やその制御系の構成が簡単となる。
また、本実施形態において、走査機構37は、導入されたカートリッジCA1,CA2と光学ヘッド35とを、ケーシングC1,C2に形成された観測用ウィンドウOW1,OW2を通して測定光を照射する領域R3,R5において第1の速度で相対移動させ、ケーシングC1,C2自体に測定光を照射する領域R1,R2,R4,R6,R7において第1の速度よりも早い第2の速度で相対移動させる。これにより、測定光の照射が不必要な領域R1,R2,R4,R6,R7での光学ヘッド35とカートリッジCA1,CA2(ケーシングC1,C2)との相対速度が早くなり、測定時間を短縮することができ、高速化を図ることができる。
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。たとえば、本実施形態においては、光学ヘッド35を移動させることで、導入されたカートリッジCA1,CA2と光学ヘッド35とを相対移動させているが、カートリッジCA1,CA2を移動させるように構成してもよい。また、照射光学系41と検出光学系51とを別々の光学ヘッドに設けるようにしてもよい。
また、本実施形態においては、免疫クロマト試験具TE1,TE2(ケーシングC1,C2)を保持部としてカートリッジCA1,CA2に窪みH1,H2を形成しているが、保持部の構成としては、この窪みH1,H2に限られるものではない。たとえば、カートリッジCA1,CA2に免疫クロマト試験具TE1,TE2のケーシングC1,C2に係合する起立片を立設して、当該起立片を保持部としてもよい。また、カートリッジCA1,CA2の種類は、上述した2種類に限られることなく、各種免疫クロマト試験具に対応させて設けるようにしてもよい。また、本実施形態においては、ともに長方形状の免疫クロマト試験片とケーシングを用いたが他の形状であっても構わない。たとえば、三角形状や円状のものであってもよい。
また、本実施形態においては、検出光学系51(受光素子53)にて免疫クロマト試験片IM1,IM2に照射された測定光の反射光を受光し、免疫クロマト試験片IM1の検出部IM1bに形成された呈色ラインCLを読み取るようにしているが、これに限られることなく、検出光学系51(受光素子53)にて免疫クロマト試験片IM1,IM2に照射された測定光の透過光を受光して、呈色ラインCLを読み取るようにしてもよい。
また、本実施形態においては、カートリッジCA1,CA2の窪みH1,H2の深さによって、照射光学系41の光軸と検出光学系51の光軸とが、当該窪みH1,H2に嵌め込まれた状態のケーシングC1,C2に保持された免疫クロマト試験片IM1,IM2の表面で交差するように設定されているが、これに限られることなく、光学ヘッド35の高さを変えることによって、照射光学系41の光軸と検出光学系51の光軸とが、当該窪みH1,H2に嵌め込まれた状態のケーシングC1,C2に保持された免疫クロマト試験片IM1,IM2の表面で交差するように設定してもよい。
(a)は免疫クロマト試験具の一例を示す平面図であり、(b)は免疫クロマト試験具の一例を示す斜視図である。 (a)は免疫クロマト試験具の一例を示す平面図であり、(b)は免疫クロマト試験具の一例を示す斜視図である。 (a)はカートリッジの一例を示す平面図であり、(b)はカートリッジの一例を示す斜視図であり、(c)はカートリッジの一例を示す正面図である。 (a)はカートリッジの一例を示す平面図であり、(b)はカートリッジの一例を示す斜視図であり、(c)はカートリッジの一例を示す正面図である。 免疫クロマト試験具及びカートリッジの一例を示す斜視図であり、(a)は免疫クロマト試験具がカートリッジに保持された状態を示し、(b)は免疫クロマト試験具がカートリッジから取り外された状態を示す。 読取装置を示す斜視図である。 読取装置を示す斜視図である。 読取装置に含まれる蓋体を裏面側から見た概略平面図である。 蓋体を取り外した状態の読取装置を示す概略平面図である。 読取装置からカートリッジを取り出す状態を示す斜視図である。 シャーシにカートリッジが導入された状態を示す平面図である。 光学ヘッドを示す概略断面図である。 (a)は免疫クロマト試験具の一例を示す平面図であり、(b)は免疫クロマト試験具の一例を示す側面図である。 移動中の光学ヘッドを示す概略断面図である。 移動中の光学ヘッドを示す概略断面図である。 移動中の光学ヘッドを示す概略断面図である。 免疫クロマト試験片の反射光の吸光プロファイルを示す線図である。
符号の説明
1…読取装置、17…挿入口、19…スリット、31…測定部、33…シャーシ、35…光学ヘッド、37…走査機構、41…照射光学系、43a,43b…発光素子、51…検出光学系、53…受光素子、61…ガイドレール、63…駆動モータ、65…クランク機構部、C1,C2…ケーシング、CA1,CA2…カートリッジ、CL…呈色ライン、H1,H2…窪み、IM1,IM2…免疫クロマト試験片、IM1b,IM2b…検出部、OW1,OW2…観測用ウィンドウ、TE1,TE2…免疫クロマト試験具、TH1,TH2…貫通孔。

Claims (6)

  1. ケーシング内に保持された免疫クロマト試験片に測定光を照射し、前記測定光の照射による前記免疫クロマト試験片からの光を検出する免疫クロマト試験片の読取装置であって、
    前記ケーシングを保持する保持部を有するカートリッジを備え、
    前記カートリッジは、前記免疫クロマト試験片に前記測定光が照射される位置まで着脱自在に導入され、
    前記カートリッジには、前記保持部に保持された前記ケーシングと重なる位置に、前記ケーシングが保持される側の面から反対側の面に貫通する孔が形成されており、
    前記カートリッジが導入された状態において、前記カートリッジに形成された前記孔が露出しており、
    前記保持部は、前記ケーシングの側面全周に渡って前記ケーシングを囲み、かつ前記ケーシングの外形形状に対応するように、前記カートリッジに形成された窪みであることを特徴とする免疫クロマト試験片の読取装置。
  2. 前記カートリッジは、前記ケーシングの全体が前記読取装置内に位置するように導入されることを特徴とする請求項1に記載の免疫クロマト試験片の読取装置。
  3. 前記免疫クロマト試験片に前記測定光を照射する照射光学系と、
    前記照射光学系からの前記測定光による前記免疫クロマト試験片からの反射光を検出する検出光学系と、を更に備え、
    前記窪みの深さは、前記照射光学系の光軸と前記検出光学系の光軸とが、当該窪みに嵌め込まれた状態の前記ケーシングに保持された前記免疫クロマト試験片の表面で交差するように設定されていることを特徴とする請求項2に記載の免疫クロマト試験片の読取装置。
  4. ケーシング内に保持された免疫クロマト試験片に測定光を照射し、前記測定光の照射による前記免疫クロマト試験片からの光を検出する免疫クロマト試験片の読取装置であって、
    前記ケーシングを保持する保持部を有するカートリッジと、
    前記免疫クロマト試験片に前記測定光を照射する照射光学系と、
    前記免疫クロマト試験片からの前記光を検出する検出光学系と、
    前記照射光学系及び前記検出光学系が設けられる光学ヘッドと、
    導入された前記カートリッジと前記光学ヘッドとを相対移動させる走査機構と、を備え、
    前記カートリッジは、前記免疫クロマト試験片に前記測定光が照射される位置まで着脱自在に導入され、 前記走査機構は、前記カートリッジと前記光学ヘッドとを、前記ケーシングに形成されたウィンドウを通して前記免疫クロマト試験片に前記測定光を照射する領域において第1の速度で相対移動させ、前記ケーシングに前記測定光を照射する領域において前記第1の速度よりも速い第2の速度で相対移動させ、
    前記保持部は、前記ケーシングの側面全周に渡って前記ケーシングを囲み、かつ前記ケーシングの外形形状に対応するように、前記カートリッジに形成された窪みであることを特徴とする免疫クロマト試験片の読取装置。
  5. 前記カートリッジは、前記ケーシングの全体が前記読取装置内に位置するように導入されることを特徴とする請求項4に記載の免疫クロマト試験片の読取装置。
  6. 前記検出光学系は、前記免疫クロマト試験片からの反射光を検出し、
    前記窪みの深さは、前記照射光学系の光軸と前記検出光学系の光軸とが、当該窪みに嵌め込まれた状態の前記ケーシングに保持された前記免疫クロマト試験片の表面で交差するように設定されていることを特徴とする請求項5に記載の免疫クロマト試験片の読取装置。
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