JP4210359B2

JP4210359B2 - Dental impression material composition

Info

Publication number: JP4210359B2
Application number: JP01017298A
Authority: JP
Inventors: 真司堀江; 憲二水野
Original assignee: Nissin Dental Products Inc
Current assignee: Nissin Dental Products Inc
Priority date: 1998-01-22
Filing date: 1998-01-22
Publication date: 2009-01-14
Anticipated expiration: 2018-01-22
Also published as: JPH11209215A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、歯科用印象材に関するものである。更に詳しくは、本発明は、吸水性を改良し消毒、殺菌を可能とした歯科用印象材に関する。
【０００２】
【従来の技術】
アルギン酸塩印象材は、アルギン酸塩が硫酸カルシウムなどとのゲル化反応によってゲル化してゲル状硬化体を生じることを利用したものであって、アルギン酸塩、ゲル化反応剤および充填剤から主として構成される組成物が使用されており、アルギン酸塩印象材は、人体に対する毒性がなく、適度の弾性を有するため、歯科治療において型取り材として広く使用されている。
【０００３】
一方、歯科治療において、口腔内の印象採得による感染症を防止したいという使用者の要請が強くなっており、印象を採得した印象材の消毒、殺菌が重要な課題となっている。
しかし、アルギン酸塩印象材は、吸水性が大きく、消毒液に浸漬して処理を行なうと変形が生じ、忠実な石膏模型を形成することができないという問題がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、吸水性が抑制され、消毒液に浸漬して消毒、殺菌を行なうことが可能な印象材を提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、かかる目的を達成するために鋭意検討した結果、硫酸カルシウム成分に半水塩を加えることによって吸水率が低下することが見出された。しかしながらこの系は、ゲル化時間の初期の経時変化が大きく、実用には適さないことが判明し、さらに鋭意検討した結果、必須成分として硫酸カリウムを硫酸カルシウムの半水塩と共存させることによりゲル化時間の初期の経時変化が改善されることを見出し、本発明に至ったものである。
【０００６】
すなわち、本発明は、下記成分（ａ）〜成分（ｄ）からなる歯科用印象材組成物を提供するものである。
（ａ）アルギン酸塩５〜２５重量％
（ｂ）硫酸カルシウム２水塩／硫酸カルシウム
半水塩の含有比が重量比で９０／１０〜
１０／９０である硫酸カルシウム５〜３０重量％
（ｃ）硫酸カリウム０．００５〜５重量％
（ｄ）充填剤４０〜８９．９重量％
【０００７】
【発明の実施の形態】
本発明の必須成分であるアルギン酸塩としては、一般に使用されるナトリウム、カリウム、アンモニウムまたはトリエタノールアミン等の水溶性の塩が挙げられる。これらはいくつか混合して使用しても良い。なかでもナトリウム塩とカリウム塩の混合系は好ましい組み合わせの一つである。また使用量としては、印象材粉末組成物換算で５〜２５重量％である。
【０００８】
本発明の必須成分である硫酸カルシウムは、水の存在下でアルギン酸塩とゲル化反応をするゲル化反応剤として機能する成分である。本発明においては、硫酸カルシウムとして、硫酸カルシウム２水塩／硫酸カルシウム半水塩の重量比が９０／１０〜１０／９０の割合で硫酸カルシウム２水塩と硫酸カルシウム半水塩とを含有する硫酸カルシウムが使用される。かかる硫酸カルシウムを使用することによって、ゲル化反応速度を低下することなく吸水性を抑制することができる。
【０００９】
使用量としては、印象材粉末組成換算として５〜３０重量％である。２水塩／半水塩の比率は、所望する吸水性によって調整されるが、重量比率で１０：９０〜９０：１０、好ましくは３０：７０〜９０：１０である。さらに好ましくは３５：６５〜８５：１５である。半水塩が前記範囲より少ないと、吸水率を小さくさせるという本発明の一つの効果が少なくなる。半水塩が前記範囲より多すぎると、ゲル化反応速度が遅くなり、印象材として歯牙等の型どりに臨床使用する際、口腔内での保持時間が長くなり、患者の負担が大きくなる。
【００１０】
本発明の必須成分である硫酸カリウムは、無色あるいは白色の粉末で、硫酸カルシウム2水塩の水に対する溶解性より高い溶解性を示すので好ましい。
【００１１】
使用量としては、印象材粉末組成物換算で０．００５〜５重量％である。さらに好ましくは０．０３〜３重量％である。添加量が前記範囲より少ない場合は、石膏との適合性の改良効果が十分でなく、添加量が多いと、他の印象材の品質、例えば吸水率の低下やゲル化時間の不安定化等、悪影響を及ぼし好ましくない。また金属フツ化物やケイフツ化物との併用も好ましい形態である。具体的には、ヘキサフルオロチタン酸ナトリウム、ヘキサフルオロチタン酸カリウム、ヘキサフルオロジルコン酸カリウム等が挙げられる。使用量は、アルギン酸塩、硫酸カルシウムの２水塩及び半水塩、硫酸カリウム及び充填剤からなる印象材組成物１００重量部に対して０．１〜５重量部、好ましくは０．３〜３重量部である。
【００１２】
また、本発明歯科用アルギン酸塩印象材には充填剤が配合される。具体的には、珪藻土、タルク、シリカ、炭酸カルシウム、マイカ等が挙げられる。好ましい充填剤は珪藻土である。珪藻土は通常微粉末が使用されるが、粒子の形状としては種々のものが使用できる。なかでも粒子形状として顕微鏡で観察して円盤状のものと桿状のものの組み合わせが好ましい形態の一つである。使用量としては、印象材粉末換算として４０〜８９．９重量％、好ましくは４５〜８５重量％である。
【００１３】
その他、界面活性剤、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、流動パラフィン等の粉塵防止剤、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、水酸化アルミニウム等の金属酸化物、金属水酸化物、着色剤、香料等の添加剤を必要に応じ配合してよい。
【００１４】
一般に歯科用アルギン酸塩印象材はＪＩＳ規格でその基本物性が規定されている。これを満足するために、必須成分以外に、適当な材料を配合しても良い。例えば、ゲル化時間の調整には、一般にゲル化調整剤あるいはゲル化遅延剤を使用する。アルギン酸塩と硫酸カルシウムとの、いわゆるゲル化反応による硬化時間を調整するもので、印象材として他の品質に悪影響を及ぼさないものを選べばよい。一般的には、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属の第３リン酸塩、ピロリン酸塩、トリポリリン酸塩、ヘキサメタリン酸塩等のリン酸塩、珪酸塩、炭酸塩、シュウ酸塩等が挙げられる。これらは通常微粉末で使用され、使用量は、アルギン酸塩、硫酸カルシウムの２水塩及び半水塩、硫酸カリウム及び充填剤からなる印象材組成物１００重量部に対して０．０１〜５重量部程度である。
【００１５】
本発明の印象材の製造方法については、特に限定されずに公知の方法から適宜選択して使用することができる。全ての原料を同時に混合機に投入、混合しても良いし、目的に応じて分割混合を実施することも出来る。印象材の形態としては粉末状でもペースト状でも良い。また、市販の粉末状あるいはペースト状の歯科用アルギン酸塩印象材を適宜選び、これに、含有されていない本発明の必須成分である硫酸カルシウム半水塩及び硫酸カリウムを混合しても良い。
【００１６】
本発明印象材の具体的な使用の形態は、歯科用印象材としての形態と同様で粉末状あるいはペースト状が一般的である。
【００１７】
【実施例】
以下実施例によって本発明を更に詳しく記述するが、以下の実施例は本発明を制限するものではなく、本趣旨を逸脱しない範囲で変更すべきところは全て本発明に包含される。
表−１、表−２に示す配合割合で各成分を配合し、均一となるようにミキサーでよく混合して印象材粉末を得た。得られた印象材を２３℃、相対湿度５０％の雰囲気中に一晩放置した。印象材の品質評価は、印象材粉末に、２．５倍量の蒸留水を加えて練和して印象材ペーストを調製し、これを用いて実施した。評価試験は、２３℃、相対湿度５０％の室温条件にて評価した。ゲル化時間はＪＩＳＴ６５０５（歯科用アルギン酸塩印象材）に準拠して評価した。またその経時変化は、促進試験として、４５℃の恒温槽にアルミニウムラミ袋に密閉した印象材を所定時間（１週間）放置した後、ゲル化時間を評価した。
【００１８】
吸水率の評価は、ゲル化した印象材の重量変化率として示した。具体的には、内径３０ｍｍ、高さ５ｍｍの円筒に気泡等を含まぬように印象材ペーストを詰め、上下を平滑な板で挟み、表面を平滑にゲル化させた。このゲル体重量を正確に秤量し、秤量後４０ｇの蒸留水にゲル体を浸漬させ所定時間（３０分）後に取り出して濾紙にて表面に付着した水を軽く拭き取った後、再度正確に秤量し、初期重量に対する重量変化率を算出した。
【００１９】
結果を表−１、表−２に示した。なお、ゲル化時間を歯科用印象材として適当な時間に合わせる為、組成毎にゲル化調整剤を適宜多少増減させたが、吸水率の値には影響無かった。
【００２０】
実施例１〜３は、本発明の必須成分の組み合わせで、硫酸カルシウムの２水塩と半水塩の比率を変化させた例である。実施例１〜３は、比較例１に較べ吸水率が大幅に改良されており、且つゲル化時間の経時変化が少なく、本発明の効果が明らかである。比較例１は、本発明の必須成分である硫酸カルシウム半水塩と硫酸カリウムが欠如している場合で、吸水率が高い。比較例２は、カルシウム塩以外の無機硫酸塩のみ欠如している例で、吸水率は良好であるがゲル化時間の大きな経時変化がみられる。比較例３は、硫酸カルシウムの半水塩のみ欠如している場合で、比較例１よりもさらに吸水率が高くなっている。
【００２１】
【表１】

【００２２】
【表２】

【００２３】
【発明の効果】
本発明の歯科用印象材組成物は、吸水率が低く、消毒等の際の水中での寸法変化の少ない印象を提供できる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a dental impression material. More specifically, the present invention relates to a dental impression material that improves water absorption and enables disinfection and sterilization.
[0002]
[Prior art]
The alginate impression material utilizes the fact that alginate gels by a gelation reaction with calcium sulfate or the like to produce a gel-like cured product, and is mainly composed of an alginate, a gelation reagent and a filler. The alginate impression material is not toxic to the human body and has moderate elasticity, and is therefore widely used as a mold material in dental treatment.
[0003]
On the other hand, in dental treatment, there has been a strong demand for users to prevent infection caused by taking an impression in the oral cavity, and disinfection and sterilization of the impression material that has taken the impression has become an important issue.
However, the alginate impression material has a problem that it has a large water absorption property and is deformed when treated by being immersed in a disinfecting solution, so that a faithful plaster model cannot be formed.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention provides an impression material that is suppressed in water absorption and can be sterilized and sterilized by being immersed in a disinfecting solution.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies to achieve the above object, the present inventors have found that the water absorption rate is reduced by adding hemihydrate to the calcium sulfate component. However, this system was found to be unsuitable for practical use due to the large initial change in gelation time, and as a result of further intensive studies, the gel was obtained by coexisting potassium sulfate with calcium sulfate hemihydrate as an essential component. The present inventors have found that the change with time of the initial time of the conversion time is improved, and have reached the present invention.
[0006]
That is, the present invention provides a dental impression material composition comprising the following components (a) to (d).
(A) Alginate 5 to 25% by weight
(B) The content ratio of calcium sulfate dihydrate / calcium sulfate hemihydrate is 90/10 by weight.
10/90 calcium sulfate 5-30% by weight
(C) Potassium sulfate 0.005-5% by weight
(D) Filler 40-89.9% by weight
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Examples of the alginate which is an essential component of the present invention include water-soluble salts such as sodium, potassium, ammonium or triethanolamine which are generally used. Some of these may be used in combination. Among these, a mixed system of sodium salt and potassium salt is one of preferred combinations. The amount used is 5 to 25% by weight in terms of impression material powder composition.
[0008]
Calcium sulfate, which is an essential component of the present invention, is a component that functions as a gelling reagent that gels with alginate in the presence of water. In the present invention, the sulfuric acid containing calcium sulfate dihydrate and calcium sulfate hemihydrate at a weight ratio of 90/10 to 10/90 as calcium sulfate dihydrate / calcium sulfate hemihydrate as calcium sulfate. Calcium is used. By using such calcium sulfate, water absorption can be suppressed without lowering the gelation reaction rate.
[0009]
As a usage-amount, it is 5-30 weight% in conversion of an impression material powder composition. The ratio of dihydrate / hemihydrate is adjusted according to the desired water absorption, but is 10:90 to 90:10, preferably 30:70 to 90:10 by weight. More preferably, it is 35: 65-85: 15. When the amount of hemihydrate is less than the above range, one effect of the present invention of reducing the water absorption rate is reduced. If the amount of hemihydrate is more than the above range, the gelation reaction rate becomes slow, and when it is used clinically as an impression material for shaping a tooth or the like, the retention time in the oral cavity becomes long, and the burden on the patient increases.
[0010]
Potassium sulfate is an essential component of the present invention is a colorless or white powder, it has preferably exhibits high solubility than the water solubility of calcium sulfate salt.
[0011]
As a usage-amount, it is 0.005 to 5 weight% in conversion of an impression material powder composition. More preferably, it is 0.03 to 3 weight%. If the amount added is less than the above range, the effect of improving the compatibility with gypsum is not sufficient, and if the amount added is large, the quality of other impression materials, such as a decrease in water absorption or destabilization of the gel time, etc. This is undesirable because it has an adverse effect. Moreover, the combined use with a metal fluoride or a calcium fluoride is also a preferable form. Specific examples include sodium hexafluorotitanate, potassium hexafluorotitanate, and potassium hexafluorozirconate. The amount used is 0.1 to 5 parts by weight, preferably 0.3 to 3 parts per 100 parts by weight of the impression material composition comprising alginate, calcium sulfate dihydrate and hemihydrate, potassium sulfate and filler. Parts by weight.
[0012]
Moreover, a filler is mix | blended with this invention dental alginate impression material. Specific examples include diatomaceous earth, talc, silica, calcium carbonate, mica and the like. A preferred filler is diatomaceous earth. As diatomaceous earth, fine powder is usually used, but various particles can be used. Among these, a combination of a disk shape and a bowl shape observed with a microscope as a particle shape is one of preferred forms. The amount used is 40 to 89.9 wt%, preferably 45 to 85 wt% in terms of impression material powder.
[0013]
In addition, addition of surfactant, ethylene glycol, polyethylene glycol, polypropylene glycol, dust prevention agents such as liquid paraffin, metal oxides such as magnesium oxide, zinc oxide and aluminum hydroxide, metal hydroxides, colorants, fragrances, etc. You may mix | blend an agent as needed.
[0014]
Generally, the basic physical properties of dental alginate impression materials are defined by JIS standards. In order to satisfy this, an appropriate material may be blended in addition to the essential components. For example, a gelation modifier or a gel retarder is generally used to adjust the gelation time. What adjusts the curing time by a so-called gelation reaction between alginate and calcium sulfate, and may select an impression material that does not adversely affect other qualities. Generally, tertiary phosphates of alkali metals such as sodium and potassium, pyrophosphates, tripolyphosphates, phosphates such as hexametaphosphates, silicates, carbonates, oxalates, and the like. These are usually used in fine powders, and the amount used is 0.01 to 5 weights with respect to 100 parts by weight of the impression material composition comprising alginate, calcium sulfate dihydrate and hemihydrate, potassium sulfate and filler. About a part.
[0015]
About the manufacturing method of the impression material of this invention, it can select and use suitably from a well-known method, without being specifically limited. All the raw materials may be charged into the mixer at the same time and mixed, or divided and mixed according to the purpose. The form of the impression material may be powder or paste. Further, a commercially available powdery or paste-like dental alginate impression material may be selected as appropriate, and calcium sulfate hemihydrate and potassium sulfate, which are not essential components of the present invention, may be mixed therewith.
[0016]
The form of specific use of the impression material of the present invention is the same as that of a dental impression material, and is generally in the form of powder or paste.
[0017]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail by way of examples. However, the following examples are not intended to limit the present invention, and all modifications that are within the scope of the present invention are included in the present invention.
Each component was blended at the blending ratios shown in Table-1 and Table-2, and mixed well with a mixer so as to obtain a uniform impression material powder. The resulting impression material was left overnight in an atmosphere of 23 ° C. and 50% relative humidity. The quality evaluation of the impression material was carried out using an impression material powder prepared by adding 2.5 times the amount of distilled water to the impression material powder and kneading it. The evaluation test was performed under room temperature conditions of 23 ° C. and a relative humidity of 50%. Gelation time was evaluated according to JIST 6505 (dental alginate impression material). As the accelerated test, the gelation time was evaluated after leaving the impression material sealed in an aluminum lami bag in a 45 ° C. constant temperature bath for a predetermined time (one week).
[0018]
The evaluation of water absorption was shown as the weight change rate of the gelled impression material. Specifically, an impression material paste was packed in a cylinder having an inner diameter of 30 mm and a height of 5 mm so as not to include bubbles and the like, and the upper and lower sides were sandwiched between smooth plates so that the surface was gelled smoothly. This gel body weight is accurately weighed, and after weighing, the gel body is immersed in 40 g of distilled water, taken out after a predetermined time (30 minutes), and after lightly wiping off the water adhering to the surface with filter paper, it is weighed accurately again. The weight change rate with respect to the initial weight was calculated.
[0019]
The results are shown in Tables 1 and 2. In order to adjust the gelation time to an appropriate time as a dental impression material, the gelation modifier was appropriately increased or decreased for each composition, but the water absorption value was not affected.
[0020]
Examples 1 to 3 are examples in which the ratio of calcium sulfate dihydrate and hemihydrate was changed with a combination of essential components of the present invention. In Examples 1 to 3, the water absorption is significantly improved as compared with Comparative Example 1, and the change over time in gelation time is small, so that the effect of the present invention is clear. Comparative Example 1 is a case where calcium sulfate hemihydrate and potassium sulfate, which are essential components of the present invention, are lacking, and has a high water absorption rate. Comparative Example 2 is an example in which only inorganic sulfates other than calcium salts are lacking, and the water absorption rate is good, but a great change over time in gelation time is observed. Comparative Example 3 is a case where only the calcium sulfate hemihydrate is absent, and the water absorption is higher than that of Comparative Example 1.
[0021]
[Table 1]

[0022]
[Table 2]

[0023]
【The invention's effect】
The dental impression material composition of the present invention has a low water absorption rate and can provide an impression with little dimensional change in water during disinfection.

Claims

A dental impression material composition comprising the following components (a) to (d).
(A) Alginate 5 to 25% by weight
(B) The content ratio of calcium sulfate dihydrate / calcium sulfate hemihydrate is 90/10 to 10 by weight.
10/90 calcium sulfate 5-30% by weight
(C) Potassium sulfate 0.005 to 5% by weight
(D) Filler 40-89.9% by weight