JP4208266B2 - 不均一な表面を有する円錐形万能シールおよびそれを含むシール装置 - Google Patents

不均一な表面を有する円錐形万能シールおよびそれを含むシール装置 Download PDF

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Description

関連出願のクロス・レファレンス
本出願は、係属中の1996年6月1日出願のアメリカ合衆国特許出願第08/661760号の部分継続出願である。
発明の分野
本発明は、カニューレに取り外し自在にスナップ嵌めされる弁ドア装置を含み、カニューレシール装置に取り外し自在にスナップ嵌めされる構成の万能器具シール装置に関する。万能装置および弁ドア装置は、ともに、同一の医療処置(例:腹腔鏡による処置)に用いられるように考案されたものであり、また、カニューレは、多数の医療処置の中で(各回ごとに異なる弁ドア装置を用いて)多数の用途に用いられるように考案されたものである。万能シール装置は、オリフィスを取り囲む不均一な(例:降起または窪み)表面をもつ円錐形要素を含む。該円錐形要素は、医療器具をオリフィスに向ける形状とされ、該器具がオリフィス内に挿入されると、円錐形要素が器具の周囲を流体密状にシールする。
発明の背景
医療処置には、カニューレの使用を必要とするものが多くある。
一以上の医療器具がカニューレを通して患者の体内に挿入されたり患者の体内から取り外されたりする。
例えば、腹腔鏡による各種処置(腹腔鏡によるヘルニアの治療を含む)では、カニューレが、その遠位端部が患者の体内にまたその近位端部が患者の体外にくるように配置され、一以上の医療器具が該カニューレを通して患者の体内に挿入される。例えば、(内視鏡を含む)一連の器具がカニューレを通して患者の体内に挿入されまた患者およびカニューレから(反対方向に)引き出される。
この種の多くの処置では、処置中、(作業空間内に十分な高圧で気体を吹込み続けて)患者の体内に通気された作業空間を保持しながら、カニューレの遠位端部を該作業空間内まで延ばす必要が生じる。この種の処置で使用する場合、カニューレは、のぞまない流体が患者の体内からカニューレを通して体外へ逃げ出すのを防ぐための一以上のシールを備えていなければならない。ここで用いる「流体」という用語は、気体または液体を意味する。この種のシールでは、一つでカニューレのチャンネル内に器具が挿入されていないときにはカニューレから流体が逃げ出すのを防ぐものもある(ここでは、「流体シール」と呼ぶ)。流体シールは、蝶形弁、ダックビル弁、または他の弁の形をとり、カニューレのチャンネル内に器具が挿入されていないときには、閉止位置に付勢されて、流体が該チャンネルを通って流れるのを防ぐ流体シールとして機能する。器具の遠位端部がチャンネル内に挿入され、器具が該チャンネルを通って患者に向けて押し込まれると、該器具が、(例:ダックビル弁の可橈性のスリットをずらしまたは蝶形弁のトラップドアをずらして)該流体シールを開く。
また、通常は、器具の外周の回りで流体シールとして機能して器具とチャンネルの壁の間の空間を通って流体が流れるのを防ぐための付加的シール(「器具シール」と呼ばれる場合がある)もカニューレ内で用いられる。シールを通って延びる器具が横方向に(カニューレの長さ方向軸線に垂直方向に)並進しても、また/または(カニューレの長さ方向軸線に対して)枢動しても、任意の直径の器具の回りを密閉する器具シールもあり、このような器具シールは、「万能」シールと呼ばれることがある。
1996年8月13日交付のアメリカ合衆国特許第5545142号は、トロカール装置142の剛性のハウジング116内で剛性の案内/保持要素142および蝶形弁装置136の剛性部分に取り付けられるエラストマーの万能シール134を含むシール装置を開示している。この万能シールは、オリフィス148の周囲の平面の内側部分144および該内側部分を取り巻く外側部分146を有する。シールの表面とオリフィス148を通って挿入される器具の間の表面接触を減らすために、内側部分144と外側部分146の一部分の上には半径方向に向けられたリブ158が配設されている。蝶形弁装置は、トロカールのハウジング内部に取り付けられて、器具がシール134を通って延びていないときには流体シールとして機能する。器具がシール134に向けて押されると、案内/保持要素142が、器具の先端をオリフィス148に向けて案内する。この要素142がない場合には、内側部分144の平面の形状のために、(とくに先端が尖っている器具の場合には)遠位方向に、しかも軸から外れて(すなわち、器具の長さ方向軸線がオリフィス148の中心を通って延びるシールの中心軸からずれて)挿入されて部分144と係合する器具によってシール134が裂けたり破れたりしやすくなり、のぞましくない。また、シール134は、剛性のハウジング内に取り付けられているため、使用後の洗浄が容易でなく、また、損傷を受けても交換のために取り外すのが容易でない。
1997年5月13日交付のアメリカ合衆国特許第5628732号は、剛性のフレーム内に取り付けられる万能シールを開示している。このシールは、ほぼ円錐形で積層体の要素が取り巻く中央のオリフィスを有する。該積層体の要素は、比較的柔らかい材料のほぼ円錐形の層、および該比較的柔らかい層のパターン形成領域上に重なる比較的硬い材料の(共成形された)層を有する。該シールは、二つの材料の共成形された部分を含むため、多くの用途では固すぎ(しなやかさが不十分で)、高価であり、しかも製造工程が複雑である。また、シールが取り付けられる剛性のフレームの構成が複雑なことも、装置の製造の費用を高価にし、また製造工程を複雑にしている。またさらに、シールが剛性のフレーム内に取り付けられるため、使用後の洗浄が容易でなく、また、損傷を受けても交換のために取り外すのが容易でない。
アメリカ合衆国特許第5549565号は、蝶形弁、および(その第2p図に示される環状の隆起263aおよび263bを有し)それによって該蝶形弁が付勢される万能シール、およびスリット弁とともに使用する(またその第2e図に示される環状のリング163aおよび163bを有する)他の万能シールを含む使い捨て式の弁装置でを開示している。しかし、いずれのシールも、蝶形弁またはスリット弁に向けて器具を案内するための円錐形の表面をもつものではない。
1995年1月31日交付のアメリカ合衆国特許第5385552号は、いずれも剛性のハウジング内に取り付けられるほぼ円錐形の器具シール136およびエラストマーの流体シールを含む(その第4図に示される)シール装置を開示している。この器具シールは、その円錐形の表面上に、同心環状のリブを有し、これらのリブは、該器具シールを通過する管の滑り摩擦を減らすと述べられている。
本発明の譲受人に譲渡された1995年5月2日交付のアメリカ合衆国特許第5411483号は、(その第5Aおよび5B図に示される)剛性のハウジングに取り付けられる滑らかで円錐形の器具シール装置を開示している。該ハウジングは、中に蝶形弁が取り付けられている他の剛性のハウジングに連結することができる。
以下、本明細書の第1および2図を参照しながら、アメリカ合衆国特許う第5411483号に記載の万能シール装置を説明する。この万能シール装置は、シール成形体40(通常、エラストマー材料から成形される)、基部60およびキャップ66(いずれも、通常、剛性プラスチックから形成される)、および安定化リング半体44Aおよび44Bで構成される。成形体40は、円錐形器具シール32(成形体の中心部分)、該円錐形シール32を取り巻く安定化リングアンカー50、アンカー50を取り巻く波形環状部分52、および波形部分52を取り巻くアンカーリング42を含む。リング半体44Aおよび44Bは、互いにスナップ嵌めされてシール32のリングアンカー40を囲うリングを形成し、基部60およびキャップ66は、組み合わされて該成型物40およびリング半体44Aおよび44Bを取り巻く剛性のハウジングを形成する。半体44Aおよび44Bで形成されるリングは、シール32を組み合わされたハウジング内部に図示のように取り付けた後、該シール32の長さ方向軸線Lと直交する方向の移動を拘束するように構成されている。キャップ66は、その中心を通るオリフィス82を有し、器具は、このオリフィスを通って挿入することができる。該円錐形シール32は、その中心を通るオリフィス38(また、器具ポートとも呼ばれる)を有し、器具の先端をオリフィス38に向けて半径方向内側にまたオリフィス38に向けて遠位方向(第1図に示す長さ方向軸線に沿って下方)に案内する機能をもつ。
成形体40は、該装置が組み立てられたときに、波形部分52がオリフィス38を付勢して長さ方向軸線Lと心合わせされるように成形される。オリフィス38は、(該オリフィスを通って延びる器具によって)該オリフィスの縁部が半径方向にずらされるのに応じて、該長さ方向軸線と直交する平面内で自由に並進する。これは、波形部分52が、半径方向にしなやかであり、器具によってシール32に加えられる力に応じて動くためである。
器具シール32の遠位方向に延びる円錐形は、鋭い(例:フォーク状の)遠位端部が該器具と器具シールの間の力によって横方向の成分を発生して器具シールに突き刺さる危険を軽減する。横方向の力の成分は、器具オリフィス38を取り巻く材料を横方向にずらして、器具のフォーク状の端部が器具ポートに入ることができるようにする。換言すれば、器具のフォーク状の端部は、シール32の円錐形の表面に添って案内されてポート38に入る。しかし、この公知の器具シール32の構成(本発明に基づけば、それが改良される)は、シール上での(摩擦による)器具の抗力および(器具が器具ポートから近位方向に外されるときの)反転の問題を生じる。
第1および2図の円錐形器具シール322の厚さは、通常、0.02”ないし0.06”(0.51−1.52mm)の範囲であり、好ましくは0.03”’0.76mm)である。
シール成形体40の好ましい材料は、シリコーンゴム(これは、変形から回復するすぐれた能力を有するが、突き刺しに対する抵抗力が劣る)である。シール成形体の他の材料としては、ポリウレタンを挙げることができる。ポリウレタンは、突き刺しに対する抵抗力は、シリコーンゴムよりすぐれているが、変形から回復する能力では劣る。通常、成形体40の器具シール32は、摩擦防止コーティングで被覆される。
波形領域52の横方向のコンプライアンスは、それを、一連のほぼ垂直の要素51、53、および55をほぼ半円形の部分57、59、および61で互いにつなぎ合わせた形に成形することによって高められる。その横方向のコンプライアンスは、垂直の要素51、53、および55の長さを大きくとることで、さらに高められる。波形領域52の材料は、曲げおよび/または座屈によって、固定されたアンカーリング42に対する(安定化アンカー50およびリングアンカー50に取り付けられたリング半体44Aおよび44Bを含む)器具シール32の横方向の移動を吸収する。波形領域の好ましい厚さは、通常の実施形態にあっては0.01”(0.25mm)である。
基部60およびキャップ66は、キャップ66の面78と基部60のポケット63の間に波形領域52を収容ししかも基部シール52が横方向に移動できるような形状と寸法を有するものとされる。シール32が横方向に移動すると、リング半体44Aおよび44Bは基部60の面70上を滑動するが、この基部60の面70は、基部60の面積の比較的小さな部分を占めるに過ぎない。
基部60の遠位端部の耳部74およびシール面76は、万能シール装置をトロカール管(図示せず)のハウジングの近位端部に取り付けるときに、耳部74がトロカール管ハウジング内の溝と係合し、流体シールがシール面76と係合するように構成される。
キャップ66は、内部に周方向の段部64および80を有する形に形成される。成形体40のアンカーリング42は、基部60の外壁65の外面58、(半径方向に壁65の外側まで延びる)基部60の環状部分67、およびキャップ66の段部64の間で形成される環状の溝の中に保持される。この環状の溝は、アンカーリング42とともに気密のシールを画定し形成する。基部60の部分67は、段部80内に嵌合し、基部およびキャップの軸方向の相対的な位置を画定する。
成形体40の安定化リング40は、安定化リング半体44Aおよび44Bによって形成される。各安定化半体は、環状のプラスチック製リング半体成形体である。成形体40の安定化リングアンカー50には、それを貫通する数個(例:8個)の等間隔で開けられたピンホール79が形成されている。リング半体44Aのピンを成形体40のピンホール79を通して挿入し、該ピンをリング半体44Bの対応するピンホール内に押し込むことによって、リング半体44Aおb44Bが成形体40に取り付けられる。
シール32を、器具ポート38から安定化リングアンカー50まで延びる溝を付けて形成すること、あるいは織り目、大理石模様、またはつや消しを施して形成すること、あるいは、抗切断要素(重ね合わせたポリウレタンの薄片)をシール32の器具接触面に取付けて(またはこの種の抗切断要素を備えたシール32を形成して)表面の突き刺しに対する抵抗力を高めまたシール32とポート38を通ってほぼ遠位方向に挿入される器具との間の摩擦を減らすことは、すでに知られている。
しかし、(任意の直径の器具がオリフィスを通って延びるときに該オリフィスを取り巻くほぼ円錐形でエラストマー製のシールを有する)万能シール装置を、カニューレシール装置に好便でまた取り外し自在に取り付けられるようにするためにはどのように構成すればよいかは、本発明にいたるまでまだ知られていない。この場合、カニューレシール装置は、カニューレ上に取り外し自在にスナップ嵌めできる使い捨て式シール装置を含むものである(例:万能シール装置および使い捨て式シール装置は、ともに、同一の医療処置に使用され、カニューレは、多数の医療処置を行なうときに各回異なる使い捨て式シール装置を用いて何回も使用できるようにする)。また、遠位方向にまたはオリフィスを通して挿入される器具(とくに該万能シール装置とともに使用する直径の範囲内で最も大きい直径の器具)上での摩擦のレベルを許容できる程度に低く抑えるようにし、またオリフィスから近位方向に引き戻される器具によって反転した後に効率よく元の形状に戻るようにするためには、この種の万能シール装置のほぼ円錐形のエラストマー製シール表面をどのように形成すればよいかも、本発明にいたるまで知られていない。
発明の概要
好ましい実施形態の一部類にあっては、本発明は、万能シール装置において、器具ポートを画定しまた器具の抗力を減らすために不均一な表面を有するほぼ円錐形の器具案内を備えた万能シール成形体および再使用可能なカニューレに取り外し自在に取り付けられる弁ドア装置に該万能シール装置を取り付けるための構成の取り付け部分を含む万能シール装置を提供するものである。器具案内の不均一な表面は、リブ、隆起、窪み等を有するものとすることができるが、好ましくは、半径方向に向けられたリブを有し、それによって、(器具案内とそれによって案内される器具の間の接触面積を減らして)器具の抗力を減らし、また、器具がシールを破る危険を減らし、破れがシールの円錐形の表面の周囲で周方向に広がるのを防ぎ、さらにシールの器具ポートの膨張性をのぞましくなく低減させずにシールに半径方向の固さをのぞましい程度に高める効果を得る。弁ドア装置は、蝶形弁を含み、また通常はカニューレの端部に取り外し自在にスナップ嵌めされる構成のエラストマー製の本体を有する。
好ましくは、該器具案内は、そのほぼ円錐形の表面の周囲を取り巻くバンパーを有する。該バンパーは、近位方向に突出して、器具が器具ポートから(近位方向に)引き戻されるときに反転した後、万能シール成形体がその円錐形の形状を効率的に回復する効果を示す。好ましくは、器具案内面上の半径方向に向けられたリブは、シール成形体が反転したときにバンパーを押す形状とし、圧縮されたリブと圧縮されたバンパーがともに延びて、反転したシール成形体の円錐形の形状の回復を付勢する。
エラストマーの本体を有する弁ドア装置とともに使用するための好ましい実施形態にあっては、万能シール装置の取り付け部分は、弁ドア装置のエラストマー製の本体内に鈎止めされる形状のフランジとする。
本発明の他の一側面にあっては、再使用可能なカニューレ、該カニューレに取り外し自在にスナップ嵌めされる弁ドア装置、および該弁ドア装置に取り付けられる万能シール装置の組み合わせが提供される。好ましくは、該弁ドア装置は、(フランジがカニューレの溝内に嵌合するように)使用前にカニューレにスナップ嵌めできまた使用後はカニューレから容易に取り外せるエラストマー製のフランジを備えたエラストマー製の本体を有する。好ましくは、万能シール装置および弁ドア装置は、ともに、(腹腔鏡による処置などの同一の医療処置で使用するように)使い捨てできるように設計・製造され、また、カニューレは、多数の医療処置で(各回異なる弁ドア装置と)複数回使用するように設計される。
本発明の万能シール装置の万能シール成形体の好ましい材料は、40ないし70のショアAジュロメータの範囲の硬度の医療用シリコーンゴムである。万能シール成形体は、好ましくは、剛性のプラスチックハウジング内に収容され、万能シール装置のフランジは、該ハウジングの一部分である。
【図面の簡単な説明】
第1図は円錐形器具シールを備えた在来の万能シール組立体の横断面図である。
第2図は第1図のシール組立体の分解横断面図である。
第3図は再使用可能なカニューレ、該カニューレにスナップ嵌めされた弁ドア組立体、および弁ドア組立体にスナップ嵌めされた(本発明の好適な実施例により設計された)万能シール組立体の側面立面図である。
第4図は第3図の万能シール組立体の万能器具シールの好適な実施例の頂立面図である。
第5図は第4図の器具シールの一部の第4図の線5・5に沿った側横断面図である。
第6図は第4図の器具シールの側横断面図である。
第7図は反転構成における第4図の器具シールの側横断面図である。
第8図は本発明の万能器具シールの別の実施例の頂立面図である。
第9図は第8図の器具シールの一部の第8図の線9・9に沿った側横断面図である。
第10図は本発明の万能器具シール成形体の他の実施例の頂立面図である。
第11図は第10図の器具シール成形体の一実施例の一部の側横断面図である。
第12図は第10図の器具シール成形体の他の実施例の一部の側横断面図である。
第13図は本発明の好適な実施例をスナップ嵌めすることができる)弁ドア組立体および4つの再使用可能なカニューレ(各カニューレはシールと共に使用可能である)の側立面図である。
第14図は第13図の弁ドア組立体202の側横断面図である。
第15図は弁ドア組立体(弁ドア組立体は再使用可能なカニューレに取外し可能に取付けられている)にスナップ嵌めされた本発明の万能シール組立体の別の実施例の簡単な側立面図である。
第16図は弁ドア組立体(弁ドア組立体は再使用可能なカニューレに取外し可能に取付けられている)にスナップ嵌めされた本発明の万能シール組立体の他の実施例の簡単な側立面図である。
好適な実施例の詳細な説明
第3図ないし第7図を参照して本発明の好適な実施例を説明する。第8図ないし第9図を参照して本発明の別の実施例を説明する。第10図ないし第16図を参照して他の実施例を説明する。
第3図の万能シール組立体は万能シール成形体21、基部88およびキャップ33(代表的には共に剛性プラスチックで形成されている)、および安定化リング半体44A、44Bを備えている。成形体21は概ね円錐形の器具シール23(シール23は、隆起部26および緩衝部25を有していて、ここでは時々、万能シール成形体21の「器具ガイド」と称する成形体21の中央部分である)と、円錐形シール23を取り囲んでいる安定化リングアンカー30と、アンカー30を取り囲んでいる波形環状部分28と、波形部分28を取り囲んでいる固定用リング31とを備えている。リング半体44A、44Bは互いにスナップ嵌めされてシール23のリングアンカー30を包囲しており、基部88およびキャップ33は互いに組付けられて成形体21およびリング半体44A、44Bを取り囲む剛性ハウジングを構成している。キャップ33はその中心を通っているオリフィス33Aを有しており、このオリフィス33Aを通して器具を挿入することができる。円錐形シール23はその中心を通っているオリフィス27(器具ポートとも称する)を有しており、また器具の先端をオリフィス27に向けて半径方向内方、およびオリフィス27に向けて遠位方向(第3図の長さ方向軸線に沿って下方)に案内するように機能する。
キャップ33および基部88は、キャップ33のフランジを図示のように基部88のまわりの周溝にスナップ嵌めすることによって互いに組付けることができる。(図示のようにキャップ33の突起33Bを基部88の溝38bの係止してキャップ33および基部88を互いに組付けると)成形体21の弾性固定リング31がキャップ33と基部88との間の固定保持されて流体シール(すなわち、気密および/または液密シール)をリング31とキャップ33および基部88の各々との間に形成する。
成形体21用の安定化リングは安定化リング半体44A、44Bにより構成されている。各安定化リング半体は環状のプラスチックリング半体成形体である。第4図に示すように)成形体21の安定化リングアンカー30を通って幾つか(例えば、8つ)の等間隔のピンホール22が形成されている。リング半体44A、44Bはリング半体44Aのピンを成形体21のピンホール22に挿通し、且つピンをリング半体44Aの対応するピンホールに押し入れることによって成形体21に取付けられる。
基部88およびキャップ33は、図示のように互いに組付けられると、組付けられたリング半体44A、44Bが(固定アンカー部分31に対して)基部88の突出部39上で横方向に並進し、それにより安定化リングアンカー30および器具シール23をアンカー部分に対して横方向に運び、アンカー30およびシール23を並進させながら、成形体21の波形帯域28の曲げ運動および/または座屈運動を受け入れるように成形され且つ寸法決めされている。
万能シール組立体を弁ドア組立体202に取付ける際に使用するフランジ62が基部88の遠位端部から延びている。フランジ62は万能シール組立体を弁ドア組立体202に取付けるために(万能シール組立体を組立体202から離脱するのを防ぐように)弁ドア組立体202の外側弾性側壁部に掛り込むように成形されている。フランジ62は有刺形状を有しており、遠位表面62Bおよび近位表面62Aが円形縁部62Cで出会っている。フランジ62の遠位表面62Bは好ましくは傾斜形状であり、遠位方向に(すなわち、万能シール組立体の近位端部からの距離が増すにつれて長さ方向軸線L1から次第に離れて長さ方向に)且つ横方向に傾斜しており、従って(フランジが弾性体に掛り込むまでフランジを組立体201の弾性体上で概ね螺旋経路の沿ってねじ込むことによって)シール組立体202への万能シール組立体の取付けを案内して容易にするようになっている。フランジ62の近位表面62Bは、フランジ62が弁ドア組立体202の外側弾性側壁部に掛り込んで万能シール組立体が近位方向に摺動して組立体202から離れるのを防ぐ(且つ万能シール組立体がこれを組立体202にねじ付けたときの概ね螺旋形の経路と反対の経路に沿って弛むことにより組立体202から取り外されるのを防ぐ)ように、(装置を第3図に示すように組み立てると)長さ方向軸線L1に対して、より鉛直に配向されている。フランジ62の縁部62Cは表面62A、62Bが組立体202と流体シールを構成するように組立体202の外周面に沈み込んでいる。
第3図の実施例の変形例では、有刺形状のフランジ62に代わって、万能シール組立体を弁ドア組立体202に取付けるために弁ドア組立体202の弾性側壁部を把持し、それにより万能シール組立体が組立体202から離脱するのを防ぎ且つ好ましくはフランジと弁ドア組立体202の外側側壁部との間に流体シールをもたらすように複数のとげ又は歯を有するフランジが設けられている。必要に応じて、(とげ又は歯を有する)フランジの外周部のまわりに係止リングが設置され、この係止リングを締めてフランジが弁ドア組立体202の外側側壁部をよりきつく把持し(また好ましくはフランジと弁ドア組立体202の外側側壁部との間の流体シールを改良するようになっている。
キャップ33および(フランジ62を有する)基部88は好ましくは剛性プラスチック製である。基部88の遠位部分の内側側壁部38Aは弁ドア組立体202に対する万能シール組立体の適切な横方向の位置決めを維持する。基部88の突出部39の遠位表面39Aは(組立体202に対する遠位方向の万能シール組立体の前進を制限することによって)万能シール組立体および弁ドア組立体202の適切な近位・遠位方向の位置決めを維持する。
弁ドア組立体202は弾性有刺延長部218に設けられたトラップドア(図示せず)と、再使用可能なカニューレ208の近位端部に取外し可能にスナップ嵌めすることができる弾性フランジ217とを有している。好ましくは、カニューレ208はその近位端部のまわりに円形溝を有しており、フランジ217は弁ドア組立体202をカニューレ208に取外し可能に取付けためにフランジ217を溝にスナップ嵌めする(且つ溝から取外す)ことができるように成形されている。弁ドア組立体202は第3図に示す(第3図を参照して以下に説明する)ように、或いは1996年6月11日に出願された米国特許出願第08/661,760号に開示されている使い捨てシール組立体の実施例のうちの何れかにおけるように実施することができる。
第3図ないし第6図のシール成形体21の概ね円錐形の部分23は中央の器具ポート27のまわりに半径方向に配向されたリブ26を有している。好ましくは、各リブ26は部分23の遠位面および近位面の両方から突出しており、(第5図に示すように)丸い輪郭を有しており、且つポート27近くの箇所から緩衝部25まで(或いは緩衝部25に非常に近い箇所まで)ずっと半径方向に延びている。成形体21は、波形部分28がポート27をキャップ33の中央の長さ方向軸線L1のまわりに心出しされるように付勢し、且つ万能シール組立体を組付けると、円錐形部分23が(矢印Dが遠位方向を示している第6図に示すように)遠位方向に尖るように、(一回の成形操作の結果、単一の部品として)形成されている。ポートは(通っている器具により)ポートのリムの半径方向の変位に応答して長さ方向軸線L1と直角な平面内を並進自在である。何故なら、波形部分28が半径方向に追従し、且つ器具によりシール部分23に及ぼされる力に応答して曲がるからである。
成形体21のリブ26の半径方向の配向(および各リブの大きさおよび輪郭)は(万能シール組立体が流体シールを構成することができる直径の範囲において器具の直径が最も大きくても)ポート27に向けて或いはポート27を通って遠位方向に挿入されている器具に作用する器具抗力を減じ、器具がシールを剥がす恐れを減じ、シール23のまわりの剥離の周方向伝播を防ぎ、且つ器具ポート27の拡張性を望ましくなく減じることなしに所望程度の半径方向の剛性をシール23に加えるように設計されている。半径方向の剛性をシール23に加えることによって、(シール23用のスケルトンとして作用する)リブ26はシール23と器具ポート27を通って延びている基部との間の漏れを減じる(何故なら、リブ26は器具を外科手術中に横方向に変位させる度に器具ポートを器具のまわりに心出しするからである)。
第3図の実施例の器具ポート27(および本発明の他の各実施例の器具ポート)は、器具がそのまわりに流体シールを構成するようにポートを取り囲む弾性材料を変形することができるように、ポート27に挿通される各器具の直径より小さい直径を有しなけらればならない。かくして、シール23が直径範囲(例えば、4mm〜12mmの範囲)内の任意の直径を有する器具を受け入れる場合、器具ポート27は、最小直径の器具がポートを取り囲む弾性材料を変形することができるように、上記範囲内の最も小さい直径を有しなけらればならない。弾性材料の変形の結果、弾性材料と器具との間に半径方向の力が生じる。これにより弾性材料を器具との接触状態に保持し、且つ流体シールを維持する。
(リブ26間およびポート27のところの)成形体21のシール部分23は、器具とシール部分23との間の接触圧力が抗力を許容可能なレベルまで減じるのに十分低いように)器具が挿通されるとき、ポート27を十分に低い抵抗で拡張させるのに十分に薄く、またシール部分23が股付きまたはフック付き器具の貫通に適切に耐性であるのに十分に厚いべきである。
各リブ26は、(器具とシール部分23との間の接触圧力が抗力を許容可能なレベルまで減じるのに十分に低いように)器具を挿通するときにポート27を十分に低い抵抗で拡張するために、シール部分23が主として(第5図に示す)各リブ26の厚さTより薄いように十分に幅狭いべきである。各リブ26は、シール23によりポート27に向けて案内される器具が(リブ26間のシール面に沿ったではなく)リブ26に沿って移動するように十分に厚いべきであり、また各リブはシール23とシール23によりポート27に向けて案内される各器具との接触面積を(許容可能に低い値まで)減じるように十分に幅狭いべきである。案内されている各器具に作用する摩擦による抵抗はシールと器具との接触面積の減少につれて減少する。各リブ26は好ましくは、十分に幅狭い各対の隣接リブ26間の隙間を構成するのに十分に幅広く、器具の鋭い部分が隙間に入って隣接リブ26間のシールの薄い部分を侵入する可能性を(許容可能に低い値まで)減じるようになっている。
リブ26は2つの方法で器具シール23に強固性を与えている。第1に、リブは半径方向に配向されているので、シール23の円錐形面のまわりの剥離の周方向伝播を防いでいる。第2に、リブはシールにバルクを与えており、かくして器具がシール23を構成する材料を貫通する恐れを減じている。
第4図に示すすべての部分を含む)成形体21を構成する好適な材料は40〜70のショアAジュロメータの範囲のジュロメータを有する医療等級のシリコーンゴムである。同様に、本発明の万能シール成形体(例えば、下記の成形体1、11)の他の実施例の好適な材料は40〜70のショアAジュロメータの範囲のジュロメータを有する医療等級のシリコーンゴムである。本発明の万能シール成形体の各実施例の器具ガイド部分の表面上のリブ26(または同様に機能する隆起部、窪みおよび他の表面凹凸)は好ましくは(一回の成形操作の結果)単一の部品としての成形体の残部とともに成形され、かくして各成形体を製造するコストを最小にする。本発明の万能シール成形体の好適な実施例は、各々が使い捨て可能と考えることができるように(即ち、一回の医療手順中に使用され、その後に再使用されるのではなく廃棄されるように)安価に製造することができる。
緩衝部25は成形体21のシール部分23の周囲に延びており、且つ概ね円錐形のシール部分23が遠位方向に延びた状態で(且つリング半体44A、44Bがシール23のリングアンカー30に固定取付けされてこれを取り囲んだ状態で)万能シール組立体2を組付けると、(第3図の頂部に向かう)近位方向に突出している。緩衝部25の機能は、器具を器具ポート27から近位方向に抜き出している間、シール部分23が反転した後、シール部分23をその円錐形状に効率的に跳ね返す(弛緩する)ことである。器具をポート27に遠位方向(第6図の矢印Dの方向)に挿通すると、シール部分23は(第3図および第6図に示すような)その通常位置で遠位方向に延び、緩衝部25はリング半体44Aから分離される。次いで、器具を近位方向(第7図の矢印Pの方向)に抜き出すと、ポート27に器具により及ぼされる力によりシール部分23を第7図に示す反転位置に反転させ、緩衝部25がリング半体44Aに押し当てられ、半径方向に配向したリブ26が緩衝部25に押し当てられた状態になる。次いで、器具を(シール23との係合か外れて)全く抜き出すと、リブ26は緩衝部25をリング半体44Aに押し当て、かくして、緩衝部25は(弛緩してその元の形状に戻るにつれて)拡張する。緩衝部25がそのように拡張すると、緩衝部はシール部分23をその元の円錐形状(すなわち、第3図および第6図に示す形状)に押し戻す。このような緩衝部がシール23をその非反転形状に押し戻さなければ、器具を全く抜き出した後、シール23がその反転形状のままである大きな恐れがある。シールを反転形状のままにするのは望ましくない。何故なら、反転形状における股付き器具の貫通を受けやすいからである。
成形体21の波形帯域28は在来の方法で(例えば、第1図および第2図の成形体40の波形帯域52について上記したように)設計することができる。例えば、波形帯域28の横方向コンプライアンスは、第6図および第7図に示すように実質的に半円形部分により相互に連結された一連の実質的に垂直方向の要素を有するように波形帯域を成形することによって増大される。横方向コンプライアンスは垂直方向の要素をの長さを増すことによって更に増大される。波形帯域28の材料は曲がって且つ/或いは座屈して固定アンカーリング31に対する(安定化リングアンカー30およびアンカー30を包囲するリング半体44A、44Bと共にの)器具シール23の横方向移動を受け入れる。
次に、第8図および第9図を参照して本発明の万能シール成形体の別の実施例を説明する。第8図および第9図の万能シール成形体1は中央の器具ポート27のまわりに半径方向に配向したリブ26を有する概ね円錐形の部分23を有している。本発明の第3図の実施例の変形例では、成形体1は第3図の組立体のシール成形体21で置き換えられている。第8図および第9図の成形体1は緩衝部25を欠いていると言う点のみ、第3図ないし第6図の成形体21と異なっている。安定化リングアンカー30、アンカー30を取り囲む波形環状部分28、波形部分28を取り囲む固定リング31および成形体1および成形体21に存在する他の要素は第8図および第4図に同じ番号が付されており、(第3図ないし第6図を参照して)以上で行ったこれらの要素の説明は第8図および第9図については繰り返さない。成形体1は、緩衝部25を欠いているので、器具が成形体1の器具ポート27を通して近位方向に抜き出されときに器具によって反転された後、望ましくなく反転された形状のままである大きな恐れを受けやすいと言う点以外は、上記成形体21の機能すべてを果たす。
第10図ないし第12図を参照して本発明の万能シール成形体の他の別の実施例を次に説明する。第10図の万能シール成形体11は半径方向に配列された凹形(または凸形)の表面特徴15のパターンを持つ概ね円錐形の部分23を有している。シール11の或る実施例では、各特徴15は凹み(第11図の凹み15Aの輪郭を有することができる凹形表面特徴)である。シール11の他の実施例(例えば第12図のもの)では、各特徴15は隆起部(第12図の隆起部15Bの輪郭を有することができる凸形表面特徴)である。本発明の第3図の実施例の変形例では、(第10図、第11図または第12図の)シール成形体11は第3図の組立体におけるシール成形体21の代用である。第10図ないし第12図の成形体11は、緩衝部25を欠いている点と、リブ26の代わりに特徴15が設けられていると言う点のみ、第3図ないし第6図の成形体21と異なっている。安定化リングアンカー30、アンカー30を取り囲んでいる波形環状部分28、波形部分28を取り囲んでいる固定リング31、および成形体11および成形体21の両方に存在する他の要素は第4図および第10図ないし第12図に同じ番号が付されており、(第3図ないし第6図を参照して)以上で行ったこれらの要素の説明が第10図ないし第12図については繰り返さない。成形体11は、緩衝部25を欠いているので、器具が成形体11の器具ポート27を通って近位方向に抜き出されるときに器具によって反転された後、望ましくなく反転形状のままである大きな恐れを受けやすいと言う点以外、上記成形体21の機能すべてを果たす。半径方向に配列された表面特徴15は(シールとシール面に沿ってシールによって案内されている器具との接触面積を縮小することによって)器具抗力を減じるが、第4図および第8図の半径方向に配列されたリブ26によって与えられる他の利点を与えない(すなわち、特徴15は器具がリブ26と同じ位シールを剥がす恐れを減じず、特徴15はシールの円錐形表面のまわりの剥離の周方向伝播を防がなく、また特徴はリブ26と同じ位の半径方向の剛性をシールに与えない)。
第10図ないし第12図の実施例の変形例では、凹形または凸形表面特徴のパターンはシール成形体の概ね円錐形の表面に配列されているが、これらの特徴は半径方向には配列されていない。
次に、第13図および第14図を参照して、第3図の弁ドア組立体およびカニューレ208および組立体202と共に使用可能な3つの他の再使用可能なカニューレ(204、205、210)の実施例をより詳細に説明する。第13図および第14図は1996年6月11日に出願された上記米国特許出願第08/661,760号に記載の図に対応する。
第13図に示すように、弁ドア組立体202は再使用可能なカニューレ204、206、208、210のうちの何れかの近位端部に取外し可能にスナップ嵌めすることができる。カニューレ204、206、208、210の各々は使用中、患者に挿入される遠位端部(端部204A、206A、208A、210A)と、遠位端部の反対側の近位端部とを有している。各カニューレはこれを通って延びる中央の長さ方向チャンネルを有しており、カニューレを患者に挿入している間(或いはカニューレを患者に挿入した後)、(器具224のような)様々な器具のいずれもチャンネルに位置決めすることができる。より詳細には、各カニューレの遠位方向部分は孔が円形の横断面を有する剛性の概ね円筒形の管である。管の孔は内視鏡のような器具を受け入れるためのチャンネルを構成している。この設計の変形例では、カニューレの遠位部分の孔は任意の横断面形状を有することができるが、医療器具を受け入れるように寸法決めされ且つ成形されている。各カニューレは好ましくは金属または動静プラスチックのような剛性材料で作られており、各カニューレの他の壁部はグリップ部分205を有している。好ましくは、グリップ部分205はカニューレの金属外面にパターン(例えば、第13図に示すような螺旋形パターン)を刻み付けることによって作られている。カニューレの変更実施例は滑らかな外壁部を有している。
各カニューレの近位端部は、シール組立体220をカニューレのいずれにもスナップ嵌めすることができるように同じに成形され且つ寸法決めされている。より詳細には、カニューレ204、206、208、210の各々の近位端部は概ね円筒形であり、またそのまわりに同じ環状の溝212を有している。シール組立体202の本体部分214のフランジ部分(第3図および第14図に示すが第13図には示していないフランジ217)を溝212にスナップ嵌入してシール組立体202をカニューレのいずれにも取外し可能に取付けることができる。好ましくは、本体214はそのフランジ217と主部分との間に(第14図に示す)薄い環状部分214aを有している。この薄い部分14aは、フランジ217を溝212から取り外すことなしに使用者が組立体202を操ることができるように、フランジ217を本体214の主部分に対して曲げるベローズとして機能する。
第13図に示すように、カニューレ208、210の各々を通って延びているオリフィス(例えば、第3図に示すカニューレ208のオリフィス208A)には、止めコック209が取付けられている。医療手順中の所望の時に吸入ガス源を止めコック209に連結することができ、止めコック209を(ガスをオリフィスを通してカニューレ208または210に対して流入させたり流出させたりするために)開けることでき、或いは(オリフィスをシールするために)閉じることができる。再使用可能なカニューレの或る実施例は止めコックを取付けることができるオリフィスを有しており、他のカニューレ(例えば、カニューレ204)はこのようなオリフィスを有していない。
好ましくは、シール組立体202は(ポリカーボネート材料のような硬質プラスチックから成形することができる)剛性トラップドア216を除いて、(医療等級のシリコーンゴムまたは他の医療等級の弾性体のような)弾性材料から成形されている。かくして、シール組立体は2つの成分のみよりなる簡単な設計を有している。変更実施例では、トラップドアは非剛性材料で作られている。幾つかのこのような変更実施例では、弁ドア組立体は弾性トラップドア部分を有する)弾性体材料の単一部品として成形されている。カニューレ204、206、208、210は好ましくは、ステンレス鋼(または他の金属または剛性プラスチックのような剛性材料で作られている。
2つの可撓性延長部分218がシール組立体202の本体部分214から突出しており、トラップドア216は部材218に取付けられている。好ましくは、各延長部分218はとげ218aを有しており、このとげは(好ましくは概ね三角形の横断面を有する)延長部分の頭部と、とげとをドアのスロットに挿通した後、ドアを本体部分214に保持するためのものであり、また各延長部分218は頭部を本体部分214に連結する可撓性軸を有している。
本体部分214は本体部分214を通って延びている中央チャンネルの遠位端部を取り囲むトラップドア座部分(第14図に示すフランジ231)を有している。中央チャンネルは(第14図に示す)シール組立体202の中央の長さ方向軸線Zに沿って延びており、また好ましくは軸線Zのまわりに回転対称を有する。
トラップドア216は、トラップドア座部に接して閉鎖位置に常時静止し、閉鎖トラップドア216が流体が中央のチャンネルを通って流れるのを防ぐように、とげ付き部分218により付勢されている。ドア216、とげ付き部分218およびトラップドア座部分はフラッパ弁を備えており、このフラッパ弁は下記の如く機能する。とげ付き部分218は、シール組立体202をカニューレのスナップ嵌めし、且つ器具(例えば、第13図の器具224を本体部分214を通る中央チャンネルを通して(およびトラップドア座部を通してカニューレを通って延びているチャンネルに)挿入すると、器具はトラップドア216をトラップドア座部から離れる方向に変位させ、(それによりとげ付き部分218を曲げ)、且つ(器具の遠位端部がチャンネルを完全に通過してカニューレの遠位端部から出るまで)カニューレのチャンネルに入り続ける。次いで、器具をカニューレおよびシールから抜き出すと、とげ付き部分218が弛緩し、かくしてトラップドア216をその通常位置へ押し戻してトラップドア座部を越える流体の流れを防ぐ。
好ましくは、本体214はシール組立体202の中央チャンネルに挿通された器具を越える流体の流れを防ぐ器具シール部分(フランジ231、232)を有している。代表的には、かかる器具シール部分はシール組立体202を通ってちょうおうチャンネルの中へ延びている簡単なフランジ(または二重フランジ)である。このようなフランジ(または二重フランジ)は、これが固定直径を有しているので、特定の値より小さい直径を有する器具のまわりに良好なシールをもたらさない。かくして、本発明の万能シール組立体(またはアダプタシール組立体)はシール組立体202をより小さい直径の器具の対する使用に適合させるためにシール組立体202と共に使用するのがよい。例えば、シール組立体202を大きい直径の組立体202の端部にスナップ嵌めすると、比較的大きい直径の器具24を組立体202の本体214に挿通することができ、本体214内の器具シールは器具24のまわりに良好な流体シールをもたらす。使用者が器具24より実質的に小さい直径を有する器具をカニューレ210に挿入したいならば、使用者は、(本体214を通る中央チャンネルおよび万能シール組立体が整合されるように)本発明の万能シール組立体(例えば、第3図のシール組立体)を本体214にスナップ嵌めし、次いで比較的小さい直径の器具を万能シール組立体に挿通する。比較的小さい直径の器具を万能シール組立体を通してカニューレ210にそのように挿入すると、アダプタ20(または万能シール組立体)内の器具シールは比較的小さい直径の器具のまわりに良好な流体シールをもたらし、比較的小さい直径の器具はフラッパ弁のドア216を本体214内で変位させる。
弁ドア組立体202の様々な変形例のいずれもカニューレのいずれに対しても交換可能に使用することができる。かかる変形例のうちの幾つかは、各々が(特定の外径または外径範囲を有する器具に対して有用である)少なくとも1つの器具シールと、フラッパ弁とを有する弁ドア組立体である。かかる変更例の他のものは、各々が(特定の外径または外径範囲を有する器具に対して有用である)少なくとも1つの器具シールと、器具が組立体を通って延びていないときに流体シールをもたらす弁とを有する使い捨てシール組立体である。
一実施例では、短いカニューレ202および長いカニューレ206の各々は(直径5mmの器具に使用するために(5mmよりわずかに大きい直径のチャンネルを有しており、カニューレ208は(直径10mmの器具に使用するために(10mmよりわずかに大きい直径のチャンネルを有しており、カニューレ210は(直径12mmの器具に使用するために(12mmよりわずかに大きい直径のチャンネルを有している。かかるカニューレおよび器具のすべてに対して使用するために、本発明の万能シール組立体は4mm〜12mmの範囲の任意の直径を有する器具のまわりにシールをもたらすように構成されたシール成形体(例えば、適切に寸法決めされた第3図の成形体21の実施例)を有するのがよく、シール組立体202の本体部分214は10mm〜12mmの範囲の任意の直径を有する器具のまわりにシールをもたらす直径の器具シールを有するのがよい。
第14図を再び参照すると、トラップドア216は、フラッパ弁が第14図に示す閉鎖位置にあるとき、フランジ213に静止する概ね半球状の部分を有している。また、トラップドア216はフランジ216Bを有しており、2つのスロットがフランジ216Bを通って延びている。トラップドア216は、(各とげ付き部分の)肩部218aがスロットを通過し、且つドア216のスペーサ部分が本体214に当接するまで、1つのとげ部分218をフランジ216Bを通る各スロットに挿通することによって本体214に取付けられる。かくして、各とげ付き部分218はドア216により肩部218aに及ぼされる力により僅かに引き延ばされ、とげ付き部分218はづせい力をドア216に及ぼして(第14図に示すように)ドア216をトラップドア座部に接する閉鎖位置に保持する傾向がある。ドア216の半球状部分が(器具が本体214の中央チャンネルを通って並進するときに半球状部分を押す器具によって)トラップドア座部から離れる方向に変位されると、とげ付き部分218は曲がり、且つまた延び、かくしてドア216およびとげ付き部分218を(共にスペーサ216Dのまわりのユニットとして)器具から離れる方向に枢動させる。
とげ付き部分218によりドア216に及ぼされる(ドア216を閉鎖位置の保持する傾向がある)付勢トルクはT=2PXである(Pは各とげ付き部分218によりドア216に(第14図の頂部に向けて)及ぼされる予荷重力であり、Xはスペーサ216Dと各とげ付き部分218の中央の長さ方向軸線との間の(第14図に示す)距離である)。Xがゼロより大きいので、ドア216は「過心出しされた」ドアヒンジに設けられると言える。
ドア216を(器具により)その開放位置へ変位させると、とげ付き部分218は曲がり且つ延び、スペーサ216Dと各とげ付き部分の中央軸線との間の距離は、スペーサ216Dが第14図の左側へ僅かに移動するにつれて値X’(X’はXより小さい)まで減少される。この効果はドア216に作用するトルクを低減する傾向がある。(ドア216がその開放位置にあるとき)とげ付き部分218によりドア216に及ぼされるトルクはT=2P’X’+Mである(Mはとげ付き部分218の曲がりによるモーメントであり、P’は各とげ付き部分218によりドア216に及ぼされる増大予荷重力であり(ドア216がその開放位置にあるとき、とげ付き部分218が延ばされる(すなわち、細長くなる)ので、P’はPより大きい)。ドア216およびとげ付き部分218は、ドア216がその閉鎖位置から(その枢軸点を中心に)回転される角度にかかわらず、たったの許容可能な最大トルクがとげ付き部分218によりドア216に及ぼされるように(例えば、減少ファクタX’により引き起こされるトルクの減少がパラメータP’、Mによる十分な量のトルクの増大を相殺するように)設計されている。(とげ付き部分218により)ドア216に及ぼされるトルクがそのように制御されれば、開放ドア216は中央チャンネルを通ってシール組立体202を連結したカニューレの中へ(またはから)並進されている任意の器具にたったの許容量の抗力を及ぼす。
弁ドア組立体の変更実施例では、トラップドアをシール組立体の本体に取付けるのにたった1つのとげ付き部分を使用する。この場合、トラップドアは上記のような二重スロットではなく単一のスロットを有する。ドアの安定な位置決めを確保するには、このような単一のとげ付き部分は、代表的には、(第13図および第14図の)とげ付き部分218よりも遠く、シール組立体の中央チャンネルの周囲に延びていると言う意味で、第13図および第14図に示すとげ付き部分218より幅広い。
また、弁ドア組立体の変更実施例では、トラップドアはそのスロットに延長部を挿通することによる以外に、(必ずしもとげ付き或いは矢印形状ではない)シール組立体の可撓性延長部に取付けられる。例えば、トラップドアをのり又は他の接着剤により延長部に取付けることができ、或いは延長部はそれを通って延びる1つまたはそれ以上のスロットを有することができ、トラップドアはかかるスロットを嵌通することができる。
(第14図に示す)シール組立体の本体214の小さい直径の部分214bは組立体を通る中央チャンネルを占める大きい直径の器具の横方向運動を制限するために緩衝部として機能する。中央チャンネルが本体部分214の第1端部に第1半径Rをゆうするならば、緩衝部214bはチャンネルの中央の長さ方向軸線Zに対して小さい半径R’を有する。緩衝部214bは(フランジ231のシール機能を緩衝しないように)フタンジ232または231ほど遠くには半径方向に延びていない。その代わり、緩衝部214bはチャンネルを通って延びている任意の大きい直径の器具の横方向運動を制限するように機能する。好ましくは、緩衝部214bは(組立体202をカニューレの端部にスナップ嵌めすると)カニューレに静止して器具から緩衝部214bに作用する荷重をカニューレの内壁部により支持するようにシール組立体202の長さ方向軸線に沿って十分低く位置決めされている。
シール組立体202の本体部分214の円形フランジ231、232は器具シールとして機能する。円形フランジ232は下記の意味で犠牲シールとして機能する。フランジ232は、(組立体202が取付けられるカニューレの中へ組立体202を通る中央チャンネルを通って軸線Zに沿って下方に挿入されている器具に、薄い円形フランジ231が接触する前に、接触し、フランジ232がそのように挿入されている鋭い器具により変位される(或いは切込まれる)なら、フランジ231は器具に良好なシールを維持して(フランジ231と器具の外周との間の流体の流れを防ぐ)。好ましくは、軸線Zとフランジ231との半径方向距離は軸線Zとフランジ232との半径方向距離より短く、フランジ231は第14図に示すようにフランジ232より薄い。この好適な設計では、フランジ232が軸線Zに沿って下方に挿入されている器具により変位される(或いは鋭い器具により切込まれる)なら、フランジ232の変位部分(例えば、フランジ232の切込みに隣接したフランジ232の変位部分)が下方に折れ、それによりフランジ231の一部を軸線Zから離れる方向に半径方向に)一時的に僅かに開き、(器具がフランジ232を越えて前進し続けるときに)フランジ231が器具により切り込まれるのを回避する。フランジ231がこのようにして一時的に開いた後、(弾性材料製のフランジ231は器具の外周をシールする位置へ弛緩し戻る。フランジ231は好ましくは、器具との良好な流体シールをもたらすその能力を向上させるために図示のように犠牲フランジ232に対して或る角度に配向されている(しかし変更例として、フランジ231、232は互いに平行或いは実質的に平行である)。フランジ231はトラップドアシールと同様に器具シールとして機能する。フランジ232が器具により切り込まれないなら、フランジ232、231の両方はこれらを通って延びる器具の外周のまわりにシールするように機能する。
弁ドア組立体202の上記実施例の変更例では、弁ドア組立体の本体部分はトラップドア座部から中央チャンネルに沿って分離される器具シールを有している。かかる変形例では、トラップドア座部は第14図に示すフランジ31と異なる形状を有することができる。
次に、カニューレに本発明の万能シール組立体(または弁ドア組立体)を取付ける際に使用する別の構造を第15図ないし第19図を参照して説明する。
第15図の実施例では、(上記弁ドア組立体202ではなく)弁ドア組立体301がカニューレ208の近位端部に取外し可能にスナップ嵌めされている。組立体301は(組立体202と同様に)フラッパ弁流体シールおよび器具シールを有することができるが、組立体301はその弾性本体がカニューレの側壁部から半径方向外方に突出する肩部を構成する遠位端部分302を有していると言う点で組立体202と異なっている。遠位端部分302は代表的には(代表的な実施例における組立体301の本体全体のように)弾性材料で作られており、遠位端部分302は組立体303を組立体301に取付け得るのに十分に可撓性である。端部分302により構成された突出肩部は傾斜した近位面302Aおよび遠位面302Bを有している。近位面302Aは長さ方向軸線L2に対して鋭角に配向されており(近位面302Aと長さ方向軸線L2との間の距離は組立体301の近位端部からの距離が増すにつれて増し)、遠位端部302Bは好ましくは(要素208、301、303を第15図に示すように互いに組付けると)長さ方向軸線L2と直角である。
万能シール組立体303は(万能シール組立体の第3図の実施例におけるような比較的小さいフランジ62の代って)比較的大きいフランジ304を有するが、組立体303は好ましくは他の点で第3図の万能シール組立体と同じである。フランジ304は円形縁部304Cのところで出会っている遠位面304Aおよび近位面304Bを有している。遠位面304Aは好ましくは(面302Aが組立体301への組立体303の取付けを妨げないように)長さ方向軸線L2に対して面302Aと実質的に同じ角度に配向されている。近位面302Bは好ましくは(取付けられた組立体を組立体301から引離そうとするとき、面302Bが面304Bに係合し、かくして第15図に示すように組立体303を組立体301に取付けた後に組立体303を組立体301から分離する作用力を妨げるように)長さ方向軸線L2と直角である。かくして、組立体303を組立体304に遠位方向に押し付ける(それにより、第15図に示すようにフランジ304の近位面304Bが遠位面302Bに係合するまで面304Aが面302Aに沿って摺動するときにフランジ304の遠位面304Aにより端部分302を変位させる)ことによって組立体303を組立体301に容易に取付けることができる。第15図に示す組付け構成では、組立体303は、組立体303を組立体301から離すのに(組立体303を組立体301に係止するのに必要とされる遠位力より非常に強い)近位方向の比較的強い力が必要とされると言う意味で組立体301に係止される。
第16図の実施例では、(第3図の実施例のように)弁ドア組立体201はカニューレ208の近位端部に取外し可能にスナップ嵌めされる。万能シール組立体403は剛性材料(代表的には剛性プラスチック)製であるハウジングを有しており、このハウジングはシール組立体201の概ね円筒形の外側壁201Aと係合可能に構成されたテーパ(切頭円錐形)面403Aを有している。シール組立体403はその剛性ハウジング以外、第3図の万能シール組立体と同じである。組立体403を組立体201に遠位方向に押し付け、それにより組立体403が組立体201に係止されるように)組立体201の近位端面201Bが組立体403の遠位方向に向いた面403Bに係合するまで(好ましくは浅いテーパを有する)テーパ面403Aにより組立体201の弾性本体を圧縮することによって組立体403を組立体201に有利に取付けることができる。より小さい半径を有する面403Aの部分(組立体403を組立体201に係止したときの面403Bに比較的近い部分)が、より大きい半径を有する面403Aの部分(組立体403を組立体201に係止したときの面403Bから比較的遠い部分)以上に組立体201の面403Aを圧縮する。(面403Bが面201Bに当接している)組付け構成では、組立体43おを組立体301から分離するには、(組立体403を組立体201に係止するのに必要とされる遠位方向の力より強い)近位方向の比較的強い力が必要とされるように、組立体201の本体が十分に圧縮される。
本発明の万能シール組立体の変更実施例は万能シール組立体を(カニューレの近位端部に取外し可能にスナップ嵌めされる)弁ドア組立体および/または(弁ドア組立体が取付けられる)カニューレに取付けための別の構造を用いている。例えば、万能シール組立体は、ばねを持ち且つ弁ドア組立体の概ね円筒形の外側壁部および/またはカニューレの円筒形外側壁部と係合可能に構成された(例えば、輪止めクラッチ型の)回転ローラ係止組立体を有することができる。他の例として、万能シール組立体は弁ドア組立体の概ね円筒形の外側壁部および/またはカニューレの円筒形外側壁部と係合可能に構成されたゴム製の摩擦カム組立体を有することができる。
以上は本発明の方法および装置の好適な実施例の単に例示的且つ説明上のものである。ここに記載の実施例の構成要素の大きさ、形状および他の詳細の種々の変更が添付の請求項の範囲内で可能である。

Claims (26)

  1. エラストマー製の本体を有する弁ドア装置とともに使用するための万能シール装置において、
    中を通ってチャンネルが延びるハウジングであって、該ハウジングを弁ドア装置のエラストマー製本体に取り付けるように構成された取り付け部分を有するハウジングと、
    周囲部分、器具ポートを画定するほぼ円錐形の器具ガイド、および該周囲部分と該器具ガイドとの間の可撓性の波形部分を有するエラストマー製の万能シール成形体と、を含み、
    前記万能シール成形体は、前記ハウジング内に取り付けられ、前記器具ガイドは、前記器具ポートの位置が前記チャンネル内で可変となるように前記ハウジングに対して並進自在であり、
    また、前記器具ガイドは、上側面すなわち近位面を有し、該上側面すなわち近位面から半径方向に配向された突出部が突出しており、前記半径方向に配向された突出部は、器具の抗力を低減する形状とされ、
    前記万能シール装置は、前記器具ガイドの上側面すなわち近位面から突出し、前記半径方向に配向された突出部と前記可撓性の波形部分との間に位置決めされた緩衝部をさらに含み、該緩衝部は、前記器具ガイドが前記器具の引き戻しに応じて反転した後、前記半径方向に配向された突出部と協働してほぼ円錐形の形状を効率的に回復するように寸法および形状決めされている万能シール装置。
  2. 前記取り付け部分は、ハウジングから突出する有刺フランジである請求項1に記載の万能シール装置。
  3. 前記有刺フランジは、該ハウジングを該エラストマー製の本体に取り付けるために該ハウジングを該エラストマー製本体に対して第一の経路に沿って移動できる形状とされ、また、該ハウジングがエラストマー製本体に取り付けられた後に該第一の経路と反対に移動するとき、該エラストマー本体内に鈎止めされて該万能シール装置が弁ドア装置から分離するのを妨げる形状とされる請求項2に記載の万能シール装置。
  4. 前記チャンネルの遠位端部と前記チャンネルの近位端部の間には長さ方向軸線が延び、該取り付け部分は、斜面状でハウジングから突出する有刺フランジであり、該フランジは、縦方向に傾斜して該長さ方向軸線からの距離が増大しまた近位端部からの距離も増大し、また横方向にも傾斜し、該フランジによって弁ドア装置のエラストマー製本体に対してほぼら旋状の経路に添って該フランジを前進させて万能シール装置を弁ドア装置に取り付けることが容易となる請求項2に記載の万能シール装置。
  5. 前記ハウジングは、剛性のプラスチック製である請求項2に記載の万能シール装置。
  6. 前記弁ドア装置の前記エラストマー製本体は、ほぼ円筒形の外側壁を有し、該取り付け部分は、ハウジングのテーパ状の表面であり、該ハウジングは、また、遠位方向に面する表面を有し、該テーパ状の表面は、該遠位方向に面する表面が弁ドア装置と係合するように万能シール装置が弁ドア装置に取り付けられたとき、エラストマー製本体の少なくとも一部分を取り巻いて圧縮する請求項1に記載の万能シール装置。
  7. 前記万能シール成形体は、エラストマー材料の単一の成形体であり、前記器具ガイドの上側面すなわち近位面は、該器具ガイドと前記器具ガイドによって器具ポートに向けて案内される器具との間の接触面積を低減する形状の半径方向に配向されたリブを有し、該リブは、該器具ポートの膨張性を低減することなく該器具ガイドへのぞましい程度の半径方向の固さをあたえる構成とされる請求項1に記載の万能シール装置。
  8. 前記チャンネルの遠位端部と前記チャンネルの近位端部の間には長さ方向軸線が延び、また、万能シール装置は、
    前記器具ガイドと波形部分の間で万能シール成形体に取り付けられるリングであって、ハウジングに対する長さ方向軸線と直交する方向の移動を拘束する構成のリング、を含み、
    前記緩衝部は、前記長さ方向軸線と平行な近位方向に突出し、前記器具ガイドは、反対の遠位方向に延び、
    前記緩衝部は、前記円錐状の器具ガイドを取り囲む前記円錐形の器具ガイドの周囲に沿って延びており、前記緩衝部は、前記リングと前記半径方向に配向された突出部との間で、自由かつ非接触関係にある、請求項7に記載の万能シール装置。
  9. 前記リブは、前記シールが反転状態にあるとき前記緩衝部を押しつける形状とされる請求の範囲8に記載の万能シール装置。
  10. 前記万能シール成形体は、40ないし70のショアAジュロメーターの範囲の硬度の医療用シリコーン・ゴムでつくられる請求項7に記載の万能シール装置。
  11. 本体を有する弁ドア装置とともに使用するための万能シール装置において、該万能シール装置は、
    中を通ってチャンネルが延びるハウジングであって、該ハウジングを弁ドア装置の本体に取り付けるように構成された取り付け部分を有するハウジングと、
    周囲部分、器具ポートを画定するほぼ円錐形の器具ガイド、および該周囲部分と該器具ガイドの間の可撓性の波形部分を有するエラストマー製の万能シール成形体と、を含み、該万能シール成形体は、前記ハウジング内に取り付けられ、前記器具ガイドは、前記器具ポートの位置がチャンネル内で可変となるように前記ハウジングに対して並進自在であり、前記万能シール成形体は、エラストマー材料の単一の成形部品であり、また、前記器具ガイドは、上側面すなわち近位面を有し、該上側面すなわち近位面から半径方向に配向されたリブが突出し、該リブは、該器具ガイドと前記器具ガイドによって器具ポートに向けて案内される器具との間の接触面積を低減する形状とされ、また該リブは、該器具ポートの膨張性を低減することなく該器具ガイドへのぞましい程度の半径方向の固さを与える構成とされており、
    前記万能シール装置は、前記器具ガイドの上側面すなわち近位面から突出し、前記半径方向に配向されたリブと前記可撓性の波形部分との間に位置決めされた緩衝部をさらに含み、該緩衝部は、前記器具ガイドが前記器具の引き戻しに応じて反転した後、前記リブと協働してほぼ円錐形の形状を効率的に回復するように寸法および形状決めされている万能シール装置。
  12. 前記チャンネルの遠位端部と前記チャンネルの近位端部の間には長さ方向軸線が延び、また、万能シール装置は、
    前記器具ガイドと波形部分の間で成形体に取り付けられるリングであって、ハウジングに対する長さ方向軸線と直交する方向の移動を拘束する構成のリング、を含み、
    前記緩衝部は、前記長さ方向軸線と平行な近位方向に突出し、前記器具ガイドは、反対の遠位方向に延び、
    前記緩衝部は、前記円錐状の器具ガイドを取り囲む前記円錐形の器具ガイドの周囲に沿って延びており、前記緩衝部は、前記リングと前記半径方向に配向されたリブとの間で、自由かつ非接触関係にある、請求項11に記載の万能シール装置。
  13. 前記リブは、前記シールが反転状態にあるとき前記緩衝部を押しつける形状とされる請求項12に記載の万能シール装置。
  14. 前記万能シール成形体は、40ないし70のショアAジュロメータの範囲の硬度の医療用シリコーン・ゴムでつくられる請求項11に記載の万能シール装置。
  15. 前記万能シール装置は、再使用可能なカニューレをさらに含み、
    前記弁ドア装置のエラストマー製本体は、該カニューレに取り外し自在にスナップ嵌めされる請求項1に記載の万能シール装置。
  16. 前記カニューレは、溝を有し、また弁ドア装置の前記エラストマー製本体は、該溝の中に延びるエラストマー製のフランジを有する請求項15に記載の万能シール装置。
  17. 前記取り付け部分は、ハウジングから突出して弁ドア装置のエラストマー製本体と係合する有刺フランジである請求項15に記載の万能シール装置。
  18. 前記取り付け部分は、前記ハウジングは、剛性プラスチックのハウジングであり、前記有刺フランジは、該剛性プラスチックのハウジングの一部である請求項17に記載の万能シール装置。
  19. 前記有刺フランジは、該ハウジングを該エラストマー製の本体に取り付けるために該ハウジングを該エラストマー製本体に対して第一の経路に沿って移動できる形状とされ、また、該ハウジングがエラストマー製本体に取り付けられた後に該第一の経路と反対に移動するとき、該エラストマー本体内に鈎止めされて該万能シール装置が弁ドア装置から分離するのを妨げる形状とされる請求項17に記載の万能シール装置。
  20. 前記チャンネルの遠位端部と前記チャンネルの近位端部の間には長さ方向軸線が延び、該取り付け部分は、斜面状でハウジングから突出する有刺フランジであり、該フランジは、長さ方向に傾斜して該長さ方向軸線からの距離が増大しまた近位端部からの距離も増大し、また横方向にも傾斜し、該フランジによって弁ドア装置のエラストマー製本体に対してほぼら旋状の経路に添って該フランジを前進させて万能シール装置を弁ドア装置に取り付けることが容易となる請求の範囲15に記載の万能シール装置。
  21. 前記ハウジングは、剛性のプラスチック製である請求項15に記載の万能シール装置。
  22. 前記弁ドア装置の前記エラストマー製本体は、ほぼ円筒形の外側壁を有し、該取り付け部分は、ハウジングのテーパ状の表面であり、該ハウジングは、また、遠位方向に面する表面を有し、該テーパ状の表面は、該遠位方向に面する表面が弁ドア装置と係合するように万能シール装置が弁ドア装置に取り付けられたとき、エラストマー製本体の少なくとも一部分を取り巻いて圧縮する請求項15に記載の万能シール装置。
  23. 前記万能シール成形体は、エラストマー材料の単一の成形体であり、前記器具ガイドの上側面すなわち近位面は、該器具ガイドと前記器具ガイドによって器具ポートに向けて案内される器具との間の接触面積を低減する形状の半径方向に配向されたリブを有し、該リブは、該器具ポートの膨張性を低減することなく該器具ガイドへのぞましい程度の半径方向の固さをあたえる構成とされる請求項15に記載の万能シール装置。
  24. 前記チャンネルの遠位端部と前記チャンネルの近位端部の間には長さ方向軸線が延び、また、万能シール装置は、
    前記器具ガイドと波形部分の間で成形体に取り付けられるリングであって、ハウジングに対する長さ方向軸線と直交する方向の移動を拘束する構成のリング、を含み、
    前記緩衝部は、長さ軸線と平行な近位方向に突出し、前記器具ガイドは、反対の遠位方向に延び、
    前記緩衝部は、前記円錐状の器具ガイドを取り囲む前記円錐状の器具ガイドの周囲に沿って延びており、前記緩衝部は、前記リングと前記半径方向に配向された突出部との間で、自由かつ非接触関係にある、請求項15に記載の万能シール装置。
  25. 前記リブは、前記シールが反転状態にあるとき前記緩衝部を押しつける形状とされる請求項24に記載の万能シール装置。
  26. 前記万能シール成形体は、40ないし70のショアAジュロメーターの範囲の硬度の医療用シリコーン・ゴムでつくられる請求項24に記載の万能シール装置。
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