JP4205883B2 - Cap with excellent cleanability - Google Patents

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JP4205883B2
JP4205883B2 JP2002063825A JP2002063825A JP4205883B2 JP 4205883 B2 JP4205883 B2 JP 4205883B2 JP 2002063825 A JP2002063825 A JP 2002063825A JP 2002063825 A JP2002063825 A JP 2002063825A JP 4205883 B2 JP4205883 B2 JP 4205883B2
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cleaning
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は充填後の洗浄性に優れたキャップに関し、より詳細には、容器口部とキャップとの間に付着残存する内容液を確実に洗浄することができると共に、洗浄液の残存が有効に防止されたキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、容器内に内容液を充填してキャッピングした後、容器口部外周面とキャップの内周面との間に付着残存した内容液を洗浄するために、キャップに向けて洗浄液を噴射し、キャップ内部に洗浄液を流入させることが行われている。
このような洗浄液を噴射することにより洗浄可能なキャップとしては、例えば、キャップの天面周縁部とスカート部或いはこれらの境界領域に周方向に間隔をおいて複数個の孔が形成されているキャップが提案されている(実公平4−54119号公報等)。
【0003】
上記のような複数個の孔が形成されているキャップでは、埃及び外観の問題から、可及的に小さいことが要求されることから、キャップを成形した後に、タンパーエビデントバンド(以下、TEバンドという)の形成と共に、カッター等によってスカート部に切込みを入れることにより形成されている(特開平11−208693号公報)。
一方、このように可及的に小さい孔が形成されたキャップにおいては、キャップ内に洗浄液を充分に流入させることは困難であり、このため、キャップ内部に効率的に洗浄液を流入させる方法として、65℃以上の洗浄液を噴射するか、或いはキャップを70℃以上に加熱した後、45乃至70℃の洗浄液を噴射することが提案されている(特開2000−85727号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記方法によれば、キャップ内部を効率的に洗浄することが可能であるが、上記方法では、容器口部及びキャップを比較的高温に加熱することになるため、例えば無菌充填(アセプティック充填)された容器及びキャップには適用することができない。すなわち、無菌充填が適用される容器においては、内容物の変質などを防止するために充填後の加熱殺菌を前提としないため、容器口部が耐熱性を有しておらず、このような容器において、65℃以上の洗浄液を噴射させて必要な洗浄効果を得ようとする場合には、容器口部の変形を生じる恐れがあり、密封性に問題を起こす可能性がある。
【0005】
また、キャップに複数個の孔を設けることなく、洗浄する方法も提案されており、特開2000−7096号公報には、容器口部外周に形成されたネジ山部またはこれに螺合するキャップのネジ山部の少なくとも一方に縦方向複数個所にベントスリットを形成し、容器のネックサポート部とキャップの下端との間の間隙に向けて洗浄水を噴射させ、ベントスリットを通じて容器口部外周部とキャップ内面との間を洗浄する方法が提案されている。
【0006】
上記方法では、高圧で噴射された洗浄水はキャップのスカート部内面とベントスリットの間を通って容器口部外周及びキャップ内面を洗浄するが、洗浄水の流通路はベントスリットと容器口部の間のわずかな間隙であるため、下方から噴射された洗浄水を効果的に上方に流動すること、或いは上方に向かった後上方から下方に向かって流れ、再びキャップの外に流れ出るには不十分である。また上記方法では、容器口部の螺子山の下方には、TEバンドの係止片と係止する環状の顎部が形成されているため、洗浄水の上方への流通を困難にしている。
キャップ内に残った洗浄液は消費者に内容液の漏洩と誤認されたり、或いはかびの発生等の原因になる恐れがある。
その一方、洗浄水の流量を多くすべく流通路を大きくすると、キャップスカート部内面及び容器口部の外周面が汚染されやすくなる恐れがある。
【0007】
従って本発明の目的は、容器口部外周及びキャップ内面のスカート部全域及び頂板部の周縁の一部を確実に洗浄できると共に、洗浄水の流出入が容易で洗浄水の残存を有効に防止することが可能なキャップを提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、頂板部と、該頂板部周縁から垂下し、容器口部に係合する螺子山を内面に備えたスカート部から成り、該スカート部内面には螺子山を周方向に分割する切欠きが形成され、該切欠き及び上下の螺子山の間が洗浄液の流通路を形成するキャップにおいて、(1)前記切欠きにより形成される軸方向の流通路に、軸方向の溝が形成されていること及び(2)前記スカート部の内面が下方に向かって内径が大きくなり、キャップ内面に設けられた螺子山と容器口部に設けられた螺子山との係合が下方において上方よりも浅い係合になるようなテーパー状であることを特徴とするキャップが提供される。
【0009】
本発明のキャップにおいては、
(3)キャップが射出成形により成形され、前記スカート部下端に破断可能なブリッジ部を介して一体に成形されるタンパーエビデントバンドを有するキャップであって、洗浄水が該ブリッジ部間の開口から流入すること、
(4)破断可能なブリッジ部間の開口下端が径方向外方から内方に向けて上方に傾斜していること、
が好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明は、キャップのスカート部内面に設けられた螺子山を周方向に分割する切欠きが形成され、該切欠き及び上下の螺子山の間が洗浄液の流通路を形成するキャップにおいて、
(1)前記切欠きにより形成される軸方向の流通路には、軸方向の溝が形成されていること
及び/又は
(2)前記スカート部の内側面が下方に向かって内径が大きくなるようなテーパー状であること
が重要な特徴である。
【0011】
前述した通り、螺子山を周方向に分割するように設けられた切欠きは、洗浄水の上下方向の流通路となり、上下の螺子山間の周方向の流通路と共に、下方或いは上方から流入した洗浄水を容器口部外周部とキャップ内面との間のほぼ全域に行き渡らせて洗浄するものであるが、本発明の上記(1)の態様においては、この上下方向(軸方向)の流通路に軸方向の溝を形成することにより、流通路の流量を増加させて有効に洗浄を行うと共に、洗浄後の洗浄液を効率よくキャップ外へ流出させることが可能になるのである。
図1は、上記(1)の態様を備えたキャップの一例が容器口部と螺合された状態を示す一部断面図であり、この図1に示されるように、キャップ1の螺子山と容器口部20の螺子山は上下方向に係合し、またそれぞれの螺子山先端13,23は密封性を確保するためキャップ内面7及び容器口部外周面24に近接している。このためそのままでは切欠きにより形成される流通路11はわずかな間隙で、十分に洗浄水を流通させることが難しいが、流通路11の部分のスカート部の肉厚が多少薄くなるように溝が形成されていることにより、溝が洗浄水の誘導路を形成し、キャップ上方への流通を有効に行うことができる。
【0012】
また本発明の上記(2)の態様においては、スカート部の内面が下方に向かって内径が大きくなるようなテーパー状になっているので、下方から流入された洗浄液が容易にキャップスカート部内面及び容器口部外周部の間を通ることができると共に、上方に流れた洗浄水が下方へ戻り、キャップ外へと容易に流出することも可能になる。
図2は、上記(2)の態様を備えたキャップ一例が容器口部と螺合された状態を示す一部断面図であり、この図2に示されるように、キャップ1のスカート部内面7は、下方に向かって内径が大きくなるように若干テーパー状になっている。このため、キャップ内面に設けられた螺子山8a,8bと容器口部に設けられた螺子山21a,21bとの係合が下方(8bと22bの係合)において上方(8aと21aの係合)よりも若干浅い係合になっているため、切欠きによって形成される間隙が下方に行くに従って若干広くなり、洗浄水の流出入が容易に行われるのである。
【0013】
本発明においては、上記(1)及び(2)の特徴をそれぞれ単独で備えていてもよいが、上記(1)及び(2)の両方を兼ね備えていることが特に好ましい。これにより、洗浄水の流出入はより効率的になり、有効に洗浄が行われると共に、洗浄水がキャップ内面及び容器口部外周面により形成される空間に残留することも有効に防止される。
【0014】
本発明のキャップは、射出成形により成形される、スカート部下端に破断可能なブリッジ部を介して一体に成形されるタンパーエビデントバンド(以下、TEバンドという)を有するキャップであることが好ましい。すなわち、TEバンドをつなぐブリッジ部も後加工によらず一体的に形成されるため、ブリッジ部間の開口が、後加工によってカッター等により切り込みを入れられたものより大きく、低温の洗浄水であってもブリッジ部の開口から流入させることが可能であり、耐熱性の低い無菌充填用容器等においてもキャップ内面及び容器口部外周の間の全域を有効に洗浄することが可能になるのである。
【0015】
この際、ブリッジ部間の開口の下端には径方向外方から内方に向けて上方に傾斜する傾斜面が設けられていることが特に好ましく、この傾斜面に噴射された洗浄水がぶつかることによって、水平方向から噴射された洗浄水が上方に角度を変えて流れ、効率よく、キャップ内部に洗浄水を流入させることが可能になるのである。
【0016】
以下本発明を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図3は、上記(1)の態様を備えたキャップの一例を示す図であり、(A)は側断面図、(B)は底面図であり、図4は、上記(2)の態様を備えたキャップの一例を示す図であり、(A)は側断面図、(B)は底面図である。
図1及び図3において、全体を1で表す本発明のキャップは、頂板部2、頂板部から垂下するスカート部3から成り、スカート部3の下端には破断可能な弱化部4を介してTEバンド5が設けられ、TEバンド5の内面には、容器口部(図示せず)と係合するフラップ片6が複数形成されている。スカート部3の内面7には、容器口部20に設けられる螺子部21と係合する螺子部8が設けられている。また頂板部2の内面側には、容器口部内に挿入され容器の密封性を保持するインナーリング9がキャップシェルと一体に形成されている。
【0017】
図1及び図3に示す螺子部8は一条螺子であり、図3(A)に示すように上段の螺子山8a及び下段の螺子山8bによって二重になっている部分を有している。本発明のキャップにおいては、かかる螺子山8a及び8bに切欠き10a及び10bが上下に同じ位置に設けられ、この切欠き10a及び10bによって軸方向の流通路11が形成されている。
本発明においては、この軸方向の流通路11の部分に溝14が形成され、洗浄水の流量を増加させると共に、この溝14に沿って洗浄水が流れるので、洗浄水が流れ易くなるのである。
この溝の深さは、キャップスカート部の肉厚の30%以下、特に0.2乃至1.0mm程度であることが、キャップのスカート部内面及び天面の一部或いは容器口部の外周面の洗浄を有効に行うと共にキャップの強度を維持するために好ましい。
【0018】
図2及び図4に示すキャップは、キャップのスカート部3の内側面7が下方に向かって内径が大きくなるようなテーパー状である以外は基本的な構造は図1及び図3に示すキャップと同様である。
図2から明らかな通り、スカート部内面に設けられた螺子山8と容器口部に設けられた螺子山21との係合が下方において上方よりも若干浅い係合になっているため、容器口部の螺子山先端23とスカート部内面7によって形成される間隙12或いはキャップの螺子山先端13と容器口部外周面22によって形成される間隙15が下方に従って若干広くなって、洗浄水の流出入を容易に行わうことが可能になるのである。
キャップスカート部内面のテーパー角度は、軸線に対して0.5乃至5.0°程度であることが、キャップスカート部内面及び天面の一部或いは容器口部の外周面の洗浄を有効に行うと共にスカート部内面に設けられた螺子山と容器口部に設けられた螺子山の係合強度を維持するために好ましい。
【0019】
図1乃至図4に示すキャップにおいて、TEバンド5に設けられた複数のフラップ片6は、切欠きによって形成される軸方向の流通路11に相当する位置には形成されていないことが特に好ましい。すなわち、この流通路11の下方にフラップ片6が形成されていないことにより、流通路11がフラップ片の間16を通ってキャップの下端まで連なり、洗浄水の流出入が容易になるからである。
【0020】
本発明においては、前述した通り、洗浄水はTEバンドをつなぐブリッジ部間の開口部分から流入させることが、高温水を使用せず、無菌充填容器等の耐熱性の低い容器にも適用できるので好ましいが、勿論、従来の洗浄方法のようにキャップスカート部上方或いは頂板部周縁に切り込みを入れて高温の洗浄水を噴射して流入させて洗浄する場合にも有効である。
【0021】
本発明のキャップは、射出成形、圧縮成形等従来公知の成形法により成形されるキャップに適用できるが、特に射出成形により、二次加工することなく成形されるものに有効である。
キャップの成形に用いることができる樹脂としては、従来、樹脂キャップに用いられていたすべてのものを使用することができる。例えば、ポリエチレン、アイソタクティクポリプロピレン、エチレン−ポリプロピレン共重合体、ポリブテン−1、エチレン−ブテン−1共重合体、プロピレン−ブテン−1共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のオレフィン系樹脂や、ポリスチレン、スチレン−ブタジエン共重合体、ABS樹脂或いはポリカーボネート等の合成樹脂を挙げることができる。
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、頂板部と、該頂板部周縁から垂下し、容器口部に係合する螺子山を内面に備えたスカート部から成り、該スカート部内面には螺子山を周方向に分割する切欠きが形成され、該切欠き及び上下の螺子山の間が洗浄液の流通路を形成するキャップにおいて、(1)前記切欠きにより形成される軸方向の流通路に、軸方向の溝が形成されていること、及び/又は(2)前記スカート部の内面が下方に向かって内径が大きくなるようなテーパー状であることにより、洗浄水を効果的に流通すると共に、洗浄水の流量を増加させることができ、キャップ内面及び容器口部外周面を効率的に洗浄することが可能となる。また洗浄水の流出入が効果的でキャップ内の洗浄液の残存が有効に防止される。更に無菌充填用容器等の耐熱性の低い容器に適用された場合にも確実に洗浄可能なキャップを提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の態様を採用したキャップの一例が容器口部と螺合した状態を示す図であり、右半分が側面図、左半分が側断面図である。
【図2】本発明の第二の態様を採用したキャップの一例が容器口部と螺合した状態を示す図であり、右半分が側面図、左半分が側断面図である。
【図3】本発明の第一の態様を採用したキャップの一例を示す図であり、(A)は側断面図、(B)は底面図である。
【図4】本発明の第二の態様を採用したキャップの一例を示す図であり、(A)は側断面図、(B)は底面図である。
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a cap excellent in cleaning properties after filling, and more specifically, it is possible to reliably clean the content liquid remaining between the container mouth and the cap, and effectively prevent the cleaning liquid from remaining. Related to the cap.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, after filling the container with the content liquid and capping, the cleaning liquid is sprayed toward the cap in order to clean the content liquid remaining between the outer peripheral surface of the container mouth and the inner peripheral surface of the cap. The cleaning liquid is allowed to flow into the cap.
As a cap that can be cleaned by spraying such cleaning liquid, for example, a cap in which a plurality of holes are formed at intervals in the circumferential direction at the peripheral portion of the top surface of the cap and the skirt portion or a boundary region thereof. Has been proposed (Japanese Utility Model Publication No. 4-54119).
[0003]
Since the cap having a plurality of holes as described above is required to be as small as possible due to dust and appearance problems, a tamper evidence band (hereinafter referred to as TE) is formed after the cap is molded. (Referred to as Japanese Patent Laid-Open No. 11-208693).
On the other hand, in the cap in which holes as small as possible are formed, it is difficult to sufficiently flow the cleaning liquid into the cap. Therefore, as a method for efficiently flowing the cleaning liquid into the cap, It has been proposed to spray a cleaning liquid at 65 ° C. or higher, or spray a cleaning liquid at 45 to 70 ° C. after heating the cap to 70 ° C. or higher (Japanese Patent Laid-Open No. 2000-85727).
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
According to the above method, it is possible to efficiently clean the inside of the cap. However, in the above method, since the container mouth and the cap are heated to a relatively high temperature, for example, aseptic filling (aseptic filling) is performed. It cannot be applied to containers and caps. That is, in a container to which aseptic filling is applied, the container mouth portion does not have heat resistance because it is not premised on heat sterilization after filling in order to prevent deterioration of the contents. In order to obtain a necessary cleaning effect by spraying a cleaning liquid at 65 ° C. or higher, the container mouth may be deformed, which may cause a problem in sealing performance.
[0005]
In addition, a method of cleaning without providing a plurality of holes in the cap has also been proposed. Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-7096 discloses a screw thread portion formed on the outer periphery of a container mouth portion or a cap screwed into the cap portion. Vent slits are formed at a plurality of longitudinal positions on at least one of the threaded portions of the container, and the cleaning water is sprayed toward the gap between the neck support portion of the container and the lower end of the cap, and the outer peripheral portion of the container mouth through the vent slit There has been proposed a method for cleaning between the cap and the inner surface of the cap.
[0006]
In the above method, the cleaning water jetted at high pressure passes between the inner surface of the cap skirt and the vent slit to clean the outer periphery of the container mouth and the inner surface of the cap. Because of the slight gap between them, it is not enough to effectively flow upward the wash water sprayed from below, or from above to below and then flow out of the cap again. It is. Further, in the above method, an annular jaw portion that engages with the TE band engagement piece is formed below the thread at the container mouth portion, making it difficult to distribute the wash water upward.
The cleaning liquid remaining in the cap may be misunderstood by the consumer as leakage of the content liquid, or may cause mold.
On the other hand, if the flow passage is enlarged so as to increase the flow rate of the washing water, the inner surface of the cap skirt portion and the outer peripheral surface of the container mouth portion may be easily contaminated.
[0007]
Accordingly, an object of the present invention is to reliably clean the outer periphery of the container mouth, the entire skirt portion of the inner surface of the cap, and a part of the peripheral edge of the top plate portion, and also facilitate the flow of cleaning water and effectively prevent the cleaning water from remaining. It is in providing a possible cap.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, a top plate portion and a skirt portion that is suspended from the periphery of the top plate portion and engages with the container mouth portion are provided on the inner surface, and the screw thread is divided in the circumferential direction on the inner surface of the skirt portion. In the cap in which the notch and the upper and lower screw threads form a flow path for the cleaning liquid, (1) an axial groove is formed in the axial flow path formed by the notch. Ri inner surface that is formed and (2) said skirt portion is the name larger inside diameter downwardly, the engagement beneath the threads on the screw threads and the container mouth portion provided on the cap inner surface cap, which is a so that a tapered such shallow engagement than the upper is provided.
[0009]
In the cap of the present invention,
(3) A cap having a tamper-evident band formed by injection molding and integrally formed via a breakable bridge portion at the lower end of the skirt portion, wherein cleaning water is discharged from the opening between the bridge portions. Inflow,
(4) The lower end of the opening between the breakable bridge portions is inclined upward from the radially outer side to the inner side,
Is preferred.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention provides a cap in which a thread provided on the inner surface of the skirt portion of the cap is formed with a notch that divides the thread in the circumferential direction, and a flow path for the cleaning liquid is formed between the notch and the upper and lower threads.
(1) The axial flow passage formed by the notch is formed with an axial groove and / or (2) the inner surface of the skirt portion is increased in the downward direction so that the inner diameter increases. It is an important feature that it is a tapered shape.
[0011]
As described above, the notch provided so as to divide the screw thread in the circumferential direction serves as a flow path in the vertical direction of the cleaning water, and along with the flow path in the circumferential direction between the upper and lower screw threads, the cleaning that has flowed in from below or above. Water is distributed over almost the entire area between the outer periphery of the container mouth and the inner surface of the cap for cleaning. In the above aspect (1) of the present invention, the flow path in the vertical direction (axial direction) By forming the groove in the axial direction, it is possible to increase the flow rate of the flow passage and effectively perform cleaning, and to efficiently flow the cleaning liquid after cleaning out of the cap.
FIG. 1 is a partial cross-sectional view showing a state in which an example of a cap having the above-described aspect (1) is screwed with a container mouth portion, and as shown in FIG. The screw threads of the container mouth portion 20 are engaged in the vertical direction, and the respective screw thread tips 13 and 23 are close to the cap inner surface 7 and the container mouth outer peripheral surface 24 in order to ensure sealing performance. For this reason, the flow passage 11 formed by the notch as it is is a slight gap, and it is difficult to distribute the washing water sufficiently. However, the groove is formed so that the thickness of the skirt portion of the flow passage 11 is slightly reduced. By being formed, the groove forms a guiding path for the washing water, and can be effectively distributed above the cap.
[0012]
In the aspect (2) of the present invention, since the inner surface of the skirt portion is tapered so that the inner diameter increases downward, the cleaning liquid that has flowed in from the lower side can easily While being able to pass between the outer periphery of the container mouth portion, the washing water that has flowed upward returns downward and can easily flow out of the cap.
FIG. 2 is a partial cross-sectional view showing a state in which an example of the cap having the aspect (2) is screwed with the container mouth portion. As shown in FIG. 2, the inner surface 7 of the skirt portion of the cap 1 is shown. Is slightly tapered so that the inner diameter increases downward. For this reason, the engagement between the screw threads 8a and 8b provided on the inner surface of the cap and the screw threads 21a and 21b provided at the container mouth is downward (engagement between 8b and 22b) and upward (engagement between 8a and 21a). ), The gap formed by the notch becomes slightly wider as it goes downward, so that the cleaning water can easily flow in and out.
[0013]
In the present invention, the above features (1) and (2) may be provided alone, but it is particularly preferable that both (1) and (2) are provided. Thereby, the inflow and outflow of the cleaning water becomes more efficient, the cleaning is effectively performed, and the cleaning water is also effectively prevented from remaining in the space formed by the cap inner surface and the container mouth outer peripheral surface.
[0014]
The cap of the present invention is preferably a cap having a tamper-evident band (hereinafter referred to as a TE band) formed by injection molding and integrally formed via a breakable bridge portion at the lower end of the skirt portion. In other words, since the bridge portion connecting the TE bands is also formed integrally without any post-processing, the opening between the bridge portions is larger than that which is cut by a cutter or the like by post-processing, and is cold washing water. However, it is possible to flow from the opening of the bridge portion, and even in a sterile filling container having low heat resistance, the entire region between the inner surface of the cap and the outer periphery of the container mouth can be effectively cleaned.
[0015]
At this time, it is particularly preferable that the lower end of the opening between the bridge portions is provided with an inclined surface inclined upward from the radially outer side to the inner side, and the washing water sprayed on the inclined surface collides with it. Accordingly, the cleaning water sprayed from the horizontal direction flows upward at a different angle, so that the cleaning water can efficiently flow into the cap.
[0016]
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
FIG. 3 is a view showing an example of a cap having the aspect (1), (A) is a side sectional view, (B) is a bottom view, and FIG. 4 shows the aspect (2). It is a figure which shows an example of the provided cap, (A) is a sectional side view, (B) is a bottom view.
1 and 3, the cap of the present invention represented as a whole by 1 is composed of a top plate portion 2 and a skirt portion 3 depending from the top plate portion. A band 5 is provided, and a plurality of flap pieces 6 are formed on the inner surface of the TE band 5 to engage with a container mouth (not shown). The inner surface 7 of the skirt portion 3 is provided with a screw portion 8 that engages with a screw portion 21 provided in the container mouth portion 20. On the inner surface side of the top plate portion 2, an inner ring 9 that is inserted into the container mouth portion and maintains the sealing performance of the container is formed integrally with the cap shell.
[0017]
The screw portion 8 shown in FIGS. 1 and 3 is a single thread, and has a portion that is doubled by an upper screw thread 8a and a lower screw thread 8b as shown in FIG. 3A. In the cap of the present invention, notches 10a and 10b are provided at the same position vertically on the screw threads 8a and 8b, and an axial flow passage 11 is formed by the notches 10a and 10b.
In the present invention, the groove 14 is formed in the axial flow passage 11 to increase the flow rate of the cleaning water, and the cleaning water flows along the groove 14, so that the cleaning water easily flows. .
The depth of the groove is 30% or less of the wall thickness of the cap skirt portion, particularly about 0.2 to 1.0 mm, so that the inner surface of the skirt portion of the cap and a part of the top surface or the outer peripheral surface of the container mouth portion. It is preferable to perform the cleaning of the cap effectively and maintain the strength of the cap.
[0018]
The basic structure of the cap shown in FIGS. 2 and 4 is the same as that shown in FIGS. 1 and 3 except that the inner surface 7 of the cap skirt 3 is tapered so that the inner diameter increases downward. It is the same.
As apparent from FIG. 2, the engagement between the screw thread 8 provided on the inner surface of the skirt portion and the screw thread 21 provided on the container mouth portion is slightly shallower than the upper portion in the lower portion. The gap 12 formed by the screw tip 23 and the inner surface 7 of the skirt portion or the gap 15 formed by the screw tip 13 of the cap and the outer peripheral surface 22 of the container mouth becomes slightly wider in the downward direction so that the washing water flows in and out. Can be easily performed.
The taper angle of the inner surface of the cap skirt portion is about 0.5 to 5.0 ° with respect to the axis, and the cleaning of the inner surface of the cap skirt portion and a part of the top surface or the outer peripheral surface of the container mouth portion is performed effectively. At the same time, it is preferable to maintain the engagement strength between the screw thread provided on the inner surface of the skirt part and the screw thread provided at the container mouth part.
[0019]
In the cap shown in FIGS. 1 to 4, it is particularly preferable that the plurality of flap pieces 6 provided in the TE band 5 are not formed at positions corresponding to the axial flow passages 11 formed by the notches. . That is, since the flap piece 6 is not formed below the flow passage 11, the flow passage 11 is connected to the lower end of the cap through the flap pieces 16, thereby facilitating the flow of the washing water. .
[0020]
In the present invention, as described above, it is possible to apply the wash water from the opening between the bridge portions connecting the TE band, so that high temperature water is not used and the container can be applied to a container having low heat resistance such as an aseptic filling container. Of course, it is also effective when a cleaning is performed by injecting hot water into the cap skirt part or at the periphery of the top plate part as in the conventional cleaning method.
[0021]
The cap of the present invention can be applied to a cap molded by a conventionally known molding method such as injection molding, compression molding, etc., but is particularly effective for those molded by injection molding without secondary processing.
As the resin that can be used for forming the cap, any resin that has been conventionally used for resin caps can be used. For example, olefin resins such as polyethylene, isotactic polypropylene, ethylene-polypropylene copolymer, polybutene-1, ethylene-butene-1 copolymer, propylene-butene-1 copolymer, ethylene-vinyl acetate copolymer, etc. And synthetic resins such as polystyrene, styrene-butadiene copolymer, ABS resin, and polycarbonate.
[0022]
【The invention's effect】
According to the present invention, a top plate portion and a skirt portion that is suspended from the periphery of the top plate portion and engages with the container mouth portion are provided on the inner surface, and the screw thread is divided in the circumferential direction on the inner surface of the skirt portion. In the cap in which the notch and the upper and lower screw threads form a flow path for the cleaning liquid, (1) an axial groove is formed in the axial flow path formed by the notch. (2) Since the inner surface of the skirt portion is tapered so that the inner diameter increases downward, the cleaning water is effectively distributed and the flow rate of the cleaning water is reduced. The inner surface of the cap and the outer peripheral surface of the container mouth can be efficiently cleaned. Further, the inflow and outflow of cleaning water is effective, and the remaining of the cleaning liquid in the cap is effectively prevented. Furthermore, it was possible to provide a cap that can be reliably cleaned even when applied to a container having low heat resistance such as a container for aseptic filling.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a view showing a state in which an example of a cap adopting the first aspect of the present invention is screwed with a container mouth, a right half is a side view, and a left half is a side sectional view.
FIG. 2 is a view showing a state in which an example of a cap adopting the second aspect of the present invention is screwed with a container mouth, a right half is a side view, and a left half is a side sectional view.
FIGS. 3A and 3B are diagrams showing an example of a cap adopting the first aspect of the present invention, where FIG. 3A is a side sectional view and FIG. 3B is a bottom view.
FIGS. 4A and 4B are diagrams showing an example of a cap adopting the second aspect of the present invention, where FIG. 4A is a side sectional view and FIG. 4B is a bottom view.

Claims (3)

頂板部と、該頂板部周縁から垂下し、容器口部に係合する螺子山を内面に備えたスカート部から成り、該スカート部内面には螺子山を周方向に分割する切欠きが形成され、該切欠き及び上下の螺子山の間が洗浄液の流通路を形成するキャップにおいて、前記切欠きにより形成される軸方向の流通路には、軸方向の溝が形成されていると共に、前記スカート部の内側面が下方に向かって内径が大きくなり、キャップ内面に設けられた螺子山と容器口部に設けられた螺子山との係合が下方において上方よりも浅い係合になるようなテーパー状であることを特徴とするキャップ。It consists of a top plate part and a skirt part provided on the inner surface with a screw thread that hangs down from the peripheral edge of the top plate part and engages the container mouth part, and a notch for dividing the screw thread in the circumferential direction is formed on the inner surface of the skirt part. In the cap in which the notch and the upper and lower screw threads form a flow path for the cleaning liquid, an axial groove is formed in the axial flow path formed by the notch, and the skirt Ri is Na larger inner diameter inner surface parts is downward, so that the engagement is such a shallow engagement than the upper in the lower and thread provided on the screw threads and the container mouth portion provided on the cap inner surface Cap characterized by a tapered shape. 前記キャップが射出成形により成形され、前記スカート部下端に破断可能なブリッジ部を介して一体に成形されるタンパーエビデントバンドを有するキャップであって、洗浄水が該ブリッジ部間の開口から流入する請求項記載のキャップ。The cap is formed by injection molding and has a tamper-evident band integrally formed through a breakable bridge portion at the lower end of the skirt portion, and cleaning water flows from an opening between the bridge portions. The cap according to claim 1 . 前記破断可能なブリッジ部間の開口下端が径方向外方から内方に向けて上方に傾斜している請求項記載のキャップ。The cap according to claim 2, wherein a lower end of the opening between the breakable bridge portions is inclined upward from the radially outer side to the inner side.
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