JP4204635B2 - 筐体表面温度予測装置、方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

筐体表面温度予測装置、方法、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、筐体表面温度予測装置、方法、プログラム及び記録媒体に関し、より特定的には、電子機器の筐体内部に部品を配置した際に筐体表面温度を予測するための筐体表面温度予測装置、方法、プログラム及び記録媒体に関する。
近年、携帯電話に代表される小型電子機器の高機能化に伴い、当該電子機器の筐体内部に搭載される部品の総消費電力が増加している。部品の総消費電力が増加すると、部品の発熱量の総和が増加するため、電子機器の筐体表面温度もまた、上昇の一途をたどっている。したがって、電子機器を設計する際に行われる熱設計は、従来と比べて飛躍的に困難となっている。
一般に、熱設計は、電子機器の設計工程の前段階において、電子機器に搭載される部品を配置する部品配置設計と併せて行われる。熱設計と部品配置設計とを併せて行う理由は次の通りである。
部品配置設計において各部品の配置を決定した後には、部品同士を接続するための配線設計や、試作評価等の後続の工程が行われる。仮に、これらの後続の工程において、電子機器の発熱面での問題が生じた場合、発熱量を考慮して、各部品の配置を修正する必要が生じる。設計工程の後段階から部品配置設計への後戻りの発生は、電子機器の設計工程における時間やコストの浪費につながる。それ故に、部品配置設計において各部品の配置を決定する際には、熱設計を併せて行うことによって、各部品による熱的な挙動を同時に考慮しておく必要がある。
部品配置設計時において、各部品の熱的挙動を求める装置の一例が特許文献1に開示されている。
図6は、特許文献1に記載されている従来の部品配置処理装置の概略構成を示す機能ブロック図である。
図6に示される部品配置処理装置は、許容温度を入力する熱制約入力手段101と、メモリ102と、未配置部品が格納されている未配置部品群104と、未配置部品群104から未配置部品を抽出する未配置部品抽出手段103と、未配置部品抽出手段103が抽出した部品を仮配置する部品仮配置手段105と、部品仮配置手段105が仮配置した部品周囲温度を計算する温度計算手段106と、温度計算手段106が求めた最高温度が許容温度よりも小さい場合に、当該仮配置を有効と決定する配置決定手段107と、温度計算手段106が求めた最高温度が許容温度より大きい場合に、当該仮配置を取り消す部品未配置化手段108と、一連の作業の判断を行う制御手段109とから構成されている。
図7は、図6に示される温度計算手段の動作を説明するための図である。
図7において、破線によって2つの部品121a及び121bが示されている。部品121a及び121bは、矩形形状の外形を有している。尚、部品121a及び121bは、予め指定された許容間隔以上の間隔を空けて配置されている。
また、部品Aが発する熱の影響範囲は、その面積の小さい順に、8角形の外形を有する領域122a、123a及び124aによって示されている。同様に、部品Bが発する熱
の影響範囲は、その面積の小さい順に、8角形の外形を有する領域122b、123b及び124bによって示されている。
熱の影響範囲を示す8角形には、それぞれ面積に反比例した重みが付けられている。8角形の外形を有する領域が互いに重複する部分の重みは、重複する各図形の重みを加算することによって求めることができる。
ここで、領域123aの重みをW123aとし、領域124aの重みをW124aとし、領域123bの重みをW123bとし、更に、領域124bの重みをW124bとする。この場合、図7において斜線によって示される領域、すなわち、領域123a、124a、123b及び124bが相互に重なり合う領域の重みWは、W123a+W124a+W123b+W124bと求められる。
尚、部品の外形、部品が発する熱の影響範囲を示す領域及びその領域に付随する重みは、配置の対象となる各部品毎に予め登録されている。
温度計算手段106は、上記の重みWを用いて、次の式(1)によって、部品周囲の温度Tを求める。
T=α×W+β・・・・(1)
ただし、比例定数αは、実測によって部品毎に適切に求められた値であり、βは、通電前の環境温度である。
特開平5−327296号公報
上記の従来の部品配置処理装置は、1つの部品を仮配置する度に熱解析を行い、仮配置された部品の周囲温度を求める。当該部品配置処理装置は、求められた部品の周囲温度が許容温度を超えた場合には、仮配置した部品の配置をやり直し、求められた部品の周囲温度が許容温度より小さい場合には、仮配置した部品の配置を決定する。すなわち、従来の部品配置処理装置は、1つの部品を配置するたびに熱解析を実行しながら、全ての部品を順に配置する。
しかしながら、上記の従来の部品配置処理には、次のような問題がある。
従来の部品配置処理装置が備えている温度計算手段は、部品周囲の温度Tを求めるために、重みW及び比例定数αを用いる。重みW及び比例定数αは、部品毎に定義される値であるので、電子機器を構成するための部品全てについての重みW及び比例定数αを記憶するデータベースが必要である。
特に、比例定数αは、部品毎の測定によって求められるパラメータであるので、電子機器を構成するための発熱部品全てのパラメータを求めるために、多大な時間を費やす必要がある。
また、電子機器に用いられる部品の種類が新たに増えるたびに、測定によって部品毎のパラメータを求め、部品毎のパラメータを記憶するデータベースを更新する必要もある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、熱設計のために部品毎に実測によってパラメータを求める必要がなく、迅速かつ簡便に筺体表面温度を予測することができる筐体表面温度予測装置、筐体表面温度予測方法、筐体表面温度予測プログラム及び当該プログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを
目的とする。
第1の局面は、筐体と、筐体内部に組み込まれる1以上の発熱部品とを有する電子機器の筐体表面温度を予測する筐体表面温度予測装置に向けられている。当該筺体表面温度予測装置は、少なくとも1つの発熱部品を含む発熱グループ毎に熱解析を実行して、発熱グループ毎の筐体表面温度を求め、発熱グループ毎の筐体表面温度を含む筐体表面温度データを作成する熱解析実行部と、筐体表面温度データを記憶する記録部と、記録部から筐体表面温度データを読み出して、発熱部品毎の筐体表面温度の各々を輻射量に変換し、輻射量の総和を算出した後、輻射量の総和を温度へと再度変換する合成部とを備える。
このような構成によれば、合成部は、発熱グループ毎の筐体表面温度データを一旦輻射量に変換して足し合わせた後に、得られた輻射量の和を再び温度へと変換することによって筐体表面温度を算出する。したがって、従来測定によって求められていた温度算出用定数を用いることなく、迅速かつ簡便に筐体表面温度を予測することが可能となる。
この場合、電子機器を構成する複数の構成部品の配置と寸法とが少なくとも定義されたジオメトリデータを受け付けるジオメトリデータ入力部と、構成部品の各々についての発熱量が少なくとも定義された属性データを受け付ける属性データ入力部と、属性データに定義された発熱量を参照して、構成部品の中から複数の発熱部品を選択する発熱部品選択部と、選択された発熱部品を複数の発熱グループに分類する発熱部品ソート部とを更に備え、熱解析実行部は、ジオメトリデータ及び属性データに基づいて、熱解析を実行しても良い。
このような構成によれば、熱解析実行部は、各構成部品のジオメトリデータ及び属性データを利用することができるため、ジオメトリデータ及び属性データを用いて、効率的に熱解析を実行することが可能となる。
また、熱解析実行部は、筐体に対する発熱グループの相対位置をパラメータとして、筐体表面温度を表す関数と、発熱グループの発熱量をパラメータとして、筐体表面温度を表す関数とのうち、少なくとも一方を作成しても良い。
このような構成によれば、部品配置や部品発熱量が変更された場合でも、一旦作成した関数を再利用することによって、迅速に筐体表面温度を予測することが可能となる。
第2の局面は、筐体と、筐体内部に組み込まれる1以上の発熱部品とを有する電子機器の筐体表面温度を予測する筐体表面温度予測プログラムに向けられている。当該プログラムは、コンピュータに、少なくとも1つの発熱部品を含む発熱グループ毎に熱解析を実行して、発熱グループ毎の筐体表面温度を求め、発熱グループ毎の筐体表面温度を含む筐体表面温度データを作成する熱解析実行機能と、筐体表面温度データを記憶する記録機能と、筐体表面温度データを読み出して、発熱部品毎の筐体表面温度の各々を輻射量に変換し、輻射量の総和を算出した後、輻射量の総和を温度へと再度変換する合成機能とを実現させるものである。
このような構成によれば、発熱グループ毎の筐体表面温度データを一旦輻射量に変換して足し合わせた後に、得られた輻射量の和を再び温度へと変換することによって筐体表面温度を算出する。したがって、従来測定によって求められていた温度算出用定数を用いることなく、迅速かつ簡便に筐体表面温度を予測することが可能となる。
この場合、当該筐体表面温度予測プログラムは、コンピュータに、電子機器を構成する複数の構成部品の配置と寸法とが少なくとも定義されたジオメトリデータを受け付けるジオメトリデータ入力機能と、構成部品の各々についての発熱量が少なくとも定義された属性データを受け付ける属性データ入力機能と、属性データに定義された発熱量を参照して、構成部品の中から複数の発熱部品を選択する発熱部品選択機能と、選択された発熱部品を複数の発熱グループに分類する発熱部品ソート機能とを更に実行させ、熱解析実行機能は、ジオメトリデータ及び属性データに基づいて、熱解析を実行しても良い。
このような構成によれば、各構成部品のジオメトリデータ及び属性データを利用することができるため、ジオメトリデータ及び属性データを用いて、効率的に熱解析を実行することが可能となる。
また、熱解析実行機能は、筐体に対する発熱グループの相対位置をパラメータとして、筐体表面温度を表す関数と、発熱グループの発熱量をパラメータとして、筐体表面温度を表す関数とのうち、少なくとも一方を作成しても良い。
このような構成によれば、部品配置や部品発熱量が変更された場合でも、一旦作成した関数を再利用することによって、迅速に筐体表面温度を予測することが可能となる。
第3の局面は、筐体と、筐体内部に組み込まれる1以上の発熱部品とを有する電子機器の筐体表面温度をコンピュータを用いて予測する筐体表面温度予測方法に向けられている。当該方法は、コンピュータが、少なくとも1つの発熱部品を含む発熱グループ毎に熱解析を実行して、発熱グループ毎の筐体表面温度を求め、発熱グループ毎の筐体表面温度を含む筐体表面温度データを作成する熱解析実行ステップと、コンピュータが、筐体表面温度データを記憶する記録ステップと、コンピュータが、記録された筐体表面温度データを読み出して、発熱部品毎の筐体表面温度の各々を輻射量に変換し、輻射量の総和を算出した後、輻射量の総和を温度へと再度変換する合成ステップとを備える。
このような構成によれば、コンピュータは、発熱グループ毎の筐体表面温度データを一旦輻射量に変換して足し合わせた後に、得られた輻射量の和を再び温度へと変換することによって筐体表面温度を算出する。したがって、従来測定によって求められていた温度算出用定数を用いることなく、迅速かつ簡便に筐体表面温度を予測することが可能となる。
この場合、コンピュータが、電子機器を構成する複数の構成部品の配置と寸法とが少なくとも定義されたジオメトリデータを受け付けるジオメトリデータ入力ステップと、コンピュータが、構成部品の各々についての発熱量が少なくとも定義された属性データを受け付ける属性データ入力ステップと、コンピュータが、属性データに定義された発熱量を参照して、構成部品の中から複数の発熱部品を選択する発熱部品選択ステップと、コンピュータが、選択された発熱部品を複数の発熱グループに分類する発熱部品ソートステップとを更に備え、熱解析実行ステップにおいて、コンピュータは、ジオメトリデータ及び属性データに基づいて、熱解析を実行しても良い。
このような構成によれば、各構成部品のジオメトリデータ及び属性データを利用することができるため、ジオメトリデータ及び属性データを用いて、効率的に熱解析を実行することが可能となる。
また、熱解析実行ステップにおいて、コンピュータは、筐体に対する発熱グループの相対位置をパラメータとして、筐体表面温度を表す関数と、発熱グループの発熱量をパラメータとして、筐体表面温度を表す関数とのうち、少なくとも一方を作成しても良い。
このような構成によれば、部品配置や部品発熱量が変更された場合でも、一旦作成した関数を再利用することによって、迅速に筐体表面温度を予測することが可能となる。
第4の局面は、筐体と、筐体内部に組み込まれる1以上の発熱部品とを有する電子機器の筐体表面温度を予測するための筺体温度予測プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体に向けられている。当該記録媒体には、コンピュータに、少なくとも1つの発熱部品を含む発熱グループ毎に熱解析を実行して、発熱グループ毎の筐体表面温度を求め、発熱グループ毎の筐体表面温度を含む筐体表面温度データを作成する熱解析実行機能と、筐体表面温度データを記憶する記録機能と、筐体表面温度データを読み出して、発熱部品毎の筐体表面温度の各々を輻射量に変換し、輻射量の総和を算出した後、輻射量の総和を温度へと再度変換する合成機能とを実現させる筐体温度予測プログラムが記録されている。
このような構成によれば、コンピュータは、発熱グループ毎の筐体表面温度データを一旦輻射量に変換して足し合わせた後に、得られた輻射量の和を再び温度へと変換することによって筐体表面温度を算出する。したがって、従来測定によって求められていた温度算出用定数を用いることなく、迅速かつ簡便に筐体表面温度を予測することが可能となる。
本発明によれば、電子機器の筐体表面温度を予測する際に、多大な時間を必要とする温度足し合わせに必要な温度算出用定数の取得が必要でないため、効率良く電子機器の筐体表面温度を予測することができる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る筺体表面温度予測装置の概略構成を示す機能ブロック図である。
本実施形態に係る筐体表面温度予測装置1は、電子機器を設計するために用いられるCADシステム9に接続されている。
まず、CADシステム9について説明する。CADシステム9は、ジオメトリデータベース10と、属性データベース11とを備える。ジオメトリデータベース10及び属性データベース11は、電子機器の設計時に作成されるデータベースである。より詳細には、ジオメトリデータベース10は、電子機器の設計時に設定された各構成部品の寸法、筐体に対する各構成部品の位置を含むジオメトリデータDgmを記憶する。また、属性データベース11は、電子機器の構成部品の各々について、熱伝導率、比熱、密度、発熱量、初期温度、輻射率等の属性データDatを記憶する。
次に、筐体表面温度予測装置1は、ジオメトリデータ入力部2と、属性データ入力部3と、発熱部品選択部4と、発熱部品ソート部5と、熱解析実行部6と、合成部7と、記録部8とを備える。
ジオメトリデータ入力部2は、電子機器を構成する構成部品毎の配置、寸法、材料定数等が定義されたジオメトリデータDgmを受け付け、受け付けたジオメトリデータDgmを記録部8に保存する。構成部品の配置は、例えば、筐体に対する構成部品の相対位置を座標系によって表現することができる。本実施形態においては、ジオメトリデータ入力部2は、CADシステム9内のジオメトリデータベース10からジオメトリデータDgmを読み込むことができる。ジオメトリデータ入力部2は、例えば、ジオメトリデータDgmが記録されたファイルを読み込んだり、設計者がキーボード、マウス等の入力装置を用いて入力した形状データ等を受け付けたりしても良い。
属性データ入力部3は、電子機器を構成する各部品の熱伝導率、比熱、密度、発熱量、
初期温度、輻射率等を含む属性データDatを受け付け、受け付けた属性データDatを記録部8に保存する。本実施形態においては、属性データ入力部3は、各部品の属性データDatを、CADシステム9内の属性データベース11から読み込むことが可能である。また、属性データ入力部3は、例えば、属性データDatが記録されたファイルを読み込んだり、設計者がキーボード、マウス等の入力装置を用いて入力したデータ等を受け付けたりしても良い。
発熱部品選択部4は、記録部8に記憶されている属性データDatに定義されている発熱量を参照して、構成部品の中から複数の発熱部品を複数選択する。発熱部品選択部4は、選択された発熱部品を示すデータDsaを記録部8に記録する。発熱部品選択部4が発熱部品を選択する基準は、CADシステム9内の属性データベース11から取得される属性データDatに定義されていても良いし、PC等に備えられたキーボード、マウス等の入力装置を介して設計者から指定されても良い。
発熱部品ソート部5は、選択された発熱部品を示すデータDsaを記録部8から読み出し、発熱部品選択部4によって選択された発熱部品を複数の発熱グループに分類する。発熱グループとは、少なくとも1つの発熱部品を含む構成部品のグループをいう。部品配置設計時において、構成部品は、例えば、電源系の構成部品、画像処理系の構成部品、通信系の構成部品のように、機能や配置に基づいて分類され得る。機能や配置等に基づいて分類された構成部品を発熱グループとして扱うことによって、効率よく熱設計を行うことができる点で利点がある。発熱部品ソート部5は、発熱グループと、発熱グループの各々に分類された発熱部品とを示すデータDgrを記録部8に保存する。尚、発熱部品ソート部5が発熱部品をグループ化する基準は、CADシステム9内の属性データベース11に定義しておいても良いし、PC等に備えられたキーボード、マウス等の入力装置を介して設計者から指定されても良い。
熱解析実行部6は、発熱グループと、発熱グループに含まれる発熱部品を示すデータDgrと、ジオメトリデータDgmと、属性データDatとを記録部8から読み出し、発熱グループに含まれる全ての発熱部品と、少なくとも筐体を含む非発熱部品とを、ジオメトリデータDgm及び属性データDatに基づいてモデル化する。熱解析実行部6は、作成されたモデルの各々について逐次熱解析を実行し、発熱グループ毎の筐体表面温度を求める。熱解析実行部6は、求められた筐体表面温度を含む筐体表面温度データDtg(n)を作成し、記録部8に保存する。尚、熱解析実行部6は、本実施形態のように、筐体表面温度予測装置1内に組み込まれていても良いし、筐体表面温度予測装置1とは別の装置として構成されていても良い。
尚、熱解析実行部6は、ある発熱グループについて熱解析を実行した結果、筐体に対する発熱グループの相対位置をパラメータとして、筐体表面温度を表す関数と、発熱グループの発熱量をパラメータとして、筐体表面温度を表す関数とのうち、少なくとも一方を作成しても良い。
例えば、筺体に対する発熱グループの相対位置は、ある点を基準点とする座標系によって表現できる。発熱グループの座標をパラメータとして、当該発熱グループについての筺体表面温度を算出するための関数が用意されていれば、発熱グループの配置が変更されたときに、発熱グループの座標を指定することによって、既に実行された熱解析の結果に基づいて、迅速に当該発熱グループについての筺体表面温度を再計算することができる。また、発熱グループの発熱量をパラメータとして、当該発熱グループについての筺体表面温度を算出するための関数が用意されていれば、発熱グループの発熱量が変更されたときに、作成された関数を用いて迅速に発熱グループ毎の筺体表面温度を再計算することが可能となる。
合成部7は、筐体表面温度データDtg(n)を記録部8から読み出し、読み出した筺体表面温度データDtg(n)に含まれているグループ毎の筺体表面温度を用いて、予想される筺体表面温度を算出する。より詳細には、合成部7は、温度/輻射量変換部17と、加算部18と、輻射量/温度変換部19とを含む。まず、温度/輻射量変換部17は、記録部8から読み出された発熱グループ毎の筐体表面温度の各々を一旦輻射量Q(n)に変換する。次に、加算部18は、変換された輻射量Q(n)を足し合わせて、輻射量の総和ΣQ(n)を求める。そして、輻射量/温度変換部19は、求められた輻射量の総和ΣQ(n)を温度へと再度変換することによって、複数の発熱グループ毎の筐体表面温度が重畳された筐体表面温度を算出する。尚、合成部7は、輻射量/温度変換部19によって算出された筺体表面温度データDtc(m)を記録部8に記録する。
筐体表面温度予測装置1は、専用の装置として構築しても良いし、例えば、パーソナルコンピュータや、ワークステーション等の汎用機器(以下、PC等と称す。)上に、コンピュータシステムとして構築しても良い。ジオメトリデータ入力部2、属性データ入力部3、発熱部品選択部4、発熱部品ソート部5、熱解析実行部6、合成部7の機能は、PC等のCPUが、所定のプログラムを実行することによって実現することができる。記録部8には、PC等に内蔵されているハードディスク、RAM等の記憶媒体の他、フレキシブルディスク、メモリカード等の可搬型記憶媒体や、ネットワーク上にある記憶装置内の記憶媒体等を用いることができる。
また、ジオメトリデータ入力部2、属性データ入力部3、発熱部品選択部4、発熱部品ソート部5、熱解析実行部6、合成部7が行う処理をコンピュータに実行させるプログラムを、例えば、CD−ROM等の記憶媒体から、あるいは通信回線を介したダウンロード等により、任意のPC等へインストールすることによって、筐体表面温度予測装置1を構築することができる。
尚、ハードウエア構成は、図1に示す構成に限られない。例えば、インターネットやLAN等により通信可能となるように接続された複数のPC等に、筐体表面温度予測装置1の機能を分散させてもよい。
図2は、図1に示される筺体表面温度予測装置が実行する筐体表面温度予測方法を示すフローチャートである。
まず、ジオメトリデータ入力部2は、電子機器を構成する構成部品のサイズや配置を含むジオメトリデータDgmを受け付け、受け付けたジオメトリデータDgmを記録部8に保存する(ステップS1)。
次に、属性データ入力部3は、電子機器を構成する各構成部品の熱伝導率、比熱、密度、発熱量、初期温度、輻射率を含む属性データDatを受け付け、受け付けた属性データDatを記録部8に保存する(ステップS2)。
次に、発熱部品選択部4は、発熱量が定義されている発熱部品の全部もしくは一部を記録部8から選択し、選択された発熱部品を記録部8に保存する(ステップS3)。
次に、発熱部品ソート部5は、発熱部品選択部が選んだ発熱部品を複数の発熱グループにソートし、ソート後の発熱グループについてのデータを記録部8に保存する(ステップS4)。
次に、熱解析実行部6は、発熱グループ毎に熱解析を実行し、発熱グループ毎の筐体表
面温度を求める。(ステップS5)。熱解析実行部6は、すべての発熱グループについて、熱解析を実行したか否かを判定する(ステップS6)。熱解析実行部6は、すべての発熱グループについて熱解析を実行していない場合には(ステップS6でNo)、ステップS5に戻り、すべての発熱グループについて熱解析を実行した場合には、後続のステップS7に進む。
そして、合成部7は、記録部8に保存された発熱グループごとの筐体表面温度データを読み出し、輻射に着目して、発熱グループ毎の、筐体表面温度を合成する(ステップS7)。
より詳細には、合成部7は、次の式(2)を用いて、発熱グループ毎の筐体表面温度を輻射量Qに変換する。
Q=ε1×ε2×σ×A×(T1 4−T2 4)・・・・(2)
ここで、ε1は、輻射係数であって、伝熱が行われる2面間の輻射率を表し、ε2は、形態係数であって、2面間の形状、相対位置関係によって決まる輻射率を表し、σは、ステファンボルツマン定数を表し、Aは、筐体表面のある微小領域の面積を表し、T1は、筐体
表面のある微小領域の絶対温度を表し、T2は、輻射される面の絶対温度を表す。
また、合成部7は、次の式(3)を用いて、発熱グループごとに変換された輻射量の総和を温度へと再度変換する。
1=(ΣQ/(ε1×ε2×σ×A)+T2 40.25・・・・(3)
尚、ΣQは、筐体表面のある微小領域の輻射量の総和を表す。
ここで、合成部7が、一旦輻射量の総和ΣQを求めた後に、輻射量の総和ΣQを再度温度に変換することによって、筐体表面温度を予測することができる理由について説明する。
上記の式(2)によって示されるように、輻射量は、温度の4乗に比例する。したがって、一般的には、温度の4乗に比例する輻射量が足し合わされた場合、誤差が大きくなることが予想されるため、輻射量の総和から再度変換された温度は、実際の筐体表面温度からずれてしまうと考えられる。
しかしながら、室温で使用される電子機器(使用温度範囲が約25〜40℃)において計算される輻射量の値は、確かに温度の4乗に比例するものの、係数が非常に小さいため、実際には線形性を有することが見出された。この根拠を以下に示す。
図3は、筐体表面からの放熱量を示す図である。図3は、筐体表面における0.5mm×0.5mmの領域からの輻射熱量、対流熱量、輻射熱量と対流熱量との和を、筐体表面の温度上昇に対してそれぞれプロットしたものである。
対流熱量は、温度の1.25乗に比例するため、図3に示されるように、下に凸の曲線を示す。また、対流熱量と輻射熱量との和も同様に、下に凸の曲線を示す。
これに対し、輻射熱量は、筐体表面の温度上昇が30℃以下である場合には、線形性を示している。したがって、室温で用いられ、筐体表面の温度上昇が0〜30℃の範囲である電子機器においては、輻射熱量を温度上昇に比例する値に近似することができる。それ故に、電子機器の使用温度範囲、発熱部品の温度上昇の値を室温プラス20℃程度に狭めると、輻射熱量を上昇温度に比例する値として取り扱うことができ、よって、輻射熱量を足し合わせることによって、上昇温度を合成することが可能となるのである。
以下では、本発明に係る表面温度予測方法の具体例について説明する。
図4は、電子機器を模式的に示す平面図であり、図5は、図4に示されるV−Vラインの断面図である。
電子機器20は、筐体21と、筐体21の内部に配置される電池22及び基板23と、基板23の一方面上に取り付けられた発熱部品IC1〜IC3とを備える。図4及び図5に示される例においては、説明を簡略化するために、3つの発熱部品IC1〜IC3は、それぞれ異なる発熱グループに属するものとする(すなわち、発熱グループの各々は、1つの発熱部品を含む)。
ここで、筐体21の表面Sfの5つの点A〜Eにおける筐体表面温度を予測する場合を想定する。尚、A点、C点及びE点は、IC3、IC2及びIC1の中央にそれぞれ対応する点である。また、B点は、IC3の図4に示される右下の頂点と、IC2の図4に示される左上の頂点との中点に対応する点である。D点は、IC2の図4に示される右下の頂点と、IC1の図4に示される左上の頂点との中点に対応する点である。
Figure 0004204635
表1に示される「解析結果」の各欄は、従来の手法に従って解析された筐体表面Sf上の点A〜Eにおける温度上昇を示す。より詳細には、「IC1 ON」欄、「IC2 ON」欄、「IC3 ON」欄の各値は、IC1〜IC3を単独でオンした場合の上昇温度をそれぞれ示す。また、「ALL ON」欄は、IC1〜IC3をすべてオンした場合における上昇温度を示す。尚、「IC1 ON」欄、「IC2 ON」欄、「IC3 ON」欄の各値は、発熱グループ毎に求められた筺体表面温度Dtg(n)に相当する。
一方、表1に示される「温度和」の各欄は、様々な方法に従って計算されたIC1〜IC3の上昇温度の和を示す。より詳細には、「対流量換算」欄は、IC1〜IC3を単独でオンした場合の上昇温度を一旦対流量に換算して、対流量の総和を求めた後、求められた対流量の総和から再度変換された温度を示す。
「輻射量換算」欄は、本発明に係る筐体表面温度予測方法に従って、求められた温度を
示す。すなわち、「輻射量換算」欄は、IC1〜IC3を単独でオンした場合の上昇温度を一旦輻射量に換算して、輻射量の総和を求めた後、求められた輻射量の総和から再度変換された温度を示す。すなわち、発熱グループ毎の筺体表面温度Dtg(1)〜Dtg(3)を合成することによって算出された筺体表面温度Dtc(m)に相当する。
表1に示されるように、「対流量換算」欄の値は、従来の解析結果(「ALL ON」欄)の値と大きく相違する。
これに対し、本発明に係る筐体表面温度予測方法に従って求められた温度和、すなわち、「輻射量換算」欄の値は、従来の解析結果とほぼ一致する良好な解析結果を示す。
従来、電子機器の筐体表面温度を算出するためには、式(1)に示される比例定数αのデータベースが必要であった。式(1)の比例定数αは、発熱部品毎の測定によって求められる値であるので、比例定数αのデータベースを構築するために多くの時間を要していた。
これに対し、本発明によれば、発熱グループ毎または発熱部品毎に予め熱解析を実行した後、発熱グループ毎または発熱部品毎の筐体表面温度を用いて、筐体表面温度を迅速かつ簡便に筐体表面温度を予測することができる。特に、本発明においては、測定によって経験的に求められる比例定数が不要であるので、筐体温度を短時間で算出することができる。
また、部品配置設計時には、CADシステム上で構成部品のサイズを足し引きしながら、筐体内部への部品の配置が検討される。本発明によれば、部品の配置と同時に、輻射量を足し引きすることによって、筐体表面温度を求めることが可能となる。したがって、部品配置設計と同時に行われる熱設計の効率を飛躍的に向上させることができる。
特に、本発明に係る筺体表面温度予測装置及び方法は、使用温度範囲が25〜40℃である電子機器の熱設計に特に効果的である。例えば、携帯電話、PDA等のモバイル機器の部品配置設計及び熱設計のために、本発明に係る筺体表面温度予測装置及び方法を適用することができる。
尚、本実施形態に係る筐体表面温度予測装置は、ジオメトリデータベース及び属性データベースを備えるCADシステムに接続されているが、CADシステムは必ずしも必要なものではない。筐体表面温度予測装置は、電子機器の設計時にCADシステムによって作成されたデータを、ファイルや、ユーザからの入力によって取得するように構成されても良い。
また、上記の実施形態においては、熱解析実行部は、少なくとも1つの発熱部品を含む発熱グループ毎に熱解析を実行しているが、1つの発熱部品を1つの発熱グループと見なすことによって、発熱部品毎に熱解析を実行しても良い。この場合においても、発熱部品毎に求められた筺体表面温度を合成することができるので、上記の実施形態と同様の効果が発揮される。
更に、上記の実施形態においては、筺体表面温度予測装置は、CADシステムに接続されているが、必ずしもCADシステムに接続される必要はない。ただし、筺体表面温度予測装置は、CADシステムと連携して動作すれば、部品配置設計時に効率的に熱設計を実施することができる点で利点がある。また、筐体表面温度予測装置は、CADシステムの機能として組み込まれても良い。
更に、上記の実施形態において、筺体表面温度予測装置は、CADシステムから読み出したジオメトリデータ及び属性データを記録部に記憶して使用する代わりに、CADシステムのジオメトリデータベース及び属性データベースを参照しても良い。また、筐体表面温度予測装置は、CADジオメトリデータを記憶するジオメトリデータベースと、属性データを記憶する属性データベースとを備えていても良い。
更に、上記の実施形態に係る筐体温度予測装置の機能ブロック(図1)は、集積回路であるLSIとして実現されても良い。これらの機能ブロックは、1チップ化されても良いし、一部または全部を含むように1チップ化されていても良い。ここでは、LSIと述べたが、集積度の違いによっては、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと称呼されることもある。また、集積回路化の手法は、LSIに限られるものではなく、専用回路または汎用プロセッサで集積回路化を行っても良い。また、LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate
Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを用いても良い。さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックを集積化しても良い。バイオ技術の適用等が可能性としてあり得る。
本発明は、例えば、電子機器の部品配置設計段階において、電子機器の筐体表面温度を予測する装置、方法、プログラム及び当該プログラムをコンピュータ読み取り可能に記録する記録媒体として利用できる。
本発明の第1の実施形態に係る筺体表面温度予測装置の概略構成を示す機能ブロック図 図1に示される筺体表面温度予測装置が実行する筐体表面温度予測方法を示すフローチャート 筐体表面からの放熱量を示す図 電子機器を模式的に示す平面図 図4に示されるV−Vラインの断面図 従来の部品配置処理装置の概略構成を示す機能ブロック図 図6に示される温度計算手段の動作を説明するための図
符号の説明
1 筐体表面温度予測装置
2 ジオメトリデータ入力部
3 属性データ入力部
4 発熱部品選択部
5 発熱部品ソート部
6 熱解析実行部
7 合成部
8 記録部
9 CADシステム
10 ジオメトリデータベース
11 属性データベース

Claims (10)

  1. 筐体と、前記筐体内部に組み込まれる1以上の発熱部品とを有する電子機器の筐体表面温度を予測する筐体表面温度予測装置であって、
    少なくとも1つの発熱部品を含む発熱グループ毎に熱解析を実行して、前記発熱グループ毎の筐体表面温度を求め、前記発熱グループ毎の筐体表面温度を含む筐体表面温度データを作成する熱解析実行部と、
    前記筐体表面温度データを記憶する記録部と、
    前記記録部から前記筐体表面温度データを読み出して、前記発熱部品毎の筐体表面温度の各々を輻射量に変換し、輻射量の総和を算出した後、前記輻射量の総和を温度へと再度変換する合成部とを備える、筐体表面温度予測装置。
  2. 前記電子機器を構成する複数の構成部品の配置と寸法とが少なくとも定義されたジオメトリデータを受け付けるジオメトリデータ入力部と、
    前記構成部品の各々についての発熱量が少なくとも定義された属性データを受け付けるる属性データ入力部と、
    前記属性データに定義された発熱量を参照して、前記構成部品の中から複数の前記発熱部品を選択する発熱部品選択部と、
    前記選択された発熱部品を複数の前記発熱グループに分類する発熱部品ソート部とを更に備え、
    前記熱解析実行部は、前記ジオメトリデータ及び前記属性データに基づいて、前記熱解析を実行することを特徴とする、請求項1に記載の筐体表面温度予測装置。
  3. 前記熱解析実行部は、前記筐体に対する前記発熱グループの相対位置をパラメータとして、前記筐体表面温度を表す関数と、前記発熱グループの発熱量をパラメータとして、前記筐体表面温度を表す関数とのうち、少なくとも一方を作成することを特徴とする、請求項1に記載の筐体表面温度予測装置。
  4. 筐体と、前記筐体内部に組み込まれる1以上の発熱部品とを有する電子機器の筐体表面温度を予測する筐体表面温度予測プログラムであって、コンピュータに、
    少なくとも1つの発熱部品を含む発熱グループ毎に熱解析を実行して、前記発熱グループ毎の筐体表面温度を求め、前記発熱グループ毎の筐体表面温度を含む筐体表面温度データを作成する熱解析実行機能と、
    前記筐体表面温度データを記憶する記録機能と、
    記筐体表面温度データを読み出して、前記発熱部品毎の筐体表面温度の各々を輻射量に変換し、輻射量の総和を算出した後、前記輻射量の総和を温度へと再度変換する合成機能とを実現させる、筐体表面温度予測プログラム。
  5. コンピュータに、
    前記電子機器を構成する複数の構成部品の配置と寸法とが少なくとも定義されたジオメトリデータを受け付けるジオメトリデータ入力機能と、
    前記構成部品の各々についての発熱量が少なくとも定義された属性データを受け付ける属性データ入力機能と、
    前記属性データに定義された発熱量を参照して、前記構成部品の中から複数の前記発熱部品を選択する発熱部品選択機能と、
    前記選択された発熱部品を複数の前記発熱グループに分類する発熱部品ソート機能とを更に実行させ、
    前記熱解析実行機能は、前記ジオメトリデータ及び前記属性データに基づいて、前記熱解析を実行することを特徴とする、請求項4に記載の筐体表面温度予測プログラム。
  6. 前記熱解析実行機能は、前記筐体に対する前記発熱グループの相対位置をパラメータとして、前記筐体表面温度を表す関数と、前記発熱グループの発熱量をパラメータとして、前記筐体表面温度を表す関数とのうち、少なくとも一方を作成することを特徴とする、請求項4に記載の筐体表面温度予測プログラム。
  7. 筐体と、前記筐体内部に組み込まれる1以上の発熱部品とを有する電子機器の筐体表面温度をコンピュータを用いて予測する筐体表面温度予測方法であって、
    前記コンピュータが、少なくとも1つの発熱部品を含む発熱グループ毎に熱解析を実行して、前記発熱グループ毎の筐体表面温度を求め、前記発熱グループ毎の筐体表面温度を含む筐体表面温度データを作成する熱解析実行ステップと、
    前記コンピュータが、前記筐体表面温度データを記憶する記録ステップと、
    前記コンピュータが、記録された前記筐体表面温度データを読み出して、前記発熱部品毎の筐体表面温度の各々を輻射量に変換し、輻射量の総和を算出した後、前記輻射量の総和を温度へと再度変換する合成ステップとを備える、筐体表面温度予測方法。
  8. 前記コンピュータが、前記電子機器を構成する複数の構成部品の配置と寸法とが少なくとも定義されたジオメトリデータを受け付けるジオメトリデータ入力ステップと、
    前記コンピュータが、前記構成部品の各々についての発熱量が少なくとも定義された属性データを受け付ける属性データ入力ステップと、
    前記コンピュータが、前記属性データに定義された発熱量を参照して、前記構成部品の中から複数の前記発熱部品を選択する発熱部品選択ステップと、
    前記コンピュータが、前記選択された発熱部品を複数の前記発熱グループに分類する発熱部品ソートステップとを更に備え、
    前記熱解析実行ステップにおいて、前記コンピュータは、前記ジオメトリデータ及び前記属性データに基づいて、前記熱解析を実行することを特徴とする、請求項7に記載の筐体表面温度予測方法。
  9. 前記熱解析実行ステップにおいて、前記コンピュータは、前記筐体に対する前記発熱グループの相対位置をパラメータとして、前記筐体表面温度を表す関数と、前記発熱グループの発熱量をパラメータとして、前記筐体表面温度を表す関数とのうち、少なくとも一方を作成することを特徴とする、請求項7に記載の筐体表面温度予測方法。
  10. 筐体と、前記筐体内部に組み込まれる1以上の発熱部品とを有する電子機器の筐体表面温度を予測するために、コンピュータに、
    少なくとも1つの発熱部品を含む発熱グループ毎に熱解析を実行して、前記発熱グループ毎の筐体表面温度を求め、前記発熱グループ毎の筐体表面温度を含む筐体表面温度データを作成する熱解析実行機能と、
    前記筐体表面温度データを記憶する記録機能と、
    記筐体表面温度データを読み出して、前記発熱部品毎の筐体表面温度の各々を輻射量に変換し、輻射量の総和を算出した後、前記輻射量の総和を温度へと再度変換する合成機能とを実現させる筐体温度予測プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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