JP4204364B2 - 免震装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、免震装置に関し、さらに詳しくは、支持体上に設置されて被支持体を支持する免震装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
免震装置に関する従来の技術としては、例えば、特許文献1が知られている。この特許文献1には、被支持体と支持体の一方側に設置可能で平坦な滑面が設けられた滑座と、被支持体と支持体の他方側に設置可能で滑座の滑面を摺動する滑材と、滑座と滑材との間に滑座の滑面に対して非接触状態で張設されて滑座の滑面を覆うとともに被支持体と支持体の相対的変位に応じた復元力を発揮する弾性を有した防塵カバーと、を備えた免震ユニットが開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−174293号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、プレス金型の形状は成形する製品に応じて多種多様に形成される。このプレス金型のように多種多様の形状の被支持体を免震装置に支持させようとすると、各被支持体の支持面の形状に応じて免震装置の支持座を設計し形成しなければならならずコストや手間がかかるという問題があった。
また、複数の免震ユニットによって被支持体を支持する場合には、所要の免震性能を得るために、各免震ユニットの滑座と滑材とがそれぞれ均一に荷重を受けるように、精度良く形成しなければならない。
さらに、所要の免震性能を得るためには、各免震ユニットを設置する支持体の設置場所や状態などに関わらず滑座と滑材との間にそれぞれ被支持体による荷重が均等にかかるよう精度良く設置する必要がある。そして、被支持体がプレス金型である場合、特に2段以上に積まれて使用される場合(図1などを参照)、プレス金型の接触面の摩擦係数が一般に低いことから、かかるプレス金型の荷重が各滑座と滑材との間にそれぞれかかるようになっていないと免震装置から落下することとなるため、被支持体による荷重を各滑座と滑材との間にかかるよう各免震ユニットを精度良く設置する必要がある。また、プレス金型は、段替え時などのときに、その形状が異なることにより、免震ユニットを支持体に対して配置変更する必要がある場合がある。この場合にも、免震ユニットを段替えの都度精度良く設置する必要がある。
さらにまた、滑座の滑面を摺動する滑材の摩耗が進行すると、摩擦抵抗(係数)が増大して所要の免震性能を得ることができないという問題が発生するため、かかる摩耗を監視する必要があり手間がかかり、免震性能を維持することが困難であるという問題があった。
これらのことから、プレス金型のような被支持体を支持するために免震装置を採用することは、従来の技術では困難であった。
【0005】
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたもので、簡単な構成で、各種被支持体の支持面の形状や、支持体の設置場所、その表面の状態などに関わらず、被支持体による荷重が各滑り支承にかかるよう精度良く容易に設置することができ、所要の免震性能を確実に得ることができる免震装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、上述した問題に鑑みてなされたもので、異なる形状の被支持体を手間やコストをかけることなく容易に支持することができる免震装置を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、上述した問題に鑑みてなされたもので、異なる形状の被支持体を支持することができる免震装置を安価に提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、上記目的を達成するため、支持体上に設置されて被支持体を支持する免震装置であって、一対の免震ユニットにより構成され、各免震ユニットは、支持体上に設置される滑座と、被支持体を支持する支持座と、支持体と被支持体との水平方向の相対移動を許容するように被支持体を支承する複数の滑り支承手段と、該滑り支承手段の間に配置され滑座と支持座に取り付けられて支持体と被支持体との水平方向の相対移動を減衰させる減衰手段と、を備えており、一方の免震ユニットは、被支持体による荷重が前記各滑り支承手段にかかるように被支持体に沿ってその支持座の傾斜を調整するレベル調整機構を備えたことを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明において、レベル調整機構が、垂直方向に伸縮可能な複数の容器と、複数の容器を連通する連通路と、容器および連通路に封入された流体と、を備えてなることを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、上記目的を達成するため、請求項1または2に記載の発明において、滑り支承手段が、滑面に対して相対的に摺動する滑材を備えてなり、さらに、滑材の摩耗を検出する摩耗検出手段を備えてなり、摩耗検出手段は、滑座と支持座にそれぞれ設けられた端子と、該端子に接続されて電流を印加する電源と、両端子間に通電があるか否かを判定する判定手段とを備えてなることを特徴とするものである。
請求項4に係る発明は、上記目的を達成するため、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、複数の突起を有し、支持体との間に介在されるパッドを備えたことを特徴とするものである。
請求項5に係る発明は、上記目的を達成するため、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、複数の被支持体に応じてそれぞれ形成された専用部と、各専用部を共通で支持することができる共通部と、を備えたことを特徴とするものである。
請求項6に係る発明は、上記目的を達成するため、請求項1〜5のいずれかに記載の発明において、被支持体を支持するときに所定の位置に位置決めする位置決め機構を備えたことを特徴とするものである。
【0007】
請求項1の発明では、支持体上に設置されて被支持体を支持したときに、被支持体の荷重をすべての滑り支承手段が受けるように、レベル調整機構によって一方の免震ユニットの支持座が他方の免震ユニットの支持座に支持された被支持体に沿った傾斜に調整される。そのため、振動が加わったときに、各滑り支承手段が被支持体の荷重を受けた状態で、滑り支承手段によって支持体と被支持体とが水平方向に相対移動するのが許容されると共に、その水平方向の相対移動が滑り支承手段の間に配置され滑座と支持座に取り付けられた減衰手段によって減衰されるため、所要の免震性能が確実に得られる。
請求項2の発明では、請求項1に記載の発明において、被支持体の姿勢に応じて一方の免震ユニットの容器が垂直方向に伸縮すると同時にその内部に封入された流体が連通路を介して他の容器との間で流通することにより、被支持体の荷重をすべての滑り支承手段が受けるように、一方の免震ユニットが他方の免震ユニット同じ姿勢となるように調整される。
請求項3の発明では、請求項1または2に記載の発明において、振動によって支持体と被支持体が水平方向に相対的に移動するときに、滑材が滑面に対して相対的に摺動することによって摩耗する。振動による水平方向の相対移動に支障がある程に滑り支承手段の滑材の摩耗が進行すると、滑座と支持座にそれぞれ設けられた端子間が通電され、そのことを摩耗検出手段が検出するため、滑材の交換などのメンテナンスが容易に行われる。
請求項4の発明では、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、免震装置はパッドを介して支持体上に設置される。パッドに形成された複数の突起は、すべての滑り支承手段に支持反力をもたせるように、支持体の表面の凹凸に応じて収縮し、両免震ユニットの姿勢を同様に保持する。なお、突起の形状、突出量(長さ)および間隔は、同様に形成することができ、また、それぞれ異なるように形成することもできる。
請求項5の発明では、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、各被支持体の支持面の形状に応じて専用部が形成されており、これらの専用部に共通で支持することができるように共通部が形成されている。段替えなどによって被支持体を交換するときには、専用部と共に被支持体を交換し、共通部によって被支持体と共に専用部を支持する。段替え時などにおいて、共通部を移動させる必要がないため、専用部と共に被支持体が容易に且つ適切に配置される。また、専用部のみを被支持体の形状に応じて形成するため、免震装置の製造コストが軽減される。
請求項6の発明では、請求項1〜5のいずれかに記載の発明において、被支持体を交換するなどして新たに支持するときに、位置決め機構によって被支持体が免震装置に対して所定の位置に位置決めされる。
【0008】
【発明の実施の形態】
最初に、本発明の免震装置の第1の実施の形態を図1〜図7に基づいて詳細に説明する。なお、同一符号は、同様または相当する部分を示すものとする。
本発明の免震装置は、支持体A上に設置されて被支持体Bを支持するもので、概略、この実施の形態の場合、一対の免震ユニットU1、U2により構成されてなり、各免震ユニットU1、U2が、それぞれ、支持体A上に設置される滑座5と、被支持体Bを支持する支持座6と、支持体Aと被支持体Bとの水平方向の相対移動を許容するように被支持体Bを支承する複数の滑り支承手段2と、この滑り支承手段2の間に配設され滑座5と支持座6に取り付けられて支持体Aと被支持体Bとの水平方向の相対移動を減衰させる減衰手段3と、を備えており、一方の免震ユニットU1は、被支持体Bによる荷重が各滑り支承手段2にかかるように被支持体Bに沿ってその支持座6の傾斜を調整するレベル調整機構1を備えている。
また、本発明の免震装置は、レベル調整機構1が、垂直方向に伸縮可能な複数の容器10と、複数の容器10を連通する連通路11と、容器10および連通路11に封入された流体12と、を備えてなる。
さらに、本発明の免震装置は、滑り支承手段2が、滑座5の滑面20に対して相対的に摺動する滑材21と、滑材21の摩耗を検出する摩耗検出手段(後述する)と、を備えてなる。
【0009】
支持体Aは、支持ベースや床面により構成されている。また、被支持体Bは、図1などに示した実施の形態の場合、二段積の金型B1,B2により構成されている。しかしながら、本発明の免震装置は、この実施の形態に限定されることなく、被支持体Bとして各種工作機など、他のものを支持することができる。そして、本発明の免震装置は、支持する被支持体Bの大きさや重量、あるいは使用目的などに応じて、レベル調整機構1の大きさ(容積、伸縮ストロークなど)や減衰手段3の減衰特性などを変更することができる。
【0010】
各免震ユニットU1、U2は、支持体A上にパッド50を介して設けられる滑座5と、パッド60を介して被支持体Bを支持する支持座6を有している。パッド50および60は、支持体Aまたは被支持体Bに対して滑座5または支持座6が滑って移動するのを防止すると共に、支持体Aまたは被支持体Bの表面の凹凸をある程度吸収するなどの機能を有するものである。
【0011】
滑座5は、略矩形の平坦な板状に形成されてなるもので、たとえば、鋳物などにより形成された鉄材によって構成されている。滑座5の両端部の上面は平坦な円形の基礎面5aが形成されており、この基礎面5aには滑面20が形成された滑面板23が積層固着されている。滑面板23は、たとえば、表面を平滑仕上げまたは鏡面仕上げしたステンレス板により構成されている。
【0012】
一方、支持座6は、この実施の形態の場合、断面コ字状あるいはCチャンネル状に形成されてなるもので、たとえば、滑座5と同様に、鋳物などにより形成された鉄材によって構成されている。免震ユニットU1の支持座6の両端部の下面には、レベル調整機構1の一対の容器10が、滑面20と対応するようにそれぞれ配設されている。容器10は、この実施の形態の場合、垂直方向に伸縮することができるように、シリンダ15とこれに嵌挿されたピストン16により構成されている。両容器10、10には、そのシリンダ室15aを連通するように連通路11が接続されており、両シリンダ室15a、15aと連通路11内に流体12が充填・封入されている。流体12は、非圧縮性のもので、例えば油、シリコン、水などを採用することができる。非圧縮性の流体12は、免震装置が荷重を受けたときにそのときの両容器10、10のシリンダ室15aの容積を縮小させることなく(すなわち、容器10が収縮することなく)被支持体Bを一定の高さに支持することができる。そのため、被支持体Bが金型である場合でも、支持反力を得ることができる。容器10は、これらの流体12が充填された状態で被支持体Bの荷重に耐え得るように構成された可撓性を有する変形可能な袋状のもの(図示は省略する)を採用することもできる。
【0013】
この実施の形態では、免震ユニットU1の容器10のピストン16の先端が下方に向くように配置され、ピストン16の先端には滑り支承本体17が設けられており、この滑り支承本体17の下面に滑材21が設けられている。滑材21は、滑面20よりも小径に形成されてなるもので、その下面には滑面20と接する滑板24を有している(図3)。滑板24は、略円環状に形成されてなるもので、滑面20と接するその面には、複数の突起25が形成されると共に、両者の間の摩擦係数が0.05〜0.12となるように、四フッ化エチレンのコーティング26が施されている。そして、滑板24の下面の突起25は、図3に示すように、後述する理由から、一部分25aが他の部分に比べて長く突出して差dが生じるように形成されている。滑り支承本体17と滑面20との間には、可撓性、伸縮性などを有するゴムなどにより構成された防塵カバー27が設けられている。
【0014】
減衰手段3は、ゴムなどの弾性体を略円柱形状に形成してなるもので、その両端が滑座5と支持座6の略中央(すなわち、容器10、10の中間位置)にそれぞれボルト30(図13を参照)などによって容易に交換できるよう着脱可能に単一で取り付けられている。図6および図7に示すように、減衰手段3は、滑座5と支持座6が相対的に移動したときに弾性変形して、その移動を減衰させて元の相対位置に戻すよう機能する。なお、減衰手段3は、被支持体Bの重量などに応じて複数個を設けることもできる。
【0015】
滑材21の摩耗を検出する摩耗検出手段は、この実施の形態の場合、滑座5と支持座6にそれぞれ設けられた端子51、61と、この端子51、61に接続されて電流を印加する電源(図示は省略する)と、両端子51、61間に通電があるか否かを判定する判定手段(図示は省略する)とを備えてなる。上述の説明から明白であるように、滑座5と滑面板23と、および、支持座6と容器10と滑り支承本体17と滑材21と滑板24が鉄材やステンレスなど、導電性を有する素材によって構成されている。また、図3に示したように、滑面板23の滑面20と接する滑材21の滑板24の表面には四フッ化エチレンのコーティング26が施されている。この四フッ化エチレンのコーティング26の厚さは、繰り返し加えられる衝撃荷重(被支持体Bが金型である場合)や、滑座5と支持座6との相対移動(すなわち、滑面20と滑材21との摺動)などによって摩耗して減少することとなる。そして、滑板24の一部分の突起25aが滑面20と接触すると、両端子51、61の間が導通状態となって摩耗検出手段の図示しない判定手段は四フッ化エチレンのコーティング26の厚さが減少したことを、すなわち滑材21の摩耗を検出する。
【0016】
免震ユニットU2は、上述した免震ユニットU1と同様に、滑面20が形成された滑面板23が滑座5の基礎面5aに積層固着されている。また、支持座6の両端部の下面には、上述した免震ユニットU1の容器10に替えて、支持座6の高さが免震ユニットU1とほぼ同じ高さとなるように設定された滑り支承部材13が設けられている。この滑り支承部材13は、その下端面に滑り支承本体17を介して滑材21が設けられている。滑材21の下面には滑面20と接する滑板24を有している。滑板24の滑面20と接するその面には、複数の突起25が形成されると共に、四フッ化エチレンのコーティング26が施されている。滑り支承本体17と滑面20との間には、防塵カバー27が設けられている。
【0017】
以上のように構成された実施の形態における免震装置では、設置されるときに最初に、被支持体Bを支持する場所に応じて各免震ユニットU1、U2を支持体Aの所定の箇所に配置する。そして、金型などの被支持体Bを一般にクレーンなどによって水平に保った状態で吊って移動させて、両免震ユニットU1、U2上に載置し支持する。被支持体Bを載置される前においては、図4に示すように、免震ユニットU1の両容器10A、10Bのシリンダ室15aのそれぞれの高さh3、h4は同じ状態となっている。
【0018】
ここで、支持体Aの表面は、図4に示すように、免震装置を設置する場所によって免震ユニットU1とU2の上面が同じ高さでなく異なって傾斜している場合がある。すなわち、免震ユニットU1のレベルが水平に対して傾斜していると共に免震ユニットU2のレベルが水平である場合、水平に吊られた状態の被支持体Bの下面と免震ユニットU1の上面(支持座6)との間には、その一方端(図4では右方端)が接した状態で他方端(図4では左方端)に隙間δが生じ、両滑面板21の滑面20から被支持体Bの下面までのそれぞれの高さh1、h2が異なる場合がある。しかしながら、かかる場合であっても、本発明の免震装置では、免震ユニットU1の支持座6の一方端が接することによって容器10Bが収縮され、そのシリンダ室15a内の流体12が連通路11を介して他方端側の容器10Aのシリンダ室15aに流入することにより容器10Aを伸長させる。そして、容器10Bのシリンダ室15aの高さh3’がδ/2だけ収縮すると共に(h3‐δ/2)、容器10Aのシリンダ室15aの高さh4’がδ/2だけ伸長した(h4+δ/2)時点で、すなわち、一方の滑面板21の滑面20から被支持体Bの下面までの高さh1’がδ/2だけ収縮すると共に(h1‐δ/2)、他方の滑面板21の滑面20から被支持体Bの下面までの高さh2’がδ/2だけ伸長した(h4+δ/2)時点で、免震ユニットU1は、その上面が免震ユニットU2と同じ高さに自動的に調整された状態となって、被支持体Bを支持することとなる。
【0019】
また、本発明の免震装置では、例えば地震などが発生した場合に、図6および図7に示すように、滑材21の滑板24の四フッ化エチレン26のコーティングが滑座5の滑面20に対して摺動して、免震装置の滑座5と支持座6とが、すなわち、支持体Aと被支持体Bとが水平方向に相対移動するのを許容する。そして、免震装置の滑座5と支持座6との相対的な水平方向の移動は、減衰手段3の弾性変形により減衰されて元の相対位置に復元される。
【0020】
次に、本発明の免震装置の別の実施の形態を、図8および図9に基づいて説明する。なお、この実施の形態の説明では、上述した実施の形態と同様または相当する部分については同じ符号を付してその説明を省略し、異なる部分についてのみ説明することとする。
本発明のこの実施の形態における免震装置は、概略、免震ユニットU1、U2の少なくとも一方の支持座5と支持体Aとの間にパッド50’が介装されており、このパッド50’には複数の突起が形成されている。なお、この実施の形態では、免震ユニットU1と支持体Aとの間にパッド51’を介装する場合で説明する。
【0021】
パッド50’は、ゴムなどの弾性体からなるもので、この実施の形態の場合、突起50a’が支持体A’と接する面に設けられており、しかも、各突起50a’の大きさを異ならせ、さらに各突起50a’の突出量に差dを生じさせるように形成されている。このように構成されたパッド50’では、支持体A’の免震ユニットU1を配置する箇所が平坦でなく凹凸が生じている場合、その支持体A’の凹凸に応じて各突起50a’が座屈することなく収縮して免震ユニットU1を支持する。そのため、免震ユニットU1は、支持体A’の凹凸に関係なく、被支持体Bを安定して支持することができる。また、このように構成されたパッド50’では、被支持体Bを載置するときや、支持する被支持体Bが金型である場合にその金型Bを載置するときに受ける衝撃荷重を吸収・緩和させることができるため、免震装置の耐久性が向上する。
【0022】
次に、本発明の免震装置のさらに別の実施の形態を、図10に基づいて説明する。なお、この実施の形態の説明では、上述した実施の形態と同様または相当する部分については同じ符号を付してその説明を省略し、異なる部分についてのみ説明することとする。
本発明のこの実施の形態における免震装置は、概略、複数の被支持体Bに応じてそれぞれ形成された専用部Cと、各専用部Cを共通で支持することができる共通部Dと、を備えている。
【0023】
この実施の形態における各免震ユニットU1、U2は、一対の滑座5A、5Bを有している。滑座5A、5Bは、通常の状態では重合されて図示しないボルトなどによって結合されており、必要に応じて分離することができるよう構成されている。
免震ユニットU1の下方の滑座5Aの両端部の下面には、レベル調整機構1の容器10が、それぞれ配設されている。容器10は、この実施の形態の場合、垂直方向に伸縮することができるように、シリンダ15とこれに嵌挿されたピストン16により構成されている。両容器10、10には、そのシリンダ室15aを連通するように連通路11が接続されており、両シリンダ室15a、15aと連通路11内に流体12が充填・封入されている。この実施の形態における共通部Dは、下方の滑座5Aと、容器10および連通路11などからなるレベル調整機構1と、により構成されている。容器10は、シリンダ15のピストン16の先端面がそれぞれパッド50を介して支持体Aに当接されるように配設される。
【0024】
一方、上方の滑座5Bの両端部の上面は、平坦な円形の基礎面5aが形成されており、この基礎面には滑面20が形成された滑面板23が積層固着されている。また、支持座6の両端部の下面には滑り支承本体17が滑面20と対応するように設けられており、この滑り支承本体17の下面に滑材21が設けられている。滑材21は、その下面に滑面20と接する滑板24を有している。滑り支承本体17と滑面20との間には、可撓性、伸縮性などを有するゴムなどにより構成された防塵カバー27が設けられている。この実施の形態における専用部Cは、上方の滑座5Bと、滑り支承手段2と、支持座6と、により構成されている。支持座6と被支持体Bとの間にはパッド60が介装される。
【0025】
なお、免震ユニットU2は、上述した免震ユニットU1の容器10に替えて、支持座6の高さが免震ユニットU1とほぼ同じ高さとなるように設定された滑り支承部材13が設けられている。したがって、免震ユニットU2の共通部Dは、下方の滑座5Aと、滑り支承部材13と、により構成されている。
【0026】
このように構成された免震装置では、支持する被支持体Bに応じて、複数の免震ユニットUの共通部Dを支持体Aの所定の箇所に配置することができ、また、所定の共通部Dの下方の滑座5Aに専用部Cの上方の滑座5Bを重合・結合することがでる。そのため、支持する被支持体Bの形状毎に免震装置全体の設計や配置を変更する必要がなくなる。また、単一の共通部Dに対して複数の専用部Cを各種被支持体Bに応じて構成するだけで済むため、免震装置の製造コストが軽減される。
【0027】
次に、本発明の免震装置のさらに別の実施の形態を、図11〜図13に基づいて説明する。なお、この実施の形態の説明では、上述した実施の形態と同様または相当する部分については同じ符号を付してその説明を省略し、異なる部分についてのみ説明することとする。
本発明のこの実施の形態における免震装置は、概略、被支持体Bを支持するときに所定の位置に位置決めする位置決め機構7を備えている。この実施の形態における位置決め機構7は、被支持体Bに設けられた係合孔70と、この係合孔70と対応するように支持座6に設けられた係合突起71と、により構成されている場合で説明するが、本発明はこの実施の形態に限定されることなく、例えば被支持体Bに設けられた係合突起と、この係合突起と対応するように支持座6に設けられた係合孔と、などにより構成することもできる。
【0028】
被支持体Bの支持座6と接する底面には係合孔70が形成されている。係合孔70の開口部には漸次拡径するテーパ部70aが形成されている。
支持座6の長さ方向の略中央の上面には、取付板72がボルト73によって取り付けられている。取付板72にはロケート凹部72aとネジ孔72bが形成されており、係合突起71は、その基端面にロケート凸部71aが形成されると共に、全長にわたって貫通するボルト挿通孔71bが形成されている。また、係合突起71の先端部には漸次縮径するテーパ部71cが形成されている。係合突起71は、そのロケート凸部71aが取付板72のロケート凹部72aに嵌合され、ボルト挿通孔71b内にボルト74が挿通されて取付板72のネジ孔72bに螺合されることにより、取付板72に対して着脱可能に取付られている。
さらに、この実施の形態では、滑座6がずれて移動しないように固定するために、滑座5の短辺に当接する固定座8が支持体Aに設けられている。
【0029】
以上のように構成された免震装置では、支持体Aに設けられた固定座8によって滑座5がずれないように位置決め固定されている状態とされている。そして、金型などの被支持体Bを交換して免震装置に新たな被支持体Bを支持させる場合には、その被支持体Bをクレーンによって吊り下げるなどして係合孔70が免震装置の係合突起71に概ね一致するよう移動させてから下降させて支持座6上に載置する。このとき、係合突起71に対する係合孔70の位置が多少ずれている場合であっても、係合突起71と係合孔70の双方にテーパ部71c、70aが形成されているため、係合突起71に対して係合孔70が確実に嵌合されて、被支持体Bが免震装置に対して位置決めされることとなる。また、この係合突起71に対して係合孔70が嵌合されるのに伴って、滑材21が滑面20に対して摺動して、固定座8によって支持体Aに固定された滑座5に対して支持座6が移動する場合であっても、減衰手段3によって被支持体Bが正しく位置するように支持座6が元の位置に復元される。なお、本発明の免震装置においては、係合突起71と係合孔70の双方にテーパ部71c、70aを必ずしも形成する必要はなく、テーパ部71c、70aのいずれか一方のみを形成することもできる。また、位置決め機構7は、図10に示した実施の形態における免震装置にも適用することができる。
【0030】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、一方の免震ユニットに、被支持体による荷重が各滑り支承にかかるように被支持体に沿ってその支持座の傾斜を調整するレベル調整機構を設け、支持体と被支持体との水平方向の相対移動を減衰させる減衰手段を滑り支承手段の間に配置し滑座と支持座に取り付けたという簡単な構成で、設置する支持体の場所や状態などに関わらず、レベル調整機構によって一方の免震ユニットの支持座が他方の免震ユニットの支持座に支持された被支持体に沿った傾斜に調整されるため、被支持体の荷重をすべての滑り支承手段が受けるよう精度良く容易に設置することができ、確実に所要の免震性能を得ることができる免震装置を提供することができる。
請求項2の発明によれば、請求項1に記載の発明において、レベル調整機構が、複数の容器と、複数の容器を連通する連通路と、容器および連通路に封入された流体と、を備えてなることにより、被支持体を適切に支持できるよう精度良く容易に設置することができる免震装置を具体化させることができる。
請求項3の発明によれば、請求項1または2に記載の発明において、滑座と支持座にそれぞれ設けられた端子、該端子に接続されて電流を印加する電源と、両端子間に通電があるか否かを判定する判定手段とからなる摩耗検出手段を備えたことにより、手間やコストをかけることなく滑材の摩耗を検出することができ、したがって、滑座と滑材とがそれぞれ均一に荷重を受けて滑座と滑材とが確実に摺動させることができ、滑座に対して被支持体を支持している支持座を確実に相対的に移動させて所要の免震性能を維持することができる免震装置を提供することができる。
請求項4の発明によれば、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、複数の突起を有し、支持体との間に介在されるパッドを備えたことにより、設置する支持体の場所や状態などに関わらず、被支持体を適切に支持できるよう精度良く容易に設置することができる免震装置を提供することができる。
請求項5の発明によれば、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、複数の被支持体に応じてそれぞれ形成された専用部と、各専用部を共通で支持することができる共通部と、を備えたことにより、段替え時などに免震装置を容易に適切な位置に設置することができると共に、異なる形状の被支持体を支持することができる免震装置を安価に提供することができる。
請求項6の発明によれば、請求項1〜5のいずれかに記載の発明において、被支持体を支持するときに所定の位置に位置決めする位置決め機構を備えたことにより、被支持体を確実に所定の位置に位置決め支持することができる免震装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の免震装置における免震ユニットの第1の実施の形態を示した断面図である。
【図2】図1の平面図である
【図3】滑面と滑材とを備えた滑り支承手段の拡大断面図である。
【図4】水平に吊られた被支持体に対して支持体に設置された免震ユニットが傾斜している場合を示す説明図である。
【図5】レベル調整機構によって被支持体を水平に保持することができるよう調整した状態を示す説明図である。
【図6】支持体と被支持体が水平方向に相対移動した状態を示す説明図である。
【図7】図6とは逆方向に相対移動した状態を示す説明図である。
【図8】本発明の免震装置における免震ユニットの第2の実施の形態を示した断面図である。
【図9】図8に示したパッドの底面図である。
【図10】本発明の免震装置における免震ユニットの第3の実施の形態を示した断面図である。
【図11】本発明の免震装置の第4の実施の形態を示した平面図である。
【図12】図11の正面図である。
【図13】本発明の免震装置における免震ユニットの位置決め機構を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
A 支持体
B 被支持体
C 専用部
D 共通部
U1、U2 免震ユニット
1 レベル調整機構
2 滑り支承手段
3 減衰手段
5 滑座
6 支持座
7 位置決め機構
10 容器
11 連通路
12 流体
20 滑面
21 滑材
50 パッド

Claims (6)

  1. 支持体上に設置されて被支持体を支持する免震装置であって、
    一対の免震ユニットにより構成され、
    各免震ユニットは、支持体上に設置される滑座と、被支持体を支持する支持座と、支持体と被支持体との水平方向の相対移動を許容するように被支持体を支承する複数の滑り支承手段と、該滑り支承手段の間に配置され滑座と支持座に取り付けられて支持体と被支持体との水平方向の相対移動を減衰させる減衰手段と、を備えており、
    一方の免震ユニットは、被支持体による荷重が前記各滑り支承手段にかかるように被支持体に沿ってその支持座の傾斜を調整するレベル調整機構を備えたことを特徴とする免震装置。
  2. レベル調整機構が、
    垂直方向に伸縮可能な複数の容器と、
    複数の容器を連通する連通路と、
    容器および連通路に封入された流体と、
    を備えてなることを特徴とする請求項1に記載の免震装置。
  3. 滑り支承手段が、滑面に対して相対的に摺動する滑材を備えてなり、さらに、滑材の摩耗を検出する摩耗検出手段を備えてなり、摩耗検出手段は、滑座と支持座にそれぞれ設けられた端子と、該端子に接続されて電流を印加する電源と、両端子間に通電があるか否かを判定する判定手段とを備えてなることを特徴とする請求項1または2に記載の免震装置。
  4. 複数の突起を有し、支持体との間に介在されるパッドを備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の免震装置。
  5. 複数の被支持体に応じてそれぞれ形成された専用部と、
    各専用部を共通で支持することができる共通部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の免震装置。
  6. 被支持体を支持するときに所定の位置に位置決めする位置決め機構を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の免震装置。
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