JP4204134B2 - ワイパ装置におけるワイパアームの防水構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗用車、バス、トラック等の車両の窓面を払拭するためのワイパ装置におけるワイパアームの防水構造の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種ワイパ装置のなかには、ブレードの払拭面積を広く確保するため、例えば特表平10−507143号公報に示されるようにワイパアームを構成するアームサポートにリンクを枢結したものがある。そしてこのようなものでは、アームサポートのリンク枢結部の回動が損なわれたり、異常摩耗や腐食に対する保護や防止のため防水構造を実施することが要求される。そのためアームサポートにカバーを設けてリンク枢結部を覆うことが提唱される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところでワイパアームが上反転位置に移動する過程では、ブレードにより払拭された水はブレードと共に上反転位置側に押しやられながらブレードに沿って流れ落ちることになるが、ワイパアームが上反転位置に近づくほど前記流れ落ちる雨水はアームサポート側に向いて流れることになる。この結果、ブレードからワイパアームの先端側(アームピース)を伝わってきた雨水によってアームサポートが被水し、この被水した雨水が上記カバー体内部まで浸入してリンク枢結部に達し、これによってリンク枢結部の耐久性等が損なわれてしまうという問題があり、ここに本発明が解決しようとする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、窓面を払拭するためのワイパアームを構成するアームサポートと、該アームサポートの一部または全部を覆うカバーとを備えてなるワイパ装置において、前記アームサポートに、該アームサポートとカバーとのあいだに浸入した水を誘導するための誘導手段を形成するにあたり、前記アームサポートは、ワイパアームの払拭揺動をするためのリンクが枢結されたものとし、前記誘導手段は、アームサポート表面の水をリンク枢結部を避けるように誘導する誘導路であるワイパ装置におけるワイパアームの防水構造である。
そして、このようにすることにより、アームサポート表面に流れる水を積極的に外部に排水でき、さらに、リンク枢結部への被水を防止できる。
このものにおいて、誘導路は、アームサポートの表面を左右に横切る状態で表側に突出状に一体形成されるリブで構成することができ、これによって、アームサポート表面に流れる水を積極的に誘導することができる。
さらにこのものにおいて、誘導路は、アームサポートの側縁部から突出する突起体で構成することができ、これによって、水を窓面側に排出しやすくできる。
さらにまた、このものにおいて、誘導路によってリンク枢結部を避けるように誘導された水は、カバーに設けた係止爪を介して窓面側に誘導されるように構成することができ、これによって、別途滴下誘導片を設ける必要がなく、部材の兼用化が計れる。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図1〜図9の図面に基づいて説明する。
図面において、1は車両に設けられるワイパ装置を構成するワイパアームであって、該ワイパアーム1は、躯体側に取付けられるアームサポート2と、該アームサポート2にピン軸2aを介して支持(ブレード側連結部BJ)され、窓面から離れる方向に揺動自在なアームシャンク3と、該アームシャンク3に基端部が一体的に取付けられ、先端部に窓面を払拭するワイパブレード(図示せず)が取付けられるアームピース4と、該アームピース4基端部とアームサポート2先端部とのあいだに介装される付勢弾機5等の部材装置を備えて構成されていること等は何れも従来通りの構成となっている。
【0006】
一方、6は図示しないワイパモータの駆動に基づいて正逆揺動(回動)するワイパ軸であって、該ワイパ軸6には、第一サブサポートリンク7の基端部が一体的に連結されている。そして、この第一サブサポートリンク7の先端部は、枢軸7aを介して前記アームサポート2の基端部の窓面と対向する裏面において回動自在に連結(枢結)されている。ここで前記枢結部は、ワイパ軸6の駆動をアームサポート2に動力伝動してワイパアーム1を払拭揺動するためのものであり、本発明のリンク枢結部に相当し、これを第一リンク枢結部J1とし、詳細については後述する。さらに、アームサポート2の第一リンク枢結部J1の先端側の裏面には、略L字状に折曲した第二サブサポートリンク8の先端部がリンク側枢軸8aを介して回動自在に連結(枢結)されている。該枢結部も第一リンク枢結部J1と同様に、ワイパアーム1を払拭揺動するためのものであり、本発明のリンク枢結部に相当し、これを第二リンク枢結部J2として詳細については後述する。このうように、本実施の形態のアームサポート2には都合二個の第一、第二リンク枢結部J1、J2が設けられている。
そして、前記第二サブサポートリンク8の基端部は、車両(躯体)側に躯体側枢軸8bを介して回動自在に連結され、これによって、ワイパ軸6、第一サブサポートリンク7、アームサポート2、第二サブサポートリンク8とがそれぞれ連動連結され、而して四節リンク機構が構成されている。
【0007】
前記四節リンク機構において、ワイパ軸6が正逆駆動したとき、第一サブサポートリンク7は図5において矢印A方向に往復揺動し、これに伴い、アームサポート(ワイパアーム1)2は、ワイパ軸6、第二サブサポートリンク8の躯体側枢軸8bとを支点として、第一、第二サブサポートリンク7、8と共にリンク作動を行って図5において矢印B方向の往復揺動がなされるように設定されている。このとき、アームサポート2は上方向に変位する状態で往復揺動を行い、これによって、図1に示すようにブレードによる窓面の払拭範囲Sが窓面のコーナー部にまで至るように広がり、払拭面積の拡大がなされるように設定されている。因みに、図5において、アームサポート2は、二点鎖線で示される下反転位置と、実線で示される上反転位置とのあいだを往復揺動する設定となっている。
【0008】
さて、前記アームサポート2には本発明が実施された防水構造が備えられるが、アームサポート2の防水構造を説明するにあたり、説明の便宜上、アームサポート2が上反転位置に位置し、ブレード連結部BJと、第一、第二リンク枢結部J1、J2とが上下に並列する位置関係となっている状態に基づいて説明する。
前記アームサポート2は板面が窓面と対向する上下方向に長い部材で形成されており、上端(先端)部に形成される支持部2bに、前記ピン軸2aを介してアームシャンク3の基端(下端)部が揺動自在に支持され、これによって前記ブレード連結部BJが構成されている。さらに、アームサポート2のブレード連結部BJと第一リンク枢結部J1とのあいだには、裏面を除く面部、つまり表面と左右両側面に段差部2cが形成され、該段差部2cより下方部位(基端部位)が肉薄状になるように設定され、該肉薄状部位にカバー体(本発明のカバー)9が面一状に設けられることによって、アームサポート2の第一、第二リンク枢結部J1、J2がカバー体9により表面側から覆われ、該部位の防水が計られている。
さらに、アームサポート2の図5における右側面には、第一、第二リンク枢結部J1、J2のあいだに位置して右側(下反転位置側)に向けて突出する腕状突起(本発明の突起体)10が一体形成されていると共に、前記肉薄状部位の表面(カバー体9に覆われる部位の表面)には、第一、第二リンク枢結部J1、J2とのあいだに第一、第二誘導路11、12が上下に並列する状態で一体形成され、第二リンク枢結部J2の上方に第三誘導路13が一体形成されている。これら各第一、第二、第三誘導路11、12、13は、アームサポート2の表面を左右に横切る状態で表側に突出状に一体形成されるリブで構成されており、各誘導路11、12、13はそれぞれ、上反転位置側が高く下反転位置側が低くなるよう左高右低状に傾斜していると共に、緩くS字を描くように湾曲して形成されている。
【0009】
一方、前記カバー体9は、アームサポート2の表面を覆うべく、表面部9aと、該表面部9aの上端縁を除く外周縁部から裏面側に突出する側面部9bとを備えて形成されている。前記表面部9aは、アームサポート2基端部と腕状突起10とを覆蓋するよう右側に膨出部9cが形成されたものとなっている一方、内側面(裏面)にはアームサポート2に嵌着状に組込むための複数の係止爪が一体形成されている。これら係止爪は、アームサポート2の基端部の左右側面に沿うと共に、アームサポート2の長手方向に分散する状態で左右三対の係止爪14、15と、前記腕状突起10の突出端部に沿って形成される係止爪16との都合7個のものが形成されている。ここで、各係止爪14、15、16は裏面側に突出する基部14a、15a、16aと、その先端部の爪部14b、15b、16bとで構成されている。そして、アームサポート2の右側面に沿って形成される係止爪15は、先端15cがアームサポート2の裏面で枢結される第一、第二サブサポートリンク7、8に当接してリンク作動を損うようなことのない位置関係で配されている。
また、カバー体側面部9bは、上反転位置(左)側部位においては、各係止爪14が近接して配され、かつ表裏方向長さが、係止爪部14bの先端14cよりも長い寸法設定(先端14著りも裏面側に突出する状態)で形成されており、これによって防水機能を高めているが、下反転位置(右)側部位の側面部9bは、前記上反転位置側部位の表裏長さよりも短い寸法設定となっており、これによってカバー体側面部9bの先端縁部がアームサポート2の裏面で枢結される第一、第二サブサポートリンク7、8のリンク作動を邪魔することがないように構成されている。
【0010】
そして、カバー体9は、左側部位の係止爪14をアームサポート2の左側部位に嵌合させ、この状態で右側部位の係止爪15および腕状突起10に対向する係止爪16の基部15a、16aを弾性変形させながらアームサポート2の右側に押し込むことで、各爪部14b、15b、16bがそれぞれアームサポート2裏面に達して係合し、しかしてアームサポート2に嵌着される設定となっている。このとき、カバー体9は、係止爪14、15によるアームサポート2側面に対する係合と共に、係止爪16による腕状突起10の先端部に対する係合がなされるようになっており、これによって、カバー体9は、アームサポート2の長手方向における複数の支持の他に、該支持部を結ぶ軌跡と略直交する位置関係の腕状突起10による支持を受けることになって、カバー体9はアームサポート2と直交する方向には撓みにくい状態となって、より確実な脱落防止がなされる設定となっている。
さらに、カバー体9の内側面には、第一、第二リンク枢結部J1、J2に対向する部位にリング状のリブ9dが一体形成され、該リブ9dは、カバー体9をアームサポート2に嵌着したとき、後述するように、各ワイパ軸連結部J1、J2の表面に形成される表面環状凹部2dにシール材2eを介して嵌合組込みされる設定となっている。
【0011】
さらにこれら係止爪14、15、16のうち、アームサポート2右側面に沿って形成される係止爪15は、アームサポート2に嵌着した状態でアームサポート2に形成される左高右低状の第一、第二、第三誘導路11、12、13の右端部位に対向して配設されている。これによって、各誘導路11、12、13により誘導された水は、誘導路11、12、13よりも右側に位置する係止爪15の基部15aに沿って窓面(裏面)側に向けて誘導されるが、該誘導された水は、アームサポート2の裏面よりも窓面側に突出する爪部15bの先端面15cから滴下する状態で窓面側に排出されるようになっており、このようにして、係止爪15が本発明の滴下誘導片を兼用する設定となっている。さらに、腕状突起10側に流れた水は、腕状突起10に係合する係止爪16の爪部16bの先端16cから滴下することになり、カバー体9の脱落防止機能を備える腕状突起10は誘導路としても機能し、該腕状突起10により誘導された水が係止爪16を滴下誘導路として誘導され、窓面側に排出するように設定されている。
尚、カバー体9は、アームサポート2の段差部2cにより形成された肉薄状部位に装着することで、カバー体9の外側面9aとアームサポート2上端部側の外側面とが面一状になるように寸法設定されている。
【0012】
次に、第一、第二リンク枢結部J1、J2における防水構造について説明する。前記アームサポート2とカバー体9とのあいだから浸入した水は、前述したように、第一、第二、第三誘導路11、12、13からカバー体係止爪15、16を経由して外部に滴下するように誘導されるが、それでも第一、第二リンク枢結部J1、J2側に流れ込む水や、裏面側(窓側)から浸入する水に対しては、次のように防水されている。
ここで、アームサポート2の基端部には表裏方向に貫通する貫通孔2f、2gが穿設され、これら貫通孔2f、2gに枢軸7a、8aを回動自在に支持することによって、各枢軸7a、8aに一体的に配された第一、第二サブサポートリンク7、8がアームサポート2に対して回動自在に連結される構成となっており、而して、前記第一、第二リンク枢結部J1、J2は構成されている。そして、これらアームサポート2の第一、第二リンク枢結部J1、J2はそれぞれ同様の構成となっているので、第一リンク枢結部J1についてのみ詳細を説明し、第二リンク枢結部J2についての説明は省略するが、図面における符号については第一リンク枢結部J1に準じて付されている。
【0013】
前記アームサポート貫通孔2fの表面側外周部には、孔縁からは所定間隔を存する状態で前記表面環状凹部2dが凹設されており、該表面環状凹部2dに、前述したようにカバー体9のリング状のリブ9dがシール材2eと共に嵌合されることで、アームサポート2表面側の防水が計れるように設定されている。
一方、アームサポート貫通孔2fの裏面側外周部には、孔縁からは所定間隔を存し、底面が半球状の裏面凹部2hが表側に向けて凹設されている。また、第一サブサポートリンク7の連結部には、前記アームサポート裏面凹部2hに対向して先端側がラッパ状に拡開したラッパ状シール材17の基端部が一体的に固着されている。そして、ラッパ状シール材17は、アームサポート2に第一サブサポートリンク7を組込んだとき、ラッパ状シール材17の先端部が裏面凹部2hに押し込まれ、ラッパ状シール材17の先端部が弾性変形して半球状の裏面凹部2hの底面に沿って密着するように嵌め込まれることによって、アームサポート2の裏面側からの水の浸入を防止するように設定されている。さらに、ラッパ状シール材17の筒内面には複数のリング状リブ17aが形成されており、裏面凹部2hに沿って密着するように弾性変形した状態では、リブ17aの先端部が裏面凹部2hに当接するようになっている。
尚、18は、枢軸7aとアームサポート貫通孔2fとのあいだに配される一対の鍔付きのブッシュである。
【0014】
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、図示しないワイパモータの駆動に基づいてワイパ軸6が正逆揺動(回動)すると、ワイパアーム1は窓面を上下に変位する状態で払拭揺動し、これに基づいてワイパブレードが窓面の払拭を行うが、このとき、アームサポート2の第一、第二リンク枢結部J1、J2は、カバー体9により表面および側面部位が覆われており、これによって、第一段階の防水がなされる。
さらにこのものでは、アームサポート2の表面に、第一、第二リンク枢結部J1、J2の上側に位置して第一、第二、第三誘導路11、12、13が形成されているため、ワイパアーム1が上反転位置に移動してアームサポート2側に水が流れ落ち、カバー体9とアームサポート2とのあいだに水が浸入したとして、該浸入した水は第一、第二、第三誘導路11、12、13によりアームサポート2右端に誘導され、第一、第二リンク枢結部J1、J2側に回り込んで該第一、第二リンク枢結部J1、J2を被水させてしまうことを防止できる。
しかも、各誘導路11、12、13右端側にはカバー体係止爪15が対向して配設されているため、前記アームサポート2右端に集められるように誘導された水が係止爪基部15a、16aに沿って窓面側に誘導され、該誘導された水が、アームサポート2の裏面から突出状に位置する係止爪先端15c、16cを伝って積極的に裏面側(窓面側)の外部に排出されることになり、これによって第二段階の防水がなされる。
【0015】
しかもこのものでは、第一、第二リンク枢結部J1、J2自体は、貫通孔2cの孔縁に形成の表面環状凹部2dに、カバー体のリング状リブ9dをシール材2eと共に嵌合することで表面側の防水がなされる一方、半球状の裏面凹部2fにラッパ状シール材17を介装することで裏面側の防水がなされる結果、第三段階の防水も計れ、もって確実な防水構造とできる。
そのうえ、第一、第二リンク枢結部J1、J2の裏面側における防水は、第一サブサポートリンク7側に配されたラッパ状シール材17の先端部分を、半球状の裏面凹部2fの底面に密着するように弾性変形させて組込んであるのでシール性能を高めることができると共に、ラッパ状シール材17の筒内面に形成の複数のリング状リブ17aによるシール効果も得られることになって、確実な防水が計れる。
このように、本発明が実施されたものでは、上記のような防水構造が備えられている結果、仮令ワイパアーム1が上反転位置に達して上下方向を向く姿勢になったとしても、上下に並んで配される第一、第二リンク枢結部J1、J2側に水が浸入してしまうようなことがなく、第一、第二リンク枢結部J1、J2の防水保護が計れると共に、耐久性の向上が期待でき、製品の信頼性を高めることができる。
【0016】
尚、本発明は前記実施の形態に限定されることは勿論なく、誘導路をカバー体の内側面に形成してもよい。また、アームサポート表面に形成される誘導路は、リンク枢支部に沿って半円状に形成したり、リンク枢支部を避けるように直線状に形成してもよく、さらには、前記実施の形態のように突状のリブで構成するのではなく、凹溝状の凹部に構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワイパ装置の払拭範囲を示す一部省略パターン図である。
【図2】図2(A)、(B)はそれぞれワイパアームの正面図、側面図である。
【図3】図3(A)、(B)はそれぞれアームサポートの正面図、図3(A)のX−X断面図である。
【図4】図3(A)のY−Y断面図である。
【図5】アームサポートのリンク作動を説明するパターン図である。
【図6】カバー体を装着した状態のアームサポートの背面図である。
【図7】図7(A)、(B)、(C)はそれぞれカバー体の正面図、底面図、側面図である。
【図8】図8(A)、(B)、(C)はそれぞれカバー体の背面図、図8(A)のX−X断面図、Y−Y断面図である。
【図9】第一リンク枢結部の断面図である。
【符号の説明】
1 ワイパアーム
2 アームサポート
3 アームシャンク
6 ワイパ軸
7 第一サブサポートリンク
8 第二サブサポートリンク
9 カバー体
10 腕状突起
11 第一誘導路
13 第三誘導路
14 係止爪
14b 爪部
14c 先端
16 係止爪
17 ラッパ状シール材
J1 第一リンク枢結部
J2 第二リンク枢結部

Claims (4)

  1. 窓面を払拭するためのワイパアームを構成するアームサポートと、該アームサポートの一部または全部を覆うカバーとを備えてなるワイパ装置において、
    前記アームサポートに、該アームサポートとカバーとのあいだに浸入した水を誘導するための誘導手段を形成するにあたり、
    前記アームサポートは、ワイパアームの払拭揺動をするためのリンクが枢結されたものとし、
    前記誘導手段は、アームサポート表面の水をリンク枢結部を避けるように誘導する誘導路であるワイパ装置におけるワイパアームの防水構造。
  2. 請求項1において、誘導路は、アームサポートの表面を左右に横切る状態で表側に突出状に一体形成されるリブで構成されているワイパ装置におけるワイパアームの防水構造。
  3. 請求項1または2において、誘導路は、アームサポートの側縁部から突出する突起体で構成されているワイパ装置におけるワイパアームの防水構造。
  4. 請求項1乃至3の何れか1において、誘導路によってリンク枢結部を避けるように誘導された水は、カバーに設けた係止爪を介して窓面側に誘導されるように構成されているワイパ装置におけるワイパアームの防水構造。
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