JP4203699B2 - Binder for recording sheet - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水性インクを用いた記録方式に使用する記録シート用バインダーに関するものであり、特には、印字濃度が高く、鮮やかで解像度に優れ、特に耐水性が優れるために画像保存性がよく、しかもシリカなどの吸着剤の脱落が少ない記録シートに供する白色顔料層用バインダーに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
近年、パソコンなどのOA機器用のプリンターに水性インクを用いた記録方式が使われる比率が高まっており、それに伴い記録材料の需要も拡大しつつあるが、その一方でプリントの品位,彩度,外観,画像を更によくするために、より高度な特性を持つ記録材料が要求されるようになってきた。特に、親展はがき用,ラベル用などの用途が広がり、使用状況が多岐にわたることにより、耐水性などの要求特性がより一層厳しくなっている。
【0003】
例えば、基紙に非晶質シリカとポリビニルアルコールなどの高分子結着剤を配合し塗布した記録シート(特開昭55−51583号公報)や基紙の表裏に多孔質顔料粒子を含有するインク受容層を設けた記録シート(特開昭56−148584号公報)が提案され、従来の上質紙を使用した記録シートに比べて大幅に彩度的な鮮やかさは向上するが、塗布量が少ないとインクが不規則な広がりをするため、印字のにじみが大きく、塗布量を多くするとにじみは少なくなるが、塗布層が剥離し粉落ちするという問題があった。
【0004】
この問題を解決するために結着剤を増量させ、結着強度を向上させると、インクの吸収容量が不足し、にじみが顕著となるために画質低下を生じ、所望の解像度や中間色の再現が困難であった。また、ポリビニルアルコールとアクリル酸とメタクリル酸メチルとを反応させて得られる水不溶性樹脂を使用して結着強度を改善した記録シート(特開昭62−288076号公報)の提案があるが、水不溶性樹脂はアニオン性であることから、やはりアニオン性である水性インクの定着性が悪く、インクのにじみ出しあるいは耐水性を向上させるような解決策にはならない。更に、これらの解決策としてポリカチオン高分子電解質を含有する記録シート(特開昭56−84992号公報)やインク吸着性のあるカチオン性高分子結着剤を主成分としたインク受容層を設けた記録シート(特開昭58−24493号公報)等の方法が知られているが、いずれの方法もインク定着性不足であったり、また、印字画像の耐光性が劣るという欠点があった。
【0005】
更に、白色顔料層にアクリル酸アルキルエステル及び/又はメタクリル酸アルキルエステルとアミノ基含有アクリル系モノマーとを共重合して得られるカチオン性アクリル樹脂エマルジョンを含ませる記録シート(特開平11−123867号公報)も知られているが、アミノ基含有アクリルモノマーを含むことを必須条件としているため、発色性などには優れるものの、ポリマーの親水性が増し、用途によっては耐水性が不足するため、ドットの径が広がったり、画像保存性が欠けたり、乳化重合中に層分離を生じて重合方法も制約をうけるなどの問題点を有していた。
【0006】
本発明は、上記事情を改善するためになされたもので、水性インクを用いた記録シートの印字画像の品質特性において、印字濃度が高く、にじみがなく、かつ解像度も高く、インク定着性が良好で耐水性にも優れた記録シート用白色顔料層用として好適な記録シート用バインダーを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】
本発明者らは、前記の課題を解決するため鋭意検討を行った結果、記録シート用白色顔料層にアミノ基含有(メタ)アクリル系モノマーを除く(メタ)アクリル酸エステルを特定のカチオン性乳化剤を用いて乳化重合させて得られる、特定温度範囲のガラス転移温度と特定範囲の粒子径を有する共重合体のカチオン性アクリルエマルジョンを用いることにより、印字濃度が高く、にじみが生じ難く、鮮やかで優れた解像度を与えること、しかも耐水性に優れ、画像の保存性が良好で、シリカなどの吸着剤の脱落が少なく、上述した従来の問題点を解消し得ることを知見し、本発明をなすに至った。
【0008】
従って、本発明は、アミノ基含有(メタ)アクリル系モノマーを除く(メタ)アクリル酸エステルからなる群より選択されるモノマー混合物を、カチオン性乳化剤としてアルキルベンジルアンモニウムクロライドを用いて乳化重合させて得られるガラス転移温度が−40〜80℃、粒子径が70〜250nmの共重合体のカチオン性アクリルエマルジョンを含むことを特徴とする記録シート用バインダーを要旨とする。
【0009】
以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明に使用する(メタ)アクリル酸エステルとしては、例えば炭素数1〜18のアルキル基を有するアルコールとの(メタ)アクリル酸エステル、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、メトキシエチル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート等を挙げることができ、これらのモノマーは1種又は2種以上を混合して使用することができる。なお、本発明においては、アミノ基を含有する(メタ)アクリレートは使用しない。また、(メタ)アクリレートはアクリレートとメタクリレートの総称である。
【0010】
上記成分だけでは発現できない物性を付与するために、共重合可能なエチレン性不飽和単量体を必要に応じて用いることができる。このようなモノマーとしては、アクリロニトリル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、スチレン、アクリル酸、メタクリル酸、(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメチル(メタ)アクリルアミド等を挙げることができる。これらは、本発明の目的を損なわないためにモノマー全量のうちの15重量%以下の使用量とすることが好ましい。
【0011】
乳化共重合体は、上記各単量体を用いて公知の乳化重合法により製造することができる。即ち、上記単量体を混合し、これに乳化剤、重合開始剤等を加えて水系で乳化重合を行えばよく、一括して仕込重合する方法、各成分を連続供給しながら重合する方法等の各種の方法を適用できる。
【0012】
本発明に使用される乳化重合用の乳化剤としては、次の2種類のカチオン性乳化剤のうち前者が必須であり、その1種類は、ヤシアルキルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、テトラデシルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、オクタデシルジメチルベンジルアンモニウムクロライド等のアルキルベンジルアンモニウムクロライドであり、もう1種類は、アルキルビス(2−ヒドロキシエチル)メチルアンモニウムクロライド、アルキルポリオキシエチレンメチルアンモニウムクロライド等のアルキル基の炭素数が8〜18、EO付加モル数が2〜15モルのEO付加型アンモニウムクロライドであり、これらの中から1種のみ又は2種以上を組み合わせて用いることができる。これらの使用量は、モノマーの合計量100重量部に対して1〜10重量部、特に2〜5重量部とすることが好ましい。
【0013】
また、カチオン性乳化剤だけでは重合安定性、機械的,化学的安定性が不足の場合、ノニオン性乳化剤を併用することができ、これにはポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテルなどのポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンカルボン酸エステル及び分子中にビニル基を持つノニオン性の反応性乳化剤などが例示され、モノマーの合計量100重量部に対して1〜10重量部、特に2〜5重量部の範囲で用いることが好ましい。
【0014】
重合開始剤としては、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム等の過硫酸塩、過酸化水素水、t−ブチルハイドロパーオキサイド、アゾビスアミジノプロパンの塩酸塩等の水溶性タイプ、ベンゾイルパーオキサイド、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、クミルパーオキシネオデカノエート、クミルパーオキシオクトエート、アゾビスイソブチロニトリル等の油溶性タイプなどが例示されるが、カチオン性触媒であるアゾビスアミジノプロパンの塩酸塩を使用することが好ましい。これらの使用量は、モノマーの合計量100重量部に対して0.01〜3重量部程度とすればよい。
【0015】
重合反応は通常35〜90℃の温度で撹拌下に行われ、反応時間は通常3〜40時間程度とする。また、乳化重合の開始時あるいは終了時に塩基性物質を加えてpHを調整することで、エマルジョンの放置安定性、凍結安定性、化学的安定性等を向上させることができる。この場合、得られるエマルジョンは、pHが5〜9となるように調整することが好ましく、そのためにアンモニア、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、エタノールアミン、トリエタノールアミン、ジメチルエタノールアミン、苛性ソーダ、苛性カリ等の塩基性物質を使用することができる。
【0016】
重合により得られる共重合体のガラス転移温度は、−40〜80℃、好ましくは−30〜20℃の範囲にあることが必要である。−40℃よりも低温の場合は、樹脂皮膜が柔らかくなりすぎて配合時の機械的強度が低下し、しかも記録シートに加工した際、シリカ等の白色顔料が添加されているにもかかわらず、表面タックが強くブロッキングを発生したりする。また、80℃よりも高温の場合は、ポリビニルアルコールなどの他のバインダーを併用しても膜が硬すぎてシリカ等の白色顔料の粉落ちが発生するなどの問題点が生じる。このガラス転移温度Tgは、使用するモノマーに基づいて次の式により求められたものである。
1/Tg=Σ(wi/Tgi)
Tg :共重合体のガラス転移温度(絶対温度表示)
Tgi:単量体成分(i)の単独重合体のガラス転移温度(絶対温度表示)
wi :共重合体中の成分(i)の重量分率
【0017】
重合により得られる共重合体の粒子径は、50〜300nm、好ましくは70〜250nmの範囲にあることが必要である。50nmより小さい場合は、シリカ等の吸着剤孔内に共重合体粒子が吸着され、カチオン性樹脂としての十分な発色が得られなかったり、吸着された分バインダー量が減少し粉落ち等が発生する。この粒子径は、大塚電子社製レーザー粒径解析システムPARIIIを用いて測定した。
【0018】
本発明の記録シートに供する白色顔料層の白色顔料としては、例えばシリカ、クレー、タルク、カオリン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化珪素、酸化アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等の無機物及びポリエチレン、ポリスチレンなどのプラスチックピグメントなどが挙げられ、1種のみ又は2種以上を混合して使用される。特に、シリカは多孔質顔料であり、不純物を含まず、価格、入手し易さ等の点でも比較的有利であることから最も一般的である。とりわけ、平均粒径が3〜6μmの微粉末シリカが好適である。
【0019】
本発明に使用するバインダーとしてのカチオン性アクリルエマルジョンは、白色顔料100重量部に対して乾燥固形分換算で5〜100重量部であり、好ましくは10〜70重量部、特に好ましくは30〜50重量部である。
【0020】
本発明では必要ならば結着剤の併用も可能である。結着剤としては、例えばポリビニルアルコール、メチルセルロース、ポリエチレンイミンなどの水溶性高分子の共重合体ラテックスが挙げられる。これらの使用量は、カチオン性アクリルエマルジョンの乾燥固形分の20〜60%まで置き換えることが可能である。
【0021】
【実施例】
以下、合成例及び実施例と比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、例中の部及び%はそれぞれ重量部と重量%を示す。
【0022】
[合成例1](エマルジョンP1の合成)
撹拌機、コンデンサー、温度計及び窒素ガス導入口を備えた重合容器に脱イオン水795部、アゾビスアミジノプロパンハイドロクロライド6.5部を仕込み、アクリル酸エチル558部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル16部、N−メチロールアクリルアミド45部、ヤシアルキルジメチルベンジルアンモニウムクロライド34部、アルキルビス(2−ヒドロキシエチル)メチルアンモニウムクロライド(アルキル基の炭素数8〜18、EO付加モル数2モル)18部、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル21部、ソルビタンモノラウレート28部、脱イオン水546部をホモジナイザーで混合乳化させた液とパーブチルH−69(日本油脂社製、商品名)の11%水溶液22.4部とスーパーライトC(三菱瓦斯化学社製、商品名)の8%水溶液22部とを別々に上記重合容器へ撹拌下60℃で4時間を要して均一に滴下させ、更に80℃で2時間反応させ、重合を完結させた。冷却後、25%アンモニア水を添加してpH6に調整した。得られたエマルジョン(以下、これをP1という)は固形分濃度が40.4%であった。
【0023】
[合成例2〜9](エマルジョンP2〜P9の合成)
合成例1と同様にして表1に示されるモノマーの種類及び仕込量(%)で共重合させて固形分濃度が40〜50%の共重合体エマルジョン(P2〜P9)を得た。なお、合成例1についてはモノマーの仕込量を%で再記した。
【0024】
【表1】
乳化剤A:ヤシアルキルジメチルベンジルアンモニウムクロライド
乳化剤B:アルキル(C8〜C18)ビス(2−ヒドロキシエチル)メチルアンモニウムクロライド
乳化剤C:ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(EO付加モル数17モル)
乳化剤D:ソルビタンモノラウレート
乳化剤E:ポリオキシエチレンラウリルエーテル(EO付加モル数15モル)
乳化剤F:ラウリル硫酸ソーダ
【0025】
[実施例1]
微粉末シリカ(徳山曹達社製;平均粒径4.5μm、孔径0.005〜0.04μm)100部を水400部に撹拌しながら徐々に添加、分散し、合成例1で得たエマルジョンP1を100部加え、撹拌後塗料を作製し、マイヤーバーで塗布量が5g/m2(乾燥重量固形分)となるように無サイズ紙に塗布,乾燥し、続いてスーパーカレンダーを通して記録シートを形成し、試験片とした。得られた試験片について印字濃度、ドット径、印字画像の解像度及び耐水性、インク吸収性、粉落ち性を測定し、その結果を表2に示した。
【0026】
なお、各特性の測定は下記のようにして行った。
1.印字濃度
キャノンプリンターBJC455Jで黒インキを用い印字したドットに関し、サクラマイクロデンシトメーターPDM−5型(サクラ精機社製)でドットの濃度を測定。
2.ドット径
キャノンプリンターBJC455Jで黒インキを用い印字し、100倍に拡大し、ドット径を測定。
3.印字画像の解像度
キャノンプリンターBJC455Jでブラック(B)、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)をベタ印刷し、マクベス濃度計RD−918型(マクベス社製)で測定。
4.印字画像の耐水性
キャノンプリンターBJC455Jでブラック、マゼンタ、シアン、イエローの単色を印字し、その印字部を水に浸漬後、印字のにじみが発生する時間を測定。
5.インク吸収性
キャノンプリンターBJC455Jでブラック、マゼンタ、シアン、イエローを同時に同一場所に噴射し、1秒後に紙押え板でこすり、インクによる汚れを測定。
○:白色部分の汚れのないもの
△:微かに汚れるもの
×:汚れがひどいもの
6.粉落ち性
記録シート試験片を折り曲げ、粉落ち性の有無を目視にて確認。
○:粉落ち無し
△:微かに粉落ち有り
×:汚れがひどいもの
【0027】
[実施例2〜4、参考例1、比較例1〜6]
表2に示される共重合体エマルジョンの種類と量、微粉末シリカの種類と量で配合した以外は実施例1と同様にして塗料を作製し、その塗料を用いて試験片を作製し、同様の方法で評価を行い、結果を表2に示した。なお、比較例6は、共重合体エマルジョンの代わりにポリビニルアルコール(クラレ社製、商品名PVA−403)を用いた。
【0028】
【表2】
a:平均粒径4.5μm、徳山曹達社製
b:平均粒径3.5μm、富士シリシア化学社製
A:ポリビニルアルコール(PA−15)、信越化学工業社製
B:ポリエチレンイミン、日本触媒社製
【0029】
【発明の効果】
本発明のカチオン性アクリルエマルジョンを含む記録シート用バインダーは、印字濃度が高く、鮮やかで解像度に優れ、特に耐水性が優れるために画像保存性がよく、しかもシリカなどの吸着剤の脱落が少ない記録シートを与えるものである。この特性により、本発明のバインダーは実用的に極めて有利である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a recording sheet binder for use in a recording system using water-based ink, and in particular, has high image density, vividness, excellent resolution, and particularly excellent water resistance, and thus has good image storage stability. In addition, the present invention relates to a white pigment layer binder used for a recording sheet in which an adsorbent such as silica is less removed.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
In recent years, the ratio of recording methods using water-based ink has been increasing in printers for OA equipment such as personal computers. With this, the demand for recording materials is increasing, but on the other hand, the quality of printing, saturation, In order to further improve the appearance and image, a recording material having higher characteristics has been required. In particular, the use of confidential postcards, labels, and the like has been expanded and the usage conditions have been diversified, so that required characteristics such as water resistance have become more severe.
[0003]
For example, a recording sheet (Japanese Patent Laid-Open No. 55-51583) obtained by blending a base paper with a polymeric binder such as amorphous silica and polyvinyl alcohol, or an ink containing porous pigment particles on both sides of the base paper A recording sheet provided with a receiving layer (Japanese Patent Laid-Open No. 56-144854) has been proposed, and the saturation vividness is greatly improved as compared with a recording sheet using conventional high-quality paper, but the coating amount is small. However, the ink spreads irregularly, resulting in a large print blur. When the coating amount is increased, the blur is reduced, but there is a problem that the coating layer is peeled off and powdered off.
[0004]
In order to solve this problem, if the amount of the binder is increased and the binding strength is improved, the ink absorption capacity becomes insufficient and the blurring becomes noticeable, resulting in a decrease in the image quality, and the desired resolution and intermediate color reproduction. It was difficult. In addition, there is a proposal of a recording sheet (JP-A-62-288076) having improved binding strength using a water-insoluble resin obtained by reacting polyvinyl alcohol, acrylic acid and methyl methacrylate. Since the insoluble resin is anionic, the fixing property of the water-based ink, which is also anionic, is poor, and it does not provide a solution for improving ink bleeding or water resistance. Further, as a solution to these problems, a recording sheet containing a polycation polymer electrolyte (Japanese Patent Laid-Open No. 56-84992) and an ink receiving layer mainly composed of a cationic polymer binder having ink adsorption properties are provided. In addition, there are known methods such as a recording sheet (Japanese Patent Laid-Open No. 58-24493), but each method has a drawback that the ink fixing property is insufficient and the light resistance of the printed image is inferior.
[0005]
Further, a recording sheet containing a cationic acrylic resin emulsion obtained by copolymerizing an acrylic acid alkyl ester and / or methacrylic acid alkyl ester and an amino group-containing acrylic monomer in a white pigment layer (Japanese Patent Laid-Open No. 11-123867) ) Is also known, but since it is essential to include an amino group-containing acrylic monomer, it is excellent in color developability, etc., but the hydrophilicity of the polymer increases, and depending on the application, the water resistance is insufficient. There have been problems such as widening of diameter, lack of image storage stability, and separation of layers during emulsion polymerization, which limits the polymerization method.
[0006]
The present invention has been made in order to improve the above circumstances, and in the quality characteristics of a printed image of a recording sheet using water-based ink, the print density is high, no blurring, the resolution is high, and the ink fixing property is good. Another object of the present invention is to provide a recording sheet binder suitable for a white pigment layer for a recording sheet that is excellent in water resistance.
[0007]
Means for Solving the Problem and Embodiment of the Invention
As a result of intensive studies to solve the above-mentioned problems, the present inventors have determined that a (meth) acrylic acid ester excluding an amino group-containing (meth) acrylic monomer is a specific cationic emulsifier in the white pigment layer for recording sheets. By using a cationic acrylic emulsion of a copolymer having a glass transition temperature in a specific temperature range and a particle diameter in a specific range, which is obtained by emulsion polymerization using Knowing that it provides excellent resolution, is excellent in water resistance, has good image storage stability, is less likely to lose adsorbents such as silica, and can solve the above-mentioned conventional problems, thus forming the present invention. It came to.
[0008]
Accordingly, the present invention is an amino group-containing (meth) excluding acrylic monomer (meth) monomer mixture selected from the group consisting of acrylic acid esters, by emulsion polymerization using alkyl benzyl ammonium chloride Lai de as cationic emulsifiers the glass transition temperature obtained Te is -40 to 80 ° C., and the gist of the binder recording sheet comprising a cationic acrylic emulsion copolymer particle diameter is 7 0 to 25 0 nm.
[0009]
Hereinafter, the present invention will be described in more detail.
Examples of the (meth) acrylic acid ester used in the present invention include (meth) acrylic acid ester, 2-hydroxyethyl (meth) acrylate, 2-hydroxypropyl (meta) with an alcohol having an alkyl group having 1 to 18 carbon atoms. ) Acrylate, methoxyethyl (meth) acrylate, butoxyethyl (meth) acrylate, glycidyl (meth) acrylate, allyl (meth) acrylate, ethylene glycol di (meth) acrylate, diethylene glycol di (meth) acrylate, etc. These monomers can be used alone or in combination of two or more. In the present invention, (meth) acrylates containing amino groups are not used. (Meth) acrylate is a general term for acrylate and methacrylate.
[0010]
In order to give the physical property which cannot be expressed only by the said component, the copolymerizable ethylenically unsaturated monomer can be used as needed. Examples of such monomers include acrylonitrile, vinyl acetate, vinyl propionate, styrene, acrylic acid, methacrylic acid, (meth) acrylamide, N-methylol (meth) acrylamide, N-methoxymethyl (meth) acrylamide, and the like. it can. These are preferably used in an amount of 15% by weight or less of the total amount of monomers so as not to impair the object of the present invention.
[0011]
The emulsion copolymer can be produced by a known emulsion polymerization method using the above monomers. That is, the above-mentioned monomers are mixed, and an emulsifier, a polymerization initiator, etc. are added thereto to carry out emulsion polymerization in an aqueous system, such as a method for batch polymerization and a method for polymerization while continuously supplying each component. Various methods can be applied.
[0012]
As the emulsifier for emulsion polymerization used in the present invention, the former is essential among the following two types of cationic emulsifiers, and one of them is cocoalkyldimethylbenzylammonium chloride, tetradecyldimethylbenzylammonium chloride, octadecyl. An alkylbenzyl ammonium chloride such as dimethylbenzylammonium chloride, the other being an alkyl group such as alkylbis (2-hydroxyethyl) methylammonium chloride, alkylpolyoxyethylenemethylammonium chloride having 8 to 18 carbon atoms, EO It is an EO addition-type ammonium chloride having an addition mole number of 2 to 15 moles, and one of these can be used alone or two or more can be used in combination. The amount of these used is preferably 1 to 10 parts by weight, particularly 2 to 5 parts by weight, based on 100 parts by weight of the total amount of monomers.
[0013]
If cationic emulsifiers alone are insufficient in polymerization stability, mechanical and chemical stability, nonionic emulsifiers can be used in combination with polyoxyethylene lauryl ether, polyoxyethylene cetyl ether, polyoxyethylene. Polyoxyethylene alkyl ethers such as ethylene stearyl ether, polyoxyethylene oleyl ether, polyoxyethylene lauryl ether, polyoxyethylene alkyl phenyl ether, polyoxyethylene carboxylic acid ester, and nonionic reactive emulsifier having vinyl group in the molecule Etc., and it is preferably used in the range of 1 to 10 parts by weight, particularly 2 to 5 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the total amount of monomers.
[0014]
Polymerization initiators include persulfates such as potassium persulfate and ammonium persulfate, water-soluble types such as hydrogen peroxide, t-butyl hydroperoxide and azobisamidinopropane hydrochloride, benzoyl peroxide, diisopropyl peroxy Examples include oil-soluble types such as dicarbonate, cumylperoxyneodecanoate, cumylperoxyoctoate, and azobisisobutyronitrile, but the hydrochloride of azobisamidinopropane, which is a cationic catalyst, is used. It is preferable. What is necessary is just to let these usage-amounts be about 0.01-3 weight part with respect to 100 weight part of total amounts of a monomer.
[0015]
The polymerization reaction is usually carried out at a temperature of 35 to 90 ° C. with stirring, and the reaction time is usually about 3 to 40 hours. Further, by adjusting the pH by adding a basic substance at the start or end of emulsion polymerization, it is possible to improve the standing stability, freezing stability, chemical stability, etc. of the emulsion. In this case, the resulting emulsion is preferably adjusted to have a pH of 5 to 9, and for this purpose, bases such as ammonia, ethylamine, diethylamine, triethylamine, ethanolamine, triethanolamine, dimethylethanolamine, caustic soda, caustic potash, etc. Sexual substances can be used.
[0016]
The glass transition temperature of the copolymer obtained by polymerization needs to be in the range of -40 to 80 ° C, preferably -30 to 20 ° C. When the temperature is lower than −40 ° C., the resin film becomes too soft and the mechanical strength at the time of blending decreases, and when processed into a recording sheet, although a white pigment such as silica is added, The surface tack is strong and blocking occurs. When the temperature is higher than 80 ° C., there is a problem that even if another binder such as polyvinyl alcohol is used in combination, the film is too hard and white pigment such as silica is powdered off. This glass transition temperature Tg is obtained by the following formula based on the monomer used.
1 / Tg = Σ (wi / Tgi)
Tg: Glass transition temperature of copolymer (absolute temperature display)
Tgi: Glass transition temperature of homopolymer of monomer component (i) (absolute temperature display)
wi: weight fraction of component (i) in the copolymer
The particle diameter of the copolymer obtained by polymerization needs to be in the range of 50 to 300 nm, preferably 70 to 250 nm. If it is smaller than 50 nm, the copolymer particles are adsorbed in the adsorbent pores such as silica, and sufficient color development as a cationic resin cannot be obtained, or the amount of the binder adsorbed is reduced and powder falling occurs. To do. The particle size was measured using a laser particle size analysis system PARIII manufactured by Otsuka Electronics.
[0018]
Examples of the white pigment for the white pigment layer used in the recording sheet of the present invention include silica, clay, talc, kaolin, calcium carbonate, magnesium carbonate, titanium oxide, zinc oxide, silicon oxide, aluminum oxide, magnesium silicate, and calcium silicate. Examples thereof include inorganic substances such as aluminum silicate, aluminum hydroxide, and magnesium hydroxide, and plastic pigments such as polyethylene and polystyrene, which are used alone or in combination of two or more. In particular, silica is the most common because it is a porous pigment, does not contain impurities, and is relatively advantageous in terms of price, availability, and the like. In particular, fine powder silica having an average particle diameter of 3 to 6 μm is suitable.
[0019]
The cationic acrylic emulsion as a binder used in the present invention is 5 to 100 parts by weight, preferably 10 to 70 parts by weight, particularly preferably 30 to 50 parts by weight, in terms of dry solid content, with respect to 100 parts by weight of the white pigment. Part.
[0020]
In the present invention, a binder can be used together if necessary. Examples of the binder include copolymer latex of water-soluble polymers such as polyvinyl alcohol, methyl cellulose, and polyethyleneimine. These amounts can be replaced by 20 to 60% of the dry solid content of the cationic acrylic emulsion.
[0021]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, although a synthesis example, an Example, and a comparative example are shown and this invention is demonstrated concretely, this invention is not restrict | limited to the following Example. In addition, the part and% in an example show a weight part and weight%, respectively.
[0022]
[Synthesis Example 1] (Synthesis of Emulsion P1)
A polymerization vessel equipped with a stirrer, a condenser, a thermometer, and a nitrogen gas inlet is charged with 795 parts of deionized water and 6.5 parts of azobisamidinopropane hydrochloride, 558 parts of ethyl acrylate, 16-hydroxyethyl methacrylate 16 Parts, N-methylolacrylamide 45 parts, palm alkyldimethylbenzylammonium chloride 34 parts, alkylbis (2-hydroxyethyl) methylammonium chloride (alkyl group having 8 to 18 carbon atoms, EO addition mole number 2 moles) 18 parts, poly A solution obtained by mixing and emulsifying 21 parts of oxyethylene octylphenyl ether, 28 parts of sorbitan monolaurate and 546 parts of deionized water with a homogenizer, and 22.4 parts of 11% aqueous solution of Perbutyl H-69 (trade name, manufactured by NOF Corporation). And Super Light C (Mitsubishi Gas Chemical Co., Ltd.) Evenly added dropwise to the 8% aqueous solution of 22 parts of a trade name) over a period of 4 hours at separately above under stirring 60 ° C. to the polymerization vessel, allowed to react for 2 hours at further 80 ° C., to complete the polymerization. After cooling, 25% aqueous ammonia was added to adjust the pH to 6. The resulting emulsion (hereinafter referred to as P1) had a solid content concentration of 40.4%.
[0023]
[Synthesis Examples 2 to 9] (Synthesis of emulsions P2 to P9)
The copolymer emulsion (P2 to P9) having a solid content concentration of 40 to 50% was obtained in the same manner as in Synthesis Example 1 by copolymerizing with the monomer types and the charged amount (%) shown in Table 1. For Synthesis Example 1, the monomer charge was rewritten in%.
[0024]
[Table 1]
Emulsifier A: Palm alkyldimethylbenzylammonium chloride emulsifier B: Alkyl (C 8 -C 18 ) bis (2-hydroxyethyl) methylammonium chloride emulsifier C: Polyoxyethylene nonylphenyl ether (EO addition mole number 17 mol)
Emulsifier D: Sorbitan monolaurate emulsifier E: Polyoxyethylene lauryl ether (15 moles of EO added)
Emulsifier F: Sodium lauryl sulfate
[Example 1]
Emulsion P1 obtained in Synthesis Example 1 by gradually adding and dispersing 100 parts of finely powdered silica (manufactured by Tokuyama Soda Co., Ltd .; average particle diameter 4.5 μm, pore diameter 0.005 to 0.04 μm) in 400 parts of water while stirring. 100 parts is added, and after stirring, a paint is prepared, applied to a non-size paper with a Meyer bar so that the application amount is 5 g / m 2 (dry weight solid content), dried, and then a recording sheet is formed through a super calendar. Thus, a test piece was obtained. The obtained test pieces were measured for print density, dot diameter, print image resolution and water resistance, ink absorbability, and dust-off properties. The results are shown in Table 2.
[0026]
Each characteristic was measured as follows.
1. Printing density For dots printed with black ink on Canon Printer BJC455J, the dot density was measured with Sakura Micro Densitometer PDM-5 (manufactured by Sakura Seiki Co., Ltd.).
2. Dot diameter Canon printer BJC455J printed with black ink, enlarged 100 times, and measured dot diameter.
3. Print image resolution Black (B), magenta (M), cyan (C), and yellow (Y) were solid printed with a Canon printer BJC455J and measured with a Macbeth densitometer RD-918 (manufactured by Macbeth).
4). Printed black, magenta, cyan, and yellow single colors with a water-resistant Canon printer BJC455J for printed images, and measured the time for the printing to occur after the printed part was immersed in water.
5. Black, magenta, cyan, and yellow were simultaneously ejected to the same location with an ink-absorbing canon printer BJC455J, and rubbed with a paper presser plate after 1 second, and ink stains were measured.
○: No white portion of dirt Δ: Slightly dirty ×: Slightly dirty Folding-off record sheet test piece was bent and visually checked for powder-off.
○: No powder fall Δ: Slightly powder fall ×: Severely dirty [0027]
[Examples 2 to 4, Reference Example 1 , Comparative Examples 1 to 6]
A paint was prepared in the same manner as in Example 1 except that the type and amount of the copolymer emulsion shown in Table 2 and the kind and amount of fine powder silica were blended, and a test piece was prepared using the paint. The results are shown in Table 2. In Comparative Example 6, polyvinyl alcohol (manufactured by Kuraray Co., Ltd., trade name PVA-403) was used instead of the copolymer emulsion.
[0028]
[Table 2]
a: average particle size 4.5 μm, manufactured by Tokuyama Soda Co., Ltd. b: average particle size 3.5 μm, manufactured by Fuji Silysia Chemical Ltd. A: polyvinyl alcohol (PA-15), manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. B: polyethyleneimine, Nippon Shokubai Co., Ltd. Made [0029]
【The invention's effect】
The recording sheet binder containing the cationic acrylic emulsion of the present invention has a high printing density, vividness, excellent resolution, and particularly excellent water resistance, so that it has good image storability, and recording with a small amount of adsorbent such as silica. Give a sheet. Due to this characteristic, the binder of the present invention is extremely advantageous in practice.
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