JP4202189B2 - 折畳み可能なフレームアセンブリー - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、折畳み可能なフレームアセンブリーに関し、もっと詳しくは、複数の連結ユニットからなり、小さく折畳まれたりし、運搬や収納にたやすい折畳み可能なフレームアセンブリーに関する。
【０００２】
【従来の技術】
図１及び図２に示すのは、従来の折畳み可能なベッド用の折畳み可能なフレームアセンブリーである。この折畳み可能なフレームアセンブリーは、垂直方向 （図１における符号Ｚ参照）に延びることができる複数の抜差し柱体８を縦列と横列に配列してから複数の連結棒９で互いに連結してなった。前記複数の連結棒９のそれぞれ２つの隣接している連結棒９が互いに交差し、それぞれ前記複数の柱体８のそれと対応する２つの柱体の上下両端に枢支されているので、フレームアセンブリー全体が２つの横方向（図１における符号Ｘ，Ｙ参照）に折畳まれる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記折畳み可能なフレームアセンブリーは、折畳み可能なベッド体が前記複数柱体間に崩れないよう、大量の柱体８を使用し、十分な支持面を与える必要があるため、前記連結棒９の数のみならず、前記フレームアセンブリーの体積及び重量も増加するという欠点がある。
【０００４】
よって、本発明の目的は、前記従来の欠点を解決することができる折畳み可能なフレームアセンブリーを提供しようとすることにある。
【０００５】
また、本発明の他の目的は、折畳み可能なフレームアセンブリーと膨張可能なマットレスとを備えた折畳み可能なベッドを提供しようとすることにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明は、その一つの側面によると、縦方向に互いに平行するように並列され、且つ、それぞれが、垂直方向に延びていて、その上下両端が互いに離れたり近づいたりして抜差し伸縮運動することができる左右の柱体を備えている複数のフレーム手段と、前記縦方向に沿って前記複数のフレーム手段と交錯して配列され、且つそれぞれが、左右の第１の連結棒と、左右の第２の連結棒とを備えている複数の連結ユニットとを含んでいる折畳み可能なフレームアセンブリーを提供する。前記左右の第１の連結棒それぞれが、前記フレーム手段同士が隣接しているフレーム手段の一方における前記左右の柱体中のそれと対応している柱体の前記上端に枢支されている第１の上端及び該第１の上端の反対側にある第１の下端をそれぞれ有する。前記左右の第２の連結棒それぞれが前記フレーム手段同士が隣接している前記フレーム手段の他方における前記左右の柱体中のそれと対応している柱体の前記上端に枢支されている第２の上端及び該第２の上端の反対側にある第２の下端を有する。それにより、前記複数のフレーム手段中のいずれも、前記縦方向に沿うように、他の隣接しているフレーム手段に対して折畳まれたり広げられたりすることができる。
【０００７】
また、本発明は、その他の側面によると、折畳み可能なフレームアセンブリーと、ベルトユニットと、膨張可能なマットレスとを含んでいる折畳み可能なベッドを提供する。前記折畳み可能なフレームアセンブリーは複数の平行フレーム手段と、複数の連結ユニットと、複数の補助支持手段とを含んでいる。前記複数のフレーム手段は、縦方向に互いに平行するように並列され、且つ、それぞれが左右の柱体と平行の上下の桁を備えている。前記左右の柱体は、垂直方向に延びていて、その上下両端が互いに離れたり近づいたりして抜差し伸縮運動することができる。前記上下の桁は、横方向に平行するように延びていて、それぞれ前記左右の柱体の上端及び下端を連結している。前記各連結ユニットは、左右の第１の連結棒と、左右の第２の連結棒と、左右の第３の連結棒と、左右の第４の連結棒と、左右の上継ぎ手と、左右の下継ぎ手と、クロスロッドとを備えている。前記左右の第１の連結棒は、前記フレーム手段同士が隣接しているフレーム手段の一方における前記左右の柱体中のそれと対応している柱体の前記上端に枢支されている第１の上端及び該第１の上端の反対側にある第１の下端をそれぞれ有する。前記左右の第２の連結棒は、前記フレーム手段同士が隣接している前記フレーム手段の他方における前記左右の柱体中のそれと対応している柱体の前記上端に枢支されている第２の上端及び該第２の上端の反対側にあり、前記第１の下端に枢支された第２の下端をそれぞれ有する。前記左右の第３の連結棒は、前記フレーム手段同士が隣接している前記フレーム手段の一方における前記左右の柱体中のそれと対応している柱体の前記下端に枢支されている第３の下端及び該第３の下端の反対側にある第３の上端を有し、且つ、それぞれ前記左右の第１の連結棒と交差している。前記左右の第４の連結棒は、前記フレーム手段同士が隣接している前記フレーム手段の他方における前記左右の柱体中のそれと対応している柱体の前記下端に枢支されている第４の下端及び該第４の下端の反対側にあり、前記第３の上端に枢支されている第４の上端を有し、且つ、それぞれ前記左右の第２の連結棒と交差している。前記左右の下継ぎ手は前記左右の第１の連結棒の下端と前記左右の第２の連結棒の下端とをそれぞれ枢支している。前記左右の上継ぎ手は、前記左右の第３の連結棒の上端と前記左右の第４の連結棒の上端とを枢支している。前記クロスロッドは前記左右の下継ぎ手を連結している。前記複数の補助支持手段はそれぞれ前記複数のフレーム手段に枢支されており、しかも、そのいずれも、上下両端を有し、且つ横方向に対応フレーム手段の前記左右の柱体中のそれと対応する柱体と間隔をあけたポストと、横方向に平行するように延びている上下のたるきとを備えている。前記上たるきはそれぞれ前記ポストの上端及び前記対応柱体の上端に枢支されている２つの反対端部を有する。前記下たるきは、それぞれ前記ポストの下端及び前記対応柱体の下端に枢支されている２つの反対端部を有する。前記ベルトユニットは、縦列と横列に配列され、且つ、それぞれが脱着可能に前記ポストの上端に固定されている複数の弾性ベルトからなる。前記膨張可能なマットレスは前記ベルトユニットに脱着可能に取付けられている。
【０００８】
【発明の実施の形態】
図３乃至図５に示すのは本発明に係る折畳み可能なベッドの好適な実施例である。前記折畳み可能なベッドは、折畳み可能なフレームアセンブリーと、ベルトユニット４１（図１０参照）と、マットレス４とを含んでいる。
【０００９】
前記折畳み可能なフレームアセンブリーは、複数の平行フレーム手段１と、複数の連結ユニット２と、複数の補助支持手段３とを含んでいる。
【００１０】
前記複数のフレーム手段１は、縦方向に並列され、それぞれが左右の柱体１１と、平行の上下の桁１２とを備えている。前記左右の柱体１１は、それぞれ垂直方向に延びていて、その上下両端１１１，１１２が互いに離れたり近づいたりして抜差し伸縮運動することができる（図３及び図５参照）。前記上下の桁１２は、横方向に延びていて、それぞれ前記左右の柱体１１の上端１１１及び下端１１２を連結している。
【００１１】
前記各連結ユニット２は、左右の第１の連結棒２１１と、左右の第２の連結棒２１２と、左右の第３の連結棒２１３と、左右の第４の連結棒２１４と、左右の上継ぎ手２１と、左右の下継ぎ手２４と、クロスロッド２３とを備えている。前記左右の第１の連結棒２１１は、前記フレーム手段１同士が隣接しているフレーム手段１の一方における前記左右の柱体１１中のそれと対応している柱体１１の前記上端１１１に枢支されている第１の上端２１１１及び該第１の上端２１１１の反対側にある第１の下端２１１２をそれぞれ有する。前記左右の第２の連結棒２１２は、前記フレーム手段１同士が隣接している前記フレーム手段１の他方における前記左右の柱体１１中のそれと対応している柱体１１の前記上端１１１に枢支されている第２の上端２１２１及び該第２の上端２１２１の反対側にあって前記第１の下端２１１２と互いに枢接し合っている第２の下端をそれぞれ有する。それにより、前記縦方向に沿うように、他の隣接しているフレーム手段１に対して折畳まれたり広げられたりすることができる。前記左右の第３の連結棒２１３は、前記フレーム手段１同士が隣接している前記フレーム手段１の一方における前記左右の柱体１１中のそれと対応している柱体１１の前記下端１１２に枢支されている第３の下端２１３２及び該第３の下端２１３２の反対側にある第３の上端２１３１を有し、且つ、それぞれ前記左右の第１の連結棒２１１と交差している。前記左右の第４の連結棒２１４は、前記フレーム手段１同士が隣接している前記フレーム手段１の他方における前記左右の柱体１１中のそれと対応している柱体１１の前記下端１１２に枢支されている第４の下端２１４２及び該第４の下端２１４２の反対側にあって前記第３の上端２１３１と互いに枢接し合っている第４の上端２１４１を有し、且つ、それぞれ前記左右の第２の連結棒２１２と交差している。それにより、前記折畳み可能なフレームアセンブリーが安定した支持構造となっている。
【００１２】
前記左右の第１の連結棒２１１の下端２１１２と前記左右の第２の連結棒２１２の下端２１２２とは、それぞれ前記左右の下継ぎ手２４によって互いに枢接している。前記左右の第３の連結棒２１３の上端２１３１と前記左右の第４の連結棒２１４の上端２１４１とは前記左右の上継ぎ手２１によって互いに枢接している。前記クロスロッド２３は、前記左右の下継ぎ手２１を連結している。
【００１３】
前記複数の補助支持手段３は、それぞれ前記複数のフレーム手段１に枢支されており、しかも、そのいずれも、上下両端３２１，３２２を有し、且つ横方向に対応フレーム手段１の前記左右の柱体１１中のそれと対応する柱体１１と間隔をあけたポスト３２と、横方向に平行するように延びている上下のたるき３１，３３とを備えている。前記上たるき３１はそれぞれ前記ポスト３２の上端３２１及び前記対応柱体１１の上端１１１に枢支されている２つの反対端部３１１，３１２を有する。前記下たるき３３は、それぞれ前記ポスト３２の下端３２２及び前記対応柱体１１の下端１１２に枢支されている２つの反対端部３３１，３３２を有する。それにより、前記複数の補助支持手段３のいずれも、横方向に沿うように、その対応フレーム手段１に対して折畳まれたり、広げられたりすることができる。
【００１４】
図６乃至図９に示すように、前記各補助支持手段３における前記上たるき３１の一端３１１と前記ポスト３２の上端３２１とは連結部材３０によって互いに枢接されている。前記連結部材３０は、主として管部材３０１とバー部材３５とからなっている。前記管部材３０１は、上下両端３０１１，３０１２を有する切欠付き周壁からなり、該切欠付き周壁の切欠３６が、前記下端３０１２から前記上端３０１１へ延びてなっている。前記ポスト３２の前記上端３２１は、前記切欠３６の下端開口から前記切欠内に差し込まれている。該切欠３６内の互いに対向している内壁に、互いに対面しながらそれぞれ前記管部材３０１の下端（３０１２）近くから上端３０１１へ延びてなる一対の案内溝３４が形成されている。また、前記バー部材３５は、その両端がそれぞれ前記一対の案内溝（３４）内に突入して摺動可能に保持されている。それにより、フレームアセンブリーが広げられた状態にある場合、前記バー部材３５が自重で前記案内溝３４に落ち、前記ポスト３２の前記管部材３０１に対する回動を阻止したり（図７参照）、また、外力で前記バー部材３５を持ち上げ、前記ポスト３２を前記管部材３０１に対して回動させることができる（図９参照）。
【００１５】
また、図３及び図４に示すように、複数の摺動手段２５がそれぞれ前記複数のフレーム手段１における前記複数の下桁１２に摺動可能に設けられている。複数の第１の引張手段２６及び複数の第２の引張手段２７が互い交錯して複数のフレーム手段１に連結されている。前記各第１の引張手段２６は前記フレーム手段１同士が隣接しているフレーム手段１の一方における左右の柱体１１中の一つの下端１１２及び前記２の隣接している前記フレーム手段１の他方における前記下桁１２に設けられている前記摺動手段２５にそれぞれ枢支されている２つの反対両端２６１，２６２を有する。前記各第２の引張棒２７は、前記第１の引張棒２６と交差し、且つ、前記２つの隣接している前記フレーム手段１の他方における前記左右の柱体１１中の前記一つと対応している一つの下端１１２及び前記２つの隣接している前記フレーム手段１の一方における前記下桁１２に設けられている前記摺動手段２５にそれぞれ枢支されている２つの反対両端２７１，２７２を有する。
【００１６】
また、図１０及び図１１に示すように、前記ベルトユニット４１は互いに縦列と横列に配列し、且つ、それぞれがねじ部材４５が貫通させられ前記左右のポスト３２の上端３２１の連結部材３０内に挿入されることにより、脱着可能に前記複数のポスト３２の上端３２１に固定されている複数の弾性ベルトからなっている。前記マットレス４は、ボタン部材４２が前記ポスト３２の上端３２１上にある弾性ベルトに形成されたスリット４１１に止めることにより、前記ベルトユニット４１に脱着可能に取付けられている。
【００１７】
また、図１２に示すように、前記補助支持手段３における上たるき３１を押し付けるよう、前記上桁１２及び前記各フレーム手段１の左右の柱体１１の一方を連結しているピボット継ぎ手１６にねじりコイルばね４６が設けられている。それにより、前記各補助支持手段３の対応フレーム手段１に対する折畳みを容易にすることができる。
【００１８】
図１３及び図１４に示すように、前記フレーム手段１に収納ユニット５が設けられ、且つ、前記複数のフレーム手段１における前後のフレーム手段１の前の一つの下桁１２に設けられているスプリング作動式リール５２と、前記リール５２に巻き込まれてから露出している端部が前記前後のフレーム手段１の後ろの一つの下桁１２に固定されている巻き糸５１とを備えている。これにより、縦方向にフレーム手段を容易に折り畳めるようにしている。
【００１９】
また、図１５及び図１６に示すように、前記マットレス４は膨張可能なものであって、プラスチックシート６に設けられている空気ポンプ７によって膨張させることができる。前記プラスチックシート６は複数の側辺を有するベース部６０と、前記ベース部６０の側辺から、前記折畳み可能なフレームアセンブリーが折畳まれた状態にある場合、それらの周縁の長手方向に沿って設けられた密閉部材でそれらの周縁を互いに連結し、前記折畳み可能なフレームアセンブリー、前記ベルトユニット４１及び前記膨張可能なマットレス４を囲むことができるように構成してなる複数の側面部６１とからなっている。前記プラスチックシート６の前記複数の側面部に複数の取っ手６２及び複数のローラ６３が設けられている。
【００２０】
【発明の効果】
前記フレームアセンブリーが前記複数上下の桁１２及び前記複数の連結ユニット２を備えたため、前記従来の欠点を解消することができる。
【００２１】
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施例に関連して十分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本考案の範囲から外れない限りにおいて、その中に含めれると理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図１】従来の折畳み可能なフレームアセンブリーが広げられた状態を示す斜視図
【図２】前記従来の折畳み可能なフレームアセンブリーが折畳まれた状態を示す斜視図
【図３】本発明の実施例における折畳み可能なベッドが広げられた状態を示す斜視図
【図４】前記図３における折畳み可能なベッドの折畳みを示す斜視図
【図５】前記図３における折畳み可能なベッドの折畳みを示す斜視図
【図６】前記図４における折畳み可能なベッドの補助支持手段の折畳みのための構造を示す一部斜視図
【図７】前記図４における折畳み可能なベッドの補助支持手段の折畳みのための構造を示す一部斜視図
【図８】前記図４における折畳み可能なベッドの補助支持手段の折畳みのための構造を示す一部斜視図
【図９】前記図４における折畳み可能なベッドの補助支持手段の折畳みのための構造を示す一部斜視図
【図１０】ベルトユニットが設けられた前記図３における折畳み可能なベッド示す斜視図
【図１１】ボタン部材によってマットレスが設けられた前記図３における折畳み可能なベッド示す一部斜視図
【図１２】補助支持手段の折畳みが容易になるためにねじりコイルばねが設けられた前記図６における補助支持手段を示す一部斜視図
【図１３】前記図３の折畳み可能なベッドの収納ユニットを示す斜視図
【図１４】前記図３の折畳み可能なベッドの収納ユニットを示す斜視図
【図１５】前記折畳み可能なベッドが折畳まれた場合、前記折畳み可能なフレームアセンブリーと、膨張可能なマットレスとを囲むためにケーシングに形成されるプラスチックシートと膨張可能なマットレースとを備えた折畳み可能なベッドを示す斜視図
【図１６】前記折畳み可能なベッドが折畳まれた場合、前記折畳み可能なフレームアセンブリーと、膨張可能なマットレスとを囲むためにケーシングに形成されるプラスチックシートと膨張可能なマットレースとを備えた折畳み可能なベッドを示す斜視図
【符号の説明】
１．．．フレーム手段
１１．．．柱体
１１１．．．上端
１１２．．．下端
１２．．．桁
１６．．．ピボット継ぎ手
２．．．連結ユニット
２１．．．上継ぎ手
２１１．．．第１の連結棒
２１１１．．．第１の上端
２１１２．．．第２の下端
２１２．．．第２の連結棒
２１２１．．．第２の上端
２１２２．．．第２の下端
２１３．．．第３の連結棒
２１３１．．．第３の上端
２１３２．．．第３の下端
２１４．．．第４の連結棒
２１４１．．．第４の上端
２１４２．．．第４の下端
２３．．．クロスロッド
２４．．．下継ぎ手
２５．．．摺動手段
２６．．．第１の引張手段
２６１，２６２．．．反対両端
２７．．．第２の引張手段
２７１，２７２．．．反対両端
３．．．補助支持手段
３０．．．連結部材
３０１．．．管部材
３０１１．．．上端
３０１２．．．下端
３１．．．上たるき
３１１，３１２．．．反対端部
３２．．．ポスト
３２１．．．上端
３２２．．．下端
３３．．．下たるき
３３１，３３２．．．反対端部
３４．．．案内溝
３５．．．バー部材
３６．．．切欠
４．．．マットレス
４１．．．ベルトユニット
４２．．．ボタン部材
４５．．．ねじ部材
４６．．．ねじりコイルばね
５．．．収納ユニット
５１．．．巻き糸
５２．．．スプリング作動式リール
６．．．プラスチックシート
６０．．．ベース部
６１．．．側面部
６２．．．取っ手
６３．．．ローラ
７．．．空気ポンプ
８．．．柱体
９．．．連結棒

Claims (12)

1. 縦方向に互いに並列され、且つ、それぞれが、垂直方向に延びていて、その上下両端が互いに離れたり近づいたりして抜差し伸縮運動することができる左右の柱体を備えている複数の平行なフレーム手段と、
   前記縦方向に沿って前記複数のフレーム手段と交錯して配列され、且つ、それぞれが、前記フレーム手段同士が隣接しているフレーム手段の一方における前記左右の柱体中のそれと対応している柱体の前記上端に枢支されている第１の上端及び該第１の上端の反対側にある第１の下端をそれぞれ有する左右の第１の連結棒と、前記フレーム手段同士が隣接している前記フレーム手段の他方における前記左右の柱体中のそれと対応している柱体の前記上端に枢支されている第２の上端及び該第２の上端の反対側にあり、前記第１の下端に枢支された第２の下端を有する左右の第２の連結棒とを備えている複数の連結ユニットと、
   それぞれ前記複数のフレーム手段に枢支されており、しかも、そのいずれも、横方向に対応フレーム手段の前記左右の柱体中のそれと対応する柱体と間隔をあけたポストと、横方向に延び、且つ、それぞれ前記ポスト及び前記対応柱体に枢支されている２つの反対端部を有しているたるきとを備えている複数の補助支持手段とを含んでおり、
   それにより、前記複数のフレーム手段中のいずれも、前記縦方向に沿うように、他の隣接しているフレーム手段に対して折畳まれたり、広げられたりすることができ、且つ、前記複数の補助支持手段のいずれも、前記横方向に沿うように、その対応するフレーム手段に対して折畳まれたり、広げられたりすることができることを特徴とする折畳み可能なフレームアセンブリー。
2. 前記各連結ユニットは、前記フレーム手段同士が隣接している前記フレーム手段の一方における前記左右の柱体中のそれと対応している柱体の前記下端に枢支されている第３の下端及び該第３の下端の反対側にある第３の上端を有し、且つ、それぞれ前記左右の第１の連結棒と交差している左右の第３の連結棒と、前記フレーム手段同士が隣接している前記フレーム手段の他方における前記左右の柱体中のそれと対応している柱体の前記下端に枢支されている第４の下端及び該第４の下端の反対側にあり、前記第３の上端に枢支されている第４の上端を有し、且つ、それぞれ前記左右の第２の連結棒と交差している左右の第４の連結棒とを更に備えており、
   それにより、安定した支持構造がなっていることを特徴とする請求項１に記載の折畳み可能なフレームアセンブリー。
3. 前記各フレーム手段は、横方向に延びていて、それぞれ前記左右の柱体の上端及び下端を連結している上下の桁を更に備えていることを特徴とする請求項２に記載の折畳み可能なフレームアセンブリー。
4. 前記各連結ユニットは、前記左右の第１の連結棒の下端と前記左右の第２の連結棒の下端とをそれぞれ枢支している左右の下継ぎ手と、前記左右の第３の連結棒の上端と前記左右の第４の連結棒の上端とを枢支している左右の上継ぎ手と、前記左右の下継ぎ手を連結しているクロスロッドとを更に備えていることを特徴とする請求項３に記載の折畳み可能なフレームアセンブリー。
5. 前記各補助支持手段は、横方向に平行するように延びている上、下２つの前記たるきを有しており、
   前記上たるきは、それぞれ対応する前記ポストの上端及び対応する前記柱体の上端に枢支されている２つの反対端部を有し、
   前記下たるきは、それぞれ対応する前記ポストの下端及び対応する前記柱体の下端に枢支されている２つの反対端部を有していることを特徴とする請求項１〜４のいずれかに記載の折畳み可能なフレームアセンブリー。
6. それぞれ前記複数のフレーム手段における前記複数の下桁に摺動可能に設けられている複数の摺動手段と、
   そのいずれも、前記フレーム手段同士が隣接しているフレーム手段の一方における左右の柱体中の一つの下端及び前記２つの隣接している前記フレーム手段の他方における前記下桁に設けられている前記摺動手段にそれぞれ枢支されている２つの反対両端を有する複数の第１の引張棒と、
   そのいずれも、前記第１の引張棒と交差し、且つ、前記２つの隣接している前記フレーム手段の他方における前記左右の柱体中の前記一つと対応している一つの下端及び前記２つの隣接している前記フレーム手段の一方における前記下桁に設けられている前記摺動手段にそれぞれ枢支されている２つの反対両端を有する複数の第２の引張棒とを更に含んでいることを特徴とする請求項５に記載の折畳み可能なフレームアセンブリー。
7. それぞれ前記複数のフレーム手段に枢支されており、しかも、そのいずれも、連結部材と、その上端が前記連結部材に枢接され、且つ、横方向に対応フレーム手段の前記左右の柱体中のそれと対応する柱体と間隔をあけたポストと、横方向に伸び、且つ前記連結部材及び前記対応柱体の上端にそれぞれ枢支されている２つの反対端部を有するたるきとを備えている複数の補助支持手段を更に含んでおり、それにより、前記複数の補助支持手段のいずれかを横方向に沿うように、その対応フレーム手段に対して折畳んだり広げたりすることができ、
   また、前記連結部材は、主として管部材とバー部材とからなり、前記管部材は、上下両端を有する切欠付き周壁からなり、該切欠付き周壁の切欠が、前記下端から前記上端へ延びてなり、且つ、該切欠内の互いに対向している内壁に、互いに対面しながらそれぞれ前記管部材の下端近くから上端へ延びてなる一対の案内溝が形成され、
   前記ポストの前記上端は、前記切欠の下端開口から前記切欠内に差し込まれ、
   また、前記バー部材は、その両端がそれぞれ前記一対の案内溝内に突入して摺動可能に保持されており、
   それにより、フレームアセンブリーが広げられた状態にある場合、前記バー部材が自重で前記案内溝に落ち、前記ポストの前記突柱部材に対する回動を阻止したり、また、外力で前記バー部材を持ち上げ、前記ポストを前記突柱部材に対して回動させることができることを特徴とする請求項４に記載の折畳み可能なフレームアセンブリー。
8. 縦列と横列に配列し、且つ、それぞれが脱着可能に前記ポストの上端に固定されている複数の弾性ベルトからなるベルトユニットを更に含んでいることを特徴とする請求項５に記載の折畳み可能なフレームアセンブリー。
9. 前記複数のフレーム手段における前後のフレーム手段のいずれかの一つの下桁に設けられているスプリング作動式リールと、前記リールに巻かれ、最前列のフレーム手段から遠位の最後尾のフレーム手段の下桁に固定されている巻き糸とを備えている収納ユニットを更に含んでいることを特徴とする請求項８に記載の折畳み可能なフレームアセンブリー。
10. 縦方向に互いに並列され、且つ、それぞれが、垂直方向に延びていて、その上下両端が互いに離れたり近づいたりして抜差し伸縮運動することができる左右の柱体と、横方向に平行するように延びていて、それぞれ前記左右の柱体の上端及び下端を連結している上下の桁とを備えている複数の平行なフレーム手段と
    前記縦方向に沿って前記複数のフレーム手段と交錯して配列され、且つ、それぞれが、前記フレーム手段同士が隣接しているフレーム手段の一方における前記左右の柱体中のそれと対応している柱体の前記上端に枢支されている第１の上端及び該第１の上端の反対側にある第１の下端をそれぞれ有する左右の第１の連結棒と、前記フレーム手段同士が隣接している前記フレーム手段の他方における前記左右の柱体中のそれと対応している柱体の前記上端に枢支されている第２の上端及び該第２の上端の反対側にあり、前記第１の下端に枢支された第２の下端を有する左右の第２の連結棒と、前記フレーム手段同士が隣接している前記フレーム手段の一方における前記左右の柱体中のそれと対応している柱体の前記下端に枢支されている第３の下端及び該第３の下端の反対側にある第３の上端を有し、且つ、それぞれ前記左右の第１の連結棒と交差している左右の第３の連結棒と、前記フレーム手段同士が隣接している前記フレーム手段の他方における前記左右の柱体中のそれと対応している柱体の前記下端に枢支されている第４の下端及び該第４の下端の反対側にあり、前記第３の上端に枢支されている第４の上端を有し、且つ、それぞれ前記左右の第２の連結棒と交差している左右の第４の連結棒と、前記左右の第１の連結棒の下端と前記左右の第２の連結棒の下端とをそれぞれ枢支している左右の下継ぎ手と、前記左右の第３の連結棒の上端と前記左右の第４の連結棒の上端とを枢支している左右の上継ぎ手と、前記左右の下継ぎ手を連結しているクロスロッドとを備えている複数の連結ユニットと、
    それぞれ前記フレーム手段に枢支されており、しかも、そのいずれも、上下両端を有し、且つ、横方向に対応フレーム手段の前記左右の柱体柱のそれと対応する柱体と間隔をあけたポストと、横方向に平行するように延びてその反対両端が前記ポストの上端及び前記対応柱体の上端に枢支されている上たるきと、その反対両端が前記ポストの下端及び前記対応柱体の下端に枢支されている下たるきとを備えている補助支持手段と、
    互いに縦列と横列に配列し、且つそれぞれが脱着可能に前記複数のポストの上端に固定されている複数の弾性ベルトからなったベルトユニットとからなっている折畳み可能なフレームアセンブリーを備えたことを特徴とする折畳み可能なベッド。
11. 前記ベルトユニットに脱着可能に取付けられている膨張可能なマットレスを更に含んでいることを特徴とする請求項１０に記載の折畳み可能なベッド。
12. 複数の側辺を有するベース部と、前記ベース部の側辺から伸びており、前記折畳み可能なフレームアセンブリーが折畳まれた状態にある場合、それらの周縁が互いに連結し、前記折畳み可能なフレームアセンブリー、前記ベルトユニット及び前記膨張可能なマットレスを囲むことができるように構成してなる複数の側面部とからなったプラスチックシートを更に含んでいることを特徴とする請求項１１に記載の折畳み可能なベッド。

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