JP4201508B2 - タービンロータのバケットとホイールのダブテール継手 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、蒸気タービンロータに関し、より具体的には、蒸気タービンロータホイールと蒸気タービンバケットの間のダブテール継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
タービンロータホイールとタービンバケットの間のダブテール継手は、互いに協働して継手に掛かる遠心力に抗するホイールフック及びバケットフックを含む。これらのフックはまた、蒸気タービンの運転中にバケットがそのホイールから外れるのを防止する。しかしながら、従来のダブテール継手において起こる可能性のある主な破損は、クリープに対するそれらの余裕度がないことによるものである。このことは、高温が生じるタービンの高圧(HP)セクションにおいて特に当てはまる。華氏約850度から1000度(摂氏約455度から538度)の間の作動温度でかつ所定の応力レベルで運転するタービン中のバケットとホイールのダブテール継手の場合には、バケット及びロータ材料のクリープ強度は等しくない。それどころか、ホイールの強度は、バケットの強度より低い。材料強度の差及び運転中に起こる荷重配分の結果として、より低い強度のホイールが、継手が耐えられる応力の大きさを制限する。応力がホイールの材料強度を超えれば、クリープが起こるだろうし、また継手は破損する可能性がある。これらの従来の継手の形状及び寸法、及びこれらの継手がホイールのより低い材料強度に左右されることから生じる制約により、従来のタービンは最適レベルの性能に達するのを妨げられている。
【0003】
本出願と同一の出願人の、Seeley他に付与された米国特許第5,474,423号は、蒸気タービンロータのバケットとホイールのダブテール継手を開示している。Seeley他の特許において、ダブテール継手は、クラッシュ表面を有するロータホイール上の4つのフックを含む。クラッシュ表面の各々は、対応する頸部表面と90度より大きい角度を形成する。半径方向最内部のフックは、その対応する頸部表面に対して90度の角度をなすクラッシュ表面を含む。傾斜したクラッシュ表面は、ホイールフック中により低い応力集中を生じる。それにもかかわらず、ホイールとバケットの間のダブテール継手を最適化する必要性が依然として存在している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
これらの従来のダブテール継手は、継手の大きさを増大させない限り、より大きい羽根を支持することができない。より大きい羽根を使用すると、従来のダブテール継手を用いるタービンを破損させることになる。若しくは、ダブテール継手の全体的な大きさを増大させると、結果としてタービン段の全体的な大きさの好ましくない増大を招き、タービン段の間隔をも増大させることになる。これらの増大により、蒸気タービンの全体的な大きさも増す必要がでてくる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
ロータホイールとバケットの間の継手を最適化して、タービンのホイール及び他の現用の構成部品の大きさを変えることなく、バケットの端部により幅広の羽根を用いることを可能にするダブテール継手を提供することにより、従来技術の欠点を克服することが望ましい。本発明の実施形態では、タービンのロータホイールとバケットを接続するためのダブテール継手は、雄ダブテール構成部分及び雌ダブテール構成部分を含む。雄ダブテール構成部分は、第1及び第2フックを含む。フックの各々は、クラッシュ表面、頸部、及びクラッシュ表面と頸部の間に形成される角度を含む。これらのフックは、下に列挙した表の少なくとも1つに従って寸法が決められる。
【0006】
【発明の実施の形態】
図は、バケットとホイールのダブテール継手を含む蒸気タービンロータの部分を示す。従来のダブテール継手と比べて、本発明によるダブテール継手は、タービンの運転中に生じる遠心力から起こるバケット及びホイール中の平均応力及び集中応力を減少させる。例えば、フックの形状及び寸法は、高温時における過度のクリープを防止する。また、ダブテール継手は、以下に説明するが、同じ外形寸法を有する現用のダブテール継手と比較した場合に、より大きい荷重支持能力を有する。ダブテール継手は、タービンの運転中にホイールに対してよりも少なくとも30%多い荷重をバケットに分配することを可能にする。この分配は、バケット材料のより大きい材料強度を活用する。このことは、運転温度が華氏約850度から1000度(摂氏約455度から538度)の間に達するタービン部分で特に有利である。その上に、バケットへ追加の応力が分配されることにより、従来の蒸気タービンの寸法条件の範囲内でより大きい羽根を用いることが可能になる。結果として、その全体の寸法を増大させることなく、タービンの性能を最適レベルにまで向上させることができる。
【0007】
図1は、シャフト10及び任意の公知の方法でシャフト10に固定されたロータホイール12を含む蒸気タービンの1部を示す。図示していないが、シャフト10はまた、シャフト10の長さに沿って互いに間隔を置いて配置される追加のロータホイールを含む。ロータホイール12の各々は、当該技術では公知なように羽根を支持する複数の蒸気タービンバケット16と組み合わされる。ホイール12を形成するのに用いられる材料には、それに限定されるわけではないが、クロム・モリブデン・バナジウム合金鋼を含むことができる。バケット16を形成するのに用いられる材料には、それに限定されるわけではないが、12%のクロムステンレス鋼を含むステンレス鋼を含むことができる。
【0008】
分かり易くするために、ここではホイール12及びバケット16のみについて、図示し説明してきた。しかしながら、ホイール12及びバケット16に関する説明は、シャフト10の長さに沿って配置された他のホイール及びバケットにも同様に適用できる。
【0009】
ホイール12及びバケット16の実施形態を図2に示す。以下に述べるように、図2に示す実施形態は、3つのフックを含む。タービンの最適性能を増すこれらのフックの形状及び寸法は、以下の表に記載されている。
【0010】
図2に示すように、ロータホイール12は、雄ダブテール構成部分14中のその外径に沿って終わる。雄ダブテール構成部分14は、複数のフック41、42、43を含む。雌ダブテール構成部分18を含むタービンバケット16は、ホイール12上に配置されて示されている。雌ダブテール構成部分18は、雄ダブテール構成部分14のフック41〜43それぞれと組み合わされるための、バケット16の最内部分に沿って延びる複数のフック51、52、53を含む。バケット16はまた、雌ダブテール構成部分18から遠ざかる方向に延びる羽根20を含む。1つの実施形態において、ダブテール継手は、接線方向差込み型のダブテール構成を含む。
【0011】
図2に示すように、第1フック41は、シャフト10の中心線から最も遠く離れている。第2フック42は、第1フック41と第3フック43の間に間隔を置いて配置される。はっきりと示されているように、第3フック43は、シャフト10の中心線に最も近接している。
【0012】
以下の説明においては、雄構成部分14のダブテールフック41〜43及び雌構成部分18のフック51〜53は、シャフト10の回転軸線に垂直に延びる半径方向平面100に関して対称になっていることが分かるであろう。また、構成部分14、18のダブテールフック41〜43及び51〜53の半分、すなわち半径方向平面100の一側に沿うダブテールフックのみを説明するのは、認められた手法である。従って、図2に示す実施形態の記述は、バケット16の方向に延びるホイール12の、対称軸を含む、中央面と平行でかつ同延である半径方向平面100の一側に沿う3つのフック41〜43及び3つのフック51〜53について説明する。フック41〜43及び51〜53は、ダブテール継手の1部分のみを形成すること、また図4に示すように、ダブテール継手の各構成部分14、18は6つのフックを含むことは当業者には理解されよう。
【0013】
第1フック41の上方に、ホイール12は約0.2975インチの幅を有する端面44を含む。端面44はまた、ホイールリム表面と呼ぶこともできる。本発明による幅は、軸方向に延びている。幅は平面100から第1フック41の上部表面60まで延びる。上部表面60は、端面44と上部フック面61の間に延びる。上部表面60は平面100に対して傾斜しているので、上部表面60は、上部フック面61と角度A’を形成する。図3は、角度A’が180度から角度Aを差引いたものに等しいことを示す。角度Aは、上部表面60と上部フック面61に平行な平面との間に形成される角度である。図2に示すように、上部フック面61は平面100にほぼ平行に延びる。
【0014】
接触表面62は、面61と第1フック41の頸部63との間に延びる。接触表面62は、面61に対して鈍角で傾斜している。頸部63は、平面100にほぼ平行にかつ接触表面62に対して角度B’で延びる。角度B’は180°から角度Bを差引いたものに等しい。図3に示すように、角度Bは、接触表面62と、平面100及び頸部63に平行に頸部63から遠ざかる方向にかつ端面44の方向に延びる線との間の角度として定められる。
【0015】
第2フック42は、第1フック41の頸部63とフック面67との間に延びる上部表面66を含む。上部表面66は、平面100に対して傾斜しているので、上部表面66は、第2フック面67と角度C’を形成する。図3は、角度C’が180度から角度Cを差引いたものに等しいことを示す。角度Cは上部表面66と第2フック面67の間に広がっている。図2に示すように、第2フック面は平面100にほぼ平行に延びる。
【0016】
第2フック42の接触表面68は、第2フック面67と第2フック42の頸部69の間に延びる。図3に見られるように、接触表面68は、フック面67に対して鈍角をなして延びる。頸部63と同様に、頸部69は、平面100にほぼ平行にかつ接触表面68に対して角度Dをなして延びる。角度D’は、180度から角度Dを差引いたものに等しい。図3に示すように、角度Dは、接触表面68と、平面100及び頸部69に平行に頸部69から遠ざかる方向にかつ端面44の方向に延びる線との間の角度として定められる。
【0017】
第3フック43は、最初の2つのフック41、42に類似している。フック43は、頸部69とフック面72の間に延び、かつ頸部69及びフック面72に対して傾斜している上部表面71を含む。他のフック面と同様に、フック面72は、平面100にほぼ平行に延びる。その結果、上部平面71は、図3に示すようにフック面72と角度E’を形成する。角度E’は、180度から角度Eを差引いたものに等しい。図示するように、角度Eは角度A及び角度Cと同様な方法で定められる。
【0018】
第3フック43はまた、フック面72と頸部74の間に延びる接触表面73を含む。接触表面73は、鈍角をなしてフック面72と交差する。他の頸部と同様に、頸部74は、平面100にほぼ平行にかつ接触表面73に対して角度F’をなして延びる。角度F’は、180度から角度Fを差引いたものに等しい。図3に示すように、角度Fは、接触表面73と、平面100及び頸部74に平行に頸部74からシャフト10の方向に遠ざかる方向にかつ端面44の方向に延びる線との間の角度として定められる。
【0019】
第3フックは、頸部74とホイール12の肩状部78の上部表面77との間に延びる表面76をさらに含む。表面76は、頸部74に対して180度から角度Gを差引いた角度をなして延びる。角度Gは、平面76と、頸部74と同延で、かつシャフト10の方向に頸部74から遠ざかる方向に延びる平面との間に広がる。表面76は、頸部74に対して僅かな角度があるように示されるが、頸部74にほぼ平行に延びていてもよい。
【0020】
肩状部78はその外縁に舌状部45を含む。肩状部78及び舌状部45は、タービンが作動していないときにバケットを支持することができる。また、追加の支持は、各フックの上部表面60、66、71により与えられる。図から分かるように、タービンが停止しているときには、上部表面60、66、71の各々は、バケット16の協働する表面に接触して、ホイール12上にバケット16を支持する。
【0021】
タービンの運転中に、ホイール12の回転により生じる遠心力は、ホイール12とバケット16が外れるのを防止するために、接触表面62、68、73をバケット16の協働するフック51〜53の接触表面21と係合させる。これらの接触表面62、68、73、21は、一般的にクラッシュ表面と呼ばれる。荷重経路の方向が急激に強制的に変えられるとき、集中応力が発生する。従って、傾斜したクラッシュ表面62、68、73、21は、本明細書中に述べた形状を有するので、それほど激しい方向の変化を生じることがなく、従ってホイール12にそれほど強い応力集中を与えない。その上に、これらの傾斜したクラッシュ表面62、68、73、21は、上述のように、タービンが華氏850度から1000度(摂氏約455度から538度)までの温度で作動しているときにホイール12より強い材料強度を有するバケット16に応力を転移する。応力をバケット16に転移することにより、フック41〜43中の弾性剪断応力、クリープ変形(高圧段の高温環境による)、及びホイール12内部の応力集中は、図5のクリープを改善したグラフにより示されるように従来技術に比較して減少する。さらに、従来のダブテール継手と比較したホイールフック及びバケットフック中の剪断応力及び同等応力の減少率を、図6に示す。
【0022】
本発明の継手は、バケット16に掛かる荷重が約30%またはそれ以上増大することを可能にする。荷重が増大することにより、より大きい羽根20をバケット16の端部に使用することが可能になる。より大きい羽根20が、本発明によって、ホイール12、バケット16またはダブテール継手の寸法を増大させることなく使用できるようになる。より大きい羽根を用いることで、タービンの性能が向上するであろう。
【0023】
ダブテール継手の隣接する表面の交差部分における応力集中を減少させるために、各クラッシュ表面62、68、73は、その対応する頸部63、69、74及び面61、67、72からすみ肉91により間隔を置いて離される。すみ肉91の半径は、下記の表Fに列挙されている。これらのすみ肉91の半径は、本発明の他の寸法及び形状と組み合わされれば、ダブテール継手におけるホイール12及びバケット16中の集中応力をさらに減少させることになる。すみ肉R1〜R12の半径は、この形式の従来の継手に用いられるものにほぼ等しい。これらのすみ肉は、0.125インチ(3.175mm)または0.075インチ(1.905mm)のどちらかの半径を有する。
【0024】
【表9】
【0025】
上述のように、傾斜したクラッシュ表面は、バケット脚部の曲げ及びホイールダブテールの舌状部45に掛かる軸方向荷重を上昇させる軸方向成分の力を生じる。この影響を最小限にするために、全てのフックのフック厚さ(高さ)Hは、下記の表D中に示すものとほぼ同じになっている。
【0026】
【表10】
【0027】
図2に示すように、各フックの高さHは、その上部表面の始まり位置からフックのクラッシュ表面とその頸部との間の接合個所までの距離である。これも示されるように、各ホイール頸部の高さLは、そのクラッシュ表面及び頸部の接合個所と頸部及び隣接するフックの上部表面の始まり位置の接合個所との間の距離である。
【0028】
上述の角度の大きさは下記の表Aに列挙されている。ダブテール継手のパラメタについて本明細書に記述したこれらの角度及び寸法は、少なくともバケット16の材料強度の増大を利用し、また上述のようにクラッシュ表面に沿う応力を減少させることにより、タービンの性能を最適化するのに寄与することが分かった。
【0029】
【表11】
【0030】
開示した例示的な実施形態に関する他の寸法もまた、各表に開示されている。これらの寸法は、+/−10000分の1インチ(0.00254mm)の公差を有する。表E又は表Gで開示された寸法は、フックの各表面に対するホイール頸部幅Wを含む。図2に見られるように、所定の表面に対するホイール頸部幅Wは、表面がホイール12の1側で平面100から間隔を置いて配置される距離である。
【0031】
【表12】
【0032】
【表13】
【0033】
下に列挙される寸法はまた、タービン運転中のホイールフックの表面とバケットフックの表面との間の間隙Cを含む。タービン運転中に互いに接触しない幾つかの表面間の間隙C11、C13、C21、C23、C31、C33、C34は、ほぼ同じである。これらの表面は、ホイールフックの頸部及びバケットフックの面を含む。これらの類似した間隙は、下記の表にまとめてCaとして記載している。同様に、バケットフックの下部表面に接触しないホイールフックの上部表面に対する間隙C12、C22、C32、C35は、ほぼ同じである。結果として、それらは下記の表CにまとめてCbとして記載している。
【0034】
【表14】
【0035】
バケット16の底部からバケットの異なるセクションの図示された交差部分までの高さもまた、下記の表Bに含まれ図2に示されている。同様に、平面100に平行に延びる平面を有するこれらのセクションの表面により形成される角度は、表Aに含まれている。
【0036】
【表15】
【0037】
他の寸法としては、平面100からバケット16の外側表面までの距離DW/2を含む。この距離は、本発明の実施形態においては約1.4インチ(3.6cm)である。表面44の上方バケット16の、羽根を固定する表面78までの図示した高さSは、約0.9インチ(2.3cm)である。平面100からバケットの外縁までの半径距離RW/2は、約1.4インチ(3.6cm)である。ホイールリム直径(WRD)のような他の寸法は、従来のダブテール継手の場合に見られるものと同じにすることができる。当該技術で知られているように、ホイールリム直径は、ある点からシャフトの回転軸線までの距離の2倍である。
【0038】
上述の寸法の場合には、ダブテール形状は、現在の蒸気経路に適合する全体的な寸法を維持しながら集中応力を最小限にするということが分かるであろう。本発明を現在最も実用的でかつ好ましい実施形態であると考えられるものに関連して説明してきたが、本発明は開示した実施形態に限定されるべきではなく、逆に、添付の特許請求の範囲の技術思想及び技術的範囲内に含まれる様々な変形形態及び均等構成を保護しようとするものであることを理解されたい。例えば、雄フックをバケット上に配置し、雌フックをホイール上に配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のタービンロータホイールとバケットのダブテール継手の概略図。
【図2】 本発明によるタービンホイールのダブテール継手の部分断面図。
【図3】 図2のダブテール継手のフックの拡大部分断面図。
【図4】 ダブテール継手の斜視図。
【図5】 本発明のダブテール継手による耐クリープ性における改善を示すグラフ。
【図6】 本発明のホイールフック及びバケットフックにおける剪断応力及び同等応力の減少を示す図表。
【符号の説明】
12 ロータホイール
14 雄ダブテール構成部分
16 バケット
18 雌ダブテール構成部分
21、62、68、73 接触表面
41、42、43 ホイールのフック
44 ホイール端面
45 舌状部
51、52、53 バケットのフック
60、66、71 上部表面
61、67、72 フック面
63、69、74 頸部
78 肩状部
100 半径方向平面
Claims (3)
- タービンロータのロータホイール(12)とバケット(16)と該ロータホイール(12)及びバケット(16)を接続するダブテール継手とを備える接続構造であって、 該ダブテール継手は、雄ダブテール構成部分(14)及び雌ダブテール構成部分(18)を含んでおり、
前記雄ダブテール構成部分(14)は、第1フック(41)と第2フック(42)と第3フック(43)とを含み、
前記第1フック(41)は、平面からなる第1クラッシュ表面(62)、平面からなる第1頸部(63)、及び前記第1クラッシュ表面(62)と前記第1頸部(63)との間に形成される第1角度(B’ )を含んでおり、
前記第2フック(42)は、平面からなる第2クラッシュ表面(68)、平面からなる第2頸部(69)、及び前記第2クラッシュ表面(68)と前記第2頸部(69)との間に形成される第2角度(D’ )を含んでおり、
前記第3フック(43)は、平面からなる第3クラッシュ表面(73)、平面からなる第3頸部(74)、及び前記第3クラッシュ表面(73)と前記第3頸部(74)との間に形成される第3角度(F’ )を含んでおり、
前記第1角度(B’ )が115度、前記第2角度(D’ )が115度、前記第3角度(F’ )が90度であり、
前記ロータホイール(12)には、該ロータホイールの上部表面(77)に肩状部(78)が形成され、該肩状部の外延部には舌状部(45)が設けられ、該肩状部及び舌状部によりタービンロータ不作動時に前記バケット(16)を受けて支持する
ことを特徴とする接続構造。 - 前記第1のフック(41)、第2フック(42)及び第3フック(43)は、各々、第1フック面(61)、第2フック面(67)及び第3フック面(72)、並びに第1上部表面(60)、第2上部表面(66)及び第3上部表面(71)を含んでおり、
前記第1フック面(61)は前記第1上部表面(60)に対し110度の角度(A’)で延びており、
前記第2フック面(67)は前記第2上部表面(66)に対し110度の角度(C’)で延びており、
前記第3フック面(72)は前記第3上部表面(71)に対し110度の角度(E’)で延びていることを特徴とする、請求項1に記載の接続構造。 - 前記ロータホイール(12)と前記バケット(16)と前記ダブテール継手とを有し、請求項1又は2の接続構造により前記ロータホイール(12)と前記バケット(16)とが接続されている蒸気タービンロータ。
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