JP4200558B2

JP4200558B2 - Pipe fitting

Info

Publication number: JP4200558B2
Application number: JP29473098A
Authority: JP
Inventors: 強道高村
Original assignee: Cosmo Koki Co Ltd
Current assignee: Cosmo Koki Co Ltd
Priority date: 1998-08-10
Filing date: 1998-08-10
Publication date: 2008-12-24
Anticipated expiration: 2018-08-10
Also published as: JP2000055254A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水道管、ガス管、プラント用配管等に使用される流体管を接合する管継手であって、押輪でパッキンを継手本体に押し込み、さらにロックリングを縮径させて流体管の抜け出しを防止する管継手に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、図８に示すような押輪ＢでロックリングＥを押し、ロックリングＥがリテーナＤを介してパッキンＣを継手本体Ａに押し込む管継手が知られている。
【０００３】
継手本体Ａは、端部の内周面に設けられたパッキンＣが収容される拡径部Ａ１と、その外面に形成されたフランジＡ２とによって構成され、拡径部Ａ１には、継手本体Ａの中央側より断面が楔形のパッキンＣ、リテーナＤ、ロックリングＥが配置され、内周面に径の収縮を防止するインコアＧが装着された流体管Ｐが挿入されている。
【０００４】
押輪Ｂの内周面には、継手本体Ａ側に向かって拡径する内テーパ面Ｂ１が形成され、外面には、継手本体ＡのフランジＡ２に対応するフランジＢ２が設けてあり、ボルト・ナットＦによって継手本体Ａに取り付けられる。
【０００５】
ロックリングＥの外周面には、内テーパ面Ｂ１に当接する外テーパ面Ｅ１が形成され、内周面には、流体管Ｐの外周面に食い込む刃Ｅ２が形成されている。
【０００６】
上記の管継手における流体管Ｐの接合は、まず、流体管Ｐの挿口部に押輪Ｂ、ロックリングＥ、リテーナーＤ、パッキンＣの順に外嵌させ、つぎに、管継手に前記挿口部を挿入し、パッキンＣ、リテーナーＤ、ロックリングＥの順に拡径部Ａ１に押し込み、押輪Ｂを継手本体Ａに引き寄せ、そして、継手本体Ａと押輪ＢのフランジＡ２、Ｂ２にボルトＦを挿通しナットＦで締め付けて押輪Ｂを継手本体Ａに締結して行われる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
このような管継手は、土中に埋設されることが多く、その接合作業は、地面に掘った溝の中で行われ、その溝幅も工事費を低く押さえるために狭くなっていて、前記の接合をこの狭い溝の中で行うために、作業時間を多く必要としていた。
【０００８】
また、接合作業においては、パッキンを拡径部に押し込む量の差が発生するので、ロックリングがパッキンに当接し、押輪の内テーパ面によってロックリングが縮径する継手本体に対する位置が異なることが多く、抜出阻止力にバラツキがあった。
【０００９】
本発明が解決しようとする課題は、上記問題を解決するためになされたもので、流体管の接合における作業工数を少なくして接合作業を容易とし、抜出阻止力の安定した管継手を提供する点にある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の管継手は、外周部に本体ボルト孔を形成した本体フランジが設けられるとともに端部の内周面にはパッキンが収容される拡径部が設けられた継手本体と、内周面に継手本体側に向かって拡径する内テーパ面が形成されるとともに外周部に前記本体ボルト孔に対応する押輪ボルト孔の形成された継輪フランジが設けられた押輪と、内周面に流体管の外周面に食い込む刃の形成さたロックリングと、継手本体と押輪とを引き寄せるボルト・ナットと、前記継手本体と押輪とを仮止めに一体化するペーサーとからなる管継手において、前記スペーサーは前記ボルトに着脱自在に取り付けられ、かつ係合するとともに、所定の管軸方向の幅を持った係合部と、ボルトに取り付けたときに継手体の外周に突出する把持部とで構成されていることを特徴としている。
この特徴により、継手本体と押輪との間にパッキンとロックリングとが保持された状態、すなわちスペーサー分を残してボルトで仮止めされた継手本体と押輪とが一体の管継手が予め準備されているため、流体管を接合するときには、流体管を継手本体に挿入し、スペーサーを取り外してボルト・ナットを締め付けるだけで接合が終了する。よって接合の合理化がはかられるばかりか、所定間隔を保持したままロックリングをセットできるのでロックリングの縮径が一定し、抜出阻止力を安定させることができる。
【００１１】
また、把持部を操作することによってスペーサーの取り付け、取り外しが容易となり作業性が向上する。
【００１２】
前記スペーサーは、押輪をボルト・ナットにより継手本体方向に移動させたときに管軸方向の幅が狭くなるのが好ましい。
このようにすると、スペーサーを取り外す作業が必要なくなり、更に作業性が向上する。
【００１３】
前記スペーサーは、押輪をボルト・ナットにより継手本体方向に移動させたときに継手本体と押輪の間より離脱するのが好ましい。
このようにすると、スペーサーを取り外す作業が必要なくなり、更に作業性が向上する。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【００１５】
図１ないし図３は、本発明の管継手１を用いてポリエチレン製の流体管２、２を接合する第１実施例を示している。
【００１６】
同図において、３は、ダクタイル鋳鉄製の継手本体、４は、継手本体３に締結される押輪、５は、押輪４の内周面に配置されるロックリング、６は、流体管２を継手本体３に水密に接合するパッキン、７は、パッキン６を押圧するリテーナ、８は、流体管２の端部内周に装着されたインコア、９は、継手本体３と押輪４の間に取り付けられたスペーサーを示している。
【００１７】
継手本体３の内面中央には管中心方向に突出したストッパー３ｄが設けられ、継手本体３の両端部分には、パッキン６が収容される拡径部３ａが形成され、その外面にはフランジ３ｂが連設されており、拡径部３ａの端部にはリテーナー７が当接してその移動を防止する係止部３ｃが設けられている。
【００１８】
継手本体３の外周面に設けられたフランジ３ｂには、押輪４のフランジ４ｂが複数のＴ頭ボルト１０とナット１１により取り付けられ、ロックリング５を押輪４の内テーパ面４ａにより締め付ける。
【００１９】
ロックリング５は、流体管２よりも硬質の合成樹脂、例えばアセタール樹脂等やステンレス製等の金属体からなる１つ割りの形状をしており、縮径させても元の形状に戻る弾性を有し、その断面形状は、外周面は押輪４の内テーパ面４ａとほぼ同じ傾斜の外テーパ面５ａが形成され、その最大外径は内テーパ面４の最大内径より大きく設定され、内周面には、円周方向を向く複数の刃５ｂが形成されている。
【００２０】
インコア８は、外径が流体管２の内径とほぼ等しく形成され、一方の端部には外径方向に突出した鍔部８ａが形成されている。
【００２１】
スペーサー９は、図３に示すように、所定の幅と厚さを持った帯状体を折り曲げた形状をしている。
折り曲げた側は、スペーサーをボルトに着脱する際に指でつまんだり引っ掛けたりできる輪状に形成された把持部９ａが設けられ、開口側は、ボルトの外径よりも若干小さい内径の円弧状の係合部９ｂが設けられている。スペーサー９の取り付け、取り外しは、開口部を弾性的に開いて行われる。
【００２２】
上記実施例の管継手１を用いて、流体管２を接合するには、まず、フランジ３ｂとフランジ４ｂに挿し通したＴ頭ボルト１０にスペーサー９を取り付け、ナット１１を仮締めし、ロックリング５とリテーナ７とが内部に装着された押輪４が、パッキン６を拡径部３ａに配置した継手本体３にスペーサー９の幅分間隔をあけて仮止めされた管継手１を用意する。
【００２３】
次に、接合する流体管２の端部に鍔部８ａが当接するまでインコア８を挿入する。
【００２４】
ついで、インコア８が内部に装着された流体管２を継手本体３に仮止めされた押輪４の端部よりストッパー３ｃに当接するまで挿入し、スペーサー９をボルトより取り外し、仮締めしてあるナット１１をフランジ３ｂとフランジ４ｂが当接するまで均等に締め付けて接合を完了する。
【００２５】
スペーサー９の把持部９ａが継手本体３の外周面より突出しているので、把持部９ａを容易つかむことができ、スペーサー９をＴ頭ボルト１０の直径方向に引くと、スペーサー９は弾性変形して開口部が開き取り外すことができる。
【００２６】
本管継手においては、上記のようにパッキンやロックリング、押輪が装着された管継手に流体管を挿入して、スペーサーを取り外し、ボルト・ナット締めつけるだけで流体管の接合が完了するので、作業工数が少なく接合作業が容易となる。
【００２７】
また、スペーサーによって所定の位置に配置された押輪の内テーパ面によってロックリングが縮径させられるので、ロックリングが一定の位置で縮径し、抜出阻止力が安定して発揮される。
【００２８】
図４は、本発明の第２実施例のスペーサー９を示し、継手本体３、押輪４、ロックリング５、パッキン６、リテーナ７等が第１実施例と同様に構成された管継手のＴ頭ボルト１０に取り付けられる。
【００２９】
把持部９ａは、薄肉の円形状をし、正面視略コの字状をした係合部９ｂに一体に設けられており、係合部９ｂはボルトの軸方向に所定の幅を持ち、開口部側はボルト外径よりも若干小さい内径の円弧状部が形成されている。
【００３０】
上記第２実施例のスペーサーを用いた管継手１に流体管２を接続するには、第１実施例と同様な方法で行われる。
【００３１】
図５は、本発明の第３実施例のスペーサー９を示し、継手本体３、押輪４、ロックリング５、パッキン６、リテーナ７等が第１実施例と同様に構成された管継手のＴ頭ボルトに取り付けられる。
【００３２】
把持部９ａは、側面視がＴ字状であり、正面視略コの字状をした係合部９ｂに一体に設けられており、係合部９ｂはボルトの軸方向に所定の幅を持ち、開口部側はボルト外径よりも若干の小さい内径の円弧状部が形成されている。
【００３３】
上記第３実施例のスペーサーを用いた管継手１に流体管２を接続するには、第１実施例と同様な方法で行われる。
【００３４】
図６は、本発明の第４実施例のスペーサー９を示し、継手本体３、押輪４、ロックリング５、パッキン６、リテーナ７等が第１実施例と同様に構成された管継手のＴ頭ボルト１０に取り付けて使用される。
【００３５】
スペーサー９は、貫通孔９ｃが設けられた薄板状の把持部９ａと、把持部９ａに連接され、先端に開口部を持った係合孔９ｄが形成された係合部９ｂと、係合部９ｂをボルトに取り付けたときのボルト軸方向に突出した庇部９ｅと、庇部９ｅの先端に係合部９ｂ側に突出した挟持部９ｆとからなる。
【００３６】
庇部９ｅは、継手本体３と押輪４との離隔距離に等しい長さに形成され、そのほぼ中央部には薄肉部９ｇが設けられている。
【００３７】
上記第４実施例のスペーサー９を用いた管継手１に流体管２を接続するには、第１実施例と同様な方法で行われる。
【００３８】
フランジ３ｂとフランジ４ｂに挿し通したＴ頭ボルト１０にスペーサー９の係合部９ｂをフランジ３ｂ側に取り付け、ナット１１を仮締めして挟持部９ｆをフランジ４ｂに当接させ、ロックリング５とリテーナ７とが内部に装着された押輪４が、パッキン６を拡径部３ａに配置した継手本体３に、スペーサー９の庇部９ｅの長さだけ間隔をあけて仮止めされた管継手１に、インコア８が内部に装着された流体管２を継手本体３に仮止めされた押輪４の端部よりストッパー３ｃに当接するまで挿入する。
【００３９】
次に、仮締めしてあるナット１１を締め付けると、庇部９ｅはフランジ３ｂとフランジ４ｂとに圧縮され、薄肉部９ｇが割れて押輪４が継手本体９に移動し、パッキン６の押し込みとロックリング９の縮径が行われて接合を完了する。
【００４０】
本管継手においては、上記のようにパッキン６やロックリング５、押輪４が装着された継手本体３に流体管２を挿入して、ボルト・ナット締めつけるだけで流体管２の接合が完了し、スペーサー９を取り外す作業が必要なくなるので、作業工数が少なく接合作業が容易となる。
【００４１】
図７は、本発明の第５実施例のスペーサー９を示し、継手本体３、押輪４、ロックリング５、パッキン６、リテーナ７等が第１実施例と同様に構成された管継手のＴ頭ボルト１０に取り付けて使用される。
【００４２】
スペーサー９は、端部に把持片９ｈが設けられた薄板状の把持部９ａと、把持部９ａに連接され、先端に開口部を持った係合孔９ｄが形成された係合部９ｂと、係合部９ｂをボルトに取り付けたときのボルト軸方向に突出した庇部９ｅと、庇部９ｅの先端に係合部９ｂ側に突出した挟持部９ｆとからなる。
【００４３】
庇部９ｅは、弾性を有した把持部９ａ側に凸状の山形に形成され、係合部９ｂと挟持部９ｆの距離が継手本体３と押輪４との離隔距離に等しい長さに形成されている。
【００４４】
上記第５実施例のスペーサー９を用いた管継手１に流体管２を接続するには、第１実施例と同様な方法で行われる。
【００４５】
フランジ３ｂとフランジ４ｂに挿し通したＴ頭ボルト１０にスペーサー９の係合部９ｂをフランジ３ｂ側に取り付け、ナット１１を仮締めして挟持部９ｆをフランジ４ｂに当接させ、ロックリング５とリテーナ７とが内部に装着された押輪４が、パッキン６を拡径部３ａに配置した継手本体３に、スペーサー９の庇部９ｄの長さだけ間隔をあけて仮止めされた管継手１に、インコア８が内部に装着された流体管２を継手本体３に仮止めされた押輪４の端部よりストッパー３ｃに当接するまで挿入する。
【００４６】
次に、仮締めしてあるナット１１を締め付けると、庇部９ｄはフランジ３ｂとフランジ４ｂとに圧縮され、山形が狭くなるように弾性変形して把持部方向の移動力が発生し、更に圧縮されるとその力が増しＴ頭ボルト１０より係合部９ｂが外れスペーサー９が管継手１から外に飛び出し、フランジ３ｂとフランジ４ｂが当接するまで均等に締め付けて接合を完了する。
【００４７】
本管継手においては、上記のようにパッキン６やロックリング５、押輪４が装着された継手本体３に流体管２を挿入して、ボルト・ナット締めつけるだけで流体管２の接合が完了し、スペーサー９を取り外し作業が必要なくなるので、作業工数が少なく接合作業が容易となる。
【００４８】
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、本発明の具体的な構成はこれに限定されるものではない。
【００４９】
実施例では、係合部は円弧状に形成されてボルトに係合しているが、平行な平面でボルトを挟み込むようにしてもよい。
【００５０】
第４実施例では薄肉部を設けて庇部が折れ曲がる様にしたが、庇部を蛇腹状に形成し、力が加わると縮むようにしてもよい。
【００５１】
【発明の効果】
本発明によれば、継手本体と押輪との間にパッキンとロックリングとが保持された状態、すなわちスペーサー分を残してボルトで仮止めされた継手本体と押輪とが一体の管継手が予め準備されているため、流体管を接合するときには、流体管を継手本体に挿入し、スペーサーを取り外してボルト・ナットを締め付けるだけで接合が終了する。よって接合の合理化がはかられるばかりか、所定間隔を保持したままロックリングをセットできるのでロックリングの縮径が一定し、抜出阻止力を安定させることができる。
【００５２】
また、所定間隔を保持したままロックリングをセットできるのでロックリングの縮径が一定し抜出阻止力が安定した接合を行うことができる。
【００５３】
更に、把持部を操作することによってスペーサーの取り付け、取り外しが容易となり作業性が向上する。
【００５４】
請求項２，３の発明によれば、スペーサーを取り外す作業が必要なくなり、更に作業性が向上する。
【００５５】
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施例を示す断面図である。
【図２】同じく、側面図である。
【図３】同じく、（ａ）はスペーサーを示す正面図、（ｂ）はスペーサーを示す側面図である。
【図４】本発明の第２実施例のスペーサーであり、（ａ）は正面図、（ｂ）は側面図である。
【図５】本発明の第３実施例のスペーサーであり、（ａ）は正面図、（ｂ）は側面図である。
【図６】本発明の第４実施例のスペーサーであり、（ａ）は正面図、（ｂ）は断面図である。
【図７】本発明の第５実施例のスペーサーであり、（ａ）は正面図、（ｂ）は断面図である。
【図８】従来例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
１管継手
２流体管
３継手本体
３ａ拡径部
３ｂフランジ
３ｃ係止部
３ｄストッパー
４押輪
４ａ内テーパ面
４ｂフランジ
５ロックリング
５ａ外テーパ面
５ｂ刃
６パッキン
７リテーナ
８インコア
８ａ鍔部
９スペーサー
９ａ把持部
９ｂ係合部
９ｃ貫通孔
９ｄ係合孔
９ｅ庇部
９ｆ挟持部
９ｇ薄肉部
９ｈ把持片
１０Ｔ頭ボルト
１１ナット[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is a pipe joint that joins fluid pipes used in water pipes, gas pipes, plant pipes, etc., and pushes the packing into the joint body with a pusher wheel, and further reduces the diameter of the lock ring to pull out the fluid pipe. It relates to a pipe joint that prevents the
[0002]
[Prior art]
Conventionally, there has been known a pipe joint in which a lock ring E is pushed by a push ring B as shown in FIG. 8 and the lock ring E pushes a packing C into a joint body A through a retainer D.
[0003]
The joint body A is configured by a diameter-enlarged portion A1 in which a packing C provided on the inner peripheral surface of the end portion is accommodated, and a flange A2 formed on the outer surface thereof. A packing C having a wedge-shaped cross section, a retainer D, and a lock ring E are arranged from the center side of the cylinder, and a fluid pipe P in which an in-core G for preventing diameter shrinkage is mounted is inserted on the inner peripheral surface.
[0004]
An inner taper surface B1 whose diameter increases toward the joint body A side is formed on the inner peripheral surface of the presser wheel B, and a flange B2 corresponding to the flange A2 of the joint body A is provided on the outer surface. It is attached to the joint body A by F.
[0005]
An outer tapered surface E1 that contacts the inner tapered surface B1 is formed on the outer peripheral surface of the lock ring E, and a blade E2 that bites into the outer peripheral surface of the fluid pipe P is formed on the inner peripheral surface.
[0006]
In joining the fluid pipe P in the pipe joint, first, the push ring B, the lock ring E, the retainer D, and the packing C are externally fitted in this order to the insertion part of the fluid pipe P, and then the insertion part is connected to the pipe joint. , Insert packing C, retainer D, and lock ring E in this order into diameter-expanded portion A1, pull wheel B to joint body A, and insert bolt F through flanges A2, B2 of joint body A and wheel B This is done by tightening with a nut F and fastening the pusher wheel B to the joint body A.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
Such pipe joints are often buried in the soil, the joining work is performed in a groove dug in the ground, the groove width is also narrow to keep the construction cost low, In order to perform the joining in the narrow groove, a lot of work time is required.
[0008]
Further, in the joining work, a difference in the amount of pushing the packing into the enlarged diameter portion occurs. There were many variations in the ability to prevent withdrawal.
[0009]
The problem to be solved by the present invention has been made to solve the above-mentioned problems, and provides a pipe joint that makes the joining work easy by reducing the number of work steps in joining the fluid pipes, and has a stable withdrawal preventing force. There is in point to do.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the pipe joint of the present invention is provided with a main body flange having a main body bolt hole formed in the outer peripheral portion and an enlarged diameter portion in which the packing is accommodated on the inner peripheral surface of the end portion. A press ring in which a joint body and an inner taper surface whose diameter increases toward the joint body side are formed on the inner peripheral surface, and a joint flange in which a presser bolt hole corresponding to the main body bolt hole is formed on the outer peripheral portion is provided. A lock ring formed with a blade that digs into the outer peripheral surface of the fluid pipe on the inner peripheral surface, a bolt and a nut that draws the joint body and the press ring, and a pacer that integrates the joint main body and the press ring into the temporary fixing. In this pipe joint, the spacer is detachably attached to and engaged with the bolt, and has an engagement portion having a predetermined width in the pipe axis direction, and protrudes to the outer periphery of the joint body when attached to the bolt. Bunch It is characterized in that it is composed of a part.
With this feature, a pipe joint is prepared in advance in which the packing and lock ring are held between the joint main body and the press ring, that is, the joint main body and the press ring temporarily secured with bolts leaving a spacer. Therefore, when joining the fluid pipe, the joining is completed by inserting the fluid pipe into the joint body, removing the spacer, and tightening the bolt and nut. Therefore, not only can the rationalization of the joining be achieved, but also the lock ring can be set while maintaining a predetermined interval, so that the diameter of the lock ring is constant and the withdrawal preventing force can be stabilized.
[0011]
Further, by operating the grip portion, the spacer can be easily attached and detached, and the workability is improved.
[0012]
The spacer preferably has a narrow width in the tube axis direction when the pusher wheel is moved in the direction of the joint body by a bolt and a nut.
This eliminates the need for removing the spacer and further improves workability.
[0013]
It is preferable that the spacer is detached from between the joint body and the pusher wheel when the pusher wheel is moved in the direction of the joint body by a bolt and a nut.
This eliminates the need for removing the spacer and further improves workability.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0015]
1 to 3 show a first embodiment in which polyethylene fluid pipes 2 and 2 are joined using a pipe joint 1 of the present invention.
[0016]
In the figure, 3 is a joint body made of ductile cast iron, 4 is a push ring fastened to the joint body 3, 5 is a lock ring disposed on the inner peripheral surface of the push ring 4, and 6 is a joint of the fluid pipe 2. Packing that is watertightly joined to the main body 3, 7 is a retainer that presses the packing 6, 8 is an in-core that is attached to the inner periphery of the end of the fluid pipe 2, and 9 is attached between the joint main body 3 and the presser wheel 4. The spacer is shown.
[0017]
A stopper 3d is provided at the center of the inner surface of the joint body 3 so as to project in the tube center direction. The joint body 3 is formed with an enlarged diameter portion 3a for accommodating the packing 6 at both end portions thereof, and a flange 3b on the outer surface thereof. The retainer 7 is in contact with the end portion of the enlarged diameter portion 3a and is provided with a locking portion 3c that prevents the movement.
[0018]
A flange 4 b of the press ring 4 is attached to the flange 3 b provided on the outer peripheral surface of the joint body 3 by a plurality of T-head bolts 10 and nuts 11, and the lock ring 5 is fastened by the inner tapered surface 4 a of the press ring 4.
[0019]
The lock ring 5 has a one-piece shape made of a synthetic resin harder than the fluid pipe 2, such as an acetal resin or a metal body made of stainless steel. The outer peripheral surface is formed with an outer tapered surface 5a having substantially the same inclination as the inner tapered surface 4a of the press wheel 4, and the maximum outer diameter thereof is set to be larger than the maximum inner diameter of the inner tapered surface 4. A plurality of blades 5b facing the circumferential direction are formed on the surface.
[0020]
The in-core 8 has an outer diameter that is substantially equal to the inner diameter of the fluid pipe 2, and a flange 8 a that protrudes in the outer diameter direction is formed at one end.
[0021]
As shown in FIG. 3, the spacer 9 has a shape obtained by bending a belt-like body having a predetermined width and thickness.
The bent side is provided with a grip portion 9a formed in a ring shape that can be pinched or hooked with a finger when the spacer is attached to or detached from the bolt, and the open side is an arc-shaped engagement member having an inner diameter slightly smaller than the outer diameter of the bolt. A joint portion 9b is provided. The attachment and removal of the spacer 9 is performed by opening the opening elastically.
[0022]
In order to join the fluid pipe 2 using the pipe joint 1 of the above embodiment, first, a spacer 9 is attached to the T-head bolt 10 inserted through the flange 3b and the flange 4b, the nut 11 is temporarily tightened, and the lock ring A pipe joint 1 is prepared in which a pusher 4 having a retainer 5 and a retainer 7 mounted therein is temporarily fixed to a joint body 3 having a packing 6 disposed in the diameter-expanded portion 3a with an interval corresponding to the width of the spacer 9.
[0023]
Next, the in-core 8 is inserted until the flange 8a comes into contact with the end of the fluid pipe 2 to be joined.
[0024]
Next, the fluid pipe 2 in which the in-core 8 is mounted is inserted from the end of the pusher wheel 4 temporarily fixed to the joint body 3 until it comes into contact with the stopper 3c, and the spacer 9 is removed from the bolt and temporarily tightened. 11 is uniformly tightened until the flange 3b and the flange 4b come into contact with each other to complete the joining.
[0025]
Since the grip portion 9a of the spacer 9 protrudes from the outer peripheral surface of the joint body 3, the grip portion 9a can be easily grasped. When the spacer 9 is pulled in the diameter direction of the T-head bolt 10, the spacer 9 is elastically deformed. The opening opens and can be removed.
[0026]
In main pipe joints, fluid pipes can be joined simply by inserting the fluid pipe into the pipe joint with the packing, lock ring, and push ring as described above, removing the spacer, and tightening the bolts and nuts. Less man-hours and easy joining
[0027]
Further, since the diameter of the lock ring is reduced by the inner tapered surface of the press wheel disposed at a predetermined position by the spacer, the diameter of the lock ring is reduced at a certain position, and the extraction preventing force is stably exhibited.
[0028]
FIG. 4 shows a spacer 9 according to a second embodiment of the present invention, in which a joint main body 3, a push ring 4, a lock ring 5, a packing 6, a retainer 7 and the like are constructed in the same manner as in the first embodiment. It is attached to the bolt 10.
[0029]
The grip portion 9a is formed in a thin circular shape and is provided integrally with an engagement portion 9b that is substantially U-shaped in front view. The engagement portion 9b has a predetermined width in the axial direction of the bolt, and has an opening. On the part side, an arcuate part having an inner diameter slightly smaller than the outer diameter of the bolt is formed.
[0030]
To connect the fluid pipe 2 to the pipe joint 1 using the spacer of the second embodiment, the same method as in the first embodiment is performed.
[0031]
FIG. 5 shows a spacer 9 according to a third embodiment of the present invention, in which a joint body 3, a push ring 4, a lock ring 5, a packing 6, a retainer 7 and the like are constructed in the same manner as in the first embodiment. Can be attached to bolts.
[0032]
The grip portion 9a is T-shaped in a side view and is provided integrally with an engagement portion 9b having a substantially U-shape in front view. The engagement portion 9b has a predetermined width in the axial direction of the bolt. On the opening side, an arcuate portion having an inner diameter slightly smaller than the outer diameter of the bolt is formed.
[0033]
The fluid pipe 2 is connected to the pipe joint 1 using the spacer of the third embodiment by the same method as that of the first embodiment.
[0034]
FIG. 6 shows a spacer 9 according to a fourth embodiment of the present invention, in which a joint main body 3, a pusher wheel 4, a lock ring 5, a packing 6, a retainer 7 and the like are constructed in the same manner as in the first embodiment. Used attached to the bolt 10.
[0035]
The spacer 9 includes a thin plate-like gripping portion 9a provided with a through hole 9c, an engagement portion 9b connected to the gripping portion 9a, and formed with an engagement hole 9d having an opening at the tip, and an engagement portion The flange 9e protrudes in the bolt axial direction when the bolt 9b is attached to the bolt, and the clamping portion 9f protrudes toward the engaging portion 9b at the tip of the flange 9e.
[0036]
The flange portion 9e is formed to have a length equal to the separation distance between the joint main body 3 and the push wheel 4, and a thin portion 9g is provided at the substantially central portion thereof.
[0037]
The fluid pipe 2 is connected to the pipe joint 1 using the spacer 9 of the fourth embodiment by the same method as that of the first embodiment.
[0038]
The T-head bolt 10 inserted through the flange 3b and the flange 4b is attached to the engaging portion 9b of the spacer 9 on the flange 3b side, and the nut 11 is temporarily tightened to bring the clamping portion 9f into contact with the flange 4b. A push ring 4 having a retainer 7 mounted therein is attached to a pipe joint 1 temporarily fixed to a joint body 3 in which a packing 6 is disposed in a diameter-expanded portion 3a with a distance of a flange portion 9e of a spacer 9. Then, the fluid pipe 2 in which the in-core 8 is mounted is inserted from the end of the push ring 4 temporarily fixed to the joint body 3 until it comes into contact with the stopper 3c.
[0039]
Next, when the nut 11 that has been temporarily tightened is tightened, the flange portion 9e is compressed to the flange 3b and the flange 4b, the thin portion 9g is broken and the presser wheel 4 moves to the joint body 9, and the packing 6 is pushed in and locked. The diameter of the ring 9 is reduced to complete the joining.
[0040]
In the main pipe joint, the joining of the fluid pipe 2 is completed simply by inserting the fluid pipe 2 into the joint body 3 to which the packing 6, the lock ring 5 and the push ring 4 are mounted as described above, and tightening the bolts and nuts. Since the work for removing the spacer 9 is not necessary, the number of work steps is reduced and the joining work is facilitated.
[0041]
FIG. 7 shows a spacer 9 according to a fifth embodiment of the present invention, in which a joint body 3, a push ring 4, a lock ring 5, a packing 6, a retainer 7 and the like are constructed in the same manner as in the first embodiment. Used attached to the bolt 10.
[0042]
The spacer 9 includes a thin plate-shaped gripping portion 9a provided with a gripping piece 9h at the end, an engagement portion 9b connected to the gripping portion 9a, and having an engagement hole 9d having an opening at the tip, It consists of a flange portion 9e protruding in the bolt axial direction when the engaging portion 9b is attached to the bolt, and a clamping portion 9f protruding toward the engaging portion 9b at the tip of the flange portion 9e.
[0043]
The flange portion 9e is formed in a convex chevron shape on the gripping portion 9a side having elasticity, and the distance between the engagement portion 9b and the clamping portion 9f is formed to be equal to the separation distance between the joint body 3 and the push ring 4. ing.
[0044]
The fluid pipe 2 is connected to the pipe joint 1 using the spacer 9 of the fifth embodiment by the same method as that of the first embodiment.
[0045]
The T-head bolt 10 inserted through the flange 3b and the flange 4b is attached to the engaging portion 9b of the spacer 9 on the flange 3b side, and the nut 11 is temporarily tightened to bring the clamping portion 9f into contact with the flange 4b. A push ring 4 having a retainer 7 mounted therein is attached to a pipe joint 1 temporarily fixed to a joint body 3 in which a packing 6 is disposed in a diameter-expanded portion 3a with a distance of the flange portion 9d of the spacer 9. Then, the fluid pipe 2 in which the in-core 8 is mounted is inserted from the end of the push ring 4 temporarily fixed to the joint body 3 until it comes into contact with the stopper 3c.
[0046]
Next, when the nut 11 that has been temporarily tightened is tightened, the flange portion 9d is compressed by the flange 3b and the flange 4b, elastically deformed so that the chevron is narrowed, and a moving force in the direction of the gripping portion is generated. Then, the force is increased, the engaging portion 9b is disengaged from the T-head bolt 10, the spacer 9 jumps out of the pipe joint 1, and is uniformly tightened until the flange 3b and the flange 4b come into contact with each other to complete the joining.
[0047]
In the main pipe joint, the joining of the fluid pipe 2 is completed simply by inserting the fluid pipe 2 into the joint body 3 to which the packing 6, the lock ring 5 and the push ring 4 are mounted as described above, and tightening the bolts and nuts. Since the spacer 9 is not required to be removed, the number of work steps is reduced and the joining work is facilitated.
[0048]
While the embodiments of the present invention have been described with reference to the drawings, the specific configuration of the present invention is not limited to this.
[0049]
In the embodiment, the engaging portion is formed in an arc shape and engaged with the bolt, but the bolt may be sandwiched between parallel planes.
[0050]
In the fourth embodiment, the thin portion is provided and the heel portion is bent, but the heel portion may be formed in a bellows shape and contracted when a force is applied.
[0051]
【The invention's effect】
According to the present invention, a pipe joint in which a packing and a lock ring are held between a joint body and a press ring, that is, a joint body and a press ring that are temporarily fixed with a bolt leaving a spacer, is prepared in advance. Therefore, when joining the fluid pipes, the joining is completed simply by inserting the fluid pipe into the joint body, removing the spacer and tightening the bolts and nuts. Therefore, not only can the rationalization of the joining be achieved, but also the lock ring can be set while maintaining a predetermined interval, so that the diameter of the lock ring is constant and the withdrawal preventing force can be stabilized.
[0052]
In addition, since the lock ring can be set while maintaining a predetermined interval, it is possible to perform joining with a constant diameter reduction of the lock ring and stable extraction preventing force.
[0053]
Furthermore , by operating the gripping part, the spacer can be easily attached and detached, and the workability is improved.
[0054]
According to the second and third aspects of the invention, the work of removing the spacer is not necessary, and the workability is further improved.
[0055]
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a side view of the same.
3A is a front view showing a spacer, and FIG. 3B is a side view showing the spacer.
4A and 4B are spacers according to a second embodiment of the present invention, in which FIG. 4A is a front view and FIG. 4B is a side view.
5A and 5B are spacers according to a third embodiment of the present invention, where FIG. 5A is a front view and FIG. 5B is a side view.
6A and 6B show a spacer according to a fourth embodiment of the present invention, in which FIG. 6A is a front view and FIG. 6B is a cross-sectional view.
7A and 7B are spacers according to a fifth embodiment of the present invention, in which FIG. 7A is a front view and FIG. 7B is a cross-sectional view.
FIG. 8 is a cross-sectional view of a main part showing a conventional example.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Pipe joint 2 Fluid pipe 3 Joint main body 3a Expanded diameter part 3b Flange 3c Locking part 3d Stopper 4 Push ring 4a Inner taper surface 4b Flange 5 Lock ring 5a Outer taper surface 5b Blade 6 Packing 7 Retainer 8 Incore 8a Eave part 9 Spacer 9a Gripping part 9b Engaging part 9c Through hole 9d Engaging hole 9e Eaves part 9f Nipping part 9g Thin part 9h Gripping piece 10 T head bolt 11 Nut

Claims

A main body flange having a main body bolt hole formed on the outer peripheral portion and a joint main body provided with a diameter-enlarged portion for accommodating packing on the inner peripheral surface of the end portion, and an inner peripheral surface expanding toward the joint main body side. An inner tapered surface having a diameter, and an outer peripheral portion provided with a ring flange having a presser ring bolt hole corresponding to the main body bolt hole, and an inner peripheral surface of a blade that bites into the outer peripheral surface of the fluid pipe In the pipe joint comprising the formed lock ring, the bolt and nut that draws the joint main body and the press ring together, and the pacer that integrates the joint main body and the press ring temporarily .
The spacer is detachably attached to and engaged with the bolt, and has an engaging portion having a predetermined width in the tube axis direction, and a gripping portion that protrudes to the outer periphery of the joint body when attached to the bolt. pipe fitting, characterized in that it is configured.

The pipe joint according to claim 1, wherein the spacer has a narrow width in the pipe axis direction when the pusher wheel is moved in the direction of the joint main body by a bolt and a nut.

2. The pipe joint according to claim 1, wherein the spacer is detached from between the joint body and the push ring when the push ring is moved toward the joint body by a bolt and a nut.