JP4200382B2 - ハンドセット - Google Patents

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本発明は、ハンドセットに関するものである。
この種のハンドセットは例えば電話機用として広く用いられており、一般的に、図11に示すように一端側には送話器10が収容されて送話口11が形成され、他端側には受話器12が収容されて受話口13が形成された構造を有している。
このようなハンドセット100は、図12に示すように4線2線変換回路23を介して2線回線24に接続されており、この場合に、〔送話器10→送話増幅器21→4線2線変換回路での漏洩路25→受話増幅器22→受話器12→音響結合路26→送話器10〕によるループ回路27が形成される。この場合に、通常はループ回路27の総合ループ利得はマイナス(すなわち、利得1以下)になるように、ループ回路27内の各部回路の伝送利得が設定されて、このループ回路では鳴音(ハウリング)が発生しないように所要の鳴音安定度が維持されている。
しかし、例えば図11に示すように、ハンドセット100を机の上面30の上に、送話口11と受話口13が机の上面30に対向する姿勢で配置した場合、〔受話器12→受話口13→机の上の面30を含み矢印で示す音響結合路26→送話口11→送話器10〕により形成される音響結合路26は、机の上面30に配置しない通話中の場合よりも伝送ロスが低下するので、結果的に、ループ回路27のループ利得がプラス(すなわち、利得1以上)となって、2線回線24に接続された通話相手にエコーとなって聞こえたり、このループ回路27がハウリングを生起する可能性もある。
このように、音響結合は受話器12から放射される音波が送話器に到達して起きるので、図13に示すように、通話しないときにこのハンドセットを常時載置しておく電話機筐体上のハンドセット収容スペース内のハンドセットとの対向面上、又は、ハンドセットのこの収容スペースとの対向面上の少くとも一方に開口部56と空気室57とよりなるレゾネータ58を配置し、開口部56は前記対向面の表面に配置して、このレゾネータ58により、音響結合量を低減させる構造が提案されている(特許文献1参照)。
実用新案公報 昭64−6609号
しかしながら、この構造では、対向面上に新たな開口部56を形成し、この開口部56に連結された空気室57が配置されるので、外見上、開口部56の存在が不自然であり、また、ごみ,ほこりが開口部56から浸入する危険性もあり、さらに、空気室57の存在は筐体,ハンドセットの設計の自由度を低下させ、また、外見上の美観をも低下させることになる。
本発明は、従来技術のこのような欠点を解消し、外見構造を全く変更することなしに鳴音安定度向上機能を付与し得るハンドセットを提供するものである。
この課題を解決するために、本発明によるハンドセットは、一端側には送話器が収容されて送話口が形成され、他端側には受話器が収容されて受話口が形成されたハンドセットであって、
該他端側の受話口には、該受話器からの放射音波を通過させる音穴群が形成されるとともに、該受話口の内側には、該音穴群を取り囲む第1のリブが配置されることによって、前記受話器の音波放射面が前記音穴群に対向して前記第1のリブに保持されるとともに、前記受話口の内壁面と前記受話器の音波放射面と前記第1のリブの内壁とによって受話口容積が形成され、
該受話口容積を形成する前記第1のリブの外側に所定間隔をおいて少くとも一つの第2のリブが配置されるとともに、前記第1のリブと少くとも一つの前記第2のリブとの間に形成される少くとも一つの空隙路は少くとも二つの隔壁により仕切りされて少くとも一つのレゾネータ容積が形成され、
該レゾネータ容積と前記受話口容積との間の前記第1のリブには、前記受話器の音波放射面に沿う方向の貫通穴がレゾネータ穴として形成されており、前記レゾネータ容積と前記レゾネータ穴の共振周波数が前記受話器の放射する音波のピーク周波数の近くに設定されている
ことを特徴とする構成を有している。
前記受話器の音波放射面が前記音穴群に対向した状態で環状緩衝板部材を介して前記第1のリブに保持することができる。
本発明によれば、外見構造を変更することなしに鳴音安定度向上機能を付与することができるので、電話機用等の各種のハンドセットに適用して、鳴音安定度を向上し、安定した通話を実行することが可能である。
図1は、本発明によるハンドセットの受話器口13の内外構造例を示す縦断面図である。また、図2は同受話器口13の内部構造例を示す横断面図である。
これらの図に示すように、受話口13には、受話器12からの放射音波を通過させる音穴群3を取り囲む第1の円弧状リブ5が配置されている。これにより、受話器12の音波放射面12aは音穴群3に対向して第1の円弧状リブ5に、円環状の緩衝板部材14を介して、保持されている。受話口13の内壁面3aと受話器12の音波放射面12aと第1の円弧状リブ5の内壁5aとによって受話口容積4が形成されている。円環状の緩衝板部材14の配置は、受話口容積4の大きさが安定する等の構造に係わる数値が安定することにより、実用上鳴音安定度が安定する効果が得られる。
受話口容積4を形成する第1の円弧状リブ5の外側に所定間隔dをおいて一つの第2の円弧状リブ6が配置されており、第1の円弧状リブ5と第2の円弧状リブ6との間に形成される円弧状空隙路7は二つの仕切り隔壁8により仕切りされて、レゾネータ容積1が形成されている。
レゾネータ容積1と受話口容積4との間の第1の円弧状リブ5には、受話器12の音波放射面12aに沿う方向の貫通穴2がレゾネータ穴として形成されている。
第2の円弧状リブ6は、所要の間隔をおいて、複数個配置されてもよい。また、仕切り隔壁8の数をさらに増加させて、レゾネータ容積1を複数個形成してもよい。第1,第2のリブ5,6は円弧状である場合以外に、多角形に沿う形状等の他の形状を採用することができる。
以下、本発明によるハンドセットにより得られる特性について検討する。
図3は、本発明によるハンドセットの受話器から放射される音波の出力レベルの周波数特性を説明するための特性例図であり、レゾネータ共振周波数がF0の場合に、点線で示すF1は「レゾネータなし」、実線で示すF2は「レゾネータあり」のときであり、レゾネータを付加することによりL1のレベル低下が得られるとの「ハウリング吸収の効果」がある。これは本発明によるハンドセットに共通の特性である。
図4は、実際の試作品から得られた受話器からの放射レベル特性の測定例であり、(a)は「レゾネータ無し」の場合、(b)は「レゾネータ有り」の場合を示している。この試作品では、レゾネータを付加することにより、2kHzで5.3dB、2.1kHzで4dB、2.2kHzで2dBの改善が得られることが理解される。
図5は、本発明によるハンドセットにおける受話器からの放射音波を耳で聞く場合の特性である受話器カップラー特性を示しており、レゾネータ共振周波数近傍で約3dBの改善が有ることが理解される。
図6は、本発明によるハンドセットのハウリング吸収効果をもたらす音響等価回路を示している。受話器駆動源、振動板定数、振動板ダンピング抵抗、受話口容積、レゾネータ穴、レゾネータ容積、受話口穴に対応する各回路定数が示されており、受話器放射レベルが出力側に得られる。
図7は、図6のような音響等価回路において、レゾネータ穴とレゾネータ容積の共振周波数が受話器の放射する音波のピーク周波数に近い場合に、「レゾネータなし」と「レゾネータあり」のときの「受話器から放射される音波レベルの理論値特性を対比して示している。
図8は、レゾネータ穴とレゾネータ容積の共振周波数が受話器の放射する音波のピーク周波数より低い場合の同様の理論値特性の対比である。
図9は、レゾネータ穴とレゾネータ容積の共振周波数が受話器の放射する音のピーク周波数より高い場合の同様の理論値特性の対比である。
図10は、レゾネータ穴とレゾネータ容積の共振周波数(レゾネータ共振周波数)に対して受話器の放射する音波のピークレベルの低下(ハウリング吸収レベル)の関係を示す特性図である。
本発明は、固定電話機の外にIP電話機またはインターホーンのハンドセットに適用することができる。
本発明によるハンドセットの受話器口の内外構造例を示す縦断面図である。 本発明によるハンドセットの受話器口の内部構造例を示す横断面図である。 本発明によるハンドセットの受話器から放射される音波の出力レベルの周波数特性を説明するための特性例図である。 本発明に係わる実際の試作品から得られた受話器からの放射レベル特性の測定例図である。 本発明によるハンドセットにおける受話器カップラー特性例図である。 本発明によるハンドセットの音響等価回路図である。 図6に示す音響等価回路において、レゾネータの共振周波数が受話器の放射音波のピーク周波数に近い場合に、レゾネータの有無による受話器からの放射音波レベルの理論値特性の対比例図である。 図6に示す音響等価回路において、レゾネータの共振周波数が受話器の放射音波のピーク周波数より低い場合に、レゾネータの有無による受話器からの放射音波レベルの理論値特性の対比例図である。 図6に示す音響等価回路において、レゾネータの共振周波数が受話器の放射音波のピーク周波数より高い場合に、レゾネータの有無による受話器からの放射音波レベルの理論値特性の対比例図である。 レゾネータ共振周波数と受話器の放射音波のピークレベルの低下(ハウリング吸収レベル)の関係を示す特性図である。 一般の電話機用ハンドセットの使用例を説明するための側面図である。 一般の電話機用ハンドセットの使用例を説明するための回路接続図である。 従来の電話機における音響結合量を低減させる構造例を示す一部断面を含む側面図である。
符号の説明
1 レゾネータ容積
2 貫通穴(レゾネータ穴)
3 音穴群
3a 受話口の内壁面
4 受話口容積
5 第1のリブ
5a 第1のリブの内壁
6 第2のリブ
7 空隙路
8 隔壁
10 送話器
11 送話口
12 受話器
12a 音波放射面
13 受話口
14 緩衝板部材
21 送話増幅器
22 受話増幅器
23 4線2線変換回路
24 2線回線
25 4線2線変換回路での漏洩路
26 音響結合路
27 ループ回路
30 机の上面
56 開口部
57 空気室
58 レゾネータ
100 ハンドセット

Claims (2)

  1. 一端側には送話器が収容されて送話口が形成され、他端側には受話器が収容されて受話口が形成されたハンドセットであって、
    該他端側の受話口には、該受話器からの放射音波を通過させる音穴群が形成されるとともに、該受話口の内側には、該音穴群を取り囲む第1のリブが配置されることによって、前記受話器の音波放射面が前記音穴群に対向して前記第1のリブに保持されるとともに、前記受話口の内壁面と前記受話器の音波放射面と前記第1のリブの内壁とによって受話口容積が形成され、
    該受話口容積を形成する前記第1のリブの外側に所定間隔をおいて少くとも一つの第2のリブが配置されるとともに、前記第1のリブと少くとも一つの前記第2のリブとの間に形成される少くとも一つの空隙路は少くとも二つの隔壁により仕切りされて少くとも一つのレゾネータ容積が形成され、
    該レゾネータ容積と前記受話口容積との間の前記第1のリブには、前記受話器の音波放射面に沿う方向の貫通穴がレゾネータ穴として形成されており、
    前記レゾネータ容積と前記レゾネータ穴の共振周波数が前記受話器の放射する音波のピーク周波数の近くに設定されている
    ことを特徴とするハンドセット。
  2. 前記受話器の音波放射面が前記音穴群に対向した状態で環状緩衝板部材を介して前記第1のリブに保持されていることを特徴とする請求項1に記載のハンドセット。
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