JP4197636B2 - Dsl通信方法及びその装置 - Google Patents

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Description

本発明は、DSL(Digital Subscriber Lines)通信方法及びその装置に関し、電話使用時に電話とDSL通信との周波数帯域を分けて使用するDSL通信方法及びその装置に関する。
一般に普及しているADSL(Asymmetric DSL)やVDSL(Very−high−bit−rate DSL)等のxDSL高速データ通信は、既設の電話回線を用いて電話サービスで使用する帯域に影響を与えない高い周波数帯域を使用してデータ通信を行っており、最近、通信速度を更に向上させることが要望されている。
図1は、一般的なADSLシステムの一例のブロック構成図を示す。同図中、ADSLは、電話サービスやDSLサービスを行う電話局10と、加入者宅20と、その間を接続する電話線15からなる。
電話局10内には、回線交換網110と交換機120とDSLAM装置130が設けられ、DSLAM(Digital Subscriver Line Access Multiplexer)装置130はスプリッタ部131とLIF部132と処理部133で構成されている。
回線交換網110は、電話サービス等の信号を回線交換し中継するためのネットワークである。交換機120は、回線交換網110に接続され、加入者からの電話サービス等の信号を回線交換網110へ伝え、あるいは回線交換網110からの情報を判断し、電話線15を介して所望の加入者宅へ信号を交換・接続する。
DSLAM装置130は、交換機120と電話線15の間に接続され、集合型DSLモデムとも呼ばれる。DSLAM装置130内のスプリッタ部131は、電話線15と個々のLIF部132に接続しており、電話線15から来るDSL信号と電話サービスの信号に関して、電話サービス信号(低周波数分)は交換機120に分岐し、DSL信号(高周波数分)はLIF部132に分岐する。LIF部132はスプリッタ部131と処理部133の間に設けられ、DSLモデムと同等の機能を持つ。処理部133は、LIF部132は接続されると共に、プロバイダのサーバを経てIP網へと接続され、LIF部132との信号の処理、及びDSLAM装置の動作制御処理を行う。
また、加入者宅20内では、電話線15から来るDSL信号と電話サービスの信号に関して、電話サービス信号(低周波数分)を電話機210に分岐し、DSL信号(高周波数分)をDSL機器230としてのADSLモデム230に分岐するスプリッタ220と、スプリッタ220と端末240の間に接続されDSL信号を端末が判別可能な信号形式に変換、また、端末からの信号をDSL信号に逆変換するDSL機器230が設けられている。端末240は、DSL機器230と接続してインターネット等の通信サービスに使用する。
電話サービスとADSLサービスで使用される帯域は、図2に示すように、0〜4kHzまでを電話サービス用、概ね30kHz〜1MHz位までをDSL信号用として完全に分けて使用している。使用帯域を明確に分けているため、仮に電話サービスを使用しなかったとしても、その帯域をDSL通信用として使用できないため、回線状況に応じたDSL通信に対する帯域の有効活用ができない。
なお、4kHzから30kHzの帯域は電話サービスへの影響を考慮してあえて未使用とした帯域である。また、DSL帯域中で複数の波形(山)があるのは、その波形(山)の1つ1つが搬送波であり、個々の搬送波で通信を行うDMT(Discrete Multi Tone)方式のためである。
図3は、従来のVoIP(Voice over Internet Protocol)機能を搭載したDSLシステムの一例のブロック構成図を示す。同図中、図1と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
図3において、電話局10内は、回線交換網110と交換機120とDSLAM装置130が設けられ、DSLAM装置130はスプリッタ部131と、LIF部132と、処理部133で構成されている。また、加入者宅20内には、電話線15と、接続されたDSL機器230があり、DSL機器230内には電話線15から来るDSL信号(高周波数分)と、電話サービス信号(低周波数分)を分岐するスプリッタ220が内蔵され、電話サービス信号はスイッチ(SW)237を介して電話機210へ伝えられる。DSL信号はDSL信号を変換/逆変換するDSL信号送受信部231を通じて処理部232へ伝えられ、所定の処理を施されたのち端末インタフェース部233を通し端末240へ伝えられる。
また、DSL機器230内には電話機210に対して給電とそのループ検出を行う給電・ループ検出部235と、電話機との音声・PB音の送受信を行うAD/DA変換部234と、電話機210に対する呼び出し信号を送出するリンガ送出部235及びスイッチ238が設けられている。
この環境において、VoIP通話が行われる際の処理の流れは、次のようになる。
(1)加入者が電話機210をオフフックすると給電・ループ検出部235がこれを検出し、処理部232へ伝える。
(2)加入者がダイヤルすると、それがダイヤルパルスによるダイヤルの場合は給電・ループ検出部235がそれを検出して処理部232に伝え、PB音によるダイヤルの場合なら、AD/DA変換部234がそれを検出し処理部232へ伝える。
処理部232では送られたダイヤルの番号を認識してADSL信号内に変換してDSL信号送受信部231へ送り、ここを経てスプリッタ220、電話線15を介して電話局10内のDSLAM装置130に送られる。
DSLAM装置130では、上記の様なダイヤル処理等も加入者宅から中継依頼された一種のパケットとして処理され、IP網へ伝送されそこから途中の回線交換網(あるいはIP網等のネットワーク)を経由して相手の電話まで届けられる。よってDSLAM装置130では単にパケットの中継のみを行っている。
また、電話サービスに割当てられている周波数帯域を有効利用する技術が、例えば、特許文献1に記載されている。この技術では、電話局におけるスプリッタとADSLモデム間にスイッチを配しており、電話サービス未使用時には、スプリッタを通さずADSLモデムを直接的に電話線に接続し、これと同時にADSLモデムが出す信号も電話サービス帯域まで拡張し、高速化を図るものである。
スイッチの制御には交換機からの制御信号が入力されたコントローラを使用しており、加入者側の電話機やFAX、パーソナルコンピュータに接続されたダイヤルアップモデムがオフフックした場合に、交換機がこれを検出してコントローラを元に戻し、ADSLモデムが出力する信号も本来の帯域(30kHz以上)に戻し、電話サービスの帯域を開放するというものである。
また、加入者側でもスプリッタとADSLモデム間にスイッチを配しており、電話サービス未使用時には、スプリッタを通さずADSLモデムを直接的に電話線に接続し、これと同時にADSLモデムが出す信号も電話サービス帯域まで拡張することで高速化を図っている。
スイッチの制御にはダイヤルアップモデムからの制御信号が入力されたコントローラを使用しており、加入者側の電話機やFAX、パーソナルコンピュータに接続されたダイヤルアップモデムがオフフックした場合に、ダイヤルアップモデムがこれを検出してコントローラを元に戻し、ADSLモデムが出力する信号も本来の帯域30kHz以上へ戻して電話サービスの帯域を開放している。
特開平11−308352号公報
図1、図3に示す従来技術では、電話サービス用の帯域とDSL通信用の帯域が常に分けられているため、仮に加入者が両方の電話機210と端末240を同時に使用していない場合でも、DSL通信用には30kHz以上の周波数帯域しか使うことができず、この様な状況における帯域の有効利用がされていなかった。
特許文献1に記載の技術では、2つの課題がある。第1に電話サービス帯域までADSLモデム用として使用した場合、ADSLモデムがスプリッタを介さずに電話線に接続される。この際に、電話線はスプリッタを介し交換機及びダイヤルアップモデムに接続されているため、スプリッタの透過周波数帯域である4kHz以下のADSL通信信号がスプリッタを介して交換機及びダイヤルアップモデムに回り込んでしまう。この場合、4kHz以下のADSL通信信号が交換機に対する回線未使用時の雑音(アイドルチャネルノイズ)相当となり、その基準を満足できなくなる。
また、交換機、ダイヤルアップモデムの内部回路もスプリッタを介して電話回線側に接続されているため、ADSLモデムに供給される4kHz以下の帯域におけるADSLモデム信号を減衰させる要素になる。
第2に、交換機から加入者側への呼び出し信号(リンガ)は、20〜30Hzを主成分とした−48Vが重畳された100Vrms程度の交流信号であるが、ADSLモデムが高速化のため使用する電話サービスの帯域4kHz以下に含まれる。実際の電話サービスの帯域は、一般に400Hz〜3.4kHzなのでこの帯域に限定してADSLモデムが使用する場合は近接した周波数となる。
このため、加入者が呼び出し信号に対して応答(オフフック)しない限り、この電話サービスの周波数帯域においてADSLモデム用信号と呼び出し信号が影響し合って、この帯域を使用した処理における通信エラーが多発するおそれがある。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、帯域拡張DSL通信時に電話用の帯域のDSL信号が電話機や交換機に雑音として入力することを防止でき、また、電話用の帯域のDSL信号が減衰することを防止でき、電話機や交換機からのリンガによって電話用の帯域のDSL信号が影響を受けることを防止できるDSL通信方法及びその装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、帯域拡張DSL通信時に、加入者宅でDSL信号の送受信を行うDSL信号送受信部を電話線に直接接続してスプリッタをバイパスさせ、
かつ、前記電話線と電話機との間の接続を遮断し、
前記帯域拡張DSL通信時に、電話局でDSL通信用インタフェース部を前記電話線に直接接続してスプリッタをバイパスさせ、
かつ、前記電話線と交換機との間の接続を遮断することにより、
帯域拡張DSL通信時に電話用の帯域のDSL信号が電話機や交換機に雑音として入力することを防止でき、また、電話用の帯域のDSL信号が減衰することを防止できる。
請求項2に記載の発明は、帯域拡張DSL通信時に、加入者宅で前記電話機を操作して公衆回線通話モードに変更したことを検出すると、前記帯域拡張DSL通信を停止すると共に、前記DSL信号送受信部を前記スプリッタを介して電話線に接続させ、
かつ、前記電話線と電話機との間を接続し、
前記電話局で前記電話用の帯域におけるDSL信号断を検出すると、前記帯域拡張DSL通信を停止すると共に、前記DSL通信用インタフェース部を前記スプリッタを介して前記電話線に接続させ、
かつ、前記電話線と交換機との間を接続することにより、
電話機からのリンガによって電話用の帯域のDSL信号が影響を受けることを防止できる。
請求項3に記載の発明は、電話局で公衆回線からのリンガにより公衆回線通話モードに変更したことを検出すると、前記帯域拡張DSL通信を停止すると共に、前記DSL通信用インタフェース部を前記スプリッタを介して前記電話線に接続させ、
かつ、前記電話線と交換機との間を接続し、
前記加入者宅で前記電話用の帯域におけるDSL信号断を検出すると、前記帯域拡張DSL通信を停止すると共に、前記DSL信号送受信部を前記スプリッタを介して電話線に接続させ、
かつ、前記電話線と電話機との間を接続することにより、
交換機からのリンガによって電話用の帯域のDSL信号が影響を受けることを防止できる。
請求項4に記載の発明は、電話使用時に電話とDSL通信との周波数帯域を分けて使用し、電話未使用時にDSL通信用の帯域を電話用の帯域まで拡張して帯域拡張DSL通信を行うDSL通信システムの加入者宅に設けられるDSL機器において、
前記帯域拡張DSL通信時に、加入者宅でDSL信号の送受信を行うDSL信号送受信部を電話線に直接接続してスプリッタをバイパスさせる第1スイッチと、
前記帯域拡張DSL通信のDSL信号を伝送する電話線と電話機との間の接続を遮断する第2スイッチを
有することにより、請求項1の発明を実現できる。
請求項5に記載の発明は、電話使用時に電話とDSL通信との周波数帯域を分けて使用し、電話未使用時にDSL通信用の帯域を電話用の帯域まで拡張して帯域拡張DSL通信を行うDSL通信システムの電話局に設けられるDSLAM装置において、
前記帯域拡張DSL通信時に、電話局でDSL通信用インタフェース部を電話線に直接接続してスプリッタをバイパスさせる第1スイッチと、
前記帯域拡張DSL通信のDSL信号を伝送する電話線と交換機との間の接続を遮断する第2スイッチを
有することにより、請求項1の発明を実現できる。
請求項1に記載の発明によれば、帯域拡張DSL通信時に電話用の帯域のDSL信号が電話機や交換機に雑音として入力することを防止でき、また、電話用の帯域のDSL信号が減衰することを防止できる。
請求項2に記載の発明によれば、電話機からのリンガによって電話用の帯域のDSL信号が影響を受けることを防止できる。
請求項3に記載の発明によれば、交換機からのリンガによって電話用の帯域のDSL信号が影響を受けることを防止できる。
請求項4,5に記載の発明によれば、請求項1の発明を実現できる。
図4は、VoIP機能を搭載したDSLシステムの一実施形態のブロック構成図を示す。同図中、電話局30内は、回線交換網310と、交換機320と、DSLAM装置330が設けられ、DSLAM装置330はスプリッタ部331と、LIF部332と、処理部333で構成されている。
スプリッタ部331内には、スプリッタ334と、スプリッタ334と交換機320間に設けられたスイッチ337と、スイッチ337と交換機320間の配線に接続されたループカレント検出部(LCdet)340と、電話線50とLIF部332の間にスプリッタ420と並列に設けられたスイッチ350と、スイッチ337,350を制御するスイッチ制御部338と、交換機320に接続されたリンガ検出部(RGdet)339が設けられている。また、スプリッタ334とスイッチ337の間の信号線には給電部335が接続されている。
また、加入者宅40内には、電話線50と接続されたDSL機器430があり、DSL機器430内には電話線50から来るDSL信号(高周波数分)と、電話サービス信号(低周波数分)を分岐するスプリッタ420が内蔵され、電話サービス信号はスイッチ(SW)437を介して電話機410へ伝えられる。DSL信号はDSL信号を変換/逆変換するDSL信号送受信部431を通じて処理部432へ伝えられ、所定の処理を施されたのち端末インタフェース部433を通し端末440へ伝えられる。
また、DSL機器430内には電話機410に対して給電とそのループ検出を行う給電・ループ検出部435と、電話機との音声・PB音の送受信を行うAD/DA変換部434と、電話機410に対する呼び出し信号を送出するリンガ送出部441及びスイッチ438が設けられている。更に、電話線50とDSL信号送受信部431の間にはスプリッタ420と並列にスイッチ439が設けられ、スイッチ437には公衆回線ループカレント検出部(PSTN LCdet)442が設けられている。
なお、特にことわらない限り、スイッチ337,437,438それぞれの接点は開放状態であり、スイッチ350,439の接点は閉塞状態であるものとする。また、図5に示すように、DSL用帯域に加え電話サービス用帯域まで使用してDSL通信を行うことをTF(Telephone Frequency)−DSL通信(帯域拡張DSL通信)と呼ぶ。
ここで、TF−DSL通信でVoIP通話が行われる際の処理を説明する。加入者が電話機410をオフフックすると給電・ループ検出部435がこれを検出し、処理部432へ伝える。加入者が電話機410でダイヤルすると、それがダイヤルパルスによるダイヤルの場合は給電・ループ検出部435がそれを検出して処理部432に伝え、一方、PB音によるダイヤルの場合なら、AD/DA変換部434がそれを検出して処理部432へ伝える。
処理部432では送られたダイヤルの番号を認識してDSL信号内に変換してDSL信号送受信部431へ送り、スイッチ439を閉じることでDSL信号はスプリッタ420を迂回し電話線50を介して電話局30内のDSLAM装置330に送られる。
DSLAM装置330では、スイッチ350を閉じることでDSL信号はスプリッタ334を迂回してLIF部332に供給される。上記の様なダイヤル処理等も加入者宅から中継依頼された一種のパケットとして処理され、IP網へ伝送されそこから途中の回線交換網(あるいはIP網等のネットワーク)を経由して相手の電話まで届けられる。よってDSLAM装置130では単にパケットの中継のみを行っている。
ここで、TF−DSL通信時に、加入者から公衆回線通話モードで電話をかける場合について説明する。なお、公衆回線通話モードとは、従来の交換機320を通して加入者から電話回線サービス網を利用して電話をかけるモードである。
加入者宅40の電話機410はDLS機器430に接続され、そのDSL機器430は電話線15と端末440に接続されている。電話機410にはDSL機器430に内蔵した給電・ループ検出部435より電圧が印加されている。加入者が電話機410をオフフックし、電話機410からダイヤルもしくはプッシュボタン(PB)音を発することにより公衆回線通話モードへの変更を行った場合、DSL機器430に内蔵した給電・ループ検出部435もしくはAD/DA変換部434が検出して処理部432へ通知する。
これを受けた処理部432はTF−DSL用帯域の信号を止めると共にスイッチ438を開く。それと同時に、スイッチ437を閉じ、スプリッタ420を介して電話機410を電話線15に接続させる。
DSLAM330では、処理部333がTF−DSL通信時においてTF−DSL用帯域の信号が止まったことを検出し、加入者宅40で公衆回線通話モードでのオフフックが発生していると判断し、DSLAM330でも加入者宅40に対するTF−DSL通信を止め、スイッチ制御部338を制御してスイッチ350を開き、同時にスイッチ337を閉じ、スプリッタ334を介して交換機320を電話線に接続させる。このように、交換機320とスプリッタ334間のスイッチ337が閉じ、交換機320が電話線50に接続されることをEX−EN(Exchange Enable)という。
交換機320がスイッチ337、スプリッタ334を介して電話線15に接続されると、DSL機器430内の公衆回線ループカレント検出部442がこれを検出し、処理部432へ通知し、処理部432はこれを受けてAD/DA変換部434と、給電・ループ検出部435をハイインピーダンス化する。
その後は、一般的なDSLと同様に電話サービス帯域(4kHz以下)は電話機と交換機間の通信に使用され、DSL通信としては高域(一般に30kHz〜1MHzで通信を行う。
電話サービス帯域を用いた通話の終了後は、電話機410がオンフックになったことをDSL機器430の公衆回線ループカレント検出部442が検出し、処理部432に通知する。処理部432はスイッチ437を開いて電話機410とスプリッタ420間の接続を切りスイッチ439を閉じるが、DSL機器430からはTF−DSL用帯域の信号送信は再開せず、DSLAM装置330からのTF−DSL通信の再送出を待つ。これと共に、AD/DA変換部434と給電・ループ検出部435のハイインピーダンス化を解除し、給電・ループ検出部435から電話機410に給電を再開する。
そして、DSLAM装置330においても電話機410がオンフックになったことをループカレント検出部340が検出しLIF部332を介して処理部333に通知する。処理部333はこれを受けLIF部332を介してスイッチ制御部338を制御し、スイッチ350を閉じると共にスイッチ337を開く。そして、再度DSLAM装置330からTF−DSL通信を再開する。
次に、TF−DSL通信中に交換機320から呼び出し信号(一般にリンガもしくはリンガ信号と呼ばれる)が発生した場合について説明する。加入者は、TF−DSL通信中に呼び出し信号が発生した場合の回線上の処理(RGイグノアモード/RGフォースモード)を選択可能であり、選択した処理がDSLAM装置330内のメモリ部341に加入者毎に登録され、また、変更が可能である。上記の選択設定は例えば加入者が端末440を起動してDSL機器430に接続し、DSL通信を立ち上げる際に行う。
DSLAM装置の設定でRGイグノアモードとは、TF−DSL通信時にリンガが発生した場合にTF−DSL通信を優先するモードである。このモードではリンガ検出部339がリンガを検出しても処理部333は何も行わない。
DSLAM装置の設定でRGフォースモードとは、TF−DSL通信時にリンガが発生した場合にTF−DSL通信を停止し、交換機320からのリンガを加入者宅40側に送出させるモードであり、この時はリンガ検出部339のリンガ検出結果を処理部333が以下の様に処理する。
ある加入者1がTF−DSL通信を行っているときに、別の加入者2から加入者1宛てに公衆回線網から発信により電話サービスの接続要求が発生すると、交換機320は加入者1を呼び出すためのリンガ信号の送出を開始する。リンガの送出は、DSLAM装置330内のリンガ検出部339が検出し、これを処理部333に通知する。処理部333はこれを受けて、TF−DSL通信を止め、ある一定時間Aを待ってからスイッチ350を開くと共にスイッチ337を閉じ、加入者宅40にリンガを送信する。
一方、DSL機器430はTF−DSL通信中に電話局30側からのTF−DSL信号が止められると、DSL機器430内の処理部432はリンガ信号が送出されてくると判断し、前述のある一定時間Aが経過する前にTF−DSL通信を止め、スイッチ438を開くと共にスイッチ437を閉じ、AD/DA変換部434、給電・ループ検出部435をハイインピーダンス化する。
この後、電話機410にリンガが着信し電話機のベルが鳴り、呼び出しが始まる。その後、加入者1と加入者2の通話が開始される。
この通話が終了すると、電話サービス帯域を用いた通話の終了時と同様に、電話機410がオンフックになったことをDSL機器430の公衆回線ループカレント検出部442が検出し、処理部432に通知する。処理部432はスイッチ437を開いて電話機410とスプリッタ420間の接続を切りスイッチ439を閉じるが、DSL機器430からはTF−DSL用帯域の信号送信は再開せず、DSLAM装置330からのTF−DSL通信の再送出を待つ。これと共に、AD/DA変換部434と給電・ループ検出部435のハイインピーダンス化を解除し、給電・ループ検出部435から電話機410に給電を再開する。
また、DSLAM装置330においても電話機410がオンフックになったことをループカレント検出部340が検出しLIF部332を介して処理部333に通知する。処理部333はこれを受けLIF部332を介してスイッチ制御部338を制御し、スイッチ350を閉じると共にスイッチ337を開く。そして、再度DSLAM装置330からTF−DSL通信を再開する。
図6は、給電部335の一実施形態の回路図を示す。同図中、スプリッタ334とスイッチ337の間の信号線の一方(チップ)は給電部335内のスイッチS1,S2及びインダクタL1,L2を介して接地され、他方(リング)はスイッチS1及びインダクタL1を介してスイッチS2及びインダクタL2を介してバッテリ(−48V)に接続されている。スイッチS1,S2はスイッチ337が開いたときに閉じられて電話線50に直流バイアスを与えている。
図7は、ループカレント検出部340とリンガ検出部339の一実施形態の回路図を示す。同図中、スイッチ337と交換機320間の配線には抵抗R1が挿入接続されている。ループカレント検出部340内の抵抗R1の両端は抵抗R2,R3を介して演算増幅器OPA1の非反転入力端子,反転入力端子に接続されている。演算増幅器OPA1の非反転入力端子は抵抗R4を介して接地され、反転入力端子は抵抗R5を介して出力端子に接続されて差動増幅器を構成しており、抵抗R1に電流が流れたとき生じる電圧降下を増幅している。
演算増幅器OPA1の出力はコンパレータを構成する演算増幅器OPA2の非反転入力端子に接続され、演算増幅器OPA2の反転入力端子には接地レベルと+5Vの間を抵抗R6,R7で分圧した基準電圧が供給されており、演算増幅器OPA1の出力を基準電圧と比較して、抵抗R1に電流が流れるとハイレベルの検出信号を発生してLIF部332から処理部333に供給する。
交換機340の配線はリンガ検出部339内の抵抗R11を介して演算増幅器OPA3の反転入力端子に接続されている。演算増幅器OPA3の非反転入力端子は抵抗R10,R13を介して接地され、反転入力端子は抵抗R14を介して出力端子に接続されて差動増幅器を構成しており、0Vを基準に交換機340の配線電位を差動増幅している。
演算増幅器OPA3の出力はコンパレータを構成する演算増幅器OPA4の非反転入力端子に接続され、演算増幅器OPA4の反転入力端子には接地レベルと+5Vの間を抵抗R15,R16で分圧した基準電圧が供給されており、演算増幅器OPA3の出力を基準電圧と比較して、交換機340の配線にリンガが流れ配線電位が−数Vとなるとハイレベルの検出信号を発生してLIF部332から処理部333に供給する。
図8は、公衆回線ループカレント検出部442の一実施形態の回路図を示す。この公衆回線ループカレント検出部442は図7に示すループカレント検出部340と同一構成である。図8中、スイッチ437と電話機410間の配線には抵抗R21が挿入接続されている。公衆回線ループカレント検出部442内の抵抗R21の両端は抵抗R22,R23を介して演算増幅器OPA5の非反転入力端子,反転入力端子に接続されている。演算増幅器OPA5の非反転入力端子は抵抗R24を介して接地され、反転入力端子は抵抗R25を介して出力端子に接続されて差動増幅器を構成しており、抵抗R21に電流が流れたとき生じる電圧降下を増幅している。
演算増幅器OPA5の出力はコンパレータを構成する演算増幅器OPA6の非反転入力端子に接続され、演算増幅器OPA6の反転入力端子には接地レベルと+5Vの間を抵抗R26,R27で分圧した基準電圧が供給されており、演算増幅器OPA5の出力を基準電圧と比較して、抵抗R21に電流が流れるとハイレベルの検出信号を発生して処理部432に供給する。
このように、本発明によれば、電話サービスを損なうことなく、従来は電話を使わない時には、未使用だった電話周波数帯域をDLS通信用に適用することが可能となり、電話局からの距離が遠く信号の減衰が激しいためADSLが利用できなかった加入者に対してもDSLサービスが可能となり、また、ADSLサービスを使用しているユーザに対して通信速度を向上できる。
また、電話サービス用帯域をDSL通信用に使用した際に、交換機や電話機にDSL信号が漏洩することを防止でき、また、TF−DSL通信時に交換機や電話機からの影響によって電話サービス用帯域のDSL信号が減衰することを防止できる。更に、TF−DSL通信時に、交換機への経路が切断されていても、電話機や交換機からのリンガによって電話用の帯域のDSL信号が影響を受けることを防止でき、電話サービス、DSL通信のそれぞれを使用できるように切換えることができる。
なお、TF−DSL通信が請求項記載の帯域拡張DSL通信に対応し、スイッチ439がDSL機器の第1スイッチに対応し、スイッチ437がDSL機器の第2スイッチに対応し、スイッチ350がDSLAM装置の第1スイッチに対応し、スイッチ337がDSLAM装置の第2スイッチに対応し、給電・ループ検出部435,AD/DA変換部434,処理部432がDSL機器の通話モード検出手段に対応し、処理部432がDSL機器の制御手段に対応し、処理部333,リンガ検出部339がDSLAM装置の通話モード検出手段に対応し、処理部333がDSLAM装置の制御手段に対応する。
(付記1)
電話使用時に電話とDSL通信との周波数帯域を分けて使用し、電話未使用時にDSL通信用の帯域を電話用の帯域まで拡張して帯域拡張DSL通信を行うDSL通信方法において、
前記帯域拡張DSL通信時に、加入者宅でDLS信号の送受信を行うDLS信号送受信部を電話線に直接接続してスプリッタをバイパスさせ、
かつ、前記電話線と電話機との間の接続を遮断し、
前記帯域拡張DSL通信時に、電話局でDSL通信用インタフェース部を前記電話線に直接接続してスプリッタをバイパスさせ、
かつ、前記電話線と交換機との間の接続を遮断する
ことを特徴とするDSL通信方法。
(付記2)
付記1記載のDSL通信方法において、
前記帯域拡張DSL通信時に、加入者宅で前記電話機を操作して公衆回線通話モードに変更したことを検出すると、前記帯域拡張DSL通信を停止すると共に、前記DLS信号送受信部を前記スプリッタを介して電話線に接続させ、
かつ、前記電話線と電話機との間を接続し、
前記電話局で前記電話用の帯域におけるDSL信号断を検出すると、前記帯域拡張DSL通信を停止すると共に、前記DSL通信用インタフェース部を前記スプリッタを介して前記電話線に接続させ、
かつ、前記電話線と交換機との間を接続する
ことを特徴とするDSL通信方法。
(付記3)
付記1記載のDSL通信方法において、
前記電話局で公衆回線からのリンガにより公衆回線通話モードに変更したことを検出すると、前記帯域拡張DSL通信を停止すると共に、前記DSL通信用インタフェース部を前記スプリッタを介して前記電話線に接続させ、
かつ、前記電話線と交換機との間を接続し、
前記加入者宅で前記電話用の帯域におけるDSL信号断を検出すると、前記帯域拡張DSL通信を停止すると共に、前記DLS信号送受信部を前記スプリッタを介して電話線に接続させ、
かつ、前記電話線と電話機との間を接続する
ことを特徴とするDSL通信方法。
(付記4)
電話使用時に電話とDSL通信との周波数帯域を分けて使用し、電話未使用時にDSL通信用の帯域を電話用の帯域まで拡張して帯域拡張DSL通信を行うDSL通信システムの加入者宅に設けられるDSL機器において、
前記帯域拡張DSL通信時に、加入者宅でDLS信号の送受信を行うDLS信号送受信部を電話線に直接接続してスプリッタをバイパスさせる第1スイッチと、
前記電話線と電話機との間の接続を遮断する第2スイッチを
有することを特徴とするDSL機器。
(付記5)
電話使用時に電話とDSL通信との周波数帯域を分けて使用し、電話未使用時にDSL通信用の帯域を電話用の帯域まで拡張して帯域拡張DSL通信を行うDSL通信システムの電話局に設けられるDSLAM装置において、
前記帯域拡張DSL通信時に、電話局でDSL通信用インタフェース部を電話線に直接接続してスプリッタをバイパスさせる第1スイッチと、
前記電話線と交換機との間の接続を遮断する第2スイッチを
有することを特徴とするDSLAM装置。
(付記6)
付記4記載のDSL機器において、
前記帯域拡張DSL通信時に、加入者宅で前記電話機の操作による公衆回線通話モードへの変更を検出する通話モード検出手段と、
前記公衆回線通話モードに変更したことの検出により、前記帯域拡張DSL通信を停止すると共に、前記第1スイッチに前記DLS信号送受信部を前記スプリッタを介して電話線に接続させ、かつ、前記第2スイッチに前記電話線と電話機との間を接続させる制御手段を
有することを特徴とするDSL機器。
(付記7)
付記5記載のDSLAM装置において、
前記電話局で前記電話用の帯域におけるDSL信号断により公衆回線通話モードへの変更を検出する通話モード検出手段と、
前記公衆回線通話モードに変更したことの検出により、前記帯域拡張DSL通信を停止すると共に、第1スイッチに前記DSL通信用インタフェース部を前記スプリッタを介して前記電話線に接続させ、かつ、第2スイッチに前記電話線と交換機との間を接続させる制御手段を
有することを特徴とするDSLAM装置。
(付記8)
付記7記載のDSLAM装置において、
前記通話モード検出手段は、更に、前記電話局で公衆回線からのリンガにより公衆回線通話モードへの変更を検出することを特徴とするDSLAM装置。
(付記9)
付記6記載のDSL機器において、
前記通話モード検出手段は、更に、前記加入者宅で前記電話用の帯域におけるDSL信号断により公衆回線通話モードへの変更を検出することを特徴とするDSL機器。
(付記10)
付記8記載のDSLAM装置において、
前記制御手段は、前記通話モード検出手段が公衆回線からのリンガにより公衆回線通話モードへの変更を検出したとき、前記第1,第2スイッチの切換え制御を実行するか否かの対応を予め登録した登録手段を
有することを特徴とするDSLAM装置。
(付記11)
付記10記載のDSLAM装置において、
前記登録手段は、加入者が登録内容を変更可能であることを特徴とするDSLAM装置。
(付記12)
付記6または9記載のDSL機器において、
前記加入者宅で前記公衆回線通話モードの通話終了を検出する通話終了検出手段を有し、
前記制御手段は、前記公衆回線通話モードの通話終了の検出により、前記第1スイッチに前記DLS信号送受信部を電話線に直接接続してスプリッタをバイパスさせ、かつ、前記第2スイッチに前記電話線と電話機との間の接続を遮断させることを特徴とするDSL機器。
(付記13)
付記7または8記載のDSLAM装置において、
前記電話局で前記公衆回線通話モードの通話終了を検出する通話終了検出手段を有し、
前記制御手段は、前記公衆回線通話モードの通話終了の検出により、前記第1スイッチにDSL通信用インタフェース部を前記電話線に直接接続してスプリッタをバイパスさせ、かつ、前記第2スイッチに前記電話線と交換機との間の接続を遮断させることを特徴とするDSL機器。
(付記14)
付記2または3記載のDSL通信方法において、
前記加入者宅で前記公衆回線通話モードの通話終了を検出すると、加入者宅でDLS信号の送受信を行うDLS信号送受信部を電話線に直接接続してスプリッタをバイパスさせ、
かつ、前記電話線と電話機との間の接続を遮断し、
前記電話局で前記公衆回線通話モードの通話終了を検出すると、前記電話局でDSL通信用インタフェース部を前記電話線に直接接続してスプリッタをバイパスさせ、
かつ、前記電話線と交換機との間の接続を遮断する
ことを特徴とするDSL通信方法。
一般的なADSLシステムの一例のブロック構成図である。 従来の信号使用帯域を示す図である。 従来のDSLシステムの一例のブロック構成図である。 本発明のDSLシステムの一実施形態のブロック構成図である。 本発明の信号使用帯域を示す図である。 給電部の一実施形態の回路図である。 ループカレント検出部とリンガ検出部の一実施形態の回路図である。 公衆回線ループカレント検出部の一実施形態の回路図である。
符号の説明
30 電話局
40 加入者宅
50 電話線
310 回線交換網
320 交換機
330 DSLAM装置
331 スプリッタ部
332 LIF部
333,432 処理部
334,420 スプリッタ
335 給電部
337,350,437,438,439 スイッチ
338 スイッチ制御部
340 ループカレント検出部
431 DSL信号送受信部
433 端末インタフェース部
435 給電・ループ検出部
441 リンガ送出部
442 公衆回線ループカレント検出部

Claims (5)

  1. 電話使用時に電話とDSL通信との周波数帯域を分けて使用し、電話未使用時にDSL通信用の帯域を電話用の帯域まで拡張して帯域拡張DSL通信を行うDSL通信方法において、
    前記帯域拡張DSL通信時に、加入者宅でDSL信号の送受信を行うDSL信号送受信部を電話線に直接接続してスプリッタをバイパスさせ、
    かつ、前記電話線と電話機との間の接続を遮断し、
    前記帯域拡張DSL通信時に、電話局でDSL通信用インタフェース部を前記電話線に直接接続してスプリッタをバイパスさせ、
    かつ、前記電話線と交換機との間の接続を遮断する
    ことを特徴とするDSL通信方法。
  2. 請求項1記載のDSL通信方法において、
    前記帯域拡張DSL通信時に、加入者宅で前記電話機を操作して公衆回線通話モードに変更したことを検出すると、前記帯域拡張DSL通信を停止すると共に、前記DSL信号送受信部を前記スプリッタを介して電話線に接続させ、
    かつ、前記電話線と電話機との間を接続し、
    前記電話局で前記電話用の帯域におけるDSL信号断を検出すると、前記帯域拡張DSL通信を停止すると共に、前記DSL通信用インタフェース部を前記スプリッタを介して前記電話線に接続させ、
    かつ、前記電話線と交換機との間を接続する
    ことを特徴とするDSL通信方法。
  3. 請求項1記載のDSL通信方法において、
    前記電話局で公衆回線からのリンガにより公衆回線通話モードに変更したことを検出すると、前記帯域拡張DSL通信を停止すると共に、前記DSL通信用インタフェース部を前記スプリッタを介して前記電話線に接続させ、
    かつ、前記電話線と交換機との間を接続し、
    前記加入者宅で前記電話用の帯域におけるDSL信号断を検出すると、前記帯域拡張DSL通信を停止すると共に、前記DSL信号送受信部を前記スプリッタを介して電話線に接続させ、
    かつ、前記電話線と電話機との間を接続する
    ことを特徴とするDSL通信方法。
  4. 電話使用時に電話とDSL通信との周波数帯域を分けて使用し、電話未使用時にDSL通信用の帯域を電話用の帯域まで拡張して帯域拡張DSL通信を行うDSL通信システムの加入者宅に設けられるDSL機器において、
    前記帯域拡張DSL通信時に、加入者宅でDSL信号の送受信を行うDSL信号送受信部を電話線に直接接続してスプリッタをバイパスさせる第1スイッチと、
    前記帯域拡張DSL通信のDSL信号を伝送する電話線と電話機との間の接続を遮断する第2スイッチを
    有することを特徴とするDSL機器。
  5. 電話使用時に電話とDSL通信との周波数帯域を分けて使用し、電話未使用時にDSL通信用の帯域を電話用の帯域まで拡張して帯域拡張DSL通信を行うDSL通信システムの電話局に設けられるDSLAM装置において、
    前記帯域拡張DSL通信時に、電話局でDSL通信用インタフェース部を電話線に直接接続してスプリッタをバイパスさせる第1スイッチと、
    前記帯域拡張DSL通信のDSL信号を伝送する電話線と交換機との間の接続を遮断する第2スイッチを
    有することを特徴とするDSLAM装置。
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