JP4197598B2 - 錠装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外部からの入力信号と記憶されているデータとが合致する場合のみ開錠することができる電気信号を用いた開錠手段を備える錠装置に関わり、詳しくは外部からの開錠器具に電源を備える構成とされた電気式の錠装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、出入口などに取付けられる施錠装置としては、すでに多くの形式のものが提案されている。そのうち電気信号によって施錠・開錠を行う電気式錠は、その主となる錠装置の作動部に電源が附帯する構成となっている。すなわち、建物のドアの施錠に使用される電気式の錠では、建物に受入れられている電力の一部を錠装置に導いて、その錠を施錠したり開錠するための動力として使用される方式が一般的である。
【0003】
また、電気式の錠装置では、その多くが扉側にある錠装置の本体もしくは別設位置に記憶手段を備えて、ドアの表もしくはその近傍に配設された開錠のためのテンキーなどで所定のデータを入力させて、前記記憶手段に記憶させてある特定のデータと開錠のための入力データとを照合させ、両者が合致した場合に施錠部が係止を解いて開錠できるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の電気式の錠装置においては、錠の開閉に際して必要な電源を建物側に求めなければならないので、どうしても錠装置の個所まで電気配線する必要がある。したがって、この電気配線を伴うことから、錠装置を設ける個所によっては自由に電気配線を行うことが困難であるという場合がある。例えば、既設建物の出入口などに電気式の錠装置を付設するような場合、電気配線を必要とすると建物の構造上自由に配線できず不都合であるという問題点がある。また、配線などで工事費が嵩むという問題点もある。
【0005】
また、錠装置の本体に供給する電源として電池を使用すれば、電気配線を省略できて商用電源を使用する場合の問題点を解消することができる利点がある。しかしながら、この電池を電源として用いる電気式の錠装置では、電池の消耗によって使用不能となるので、その電池の寿命に合わせて新しいものと交換しなければならず、事前に電池の寿命を察知して新しい電池と交換しないと錠装置が使用不能になるという問題点がある。
【0006】
本発明は、前述のような問題点に鑑みてなされたもので、錠本体側に駆動源を所有することなく、外部からの駆動源によって錠本体を操作して開錠・施錠を行うことができる機能を備えるコントロールキーと組合わせてなる錠装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用・効果】
前述された目的を達成するために、本発明による錠装置は、
組み込まれ部からの動力によってスライド操作されるロック片を有する施錠機構と、前記扉が取付けられる開口部の部に取付けられ前記ロック片を受入れて施錠できるようにする受け金具と、前記施錠機構に動力を供給するとともに開錠または施錠の操作信号を付与する携帯自在なコントロールキーとで構成され、
前記施錠機構は、前記ロック片をスライド操作するギアと、前記ギアを回動させるとともに前面部の少なくとも二箇所に回転操作穴を有する回転操作部材とを備え、
前記コントロールキーは、電池の収容部と、信号発信用の集積チップとを内蔵するとともに、表面に信号入力用のテンキーを備え、端部に前記施錠機構の回転操作穴と係合して回転力と動力および操作信号を伝達する回転操作部を有し、
前記施錠機構に設けられる回転操作穴に前記コントロールキー回転操作部を接触させることで、前記コントロールキーにおける入力信号を前記施錠機構側に設けられる演算手段で照合して開錠または施錠操作を行うように構成されていることを特徴とするものである(第1発明)。
【0008】
本発明においては、例えば建物の出入口に設けられた扉とその扉が取付けられる開口部の内縁部とに、その一方にロック片とその操作駆動部を備えた施錠機構組み込まれ、他方には前記ロック片を受入れて係止する受け金具を組付けてく。これに対して携帯自在なコントロールキーには、駆動源となる電池を備え、かつ信号入力用のテンキーと、その入力信号が予め設定記憶されている値と合致するか否かを判断する制御部が設けられ、かつ電池から施錠機構側への動力供給並びに信号付与部が設けられている。開錠または施錠するには、コントロールキーの回転操作部を施錠機構の外部に露出して設けられる回転操作穴にあてがって、コントロールキーにおける入力信号が施錠機構側に設けられる演算手段で照合されると電池から施錠機構内の操作駆動部に通電され、その状態でコントロールキーを回動操作させるとロック片がスライドして開錠または施錠が行える。要するに、コントロールキーにおいて操作部での入力が予め設定されているデータと合致したときのみ開錠・施錠することができる。言換えると、設定された条件に合致したときのみ開錠・施錠ができ、それ以外では錠を作動させることを不能にする。
【0009】
本発明によれば、建物など扉を備える側には錠を作動させるための動力源を所有しないで、携帯できるコントロールキー側に錠の駆動源を備える構成とされるので、錠装置を設けるに際して錠の駆動のために電気配線をしたり、電池を組付けるという問題点を解消して、開錠または施錠するときにのみキー側に備える電源を使用するようにされ、合理的に錠装置を構成できるという効果を奏するものである。また、扉を備える側には駆動源を有しないので、不正行為での開錠を防止できて防犯効果を高めることができるという効果も併せ得られる。
【0010】
前記施錠機構は、前記回転操作部材と前記ギアとの中間に配置される電磁石と、前記ロック片の作動を加勢するアクセレレータと、これら回転操作部材、ギア、電磁石およびロック片を支持して扉または扉を支持する構造物の開口部に組付ける支持フレームとを備え、前記ギアと回転操作部材とは、前記電磁石の励磁によってのみ相互に連結されて支持フレーム内で回動できるように構成されているのが好ましい(第2発明)。のような構成によって、外部から前記コントロールキーにおける入力データが設定値に合致する場合のみ電磁石に通電され、その電磁石によって回転操作部材とギアとが係合して回動され、ロック片をスライドさせて施錠機能を発揮でき、常態では前記ギアの回動を不能になるようにして簡単に不正行為では開錠できない機能を所有させることができて、防犯効果を高め得るのである。なお、ギアによるロック片のスライド操作に際しては、付属するアクセレレータによって移動量を拡大させて確実に開錠または施錠させることができる。
【0011】
前記回転操作部材は、電気絶縁材で形成されるとともに、内部に凹所を有し、この凹所に前記電磁石が線方向に作動可能に嵌合されており、前記電磁石の励磁片が、前記電磁石のコアを貫通する複数の係合ピンを有して前記凹所の最内部に配置され、前記ギアは、前記回転操作部材の背後位置で回転可能に、かつ前記電磁石のコアに引き付け可能に設けられ、前記電磁石が励磁されると前記励磁片とギアがともに前記電磁石のコアに引き付けられ、同時に前記励磁片の係合ピンがギアに設けられた係合孔に挿入されてギアと回転操作部材が一体化されるのが好ましい(第3発明)。こうすると、外部から電磁石のコイル通電されることにより、その電磁石の励磁によって回転操作部材とギアとが電磁石によって一体的に繋がれ、回転操作部材に加えられる回動力がギアに伝達されて、そのギアと関連するロック片を動かて施錠もしくは開錠ることができる。前記電磁石を含む施錠機構には、電源を有しないので外部から動力を付与しない限り開錠・施錠できず、施錠装置としての機構を効果的に発揮できる。
【0012】
また、電磁石のコアに対して励磁片とギアとを両側から引き寄せ、小さな励磁力で励磁片とギアとの係合を確実なものにして、狭いスペースで効果的にギアを介してロック片のスライド操作が行えるようにすることができる。
【0013】
記回転操作穴の内部に電気接触が配置され、この電気接触片と前記電磁石のコイルとが回転操作部材に埋設した導電線によって電気的に接続されるのが好ましい(第4発明)。
【0014】
このように構成することにより、回転操作部材の外側からコントロールキーの通電部を回転操作部材の回転操作穴に係合させて通電状態にすれば、電気接触子から電磁石のコイルに通電して励磁され、励磁片が隣接位置のギアと係合することによりそのギアと回転操作部材とが一体化され、この状態で回転操作部材を回転させるとギアがともに回転され、そのギアの開放面(電磁石と反対側の面)に設けられている突片が変位してロック片をスライドさせることができる。
【0015】
前記電磁石における励磁片とコア部との間およびコア部とギアとの間には、それぞれ復帰用弾性部材介在されているのが好ましい(第発明)。こうすると、電磁石の励磁時には弾性部材が圧縮されて励磁片並びにギアがコア側に吸引され、電磁石のコイルが消磁すると、復帰用弾性部材の復元力で励磁片並びにギアが押し戻されて、ギアをフリーにしてロック片をスライドできないようにすることができる。なお、この弾性部材は扁平なものにして弾性変形率の大きい材料を用いるのが好ましい。
【0017】
前記転操作部は、前記二本の回転操作穴と合致する間隔で前記コントロールキーら突出する軸体で、方の軸体の先端部外面には電用電気接触片が設けられ、他方の軸体の先端部には号用電気接触片と通電用電気接触片とが設けられ、これら両軸体を前記回転操作部材の回転操作穴に挿入して、先に前記信号用電気接触片が受け側の信号用電気接触片に接して後に両通電用電気接触片が接して通電可能にするとともに、開錠・施錠のための回転力が伝達されるようにされている(第発明)。こうすると、開錠・施錠に際して、まず信号の授受で開錠条件の照合を行せ、照合後に電磁石を励磁させるとともに、直接的に施錠機構のギアを回動させることになり、錠の開閉に要する動力源が小さくて済む。また、コントロールキーを使用しないときには電極が短絡しないので、無駄な放電を防止できる。
【0018】
前記本の回転操作穴は、いずれも信号電気接触片と通電用電気接触片とを備える段付き穴に形成されているのがよい(第発明)。こうすると、コントロールキーに設けられる信号伝達並びに電力伝導用の軸体が施錠機構側の回転操作部材の回転操作穴に向きを間違って挿入することがあっても、何等支障を来すことなく目的を達成することができるという利点がある。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に、本発明による錠装置の具体的な実施の形態につき、図面を参照しつつ説明する。
【0020】
図1に本実施形態の錠装置の錠本体が扉内蔵タイプの概要を表す断面図が示され、図2に図1で表わす錠本体構成部と出入口に付される受け金具とを分解して表わす斜視図が、図3に施錠要部の拡大断面図が、図4に図3で表わされる施錠要部の分解図が、図5にロック片をスライドさせる際のアクセレレータとそのロック片との関係を表わす正面図(a)とA−A視断面図(b)とが、図6にコントロールキーの斜視図が、図7にコントロールキー側の回転操作ピンと施錠機構側の回転操作穴との通電接続関係を表わす図が、図8に電気制御回路の一例を表わす図が、それぞれ示されている。
【0021】
この第1実施形態の錠装置1は、建物の出入口扉2(以下、単に扉2という)の施錠に用いられるものであって、扉側に取付けられる施錠機構11が組込まれた錠本体3と、建物の出入口の内縁部5に取付けられて前記施錠機構11のロック片13(デッドボルト)を受入れ施錠できるようにする受け金具4と、前記錠本体2における施錠機構11のロック片13をスライドされて施錠・開錠を行わせるために、施錠機構11の要部への選択指示を行わせる操作部,信号送信部並びに電源を内蔵してなる携帯型のコントロールキー40と、前記施錠機構11側に付属させる電気制御部と、によって構成されている。
【0022】
まず、錠本体3となる施錠機構11は、扉2のヒンジ取付部(図示せず)と反対の扉側面(かまち部)2aの要所に設けられた嵌め込み穴2bに挿入して座繰り部2cに取り付けられる取付座12bを備えた角筒状の支持フレーム12と、この支持フレーム12内でスライド自在に設けられるロック片13(デッドボルト)と、そのロック片13を扉外部から操作する回転構造機構15(シリンダーとも称される)と、その回転構造機構15によって前記ロック片13に関与して移動を加勢するアクセレレータ32とで構成されている。
【0023】
前記支持フレーム12は、角筒状のフレーム本体部分12aにおける軸線方向の一端に取付座片12bが一体に設けられ、扉2のかまち部2aに形成された嵌め込み穴2bにフレーム本体部分12aを挿入して、前記取付座片12bによって前記かまち部2aに固着されるようになされており、少なくとも前記取付座片12bの設けられている側には開口部12cが形成されている。
【0024】
前記ロック片13は、角型中空断面で所要長さを有して前記支持フレーム12の内部に、摺動自在に配されており、その一側面には後述する前記回転構造機構15によって軸線方向に移動操作されるための長方形の操作凹部13aが設けられている(図5参照)。また、このロック片13の他方の側面には、扉2の内面側に設けられる手動開閉操作片55(サムターン)との接続部13b(図1参照)を備えており、施錠時に扉かまち部2aから所要寸法突出できるようにされている。
【0025】
前記回転構造機構15は、図3によって示されるように、扉2の外面側から取付穴に装着するための外套16と、この外套16の内部に同心円で形成される支持孔17内で回転可能に嵌挿支持される回転操作部材18と、その回転操作部材18の背後面(扉2の表面と反対の側)にて同心円で形成される凹所18aに嵌合保持される扁平な電磁石20と、その励磁片22および前記支持孔17における背後位置にて同心円で配される円板状のギア24とで構成され、前記励磁片22と電磁石20およびその電磁石20と前記ギア24との間には復元用の扁平な弾性体26,26'(例えば、ゴム,独立気泡のスポンジなど)が介在されている。
【0026】
前記外套16は、扉2の表面に一部を臨ませるように外周部を段付き形状16aにされ、その内部に形成される支持孔17には、図3で示されるように、軸芯に向かって突出する環状の鍔部16bを備え、かつ内端部16cをやや小径にして、少なくとも二分割できる構造とされている。そして、前記段付き部分16aには、その段付面から分割される部分の適所にそれぞれネジ穴16dが軸線方向に平行して設けられている。
【0027】
前記回転操作部材18は、所要長さの円柱形にして、その外周面の前寄り位置に前記外套16の支持孔17に挿入した状態で、その支持孔17部の鍔部16bと係合して回動自在・軸線方向抜け出し不能にされる環状溝18cが形成され、かつ背後面から所要長さ寸法で設けられる同心円上の凹所18aと、前面に所定の間隔で設けられた少なくとも二個の回動操作穴19,19'とを備えている。なお、この回転操作部材18は、電気絶縁材料(例えばプラスチック,陶磁器など)で形成されている。
【0028】
前記回転操作部材18の前面に設けられる二個の回転操作穴19,19'は、その一方の回転操作穴19を通常の有底穴にされ、他方の回転操作穴19'を段付穴とされ、回転操作穴19には内底部に電気接触片28が、回転操作穴19' には段部に電気接触片28'が、かつ内底部に電気接触片28"が、それぞれ付設されている。これら電気接触片28,28'と前記電磁石20のコイル21とは、回転操作部材18に埋設した導電線29,29'によって電気的に接続されるようにされている。また、前記回転操作穴19'の内底部に配される電気接触片29"は、信号線として後述する施錠機構11側に付設の電気制御回路に接続されている。なお、前記回転操作穴19,19'は、後述するコントロールキー40に設けられた回転操作ピン45,46が必ず対応した穴に挿入されて通電できるようにされている。
【0029】
前記電磁石20は、所要厚さで前記回転操作部材18の凹所18a内径に嵌合する寸法のコア外周部の溝にコイル21が巻き付けられたものであり、この電磁石20のコアには少なくともの二個の連結ピンが貫通できるピン孔20aが、所要の間隔で軸線方向に穿設されている。また、前記励磁片22は、前記凹所18aの最内部に位置し、前記コアに設けられるピン孔20a,20aを貫通してギア24側に突出す係合ピン22aを二本備えている。
【0030】
このような電磁石20に対して前記励磁片22と反対側に位置するギア24には、前記励磁片22に突設される係合ピン22aの先端部が嵌入し得る係合穴24aを偶数箇所にて軸線方向に穿設されており、前記電磁石20のコアと反対側の面に前記ロック片13に設けられた操作凹部13aに挿入してそのロック片13をスライドさせる操作ピン30(本発明の突片に対応する)が、軸線方向に所要長さ突き出して設けられている。
【0031】
このような回転操作部材18と電磁石20の励磁により作動するギア24付設の操作ピン30にてスライド操作されるロック片13には、図5に示されるように、そのロック片13のスライド部分下側位置に基端を支持されてなるアクセレレータ32(例えば、金属線を複数回リング状に巻回して両端部を接線方向に所要長さ延長して固定できる構造のバネ体(以下、捻りコイルバネ32という))が配設され、その捻りコイルバネ32の一端32aは支持フレーム12側に固定され、他端部32bを前記ロック片13の長手方向におけるほぼ中央で結合固定させて、前記回転操作部材18とともに回転駆動されるギア24の操作ピン30によるロック片13のスライド量を補って、ロック片13が大きく移動して施錠・開錠できるようになされている。
【0032】
次に、前述の施錠機構11を開閉させるためのコントロールキー40について、図6乃至図8を参照しつつ説明する。
【0033】
このコントロールキー4は、図6に一実施形態の外観図が示されており、この図で示すように、携帯容易な外形寸法にされたケース41の上面に、テンキー42と、開操作ボタン43および閉操作ボタン44が設けられ、内部に電源となる電池の収容部(図示せず)および制御手段の一部である基盤(図示せず)が収容され、前端面に前記錠本体1側の回転操作部材18前面に設けられる回転操作穴19,19'に嵌め合わせることにより錠の開閉操作ができる操作ピン(回転操作部)45,46が平行して突設されている。
【0034】
なお、前記錠の開閉操作ができる操作ピン45,46は、図7に示されるように、その一方の操作ピン45には先端部を円錐状にして、その先端部に導電体45aが取付けられ、他方の操作ピン46にはその軸芯に信号用導電体46bが弾性体(例えばコイルバネ)を背後に配して進退可能な芯部材46cの先端に固着され、かつ筒状の部分の端面に導電体46aが取付けられていて、その他の部分を電気絶縁材にて形成されている。
【0035】
前記ケース41の内部には、例えば図8にて示される電気制御回路を形成する基盤のコントロールキー40側の一部が装着されている。なお、この電気制御回路はコントロールキー40側と前述の施錠機構11側とを接続して制御が行える構成とされている。
【0036】
この電気制御回路は、コントロールキー40側にテンキー42とこれらテンキー42からの入力信号を受け入れる集積チップICと、開錠用のスイッチ43および施錠用(閉錠)のスイッチ44が電源48(電池)に接続され、電源スイッチ49によって電源の入り切りができるようになっている。
【0037】
一方、施錠機構11側にはマイコン(演算手段)ICaおよびトランジスタTが組込まれた基盤が取付けられる。その記憶素子ROMには施錠機構11を作動させるための複数桁の登録データが予め記憶させてある。また、前記マイコンICは、コントローラキー40側の集積チップICに受入れた入力データと前記記憶素子ROMからの登録データとを演算照合して前記トランジスタTを作動させて電磁石20のコイル21に通電させ、その電磁石20が励磁されるようにされている。なお、前記集積チップICからのデータ信号は前記操作ピン46に設けられた信号用導電線を通じて施錠機構11側のマイコンICaに送信されるようになっている。図中符号D1,D2は発光ダイオードであって、錠の開または閉の操作時に発光して識別できるようにされている。
【0038】
また、前記電気制御回路の施錠機構11側は、纏めてチップ化され、支持フレーム12の一部に設けた凹部(図示せず)組み付けられるようにされる。
【0039】
このようにされた本実施形態の錠装置1は、錠本体3を前述のように外部から取外し不能な状態で扉2に装着され、扉取付の出入り口におけるかまち部5に付された受け金具4に対して施錠機構11のロック片13先端部が挿入係合させた状態で、施錠される。なお、錠本体3における外套16の段部16aに設けられたネジ穴16dに対して、扉2の後面側で窓付きの取付座金50を介して扉2を貫通させて取付ボルト51により締結固着される。前記取付座金50の窓部50aには、前記手動開閉操作片55がスライド可能に配置され、その手動開閉操作片55には前述の接続部13bを介してロック片13と接続されている。
【0040】
本実施形態の錠装置1を開錠するには、まずコントロールキー40の電源スイッチ49をオンにするとともに開ボタンスイッチ43を押して、その前端部に突設される回転操作ピン45を錠本体3の前面に位置する回転構造機構15の回転操作部材18に設けられた回転操作穴19に、また回転操作ピン46を他方の回転操作穴19'にそれぞれ挿入させる。
【0041】
この状態にしてコントロールキー40上のテンキー42を予め設定されている複数桁の数(暗証番号に相当する)を押して入力する。あるいは、先にコントロールキー40上のテンキー42で暗証番号を入力してから回転操作ピン45,46を回転操作穴19,19'に挿入して押し付ける。すると、それらのテンキー42から入力されたデータ信号がコントロールキー40内の集積チップICに受け入れられ、先に係合されている操作ピン45,46と回転操作穴19,19'との間で、特に操作ピン46に埋め込まれている信号線29'から回転操作部材18側に埋め込まれている信号線29"によって集積チップICからの入力信号が施錠機構11側のマイコンICaに送信される。すると、そのマイコンICaでは記憶素子ROMに予め記憶されている開錠のためのデータを呼び出して演算照合され、入力データが記憶データと合致したなれば、トランジスタTに動作信号が与えられ、導電線によってコイル21に通電して電磁石20が励磁される。
【0042】
電磁石20が励磁されると、励磁片22およびギア24が吸引されてコア側に引き付けられるので、その励磁片22と一体の連結ピン22a,22aがギア24の係合穴24a,24a内に進入係合されて、電磁石20と一体的にされる。
【0043】
こうなると、電磁石20は回転操作部材18の凹部18a内において一体状に設けられているから、コントロールキー40のケース41をそのまま手で握って、たとえば右方向に回転操作すれば、コントロールキー40の回転操作ピン45,46を介して回転操作部材18に回転力が伝達され、その回転操作部材18と一体状になっているギア24の操作ピン30が回動変位して、ロック片13の側面に設けられている操作凹部13a内においてその長手方向端を回動に伴い図上右方向に押し付け、図5において位置aから位置b,位置cと変位する。
【0044】
要するに、コントロールキー40によって回転操作部材18をほぼ90°回転させると、ロック片13が、前記操作ピン30(ギア24)の所定回転角の範囲でスライドされることになるが、このスライド量では受け金具4から外すことができない。しかしながら、このロック片13の下側には捻りコイルバネ32が配されて、その一端がロック片13に連結されているので、前記位置bを過ぎると捻りコイルバネ32の捻り反力が作用して一挙に反転動作して、連結部32bが位置fに移動され、その結果、ロック片13を受け金具4から外脱させることができる。言換えると施錠を解くことができるのである。
【0045】
開錠されたならば、コントロールキー40を錠本体3から離すことにより、電気制御回路が遮断され、電磁石20の励磁が消去されるので、その電磁石20のコアと励磁片22およびギア24との間に介在する弾性体26,26'の弾性復元力によって元に戻され、ギア24が遊離状態に戻される。その結果、施錠機能が停止して扉2を自由に動かすことができる。
【0046】
次に、施錠操作を行うには、前記開錠時の操作と同様にしてコントロールキー40の電源スイッチ49をオンにして、回転操作ピン45,46を錠本体3側の回転操作穴19,19'に嵌め合わせて、テンキー42にて所要の数を入力すれば、前述と同様に制御部で照合され、入力データが正しければ電磁石20が励磁されて、前記操作と逆の方向に回動させることにより、ロック片13をスライドさせて受け金具4側に挿入させて施錠することができる。
【0047】
なお、扉2の内側から手動によって施錠または開錠する場合は、手動開閉操作片55を指で開または閉の方向にスライドさせることにより、その手動開閉操作片55とロック片13とが接続部材13bによって直接繋がれているので、自由に操作できるのである。
【0048】
次に、第2の実施形態としてロック片とその支持部を扉の内面側に取付けられたものを、図9および図10によって説明する。
【0049】
この実施形態の錠装置1Aは、ロック片とその支持部の取付構造が前記実施形態のものと一部相違するほかは前記実施形態のものとほぼ同様であるので、それらに付いては図中符号を同一のもので示し、詳細な説明を省略する。
【0050】
前記実施形態のものと同様の回転構造機構15における外套16が扉2の表面側へあまり突出さない形状にされ、回転操作部材18の内部には電磁石20と励磁片22が内蔵される構造で、ギア24に設けられる操作ピン30を、扉2の後面側に突出すように継ぎ足し片30'が付されている。したがって、施錠機構11としては、殆ど扉2の内部に収まる構造とされている。
【0051】
ロック片13Aは、基本的に前述のものと同様にされ、ギア24付設の操作ピン30とも、その継ぎ足し片30'によって前記同様に操作されるものである。ただし、そのロック片支持部材56が扉2の後面に沿わせて取付けられる形状にされ、その内面側にロック片13Aを受入れてスライド自在に支持するようにされている。そして、そのロック片支持部材56には、長手方向にロック片13Aの高さ寸法よりも小さい寸法で長方形の窓57が設けられ、この窓57内でロック片13Aと直結された手動開閉操作片55Aが設けられている。
【0052】
したがって、扉2に対するこの錠装置1Aの取り付けは、取付孔2b'に錠本体3Aを装着して前記ロック片支持部材56側から取付ボルト52で外套16に設けられたネジ穴16dに螺合締結することにより取付けることができる。なお、図示省略するが、出入口の縦かまち部に設ける受け金具は前記ロック片13Aの先端部が受入れられる構造のものを取付けるようにされる。
【0053】
この実施形態の錠装置1Aでは、施錠・開錠については前述の場合と同様にして操作できる。したがって、扉側の都合などで、施錠機構を扉に埋め込むような構成とすることが困難な場合に採用して効果的である。
【0054】
上記実施形態では、いずれにおいても、コントロールキー40に設けられる回転操作ピン45,46を、施錠機構11側の回転操作部材18に設けられている回転操作穴19,19'に対して適合する向きで、すなわち、回転操作ピン45は回転操作穴19に、そして回転操作ピン46は回転操作穴19'に合わせて挿入しないと動作できない構造とされている。しかしながら、図11に示されるように、回転操作部材18に段付きの回転操作穴19',19'を設けるようにしておけば、コントロールキー40における回転操作ピン45,46の向きが入れ替わっていても、必ず信号線29'と29"とを接続させることができる。また、この場合動力は、回転操作ピン45に付設の電気接触片45aが回転操作穴19'における段部の電気接触片28'と接触して通電し、問題なく施錠機構を作動させることができ、回転操作ピンの向きに関わりなく操作できるという利便性が得られる。なお、図中符号については、前述の実施形態において記載したものと同一の部分については同じ符号を付している。
【0055】
上述のように本発明の錠装置においては、外部からの施錠・開錠の操作を、携帯容易な外形寸法に形成されたコントロールキーを使用して、かつそのコントロールキー側に施錠機構を操作する電源を備える構成としたので、従来のような商用電源やバッテリーを錠本体に配線あるいは付属させる必要なく錠の開閉操作ができることになり、設置コストを低減できることのみならず、管理面においても有利なものである。もちろん、施錠を不正に解くことができないので、防犯上の効果は格段に向上できるものである。
【0056】
また、上述の実施形態では開錠・施錠をコントロールキーにより直接手動で回動させて行なう形式のものについて説明しているが、施錠機構内にモータを組み込んで、電磁石による作動後にモータで駆動できる構成(図示省略)とすれば、動力を用いて錠の開閉を行なわせることができる。この場合、そのモータの動力源はコントロールキー側に備えているので、開錠・施錠いずれの後も、コントロールキーを離すと施錠機構側に電源を有しないので、開・閉の操作が行えず、言換えると動力式であっても施錠機能を確実なものとすることができる。
【0057】
また、本発明の錠装置は、上記の説明において、建物の出入口扉の錠装置について説明しているが,これに限定されるものではなく、他の開閉扉を有する装置などにおける錠としても使用でき、これらに用いる場合において本発明の技術的範囲に属することは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本実施形態の錠装置の錠本体が扉内蔵タイプの概要を表す断面図である。
【図2】図2は、図1で表わす錠本体構成部と出入口に付される受け金具とを分解して表わす斜視図である。
【図3】図3は、施錠要部の拡大断面図である。
【図4】図4は、図3で表わされる施錠要部の分解図である。
【図5】図5は、ロック片をスライドさせる際のアクセレレータとそのロック片との関係を表わす正面図(a)とA−A視断面図(b)である。
【図6】図6は、コントロールキーの斜視図である。
【図7】図7は、コントロールキー側の回転操作ピンと施錠機構側の回転操作穴との通電接続関係を表わす図である。
【図8】図8は、電気制御回路の一例を表わす図である。
【図9】図9は、錠装置のロック片支持部が扉側面部に設けられるタイプの概要を表す断面図である。
【図10】図10は、図9で表わす錠装置の本体側の分解斜視図である。
【図11】図11は、回転操作ピンと回転操作穴との他の実施形態の通電接続関係を表わす図である。
【符号の説明】
1,1A 錠装置
2 扉
3,3A 錠本体
4 受け金具
11 施錠機構
12 支持フレーム
13 ロック片
13a 操作凹部
15 回転構造機構
16 外套
17 支持孔
18 回転操作部材
18a 凹所
19,19' 回転操作穴
20 電磁石
21 コイル
22 励磁片
22a 係合ピン
24 ギア
24a 係合孔
26 弾性体
29',29" 信号線
30 操作ピン
32 捻りコイルバネ
40 コントロールキー
42 テンキー
45,46 回転操作ピン
48 電源(電池)
50 取付座金
51,52 取付ボルト
55 手動開閉操作片
56 ロック片支持部材

Claims (7)

  1. 組み込まれ部からの動力によってスライド操作されるロック片を有する施錠機構と、前記扉が取付けられる開口部の部に取付けられ前記ロック片を受入れて施錠できるようにする受け金具と、前記施錠機構に動力を供給するとともに開錠または施錠の操作信号を付与する携帯自在なコントロールキーとで構成され、
    前記施錠機構は、前記ロック片をスライド操作するギアと、前記ギアを回動させるとともに前面部の少なくとも二箇所に回転操作穴を有する回転操作部材とを備え、
    前記コントロールキーは、電池の収容部と、信号発信用の集積チップとを内蔵するとともに、表面に信号入力用のテンキーを備え、端部に前記施錠機構の回転操作穴と係合して回転力と動力および操作信号を伝達する回転操作部を有し、
    前記施錠機構に設けられる回転操作穴に前記コントロールキー回転操作部を接触させることで、前記コントロールキーにおける入力信号を前記施錠機構側に設けられる演算手段で照合して開錠または施錠操作を行うように構成されていることを特徴とする錠装置。
  2. 前記施錠機構は、前記回転操作部材と前記ギアとの中間に配置される電磁石と、前記ロック片の作動を加勢するアクセレレータと、これら回転操作部材、ギア、電磁石およびロック片を支持して扉または扉を支持する構造物の開口部に組付ける支持フレームとを備え、前記ギアと回転操作部材とは、前記電磁石の励磁によってのみ相互に連結されて支持フレーム内で回動できるように構成されている請求項1に記載の錠装置。
  3. 前記回転操作部材は、電気絶縁材で形成されるとともに、内部に凹所を有し、この凹所に前記電磁石が線方向に作動可能に嵌合されており、前記電磁石の励磁片が、前記電磁石のコアを貫通する複数の係合ピンを有して前記凹所の最内部に配置され、前記ギアは、前記回転操作部材の背後位置で回転可能に、かつ前記電磁石のコアに引き付け可能に設けられ、前記電磁石が励磁されると前記励磁片とギアがともに前記電磁石のコアに引き付けられ、同時に前記励磁片の係合ピンがギアに設けられた係合孔に挿入されてギアと回転操作部材が一体化される請求項に記載の錠装置。
  4. 記回転操作穴の内部に電気接触が配置され、この電気接触片と前記電磁石のコイルとが回転操作部材に埋設した導電線によって電気的に接続される請求項2または3に記載の錠装置。
  5. 前記電磁石における励磁片とコア部との間およびコア部とギアとの間には、それぞれ復帰用弾性部材介在されている請求項3または4に記載の錠装置。
  6. 前記転操作部は、前記二本の回転操作穴と合致する間隔で前記コントロールキーら突出する軸体で、方の軸体の先端部外面には電用電気接触片が設けられ、他方の軸体の先端部には号用電気接触片と通電用電気接触片とが設けられ、これら両軸体を前記回転操作部材の回転操作穴に挿入して、先に前記信号用電気接触片が受け側の信号用電気接触片に接して後に両通電用電気接触片が接して通電可能にするとともに、開錠・施錠のための回転力が伝達されるようにされている請求項に記載の錠装置。
  7. 前記本の回転操作穴は、いずれも信号電気接触片と通電用電気接触片とを備える段付き穴に形成されている請求項に記載の錠装置。
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