JP4197421B2 - Cleaning apparatus and cleaning method using the apparatus - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体圧により動作する圧力調整弁を有する洗浄装置および該装置を使用した洗浄方法に関し、特に、増粘された洗浄剤用の洗浄装置及び洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より食品工場における充填機及び製品を搬送するコンベア、壁面等を洗浄する場合、泡洗浄剤及び増粘された洗浄剤(以後、「ジェル洗浄剤」とも称する)が使用されている。増粘した性状を持つために滞留時間が長いジェル洗浄剤は、非水平表面への洗浄により適している。このような洗浄剤を用いた洗浄装置の例を、図4及び図5を用いて説明する。
【0003】
図4は、従来使用されている洗浄液及びすすぎ液用の共有ノズルを有する洗浄装置を示している(例えば、非特許文献1参照)。図5は、従来使用されているすすぎ液専用ノズル、洗浄液専用ノズル、各専用ヘッダーパイプを有する洗浄装置を示している(当業者に自明なものであり、特記すべき文献はなし)。
【0004】
図4に示す洗浄装置50は、送り出す液体の圧力を調整するための液体ポンプ52を有しており、この液体ポンプ52に接続して圧力調整装置54が備えられている。液体ポンプ52への液体供給側は、送液管56などの液体供給路を通じて洗浄液用タンク58及びすすぎ液用タンク60に接続されている。各タンク58及び60と液体ポンプ52との間には、各々の液体を選択的に供給するための開閉弁62及び64が設置されている。
【0005】
液体ポンプ52の液体送り出し側は、送液管65などの液体供給路を介して、単一のヘッダーパイプ66に連通している。ヘッダーパイプ66には、一種類の噴霧ノズル68が二個配設されている。この噴霧ノズル68は、洗浄液用タンク58から供給される洗浄液と、すすぎ液用タンク60から供給されるすすぎ液とが噴霧される共用ノズルである。
【0006】
一方、図5に示す洗浄装置70では、液体ポンプ52の液体送り出し側が、送液管65などの液体供給路を介して、別個独立した二本のヘッダーパイプ72及び76に連通している。ヘッダーパイプ72は、洗浄液専用のパイプであり、洗浄液専用の噴霧ノズル74が二個配設されている。また、ヘッダーパイプ76は、すすぎ液専用のパイプであり、すすぎ液専用の噴霧ノズル78が配設されている。ヘッダーパイプ72及び76の間には、開閉弁80が配設されており、この開閉弁80を切替えることにより、洗浄液用タンク58から供給される洗浄液がヘッダーパイプ72の洗浄液専用噴霧ノズル74から、すすぎ液用タンク60から供給されるすすぎ液がヘッダーパイプ76のすすぎ液専用噴霧ノズル78から各々噴霧される。
【0007】
このような従来の洗浄装置においてジェル洗浄剤を噴霧する方法は、泡洗浄剤と同様であり、ジェル洗浄剤をエアーにて発泡させて、被洗物に付着させていた。その後、すすぎ液を洗浄液との共有ノズル(図4参照)から、あるいは別個のヘッダーパイプに配設された専用ノズル(図5参照)から噴霧して、被洗物を洗浄していた。
【0008】
泡洗浄剤を用いる場合には、この泡洗浄剤をエアーにより発泡させて被洗物へ付着させることにより、被洗物との接触時間を長くしていた。この際、泡洗浄剤に混入したエアーにより、泡洗浄剤と被洗物との間に隙間が生じるため、洗浄剤と被洗物との実際の接触面が非常に小さくなるが、付着した泡が垂れ落ちることで、洗浄不良を防止し、被洗物全体に泡洗浄剤を付着させ洗浄していた。
【0009】
また、小容量のポンプを用いて、同一ノズルから泡洗浄剤及びすすぎ液を噴霧する洗浄装置が開示されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0010】
一方、牛乳、ビール、清涼飲料水等の飲料工場、加工食品等の食品工場における、ビンや缶、ポリアルキレンテレフタレート(PET)容器等へのビン詰め工程、缶詰め工程等の容器詰め工程では、ビン、缶等の容器類の移送にコンベアが使用されている。このようなコンベアには、容器等の移送を効率良く行うために、通常コンベア表面にコンベア用潤滑剤が塗布されると共に、コンベア停止時や製品切り替え時などには、コンベア洗浄用の洗浄ラインにから洗浄液が供給され、コンベアが洗浄されるようになっている(例えば、非特許文献2参照)。
【0011】
【特許文献1】
実公平6−1270号公報 (4頁、第1図)
【特許文献2】
実公平6−1271号公報 (4頁、第1図)
【非特許文献1】
「食品機械装置」1999年6月号 株式会社ビジネスセンター社
平成11年6月1日発行 P48〜56 図1
大塚和彦著「HACCP対応の洗浄殺菌洗浄剤、除菌剤成分の働きについて」
【非特許文献2】
「食品機械装置」2000年2月号 株式会社ビジネスセンター社平成12年2月1日発行 P77〜81 図2
那須浩一著「食品工場における製造環境(特に機械機器)の泡による洗浄システムについて」
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ジェル洗浄剤の場合には、元々付着性がよいので、接触時間を考慮して泡状に噴霧する必要性、並びに非接触面を補うためにジェル洗浄剤を垂れ落とす必要性がなく、逆に、エアーを含ませることにより、ジェル洗浄剤と被洗物との間に隙間が生じ、洗浄不良を起こす可能性があった。また、エアーを含むことにより体積が膨張するため、ジェル洗浄剤が垂れ落ち易くなり、過剰噴霧やそれに伴なうすすぎ液の量の増大を招いていた。
【0013】
また、図4に示す非特許文献1のような洗浄液及びすすぎ液用の共用ノズル68備えた洗浄装置50では、ほとんどの場合、多くの量および水圧を必要とするすすぎ工程に適したノズルを選定していた。そのために、洗浄工程時に洗浄液が過剰に噴霧され、さらに、この洗浄液を洗い流すために相当量の水を使用しなければならず、コストが必要以上に掛かっていた。
【0014】
さらに、図5に示すような洗浄液およびすすぎ液の各液体専用ノズル74及び78を備えた洗浄装置70では、最適な噴霧状態を得易いが、配管が複雑となって設置面積が増加し、コスト高になっていた。さらに、洗浄液専用ノズル74に洗浄液が残留する結果、別途にノズルを洗浄する必要性があり、手間が掛かってしまい、さらなるコスト高に繋がっていた。
【0015】
また、特許文献1及び特許文献2に記載の洗浄装置においては、空気の供給システムを削除して、これをジェル洗浄剤に応用した場合、手動もしくは電動により多数の弁を操作せねばならず、装置構造や操作が複雑になるということが知られていた。
【0016】
さらに、非特許文献2のコンベア用の洗浄装置の場合、コンベア周りには、潤滑剤供給のための設備と、洗浄液供給のための両方の設備が必要であり、コンベア周りの狭隘化、さらには複雑なラインを必要とするなどの問題があった。さらに、潤滑剤供給ライン内の洗浄は殆ど行われない為、長年の使用により金属石鹸、バイオフィルムなどが形成されるなどして、ライン内部が汚染され、それに伴い潤滑剤、コンベアまでもが汚染される問題もあった。
【0017】
従って、本発明は、上述した従来の技術の問題を解決するためになされたもので、非水平面の洗浄に適している増粘された洗浄剤(ジェル洗浄剤)を噴霧する際に、洗浄に十分な洗浄液量を均一に薄く無駄なく付着させ、すすぎも効率よく行なえる、増粘された洗浄剤(ジェル洗浄剤)に適した洗浄装置および洗浄方法を提供することを主な目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明に係る洗浄装置は、液体ポンプと、該液体ポンプに流体連通するヘッダーパイプと、該ヘッダーパイプに配設され、前記液体ポンプから吐出される液体の噴霧口である二種類以上のノズルと、少なくとも一種類の前記ノズルと前記ヘッダーパイプとの間に設けられ、前記液体の圧力で動作する圧力調整弁と、を備えることを特徴とする。
【0019】
洗浄装置は、さらに、前記液体ポンプへの液体供給側に少なくとも洗浄液タンクとすすぎ液タンクとを備え、前記ノズルは、洗浄液用ノズルと、すすぎ液用ノズルとを含むことが好ましい。
【0020】
また、洗浄装置はさらに、コンベアの洗浄に使用され、前記液体ポンプへの液体供給側に少なくとも洗浄液タンク、潤滑剤タンク及びすすぎ液タンクとを備え、前記ノズルは、潤滑剤と洗浄液の共通ノズルと、すすぎ液用ノズルとを含むことができる。さらに、コンベアの洗浄に使用される洗浄装置は、洗浄液及びすすぎ液の共通ノズルを備え、該共通ノズルと前記ヘッダーパイプとの間に、前記液体の圧力で動作する圧力調整弁とは別の圧力で動作する第2の圧力調整弁を備えることが好ましい。
【0021】
なお、前記圧力調整弁は、すすぎ液を噴霧するためのすすぎ圧以上の圧力で開弁し、該すすぎ圧より小さい圧力で閉弁することが望ましい。さらに、洗浄装置は、前記液体ポンプに接続配置されあるいは前記液体ポンプ及び前記ヘッダーパイプ間に配設された圧力調整装置を備えることにより、前記ノズルへ供給される前記液体の圧力を調整することもできる。
【0022】
また、本発明に係るコンベアの洗浄に使用される洗浄装置は、液体ポンプと、該液体ポンプへの液体供給側に備えられた少なくとも洗浄液タンク、潤滑剤タンク及びすすぎ液タンクと、前記液体ポンプに流体連通する潤滑剤、洗浄液及びすすぎ液の共通配管と、該共通配管に流体連通すると共に潤滑剤及び洗浄液の共通ノズルを有する潤滑剤及び洗浄液共通のヘッダーパイプと、前記共通配管に流体連通すると共にすすぎ液用のノズルを有するすすぎ液用のヘッダーパイプと、を備え、すすぎ液用のヘッダーパイプもしくはすすぎ液用ノズルと、前記共通配管との間に、前記すすぎ液の圧力で動作する圧力調整弁を備えることを特徴とする。
【0023】
該洗浄装置は、さらに、前記共通配管に流体連通すると共に洗浄液及びすすぎ液の共通ノズルを有する洗浄液及びすすぎ液共通のヘッダーパイプを備え、該洗浄液及びすすぎ液共通のヘッダーパイプもしくは洗浄液及びすすぎ液共通ノズルと、前記共通配管との間に、前記洗浄液の圧力で動作する第2の圧力調整弁を備えることも望ましい。
【0024】
また、本発明に係る増粘された洗浄剤を使用する洗浄方法は、上述した洗浄装置を使用し、該洗浄装置の圧力調整弁によって増粘された洗浄剤とすすぎ液との噴霧の切替えを制御することを特徴とする。
【0025】
さらに、本発明に係る洗浄方法は、上述した洗浄装置を使用し、増粘された洗浄剤による洗浄工程と、該洗浄工程時に閉弁していたノズル及びヘッダーパイプ間の圧力調整弁が、すすぎ圧で動作して開弁することによりすすぎ液を噴霧するすすぎ工程と、を備えることを特徴とする。
【0026】
また、さらに本発明に係るコンベアへの潤滑剤供給及び洗浄方法は、上述した洗浄装置をコンベアへ使用し、潤滑剤の供給工程と、増粘された洗浄剤による洗浄工程と、該潤滑剤の供給工程及び洗浄工程時に閉弁していた圧力調整弁が、すすぎ圧で動作して開弁することによりすすぎ液を噴霧するすすぎ工程と、を備えることを特徴する。
【0027】
なお、洗浄装置に第2の圧力調整弁が配設されている場合には、増粘された洗浄剤を噴霧する洗浄工程において、該潤滑剤の供給工程時に閉弁していた第2の圧力調整弁が、洗浄圧力で動作して開弁するようにすることが好ましい。
【0028】
【作用】
上述したように、洗浄装置において、液体の圧力により動作する圧力調整弁をノズルとヘッダーパイプとの間に設けることで、ポンプ圧を圧力調整するだけで、自動的に洗浄液とすすぎ液とのノズル出口圧が変わるため、洗浄液およびすすぎ液に適した液量および液圧の噴霧が自動的に切り替わる。
【0029】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の好適な実施の形態を、添付図面を参照しながら説明するが、図中、同一符号は、同一又は対応部分を示すものとする。以下、図1を使用して、本発明の洗浄装置の一実施形態を説明する。
【0030】
本発明に係る洗浄装置1は、液体ポンプ2を有する。この液体ポンプ2は、送り出す液体の圧力を調整できるものであれば、如何なる既知のポンプでもよい。また、液体ポンプ2に接続して、あるいは液体ポンプ2とヘッダーパイプ22との間に、圧力調整装置4を設置して、ヘッダーパイプ22へ供給される液体の圧力を調整することもできる。圧力調整装置4を設けることにより、液体の圧力調整がより正確に且つ容易となる。なお、圧力調整装置4としては、インバーターや減圧弁を使用すればよい。
【0031】
液体ポンプ2への液体供給側は、送液管6などの液体供給路を通じて洗浄液用タンク8、すすぎ液用タンク10、及び添加剤液用タンク12に接続されている。各々のタンク8,10及び12と液体ポンプ2との間には、各々の液体を選択的に供給するための開閉弁14,16及び18が設置されている。これらの開閉弁14,16及び18は、手動もしくは、電動等の自動で開閉するものであればよく、液体ポンプ2の圧力調整と連動して、選択的に開閉し、各液体を供給できるようにされていることが好ましい。
【0032】
また、ここでいう添加剤液用タンク12に貯蔵された「添加剤液」とは、洗浄力の強化、殺菌効果付与等のために、塩素水、キレート剤、分散剤、アルカリ剤、酸、各種界面活性剤などの単独またはそれらを含む混合物である洗浄強化剤、添加剤、殺菌洗浄剤等、洗浄液用タンク8中の洗浄剤と違う種類の洗浄液や添加剤を含む。この添加剤液は、単独で使用しても、あるいは洗浄液用タンク8中の洗浄液と併用して使用してもよい。洗浄液と併用する場合は、開閉弁14及び18を手動もしくは、電動等自動的に操作して、各々の液体の配合量を調節すればよい。
【0033】
本発明に係る洗浄装置1における液体ポンプ2の液体送り出し側は、送液管20などの液体供給路を介して、ヘッダーパイプ22に流体連通している。ヘッダーパイプ22は、如何なる形状でもよく、例えば、洗浄対象物(例えば食品工場における充填機、製品を搬送するコンベア、壁面等)に対して、洗浄液またはすすぎ液が効率よく噴霧できるような形状をしていればよい。
【0034】
ヘッダーパイプ22には、二種類以上の噴霧ノズル24及び26が接続されている。「二種類以上の噴霧ノズル」とは、洗浄液を噴霧するのに適したノズル、すすぎ液を噴霧するのに適したノズル、添加剤液を噴霧するのに適したノズルなどが挙げられる。本実施形態においては、洗浄液用噴霧ノズル24と、すすぎ液用噴霧ノズル26とが、各々二個ずつヘッダーパイプ22に配設されている。
【0035】
本発明に係る洗浄装置1は、液体の圧力によって噴霧する液体の種類を切替え調整するために、少なくとも一種類のノズルとヘッダーパイプとの間に、液体の圧力で動作し、開閉する圧力調整弁28を備えている。本実施形態においては、圧力調整弁28は、すすぎ液用噴霧ノズル26とヘッダーパイプ22との間に配設されている。圧力調整弁28としては、逆止弁、減圧弁、差圧弁等の既存の弁を使用することができる。この圧力調整弁28は、予め設定された圧力以上の液体圧力を受けると開弁し、設定圧力より少ない圧力だと閉弁するようになっている。この開閉の動作は、送液されてくる液体の圧力によって行われ、特に手動による操作や電動等による自動操作の必要がない。すなわち、送液される液体の圧力を変化させるだけで、圧力調整弁28は、開閉するようになっている。
【0036】
圧力調整弁28に作用する液体の圧力を変化させるためには、液体ポンプ2の出力を変化させればよく、液体ポンプ2自体でそのポンプ圧力を調整するか、あるいは、圧力調整装置4で液体の圧力を調整することにより行われる。ポンプ圧力または圧力調整装置4で調整される圧力は、液体タンクからノズルに到達するまでの圧力損失を考慮して、噴霧すべき液体に適した所定のノズル出口圧よりも少し高い圧力に設定するのが好ましい。
【0037】
以上のように、圧力調整弁28は、すすぎ液用ノズル26とヘッダーパイプ22との間にのみ配設されており、洗浄液用ノズル24は圧力調整弁を介することなく、ヘッダーパイプ22に接続されている。洗浄液を噴霧するために適した圧力は、すすぎ液を噴霧するために適した圧力(すすぎ圧)よりも小さい。従って、圧力調整弁28が開弁するための所定圧力を、すすぎ液を噴霧するために適した圧力(すすぎ圧)に設定しておけば、洗浄液とすすぎ液との噴霧を自動的に切替えることができる。
【0038】
次に、増粘された洗浄剤(ジェル洗浄剤)による洗浄を例にして、本発明に係る洗浄装置1を用いた洗浄方法を説明する。
先ず最初に、ジェル洗浄剤による洗浄工程を説明する。液体ポンプ2に連通する増粘された洗浄剤(ジェル洗浄剤)の入った洗浄液用タンク8の開閉弁14と、必要に応じて添加剤液用タンク12の開閉弁18とを開弁し、すすぎ液用タンク10の開閉弁16は閉弁状態にして、増粘された洗浄剤(ジェル洗浄剤)もしくはそれを主成分とする洗浄液を、洗浄液用ノズル24から噴霧する。この時の洗浄液の圧力(ノズル出口圧)は、最適な洗浄のための必要十分な洗浄剤の量及び噴霧圧が得られる圧力であり、すすぎ液の圧力よりも小さい。
【0039】
すなわち、洗浄工程時の液体ポンプ2のポンプ圧は、圧力調整弁28を動作させる圧力よりも小さいノズル出口圧となるように圧力調整装置4等で制御される。そのため、すすぎ液用ノズル26とヘッダーパイプ22との間に設置された圧力調整弁28は、この洗浄時の液体圧では、動作せず、閉弁状態を維持する。従って、洗浄工程時には、洗浄液は、洗浄液用ノズル24のみから噴霧され、最適量、最適圧の洗浄液が噴霧されることになる。
【0040】
次に、被洗物に噴霧された洗浄液をすすぐためのすすぎ工程を説明する。液体ポンプ2に連通する増粘された洗浄剤(ジェル洗浄剤)の入った洗浄液用タンク8の開閉弁14と、必要に応じて添加剤液用タンク12の開閉弁18とを閉弁し、すすぎ液用タンク10の開閉弁16を開弁状態に切替えて、すすぎ液をすすぎ液用ノズル26から噴霧する。
【0041】
このすすぎ工程時には、洗浄工程時の噴霧よりも高いノズル出口圧、多い噴霧量が必要である。そのため、すすぎ工程時には、液体ポンプ2または圧力調節装置4により、すすぎ液圧力を圧力調整弁28に予め設定されている圧力以上に上昇させればよい。すなわち、すすぎ液圧力が設定値以上になると、すすぎ液用ノズル26とヘッダーパイプ22の間に設置されている圧力調整弁28が開弁し、すすぎ液用ノズル26からすすぎ液が最適な噴霧量、噴霧圧力で噴霧される。この時、洗浄液用ノズル24からもすすぎ液が噴霧され、配管やノズル内に残留した洗浄液のすすぎが行なえる。また、洗浄液用ノズル24から同時にすすぎ液が噴霧されることにより、すすぎ液用ノズル26を補うすすぎが可能となり、より効率的なすすぎが行なえる。
【0042】
以上のように、洗浄工程とすすぎ工程とを切替える時には、液体ポンプ2または圧力調整装置4で液体圧力を調整すると共に、洗浄液用タンク8、すすぎ液用タンク10、添加剤液タンク12の開閉弁14,16、及び18を開閉し供給する液体を選択する。特に、これらの開閉弁の動作は、圧力調整装置4と連動させて、洗浄工程、すすぎ工程等を自動的に切り替えるようにするのが好ましい。
【0043】
増粘された洗浄剤(ジェル洗浄剤)で洗浄する場合、過剰な洗浄剤を使用せず、壁面等の洗浄対象物への必要十分な付着が得られ、最適な洗浄効果を得られる洗浄時のノズル出口圧は、3Kg/cm2未満が好ましい。一方、最適なすすぎ効果を得られるためのすすぎ時のノズル出口圧は、3Kg/cm2以上であることが好ましい。従って、圧力調整弁28は、3Kg/cm2以上の液体圧力で開弁するのが好ましい。このような3Kg/cm2以上で開弁する圧力調整弁28をすすぎ液用ノズル26とヘッダーパイプ22との間に設置することで、3Kg/cm2未満のノズル出口圧である洗浄工程時には、圧力調節弁28は閉弁しているため、洗浄液は洗浄液用ノズル24のみから噴霧される。一方、3Kg/cm2以上のノズル出口圧であるすすぎ時には、圧力調節弁28が動作して開弁し、すすぎ液はすすぎ液用ノズル26と洗浄液用ノズル24の両方から噴霧されることになる。これにより過剰の洗浄液およびすすぎ液を使用することなく、洗浄工程、すすぎ工程も短時間に行なうことができる。
【0044】
また、より好ましい洗浄液のノズル出口圧は、1Kg/cm2以上〜3Kg/cm2未満であり、この範囲であれば、より良好な付着と洗浄効果が得られる。一方、より好ましいすすぎ液のノズル出口圧は、4Kg/cm2以上、さらに好ましくは5Kg/cm2以上であり、この圧力であれば、より短時間で、完全に汚れおよび増粘された洗浄剤(ジェル洗浄剤)を除去するすすぎができる。
【0045】
上述したノズル出口圧の調整は、ポンプ出力または圧力調整機4で液体圧力を調整すればよく、液体タンク2からノズル26までの圧力損失を考慮して、圧力調整弁28に設定された目的とするノズル出口圧となるように、調整すればよい。
【0046】
使用する洗浄剤の種類によっては、洗浄工程時やすすぎ工程時の最適なノズル出口圧が上述した好適な範囲から外れる場合も考えられる。しかしながら、その場合も適宜ノズル出口圧を選択し、そのノズル出口圧にあった圧力調整弁28を設置すればよい。
【0047】
また、本発明に係る洗浄装置は、図2及び図3に示すように、コンベアへの潤滑剤の供給装置とコンベアの洗浄装置を兼ねることができる。図2に示した洗浄装置30の基本的な構成は、図1に示した洗浄装置1と同様であり、液体ポンプ2と圧力調製装置4とを有する。また、液体ポンプ2への液体供給側は、送液管6を介して、洗浄液用タンク8及びすすぎ液タンクと、さらに、コンベア32の表面に塗布するための潤滑剤を貯蔵する潤滑剤用タンク34とへ接続されている。従って、この洗浄装置30は、コンベアへ32のコンベア用潤滑剤の供給にも使用される。
【0048】
液体ポンプ2の液体送り出し側は、送液管である潤滑剤、洗浄液及びすすぎ液の共通配管36を介してヘッダーパイプ38及び40に流体連通している。ヘッダーパイプ38は、潤滑剤及び洗浄液共通のヘッダーパイプで、先端に潤滑剤及び洗浄液用の共通ノズル39を備えている。一方、ヘッダーパイプ40は、すすぎ液専用のヘッダーパイプで、先端にすすぎ液専用のノズル41を備えている。なお、すすぎ液専用のヘッダーパイプ40には、圧力調整弁42が設けられている。潤滑剤及び洗浄液をコンベア32上へ供給するために適した圧力は、すすぎ液を噴霧するために適した圧力(すすぎ圧)よりも小さいので、圧力調整弁42が開弁するための設定圧力を、すすぎ液を噴霧するために適した圧力(すすぎ圧)に設定しておけば、潤滑剤及び洗浄液とすすぎ液との噴霧を自動的に切りかえることができる。従って、圧力調整弁42の取付位置は、ヘッダーパイプ40の途中に限られず、例えば、すすぎ液用のノズル41とヘッダーパイプ40との間、もしくはヘッダーパイプ40と共通配管36との間であれば良い。
【0049】
以上のような構成において、潤滑剤及び洗浄液は、液体ポンプ2を介して、共通配管36及びヘッダーパイプ38を経由して、コンベア上部の潤滑剤及び洗浄液共通ノズル39からコンベア32上へ供給される。また、すすぎ液は、すすぎ液圧力が、圧力調製弁42が開弁するための設定値以上になると、圧力調整弁42が開弁し、コンベア32の下部のすすぎ液用ノズル41からすすぎ液が噴霧され、さらに同時にコンベア32の上部の潤滑剤及び洗浄液共通ノズル39からもすすぎ液が噴霧される。
【0050】
コンベア32への潤滑剤の供給及び洗浄についてさらに説明すると、まずコンベア稼動時に、潤滑剤が、潤滑剤及び洗浄液共通ノズル39からコンベア32の上に供給される(潤滑剤供給工程)。最適な潤滑効果を得られる潤滑剤の供給工程でのノズル出口圧は、3Kg/cm2未満が好ましく、2Kg/cm2未満がより好ましい。次に、コンベア洗浄時には、潤滑剤の供給を止めて洗浄液を供給する。このとき洗浄液は、潤滑剤及び洗浄液共通ノズル39からコンベア32の上に供給される(洗浄工程)。最適な洗浄効果を得られる洗浄工程でのノズル出口圧は、3Kg/cm2未満が好ましく、1Kg/cm2以上〜3Kg/cm2未満がより好ましい。次に、洗浄液の供給を止め、すすぎ液が、すすぎ液用ノズル41と、潤滑剤及び洗浄液共通ノズル39から噴霧される(すすぎ工程)。最適なすすぎ効果を得られるためのすすぎ時のノズル出口圧は、3Kg/cm2以上であることが好ましい。従って、この場合、圧力調整弁は、3Kg/cm2以上の液体圧力で開弁するのが好ましい。
【0051】
このような3Kg/cm2以上で開弁する圧力調整弁を設置することで、3Kg/cm2未満のノズル出口圧である潤滑剤供給工程及び洗浄工程時には、圧力調節弁は閉弁しているため、潤滑剤及び洗浄液は、潤滑剤及び洗浄液共通ノズル39のみから噴霧される。一方、3Kg/cm2以上のノズル出口圧であるすすぎ時には、圧力調節弁が動作して開弁し、すすぎ液は、すすぎ液用ノズル41と潤滑剤及び洗浄液用ノズル39の両方から噴霧されることになる。これにより過剰の洗浄液およびすすぎ液を使用することなく、洗浄工程、すすぎ工程も短時間に行なうことができる。これによりコンベア32への潤滑剤の供給装置と洗浄装置を一体化でき、さらに潤滑剤供給工程、洗浄工程、すすぎ工程の切り替えを効率良く簡便に行なうことができる。また、潤滑剤供給ラインの洗浄を行うことで、簡便にライン内の衛生状態をも保持でき、より衛生的なコンベアを得ることができる。
【0052】
以上の実施形態においては、共通配管36に潤滑剤及び洗浄液共通のヘッダーパイプ38とすすぎ液専用のヘッダーパイプ40とを別々に接続したが、図1の実施形態のように、単一のヘッダーパイプを使用しても良い。あるいは、図3に示すような洗浄装置30’のように、共通配管36に、さらに別のヘッダーパイプ44を流体連通させることもできる。ヘッダーパイプ44は、洗浄液及びすすぎ液共通のヘッダーパイプで、先端に、洗浄液及びすすぎ液用のノズル43を備えている。また、このヘッダーパイプ44には、第2の圧力調整弁45が取り付けられている。第2の圧力調整弁45が開弁するための設定圧力を、洗浄液を噴霧するために適した圧力(洗浄圧)に設定しておけば、潤滑剤と洗浄液及びすすぎ液との噴霧を自動的に切りかえることができる。
【0053】
このように構成された洗浄装置30’によるコンベア32への潤滑剤の供給及び洗浄について説明する。まずコンベア稼動時に、潤滑剤が、潤滑剤及び洗浄液共通ノズル39からコンベア32の上に供給される(潤滑剤供給工程)。最適な潤滑効果を得られる潤滑剤の供給工程でのノズル出口圧は、1Kg/cm2未満が好ましい。次に、コンベア洗浄時には、潤滑剤の供給を止めて洗浄液を供給する。このとき洗浄液は、潤滑剤及び洗浄液共通ノズル39、並びに、洗浄液及びすすぎ液共通ノズル43からコンベア32の表面側及び裏面側の両側に供給される(洗浄工程)。最適な洗浄効果を得られる洗浄工程でのノズル出口圧は、3Kg/cm2未満が好ましく、1Kg/cm2以上〜3Kg/cm2未満がより好ましい。従って、この場合、第2の圧力調整弁45は、2Kg/cm2以上の液体圧力で開弁するのが好ましい。最後に、洗浄液の供給を止め、すすぎ液が、すすぎ液用ノズル41と、潤滑剤及び洗浄液共通ノズル39と、洗浄液及びすすぎ液共通ノズル43とから噴霧される(すすぎ工程)。最適なすすぎ効果を得られるためのすすぎ時のノズル出口圧は、3Kg/cm2以上であるのが好ましく、より好ましくは4Kg/cm2以上である。従って、この場合、圧力調整弁は、3Kg/cm2以上の液体圧力で開弁するのが好ましい。
【0054】
このような2種類の圧力調整弁42及び45を設置することで、コンベア32の表面側及び裏面側の両側から洗浄できるので、洗浄効果がより増し衛生的なコンベアを得ることができると共に、従前の実施形態と同様に、過剰の洗浄液およびすすぎ液を使用することなく、洗浄工程、すすぎ工程も短時間に行なうことができる。これによりコンベア32への潤滑剤の供給装置と洗浄装置を一体化でき、さらに潤滑剤供給工程、洗浄工程、すすぎ工程の切り替えを効率良く簡便に行なうことができる。
【0055】
なお、本発明に係る洗浄装置は、洗浄対象物の側に直接設置してもよいし、移動型にして、洗浄時に対象物の所に移動させ、洗浄してもよい。
【0056】
【実施例】
以下、実施例により本発明に係る洗浄装置を使用した洗浄についてさらに詳しく説明するが、本発明は、これらにより限定されるものではない。
【0057】
(実施例1、2)
図1に示すように、本発明に係る洗浄装置1は、液体ポンプ2と、洗浄液用ノズル24及びすすぎ液用ノズル26が各々二個ずつ設置された1本のヘッダーパイプ22と、すすぎ液用ノズル26及びヘッダーパイプ22間に配設された液体圧力(ノズル出口圧)3Kg/cm2以上で開く圧力調整弁28とを備えており、この洗浄装置1を用いて、下記の表1に示すような条件で効果を確認した。洗浄剤の噴霧(洗浄工程)は、壁に設定した1m×1mの枠内に、ジェル洗浄剤(ネオフィルム300・(株)アデカクリーンエイド社製)を10秒間行った。その後、すすぎ液の噴霧(すすぎ工程)は、見た目で完全に洗浄剤が落ちるまで行った。
【0058】
評価基準は、下記の判断基準で、噴霧洗剤量及びすすぎ量について、目視により評価した。
<洗剤量>
○ : 被洗物全体を噴霧した直後、垂れ落ちる洗浄剤は殆ど無く、必要十分な量である
× : 被洗物全体を噴霧した直後、噴霧直後に洗浄剤が垂れ落ち、過剰な量である。
<すすぎ量>
◎ : 使用洗剤量の3倍未満の量ですすぐことができた。
○ : 使用洗剤量の3倍以上、5倍未満の量ですすぐことができた。
× : 使用洗剤量の5倍以上の量必要であった。
【0059】
(比較例1)
比較例としては、図4に示した、液体ポンプ52と、洗浄液及びすすぎ液用の共有ノズル68を持ったヘッダーパイプ66とを備える従来の洗浄装置50を用いて行った。なお、実施条件は、実施例1及び2と同様に、下記の表1に示す条件に従い、その評価も実施例と同様に行なった。以上の結果を下記の表1に示す。
【0060】
【表1】
表1より、実施例1及び2の何れにおいても、満足する結果が得られた。
【0061】
(実施例3)
図2に示すように、本発明に係る洗浄装置30は、液体ポンプ2と、潤滑剤及び洗浄液共通ノズル39がコンベア32の上部に、すすぎ液用ノズル41がコンベア32の下部に設置され、すすぎ液用のヘッダーパイプ40に設定圧力4Kg/cm2の圧力調整弁が設置されている、この洗浄装置30を用いて、コンベア32の洗浄を行なった。まずノズル出口圧1.9Kg/cm2で、潤滑剤および洗浄液共通ノズル39からコンベア32上へ、潤滑剤の供給を行なった(潤滑剤供給工程)。続いて潤滑剤の供給を止め、ノズル出口圧1.9Kg/cm2で、潤滑剤および洗浄液共通ノズル39からコンベア32上へ、洗浄液(ジェル洗浄剤(ネオフィルム300・(株)アデカクリーンエイド社製))の噴霧を行なった(洗浄工程)。その後、ノズル出口圧5Kg/cm2で、すすぎ液の噴霧を行なった(すすぎ工程)。すすぎ液は、コンベア32の上部に設置された潤滑剤および洗浄液共通ノズル39とコンベア32の下部のすすぎ液用ノズル41から噴霧された。潤滑剤供給工程、洗浄工程、すすぎ工程共に効率よく切り替えを行なうことができた。
【0062】
【発明の効果】
本発明に係る洗浄装置は、液体の圧力により動作する圧力調整弁をノズルとヘッダーパイプの間に設けているので、洗浄液およびすすぎ液に適した液量および液圧の噴霧の切替えが自動的に可能となり、これにより共有ノズルの使用により生じる洗浄液の過剰噴霧や、また各液体の専用ノズル、専用ヘッダーパイプを設けることによる構造の複雑化やコスト高を防止でき、さらにポンプ圧を圧力調整するだけで、自動的に洗浄液とすすぎ液のノズル出口圧が変わるため、操作も容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る洗浄装置の一実施形態を示す概要図である。
【図2】 本発明に係るコンベアの洗浄に使用される洗浄装置の一実施形態を示す概要図である。
【図3】 図2に示す洗浄装置の変形例を示す概要図である。
【図4】 従来型の洗浄液及びすすぎ液用共有ノズルを有する洗浄装置を示す概要図である。
【図5】 従来型のすすぎ液専用ノズル、洗浄液専用ノズル、並びに、専用ヘッダーパイプを有する洗浄装置を示す概要図である。
【符号の説明】
1…洗浄装置、2…液体ポンプ、4…圧力調整装置、6…送液管、8…洗浄液用タンク、10…すすぎ液用タンク、12…添加剤液用タンク、14,16,18…開閉弁、20…送液管、22…ヘッダーパイプ、24,26…噴霧ノズル、28…圧力調整弁、30,30’…洗浄装置、32…コンベア、34…潤滑剤用タンク、36…共通配管、38…潤滑剤及び洗浄液共通ヘッダーパイプ、39…潤滑剤及び洗浄液用共通ノズル、40…すすぎ液用ヘッダーパイプ、41…すすぎ液用ノズル、42…圧力調整弁、43…洗浄液及びすすぎ液用共通ノズル、44…洗浄液及びすすぎ液共通ヘッダーパイプ、45…第2の圧力調整弁、50…洗浄装置、52…液体ポンプ、54…圧力調整装置、56…送液管、58…洗浄液用タンク、60…すすぎ液用タンク、62,64…開閉弁、65…送液管、66…ヘッダーパイプ、68…噴霧ノズル、70…洗浄装置、72,76…ヘッダーパイプ、74,78…噴霧ノズル、80…開閉弁。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a cleaning apparatus having a pressure regulating valve operated by liquid pressure and a cleaning method using the apparatus, and more particularly to a cleaning apparatus and a cleaning method for a thickened cleaning agent.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, foam cleaning agents and thickened cleaning agents (hereinafter also referred to as “gel cleaning agents”) have been used for cleaning filling machines and conveyors for conveying products, wall surfaces, and the like in food factories. Gel cleaners with a longer residence time due to their thickened properties are more suitable for cleaning on non-horizontal surfaces. An example of a cleaning apparatus using such a cleaning agent will be described with reference to FIGS.
[0003]
FIG. 4 shows a cleaning apparatus having a common nozzle for a cleaning liquid and a rinsing liquid that are conventionally used (see, for example, Non-Patent Document 1). FIG. 5 shows a conventional cleaning apparatus having a dedicated rinse liquid nozzle, a dedicated cleaning liquid nozzle, and a dedicated header pipe (this is obvious to those skilled in the art, and there is no literature to mention).
[0004]
The
[0005]
The liquid delivery side of the
[0006]
On the other hand, in the cleaning device 70 shown in FIG. 5, the liquid delivery side of the
[0007]
The method of spraying the gel cleaning agent in such a conventional cleaning device is the same as the foam cleaning agent, and the gel cleaning agent is foamed with air and adhered to the object to be cleaned. Thereafter, the rinsing liquid was sprayed from a nozzle shared with the cleaning liquid (see FIG. 4) or from a dedicated nozzle (see FIG. 5) provided in a separate header pipe to wash the article to be washed.
[0008]
When a foam cleaning agent is used, the foam cleaning agent is foamed with air and adhered to the object to be cleaned, thereby increasing the contact time with the object to be cleaned. At this time, since the air mixed in the foam cleaning agent creates a gap between the foam cleaning agent and the object to be cleaned, the actual contact surface between the cleaning agent and the object to be cleaned becomes very small. As a result of the sagging, the poor cleaning was prevented, and the foam cleaning agent was adhered to the entire object to be cleaned.
[0009]
Moreover, the washing | cleaning apparatus which sprays a foam cleaning agent and a rinse liquid from the same nozzle using a small capacity pump is disclosed (for example, refer
[0010]
On the other hand, in the bottle filling process such as bottles, cans, polyalkylene terephthalate (PET) containers, etc. in the bottle factories such as milk, beer and soft drinks, and the food factories such as processed foods, A conveyor is used to transfer containers such as cans. In order to efficiently transfer containers and the like to these conveyors, a conveyor lubricant is usually applied to the conveyor surface, and when the conveyor is stopped or the product is switched, the conveyor cleaning line is used. Is supplied with a cleaning liquid, and the conveyor is cleaned (see, for example, Non-Patent Document 2).
[0011]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Publication No.6-1270 (
[Patent Document 2]
Japanese Utility Model Publication No.6-1271 (
[Non-Patent Document 1]
“Food Machinery” June 1999 Business Center Co., Ltd.
Issued June 1, 1999 P48-56 Figure 1
Kazuhiko Otsuka “HACCP-compatible cleaning disinfectant and disinfectant components”
[Non-Patent Document 2]
"Food Machinery" February 2000 Issue Business Center Co., Ltd. February 1, 2000 P77-81
Koichi Nasu, “Cleaning system using foam in manufacturing environment (especially machinery) in food factories”
[0012]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of the gel cleaning agent, since the adhesiveness is originally good, there is no need to spray in the form of a foam in consideration of the contact time, and it is not necessary to hang down the gel cleaning agent to supplement the non-contact surface, On the contrary, when air is included, a gap is generated between the gel cleaning agent and the object to be cleaned, which may cause a cleaning failure. Moreover, since the volume expands due to the inclusion of air, the gel cleaning agent tends to sag, resulting in excessive spraying and an increase in the amount of rinsing liquid accompanying it.
[0013]
Further, in the
[0014]
Furthermore, in the cleaning device 70 provided with the
[0015]
Further, in the cleaning devices described in
[0016]
Furthermore, in the case of the cleaning device for the conveyor of
[0017]
Accordingly, the present invention has been made to solve the above-described problems of the prior art, and in spraying a thickened cleaning agent (gel cleaning agent) suitable for non-horizontal cleaning, The main purpose is to provide a cleaning device and a cleaning method suitable for a thickened cleaning agent (gel cleaning agent) capable of depositing a sufficient amount of cleaning liquid uniformly and without waste and rinsing efficiently. It is.
[0018]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a cleaning apparatus according to the present invention includes a liquid pump, a header pipe in fluid communication with the liquid pump, and a liquid spray port disposed in the header pipe and discharged from the liquid pump. And two or more types of nozzles, and a pressure regulating valve provided between at least one type of the nozzles and the header pipe and operating with the pressure of the liquid.
[0019]
Preferably, the cleaning device further includes at least a cleaning liquid tank and a rinsing liquid tank on a liquid supply side to the liquid pump, and the nozzle includes a cleaning liquid nozzle and a rinsing liquid nozzle.
[0020]
The cleaning device is further used for cleaning a conveyor, and further includes at least a cleaning liquid tank, a lubricant tank, and a rinsing liquid tank on a liquid supply side to the liquid pump, and the nozzle includes a common nozzle for the lubricant and the cleaning liquid. And a rinsing liquid nozzle. Further, the cleaning device used for cleaning the conveyor includes a common nozzle for the cleaning liquid and the rinsing liquid, and a pressure different from the pressure regulating valve that operates at the pressure of the liquid between the common nozzle and the header pipe. It is preferable to provide the 2nd pressure regulation valve which operate | moves by.
[0021]
The pressure regulating valve is preferably opened at a pressure equal to or higher than the rinsing pressure for spraying the rinsing liquid and closed at a pressure smaller than the rinsing pressure. Further, the cleaning device may adjust the pressure of the liquid supplied to the nozzle by providing a pressure adjusting device connected to the liquid pump or provided between the liquid pump and the header pipe. it can.
[0022]
The cleaning device used for cleaning the conveyor according to the present invention includes a liquid pump, at least a cleaning liquid tank, a lubricant tank and a rinsing liquid tank provided on a liquid supply side to the liquid pump, and the liquid pump. A common pipe for the lubricant, cleaning liquid and rinsing liquid in fluid communication, a fluid pipe in communication with the common pipe and a common header pipe for the lubricant and cleaning liquid having a common nozzle for the lubricant and the cleaning liquid, and in fluid communication with the common pipe A header pipe for rinsing liquid having a nozzle for rinsing liquid, and a pressure regulating valve that operates at the pressure of the rinsing liquid between the header pipe for rinsing liquid or the nozzle for rinsing liquid and the common pipe. It is characterized by providing.
[0023]
The cleaning device further includes a header pipe common to the cleaning liquid and the rinsing liquid in fluid communication with the common pipe and having a common nozzle for the cleaning liquid and the rinsing liquid. It is also desirable to provide a second pressure regulating valve that operates at the pressure of the cleaning liquid between the nozzle and the common pipe.
[0024]
Further, the cleaning method using the thickened cleaning agent according to the present invention uses the above-described cleaning device, and switches spraying between the cleaning agent thickened by the pressure control valve of the cleaning device and the rinsing liquid. It is characterized by controlling.
[0025]
Furthermore, the cleaning method according to the present invention uses the above-described cleaning device, and the cleaning process using the thickened cleaning agent and the pressure adjusting valve between the nozzle and the header pipe that were closed during the cleaning process are rinsed. A rinsing step of spraying a rinsing liquid by opening the valve by operating with pressure.
[0026]
Further, the lubricant supply and cleaning method for the conveyor according to the present invention uses the above-described cleaning device for the conveyor, the lubricant supply step, the cleaning step with the thickened cleaning agent, and the lubricant The pressure regulating valve that has been closed during the supplying step and the washing step includes a rinsing step of spraying a rinsing liquid by opening the valve by operating with a rinsing pressure.
[0027]
In the case where the second pressure regulating valve is provided in the cleaning device, the second pressure that was closed at the time of supplying the lubricant in the cleaning step of spraying the thickened cleaning agent is used. It is preferable that the regulating valve is operated with the washing pressure to open.
[0028]
[Action]
As described above, in the cleaning apparatus, by providing a pressure adjusting valve that operates according to the pressure of the liquid between the nozzle and the header pipe, the nozzle for the cleaning liquid and the rinsing liquid is automatically adjusted only by adjusting the pump pressure. Since the outlet pressure changes, the spraying of the liquid amount and the liquid pressure suitable for the cleaning liquid and the rinsing liquid is automatically switched.
[0029]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. In the drawings, the same reference numerals denote the same or corresponding parts. Hereinafter, an embodiment of the cleaning apparatus of the present invention will be described with reference to FIG.
[0030]
The
[0031]
The liquid supply side to the
[0032]
In addition, the “additive liquid” stored in the
[0033]
The liquid delivery side of the
[0034]
Two or more types of
[0035]
The
[0036]
In order to change the pressure of the liquid acting on the
[0037]
As described above, the
[0038]
Next, a cleaning method using the
First, a cleaning process using a gel cleaning agent will be described. Opening the on-off
[0039]
In other words, the pump pressure of the
[0040]
Next, a rinsing process for rinsing the cleaning liquid sprayed on the article to be cleaned will be described. The on-off
[0041]
At the time of this rinsing process, a higher nozzle outlet pressure and a larger spray amount are required than the spraying during the cleaning process. Therefore, at the time of the rinsing process, the rinsing liquid pressure may be increased to a pressure higher than the pressure preset in the
[0042]
As described above, when switching between the cleaning process and the rinsing process, the liquid pressure is adjusted by the
[0043]
When cleaning with a thickened cleaning agent (gel cleaning agent), it is possible to obtain an optimum cleaning effect without using excessive cleaning agent and providing necessary and sufficient adhesion to the cleaning object such as the wall surface. Nozzle outlet pressure is 3Kg / cm 2 Less than is preferable. On the other hand, the nozzle outlet pressure at the time of rinsing for obtaining the optimum rinsing effect is 3 kg / cm. 2 The above is preferable. Therefore, the
[0044]
A more preferable nozzle outlet pressure of the cleaning liquid is 1 kg / cm. 2 ~ 3Kg / cm 2 Within this range, better adhesion and cleaning effect can be obtained. On the other hand, the more preferable nozzle outlet pressure of the rinsing liquid is 4 kg / cm. 2 Or more, more preferably 5 kg / cm 2 With this pressure, it is possible to rinse to remove the completely soiled and thickened cleaning agent (gel cleaning agent) in a shorter time.
[0045]
The adjustment of the nozzle outlet pressure described above may be performed by adjusting the liquid pressure with the pump output or the
[0046]
Depending on the type of cleaning agent used, it may be considered that the optimum nozzle outlet pressure during the cleaning process or the rinsing process deviates from the preferred range described above. However, in this case as well, the nozzle outlet pressure may be selected as appropriate, and the
[0047]
Moreover, as shown in FIG.2 and FIG.3, the washing | cleaning apparatus which concerns on this invention can serve as the supply apparatus of the lubricant to a conveyor, and the washing | cleaning apparatus of a conveyor. The basic configuration of the
[0048]
The liquid delivery side of the
[0049]
In the configuration as described above, the lubricant and the cleaning liquid are supplied onto the
[0050]
The supply and cleaning of the lubricant to the
[0051]
Such 3Kg / cm 2 By installing a pressure regulating valve that opens as described above, 3 Kg / cm 2 At the time of the lubricant supply process and the cleaning process, which are less than the nozzle outlet pressure, since the pressure control valve is closed, the lubricant and the cleaning liquid are sprayed only from the lubricant and cleaning liquid
[0052]
In the above embodiment, the
[0053]
The supply and cleaning of the lubricant to the
[0054]
By installing such two kinds of
[0055]
Note that the cleaning apparatus according to the present invention may be installed directly on the side of the object to be cleaned, or may be of a movable type, moved to the object at the time of cleaning, and cleaned.
[0056]
【Example】
Hereinafter, although the cleaning using the cleaning apparatus according to the present invention will be described in more detail with reference to examples, the present invention is not limited thereto.
[0057]
(Examples 1 and 2)
As shown in FIG. 1, the
[0058]
The evaluation criteria were the following judgment criteria, and the spray detergent amount and the rinse amount were evaluated visually.
<Detergent amount>
○: Immediately after spraying the entire item to be washed, there is almost no detergent that drips down, and it is a necessary and sufficient amount.
X: Immediately after spraying the entire article to be cleaned, the cleaning agent drips immediately after spraying, which is an excessive amount.
<Rinsing amount>
◎: The amount of detergent used was less than 3 times the amount of detergent used.
○: The amount of detergent used was 3 times or more and less than 5 times that of the detergent used.
X: An amount of 5 times or more the amount of detergent used was necessary.
[0059]
(Comparative Example 1)
As a comparative example, the
[0060]
[Table 1]
From Table 1, satisfactory results were obtained in both Examples 1 and 2.
[0061]
(Example 3)
As shown in FIG. 2, the
[0062]
【The invention's effect】
In the cleaning apparatus according to the present invention, since the pressure adjusting valve that operates according to the pressure of the liquid is provided between the nozzle and the header pipe, the switching of the liquid amount and the liquid pressure spray suitable for the cleaning liquid and the rinsing liquid is automatically performed. This makes it possible to prevent excessive spraying of cleaning liquid caused by the use of a shared nozzle, and to prevent the complexity of the structure and high cost due to the provision of dedicated nozzles and dedicated header pipes for each liquid, and only adjusting the pump pressure. Since the nozzle outlet pressure of the cleaning liquid and the rinsing liquid automatically changes, the operation can be easily performed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view showing an embodiment of a cleaning apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a schematic view showing an embodiment of a cleaning apparatus used for cleaning a conveyor according to the present invention.
FIG. 3 is a schematic diagram showing a modification of the cleaning apparatus shown in FIG.
FIG. 4 is a schematic diagram showing a cleaning apparatus having a conventional cleaning liquid and a rinsing liquid shared nozzle.
FIG. 5 is a schematic diagram showing a conventional cleaning apparatus having a dedicated rinse liquid nozzle, a dedicated cleaning liquid nozzle, and a dedicated header pipe.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (12)
該洗浄液及びすすぎ液用の共通ノズルと前記ヘッダーパイプとの間に、前記液体の圧力で動作する圧力調整弁とは別の圧力で動作する第2の圧力調整弁を備える、コンベアの洗浄に使用される請求項3記載の洗浄装置。Further, the nozzle includes a common nozzle for the cleaning liquid and the rinsing liquid,
Used for cleaning the conveyor, comprising a second pressure regulating valve that operates at a pressure different from the pressure regulating valve that operates at the pressure of the liquid between the common nozzle for the cleaning liquid and the rinsing liquid and the header pipe. The cleaning apparatus according to claim 3.
該液体ポンプへの液体供給側に備えられた少なくとも洗浄液タンク、潤滑剤タンク及びすすぎ液タンクと、
前記液体ポンプに流体連通する潤滑剤、洗浄液及びすすぎ液の共通配管と、
該共通配管に流体連通すると共に潤滑剤及び洗浄液の共通ノズルを有する潤滑剤及び洗浄液共通のヘッダーパイプと、
前記共通配管に流体連通すると共にすすぎ液用のノズルを有するすすぎ液用のヘッダーパイプと、を備え、
すすぎ液用のヘッダーパイプもしくはすすぎ液用ノズルと、前記共通配管との間に、前記すすぎ液の圧力で動作する圧力調整弁を備える、コンベアの洗浄に使用される洗浄装置。A liquid pump,
At least a cleaning liquid tank, a lubricant tank and a rinsing liquid tank provided on the liquid supply side to the liquid pump;
A common line of lubricant, cleaning liquid and rinsing liquid in fluid communication with the liquid pump;
A header pipe that is in fluid communication with the common pipe and has a common nozzle for the lubricant and the cleaning liquid, and a common pipe for the lubricant and the cleaning liquid;
A header pipe for the rinsing liquid that is in fluid communication with the common pipe and has a nozzle for the rinsing liquid.
A cleaning device used for cleaning a conveyor, comprising a pressure adjusting valve that operates at a pressure of the rinse liquid between a header pipe for rinse liquid or a nozzle for rinse liquid and the common pipe.
該洗浄液及びすすぎ液共通のヘッダーパイプもしくは洗浄液及びすすぎ液共通ノズルと、前記共通配管との間に、前記洗浄液の圧力で動作する第2の圧力調整弁を備える、コンベアの洗浄に使用される請求項7記載の洗浄装置。And a header pipe that is in fluid communication with the common pipe and has a common nozzle for cleaning liquid and rinsing liquid, and a common header for the rinsing liquid.
A header pipe or a common nozzle for cleaning and rinsing liquid common to the cleaning liquid and the rinsing liquid, and a second pressure regulating valve that operates at the pressure of the cleaning liquid between the common pipe, and used for cleaning a conveyor. Item 8. A cleaning device according to Item 7.
潤滑剤の供給工程と、
増粘された洗浄剤による洗浄工程と、
該潤滑剤の供給工程及び洗浄工程時に閉弁していた圧力調整弁が、すすぎ圧で動作して開弁することによりすすぎ液を噴霧するすすぎ工程と、
を備えるコンベアへの潤滑剤供給及び洗浄方法。Using the cleaning device according to claim 3 or claim 7,
Supply process of lubricant,
Cleaning process with thickened cleaning agent;
A rinsing step of spraying a rinsing liquid by opening the pressure regulating valve that has been closed during the supply step and the washing step of the lubricant by operating with a rinsing pressure; and
Lubricant supply and cleaning method for a conveyor comprising:
潤滑剤の供給工程と、
該潤滑剤の供給工程時に閉弁していた第2の圧力調整弁が、洗浄圧力で動作して開弁することにより増粘された洗浄剤を噴霧する洗浄工程と、
該潤滑剤の供給工程及び洗浄工程時に閉弁していた圧力調整弁が、すすぎ圧で動作して開弁することによりすすぎ液を噴霧するすすぎ工程と、
を備えるコンベアへの潤滑剤供給及び洗浄方法。Using the cleaning device according to claim 4 or claim 8,
Supply process of lubricant,
A cleaning step of spraying the cleaning agent thickened by opening the second pressure regulating valve that was closed during the supply step of the lubricant by operating at the cleaning pressure; and
A rinsing step of spraying a rinsing liquid by opening the pressure regulating valve that has been closed during the supply step and the washing step of the lubricant by operating with a rinsing pressure; and
Lubricant supply and cleaning method for a conveyor comprising:
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