JP4197304B2 - ゴムチップマットに保水性を付与する方法 - Google Patents

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Description

本発明はゴムチップマットに関し、特に保水性に優れたゴムチップマットに関する。
従来、公園や遊歩道等の舗装材としてゴムマットが使用されている。このゴムマットは特許文献1に記載のように、原材料として廃棄タイヤ等を粉砕してなるゴムチップを使用し、このゴムチップをバインダーで結合し、通常、凹型の金型を使用したプレス成形によりマット状に製造されている。
特開平6−93135号公報
一方、一般に都市部では、コンクリート建築物が多く、道路がコンクリートやアスファルトで覆われていることに基づいて、熱環境やヒートアイランド現象を発生しやすい状況にある。
ところで、上記ゴムチップマットは、ゴムチップ間の間隙により透水性を有するが、保水性を有せず、水を地表近くに保つことができない。そのため、水分が太陽熱で蒸発する際に、気化熱を奪うことによる地表の温度抑制メカニズムが機能せず、都市部の熱環境やヒートアイランド現象を緩和するのが困難な問題を有している。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、ゴムチップマットにその弾力性、吸水性、保護緩衝性等の利点を維持しつつ、保水性を付与することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、ゴムチップマットに保水性を付与する方法であって、ゴムチップにこれを結合するバインダーとペーパースラッジ焼却灰(以下「PS灰」という)を混合して混合物を得る工程と、前記混合物をプレス成形により加熱加圧することによりゴムチップ同士とPS灰が一体化したゴムチップマットを形成する工程とを備え、前記ゴムチップマットの内部に混合された前記PS灰の保水性を利用することを特徴とするものである。(請求項1)
また、ゴムチップマットに保水性を付与する方法であって、ゴムチップにこれを結合するバインダーを混合して混合物を得る工程と、前記混合物の表面にPS灰を打粉した後、プレス成形により加熱加圧することによりゴムチップ同士と表面のPS灰が一体化したゴムチップマットを形成する工程とを備え、前記ゴムチップからなる層の表面に形成された前記PS灰からなる層の保水性を利用することを特徴とするものである。(請求項2)
また、ゴムチップマットに保水性を付与する方法であって、ゴムチップにこれを結合するバインダーとPS灰を高温焼成してなるセラミックの粉砕体を混合して混合物を得る工程と、前記混合物をプレス成形により加熱加圧することによりゴムチップ同士とセラミックの粉砕体が一体化したゴムチップマットを形成する工程とを備え、前記ゴムチップマットの内部に混合された前記セラミックの粉砕体の保水性を利用することを特徴とするものである。(請求項3)
請求項1または2に記載の発明によれば、PS灰自体が優れた保水性を有し、このPS灰がゴムチップマットの内部もしくは表面部に混合されているので、降雨時には水分を吸収して保水し、日射を受けて気温が上昇すると、その保水した水分を徐々に蒸発させることができる。したがって、蒸発の過程で奪われる気化熱により、ゴムチップマットの温度を下降させる効果を奏し、ヒートアイランド現象の緩和に役立つ舗装材を提供することができる。また、請求項3に記載の発明によれば、PS灰を焼成したセラミックが有する超微細な多孔質構造により、より高い保水性能を期待することができる。
粉砕された平均粒径3mmのゴムチップ100重量部(以下「部」で示す)とPS灰20部をミキサーで混合し、次いでこれにバインダーとしてウレタン樹脂(ポリオールイソシアネートポリマー等)10部を混入して得られた混合物を、型のキャビティに充填した後プレス成形により加熱加圧することにより、ゴムチップ同士とPS灰が一体化した所定のマット形状をしたゴムチップマットを形成した。
前記ゴムチップ100部と前記ウレタン樹脂6部を混合して得られた混合物を、型のキャビティに充填し、その表面に前記PS灰2部を打粉した後、プレス成形により加熱加圧することにより、ゴムチップ同士と表面のPS灰が一体化した所定のマット形状をしたゴムチップマットを形成した。図1は本実施例を示すゴムチップマット1の縦断側面部分拡大図で、バインダーにより結合されたゴムチップ2からなる層の表面にPS灰3からなる層が一体化された状態を示している。
前記ゴムチップ100部とセラミック(PS灰を約1200℃の高温で焼成してなるもの)の粉砕体(例えば粉末体)20部をミキサーで混合し、次いで前記ウレタン樹脂10部を混入して得られた混合物を、型のキャビティに充填した後プレス成形により加熱加圧することにより、ゴムチップ同士とセラミックの粉砕体が一体化した所定のマット形状をしたゴムチップマットを形成した。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものでなく、本発明の基材となるゴムチップは、通常使用済みのタイヤを粒状に加工したものが用いられるが、これに限らず工業用ゴム製品等を加工したものでもよい。また、バインダーとしては、前記ウレタン樹脂に限定されるものでなく、ラテックスや他の液状のバインダーを用いることができる。また、前記PS灰は古紙再生の過程で発生するペーパースラッジを焼成処理したペーパースラッジ焼却灰なので、従来無用とされていたPS灰を本発明により有効利用できる利点がある。
本発明の一実施例を示すゴムチップマットの縦断側面部分拡大図。
符号の説明
1 ゴムチップマット
2 ゴムチップ
3 PS灰

Claims (3)

  1. ゴムチップにこれを結合するバインダーとペーパースラッジ焼却灰を混合して混合物を得る工程と、
    前記混合物をプレス成形により加熱加圧することによりゴムチップ同士とペーパースラッジ焼却灰が一体化したゴムチップマットを形成する工程とを備え、
    前記ゴムチップマットの内部に混合された前記ペーパースラッジ焼却灰の保水性を利用することを特徴とするゴムチップマットに保水性を付与する方法。
  2. ゴムチップにこれを結合するバインダーを混合して混合物を得る工程と、
    前記混合物の表面にペーパースラッジ焼却灰を打粉した後、プレス成形により加熱加圧することによりゴムチップ同士と表面のペーパースラッジ焼却灰が一体化したゴムチップマットを形成する工程とを備え、
    前記ゴムチップからなる層の表面に形成された前記ペーパースラッジ焼却灰からなる層の保水性を利用することを特徴とするゴムチップマットに保水性を付与する方法。
  3. ゴムチップにこれを結合するバインダーとペーパースラッジ焼却灰を高温焼成してなるセラミックの粉砕体を混合して混合物を得る工程と、
    前記混合物をプレス成形により加熱加圧することによりゴムチップ同士とセラミックの粉砕体が一体化したゴムチップマットを形成する工程とを備え、
    前記ゴムチップマットの内部に混合された前記セラミックの粉砕体の保水性を利用することを特徴とするゴムチップマットに保水性を付与する方法。
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