JP4196252B2

JP4196252B2 - 2-point skein winding device

Info

Publication number: JP4196252B2
Application number: JP2002108198A
Authority: JP
Inventors: 秀規神保; 秀二日高; 裕次柿田; 裕神埼; 晃松添; 隆弘窪田
Original assignee: Toyobo Co Ltd
Current assignee: Toyobo Co Ltd
Priority date: 2002-04-10
Filing date: 2002-04-10
Publication date: 2008-12-17
Anticipated expiration: 2022-04-10
Also published as: JP2003300672A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、連続的に送り出される糸状体を、直接、連続的に２点かせ枠に巻取る装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、一定速度で連続的に送り出された糸状体（例えば、紡糸装置から送り出された糸状体）を、直接連続的にかせ枠に巻き取る場合は、多角形のかせ枠や、円形のドラムに巻き取る方法が用いられている。しかしながら、多角形のかせ枠に巻き取られた糸束は、屈曲部が多く、その部分に永久ひずみが残り好ましくない。また、円形のドラムに巻き取る場合も巻き取られた糸束は、全体に湾曲した永久ひずみが残り好ましくない。中空糸膜モジュールに使用する糸の場合などは、一定長の直線性の良い糸束が必要となる。直線部分が長い糸束を得るためには、２点かせ枠を用いて巻き取る方法が有効である。
【０００３】
しかし、２点かせ枠を等速回転させて巻き取ると、２点かせ枠の回転角度によって、単位時間当たりにかせ枠に巻き取られる糸状体の量が異なるため、糸状体が弛んだり引っ張られたりする。このため、巻き取られる糸状体の張力変動が大きく、糸切れや糸割れ等を生じて糸性能が低下するという問題が生じる。あるいは、巻取速度を高速化できないといった問題もあった。このため、２点かせ枠に巻き取る必要がある場合は、紡糸装置から送り出された糸状体を、一旦ボビンに巻き取り、その後、そのボビンを巻き出し装置にセットして、糸状体の送り出し量を制御しながら２点かせ枠に巻き取る工程を追加する必要があり、生産性が悪かった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、一定速度で連続的に送り出された糸状体を、一度巻き取ることなく、直接、連続的に２点かせ枠に巻き取る巻取装置において、発生する糸状体の弛みや引っ張りを抑制しながら、２点かせ枠に均一に高速で巻き取ることができる巻取装置を提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため検討した結果、一定速度で連続的に送り出される糸状体を、直接、連続的に２点かせ枠に巻き取る際、２点かせ枠の回転角度に応じて２点かせ枠の巻取軸の角速度を変化させることによって、単位時間当たりに２点かせ枠に巻き取られる糸量を一定量に制御することによって弛みや引っ張りが無い状態で巻き取ることができることを見出した。すなわち、本発明は、一定速度で連続的に送り出される糸状体を、直接、連続的に２点かせ枠に巻き取る巻取装置において、２点かせ枠の回転角度に応じて２点かせ枠の巻取軸の角速度を変化させることによって、単位時間当たりに２点かせ枠に巻き取られる糸量を制御できることを特徴とした２点かせ巻取装置である。
【０００６】
【発明の実施の形態】
本発明の２点かせ巻取装置とは、例えば、糸状体の巻取部分が巻取軸を中心に配置された２点かせ枠と該２点かせ枠を回転させるためのかせ枠駆動部と一定速度で連続的に送り出された糸状体を２点かせ巻取装置に導くためのガイドローラーからなる巻取装置である。本発明の２点かせ巻取装置は、２点かせ枠の回転角度に応じて巻取軸の角速度を変化させ、単位時間当たりに２点かせ枠に巻き取られる糸量を一定量に制御すことにより、巻取り時の糸状体の弛みや引っ張りを抑制することが可能となって、一定速度で連続的に送り出された糸状体を、直接、連続的に２点かせ枠に均一に巻き取ることができる。
【０００７】
本発明における一定速度で連続的に送り出される糸状体とは、例えば、紡糸装置や延撚機や捲縮機などから連続的に送り出された糸状体である。糸状体は、単糸、合糸糸のいずれでもよく、中空糸であってもよい。特に透析膜や濾過膜、逆浸透膜のモジュール用の中空糸の巻取装置として好適に使用できる。
【０００８】
本発明における２点かせ枠の回転角度に応じて２点かせ枠の巻取軸の角速度を変化させる方法としては、例えば、(1)巻取軸の駆動モータをモーションコントローラによって速度を制御する方法や(2)巻取軸の駆動モータを２点かせ枠の回転角度を検出し回転角度に応じた角速度指令を出力して制御する方法などの方法が挙げられる。これらの方法によって、単位時間当たりに２点かせ枠に巻き取られる糸量を、糸状体が弛んだり引っ張られたりする現象が解消される程度に一定量にすることが必要である。単位時間当たりに２点かせ枠に巻き取られる糸量を、糸状体が弛んだり引っ張られたりする現象が解消される程度に一定量にすることで、巻き取られる糸状体の糸切れや糸割れなどの性能低下を防止でき、また、巻取速度の高速化も可能となる。
【０００９】
本発明について図を用いて更に詳細に説明する。図１は本発明の巻取装置の概略図を示す。
本発明の２点かせ巻取装置の上流側に位置する装置（例えば、紡糸装置）から一定速度で連続的に送り出された糸状体は、ガイドローラー３によって２点かせ巻取装置に搬送され、巻取枠駆動部２によって回転運動を与えられた２点かせ枠１に巻き取られる。例えば、フリーローラーを２つ上下方向に組み合わせたガイドローラー３を用いることができる。スネル糸ガイド等の摩擦抵抗の小さい固定ガイドを用いても実現可能である。
【００１０】
巻取枠駆動部２は、例えば、巻取軸４と巻取軸とタイミングベルトとで結合されたサーボモータ５から構成され、サーボモータ５を制御することにより、巻取軸４に装着された２点かせ枠１の角速度を任意に制御できる。
巻取枠駆動部２の制御方法について巻取枠駆動部２の制御ブロック図である図２によって更に詳細に説明する。巻取枠駆動部２のサーボモータ５はサーボアンプ12に接続されたモーションコントローラ11によって速度を制御され、モーションコントローラへ巻取速度を設定する方法としては、速度設定器による手動設定、あるいは前段の装置から糸状体の送り出し速度信号を入力することにより行われる。
【００１１】
２点かせ枠の巻取軸の角速度制御の方法について更に詳細に説明する。図３は２点かせ枠１が水平となった時の角度を０度とし、２点かせ枠１を等角速度で回転させた時の２点かせ枠１の回転角度に対する２点かせ枠１に巻き取られる糸状体の量を示したものである。図３から分かるように、２点かせ枠１を等角速度で回転させて巻き取ろうとすると、２点かせ枠１の回転角度によって、２点かせ枠１に巻き取られる糸状体の量が大きく変化するために、糸弛みや引っ張りが発生して紡糸装置から一定速度で連続的に送り出された糸状体を直接、２点かせ枠に巻き取ることが困難である。そこで、例えば、単位時間に２点かせ枠１に巻き取られる糸状体の量が一定となるような２点かせ枠１の回転角度に応じた角速度を計算によって求め、巻取軸４の角速度を計算によって得られた角速度に制御することにより、言い換えれば、単位時間に２点かせ枠に巻き取られる糸量を一定に近づけるために、２点かせ枠１の回転角度に応じて巻取軸の角速度を変化させることにより、糸状体の弛みや引っ張りが抑制され、前段の装置から一定速度で連続的に送り出された糸状体を直接、２点かせ枠１に巻き取ることができ、また高速巻き取りが可能となる。
【００１２】
単位時間に２点かせ枠１に巻き取られる糸状体の量が一定となるような２点かせ枠１の回転角度に応じた角速度を計算する方法について説明する。巻取軸の中心を原点（０，０）とし、ガイドローラ３の位置を（Ｘ，Ｙ）、２点かせ枠１の回転角度をθ、２点かせ枠１の長さをＬ、紡糸速度をＶとおくと、求める角速度ωは、次式によって求めることができる。
【数１】

【００１３】
図４は、計算にて求めた２点かせ枠１の角速度パターンの一例である。図５は、２点かせ枠１を図４の角速度パターンで制御した時に単位時間に２点かせ枠１に巻き取られる糸の量を示したものである。図４において、０°、１８０°、３６０°の近傍で角速度が一定となっているが、これは機械的制限によりこれ以上、角速度を増速することができないためである。また、図４、図５において０°、１８０°、３６０°の点、すなわち２点かせ枠１が水平となる点では、糸状体の搬送方向と２点かせ枠１の先端の速度方向が直角となり、２点かせ枠１に巻き取られる糸量が０となる。したがって、この２点かせ枠１が水平になる近傍においては、単位時間に２点かせ枠１に巻き取られる糸状体の量を一定とすることができない。しかしながら、この近傍での２点かせ枠１の角速度は他の角度領域よりも速く、この近傍を通過する時間が短いために発生する糸弛み量は非常に少ないため、２点かせ枠１への巻き取りが可能となる。
【００１４】
２点かせ枠１の角速度を図４の角速度パターンで制御する手段としては、例えば、モーションコントローラ11に三菱電機製Ａ１７２ＳＨＣＰＵ、サーボアンプ１２に三菱電機製ＭＲ−Ｊ２−Ｂを使い、モーションコントローラ11の機能の一つであるカムを用いることができる。単位時間に２点かせ枠１に巻き取られる糸状体の量が一定となるような２点かせ枠１の角速度を前述した計算式を用いて計算し、２点かせ枠１がこの計算によって求めた角速度になるように、巻取枠駆動部２のサーボモータ５のカム曲線を作成し、このカム曲線を使ってサーボモータ５をモーションコントローラ11によって制御することにより、高精度で安定した速度制御が可能である。
【００１５】
高精度な制御を必要としない場合は、例えば、２点かせ枠１の回転角度を検出するために巻取軸４にアブソリュート型エンコーダーを取り付け、検出した２点かせ枠１の回転角度に応じた角速度指令をサーボアンプ12に出力することによっても実現可能である。
【００１６】
【実施例】
以下に、実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら制限されるものではない。
（実施例１）
ポリエーテルスルホン製の外径２５０μｍ、内径２１０μｍの中空糸を連続的に６０ｍ／分のライン速度で紡糸し、フリーローラーを２つ上下方向に組み合わせたガイドローラーによって２点かせ巻取装置に搬送し、巻取枠駆動部によって回転運動を与えられた２点かせ枠に巻き取った。
巻取軸とタイミングベルトとで結合されたサーボアンプに接続されたモーションコントローラによって制御されたサーボモータにより、巻取軸に装着された２点かせ枠の角速度を図４の角速度パターンで制御した。連続的に紡糸された中空糸は、弛みや引っ張りが抑制された状態で２点かせ枠に巻き取ることができた。
【００１７】
尚、モーションコントローラには、三菱電機製Ａ１７２ＳＨＣＰＵ、サーボアンプには、三菱電機製ＭＲ−Ｊ２−Ｂを使った。
モーションコントローラの機能の一つとしては、カムを用いた。単位時間に２点かせ枠に巻き取られる糸状体の量が一定となるような２点かせ枠の角速度を前述した計算式を用いて計算し、２点かせ枠がこの計算によって求めた角速度になるように、巻取枠駆動部のサーボモータのカム曲線を作成し、このカム曲線を使ってサーボモータをモーションコントローラによって制御した。
【００１８】
（比較例１）
２点かせ枠の角速度を一定速度のもとで、上記６０ｍ／分のライン速度で紡糸された中空糸を巻き取ろうとした。２点かせ枠の角速度を遅いと中空糸がたるみ出して巻き取れない。逆に２点かせ枠の角速度速くすると糸切れが発生した。
【００１９】
【発明の効果】
本発明による２点かせ巻取装置を用いることで、紡糸装置などから一定速度で連続的に送り出された糸状体を、糸状体が弛んだり引っ張られたりせずに、直接、連続的に２点かせ枠に巻き取ることが可能となる。その結果、巻き取られた糸状体の糸切れや糸割れなどの性能低下を防止できる。更に、巻取速度の高速化も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の２点かせ巻取装置の概略図の一例である。
【図２】２点かせ巻取装置の制御ブロック図の一例である。
【図３】２点かせ枠を等角速度で回転させた時の回転角度に対する２点かせ枠に巻き取られる糸の量を示した図である。
【図４】２点かせ枠の角速度制御パターン図の一例である。
【図５】２点かせ枠を図４の角速度制御パターンで制御した時の回転角度に対する２点かせ枠に巻き取られる糸の量を示した図の一例である。
【符号の説明】
１２点かせ枠
２巻取枠駆動部
３ガイドローラー
４巻取軸
５サーボモータ
10 速度設定器
11 モーションコントローラ
12 サーボアンプ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an apparatus for directly and continuously winding a filament that is fed out onto a two-point skein frame.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, when winding a filament continuously fed at a constant speed (for example, a filament fed from a spinning device) directly and continuously onto a skein frame, it is applied to a polygonal skein frame or a circular drum. A winding method is used. However, the yarn bundle wound around the polygonal skein frame has many bent portions, and permanent distortion remains in the portions, which is not preferable. Further, even when wound on a circular drum, the wound yarn bundle is unfavorable because the entire curved permanent strain remains. In the case of a yarn used for a hollow fiber membrane module, a yarn bundle having a certain length and good linearity is required. In order to obtain a yarn bundle having a long straight line portion, a winding method using a two-point skein frame is effective.
[0003]
However, if the two-point skein frame is rotated at a constant speed and wound, the amount of the thread-like body wound around the skein frame per unit time differs depending on the rotation angle of the two-point skein frame, so that the filament is loosened or pulled. Or For this reason, the tension | tensile_strength fluctuation | variation of the filament wound up is large, the problem that a thread breakage, a thread crack, etc. arise and a thread | yarn performance falls arises. Another problem is that the winding speed cannot be increased. For this reason, when it is necessary to wind up the two-point skein frame, the filamentous body fed from the spinning device is temporarily wound on the bobbin, and then the bobbin is set on the unwinding device. It was necessary to add a process of winding it on a two-point skein frame while controlling, and productivity was poor.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention suppresses slack and pulling of the filamentous body that occurs in a winding device that continuously and continuously winds the filamentous body fed at a constant speed onto a two-point skein frame without winding it once. However, the present invention provides a winding device that can be wound evenly on a two-point skein frame at high speed.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
As a result of studying to solve the above problems, when winding a filament continuously fed out at a constant speed onto a two-point skein frame directly and continuously, a two-point skein frame according to the rotation angle of the two-point skein frame It has been found that by changing the angular velocity of the take-up shaft, the amount of yarn wound around the two-point skein frame per unit time can be controlled to a constant amount so that the yarn can be wound without being loosened or pulled. That is, according to the present invention, in a winding device for winding a filament that is continuously fed out at a constant speed onto a two-point skein frame directly and continuously, the two-point skein frame is arranged according to the rotation angle of the two-point skein frame. A two-point skeining device characterized in that the amount of yarn wound around a two-point skein frame per unit time can be controlled by changing the angular velocity of the winding shaft.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The two-point skein winding device of the present invention includes, for example, a two-point skein frame in which the winding portion of the filamentous body is arranged around the take-up shaft, and a skein frame driving unit for rotating the two-point skein frame. This is a winding device comprising a guide roller for guiding two filaments continuously fed out at a constant speed to a staking device. The two-point skein winding device of the present invention changes the angular velocity of the take-up shaft according to the rotation angle of the two-point skein frame, and controls the amount of yarn wound around the two-point skein frame to a constant amount per unit time. This makes it possible to suppress loosening and pulling of the filamentous body during winding, and the filamentous body continuously fed out at a constant speed is directly and continuously wound around the two-point skein frame. be able to.
[0007]
In the present invention, the filament that is continuously fed out at a constant speed is, for example, a filament that is continuously fed out from a spinning device, a twisting machine, a crimping machine, or the like. The filamentous body may be either a single yarn or a combined yarn, or may be a hollow yarn. In particular, it can be suitably used as a hollow fiber winding device for modules of dialysis membranes, filtration membranes and reverse osmosis membranes.
[0008]
As a method of changing the angular velocity of the winding shaft of the two-point skein frame according to the rotation angle of the two-point skein frame in the present invention, for example, (1) a method of controlling the speed of the drive motor of the winding shaft by a motion controller And (2) a method of controlling the output motor of the winding shaft by detecting the rotation angle of the two-point frame and outputting an angular velocity command corresponding to the rotation angle. By these methods, the amount of yarn wound around the two-point skein frame per unit time needs to be a constant amount so as to eliminate the phenomenon that the filament is loosened or pulled. By setting the amount of yarn wound around the two-point skein frame per unit time so that the phenomenon of loosening or pulling of the filamentous body is eliminated, thread breakage or breakage of the wound filamentous body It is possible to prevent performance degradation such as, and to increase the winding speed.
[0009]
The present invention will be described in more detail with reference to the drawings. FIG. 1 shows a schematic view of the winding device of the present invention.
The filaments continuously fed out at a constant speed from a device (for example, a spinning device) located upstream of the two-point skeining device of the present invention is conveyed to the two-point skeining device by the guide roller 3, It is wound on the two-point skein frame 1 given a rotational motion by the winding frame drive unit 2. For example, a guide roller 3 in which two free rollers are combined in the vertical direction can be used. This can also be realized by using a fixed guide having a low frictional resistance such as a snell yarn guide.
[0010]
The take-up frame driving unit 2 is composed of, for example, a take-up shaft 4, a take-up shaft and a servo motor 5 coupled with a timing belt, and is mounted on the take-up shaft 4 by controlling the servo motor 5. The angular velocity of the two-point skein frame 1 can be arbitrarily controlled.
The control method of the winding frame driving unit 2 will be described in more detail with reference to FIG. 2 which is a control block diagram of the winding frame driving unit 2. The speed of the servo motor 5 of the take-up frame drive unit 2 is controlled by the motion controller 11 connected to the servo amplifier 12, and the method of setting the take-up speed to the motion controller can be set manually by a speed setting device or in the preceding stage. This is performed by inputting a thread feed speed signal from the apparatus.
[0011]
The method for controlling the angular velocity of the winding shaft of the two-point skein frame will be described in more detail. FIG. 3 shows the two-point skein frame 1 relative to the rotation angle of the two-point skein frame 1 when the angle when the two-point skein frame 1 is horizontal is 0 degrees and the two-point skein frame 1 is rotated at an equiangular speed. It shows the amount of filaments wound up. As can be seen from FIG. 3, when the two-point skein frame 1 is rotated at an equal angular velocity and taken up, the amount of the filaments wound around the two-point skein frame 1 varies greatly depending on the rotation angle of the two-point skein frame 1. For this reason, it is difficult to wind the yarn-like body continuously fed out from the spinning device at a constant speed directly on the two-point skein frame due to the occurrence of slack and pulling. Therefore, for example, an angular velocity corresponding to the rotation angle of the two-point skein frame 1 so that the amount of the filament wound around the two-point skein frame 1 per unit time is constant is obtained by calculation, and the angular velocity of the winding shaft 4 is calculated. By controlling the angular velocity obtained by the calculation, in other words, in order to bring the amount of yarn wound around the two-point skein frame close to a constant value per unit time, the winding axis of the take-up shaft according to the rotation angle of the two-point skein frame 1 By changing the angular velocity, loosening and pulling of the filamentous body is suppressed, and the filamentous body continuously fed out from the previous stage device at a constant speed can be directly wound around the two-point skein frame 1 and can be wound at high speed. Can be taken.
[0012]
A method for calculating the angular velocity corresponding to the rotation angle of the two-point skein frame 1 so that the amount of the filament wound on the two-point skein frame 1 per unit time is constant will be described. The center of the winding shaft is the origin (0, 0), the position of the guide roller 3 is (X, Y), the rotation angle of the 2-point skein frame 1 is θ, the length of the 2-point skein frame 1 is L, the spinning speed If V is V, the angular velocity ω to be obtained can be obtained by the following equation.
[Expression 1]

[0013]
FIG. 4 is an example of the angular velocity pattern of the two-point skein frame 1 obtained by calculation. FIG. 5 shows the amount of yarn wound around the two-point skein frame 1 per unit time when the two-point skein frame 1 is controlled by the angular velocity pattern of FIG. In FIG. 4, the angular velocity is constant in the vicinity of 0 °, 180 °, and 360 °. This is because the angular velocity cannot be increased any more due to mechanical limitations. 4 and 5, at the points of 0 °, 180 °, 360 °, that is, the point where the two-point skein frame 1 is horizontal, the conveying direction of the filament and the speed direction of the tip of the two-point skein frame 1 are perpendicular to each other. Thus, the amount of yarn wound around the two-point skein frame 1 becomes zero. Therefore, in the vicinity where the two-point skein frame 1 is horizontal, the amount of filaments wound around the two-point skein frame 1 per unit time cannot be made constant. However, the angular velocity of the two-point skein frame 1 in this vicinity is faster than the other angular regions, and the amount of thread slack that occurs due to the short time passing through this vicinity is very small. Winding becomes possible.
[0014]
As means for controlling the angular velocity of the two-point skein frame 1 with the angular velocity pattern of FIG. 4, for example, Mitsubishi Electric A172SHCPU is used for the motion controller 11 and Mitsubishi Electric MR-J2-B is used for the servo amplifier 12. A cam that is one of the functions can be used. The angular velocity of the two-point skein frame 1 is calculated using the above-described formula so that the amount of the filament wound on the two-point skein frame 1 per unit time is constant, and the two-point skein frame 1 is obtained by this calculation. By creating a cam curve of the servo motor 5 of the winding frame drive unit 2 so that the angular speed becomes high, and controlling the servo motor 5 by the motion controller 11 using this cam curve, highly accurate and stable speed control. Is possible.
[0015]
If high-precision control is not required, for example, an absolute encoder is attached to the winding shaft 4 in order to detect the rotation angle of the two-point skein frame 1, and the two-point skein frame 1 is detected according to the detected rotation angle. This can also be realized by outputting an angular velocity command to the servo amplifier 12.
[0016]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described with reference to examples, but the present invention is not limited to these examples.
(Example 1)
A hollow fiber made of polyethersulfone having an outer diameter of 250 μm and an inner diameter of 210 μm is continuously spun at a line speed of 60 m / min, and is conveyed to a two-point skeining device by a guide roller in which two free rollers are vertically combined. Then, the film was wound around a two-point skein frame given a rotational motion by a winding frame driving unit.
The angular velocity of the two-point skein frame mounted on the winding shaft was controlled by the angular velocity pattern shown in FIG. 4 by a servo motor controlled by a motion controller connected to a servo amplifier coupled by a winding shaft and a timing belt. The continuously spun hollow fiber was able to be wound on a two-point skein frame in a state where slack and tension were suppressed.
[0017]
The motion controller used was Mitsubishi Electric A172SHCPU, and the servo amplifier used was Mitsubishi Electric MR-J2-B.
A cam was used as one of the functions of the motion controller. The angular velocity of the two-point skein frame is calculated using the above-described formula so that the amount of filament wound on the two-point skein frame per unit time is constant. Thus, the cam curve of the servo motor of the winding frame drive unit was created, and the servo motor was controlled by the motion controller using this cam curve.
[0018]
(Comparative Example 1)
An attempt was made to wind up the hollow fiber spun at the line speed of 60 m / min with the angular velocity of the two-point skein frame being constant. If the angular velocity of the two-point skein frame is slow, the hollow fiber sags and cannot be wound. Conversely, when the angular velocity of the 2-point skein frame was increased, thread breakage occurred.
[0019]
【The invention's effect】
By using the two-point skein take-up device according to the present invention, the filaments continuously fed from the spinning device or the like at a constant speed can be directly and continuously two-pointed without the filaments being loosened or pulled. It is possible to wind it around a skein frame. As a result, it is possible to prevent performance degradation such as thread breakage and thread cracking of the wound filamentous body. Furthermore, the winding speed can be increased.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an example of a schematic view of a two-point skein-up device of the present invention.
FIG. 2 is an example of a control block diagram of a two-point skeining device.
FIG. 3 is a diagram showing an amount of yarn wound around a two-point skein frame with respect to a rotation angle when the two-point skein frame is rotated at an equiangular speed.
FIG. 4 is an example of an angular velocity control pattern diagram of a two-point skein frame.
5 is an example of a diagram showing an amount of yarn wound around a two-point skein frame with respect to a rotation angle when the two-point skein frame is controlled by the angular velocity control pattern of FIG. 4;
[Explanation of symbols]
1 2-point skein frame 2 take-up frame drive unit 3 guide roller 4 take-up shaft 5 servo motor
10 Speed setter
11 Motion controller
12 Servo amplifier

Claims

In a winding device in which a filament that is continuously fed at a constant speed is passed through a guide roller and wound on a two-point skein frame that is given a rotational motion by a winding drive unit, the rotational speed of the two-point skein frame is A two-point skeining device controlled by an angular velocity pattern represented by the formula (1) .
[Formula 1]

[In equation (1), the angular position of the guide roller is (X, Y) when the angular velocity is ω and the center of the winding shaft is the origin (0, 0). The length of the skein frame is L and the spinning speed is V ]