JP4196196B2 - 二次電池 - Google Patents

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Description

本発明は、リチウムマンガン酸化物を活物質とする二次電池に関する。
電池の劣化状態に応じて、充放電量が行われる電池容量範囲を変更する車両用充放電制御装置がある(特許文献1参照)。この技術によれば、電池の劣化を防止し、寿命特性の改善を図ることができる。
しかしながら、使用する電池の容量を制限するため、使用できる容量が小さくなってしまうという問題があった。
特開2000−324616号公報
本発明は、寿命特性の優れた二次電池を提供することを目的とする。
本発明によれば、リチウムイオンの挿入脱離が可能であるとともに、前記リチウムイオンの輸送を媒介する電解液に浸漬される正極及び負極を有する二次電池であって、正極が第1の正極材料と第2の正極材料とを含み、第1の正極材料は、リチウムマンガン酸化物(LiMn2−X,M=Li、Fe、Co、Ni、Al、Mg)であり(xは0≦x2であることが好ましい)、第2の正極材料は、放電深度(DOD)略50%未満における開回路電圧が、放電深度(DOD)略50%未満におけるリチウムマンガン酸化物の開回路電圧よりも低く、放電深度(DOD)略50%以上における開回路電圧が、放電深度(DOD)略50%以上における前記リチウムマンガン酸化物の開回路電圧よりも高い二次電池が提供される。
これにより、二次電池の寿命特性、出力特性を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1(A)は本発明の実施形態に係る薄型の積層型二次電池10(以下「薄型電池」と称する)の全体を示す平面図、図1(B)は(A)のB−B線に沿う断面図である。図1は一つの薄型電池(単位電池)を示し、この薄型電池10を複数積層することにより所望の電圧、容量の組電池が構成される。図1(A)は本発明の実施形態に係る薄型の積層型二次電池10の全体を示す平面図、図1(B)は(A)のB−B線に沿う断面図である。図1は一つの積層型二次電池10を示す。この積層型二次電池10を複数積層することにより所望の電圧、容量の組電池を構成することができる。
本発明の実施形態に係る積層型二次電池10は、リチウム系の薄型の積層型二次電池であり、図1に示すように、複数の正極板101および負極板103と、正極板101と負極板103との間に挟まれたセパレータ102と、正極端子104と、負極端子105と、上部電池外装106と、下部電池外装107と、特に図示しない電解質とから構成されている。正極板101,セパレータ102,負極板103の枚数は何ら限定されず、必要に応じて正極板101、負極板103およびセパレータの枚数を選択して構成することができる。
[第1の実施形態]
図2は、第1の実施形態に係る積層型二次電池10の内部を具体的に示す図である。本実施形態では、3枚の正極板101と3枚の負極板103とが、5枚のセパレータ102を挟むように積層され、その最上層の上と最下層の下とに2枚のセパレータ102がさらに積層されている。
負極板103は、負極端子105へと負極リード105cを介して接続される負極側集電体105aと、この負極側集電体105aの両主面に形成された負極層51,52とを有する。また、正極板101は、正極端子104へと正極リード104cを介して接続される正極側集電体104aと、この正極側集電体104aの両主面に形成された正極層41,42を有する。
本実施形態の正極層41,42は、2種以上の正極活物質を含む。つまり、正極層41a,42aは、第1の正極活物質を含む第1の正極材料と、第1の正極活物質とは異なる第2の正極活物質を含む第2の正極材料とを含む。本実施形態において、第1の正極材料をリチウムマンガン酸化物とし、第2の正極材料を、DOD略50%未満におけるリチウム極に対する開回路電圧が、DOD略50%未満におけるリチウム極に対するリチウムマンガン酸化物の開回路電圧よりも低く、DOD略50%以上におけるリチウム極に対する開回路電圧が、DOD略50%以上におけるリチウム極に対するリチウムマンガン酸化物の開回路電圧よりも高いものとすることが好ましい。なお、「放電深度(DOD)略50%」とは、リチウムマンガン酸化物から溶出するマンガン溶出量が増加の傾向を示す放電深度値を意味し、45%〜55%の放電深度値を少なくとも含む。もちろん、計測等によって生じる誤差幅をも含む。
次に、第1の正極材料と第2の正極材料との関係を説明する。ここでは、第1の正極材料がリチウムマンガン酸化物であり、第2の正極材料がリチウムマンガンリン酸化物(LiMnPO)である場合を例にして説明する。図3に、リチウムマンガン酸化物及びLiMnPOの放電深度(DOD%)と開回路電圧(V)との関係を示した。これらの開回路電圧はリチウム極に対して測定したものである。図3に示すように、LiMnPOは、DOD略50%未満におけるリチウム極に対する開回路電圧が、DOD略50%未満におけるリチウム極に対するリチウムマンガン酸化物の開回路電圧よりも低く、DOD略50%以上におけるリチウム極に対する開回路電圧が、DOD略50%以上におけるリチウム極に対するリチウムマンガン酸化物の開回路電圧よりも高い、つまり平坦なDOD−開回路電圧線を示す。
本実施形態では、開回路電圧において上述した特定の関係を有する2種の正極材料を混合した正極材料を用いることにより、正極のリチウムマンガン酸化物から溶出するマンガン量を抑制する。このようにしたのは以下の知見による。正極に用いられたリチウムマンガン酸化物から溶出するマンガン量は、電池の放電深度(DOD%)の変化に応じて変化する。具体的には、放電深度(DOD)が50%以上になるとマンガンが溶出しやすくなり、放電深度(DOD)80%ではマンガン溶出量が最大となる。したがって、マンガン溶出量の多い放電深度領域において、リチウムマンガン酸化物を正極活物質として使用しなければ、マンガン溶出量を抑制することができる。
本実施形態では、マンガン溶出量が増加傾向に転じる放電深度である、DOD略50%を基準として、開回路電圧の相対的な高低が反転する2つの材料、例えば図3のような関係を有するリチウムマンガン酸化物(第1の正極材料)とリチウムマンガンリン酸化物(LiMnPO)(第2の正極材料)を用いて正極を構成することにより、放電深度が50%以上の領域でリチウムマンガン酸化物を使用しないようにした。すなわち、放電深度(DOD)が略50%以上の領域における放電過程では、LiMnPOを正極活物質として機能させ、放電終了後の放電深度(DOD)が略50%以上の領域における充電過程では、リチウムマンガン酸化物からLiMnPOへ充電させる。これにより、リチウムマンガン酸化物は主にDOD略50%以下の領域において利用され、マンガンの溶出量が多い高放電深度領域での利用を避けることができる。その結果、マンガン溶出を抑制し、電池の寿命特性を向上させることができる。
本実施形態において、第2の正極材料は、リチウムマンガン複合リン酸化物又はリチウムマンガンリン酸化物を含むことが好ましい。特に限定されないが、リチウムマンガン複合リン酸化物はLiMn1−XPO(M=Fe、Co、Ni,0≦X≦1)であることが好ましく、リチウムマンガンリン酸化物はLiMnPOであることが好ましい。また、第1の正極材料はLiMnであってもよい。本実施形態においてリチウムマンガン酸化物、リチウムマンガンリン酸化物、リチウムマンガン複合リン酸化物の組成は、特に限定されず、定比化合物であってもよく、不定比化合物であってもよい。
本実施形態では、第1の正極材料をリチウムマンガン酸化物(LiMnPOを除く)とし、第2の正極材料をLiMnPOとした。第1の正極材料および第2の正極材料と、導電材としてのカーボンブラックとを混合した。この混合物を、結着剤としてのポリフッ化ビニリデン(PVDF)を溶解させたNメチル−2−ピロリドン(NMP)中に均一に分散させてスラリーを作製し、このスラリーを正極側集電体104aとなるアルミ金属箔上に均一に塗布し、NMPを蒸発させ、ローラープレス機により圧延し、アルミ金属箔104a上に正極層41a,42aを作製した。作製された正極層41a,42aは、所定の大きさに切断され、正極板101を得た。
本実施形態では、非晶質系の炭素系材料に属するハードカーボンを負極活物質とし、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)を結着剤として採用した。ハードカーボンとポリフッ化ビニリデン(PVDF)とを9:1の重量比で混合し、これをNメチル−2−ピロリドン(NMP)に分散させてスラリーを作製し、このスラリーを負極側集電体である銅金属箔105a上に均一に塗布し、NMPを蒸発させ、ローラープレス機により圧延し、銅金属箔105a上に負極層51,52を作製した。所定の大きさに切断された負極板103を得た。本実施形態の負極活物質は、ハードカーボンをはじめとする非晶質炭素、難黒鉛化炭素、または易黒鉛化炭素などのように、正極活物質のリチウムイオンを吸蔵および放出する材料を用いることができる。
また、セパレータ102は、上述した正極板101と負極板103との短絡を防止するもので、電解質を保持する機能を備えてもよい。セパレータ102は、例えばポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)などのポリオレフィン等から構成される微多孔性膜であり、過電流が流れると、その発熱によって膜の空孔が閉塞され電流を遮断する機能をも有する。なお、本発明のセパレータ102は、ポリオレフィンなどの単層膜にのみ限られず、ポリプロピレン層をポリエチレン層でサンドイッチした三層構造や、ポリオレフィン微多孔膜と有機不織布などを積層したものも用いることができる。セパレータ102を複層化することで、過電流の防止機能、電解質保持機能およびセパレータの形状維持(剛性向上)機能などの諸機能を付与することができる。また、セパレータ102の代わりにゲル電解質又は真性ポリマー電解質等を用いることもできる。
以上の正極板101と負極板103とを、その間にセパレータ102が位置するような順序で積層し、その最上部及び最下部にセパレータ102を一枚ずつ積層して発電要素体109を得る。発電要素体109は、上部電池外装106及び下部電池外装107により包まれる。当該電池外装106、107により形成される空間に、有機液体溶媒に過塩素酸リチウム、ホウフッ化リチウム等のリチウム塩を溶質とした液体電解質を注入したのち、上部電池外装106及び下部電池外装107の外周縁を、正極・負極端子を導出して、熱融着などの方法により封止する。これら上部電池外装106および下部電池外装107は、例えばポリエチレンやポリプロピレンなどの樹脂フィルムや、アルミニウムなどの金属箔の両面をポリエチレンやポリプロピレンなどの樹脂でラミネートした、樹脂−金属薄膜ラミネート材など、柔軟性を有する材料で形成されている。
電池外装に封入される液体電解質の有機液体溶媒として、プロピレンカーボネート(PC)、エチレンカーボネート(EC)、ジメチルカーボネート(DMC)などのエステル系溶媒を例示することができるが、本発明の有機液体溶媒はこれにのみ限定されることなく、エステル系溶媒に、γ−ブチラクトン(γ−BL)、ジエトシキエタン(DEE)等のエーテル系溶媒その他を混合、調合した有機液体溶媒も用いることができる。
本実施形態に係る実施例1〜3の積層型二次電池10について、その電池特性を検証した。図4は実施例1の容量維持率を示す図、図5は実施例1の出力密度を示す図、図6は実施例2および実施例3の出力密度を示す図である。以下、各実施例について説明する。
<実施例1>
正極活物質として機能するリチウムマンガン酸化物を含む第1の正極材料、および正極活物質として機能するLiMnPOを含む第2の正極材料を準備した。第1の正極材料と、第2の正極材料と、導電材としてのカーボンブラックとを混合し、正極材料混合物を得た。バインダーであるPVDF(ポリフッカビニリデン)を溶解させたNメチル−2−ピロリドン(NMP)を準備した。正極材料混合物をNメチル−2−ピロリドン(NMP)に分散させてスラリーを得た。このスラリーをアルミ金属箔上に塗布し、NMPを蒸発させ、所定の大きさに切断して正極板101を得た。正極の組成は、リチウムマンガン酸化物:LiMnPO:カーボンブラック:PFDF=4:4:1:1であった。ハードカーボンとPVDFとを9:1の割合で混合した。混合した負極材料をNMPに分散させ、銅箔上の塗布した。NMPを蒸発させ、所定の大きさに切断し、負極板103を得た。その他の点は、上述した実施形態に示した条件から適宜選択して、所定の条件の下、二次電池10を得た。
<比較例1>
リチウムマンガン酸化物を含む(LiMnPOを含まない)正極材料を用いるほかは、実施例1と同様にして二次電池を得た。
<比較例2>
LiMnPOを含む正極材料を用いるほかは、実施例1と同様にして二次電池を得た。
実施例1の二次電池10、比較例1および比較例2の二次電池について、容量維持率をそれぞれ測定した。図4に、充放電サイクル数と容量維持率(%)との関係をそれぞれ示した。二次電池を60℃において、3Cの電流値で充放電させるという充放電サイクル条件の下、各サイクル毎に放電容量を測定した。1充放電サイクルは、以下の条件における充電−充電休止−放電−放電休止の4ステップからなる。
放電条件:
電流値3CA:(20分で全容量を放電させる電流値)
放電終止電圧:2.5V(電圧が2.5Vとなったら放電終了)
充電条件:
電流値3CA:(20分で全容量を放電させる電流値)
充電終止電圧:4.2V(電圧が4.2Vとなったら充電終了)
休止条件:
休止時間:10分
測定結果に基づいて放電容量を算出した。放電容量は、放電容量(Ah)=放電電流(A)×放電時間(h)により算出した。さらに、算出された放電容量に基づいて、容量維持率を算出した。容量維持率は、1サイクル目の放電容量を100%としたときの、各サイクル時の放電容量(%)を百分率で示したものである。
図4に示したように、実施例1は、比較例1よりも高い容量維持率を示し、また比較例2と同等の容量維持率を示した。実施例1は、リチウムマンガン酸化物とLiMnPOとを含む正極を用いたため、高い容量維持率を保つことができた。これは、満充電に近い領域(放電深度DODの低い領域)においてリチウムマンガン酸化物を使用し、マンガンが溶出する放電深度(放電深度DODの高い領域)においてリチウムマンガン酸化物の使用を避けることができたためである。リチウムマンガン酸化物は放電深度がDOD略50%以上となるとマンガンが溶出する傾向があり、DOD略80%ではマンガンの溶出量が最大となる。本実施例では、マンガンが溶出する放電深度に対応する領域を使用しないようにしたため、電池劣化の原因となるマンガンの溶出を抑制することができた。これにより、実施例1は高い容量維持率を示した。
実施例1の二次電池10、比較例1および比較例2の二次電池について、出力密度(W/kg)を計測した。出力密度は、10秒間放電できる最大出力値に基づいて求めた。図5は、実施例1の出力密度を1として、実施例1に対する比較例1および比較例2の出力密度比を示す図である。図5に示すように、実施例1の二次電池10は、比較例2の二次電池よりも優れた出力密度を示した。これは、リチウムマンガン酸化物とLiMnPOとを含む正極を用いたことにより、満充電に近い領域(放電深度DODの低い領域)においてリチウムマンガン酸化物を使用でき、マンガンが溶出する放電深度領域においてリチウムマンガン酸化物の使用を避けることができたためである。リチウムマンガン酸化物は放電深度がDOD略50%以上となるとマンガンが溶出する傾向があり、DOD80%ではマンガンの溶出量が最大となる。充放電反応において正極層からマンガンイオンの溶出が起き、溶出したマンガンイオンが負極に析出すると、析出物が負極におけるリチウムイオンの挿入脱離経路をふさぎ、リチウムイオンの吸蔵脱離を妨害して容量が低下する場合がある。本実施例では、マンガンが溶出する放電深度に対応する領域を使用しないようにしたため、容量低下の原因となるマンガンの溶出を抑制することができた。これにより高い容量維持率を保ち、電池の寿命特性を向上させることができた。
なお、出力密度のみを比較すると、実施例1の出力密度は比較例1の出力密度よりも小さい。しかし、図4に示したように、実施例1の容量維持率は、比較例1の容量維持率よりも高く、寿命特性において優れている。また、容量維持率のみを比較すると、実施例1の容量維持率は比較例2の容量維持率よりも低い。しかし、図5に示したように、実施例1の出力密度は、比較例2の出力密度よりも高く、出力特性において優れている。このように、実施例1は、比較例1および比較例2に比べて、バランスのとれた寿命特性と出力特性とを有する。
<実施例2>
正極活物質として機能するリチウムマンガン酸化物を含む第1の正極材料と、正極活物質として機能するLiMnPOを含む第2の正極材料を準備した。実施例2では、第2の正極材料の平均粒径を、第1の正極材料の平均粒径よりも小さいものとした。すなわち、LiMnPOの平均粒子径は、リチウムマンガン酸化物の平均粒径よりも小さい。実施例2では、平均粒径が約10μmのリチウムマンガン酸化物と、平均粒径が10μm未満のLiMnPOを用いた。その他の点は実施例1と同様にして二次電池を得た。
<実施例3>
平均粒径が等しい第1の正極材料と第2の正極材料とを用いる以外は、実施例2と同様にして二次電池を得た。
実施例2の二次電池10、実施例3の二次電池10について、出力密度(W/kg)を計測した。出力密度は、10秒間放電できる最大出力値に基づいて求めた。図6は、実施例2の出力密度を1として、実施例2に対する実施例3の出力密度比を示す図である。図6に示すように、実施例2の二次電池10は、実施例3の二次電池よりも優れた出力密度を示した。これは、LiMnPOの平均粒径をリチウムマンガン酸化物の平均粒径よりも小さくすることにより、電子伝導性が向上し、電極全体の抵抗が小さくなったためである。特に、LiMnPOは、リチウムマンガン酸化物に比べて電子伝導性が劣るため、正極材料としてLiMnPOを用いる場合の電気導電性の劣化を抑えることができる。
このように、実施例3では、第1の正極材料と、第1の正極材料の平均粒径よりも小さい平均粒径を有する第2の正極材料を用いることによって、出力特性を向上させることができた。
[第2実施形態]
リチウムマンガン酸化物を含む第1の正極と、リチウムマンガンリン酸化物を含む第2の正極とを有する点を特徴とする。この点において、リチウムマンガン酸化物を含む第1の正極材料と、リチウムマンガンリン酸化物を含む第2の正極材料とを混合して作成した正極を用いる第1実施形態と相違する。以下、この相違点を中心に説明する。
正極101は、リチウムマンガン酸化物(LiMn2−X,M=Li、Fe、Co、Ni、Al、Mg)を活物質とする第1の正極101aと、放電深度(DOD)略50%未満におけるリチウム極に対する開回路電圧が、放電深度(DOD)略50%未満におけるリチウム極に対するリチウムマンガン酸化物の開回路電圧よりも低く、放電深度(DOD)略50%以上におけるリチウム極に対する開回路電圧が、放電深度(DOD)略50%以上におけるリチウム極に対するリチウムマンガン酸化物の開回路電圧よりも高い第2の正極101bとを有する。
本実施形態において、第1の正極101aの活物質をリチウムマンガン酸化物(LiMn2−X,M=Li、Fe、Co、Ni、Al、Mg)とし、第2の正極101bの活物質をLiMn1−XPO(M=Fe、Co、Ni,0≦X≦1)とすることが好ましい。具体的には、第1の正極101aの活物質を、リチウムマンガン酸化物(LiMn2−X,M=Li、Fe、Co、Ni、Al、Mg)とし、第2の正極101bの活物質をLiMnPOとすることが好ましい。その他の点は第1実施形態と共通する。LiMn1−XPO(M=Fe、Co、Ni,0≦X≦1)、LiMnPOは、リチウムマンガン酸化物に比べて電子伝導性が悪い。本実施形態では、高負荷時に主としてリチウムマンガン酸化物を使用し、LiMn1−XPO(M=Fe、Co、Ni,0≦X≦1)、LiMnPOを使用しないようにした。これにより、電子伝導性の良い正極材料を有効に使用し、出力特性を向上させることができる。
<実施例4>
第2実施形態に係る実施例4の積層型二次電池20について、その電池特性を検証した。図7は実施例4に係る積層型電池20の内部構造を示す図、図8は実施例4の容量維持率を示す図、図9は実施例4の出力密度を示す図である。
リチウムマンガン酸化物を正極活物質とする第1の正極層41b,42b(第1の正極)と、LiMnPOを正極活物質とする第2の正極層41c,42c(第2の正極)とを準備した。まず第1の正極層41b,42bを作成した。リチウムマンガン酸化物を含む正極材料と、導電材としてのカーボンブラックとを混合し、正極材料混合物を得た。バインダーであるPVDF(ポリフッカビニリデン)を溶解させたNメチル−2−ピロリドン(NMP)を準備した。正極材料混合物をNメチル−2−ピロリドン(NMP)に分散させてスラリーを得た。このスラリーをアルミ金属箔上に塗布し、NMPを蒸発させ、第1の正極層41b,42bを得た。正極の組成は、リチウムマンガン酸化物:カーボンブラック:PFDF=4:5:1であった。正極活物質をLiMnPOとする以外は、第1の正極層41b,42bと同様にして、第2の正極層41c,42cを得た。
図7は、第2の実施形態に係る積層型二次電池20の内部を具体的に示す図である。本実施形態では、3枚の正極板101と3枚の負極板103とが、5枚のセパレータ102を挟むように積層され、その最上層の上と最下層の下とに2枚のセパレータ102がさらに積層されている。3枚の正極板101は、それぞれ2層の正極層41,42を有する。二次電池20が有する6層の正極層は、3層の第1の正極層41b,42bと3層の第2の正極層41c,42cとを含む。図7に示すように、第1の正極層41b,42bを二次電池20の外側(外装側)に配置し、第2の正極層41c,42cを二次電池の内側に配置した。第1の正極層41b,42b及び第2の正極層41c,42cの配置態様は特に限定されず、図7に示した配置態様以外の配置態様としてもよい。その他の点は、実施例1と同様にして二次電池20を得た。
実施例4の二次電池20、先述した実施例1の二次電池10について、容量維持率をそれぞれ測定した。図8に、充放電サイクル数と容量維持率(%)との関係をそれぞれ示した。二次電池を60℃において、3Cの電流値で充放電させるという充放電サイクル条件の下、各サイクルの放電容量を測定した。測定条件は実施例1について放電容量を測定した場合と同じ条件とした。
図8に示すように、実施例4の二次電池20は、実施例1の二次電池10と同等乃至それ以上の容量維持率を示した。これは、実施例4において、リチウムマンガン酸化物を正極活物質とする正極層41b,42bとLiMnPOを正極活物質とする正極層41c,42cとの2種類の正極を用いたことにより、満充電に近い領域(放電深度DODの低い領域)においてリチウムマンガン酸化物を使用することができ、マンガンが溶出する放電深度におけるリチウムマンガン酸化物の使用を避けることができたためである。
実施例4の二次電池20、実施例1の二次電池10について、出力密度(W/kg)を計測した。出力密度は、10秒間放電できる最大出力値に基づいて求めた。図9は、実施例4の出力密度を1として、実施例4に対する実施例1の出力密度比を示す図である。図9に示すように、実施例4の二次電池20は、実施例1の二次電池10よりも優れた出力密度を示した。これは、高負荷時には電子伝導性の高いリチウムマンガン酸化物からなる正極を使用し、電子伝導性が劣るLiMnPOを使用しないため、LiMnPOを混合した正極の電池の出力特性が向上した。このように実施例4の二次電池20は、高い容量維持率を保ち、高い寿命特性を有する。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
図1(A)は本発明の実施形態に係る積層型二次電池の全体を示す平面図、図1(B)は本発明の本実施形態に係る積層型二次電池の内部構造を示す断面図である。 第1実施形態に係る積層型二次電池の内部構造を示す図である。 第1の正極材料と第2の正極材料について、DODと開回路電圧との関係を示す図である。 実施例1の容量維持率を示す図である。 実施例1の出力密度を示す図である。 実施例2および実施例3の出力密度を示す図である。 第2実施形態に係る積層型二次電池の内部構造を示す図である。 実施例4の容量維持率を示す図である。 実施例4の出力密度を示す図である。
符号の説明
10…積層型二次電池
101…正極
102…セパレータ
103…負極
104…正極端子
104a…正極側集電体
104b…正極層
41b,42b…第1の正極層(第1の正極)
41c,42c…第2の正極層(第2の正極)
105…負極端子
105a…負極側集電体
105b…負極層
106…上部電池外装
107…下部電池外装
108…ヒートシール部(外周縁)
109…発電要素(正極板、負極板、セパレータ、電解液、正極端子、負極端子を含む)

Claims (9)

  1. リチウムイオンの挿入脱離が可能であるとともに、前記リチウムイオンの輸送を媒介する電解液に浸漬される正極及び非晶質系の炭素系材料を負極活物質とする負極を有する二次電池であって、
    前記正極は、第1の正極材料と第2の正極材料とを含み、
    前記第1の正極材料は、リチウムマンガン酸化物(LiMn2−X,M=Li、Fe、Co、Ni、Al、Mg、xは0≦x<2)であり、
    前記第2の正極材料は、LiMn1−XPO(M=Fe、Co、Ni,0≦X≦1)であって、かつ、放電深度(DOD)略50%未満におけるリチウム極に対する開回路電圧が、放電深度(DOD)略50%未満における前記リチウムマンガン酸化物のリチウム極に対する開回路電圧よりも低く、放電深度(DOD)略50%以上におけるリチウム極に対する開回路電圧が、放電深度(DOD)略50%以上における前記リチウムマンガン酸化物のリチウム極に対する開回路電圧よりも高い二次電池。
  2. リチウムイオンの挿入脱離が可能であるとともに、前記リチウムイオンの輸送を媒介する電解液に浸漬される正極及び非晶質系の炭素系材料を負極活物質とする負極を有する二次電池であって、
    前記正極は、第1の正極材料と第2の正極材料とを含み、
    前記第1の正極材料は、リチウムマンガン酸化物(LiMn2−X,M=Li、Fe、Co、Ni、Al、Mg、xは0≦x<2)であり、
    前記第2の正極材料は、LiMnPOであって、かつ、放電深度(DOD)略50%未満におけるリチウム極に対する開回路電圧が、放電深度(DOD)略50%未満における前記リチウムマンガン酸化物のリチウム極に対する開回路電圧よりも低く、放電深度(DOD)略50%以上におけるリチウム極に対する開回路電圧が、放電深度(DOD)略50%以上における前記リチウムマンガン酸化物のリチウム極に対する開回路電圧よりも高い二次電池。
  3. リチウムイオンの挿入脱離が可能であるとともに、前記リチウムイオンの輸送を媒介する電解液に浸漬される正極及び非晶質系の炭素系材料を負極活物質とする負極を有する二次電池であって、
    前記正極は、第1の正極材料と第2の正極材料とを含み、
    前記第1の正極材料は、LiMnであり、
    前記第2の正極材料は、LiMnPOであって、かつ、放電深度(DOD)略50%未満におけるリチウム極に対する開回路電圧が、放電深度(DOD)略50%未満における前記リチウムマンガン酸化物のリチウム極に対する開回路電圧よりも低く、放電深度(DOD)略50%以上におけるリチウム極に対する開回路電圧が、放電深度(DOD)略50%以上における前記リチウムマンガン酸化物のリチウム極に対する開回路電圧よりも高い二次電池。
  4. 前記第2の正極材料の平均粒径は、前記第1の正極材料の平均粒径よりも小さい請求項1〜3のいずれかに記載の二次電池。
  5. リチウムイオンの挿入脱離が可能であるとともに、前記リチウムイオンの輸送を媒介する電解液に浸漬される複数の正極及び非晶質系の炭素系材料を負極活物質とする負極が、セパレータを挟んで積層された二次電池であって、
    前記正極は、リチウムマンガン酸化物(LiMn2−X,M=Li、Fe、Co、Ni、Al、Mg、xは0≦x<2)を活物質とする第1の正極と、
    LiMn1−XPO(M=Fe、Co、Ni,0≦X≦1)を活物質とし、かつ、放電深度(DOD)略50%未満におけるリチウム極に対する開回路電圧が、放電深度(DOD)略50%未満における前記リチウムマンガン酸化物のリチウム極に対する開回路電圧よりも低く、放電深度(DOD)略50%以上におけるリチウム極に対する開回路電圧が、放電深度(DOD)略50%以上における前記リチウムマンガン酸化物のリチウム極に対する開回路電圧よりも高い第2の正極と、を有する二次電池。
  6. リチウムイオンの挿入脱離が可能であるとともに、前記リチウムイオンの輸送を媒介する電解液に浸漬される複数の正極及び非晶質系の炭素系材料を負極活物質とする負極が、セパレータを挟んで積層された二次電池であって、
    前記正極は、リチウムマンガン酸化物(LiMn2−X,M=Li、Fe、Co、Ni、Al、Mg、xは0≦x<2)を活物質とする第1の正極と、LiMnPOを活物質とし、かつ、放電深度(DOD)略50%未満におけるリチウム極に対する開回路電圧が、放電深度(DOD)略50%未満における前記リチウムマンガン酸化物のリチウム極に対する開回路電圧よりも低く、放電深度(DOD)略50%以上におけるリチウム極に対する開回路電圧が、放電深度(DOD)略50%以上における前記リチウムマンガン酸化物のリチウム極に対する開回路電圧よりも高い第2の正極と、を有する二次電池。
  7. リチウムイオンの挿入脱離が可能であるとともに、前記リチウムイオンの輸送を媒介する電解液に浸漬される複数の正極及び非晶質系の炭素系材料を負極活物質とする負極が、セパレータを挟んで積層された二次電池であって、
    前記正極は、LiMnを活物質とする第1の正極と、
    LiMnPOを活物質とし、かつ、放電深度(DOD)略50%未満におけるリチウム極に対する開回路電圧が、放電深度(DOD)略50%未満における前記リチウムマンガン酸化物のリチウム極に対する開回路電圧よりも低く、放電深度(DOD)略50%以上におけるリチウム極に対する開回路電圧が、放電深度(DOD)略50%以上における前記リチウムマンガン酸化物のリチウム極に対する開回路電圧よりも高い第2の正極と、を有する二次電池。
  8. リチウムマンガン酸化物(LiMn2−X,M=Li、Fe、Co、Ni、Al、Mg、xは0≦x<2)と、
    放電深度(DOD)略50%未満におけるリチウム極に対する開回路電圧が、放電深度(DOD)略50%未満における前記リチウムマンガン酸化物のリチウム極に対する開回路電圧よりも低く、放電深度(DOD)略50%以上におけるリチウム極に対する開回路電圧が、放電深度(DOD)略50%以上における前記リチウムマンガン酸化物のリチウム極に対する開回路電圧よりも高いLiMn1−XPO(M=Fe、Co、Ni,0≦X≦1)とを含む正極材料からなり、非晶質系の炭素系材料を負極活物質とする負極と組み合わせて使用されるリチウムイオン二次電池用正極。
  9. リチウムマンガン酸化物(LiMn2−X,M=Li、Fe、Co、Ni、Al、Mg、xは0≦x<2)と、
    放電深度(DOD)略50%未満におけるリチウム極に対する開回路電圧が、放電深度(DOD)略50%未満における前記リチウムマンガン酸化物のリチウム極に対する開回路電圧よりも低く、放電深度(DOD)略50%以上におけるリチウム極に対する開回路電圧が、放電深度(DOD)略50%以上における前記リチウムマンガン酸化物のリチウム極に対する開回路電圧よりも高い、LiMnPOとを含む正極材料からなり、非晶質系の炭素系材料を負極活物質とする負極と組み合わせて使用されるリチウムイオン二次電池用正極。
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