JP4196136B2 - 成膜装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は成膜装置に係り、とくに透明または半透明のベース上に薄膜を連続的に形成するようにした成膜装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
透明または半透明のプラスチックフィルムに光学薄膜を形成することが行なわれている。すなわち真空槽内に配されている供給ロールによってプラスチックフィルムを供給し、キャンロールに巻付けながら走行させ、このときにスパッタリング等の方法によってその表面に光学薄膜を形成するものである。そして光学薄膜を形成したプラスチックフィルムは同じく真空槽内に設けられている巻取りロールによって巻取られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このようなプラスチックフィルムに形成される光学薄膜が反射防止膜である場合には、この反射防止膜の反射率を測定する際に求める値は、光学薄膜の表面の反射率のみである。しかるに1つの分光光度計でこの反射率を測定する際に、他の要素が必要になる。すなわち裏面反射、フィルム反射の不安定さ、分光器の散乱光、ブラックロールの反射等であり、これらの値を考慮に入れて表面の反射率を計算しなければならない。
【0004】
そこで光学薄膜の表面の反射率を求める際に、従来は予め供給されるプラスチックフィルムの光学特性を求めておき、このようなフィルムの光学特性のデータを用いて測定された反射率を修正するようにしていた。ところがプラスチックフィルムの測定値はこのプラスチックフィルムの任意の位置の測定値であって、必ずしもそれが全体を代表するとは限らず、またフィルムの長さ方向に沿って測定値が順次変化することになる。従ってこのような従来の計算によれば、計算された結果に誤差を生ずる。このことは最終的な計算結果のズレにつながる。実際にこのような現象は多々起り得ることで、実測値とのズレは避けて通れないものとなっていた。
【0005】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、ベースフィルムの表面に形成された薄膜の光学特性をより正確に測定することができるようにした成膜装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本願の一発明は、透明または半透明のベース上に薄膜を連続的に形成するようにした成膜装置において、
薄膜を形成する前の前記ベースの反射率を測定する第1の測定手段と、
薄膜を形成した後の前記ベースの透過率および吸収率を測定する第2の測定手段と、
薄膜を形成した後の前記ベースの反射率を測定する第3の測定手段と、
を具備し、前記第2の測定手段による測定値と前記第3の測定手段による測定値に対して前記ベースの対応する位置の前記第1の測定手段による測定値を用いて補正を加えて薄膜が形成されたベースの透過率、吸収率および反射率の測定を行なうようにしたことを特徴とする膜装置に関するものである。
【0007】
また本願の別の発明は、真空槽と、
前記真空槽内に配されており、ベースフィルムを連続的に供給する供給ロールと、
前記真空槽内において前記供給ロールから供給されたベースフィルム上に薄膜を形成する薄膜形成装置と、
前記真空槽内に配されており、薄膜が形成されたベースフィルムを巻取る巻取りロールと、
前記供給ロールから供給されるベースフィルムの反射率を測定する第1の測定手段と、
前記薄膜形成装置で薄膜が形成されたベースフィルムの透過率および吸収率を測定する第2の測定手段と、
前記薄膜形成装置で薄膜が形成されたベースフィルムの反射率を測定する第3の測定手段と、
を具備し、前記第2の測定手段による測定値と前記第3の測定手段による測定値に対して前記ベースフィルムの対応する位置の前記第1の測定手段による測定値を用いて補正を加えて薄膜が形成されたベースフィルムの透過率、吸収率、および反射率の測定を行なうようにしたことを特徴とする成膜装置に関するものである。
【0008】
本発明の好ましい態様は、プラスチックフィルムに光学薄膜を成膜する装置において、成膜前のフィルムの光学特性を成膜中にシステム内において測定し、成膜途中あるいは成膜後の光学特性を成膜の直後にしかもシステム内において測定し、フィルム上の同一点の測定データを演算処理して光学特性を出力するようにしたものである。ここで光学フィルム上にスパッタリングまたは蒸着によって光学薄膜が形成されてよい。またこの光学薄膜は反射防止膜または反射膜であってよい。
【0009】
このような成膜装置において、測定される光学特性は、反射、透過、吸収の何れかであってよく、出力される光学特性が反射率、透過率、または吸収率であってよい。
【0010】
とくに光学薄膜の透過率または吸収率の測定は、光ファイバから光を出射してフィルムを透過させ、このフィルムの反対側に設置されているミラーによってこの光を反射し、再びフィルムを透過して元の光ファイバ側に戻し、その戻りの光の強度を測定するようにしてよい。またこのような透過率または吸収率の測定において、フィルムに対してミラーが斜めに配され、斜めに出射する光によって測定が行なわれるようにしてよい。
【0011】
このような態様によれば、成膜前のフィルムの表面反射率、透過率等の光学特性を成膜しながら同時に測定することによって、キャリブレーションデータをなくすことができる。このことから実測値とキャリブレーションデータとのズレがなくなり、測定精度が向上するようになり、より正確な光学測定が行ない得るようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施の形態に係る成膜装置の全体の概要を示すものであって、この成膜装置は真空槽10を備えている。真空槽10はゲートバルブ11を介して真空ポンプ12と接続されており、このような真空ポンプ12によって真空槽10内の空気の排出を行なうことにより、真空槽10内を所定の真空度に維持するようにしている。
【0013】
真空槽10内には成膜装置を構成するキャンロール16が配されるとともに、このキャンロール16の外周面に対向するように複数のカソード17が固定配置されている。カソード17の表面にはターゲット18が取付けられている。またカソード17の両側にはそれぞれガスチャンバ19が配されており、これらのガスチャンバ19がプロセスガス供給パイプ20と接続されている。
【0014】
またキャンロール16の上方であって左右の位置にはそれぞれ供給ロール23と巻取りロール24とが配されている。ベースフィルム25は供給ロール23から供給されるとともに、測定ロール26およびガイドロール27を経由してキャンロール16に巻付けられ、そしてキャンロール16からガイドロール28および測定ロール29を経て巻取りロール24に巻取られるようになっている。
【0015】
このような装置によって、真空スパッタリングによる反応性光学薄膜がベースフィルム25上に形成されるようにしている。すなわち供給ロール23からポリエステル等のベースフィルム25が繰出され、ガイドロール27によってキャンロール16に導かれ、ここでベースフィルム25上に成膜が行なわれ、この後に巻取りロール24によって巻取られるようになっている。
【0016】
ここでカソード17上のターゲット18をSiから構成するとともに、プロセスガス供給パイプ20を経由してガスチャンバ19からプロセスガスとして例えばO2 ガスを供給すると、ベースフィルム25上にSiO2 の成膜が行なわれるようになり、反応性スパッタリングによる光学薄膜の形成が行なわれる。
【0017】
次にこのような成膜装置における光学特性の測定装置について説明する。測定ロール26の部分には図2に示すように光源33と、光ファイバ34と、この光ファイバ34が接続されているオプティカルヘッド35と、このオプティカルヘッド35から引出される光ファイバ36と、分光器37とが設けられ、このような装置によって成膜前のベースフィルム25の反射率の測定が行なわれるようになっている。
【0018】
またガイドロール28と測定ロール29との間には別の測定装置が配されている。この測定装置は光源41と、この光源41からの光を導く光ファイバ42と、オプティカルヘッド43と、ベースフィルム25に対してオプティカルヘッド43とは反対側に配されているミラー44と、オプティカルヘッド43から引出された光ファイバ45と、分光器46とから構成されており、成膜を行なった後のベースフィルム25の透過率の測定を行なうようにしている。
【0019】
測定ロール29の部分には光源49と、この光源49の光を導く光ファイバ50と、光ファイバ50が接続されているオプティカルヘッド51と、オプティカルヘッド51から引出された光ファイバ52と、分光器53とから成る測定装置が設けられている。この測定装置によって、成膜後のベースフィルムの反射率の測定を行なうようにしている。
【0020】
上記3つの分光器37、46、53は何れも演算装置57に接続されるとともに、この演算装置57にプリンタ58、モニタ59とがそれぞれ接続されるようになっている。
【0021】
次にオプティカルヘッド35の構成について説明すると、図3に示すようにこのオプティカルヘッド35はブラケット63に支持されるとともに、このブラケット63が支軸64に取付けられている。そしてオプティカルヘッド35の先端部がベースフィルム25が巻付けられた測定ロール26の外表面に対して微小なギャップを介して対向するようになっている。ここで測定ロール26はブラックロールから構成されている。
【0022】
図4はとくにオプティカルヘッド35の部分を拡大して示したものであって、その一端側に光ファイバ34、36がそれぞれ挿入されている。またハウジング65の先端側の部分にはフォーカスレンズ66と光学ガラス67とがそれぞれ取付けられている。
【0023】
このような装置において、薄膜が形成されたベースフィルム25の表面のみの反射率を測定する際に、個々のキャリブレーションデータを使用する代りに、前もってその場で測定したデータを最終的な反射率の計算に用いるようにしたものである。すなわち供給ロール23から供給されるベースフィルム25であって光学薄膜が形成される前のフィルム25の反射率が分光器37によって測定され、任意の位置のデータとして演算装置57によって保存される。次に所定の成膜方法によって成膜されたベースフィルム25の光学特性、すなわち透過率および吸収率が分光器46によって測定され、また薄膜が形成されたベースフィルム25の反射率が分光器53によって測定される。そして事前に分光器37によって測定されたベースフィルム25の対応する位置のデータを使用して最終的な反射率、透過率、および吸収率の測定がなされる。
【0024】
より具体的に説明すると、測定ロール26の部分における測定は、光源33から出た光が光ファイバ34を通ってオプティカルヘッド35内のレンズ66で集光される。そして集光された光がベースフィルム25上で焦点の半径が約1mmに絞られる。ベースフィルム25はブラックロール26上において約10kg程度のテンションを付与された状態で走行されるために、集光された光は乱反射することなくオプティカルヘッド35に戻ってくる。そして戻ってきた光が光ファイバ36を通って分光器37に導かれ、ここで光の強度が電気的な信号に置換えられる。
【0025】
次に測定ロール29の手前における測定について説明する。光源41から出た光が光ファイバ42を通ってオプティカルヘッド43から出射される。そしてこの光がベースフィルム25を透過し、フィルム25を透過した光がミラー44で反射され、再びフィルム25を透過してオプティカルヘッド43に戻る。そして戻った光は光ファイバ45を介して分光器46に導かれ、ここでベースフィルム25の透過率が検出される。
【0026】
ここでとくに図5に示すように、オプティカルヘッド43の光軸がベースフィルム25に対して斜めになっており、またミラー44はベースフィルム25に対して傾斜して配されている。従ってこのような構成によれば、オプティカルヘッド43から出た光であってベースフィルム25の下面で反射した光が側方に出射するために、オプティカルヘッド43に戻ることがない。またミラー44で反射された光がベースフィルム25の上面で反射しても、この反射光は側方に出射するために、フィルム25を透過してオプティカルヘッド43に入射することがない。すなわちベースフィルム25の上下の表面における反射の影響を受けることなく透過率の測定が行なわれることになる。
【0027】
次に測定ロール29の部分における測定について説明する。光源49から出た光が光ファイバ50を通ってオプティカルヘッド51に導かれ、このオプティカルヘッド51内の焦点レンズで集光される。そして集光された光がベースフィルム25上で半径が約1mm程度に絞られる。ベースフィルム25はブラックロール29上で10kg位のテンションで張られているために、集光された光は乱反射することなくオプティカルヘッド51に戻ってくる。そして戻ってきた光が光ファイバ52によって分光器53に導かれ、ここで光の強度が電気的な信号に変換されて演算装置57に導かれる。
【0028】
分光器37で成膜を行なう前のベースフィルム25の反射率が求められる。これに対して分光器46で成膜を行なった後のベースフィルム25の透過率および吸収率が検出される。また分光器53で成膜を行なったベースフィルム25の反射率が測定される。
【0029】
演算装置57は光学薄膜72(図5参照)が形成されたベースフィルム25の光学特性を測定する際に、その位置におけるベースフィルム25の反射率に応じた修正を加える。すなわち分光器37によって検出されるベースフィルム25の反射率の値を保持しておくとともに、その測定点が測定ロール29に至ったときにオプティカルヘッド51によって反射率の測定を行なう際の補正を加える。すなわち任意の位置で測定された成膜前のベースフィルム25の反射率を用いてキャリブレーションを行なうようにしているために、成膜後における光学特性、とくに表面反射率、透過率、吸収率の算出を高精度で行なうことができるようになる。また予めベースフィルム25に関するキャリブレーションデータを用意する必要がなくなる。
【0030】
今Rs 、Rb 、T、Rをそれぞれ次のように定義する。
【0031】
s :表面反射率
b :裏面反射率
T: 透過率
R: 反射率(裏面反射を含む反射率)
すると表面のみの反射率Rs は次式で表わされる。
【0032】
s =R−T2 b /(1−Rb 2
ここで従来はRb およびTをそれぞれキャリブレーションデータとして与えていた。これに対して本実施の形態の装置においては、Rb およびTをその場で測定して表面のみの反射率Rs の測定にフィードバックをかけることによって、その位置での正確な値を最終的な反射率として求めるようにしたものであって、表面のみの反射率Rs を求める計算の補助データとして裏面反射率Rb および透過率Tのデータを用いるようにしたものである。
【0033】
以上本発明を図示の一実施の形態につき説明したが、本発明は上記実施の形態によって限定されることなく、本発明の技術的思想に基いて各種の変更が可能である。例えば上記実施の形態は、反応性スパッタリングによってベースフィルム25上に光学薄膜を形成するようにしたものであるが、本発明は真空槽内において蒸着の方法によって光学薄膜を形成するようにした装置にも適用することができ、この場合には真空槽10内の薄膜形成装置を蒸着装置とすればよい。
【0034】
【発明の効果】
以上のように本発明は、透明または半透明のベース上に薄膜を連続的に形成するようにした成膜装置において、薄膜を形成する前のベースの反射率を測定する第1の測定手段と、薄膜を形成した後のベースの透過率および吸収率を測定する第2の測定手段と、薄膜を形成した後のベースの反射率を測定する第3の測定手段と、を具備し、第2の測定手段による測定値と第3の測定手段による測定値に対してベースの対応する位置の第1の測定手段による測定値を用いて補正を加えて薄膜が形成されたベースの透過率、吸収率および反射率の測定を行なうようにしたものである。
【0035】
従って第1の測定手段で得られたベースの光学特性の値を利用して薄膜を形成した後の光学特性の測定データを補正することが可能になる。
【0036】
別の発明は、真空槽と、真空槽内に配されており、ベースフィルムを連続的に供給する供給ロールと、真空槽内において供給ロールから供給されたベースフィルム上に薄膜を形成する薄膜形成装置と、真空槽内に配されており、薄膜が形成されたベースフィルムを巻取る巻取りロールと、供給ロールから供給されるベースフィルムの反射率を測定する第1の測定手段と、薄膜形成装置で薄膜が形成されたベースフィルムの透過率および吸収率を測定する第2の測定手段と、薄膜形成装置で薄膜が形成されたベースフィルムの反射率を測定する第3の測定手段と、を具備し、第2の測定手段による測定値と第3の測定手段による測定値に対してベースフィルムの対応する位置の第1の測定手段による測定値を用いて補正を加えて薄膜が形成されたベースフィルムの透過率、吸収率、および反射率の測定を行なうようにしたものである。
【0037】
従ってこのような装置によれば、第1の測定手段で測定されたベースフィルムの光学特性の値を基にして第2の測定手段および第3の測定手段で測定された光学特性の値をキャリブレーションすることが可能になり、このときに第1の測定手段による測定位置と第2の測定手段および第3の測定手段による測定位置とを一致させることによって、より高精度な光学特性の測定が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】成膜装置の全体の構成を示す正面図である。
【図2】光学特性の測定装置の正面図である。
【図3】反射率の測定を示す拡大正面図である。
【図4】オプティカルヘッドの拡大断面図である。
【図5】透過率の測定を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
10‥‥真空槽、11‥‥ゲートバルブ、12‥‥真空ポンプ、16‥‥キャンロール、17‥‥カソード、18‥‥ターゲット、19‥‥ガスチャンバ、20‥‥プロセスガス供給パイプ、23‥‥供給ロール、24‥‥巻取りロール、25‥‥ベースフィルム、26‥‥測定ロール(ブラックロール)、27‥‥ガイドロール、28‥‥ガイドロール、29‥‥測定ロール(ブラックロール)、33‥‥光源、34‥‥光ファイバ、35‥‥オプティカルヘッド、36‥‥光ファイバ、37‥‥分光器、41‥‥光源、42‥‥光ファイバ、43‥‥オプティカルヘッド、44‥‥ミラー、45‥‥光ファイバ、46‥‥分光器、49‥‥光源、50‥‥光ファイバ、51‥‥オプティカルヘッド、52‥‥光ファイバ、53‥‥分光器、57‥‥演算装置、58‥‥プリンタ、59‥‥モニタ、63‥‥ブラケット、64‥‥支軸、65‥‥ハウジング、66‥‥フォーカスレンズ、67‥‥保護ガラス、68‥‥ホルダ、72‥‥光学薄膜

Claims (11)

  1. 透明または半透明のベース上に薄膜を連続的に形成するようにした成膜装置において、
    薄膜を形成する前の前記ベースの反射率を測定する第1の測定手段と、
    薄膜を形成した後の前記ベースの透過率および吸収率を測定する第2の測定手段と、
    薄膜を形成した後の前記ベースの反射率を測定する第3の測定手段と、
    を具備し、前記第2の測定手段による測定値と前記第3の測定手段による測定値に対して前記ベースの対応する位置の前記第1の測定手段による測定値を用いて補正を加えて薄膜が形成されたベースの透過率、吸収率および反射率の測定を行なうようにしたことを特徴とする膜装置。
  2. 前記薄膜が反射防止膜であることを特徴とする請求項1に記載の成膜装置。
  3. 前記薄膜が反射膜であることを特徴とする請求項1に記載の成膜装置。
  4. 薄膜の形成がスパッタリングによって行なわれることを特徴とする請求項1に記載の成膜装置。
  5. 薄膜の形成が蒸着によって行なわれることを特徴とする請求項1に記載の成膜装置。
  6. 真空槽と、
    前記真空槽内に配されており、ベースフィルムを連続的に供給する供給ロールと、
    前記真空槽内において前記供給ロールから供給されたベースフィルム上に薄膜を形成する薄膜形成装置と、
    前記真空槽内に配されており、薄膜が形成されたベースフィルムを巻取る巻取りロールと、
    前記供給ロールから供給されるベースフィルムの反射率を測定する第1の測定手段と、
    前記薄膜形成装置で薄膜が形成されたベースフィルムの透過率および吸収率を測定する第2の測定手段と、
    前記薄膜形成装置で薄膜が形成されたベースフィルムの反射率を測定する第3の測定手段と、
    を具備し、前記第2の測定手段による測定値と前記第3の測定手段による測定値に対して前記ベースフィルムの対応する位置の前記第1の測定手段による測定値を用いて補正を加えて薄膜が形成されたベースフィルムの透過率、吸収率、および反射率の測定を行なうようにしたことを特徴とする成膜装置。
  7. 前記ベースフィルムの表面反射率をR とし、裏面反射率をR とし、透過率をTとし、裏面反射を含む全反射率をRとしたときに、
    =R−T /(1−R
    となるように裏面反射率R および透過率Tをその時に測定し値で補正を加えるようにしたことを特徴とする請求項6に記載の成膜装置。
  8. 前記薄膜が反射防止膜であることを特徴とする請求項に記載の成膜装置。
  9. 前記薄膜が反射膜であることを特徴とする請求項に記載の成膜装置。
  10. 前記第2の測定手段が、前記ベースフィルムを透過した後にミラーによって反射され、再びベースフィルムを透過して出射側に戻ったときの光の強度を測定することを特徴とする請求項に記載の成膜装置。
  11. 前記ベースフィルムを斜めに光が透過することを特徴とする請求項に記載の成膜装置。
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