JP4195051B2 - 単方向性の超蛍光光源 - Google Patents

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Description

この発明は超蛍光光源として働くよう構成された光ファイバに関する。
超蛍光ファイバ源(SFS)はこの分野では周知であり、多数の応用において広帯域(すなわち10から30ナノメータのオーダの)のレーザ状の(指向性の高い)光ビームを提供するために有利に用いられてきた。たとえば、図1は光ファイバジャイロスコープ20に入力としてレーザ光を与える超蛍光ファイバ源10を表わしている。典型的な超蛍光ファイバ源の説明については、非特許文献1を参照されたい。
超蛍光ファイバ源は典型的には、3価イオンの稀土類元素をドープされたコアを有するある長さの単一モードファイバを含む。たとえば、ネオジミウム(Nd3+)およびエルビウム(Er3+)は、コアがレーザ媒質として働くよう単一モードファイバのコアにドープするため使用できる稀土類元素である。ファイバは一方端でポンプ入力信号を受ける。ポンプ入力信号は典型的には、特定の波長λp を有するレーザ信号である。ファイバのコアの中のイオンは波長λp の入力レーザ放射を吸収し、それによってこれらのイオンの外殻の電子がイオンのより高いエネルギ状態へ励起される。十分なポンプ力がファイバの端に入力されると、反転分布が生み出され(すなわちイオン中の電子のうち励起状態にあるものの数の方が基底状態にあるものの数より多くなり)、ファイバに沿って両方向にかなりの量の蛍光が増強される。周知のように、蛍光(すなわち異なった波長λs の光子の放出)は、電子が励起状態から基底状態へ自然に戻りそれによって、励起状態から基底状態への遷移の間に波長λs の光子が放出されることによる。ファイバから波長λs で放出される光は従来のレーザ光のように指向性の高い光である。しかしながら、この放出を従来のレーザ(すなわち光共振器を搭載するもの)のそれと異ならしめている1つの主要な特徴は、超蛍光ファイバ源から放出される光のスペクトルの内容が通常極めて広い(1から30ナノメータの間)ということである。したがってファイバによって出力される光信号は典型的には波長λs ±15ナノメータであろう。この原則はレーザ物理学では周知であり、ネオジミウムをドープされたおよびエルビウムをドープされたファイバ、ならびにその他の稀土類元素をドープされたファイバにおいて、数年にわたり実験的かつ理論的に研究されてきた。
超蛍光ファイバ源から放出される光には多数の応用がある。たとえば、ある応用においては、超蛍光ファイバ源の出力は光ファイバジャイロスコープ(たとえば図1のジャイロスコープ20)へ与えられる。当業者にはよく理解される理由のために、光ファイバジャイロスコープは広帯域源で操作する必要がある。存在が知られているさまざまなタイプの広帯域源のうちで、超蛍光ファイバ源、特にエルビウムをドープされたファイバで作られたものは、光ファイバジャイロスコープの厳格な要求を満たすこれまででは唯一の光源であった。エルビウムをドープされたファイバ源によって生み出される光の広い帯域幅は、エルビウムをドープされたファイバ源のポンプパワー要求が低いことおよび波長の安定性が優れていることと相まって、このような源を光ファイバジャイロスコープで使用する主要な理由である。
エルビウムをドープされたファイバにおいては、超蛍光ファイバ源の放出は双方向性である。すなわち、エルビウムイオン中で電子が基底状態へ戻ることによって放出される光は典型的にはファイバの両端から放出される。この光はまた両方向においてほとんど偏光しない。すなわち光の垂直および平行の偏光は典型的には両方向において同一の振幅を有する。
IEEE、『光波技術誌』Vol.7,No.5,May 1989("Journal of Lightwave Technology ", Vol.7, No.5, May 1989 )、エマニエル・デスーブリ(Emmanuel Desuvrie )およびJ.R.シンプソン(J. R. Simpson )、「エルビウムがドープされた単一モードファイバにおける自然放出の増幅」(Amplification of Spontaneous Emission in Erbium-Doped Single-Mode Fibers"
超蛍光源は通常2つの構成のうちの1つにおいて実施される。第1の構成は、単一パスの超蛍光源と呼ばれ、超蛍光源の出力パワーは2方向において放出され、その1つは使用されない。第2の構成は、二重パス超蛍光源と呼ばれ、ダイクロイック反射器がファイバの一端に置かれポンプは通すが超蛍光源信号は強く反射するようにされ、超蛍光信号は2回ファイバを通って送られる。ファイバは信号の波長において利得を示すので、信号は増幅される。この構成の利点はこれによってより強い信号が生み出されることである。二重パス超蛍光源構成はまた1つのポート(すなわち1つの方向において)のみで出力を生み出す。このような構成の欠点は、二重パス超蛍光源の波長が外乱に対しより安定性が低いということである。特定的には、二重パス超蛍光源によって出力される信号光の波長は光ファイバジャイロスコープからの光学的フィードバックの影響を受けやすい。
光ファイバジャイロスコープへの入力として超蛍光源を実施する時に直面するもう1つの困難は、光ファイバジャイロスコープに結合された後、超蛍光信号が出会う最初の構成要素が偏光子であるという点である。光がファイバループに入る前に偏光されなければならない理由は、当業者には周知の理由により光ファイバジャイロスコープは単一の偏光の光を必要とするからである。超蛍光ファイバ源から放出される光は偏光が低く、信号パワーの実質的に50%が偏光子において失われる。
この発明の好ましい実施例により、偏光された超蛍光ファイバ源が提供される。偏光された源出力光は、実質的に1偏光モードにおいて、従来の超蛍光ファイバ源から出力されるであろう2偏光モードの和に実質的に等しい総パワーを有する。好ましい実施例の利点はファイバに沿った特定の位置に偏光子を置くことによってまたは偏光ファイバを使用することによって得られる。この発明のとりわけ好ましい実施例においては、偏光子に加えてアイソレータを使用し、安定した波長特性を有する光の偏光された単方向性の源を提供することができる。
第1の局面によれば、好ましい実施例は第1の端部および第2の端部を有する光を伝播する導波路を含む超蛍光光源である。ポンプ源が導波路の第1の端部において第1の波長を有するポンプ信号を与え、第1の波長とは異なる第2の波長の導波路内の光の放出を誘導する。偏光子は導波路に沿った位置に置かれ導波路の第1および第2の端部の一方からの好ましい偏光の光の放出を実質的に増加させる。
とりわけ好ましい実施例においては、光を伝播する導波路は、光ファイバを含み、偏光子はファイバ中に接続される。加えて、光ファイバはエルビウムをドープされる。有利には、ポンプ源は約1.48マイクロメータの波長の光を放出し、導波路から放出される光は約1.53マイクロメータの波長を有する。
また別の好ましい実施例によれば、偏光子は15dB以上の消光比を有し、好ましい偏光における損失は1dB以下である。
さらに好ましい実施例においては、偏光子は導波路の第1の端部から測定された導波路
の長さに沿って第2の波長において測定される66dBおよび68dBの小信号減衰点の間に置かれる。
また別の好ましい実施例においては、偏光子は導波路の第1の端部から測定された導波路の実質的に完全な減衰の長さの20%と50%との間に置かれる。
好ましい実施例はまた超蛍光光源として使用するための光導波路を含む。この導波路は光を伝播する基板を含み、基板の少なくとも一部は1つの偏光の光を伝播し、直交する偏光の光を消去する。光導波路は第1の波長の導波路に入力されるポンプ光が第2の波長の導波路内の光の放出を誘導するよう変えられる。
好ましい実施例はまた、第1の波長のポンプ光を放出するポンプ光源および光を伝播する導波路を含む超蛍光光源である。導波路の少なくとも一部分は1つの偏光の光を伝播し直交する偏光の光を消去する。光導波路は第1の波長の導波路へのポンプ光入力が第2の波長の導波路内の光の放出を誘導するよう変えられる。
好ましい実施例はまた、第1の波長のポンプ光を放出するポンプ光源を含む光学装置である。好ましい実施例はまた、第1の端部および第2の端部を有する光を伝播する導波路を含む。導波路の一部は1つの偏光の光を伝播し直交する偏光の光を消去する。光導波路は、第1の波長の導波路へのポンプ光入力が第2の波長の導波路中の光の放出を誘導するよう変えられる。光ファイバジャイロスコープはファイバループへの入力として導波路から第2の波長の光を受取るファイバループを含む。
さらなる実施例においては、単方向性の超蛍光光源は第1の端部および第2の端部を有する、光を伝播する導波路を含む。ポンプ源は導波路の第1の端部にポンプ光を与え導波路内の光の放出を誘導する。アイソレータは導波路に沿った位置に置かれ、好ましい伝播の方向が後ろ向きの伝播方向であるときは導波路の第1の端部からの、そして好ましい伝播の方向が前向きの伝播方向であるときは導波路の第2の端部からの、好ましい伝播の方向の光の放出を実質的に増加させる。
さらなる実施例においては、超蛍光光源は第1の端部および第2の端部を有する光を伝播する導波路を含む。ポンプ源は導波路の第1の端部にポンプ信号を与え導波路内の光の放出を誘導する。光弁別装置は導波路に沿った選択された位置に置かれ好ましい光学モードの光の放出を実質的に増加させる。光弁別装置の作用によって、好ましい光学モードの光が増加され、一方好ましくない光学モードの光は減じられる。
また別の局面においては、好ましい実施例は、第1の端部および第2の端部を有する光を伝播する導波路を含む超蛍光光源である。ポンプ源は導波路の第1の端部で第1の波長を有するポンプ信号を与え、第1の波長とは異なる第2の波長の導波路内の光の放出を誘導する。偏光子は導波路に沿った位置に置かれ導波路の第1および第2の端部の一方からの好ましい偏光の光の放出を最大にする。
図2は概略的に従来の単一パス超蛍光ファイバ源の構成を示し、超蛍光ファイバ100は第1の端部110を有し、ポンプ源120からのレーザ入力をファイバ100の第2の端部130で受取る。ここで説明される実施例においては、ファイバ100はエルビウムをドープされたシリカファイバを含み、エルビウムをドープされたファイバにおいては後ろ向きに伝播する光の効率が高いので、後ろ向きに伝播する光が信号光として使用される。加わるに、端部110および130は一実施例において、フレネル反射を回避するために有利に7°から15°の角度に研磨される(この技術では周知のいくつかの方法の1つ
)。もし超蛍光ファイバ100がここで説明する単一パスの実施例ではなく二重パス源(図示しない)として構成されるのならば、端部130は信号波長は反射し、ポンプ波長は透過するということに注意せねばならない。反射する端部130は有利には薄膜の堆積などによって形成されるダイクロイックミラーを含むであろう。代わりに、基板をコーティングすることで別個の素子として形成される別個のダイクロイックミラー(図示しない)をファイバ100の端部130に置くこともできよう。もちろん、もし端部130が反射するように作られるのならば、ファイバの端部130における角度は通常ファイバ100に光を反射しないであろうから端部130は角度をつけて研磨されないことは理解されるであろう。
源120からのポンプ入力信号は波長λp のレーザビームを与え、これは前向き方向でファイバ100を伝播する。ファイバ100の長さは、ファイバのコア中のドーパント(すなわちエルビウム)の濃度と同様、選択され、ポンプ源からのパワーのかなりの部分(たとえば少なくとも70%)がファイバのコア中に吸収され超蛍光ファイバ100中に反転分布を生み出す。イオンが基底状態に戻るとき、信号波長λs の光子はファイバ100中で前向きおよび後ろ向きの両方向において放出される。エルビウムをドープされたファイバの特性により、十分に長いファイバから放出される波長λs の光のほとんどは後ろ向きの方向に放出される。この効果はこの技術においては周知であり、ここに引用により援用される、米国特許第5,185,789号において開示されている。このようにして、前向き方向において伝播される信号波長λs の光のほとんどは吸収され後ろ向き方向に再放出され、ファイバ100の端部130から放出される。
図2はまた(ここに任意の直交座標に関して定義される)垂直および平行の偏光の両者における光のパワーを示している。特に、第1の曲線140は、ファイバ100の端部110からファイバ100の出力端部130へのファイバ100内の垂直の偏光された光のパワーの分布を示す。すなわち、曲線140の高さはファイバに沿った特定の位置における垂直の偏光モードにおける光のパワーに対応する。ファイバ100の長さに沿った点はグラフにおいて点0からLとして表わされ、ここでLはファイバ100の長さを表わす。図2で示されるように、曲線140は0の点から長さLのファイバ100の端部130まで徐々に上向きに増加している。曲線150はファイバ100の同じ部分にわたっての平行の偏光された光のパワーの分布を示す。すなわち、曲線150の高さはファイバに沿った特定の位置における平行の偏光モードにおける光のパワーに対応する。曲線145および155はそれぞれ垂直および平行の偏光の前向きの伝播方向における光パワーの分布を示す。すなわち、図2で示される構成は双方向性の源構成(すなわち光は前向きおよび後ろ向きの伝播方向の両者において放出される)である。図2からわかるように、たとえばエルビウムをドープされたコアを含む従来の超蛍光源100においては出力信号における(すなわち後向きの伝播方向における)光の平行および垂直の偏光のパワーは実質的に等しい。さらに、これらの2つの偏光信号はインコヒーレントであり(すなわちそれらの位相は無関係であり)、したがってファイバ100の端部130から出力される光信号は実質的に偏光されていない。
図3および図4は偏光された出力信号を提供する単一パス信号源として働くよう構成された、エルビウムをドープされた超蛍光ファイバ源200を概略的に示す。ポンプ源220はポンプ波長λp の光を端部210の反対側のファイバ200の端部230へ入力する。この発明によれば、ファイバ200は偏光子240を含み、これはたとえばファイバ200の長さに沿った選択された位置においてファイバ200内に接続することができる。
以下により詳しく説明されるように、ファイバ200は実質的にすべてのポンプ信号を吸収するに十分な長さである。図3および図4に示す典型的な実施例においては、ファイバ200の長さおよびファイバ中のエルビウムドーパントの濃度によって、波長1.53
マイクロメータの小(すなわち低パワーの)入力信号に対し300dBの全減衰を有するファイバを生み出している。
偏光子240は好ましくは偏光子の透過性の軸がポンプ信号の偏光と並ぶように位置づけられる。もしファイバ200が偏光維持ファイバであれば、偏光子240はファイバ200の軸の1つと整列させるべきである。しかしながら、もしファイバ200が偏光維持ファイバでないならば、偏光コントローラを用いてポンプ信号の偏光と偏光子240の軸とを整列させ、ポンプ信号が偏光子240によって消去されないようにする。図3および図4に示される実施例においては、エルビウムをドープされたファイバは偏光維持ファイバであることが確実である。
有利な一実施例においては、偏光子240は約20デシベルあるいはそれ以上の消光比を有する低損失偏光子(たとえば約1dBあるいはそれ以下)を含む。たとえば、ファイバ200に搭載できるようなある典型的な偏光子はTHORLABS,Inc.から入手でき、モデルナンバー3FS−PZ−7621として販売されている。ファイバ200に偏光子240を接続する方法は当業者には周知である。
図3に示されているように、偏光子240をファイバ200の長さに沿った定位置に置くことは一方の偏光における光のパワーを減じるのに役立つ。ここで説明されるように、光の平行の偏光は好ましい偏光(すなわち偏光子によって透過される偏光)と考えられ、一方で垂直の偏光は排除されるべき偏光である。もちろん、垂直および平行の表示は任意であって、ここで意味されているのは、単に偏光が直交であり、一方の偏光は消去され他方の偏光は消去されないということが理解されねばならない。
図3の例においては、曲線260(破線で示す)は偏光子240がファイバ200内に置かれなかった場合に光の垂直の偏光が有するであろうパワーを示す。曲線250は偏光子240が定位置にあるファイバ200を通じての垂直の偏光における光の実際の分布を示す。曲線250からわかるように、偏光子240は垂直の偏光モードの光の一部分を消去する役割を果たし、よって、垂直の偏光モードの光は抑えられ偏光子240の後になるまでは(後ろ向きの伝播方向において)再び増加し始めることはない。したがって垂直の偏光の光の出力230の最終的なパワーは偏光子240が存在しなかったときに有するであろうパワーよりも小さい。
偏光子240の存在は単に垂直の偏光の光を減じる役割を果たすだけでなく、平行の偏光の光を増加させるのに役立つ。特に、図3の曲線270は偏光子が定位置にあるときのファイバ200の長さに沿った平行の偏光された光のパワーの分布を示し、一方曲線280(破線で示す)は偏光子240が存在しない場合の平行の偏光された光のパワーの分布を示す。図3のグラフからわかるように、平行の偏光の光の実際のパワーは偏光子240が存在しなかった場合に平行の偏光の光が有するであろうパワーよりも増加している。この平行の偏光された光の増加の原因は垂直の偏光の光が平行偏光の光よりも短い利得領域を通過するためである。したがって、利得領域内で励起される、通常垂直偏光へ増幅されるであろう光子はより少なく、一方ファイバ200の長さを通じて垂直偏光により通常誘導されるであろう光子は代わりに平行偏光の光によって誘導され、このために平行偏光の光に増加した利得効果が観察される。すなわち、反転分布は、垂直成分が存在するときのように垂直成分によって大きく減じられることがなく、そのためにより多くの光子が平行の偏光成分において発生される。したがって、この発明の好ましい実施例によれば、ファイバ200の端部230において与えられる出力信号は偏光されている(すなわち一方の偏光モードのパワーの方が他方の偏光モードのパワーよりも実質的に多く出力される)。同様の動作を前向きの伝播信号について適用すると(好ましい実施例の説明を簡潔にするため図示しない)、同様の結論を得る。これによって好ましい実施例の鍵となる概念が説
明される。すなわち偏光子によって偏光成分の1つを除去することで、その偏光のパワーは減じられるが、また、他方の偏光成分に対して利用可能な利得(したがって、および、パワー)は増加される。
図4はファイバ200の長さに沿って偏光子240の位置を変化させることの効果を示す。この発明の好ましい実施例の有利な局面の1つは、ファイバ200の端部230からの単一の偏光出力における最大のパワーを得るためファイバの長さに沿って偏光子240を最適に位置づけることを含む。好ましい偏光における最大のパワーが得られる点は、ファイバの長さ、ファイバ中のエルビウムドーパントの濃度、およびポンプ信号のパワーの関数であることがわかってきた。好ましい偏光における最大のパワーが得られる点はファイバの長さに沿った所与の信号の(すなわち所与のパワーおよび波長を有する)減衰値として表わすことができる。減衰値としての偏光子240の「最適の」位置の特徴が図3および図4の比較を参照しつつより詳細に説明される。
図4に示す場合においては(すなわちファイバが300dBの小信号の減衰に対応する長さを有する場合には)、偏光子240は図3におけるよりもファイバ200の端部230に近づけて置かれている。偏光子240のこの位置づけの効果は曲線290および295によって図示されている。図4において、曲線285(破線で示す)は偏光子240が存在しないときの光の垂直偏光のパワー分布を示し、一方曲線290は偏光子240が所与の位置にある場合の垂直偏光における光の実際の分布を示す。さらに、曲線297は偏光子240が存在しない場合の平行偏光された光のパワー分布を示し、一方曲線295は偏光子240が存在する場合の平行偏光された光の実際のパワー分布を示す。
図3および図4から、ファイバ200の長さに沿った偏光子240の位置がファイバ200からの出力信号が偏光される程度に著しい影響を有することがわかる。特に、偏光子240が図3に示されるファイバ200の位置に置かれているときは、出力信号は偏光子240が図4に示されるファイバ210の位置に置かれているときほど強くは偏光されない。これは、偏光子240が図3に示される位置に置かれるときには、垂直の偏光モードの光がファイバ200内で早期に消去されるが、偏光子240を過ぎてからファイバの残りの正の利得領域の間(すなわち偏光子240と出力230との間)に増強できるためである。したがって、垂直の偏光における光のかなりの部分が依然として図3の曲線250によって示されるようにファイバ200によって出力される。しかしながら、偏光子240が図4に示される位置に置かれると、垂直の偏光における光は偏光子240を過ぎてから実質的に増強できないほどファイバに沿って遠くで消えてしまう。同時に、図4に示される偏光子240の位置はファイバの出力端部230から十分に間隔をおいており、よって好ましい偏光の増強が実質的に増加し得ることが理解される。したがって偏光子240がファイバ200に沿って適切に位置づけられているとき、垂直偏光の消滅および平行偏光の増幅の間のバランスがとれる。
たとえば、もし偏光子240が端部230に置かれるならばファイバ200の端部230から発せられる出力信号は実質的に1つの偏光のものになるであろう。しかしながら、偏光子240をファイバ200に沿ってこの位置に置くことは偏光子が存在しなかった場合の平行偏光のパワーよりもそれを増加させることにはならないだろう。したがって偏光子をファイバ200の端部230に置くことによって何ら利点は得られない。
再び、もし偏光子240をファイバ200の端部210に置くならば、後ろ向き方向に伝播する光の2つの偏光は実質的に始めは等しく(偏光子がファイバに出会うところでは)、ファイバ200を通過する間同一の利得を得、よって両方の偏光がファイバ200の出力端部230において同一のパワーを有することになろう。
しかしながら、偏光子240を図4に示すようにファイバ200の真ん中に近づけて置くと、垂直偏光モードのかなりの部分が失われ、端部230で出力される以前にこれを大きく増強することはできない。同時に、垂直偏光モードで出力されるはずであった光が平行偏光モードに加えられ、平行偏光における光の強度は倍近くになる。これは図4の曲線295で示されている。このことから、ファイバ200の長さに沿った偏光子240の位置づけが特定の偏光モード(すなわち偏光子240によって消去されない偏光)の光の出力のパワーに重大な影響を持つことがわかる。
ある測定においては、偏光子240がファイバ200の端部210と端部230との間の距離の約3分の1の地点に(すなわち、およそ小信号100dB減衰点に)位置づけられると、消去されない偏光モードの光は、偏光子240が存在しないときの偏光モードの光の強度の約1.7倍であった。この比率は偏光子240がこの最適点からファイバ200の一方の端部または他方の端部に向かって移動するにつれ大きく減少する。
(ファイバに沿った減衰に関して最適点を決定する)
ここで注意しなければならないのは、ファイバ200の中央に近づけて偏光子240を位置づけるということが、ファイバ200の絶対的なまたは現実の長さに関して考えられるべきではなく、重要な活性の信号の発生が起こるファイバの長さに関して考えられるべきだということである。すなわち、ファイバ200はいかなる長さにも作り得るが、ファイバ200の特定の部分のみが、ポンプ波長の光のかなりの部分を吸収し、よって信号波長の光の放出を刺激する。一旦ファイバ200があまりにも長くなりすぎファイバ200の延ばされた領域において吸収されるポンプパワーが実質的になくなってしまうと、ファイバ200の長さをさらに延ばすことは後ろ向きに伝播する出力信号(すなわち、図3および図4において端部230から放出される信号)の強度に対し感知できるような影響を何ら持たない。したがって、この発明の好ましい実施例により、偏光子240はいかなるファイバの長さについてもファイバの現実の長さの33%地点の近くに位置づけられねばならないのではなくて、ファイバ200の小信号減衰特徴によって決定されるファイバ200に沿った選択される地点に位置づけられるべきである。
ファイバのいわゆる小信号減衰特徴、それからファイバ200が作られるのであるが、これを決定するためには、多くの技術が使用できる。1つの技術は、低パワーの光信号をファイバの端部に送出することである。このテスト信号の波長はポンプ吸収バンドまたは信号吸収バンドに近ければ有利である(ここで説明される結果はエルビウムに対する放出波長が1.53マイクロメータであるテスト信号に基づいている)。このテスト段階を通じて、この低パワーテスト信号がファイバを伝播する唯一の信号である(すなわちファイバにはポンプ信号は導入されない)。さらに、信号のパワーは信号が飽和しないことを確実にするように十分低くなければならない(すなわちそれによって事実上反転分布が存在しない)。
エルビウムをドープされたファイバについては、小信号の減衰は、ファイバの長さに正比例しており、1メートル後の減衰を計測するだけでよいことがわかっている。たとえば、テスト信号の波長に対する減衰が4dB/mであれば、75メートルのファイバは300dBのファイバ長を規定する。
ここで留意すべきことは、テスト信号は選択された長さのファイバに沿って大きく減衰され得るが、実際には、通常の動作パワー(約30mW)におけるポンプ信号は同じ長さのファイバに沿ってテスト信号と同じ程度までは通常減衰されないということである。これは、ポンプ信号はより多くのパワーを運んでおりポンプ入力に向かった領域のファイバを飽和させがちであり、よってファイバの端部におけるポンプ信号の実際の減衰はわずか30または40dBのオーダであり得るからである。この減衰のポンプ信号はλs で放出
される信号光に関するかぎり依然として大きく、なぜならば、ファイバは典型的にはファイバの遠端において放出される光子に対し20または30dBの利得を示すからである。したがって、たとえファイバが、たとえばテスト信号に対しては300dBの減衰を生み出すに十分な長さであっても、この長さよりもかなり短い長さでも、テスト信号のパワーよりも遙に高いポンプパワーに付随する効果のために、偏光子240の位置づけに影響を与えかねない。
この偏光子240の最適の位置を決める方法により、固定された小信号減衰点(すなわち低パワーのテスト信号の減衰を使用して測定された点)が十分な長さを超えるすべてのファイバについての最適点として選ばれる。以下により詳細に説明されるように、特定の長さ以下のファイバにおける偏光子240の最適の位置は実際のファイバの長さの50%に近づきがちである。エルビウムのファイバをテストした実験的かつモデル化された結果によれば偏光子240の最適位置はおおよそ70dBの小信号減衰点と確定された。これは図11でプロットされた曲線から明らかに示され得る。
図11は比率k対ファイバの長さに沿った偏光子の位置をプロットしている。比率kは偏光子のある場合の後ろ向き方向における好ましい偏光の出力パワー対偏光子がない場合の後ろ向きの方向における好ましい偏光の出力パワーの比率として定義される。図11にはいくつかの曲線がプロットされており、各曲線が異なった長さのファイバを表わしている。図11の曲線からわかるように、ファイバが長ければ長いほどファイバの全長に対しより低いパーセンテージの点に最適の比率の値(すなわち最大を示す)がくる。しかしながら、最大の比率の値を1.9近くに有する曲線(すなわち極めて長いファイバ)については、偏光子240の最適位置はポンプ入力の端部からおおよそ同じ長さの位置にくることがわかる。たとえば160メートルのファイバについては偏光子の最適位置はファイバの全長の約19%地点である(すなわち30.4メータ)。同様に、120メートルのファイバについては、偏光子の最適位置は、ファイバの全長のおおよそ26%(すなわち31.2メータ)である。同様に、80メートルのファイバについては、偏光子の最適位置はファイバの全長のおよそ38%(すなわち30.4メータ)である。したがって、偏光子240の最適位置はファイバ200の長さに沿っておよそ30から31メートルであることがわかる。
偏光子240を30から31メートル地点に位置づけることがエルビウムドーパントの特定の濃度を有するファイバについては(すなわちこの例においては1メートルにつき2.2dBの小信号吸収)最適であるが、決定されるべき必要不可欠なパラメータは実際の長さではなくてファイバに沿った小信号減衰であることが理解されよう。これは、測定される小信号減衰はドーパントの濃度を考慮に入れており、よって、小信号減衰の単位で表現される偏光子240の最適位置は実質的に一定であるからである。この固定された減衰点は経験的(かつ理論的)に十分な長さを超えるファイバに対しては約66から68dB(30−31メートルかける2.2dB/m)と決定された。
ここで、ファイバ200が短くなるにつれ、最適の偏光子の位置はファイバの中間点に近づくということに留意せねばならない。この効果はまた図11で示されている。たとえば、60メートルのファイバにおける偏光子の最適位置はファイバの全長のおよそ44%である点(すなわち58.1dB減衰に対応する26.4メータ)であり、一方、40メートルのファイバにおける偏光子240の最適位置はファイバの全長のおよそ50%(すなわち44dBの減衰に対応する20メータ)である。したがって、ファイバがあまりにも短くなってしまい最適の減衰点(たとえば67dB)がファイバの全長を通じての全減衰の半分近くになると、偏光子の最適位置はファイバ200の中央に向かって移動する。
実際的問題として、最適の減衰点(たとえば67dB)の実質的に2倍よりも大きい小
信号減衰(すなわちその全長に沿って)を有するファイバにおいては、偏光子240は67dB点に位置づけられるべきである(偏光子240を40dBから100dBの範囲内に位置づけることがさらに有利であるとわかるかもしれないが)。しかしながら、より短いファイバについては、偏光子は実験に基づいて決定されたようにファイバの全長の50%に近づけて位置づけられるべきである。
(偏光子の最適位置を決定する別の方法)
偏光子240を位置づける別の方法によれば、実質的に完全な減衰の長さは(すなわち、それを超えるとλs の信号光の有意の放出に寄与しないファイバの長さ)、それに対するファイバの小信号減衰がおよそ300dBである長さと定義され得る。もちろん、理論上は、ファイバが長ければ長いほど、後ろ向き方向における出力パワーがより良好であると理解されよう。しかしながら、ここで説明しているように、最適のファイバの長さは名目上は同じ出力パワーの特徴を与える最も短いファイバの長さである。源から可能な限り最も高いパワーを引出すことが重要である応用においては、実質的に完全な減衰の長さは600dBに対応する長さを有するものと定義され得る。逆に、出力パワーを最大にすることがそれほど重要ではない応用においては、実質的に完全な減衰の長さはわずかに170dB程度に対応する長さを有するものと定義され得る。ファイバ200の実質的に完全な減衰の長さを与えられるならば、偏光子240の位置は有利には実質的に完全な減衰の長さの20%から50%の範囲内にくる。
上述の説明によりファイバ200の長さに沿って偏光子240を位置づけることにより、光の出力強度および消去されない偏光モードは実質的に2倍になり、それによってファイバ200の端部230に高度に偏光された出力信号が与えられ、これはその偏光におけるもとのパワー(すなわち強度)の2倍であるということがわかってきた。
当業者には理解されるであろうが、偏光子240が低損失偏光子であることが重要である。実用においては、偏光子240が消去されない(すなわち好ましい)偏光モードに対し1または0.5dB以下の損失を有することが極めて有利である。すなわち、もし垂直の偏光モードが偏光子240によって消去されるのであれば、平行の偏光は偏光子240を通って伝播されるときに1または0.5dB以上の損失を経験するべきではない。このことについての第1の理由は偏光子において失われるいかなるポンプ光も偏光子の下流におけるより低い利得につながるからであり、それによってより低い信号パワーにつながる。第2の理由は、偏光子240の損失効果により失われる所望の偏光におけるいかなる信号光もファイバ200の利得領域内で発生される増幅された光に寄与しないからである。したがって、もし偏光子240が好ましい偏光のあまりにも大きな損失に寄与するのであれば、正味の出力信号は、偏光子240が存在しない場合の好ましい偏光のパワーよりも大きく高くなるということはない。事実、もし偏光子の挿入損失が十分に大きければ、好ましい偏光のパワーは偏光子240が存在しない場合の好ましい偏光のパワーよりもむしろ低くなり得る。結論として、偏光子240は、好ましい実施例の利点を得るためには、あるレベル(たとえば後ろ向きの伝播光については3dB)を超えることのない損失を有さねばならない。
(偏光ファイバから作られるエルビウムをドープされたファイバ源)
図5はこの発明のもう1つの好ましい実施例を概略的に示しており、ここで超蛍光ファイバ全体は稀土類元素をドープされた偏光ファイバを含み、よって、1つの偏光モードがファイバの全長にわたって実質的に消去され、一方で他の偏光モードにおける出力信号は通常のファイバにおけるように導かれる。図5で示されているように、超蛍光ファイバ300はファイバ300の入力端330からファイバ300の端部310まで偏光ファイバを含む。ポンプ源320はファイバ300の端部330に光を入力する。図5に示される超蛍光源の構成は単一パス構成であって、ここでは光は前向きの伝播方向においてファイ
バ300に沿い端部310に向けて伝播し、吸収され、後ろ向き方向において再放出され、よって、光は主として後ろ向きの伝播方向において増幅され、端部330における偏光された出力信号を生み出す。ファイバ100(図2)および200(図3および図4)におけると同様に、ファイバ300は有利にはエルビウムをドープされた長いファイバを含み、これは高効率の後ろ向きの伝播特性を意味する。
この発明の好ましい実施例によれば、ファイバ300はその全長にわたり偏光を生じ稀土類イオンを適切な濃度でドープされている。図5のグラフにおいては、曲線340はファイバ300を通じての垂直の偏光された光のパワー分布を示し、一方曲線350はファイバ300の長さに沿った平行の偏光された光のパワー分布を示している。曲線360および370(図5に破線で示す)は、それぞれ、ファイバ300が偏光を生じなかったならばそうなるであろう平行および垂直の光の偏光のパワー分布を示す。図5のグラフからわかるように、ファイバ300が偏光を生じる場合には、消去されるべき偏光の光(すなわち図5の例において示されているように垂直の偏光)はファイバ300の全長を通じて実質的にゼロのままである。対照的に、所望の偏光の光(すなわち図5の例においては平行の偏光)はより迅速に増加し、ファイバ300が偏光を生じない場合にそうなるであろう出力パワーのおよそ2倍の出力パワーを有する。
ファイバ300がその全長にわたって偏光を生じることによって、光の出力強度および好ましい偏光(図5のパワーA2 によって示される)は、ファイバ300が偏光を生じない場合にこの偏光が有するであろうパワー(図5のパワーA1 によって示される)よりも実質的に高くなる。実際の1シミュレーションにおいては、パワーA2 はおよそ1.95
1 と決定され、したがって、垂直の偏光においてファイバ300を通じて伝播するであろう光の実質的にすべてが平行の偏光に変換され、平行の偏光における出力信号はしたがって約2倍となる。ここで理解されるべきは、偏光ファイバ300が、図3および図4の偏光子を接続された実施例をとったときのモデルから予測される最良の結果よりも、好ましい偏光において若干良好な出力パワーを与えるということである。したがって、図5に示されるこの発明の実施例は、たとえば、光ファイバジャイロスコープなどのような高度に偏光された光を必要とする応用のための光源として使用するための高効率で高度に偏光された出力信号を与える。
図6は、偏光入力を有する光ファイバジャイロスコープとともに、動作するよう実施された場合の、この発明の好ましい実施例の偏光ファイバ源の使用によって得られる重要な利点を示している。特に、入力偏光子30を有する光ファイバジャイロスコープ20は入力ポンプ源15によってポンピングされる超蛍光ファイバ源400から光を受取る。ファイバ400は図6に示されているように、(図4の実施例におけるように)適切な位置に接続された偏光子を有するエルビウムをドープされたファイバなどを有利には含むか、または(図5の実施例に示されているように)その全長にわたって偏光を生じ得る。
図2に示されているような従来の超蛍光ファイバ源に対してこの発明の好ましい実施例が有する利点を示すため、図6に2つのグラフが示されている。第1の曲線410はファイバ400の長さにわたるファイバ400内の後ろ向きの方向の信号光のパワー分布を示す。曲線410によって示される光は偏光されていない光であり、この発明の好ましい実施例の偏光局面を組入れていない従来のエルビウムをドープされたファイバにおいてみられるようなものである。曲線410からわかるように、ファイバ400中の信号パワーはファイバ400の出力において(図6の2A1 によって示されている)最大の値まで増強される。このパワーは信号光が偏光子30に入るまで一定であり、この点で、源400からの光の実質的に半分が偏光子30内で消去され、これはこの光がほとんど偏光されないという事実による。これは曲線415のパワーA1 によって示されている。
図6の第2のグラフからわかるように、曲線420はファイバ400がこの発明の好ましい実施例によって偏光を生じる場合の後ろ向き方向におけるファイバ400を通じて伝播する信号光のパワー分布を示している。曲線420によって示されるように、信号出力のパワーはファイバ400の出力端において最大であり、偏光子30に入るまで実質的に一定である。出力信号の直線偏光が高い度合であるため、曲線420の一部分425によって示されるように、偏光子30を通過した後も光のパワーはごく少ししか減少しないことがわかる。これは、部分的には、所望でない偏光において残っていた光の消去によるものであり、また偏光子30による好ましい偏光における固有の損失によるものである。図6の第2のグラフからわかるように、ファイバジャイロスコープ20に入力として与えられる最終的な光のパワーはおよそ1.9から1.95xA1 であり、これはもしファイバ源400中にこの発明が実施されなかったならば光ファイバジャイロスコープ20に入力されるであろう光パワーの2倍近くである。
図6に示されるこの発明の好ましい実施例のさらなる利点は、ファイバ400から放出される光が既に高度に偏光されていることから提供される。したがって、より厳しくない消光比特性を有するより安価な偏光子を偏光子30として使用できる。
図7Aは、図3および図4の偏光子を接続された実施例における、後ろ向き方向の信号出力パワーおよび偏光の消光比の実験結果をファイバの長さに対してプロットして図示したものである。図7Aに図示した結果は1470ナノメータに対し約31ミリワットのポンプパワーに対してであり、ここで超蛍光ファイバは図7Bに示す構成におけるエルビウムをドープされたファイバを含む。図7Bに示すように、超蛍光ファイバ555はエルビウムをドープされたファイバ550の第1の長さおよびエルビウムをドープされたファイバ570の第2の長さを含み、その間に偏光子560が接続されている。図7Aの結果を得るために使用されるファイバ555の実際の一実施例はポンプ波長において4dB/mの減衰特性を有する。ファイバの部分550の長さL2 は図7Aおよび7Bに示される特定の例における50メートルに等しい。部分570の長さL1 は図7Aの実験結果を得るために変化する。
図7Aにおける曲線500は図7Bの超蛍光ファイバ555から放出される出力光信号の偏光の測定を示す。曲線510(破線で示す)は図7Bのファイバ555から放出される後ろ向きに放出される光(すなわち出力信号)のパワーを、ミリワットで示す。曲線500に見られるように、出力光信号は、50メートルに等しい長さL1 に対し極めて低い程度の偏光(すなわちほとんど偏光されていない)で始まる。L1 の長さが徐々に短くなるにつれ、出力信号は消光比およそ26デシベル(偏光子560の特徴による)まで益々高度に偏光されていく。逆に、曲線510は、ファイバの部分570からの長さが減少していき、約20メートルまで減じるにつれ、出力光信号によって与えられるパワーがごく少しずつではあるが減少していき、その後落ち込むことを示している。
ファイバの部分570の最適の長さに到達するために、出力パワーと偏光消光比との間の積がとられ、高度に偏光された光の最大のパワー出力が与えられるのはどこかを決定する。図7Aに示されるグラフからこの点は、L2 が50メートルに等しいときファイバの部分570の長さL1 が約20から25メートルであるときに起こることがわかる。
図8は図7Bの源に対する入力ポンプパワーに対し実験的およびモデル化された信号出力パワーを図示する。図8に示されるグラフにおいては、入力ポンプ信号はλp =1470ナノメータの波長を有する。モデル化されたおよび実験的な結果の両者に示されているように(それぞれ図8の曲線610および620によって示される)、後ろ向きの出力パワー(すなわち超蛍光ファイバの出力信号)は10ミリワット以上の入力ポンプパワーについて入力ポンプパワーに対し実質的に線形の関係にある。図8からわかるように、モデ
ル化された点と実験的な点との間には密接な対応がある。これは他の状況下でファイバをシミュレートするために使用されるモデルの正確性を支持するものである。
図9はポンプパワーに対し実験上のおよびモデル化された出力偏光消光比を図示する。一連の曲線800から840は入力ポンプパワーの関数としての偏光消光比を示し、それぞれ、20メータのモデル化された長さL1 (図7Bを参照)に対してのもの(曲線800)、L1 =25メータについて実験的にプロットされた曲線(曲線810)、長さL1 =30メータに対し実験的に決定された曲線(曲線830)、および長さL1 =40メータに対し実験的にプロットされた曲線(曲線840)である。曲線800および810からわかるように(これらは図7Aのグラフから決定される最適の長さに近い)、出力信号は10mW以上の入力ポンプパワーに対し高度に偏光されている。したがって、好ましい実施例のテストの間に得られる実験結果がこの発明に関連する多くの利点を示していることがここで理解されるであろう。たとえば、出力信号の好ましい偏光に対し観察されるパワーの増加はほとんど最大(約1.9)であり、(たとえば10ミリワットのオーダの)低ポンプパワーに至るまで実質的に一定である。
さらに、好ましい偏光が増加していく比率は、超蛍光ファイバが十分長い限り、ファイバの全長(L2 とL1 )に実質的に依存していない。この後者の効果は図11に示されている。図11のグラフからわかるように、最大の比率の値(約1.9)はより長いファイバ(図11の例では80メータおよびそれ以上の長さ)についても実質的に同じである。しかしながら、一旦ファイバが短くなり、よってポンプパワーのかなりの量が吸収されないと、最大の比率値は減少し始める。加うるに、図11はまた、より長いファイバがファイバのポンプ入力端により近くに最大の比率位置を有する一方で、より短いファイバについての最大の比率の位置がいかようにファイバの中心部へ向けて移動していくか、を示している。
図10はこの発明のさらなる実施例を示し、ここで第1および第2の端部それぞれ950および960を有する単方向性のファイバ源900が超蛍光ファイバ910の長さに沿って適切な位置に位置づけられたアイソレータ930を用いて構築されている。図10の構成においてはまた、偏光子920が源900の中に含まれているが、アイソレータ930をファイバ910に沿って適切な位置に位置づけることに関連する利点が偏光子920の位置づけに関連する利点とは独立であることが理解されねばならない。
簡潔には、アイソレータ930をファイバ910の長さに沿って適切な位置に位置づけることで(二重パス構成によって提供されるのと同様の)単方向性の光源が得られるが、これは二重パス構成よりもより高い波長の安定性を有することがわかってきた。したがって、このような単方向性の源はたとえば光ファイバジャイロスコープからのフィードバックの影響を受けにくい。さらに、アイソレータ930を適切な位置に位置づけることはアイソレータ930が存在しない場合に観察されるよりも好ましい伝播方向におけるパワーの正味の増加につながり得る。
動作においては、ポンプ源940は波長λp のポンプ光を発生し、これはファイバ910の第2の端部960に入力される。ポンプ光は前向きおよび後ろ向きの両伝播方向における信号波長λs の光の放出を誘導する。しかしながら、アイソレータ930の存在により、後ろ向きの伝播光は抑えられ、一方前向きの伝播光は自由に伝播できる。反転分布は後ろ向きの伝播光によってあまり強くは減じられないので、前向きの伝播光に対しより多くの利得が利用可能であり、よって前向きの伝播光はより高いパワーをファイバレーザ媒質から引出す。したがって、前向きの伝播光のパワーはアイソレータ930が存在しない場合に前向きの伝播光が有するであろうパワーを超えて増加する。実施においては、二重パス構成において発生されるのと実質的に同じ出力光の強度が源900の出力端960か
ら発生され得る。しかしながら単方向性源900から放出される光は安定性が増しているという利点を有する(すなわち、端部960からのフィードバックに対しパワーの感度が減じられている)。
したがって、アイソレータが存在する場合の前向きおよび後ろ向きの伝播光の動作は、対向して伝播する波が直交の偏光モードに等しい際の偏光子の存在する場合の偏光された光の動作に類似している。偏光子240におけると同様に、アイソレータ930の位置づけはファイバ910の吸収領域の長さの3分の1から2分の1の範囲内の位置でなければならない。この原則はいくつかの光学弁別器のいずれにも当てはまり、光学弁別器は各々光パワーのかなりの部分を運ぶ光放射の2つのモードを弁別する。
ここで留意すべきは、もし後ろ向きの伝播光が好ましい伝播方向であるならば、アイソレータ930は前向き方向におけるポンプ信号の伝播を可能にするが前向き方向における出力信号を抑えるダイクロイックアイソレータとして構成することもできる。
最後に、図10に示されているように、偏光子920は上述のように源900の中に組込むこともでき、それによって大きなパワー効率の損失なしに単方向性で、安定性が高く、高度に偏光された光を出力する単一指向性の偏光ファイバ光源を提供する。しかしながら、このような構成においては、偏光子920およびアイソレータ930の接続が注意深く行なわれ、よって、偏光子920およびアイソレータ930の組込みによって経験される損失が約1dB以下であるようにせねばならない。
この発明による好ましい実施例がここで詳細に説明されてきたが、当業者にはここで説明された発明の実施例に対しこの発明の精神および必要不可欠な特質を逸脱することなく、変更および修正を加え得ることは理解されるであろう。たとえば、特定の応用において必要とされるような異なった種類のドーパントおよびドーピングの濃度を超蛍光ファイバにおいて使用できよう。同様に、この発明の実施において選択される偏光子または偏光方法はこの発明が実施される特定の状況によって決定されよう。加うるに、この発明は、集積光学または他のファイバ以外の光を伝播する媒質において実施することができよう。また、この発明は新しい最適の長さを有するファイバに沿って新しい最適の位置に偏光子(および/またはアイソレータ)を挿入するならば、ほぼ同様の利点を有する二重パスファイバ源において実施することもできる。したがって、この発明の範囲は前掲請求項に照らして解釈されねばならない。
光ファイバジャイロスコープに入力として広帯域光を供給するため使用される超蛍光ファイバ源の典型的実施例を示す概略図である。 出力信号の垂直および平行の偏光モードが実質的に等しいパワーを運ぶ偏光されていない超蛍光ファイバの概略図である。 偏光子が超蛍光ファイバの部分に沿って接続され偏光された出力信号を提供し、一方の偏光モードのパワーが他方の偏光モードのパワーの減少により実質的に増加する、この発明の一実施例の概略図である。 偏光子が図3とは異なる位置にある、偏光子が超蛍光ファイバの部分に沿って接続され偏光された出力信号を提供し、一方の偏光モードのパワーが他方の偏光モードのパワーの減少により実質的に増加する、この発明の一実施例の概略図である。 超蛍光ファイバ全体が偏光ファイバを含み、よって一方の偏光モードが実質的に消去される一方他方の偏光モードにおける出力信号がパワーにおいて2倍近くなる、この発明の別の好ましい実施例の概略図である。 偏光入力を有する光ファイバジャイロスコープとともに動作するよう実施された場合のこの発明の偏光単方向性ファイバ源の使用によって得られる重要な利点を示す概略図である。 (A)は、偏光子を接続された実施例においてファイバの長さに対し信号出力パワーおよび偏光消光比のプロットとして実験結果を示す図であり、(B)は、(A)から図9の実験結果を得るために使用される超蛍光ファイバ源構成の概略図である。 入力ポンプパワーに対し実験のおよびモデル化された信号出力パワーを示す図である。 入力ポンプパワーに対しプロットされた実験のおよびモデル化された出力偏光消光比を示す図である。 ファイバの長さに沿って適切な位置に位置づけられたアイソレータを用いて単方向性のファイバ源が構成されている、この発明のさらなる実施例を示す図である。 超蛍光ファイバに沿って接続された偏光子の位置と好ましい偏光のパワーが偏光子が存在しない場合の同一の偏光のパワーを超える比率との関係を示す図である。
符号の説明
900 単方向性のファイバ源
910 超蛍光ファイバ
920 偏光子
930 アイソレータ
940 ポンプ源
950 第1の端部
960 第2の端部

Claims (8)

  1. 第1の端部および第2の端部を有する光を伝播するファイバと、
    前記ファイバの前記第1の端部において第1の波長を有するポンプ信号を与え、前記第1の波長とは異なる第2の波長で前記ファイバ内の光の放出を誘導するポンプ源と、
    前記ファイバ内の、前記第1の端部と前記第2の端部との間の位置に置かれて、好ましい伝播方向が後ろ向きの伝播方向であるときには前記ファイバの前記第1の端部からの、そして前記好ましい伝播方向が前向きの伝播方向であるときには前記ファイバの前記第2の端部からの、好ましい伝播方向における光の放出を実質的に増加させる、アイソレータとを含む、単方向性の超蛍光光源。
  2. 記ファイバはエルビウムをドープされている、請求項に記載の単方向性の超蛍光光源。
  3. 前記アイソレータは前記ファイバに接続されている、請求項に記載の単方向性の超蛍光光源。
  4. 前記アイソレータは15dBより大きい消光比を有し、好ましい伝播方向における損失は1dBより小さい、請求項1に記載の単方向性の超蛍光光源。
  5. 前記アイソレータは、前記ファイバの長さに沿って前記ファイバの前記第1の端部から測った、前記第2の波長で測定された66dBと68dBとの小信号減衰点の間に位置づけられる、請求項1に記載の単方向性の超蛍光光源。
  6. 前記アイソレータは、前記ファイバの前記第1の端部から測った、ファイバの実質的に完全な減衰の長さの20%と50%との間に位置づけられる、請求項1に記載の単方向性の超蛍光光源。
  7. 前記光源はさらに、前記アイソレータの位置にあるいはその近くで前記ファイバ内に位
    置づけられた偏光子を含む、請求項1に記載の単方向性の超蛍光光源。
  8. 第1の端部および第2の端部を有する光を伝播するファイバと、
    前記ファイバの前記第1の端部にポンプ信号を与え前記ファイバ内の光の放出を誘導するポンプ源と、
    前記ファイバ内の、前記第1の端部と前記第2の端部との間の選択された位置に位置づけられ、好ましい光学モードの光の放出を実質的に増加させる光学弁別装置とを含み、よって前記光学弁別装置の動作によって前記好ましい光学モードの前記光が増加され、一方で好ましくない光学モードの光が減少し、
    前記光学弁別装置はアイソレータを含む、超蛍光光源。
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