JP4192315B2 - Hdd装置、hdd収納装置およびhdd本体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として放送関係に使用されるオーディオ・ビジュアル(AV)用のサーバーに搭載される複数枚のハードディスクドライブ(HDD)本体をユニット化して組み込んだHDD装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のAVサーバーにおいては、一般的に装置本体、即ちキャビネット内にHDD装置と、インターフェース(I/F)と、プリンテッド・ワイヤー・ボード(PWB)と、電源部と、ファンとを装備している。そして、AVサーバーに組み込まれるHDD装置は、ラック等に取り付けて運用されており、その運用途中においてHDD本体の交換が容易なように、HDD本体をキャビネットの前面側から抜き差しできるように構成している。
【0003】
この場合のHDD本体は、片面が開口する箱形(弁当箱形状)のキャディに収納支持されており、該キャディの短辺側の面に複数の通気孔を設けてある。そして、複数のキャディが挿着される受け入れ側の部材の一例としては、枠状の部材が使用され、その枠状の部材の所定位置にテーパー状の嵌合穴を設け、キャディ側にその嵌合穴に嵌まる突起を設けておき、キャディを挿着したときに突起と穴との嵌合により位置決めと固定とがなされる構成になっている。
【0004】
また、受け入れ部材の他の例としては、板金で形成した長方形のボックスがある。このボックスは、挿着または収納されるキャディの厚みに対応して、その側面板にガイド部材を所定の間隔をもって切り起こして形成し、そのガイド部材間に、通気孔を設けた短辺側を前面に向けてキャディが並列状態にセットされるように順次挿着し、前面側から冷却風を通過させ得る構成になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
これらの従来例におけるHDD装置は、HDD本体が箱形のキャディに取り付けられて一応のユニット化されたものであるが、前者の嵌合穴と突起との嵌合による取り付け構造であると、HDD本体の挿着時において位置決め用の突起が嵌合穴に入るまではフリーな状態にあるため、挿着方向が少しでもずれているとその突起が他の部材にぶつかったり、嵌合穴にうまく入らなかったりして予期しない支障が生ずるという問題点がある。
【0006】
また、後者のガイド部材を切り起こしたボックスは、キャディを所定の間隔をもって並列させるために、ガイド部材の形成間隔がキャディの厚みに制約を受けるため、全体として小型化できないという問題点を有するばかりでなく、特に、前面側からHDD本体を交換できるように、所謂横方向からの挿着・離脱の構成であることから、HDD本体がキッチリと固定されていないとエラーを起こしやすいため、キャディの重量を増やしたり、別部材のバネを取り付けて固定させたり、或いは別のバー状部材を配設して固定する必要があり、装置として重量が増えて大型化するという問題点を有している。
【0007】
また、いずれの従来例においても、横方向からの挿抜方式であることから、落下の問題は生じないが、例えば、縦方向からの挿抜方式に使用すると、挿抜作業の際に誤って落下させると、HDD本体の下端部が支持枠またはボックスの底部に衝突して、その一部が相互に破損または変形し、接続不良が生ずるという問題点を有している。
【0008】
従って、従来例におけるHDD装置は、HDD本体を横方向から交換できる構成によって生じていた位置合わせの不都合と、縦方向に挿抜できる構成にすることで生ずる落下による不都合とを解消すること、およびHDD本体の挿着・離脱の作業において正確性を期すると共に作業性を向上させること、並びにHDD本体をセットした状態において耐衝撃性および耐震性を向上させて安定させること、に解決しなければならない課題を有している。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記従来例の課題を解決する具体的構成として本発明に係る第1の発明は、サーバーの装置本体に搭載される複数枚のHDD本体と、該HDD本体を収納した支持手段からなるHDD装置であって、前記複数枚のHDD本体は、それぞれその周縁部に少なくとも把持部と係止手段と誤挿入防止用のストッパー突部とを有し、且つ頂部を除いてHDD本体の厚みよりも薄いフレームを取り付けてHDDユニットとし、前記支持手段は、両側面内側に対峙させて縦方向に且つ所定の間隔をもって並列状態に形成した複数のスロットと、上縁部に内側方向に向けて形成した断面コ字状の係止部とを有し、該スロット間には通風穴が設けられると共に、各スロットには溝部を有すると共に緩衝部を有するガイド部材が配設され、前記フレームの厚みよりも前記溝部の幅を広く形成すると共に、フレームの両側面の上端部寄りと、溝部の下端部寄りとに位置規制と落下防止用の緩衝部がそれぞれ形成され、前記HDDユニットはフレームをガイド部材の溝部にガイドさせ前記誤挿入防止用のストッパー突起により誤挿入でないときにのみ前記支持手段のスロットに挿着でき、緩衝部で支持されて取り付けられ、前記フレームの係止手段を前記支持手段の断面コ字状の係止部に係合させて各HDDユニットが個別にロックされることを特徴とするHDD装置を提供するものであり、第2の発明として、サーバーの装置本体に搭載される複数枚のHDD本体を収納するHDD収納装置であって、両側面内側に対峙させて縦方向に且つ所定の間隔をもって並列状態に形成した複数のスロットと、上縁部に内側方向に向けて形成した断面コ字状の係止部とを有する支持手段を備え、前記支持手段は、該スロット間には通風穴が設けられると共に、各スロットには溝部を有すると共に緩衝部を有するガイド部材が配設され、前記フレームの厚みよりも前記溝部の幅を広く形成すると共に、フレームの両側面の上端部寄りと、溝部の下端部寄りとに位置規制と落下防止用の緩衝部がそれぞれ形成され、前記複数枚のHDD本体は、それぞれその周縁部に少なくとも把持部と係止手段と誤挿入防止用のストッパー突部とを有し、且つ頂部を除いてHDD本体の厚みよりも薄いフレームを取り付けてHDDユニットとし、前記HDDユニットは、フレームをガイド部材の溝部にガイドさせ前記誤挿入防止用のストッパー突起により誤挿入でないときにのみ前記支持手段のスロットに挿着でき、緩衝部で支持されて取り付けられ、前記フレームの係止手段を前記支持手段の断面コ字状の係止部に係合させて各HDDユニットが個別にロックされることを特徴とするHDD装置を提供し、第3の発明として、HDD収納装置にHDD本体を収納するHDD本体であって、前記HDD収納装置は、両側面内側に対峙させて縦方向に且つ所定の間隔をもって並列状態に形成した複数のスロットと、上縁部に内側方向に向けて形成した断面コ字状の係止部とを有する支持手段を備え、前記支持手段は、該スロット間には通風穴が設けられると共に、各スロットには溝部を有すると共に緩衝部を有するガイド部材が配設され、前記フレームの厚みよりも前記溝部の幅を広く形成すると共に、フレームの両側面の上端部寄りと、溝部の下端部寄りとに位置規制と落下防止用の緩衝部がそれぞれ形成され、前記複数枚のHDD本体は、それぞれその周縁部に少なくとも把持部と係止手段と誤挿入防止用のストッパー突部とを有し、且つ頂部を除いてHDD本体の厚みよりも薄いフレームを取り付けてHDDユニットとし、前記HDDユニットは、フレームをガイド部材の溝部にガイドさせ前記誤挿入防止用のストッパー突起により誤挿入でないときにのみ前記支持手段のスロットに装着でき、緩衝部材で支持されて取り付けられ、前記フレームの係止手段を前記支持手段の断面コ字状の係止部に係合させて各HDDユニットが個別にロックされることを特徴とするHDD本体を提供するものである。
【0010】
本発明のHDD装置においては、把持部と係止手段は、フレームの頂部に設けられていること、フレームに形成した緩衝部は、一部を膨出させてガイド部材の溝部の幅よりも大きくしたものであること、溝部に形成された緩衝部は、一部を内側に膨出させてフレームの厚みよりも狭くしたものであること、およびフレームとガイド部材とに、誤挿入防止手段が設けられていること、を付加的要件として含むものである。
【0011】
本発明に係るHDD装置は、HDD本体の周縁部に、頂部を除いてHDD本体の厚みよりも薄いフレームを取り付けてHDDユニットとし、そのHDDユニットが取り付けられる支持手段は、縦方向に形成した複数のスロットを設け、該スロットに溝部を有するガイド部材が配設されたものであり、前記フレームの厚みよりも前記溝部の幅を広く形成すると共に、フレームの両側面の上端部寄りと、溝部の下端部寄りとに位置規制と落下防止用の緩衝部がそれぞれ形成された構成とすることで、縦方向からの挿抜が可能であり、HDDユニットを取り付ける際に、HDDユニットの下端部をガイド部材の溝部に臨ませた状態で不用意に手を離したときに、溝部に沿ってHDDユニットは滑り落ちるが、緩衝部の存在によってHDDユニットの下端部が支持手段の底部に衝突しない位置でストップするので、衝突による種々の不都合が解消されるのである。また、緩衝部の存在によって挿着されたHDDユニットの位置規制、即ちアライメントが行われるので、正確な位置にセットでき電気的な接続が正しく行えるのである。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に本発明を図示した好ましい実施の形態により更に詳しく説明する。AVサーバー1は、その本体部内に少なくともHDD装置2と、I/F3と、PWB4と、電源装置5と、ファン6とが搭載され、前面側から背面側に冷却風が流通する構成になっており、前面側に表示部及び操作部等を備えた化粧用のフロントパネル7が取り付けられている。これらが装備されている構成だけでは、一般的なAVサーバーと略同じである。
【0013】
従って、本発明に係るAVサーバー1に搭載するHDD装置2は、支持手段の構成とHDD本体をユニット化してその挿着・離脱機構に特徴が存するものであり、そのHDD装置を搭載することでAVサーバーとしての機能及び取扱性を向上させたものである。
【0014】
即ち、HDD本体11は、図2〜4に示したように、その周端縁部にフレーム12を取り付けてユニット化したものであって、そのフレーム12の頂部側の中心部に把持部13を設けると共に、両側端部側に係止手段14が設けられ、全体を所謂HDDユニット15としたものである。
【0015】
係止手段14は、変形のギア機構が採用されており、左右対称であるのでその一方について説明すると、レバー14aの付いた駆動ギア14bと、該駆動ギア14bと噛合して回動する縦動ギア14cとから構成されており、該縦動ギア14cには係止部14dが形成されている。
【0016】
また、フレーム12には、その両側面に位置する部位の所定位置に、HDD本体11がビス等を介して取り付けられるための取付部16が複数個突出形成されると共に、比較的頂部寄りに緩衝部17が形成されている。この緩衝部17は、フレームの一部にスリットを設けて、フレームの一部を外側に膨出させたものである。
【0017】
特に、このフレーム12は、図5に示したように、頂部を除いて全体がスリムなものであって、フレームの両側部および下端部はHDD本体の肉厚よりも薄く形成されており、このフレーム12が取り付けられたHDD本体11は、そのほとんどが露出した状態になっている。そして、フレーム12は、HDDユニット15の適正な取り付けに際して重要なガイド部材となるのであり、緩衝部17の少し上方に誤挿入防止用のストッパー突部18が形成されている。なお、HDD本体11の下端部分にはSCA19が取り付けられているが、フレーム12はこのSCA19の接続用コネクターの邪魔にはならないようになっている。
【0018】
HDDユニット15が取り付けられてHDD装置2を構成する枠状またはラック状の支持手段20の一例は、概ね図6に示した構成になっている。即ち、支持手段20は、前後に対峙して設けられた支持板21、22と、その両端部を支持する側面板23、24とで全体が枠形状または箱形状に形成された、所謂ラックである。なお、枠形状または箱形状が変形しないように、対峙する支持板21、22の略中間付近に支え板23a、24aが取り付けられている。
【0019】
対峙した支持板21、22は全く対称的に形成されているので、その一方の支持板21について説明し、他方の支持板22については、同一部分に同一符号を付してその詳細は省略する。
【0020】
支持板21は、図7に示したように、例えば、打ち抜き手段等により、上下方向に長尺の長方形を呈する通風穴25を横方向に一定の間隔をもって形成すると共に、その通風穴25の両側の縁部に沿って内側に切り起こした立ち上がり壁26、27を形成し、該立ち上がり壁26、27間にHDDユニット15が挿着されるスロット28が形成される。従って、このスロット28自体は、縦方向に位置し、且つ所定の間隔をもって並列状態に複数個が整列した状態で形成されることになる。
【0021】
そして更に、支持板21の少なくとも上端縁側には、係止部となる第1の溝部29が形成され、該係止部は内側方向に向いて形成しされた断面コ字状の溝部である。また、下端縁側には、SCA等の部品が取り付けられる取付部となる第2の溝部30が形成され、該取付部は内側に折り曲げたフラット部21aを介して外側に向いて形成された断面コ字状の溝部である。
【0022】
この実施の形態の場合には、例えば、11個のスロット28が形成され、各スロット28には、それぞれ樹脂で形成されたガイド部材31が取り付けられる。このガイド部材31は、図8〜9に示したように、両側に沿って上下方向に延びるレール部32、33が略平行に形成され、該レール部間に所定深さの溝部34を形成する。そして、ガイド部材の上端部側は端部に行くに従って肉薄に形成して漏斗状に形成し、HDDユニット15の受け入れを容易にすると共に、一方のレール部33の上端部は所定長さ切り下げてフラット面に形成して誤挿入を防止するストッパー部33aとしてある。
【0023】
また、ガイド部材31の下端部側は、受け部35を前面側に突出形成すると共に、その受け部35の両側にスリットを設けて取付用の爪部36を延長して形成し、更に、レール部32、33の下端部寄りを前面側と内側とにそれぞれ僅かに膨出させると共に、溝部34に肉厚部34aを形成して緩衝部37を形成してある。この緩衝部37が効果的に機能するために、溝部34に肉厚部34aの両側に沿って長めのスリット38を設けてあり、このスリット38によって緩衝部37を相対的に外側に変位させることができる。
【0024】
ガイド部材31の背面側には複数の取付用ボス部39が突出形成されており、このガイド部材31をスロット28に取り付ける際に、取付用ボス部39は、支持板21のスロット28に設けた穴28aに嵌合させ、爪部36は下端縁側のフラット部21aに設けた穴21bに押し込むようにして挿着固定され、安定した取り付け状態が得られるのである。
【0025】
更に、支持手段20は、図6に示したように、その側面板23、24にそれぞれ緩衝手段40が設けられ、該緩衝手段40を介して支持手段20がAVサーバー1の筐体壁部の内側に取り付けられ、外部から伝達される振動または衝撃を緩衝手段40によって緩衝するのである。
【0026】
前述したように、各スロット28にそれぞれガイド部材31が取り付けられると共に、緩衝手段40を介してAVサーバー1の本体部に取り付けられる構成の支持手段20に対して、図10に示したように、HDDユニット15を各スロット28の上部から差し込みまたは挿着するようにして取り付ける。
【0027】
この場合に、HDDユニット15は、その頂部に所定の把持部13が存在することで、HDDユニット15のピックアップが容易になり、その把持部13を摘まんで挿着の方向と位置合わせとを行い、フレーム12がガイド部材31の溝部34に嵌まるようにしてスロット28内にHDDユニット15を落とし込みまたは滑り込ませるようにして差し込む。
【0028】
そして、適正な方向で差し込むことによって、図11に示したように、各スロット28にHDDユニット15がそれぞれピッタリと嵌まって取り付けられ、HDDユニット15のSCA19と支持手段20側に設けられているSCA50とが一致して適正な状態で嵌合接続が遂行される。
【0029】
このようにSCA同志の適正な嵌合接続がなされる状態で支持手段20のスロット28にHDDユニット15が挿着されると、HDDユニット15の頂部に設けられている係止手段14のレバー14aを、起立した状態からそれぞれ両側の端面側に押し倒すように操作することにより、縦動ギア14cが回転し、その係止部14dが第1の溝部29に係合し、HDDユニット15を下方に押し付けるように作用し、支持手段20の底部側に押し付けられることでガタツキの生じない状態で、個々のHDDユニット15がロックされるのである。
【0030】
この差し込み操作で、仮に誤って手を離しても、HDDユニット15は、自己側の緩衝部17の存在と、ガイド部材31側の緩衝部37の存在とによって、溝部34内をそのまま滑って最下点まで落下することがなく、従って、HDDユニット15の下端部がスロット28の底部に衝突するようなことはないし、また、差し込み方向が誤っている場合も無理な挿着ができないようになっている。
【0031】
そこで、フレーム12とガイド部材31の溝部34との関係について、図12及び図13により説明すると、まず、図12の(1)(2)において、フレーム12の緩衝部17の肉厚方向の幅Aと、ガイド部材31の溝部34の幅aとの関係で、A>aが成立する寸法に形成されており、フレーム12の肉厚方向の幅Bと、ガイド部材31における緩衝部37の溝幅bとの関係で、B>bが成立する寸法にそれぞれ形成されている。
【0032】
そして、図13の(1)(2)において、両側に位置するフレーム12の緩衝部17の最大張り出し長さCと、対峙するスロット28に取り付けたガイド部材31の溝部34間の長さcとの関係で、C>cが成立する寸法に形成され、更に両側のフレーム12の外側寸法Dと、ガイド部材31における緩衝部37の溝底間の寸法dとの関係が、D>dが成立する寸法に形成されている。いずれの場合でも、その大小の寸法差は0.3±0.2mm程度である。
【0033】
このようにHDDユニット15のフレーム12と、支持手段20におけるスロット28のガイド部材31との寸法を、上述の関係に形成しておくことで、支持手段20に対して、その上部からHDDユニット15の挿着作業をしたときに、所定の深さまで挿着すると緩衝部17、37においてそれぞれ所定の差し込み抵抗があるので、或る程度の押圧力をもって挿着しなければならない。
【0034】
従って、仮に、挿着作業時において、挿着途中でHDDユニット15から手を離した場合に、所定の位置までは溝34内を滑り落ちるが、相互の緩衝部17、37の存在によって、HDDユニット15がスロット28の底部に衝突するまでには至らないのであり、HDDユニット15の落下衝撃によるSCA19、50等の部品の破壊または変形等の不都合は全く生じないのである。
【0035】
また、スロット28に対するHDDユニット15の差し込み方向が裏表で違った場合には、ガイド部材31のストッパー部33aに、フレーム12のストッパー突部18が突き当たって、それ以上の差し込みまたは侵入ができないようになっている。従って、誤挿入による無理な接続操作が解消され、SCA19、50等の損傷を防止できるばかりでなく、誤接続が防止できるようになっている。
【0036】
以上の説明から理解できるように、支持手段20に対するHDDユニット15の挿着行為において、初期挿着は比較的スムーズになされ、その挿着途中でフレーム12の下端部とガイド部材31の緩衝部37とが接触すると共に、ガイド部材31の上端とフレーム12の緩衝部17とがそれぞれ接触することで、所定の挿着抵抗が生ずることになるが、この挿着抵抗によって挿着されるHDDユニット15のアライメント、即ち正確な位置規制がなされるのである。従って、HDDユニット15のフレーム12と、スロット28に取り付けたガイド部材31とは、正確な位置規制と不用意な落下防止とが確実に遂行される構成になっているのである。
【0037】
いずれにしても、AVサーバーの装置本体に取り付けられた支持手段20に対して、縦方向、即ち上下方向からHDDユニットを挿着・離脱させることができるものであって、しかも、位置合わせなどを考慮しないで単にスロット28に対して挿着するだけで、正確で且つスムーズな挿着が遂行され、またHDDユニットは縦方向に整列しており、各スロット28間に通風穴が設けられているので、HDDユニットの大半が露出した状態でその通風穴に臨んでおり、効率よく冷却風に接触して冷却されるのである。なお、本発明においては、一例としてAVサーバーについて説明したがこれに限定されるものではなく、他のサーバーについても当然適用できるものである。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る第1の発明のHDD装置は、サーバーの装置本体に搭載される複数枚のHDD本体と、該HDD本体を収納した支持手段からなるHDD装置であって、前記複数枚のHDD本体は、それぞれその周縁部に少なくとも把持部と係止手段と誤挿入防止用のストッパー突部とを有し、且つ頂部を除いてHDD本体の厚みよりも薄いフレームを取り付けてHDDユニットとし、前記支持手段は、両側面内側に対峙させて縦方向に且つ所定の間隔をもって並列状態に形成した複数のスロットと、上縁部に内側方向に向けて形成した断面コ字状の係止部とを有し、該スロット間には通風穴が設けられると共に、各スロットには溝部を有すると共に緩衝部を有するガイド部材が配設され、前記フレームの厚みよりも前記溝部の幅を広く形成すると共に、フレームの両側面の上端部寄りと、溝部の下端部寄りとに位置規制と落下防止用の緩衝部がそれぞれ形成され、前記HDDユニットはフレームをガイド部材の溝部にガイドさせ前記誤挿入防止用のストッパー突起により誤挿入でないときにのみ前記支持手段のスロットに挿着でき、緩衝部で支持されて取り付けられ、前記フレームの係止手段を前記支持手段の断面コ字状の係止部に係合させて各HDDユニットが個別にロックされる構成にしたことにより、特に、支持手段に対するHDDユニットの挿抜が縦方向から行うことができ、その挿着において、不用意にHDDユニットが手から離れたときに、所定の位置までは滑り落ちるが、緩衝部の存在によってHDDユニットの下端部が支持手段の底部に衝突しない位置でストップし、衝突による破損または変形などの不都合が解消されると共に、誤挿入防止用のストッパー突部を設けたことによりHDDユニットは支持手段に対して正しく挿着収納され、係止手段と断面コ字状の係止部とで個別にロックされ緩衝部で支持されることで、装置全体としてエラーの生じない著しく安定したものとなるという優れた効果を奏するのあり、第2および第3の発明も略共通した効果を奏するのである。
【0039】
また、フレームの厚みよりも溝部の幅を広く形成すると共に、フレームの両側面の上端部寄りと、溝部の下端部寄りとに位置規制用の緩衝部がそれぞれ形成されていることから、支持手段に挿着されるHDDユニットは、その緩衝部でアライメントされて、正確な位置に速やかにセットでき電気的な接続が正しく行えるという優れた効果を奏する。
【0040】
更に、個々のHDDユニットが係止手段によって個々に安定的にロックされる構成であるので、耐衝撃性および耐震性に優れエラーが生じないものとなると共に、HDDユニットの挿抜方向は縦方向に限らず、横方向にすることもでき、HDD装置が搭載される装置における設計の自由度が大幅に増大するという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るHDD装置が搭載されるAVサーバーを理解し易いように略示的に示した斜視図である。
【図2】同HDD装置のHDDユニットを示す正面図である。
【図3】同HDDユニットの上面図である。
【図4】同HDDユニットの側面図である。
【図5】同HDDユニットのフレームのみを示す斜視図である。
【図6】本発明に係るHDD装置の支持手段を示した斜視図である。
【図7】同支持手段の一部を拡大して示した斜視図である。
【図8】同支持手段に取り付けられるガイド部材の(1)図が正面図であり、(2)図が側面図である。
【図9】図8のX−X線に沿う拡大断面図である。
【図10】本発明に係るHDD装置の支持手段に対して、HDDユニットを挿着する状態の要部のみを略示的に示した正面図である。
【図11】同支持手段に対して、HDDユニットを挿着した状態の要部のみを略示的に示した正面図である。
【図12】本発明に係るHDD装置におけるHDDユニットと支持手段の係合状態を説明するためのもので、(1)図はHDDユニットのフレームの側面図、(2)図は支持手段のガイド部材の正面図である。
【図13】同HDD装置におけるHDDユニットと支持手段の係合状態を説明するためのもので、(1)図はHDDユニットのフレームの正面図であり、(2)図は支持手段のガイド部材の配設状態における側面図である。
【符号の説明】
1 AVサーバー; 2 HDD装置; 3 I/F; 4 PWB;
5 電源装置; 6 ファン; 7 フロントパネル; 11 HDD本体;
12 フレーム; 13 把持部; 14 係止手段; 14a レバー;
14b 駆動ギア; 14c 縦動ギア; 14d 係止部;
15 HDDユニット; 16 取付部; 17、37 緩衝部;
18 ストッパー突部; 19、50 SCA; 20 支持手段;
21、22 支持板; 21a フラット部; 21b、28a 穴;
23、24 側面板; 23a、24a 支え板; 25 通風穴;
26、27 立ち上がり壁; 28 スロット;
29 第1の溝部(係止部); 30 第2の溝部(取付部);
31 ガイド部材; 32、33 レール部;33a ストッパー部;
34 溝部; 34a 肉厚部; 35 受け部; 36 爪部;
38 スリット; 39 取付用ボス部; 40 緩衝手段。

Claims (7)

  1. サーバーの装置本体に搭載される複数枚のHDD本体と、該HDD本体を収納した支持手段からなるHDD装置であって、
    前記複数枚のHDD本体は、それぞれその周縁部に少なくとも把持部と係止手段と誤挿入防止用のストッパー突部とを有し、且つ頂部を除いてHDD本体の厚みよりも薄いフレームを取り付けてHDDユニットとし、
    前記支持手段は、両側面内側に対峙させて縦方向に且つ所定の間隔をもって並列状態に形成した複数のスロットと、上縁部に内側方向に向けて形成した断面コ字状の係止部とを有し、
    該スロット間には通風穴が設けられると共に、各スロットには溝部を有すると共に緩衝部を有するガイド部材が配設され、
    前記フレームの厚みよりも前記溝部の幅を広く形成すると共に、フレームの両側面の上端部寄りと、溝部の下端部寄りとに位置規制と落下防止用の緩衝部がそれぞれ形成され、
    前記HDDユニットはフレームをガイド部材の溝部にガイドさせ前記誤挿入防止用のストッパー突起により誤挿入でないときにのみ前記支持手段のスロットに挿着でき、緩衝部で支持されて取り付けられ、
    前記フレームの係止手段を前記支持手段の断面コ字状の係止部に係合させて各HDDユニットが個別にロックされること
    を特徴とするHDD装置。
  2. 前記把持部と前記係止手段は、フレームの頂部に設けられている
    請求項1に記載のHDD装置。
  3. フレームに形成した緩衝部は、一部を膨出させてガイド部材の溝部の幅よりも大きくしたものである
    請求項1に記載のHDD装置。
  4. 溝部に形成された緩衝部は、一部を内側に膨出させてフレームの厚みよりも狭くしたものである
    請求項1に記載のHDD装置。
  5. ガイド部材にも、誤挿入防止手段が設けられている
    請求項1に記載のHDD装置。
  6. サーバーの装置本体に搭載される複数枚のHDD本体を収納するHDD収納装置であって、
    両側面内側に対峙させて縦方向に且つ所定の間隔をもって並列状態に形成した複数のスロットと、上縁部に内側方向に向けて形成した断面コ字状の係止部とを有する支持手段を備え、
    前記支持手段は、該スロット間には通風穴が設けられると共に、各スロットには溝部を有すると共に緩衝部を有するガイド部材が配設され、
    前記フレームの厚みよりも前記溝部の幅を広く形成すると共に、フレームの両側面の上端部寄りと、溝部の下端部寄りとに位置規制と落下防止用の緩衝部がそれぞれ形成され、
    前記複数枚のHDD本体は、それぞれその周縁部に少なくとも把持部と係止手段と誤挿入防止用のストッパー突部とを有し、且つ頂部を除いてHDD本体の厚みよりも薄いフレームを取り付けてHDDユニットとし、
    前記HDDユニットは、フレームをガイド部材の溝部にガイドさせ前記誤挿入防止用のストッパー突起により誤挿入でないときにのみ前記支持手段のスロットに挿着でき、緩衝部で支持されて取り付けられ、
    前記フレームの係止手段を前記支持手段の断面コ字状の係止部に係合させて各HDDユニットが個別にロックされること
    を特徴とするHDD装置
  7. HDD収納装置にHDD本体を収納するHDD本体であって、
    前記HDD収納装置は、両側面内側に対峙させて縦方向に且つ所定の間隔をもって並列状態に形成した複数のスロットと、上縁部に内側方向に向けて形成した断面コ字状の係止 部とを有する支持手段を備え、
    前記支持手段は、該スロット間には通風穴が設けられると共に、各スロットには溝部を有すると共に緩衝部を有するガイド部材が配設され、
    前記フレームの厚みよりも前記溝部の幅を広く形成すると共に、フレームの両側面の上端部寄りと、溝部の下端部寄りとに位置規制と落下防止用の緩衝部がそれぞれ形成され、
    前記複数枚のHDD本体は、それぞれその周縁部に少なくとも把持部と係止手段と誤挿入防止用のストッパー突部とを有し、且つ頂部を除いてHDD本体の厚みよりも薄いフレームを取り付けてHDDユニットとし、
    前記HDDユニットは、フレームをガイド部材の溝部にガイドさせ前記誤挿入防止用のストッパー突起により誤挿入でないときにのみ前記支持手段のスロットに装着でき、緩衝部材で支持されて取り付けられ、
    前記フレームの係止手段を前記支持手段の断面コ字状の係止部に係合させて各HDDユニットが個別にロックされること
    を特徴とするHDD本体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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