JP4191601B2 - カメラバランス装置用の分離ウエイト補償システム - Google Patents

Description

本発明は、請求項１の特徴部によるカメラバランス装置に関する。

この種のカメラバランス装置は、カメラオペレーターによって手動で誘導されるビデオおよびフィルムカメラのバランスを保つために用いられ、かつそれはサスペンション装置により、たとえば、カメラオペレーターの体に取り付けられるチョッキタイプの運搬装置（ボディサポートと呼ばれる）におけるスプリングアームに連結される。

サスペンション装置は、傾斜およびカメラオペレーターの体からカメラに伝わる傾動、振動およびステップ状の動きを抑止することを意図したものであるが、これは、常に一定のカメラアラインメントを保証し、カメラの傾き、倒れあるいは振動を回避することが必要だからである。一方、カメラもサスペンション装置によって、自立サポート、ドーリ、クレーンその他に取り付けられる。これによって、サスペンション装置は、カメラポジションに影響を与える地面の不整を減殺できるようになる。

このために、サスペンション装置は、カメラとバランス装置とを備えた構造物が、サポートに対して振り子運動できるよう設計される。加えて、この構造物はカウンターウエイトに連結される。このカウンターウエイトの選択および位置決めが好適になされると、傾斜および傾動、振動およびステップ状の動きが、ボディサポート、自立サポート、ドーリあるいはクレーンその他からカメラに伝わらないようカメラはバランスが保たれる。

公知のカメラバランス装置は、少なくとも一部が直線状であり、かつカルダンサスペンションの一方側にカメラ取付け装置が設けられるとともに、カルダンサスペンションの他方側にはカウンターウエイト用の変更可能な取付け装置が設けられる、カルダン方式で吊り下げ可能な振り子アームを有する。カウンターウエイトとして使用されるのは、たとえば、同時にエネルギー貯蔵体として機能するバッテリーである。

カルダンサスペンション装置は、たとえば、ボディサポートのスプリングアーム、サポート、ドーリあるいはクレーンに取り付けることができる。

公知のカメラバランス装置において、カウンターウエイトは、当該条件にしたがって、たとえば使用されるカメラの重量および重心の位置にしたがって、カメラ構造体、振り子アームおよびカウンターウエイトを具備するシステム全体のバランスを保つために一緒になって動くことができる。

特許文献１には、この種のカメラバランス装置が開示されている。ここでは、モニター、バッテリーおよび他の電子コンポーネンツはカウンターウエイトとして使用されており、このカウンターウエイトは、部分的に、振り子アーム上を互いに独立して動くことが可能であり、あるいは振り子アームに対して回転可能である。
US 4,474,439

本発明の目的は、さらに万能なバランス調整機能を有するカメラバランス装置を提供することである。

この目的は、請求項１によるカメラバランス装置によって達成される。

これによって、ウエイトのポジションを異なるポジションにて、および異なる面内で変更可能である。

本発明によるカメラバランス装置の有利な展開は、従属請求項から派生する。

好ましくは、カメラ取付け装置は振り子アームの一端に設けられ、かつカウンターウエイト用の少なくとも一つの取付け装置が振り子アームの逆端に設けられる。

本発明によるカメラバランス装置の特に有利な実施形態では、モニター用の取付け装置は振り子アームに設けられる。このモニター用の取付け装置は、カウンターウエイト用の少なくとも一つの取付け装置も存在するカルダンサスペンションの側に設けることができる。同様に、モニター用の取付け装置は、カメラ取付け装置も設けられるカルダンサスペンションの側に位置させることができ、しかもカウンターウエイト用の取付け装置は、カルダンサスペンションの別の側に設けることができる。

これによって、カウンターウエイト用の取付け装置は、モニター用の取付け装置に直接設けることができる。これは特に、異なるモニターを取り付けること、およびなおかつ利用可能で良好なバランス付加物を備えることを可能にする。しばしば重管モニターが使用されるが、これらは非常に高価である。本発明による実施形態でも、全く完全にシステムをバランスさせる可能性を失うことなく、軽量（フラット）モニターの使用を可能にする。これは特に、たとえばバッテリー、モニターあるいは他のカメラアクセサリーの形態で、カウンターウエイトを異なるポジションに取り付けることができ、かつ移動させることができる場合に可能である。

スライド要素は、たとえば、スライドチューブあるいはまたスライド形材、たとえば正方形の形材とすることができる。

少なくとも裏当てプレートの一つは、少なくとも二つの方向、すなわちたとえば第１の方向と、この第１の方向に対して１８０°回転した第２の方向に、スライド要素に取り付けることができる。それゆえ好ましい実施形態では、これら裏当てプレートは、方向に依存して、この裏当てプレートに取り付けられたカウンターウエイトの重心の位置が、振り子アームの長手軸線に対して変更されるように非対称的に延在する。

スライド要素は振り子アームと固定角度、たとえば直角をなし、あるいはまた回転可能に、特に無段階に回転可能に、そして振り子アームに対してロック可能に設けられる。

少なくとも裏当てプレートの一つは、それがスライドチューブに対して回転できるよう配置可能で、その結果、裏当てプレート、したがってカウンターウエイトは回転可能となり、これによってバランス調整のためにさらに可能な変形例を提供する。特にこれは、裏当てプレートを、それが振り子アームの仮想延長物として機能するよう回転させることを可能にする。代わりにあるいはこれに加えて、少なくとも裏当てプレートの一つを他の一つに対して回転可能に設けることもでき、この結果、たとえば、スライド要素に対して移動できるだけの一つの裏当てプレートを設け、かつこの第１の裏当てプレートに回転可能に第２の裏当てプレートを設けることが可能となる。

本発明の有利なさらなる展開では、カウンターウエイト用の取付け装置の少なくとも二つは同一物として具現化される。たとえば、裏当てプレートを備えた実施形態では、各裏当てプレートは、配備されたあるいはそこから取り外されるスライド要素の一つに、選択的に取り付け可能である。すなわち、取付け装置の同一実施形態により、カウンターウエイトは、全ての同一の取付け装置に対して交換可能に取り付けることができる。

カウンターウエイトは、たとえば、クランプあるいはクリップ連結によって、取付け装置あるいは裏当てプレートに取り付け可能である。しかしながら、他のタイプの取り外し可能な取付け装置も考えられる。

最後に、モニター、カウンターウエイトその他用の取付け装置の少なくとも二つは、そこに取り付けられたモニターおよびカウンターウエイト（バッテリーあるいは類似のもの）の重心が、振り子アームとして同じ高さに配置できるよう、回転可能および／または移動可能であるよう設計できる。これによってカウンターウエイトおよびモニターによって生じるアンバランスが最小化される。

ここで、実施形態に関して本発明をさらに詳しく説明する。

図１には、カルダンサスペンション装置３および二つの取付け装置１７，１９を有するカウンターウエイト用の保持装置１５を備えたカメラバランス装置１が示されている。

カメラバランス装置は、振り子チューブ５の形態となった振り子アームを具備する。この振り子チューブ５の上側端部には、カメラ取付け装置７が存在する。このカメラ取付け装置７は、実質上、ベース９とカメラが取り付けられる保持プレート１１とからなる。これによって、保持プレート１１は調整ネジ１３（ここではその一つのみを示す）によりベース９に対して動くことができ、かつ図１の投影面内に、あるいはこの面の外に正確に存在する。他の調整ネジ（図示せず）は、図１において、ベース９に対して右側および左側に保持プレート１１を動かすために設けられる。振り子チューブ５の下側端部には、カウンターウエイト用の保持装置１５が存在する。本実施形態では、モニターホルダー１７およびカウンターウエイトを保持する裏当てプレート１９が設けられており、このカウンターウエイトはたとえばバッテリーを成している。裏当てプレート１９はスライドチューブ２１（その一方のみを示す）に対して、移動できるように、かつ固定できるように取り付けられており、しかもスライドチューブ２１に対して回転も可能である。裏当てプレート１９は、クランプレバー２３によって所望の角度ポジションでロックされる。

振り子チューブ５、カメラ保持装置７およびカウンターウエイト用の保持装置１５を備えた構造物は、サスペンション装置３にカルダン方式で吊られている。このサスペンション装置３は、ジョイント入力取付け要素としての第１のハンドル２５と、ジョイント出力取付け要素としての第２のハンドル２７とを具備する。第１のハンドル２５は、サスペンション装置をサポートに、特にカメラオペレーターが装着するボディサポートのスプリングアームに取り付けるのに用いられる。このために、ジョイント入力ハンドルはドリル孔２６を有し、このドリル孔２６によって、ジョイント入力ハンドルは、自立サポートあるいはチョッキのスプリングアームにおけるピボットに設置される。第２のハンドル２７は、サスペンション装置３をカメラバランス装置１に取り付けるのに用いられる。このために、第２のハンドル２７はチューブ形状を有しており、かつ第２のハンドル２７が振り子チューブ５に対して動くことができるようカメラバランス装置１における振り子チューブ５の周囲に配置される。第２のハンドル２７は、クランプ装置２９によって振り子チューブ５に対してロックされる。

この二つのハンドル２５，２７によってカメラオペレーターは、第１のハンドル２５によって取り付けられた構造物を、たとえばスプリングアーム、ボディサポート、アップライトスタンド、ドーリあるいはクレーンへと両手で案内できる。

三つの動作軸線は、第１のハンドル２５と第２のハンドル２７との間のジョイント連結部に設定されている。第１のハンドル２５はフォーク要素３１に、図１において水平方向に延びる第１のハンドル２５の直断面の長手方向軸線に対応する回転軸線を中心として、このフォーク要素３１に対して回転可能であるよう連結されている。フォーク要素３１は続いて、ジョイント外側リング３３に対して、水平ジョイント軸線（第１のカルダン軸線）を中心として回転可能に連結されている。このジョイント外側リング３３は続いて、ジョイント内側リング３５に対して、垂直ジョイント軸線（第２のカルダン軸線）を中心として回転可能に連結されている。このジョイント内側リング３５は続いて、第２のハンドル２７に取り付けられており、この第２のハンドル２７は、クランプ装置２９によってカメラバランス装置１における振り子チューブ５に取り付けられている。したがって、サポートに連結される第１のハンドル２５は、振り子チューブ５に連結された第２のハンドル２７に対して、回転軸線を中心として回転でき、水平ジョイント軸線を中心として回動でき、かつ垂直ジョイント軸線を中心として回転できるよう設けられる。

ジョイントサスペンション装置３は、保持プレート１１に取り付けられたカメラに、サポート、たとえばボディサポートの動きが伝達されるのを阻止することを意図したものである。このために、振り子チューブ５、カメラ保持装置７およびカウンターウエイトを備えた構造物は、バランス補償を伴って保持装置１５の上に位置させられなければならない。特に重量が違い、しかも重心位置も違う、異なる型式のカメラについても、このバランス補償を実現するため、カメラバランス装置１は複数の調整付加機能を有する。特に、システムバランスは、保持装置１５上の重さを変化させるカウンターウエイトを規定することによって実現される。

図２ａ〜ｃは、これを実現するため、本実施形態においては、モニター用の取付け装置１７およびカウンターウエイト用の二つの裏当てプレート１９，１９”が設けられていることを示している。上で説明したように、カウンターウエイト用の一つの裏当てプレート１９はスライドチューブ２１上に、回転可能でかつ移動可能に設けられる。その一方のみを示すが、所望の角度ポジションでのロックはクランプレバー２３によって実現される。ここで、スライドチューブ２１は振り子アーム５に対して直交している。

モニター保持装置１７もまた、回転可能でかつ移動可能に設けられる。

図２ａ〜ｃは、これを実現するための、裏当てプレート１９の三つの異なる角度ポジションおよびモニター保持装置１７の二つの異なるポジションを示している。図２ｂに示されるポジションでは、図２ａに示すポジションに比べて、裏当てプレート１９はかなりの程度上方に回動させられており、かつモニター保持装置は下方に回動させられている。このポジションでは、保持装置１７に取り付けられたモニターの重心および裏当てプレート１９に取り付けられたカウンターウエイトの重心は、図２ｂに一点鎖線で示すように、振り子ロッド５に対して同じ高さになる。このポジションでは、生じるアンバランスは最小化される。一方、図２ｃにおいては、裏当てプレート１９はかなりの程度下方に回動させられている。この場合、裏当てプレート１９は振り子アーム５の有効長に寄与する。裏当てプレート１９が回転可能となっていることが、振り子アーム５を仮想的に伸長させることを可能にし、この結果、振り子アーム５はテレスコピック式でなくともよくなる。

裏当てプレート１９”も、同様にスライドチューブ２１上を押し進めることができる。ここでは、裏当てプレート１９”は、実質的にこの裏当てプレート１９”の中心に取り付けられたカウンターウエイトが、図２ａおよび２ｂに示す裏当てプレート１９”の取付けポジションに、直接振り子アーム５の下方にて位置するよう非対称的に延在する。それゆえ、裏当てプレート１９”に取り付けられたカウンターウエイトの重心は、実質的に振り子アーム５の縦軸線上に存在する。

しかしながら、スライドチューブ２１上に配置された際に裏当てプレート１９”の向きが１８０°変わってしてしまった場合、この裏当てプレート１９”の延在部は、図２ｃに示すように、振り子アーム５から大きく突出する。しかも、そこに取り付けられたカウンターウエイトの重心は、振り子アーム５の縦軸線から離れる。この場合、裏当てプレート１９”に取り付けられたカウンターウエイトは、装置の他の部分における重量低減を補償するのに用いることができるトルクを発生させる。特に、たとえば、裏当てプレート１９”を逆挙動で押し進めることで、重いモニターを軽いモニターで置き換えることによって生じる裏当てプレート１９”上の重量低減を補償することができる。

図２ａ〜２ｃに示す実施形態は、カウンターウエイト用の保持装置１５として、モニターホルダー１７および二つの裏当てプレート１９，１９”を具備する。明らかに、振り子チューブ５の異なるポイントに、カウンターウエイト用のさらなる取付け用付加物を設けることも考えられる。特に考えられるのは、カウンターウエイトによって直接、異なるモニター重量を補償するため、直接モニターホルダー１７上にカウンターウエイト用の取付け用付加物を設けることである。

上述したように、調整ネジ１３もまた、保持プレート１１上で、振り子チューブ５に連結されたベース９に対してカメラ（図示せず）の重心を動かすのに使用できる。なお一層フレキシブルなシステムは、振り子チューブ５がテレスコピック式のものである場合に実現される。

図３ａおよび３ｂは、本発明による取付け装置の第２実施形態を示す。この実施形態では、カウンターウエイトの取り付けのために三つの裏当てプレート１９，１９’，１９”が設けられている。三つの裏当てプレート１９，１９’，１９”の全ては同一の設計であり、しかも移動可能に、かつ固定可能に二つのスライドチューブ２１に設けられている。三つの裏当てプレート１９，１９’，１９”の全てが同一の形態であることにより、裏当てプレートを押し進めること、および取り除くこと、および望むとおりに交換することができる。これは、図３ａおよび３ｂの配置の比較から明らかである。すなわち、図３ａの配置と比較すると、図３ｂの裏当てプレート１９”は、そこに取り付けられるカウンターウエイトの重心を、振り子アーム５の縦軸線から離れるように動かすため１８０°向きが変えられており、これによって図２を参照して既に説明したアンバランスの最小化を達成している。加えて、図３ｂの裏当てプレート１９，１９’もまた、図３ａに比して、その間で１８０°向きが変えられている。図示された実例では重量比に影響はないが、それは設けられた裏当てプレート１９，１９’および１９”の交換可能性を実によく明らかにしている。三つの裏当てプレート１９，１９’，１９”が同時に必要とされない場合、それらは迅速かつ簡単に取り外すことができる。カウンターウエイトは、三つの裏当てプレート１９，１９’，１９”の全てに、たとえばクリップ連結によって取り付けることができる。

繰り返すが、第２実施形態においては、図２におけるホルダー１７に対応して、モニター用の付加的ホルダーを設けることができる。

本発明による、カルダンサスペンション装置およびバランスウエイト用の二つの取付け装置を備えたカメラバランスシステムの概略図である。 本発明によるカウンターウエイト用の取付け装置の詳細図である。 本発明によるカウンターウエイト用の取付け装置の詳細図である。 本発明によるカウンターウエイト用の取付け装置の詳細図である。 本発明によるカウンターウエイト用の取付け装置の第２実施形態の詳細図である。 本発明によるカウンターウエイト用の取付け装置の第２実施形態の詳細図である。

符号の説明

１ カメラバランス装置
３ カルダンサスペンション装置
５ 振り子チューブ
７ カメラ取付け装置
９ ベース
１１ 保持プレート
１３ 調整ネジ
１５ 保持装置
１７ モニターホルダー
１９，１９’，１９” 裏当てプレート
２１ スライドチューブ
２３ クランプレバー
２５ 第１のハンドル
２６ ドリル孔
２７ 第２のハンドル
２９ クランプ装置
３１ フォーク要素
３３ ジョイント外側リング
３５ ジョイント内側リング

Claims (18)

1. 少なくとも一部が直線状であり、かつカルダンサスペンション（３）の一方側にカメラ取付け装置（７）が設けられるとともに前記カルダンサスペンションの他方側にはカウンターウエイト用の少なくとも二つの独立した可動式取付け装置（１７，１９）が設けられる、カルダン方式で吊り下げ可能な振り子アーム（５）を有するカメラバランス装置（１）であって、
   少なくとも一つの前記取付け装置は、スライド要素（２１）上に押し込み装着でき、かつそこに可動的に配置された少なくとも一つの裏当てプレート（１９，１９’，１９”）を具備し、前記スライド要素は前記振り子アーム（５）に取付けられ、少なくとも一つの裏当てプレート（１９，１９’，１９”）は、前記スライド要素（２１）に対して少なくとも二つの方向に取り付け可能であると共に、前記スライド要素（２１）に対する前記裏当てプレート（１９，１９’，１９’’）の取り付け方向に依存して、前記裏当てプレート（１９，１９’，１９’’）に取り付けられるカウンターウエイトの重心の位置が、前記振り子アーム（５）の長手軸線に対して変更されるような非対称な形状を有し、少なくとも一つの前記裏当てプレート（１９，１９’，１９”）は、その一端部を中心として、前記スライド要素（２１）に対して回転可能に、および／または他の裏当てプレート（１９，１９’，１９”）に対して回転可能に設けられることを特徴とするカメラバランス装置（１）。
2. 前記カメラ取付け装置（７）は、前記振り子アーム（５）の一端に設けられていることを特徴とする請求項１に記載のカメラバランス装置（１）。
3. カウンターウエイト用の少なくとも一つの取付け装置（１７，１９，１９’，１９”）が、前記振り子アーム（５）の一端に設けられていることを特徴とする請求項１または請求項２に記載のカメラバランス装置（１）。
4. 前記カメラ取付け装置（７）およびカウンターウエイト用の少なくとも一つの取付け装置（１７，１９，１９’，１９”）が、前記振り子アーム（５）の両端に設けられていることを特徴とする請求項１ないし請求項３のいずれか１項に記載のカメラバランス装置（１）。
5. モニター用の取付け装置（１７）が前記振り子アーム（５）に設けられていることを特徴とする請求項１ないし請求項４のいずれか１項に記載のカメラバランス装置（１）。
6. モニター用の前記取付け装置（１７）は、カウンターウエイト用の少なくとも一つの取付け装置（１９，１９’，１９”）が存在する前記カルダンサスペンション（３）の側に設けられていることを特徴とする請求項５に記載のカメラバランス装置（１）。
7. モニター用の前記取付け装置（１７）とカウンターウエイト用の少なくとも一つの取付け装置（１９，１９’，１９”）とは、前記カルダンサスペンション（３）の異なる側に設けられていることを特徴とする請求項１ないし請求項４のいずれか１項に記載のカメラバランス装置（１）。
8. 前記モニター用の前記取付け装置（１７）は、前記カメラ取付け装置（１７）もまた位置させられる前記カルダンサスペンション（３）の側に設けられていることを特徴とする請求項７に記載のカメラバランス装置（１）。
9. カウンターウエイト用の取付け装置は、前記モニター用の前記取付け装置（１７）に設けられていることを特徴とする請求項５ないし請求項８のいずれか１項に記載のカメラバランス装置（１）。
10. 前記カウンターウエイトが電気バッテリーを成していることを特徴とする請求項１ないし請求項９のいずれか１項に記載のカメラバランス装置（１）。
11. 前記スライド要素（２１）はスライドチューブの形態であることを特徴とする請求項１に記載のカメラバランス装置（１）。
12. 前記スライド要素（２１）は、形材、たとえば正方形の形材の形態であることを特徴とする請求項１に記載のカメラバランス装置（１）。
13. 前記スライド要素（２１）は、前記振り子アーム（５）に対して角度固定状態で配置されていることを特徴とする請求項１ないし請求項１２のいずれか１項に記載のカメラバランス装置（１）。
14. 前記スライド要素（２１）は前記振り子アーム（５）と直交するように延びていることを特徴とする請求項１３に記載のカメラバランス装置（１）。
15. 前記裏当てプレート（１９）と前記振り子アーム（５）との間の角度は調整可能、特に無段階に調整可能であることを特徴とする請求項１ないし請求項１２のいずれか１項に記載のカメラバランス装置（１）。
16. カウンターウエイト用に設けられた前記取付け装置（１７,１９，１９’，１９”）の少なくとも二つは同一のものであることを特徴とする請求項１ないし請求項１５のいずれか１項に記載のカメラバランス装置（１）。
17. 前記カウンターウエイトは、クランプあるいはクリップ連結によって前記取付け装置（１７，１９）に取り付け可能であることを特徴とする請求項１ないし請求項１６のいずれか１項に記載のカメラバランス装置（１）。
18. 前記取付け装置（１７,１９，１９’，１９”）の少なくとも二つは、そこに取り付けられたカウンターウエイトあるいはモニターの重心が前記振り子アーム（５）の高さに配置できるよう回転可能に、および／または移動可能に設けられていることを特徴とする請求項１ないし請求項１７のいずれか１項に記載のカメラバランス装置（１）。

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