JP4191589B2 - 放電加工方法及び当該放電加工方法を用いた放電加工装置 - Google Patents

放電加工方法及び当該放電加工方法を用いた放電加工装置 Download PDF

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Description

本発明は、工具電極と被加工物との間で放電させることによって、被加工物に微細穴を形成する放電加工方法及び当該放電加工方法を用いた装置に関する。
図13は、インクジェットプリンタのインク吐出ノズルなどの微細穴加工に用いられている放電加工装置1301の概略図である(特許文献1)。この放電加工装置1301は、工具電極1302、工具電極1302を上下に移動させる駆動装置1303、及び、工具電極1302の直下に配置される金属などの被加工物1304等で構成されている。工具電極1302の先端と被加工物1304とは、加工液に浸けられており、工具電極1302と被加工物1304との間(以下、工具電極間という)の電位差や距離が、放電条件を満たさないときには、加工液の絶縁性によって電極間は絶縁されている。
工具電極1302と被加工物1304の間にはコンデンサ1305が並列に接続されており、コンデンサ1305は充電抵抗1306を介して、矩形パルス電源1307に接続されている。矩形パルス電源1307は、周波数とパルス幅を任意に設定できる基準パルス発生器を備えている。コンデンサ1305は、矩形パルス電圧が印加される度に充電され、このときに駆動装置1303によって工具電極1302を被加工物1304に近づければ、工具電極1302から被加工物1304に向けて放電が発生する。被加工物1304の放電を受けた部分は、溶解除去されるので、被加工物1304に工具電極1302の先端部と同じ形状の凹部を形成することができる。
ところで、従来加工液には油が用いられていたが、絶縁性が高すぎて放電が発生しにくいために加工時間がかかることや、引火のおそれがあることから、近年は純水が用いられるようになってきている。しかしながら、水はH+イオンとOH-イオンに電気分解するために、長時間工具電極1302と被加工物1304の間に電圧を印加し続けると、加工液のイオン化が進んで工具電極間で通電してしまう。通電中は、所望する放電を発生させられないため、加工時間が長時間化したり、通電によって熱せられた被加工物表面が溶融するため加工精度が低下するという問題があった。そこで、放電加工装置1301では、連続的に電圧を印加するのではなく、矩形パルス電源1307を用いて一度の電圧印加時間を短縮することで、加工液(純水)のイオン化を抑制し、ひいては通電の発生を抑制していた。
特開平10−202432号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のように矩形パルス電源を用いても、加工液のイオン化を十分に抑制することができなかった。加工液がイオン化すると通電が発生するために、加工液を補充してイオン化濃度を低減させたり、加工液を流動させてイオンを拡散させたり、矩形パルス電源を一旦停止させて工具電極を上方へ待避させるなどの作業が必要である。したがって、通電回数が多くなるほど加工時間が長時間化してしまっていた。
そこで、本発明は、工具電極間での放電等の発生状況に合わせて工具電極へ印加する電圧のデューティを調整することで加工液のイオン化を抑制し、加工時間を短縮化する放電加工方法及び放電加工装置を提供することを目的とする。
本発明にかかる放電加工方法は、加工液に浸積された被加工物と当該被加工物から所定の距離に離間された工具電極とに並列に接続されたコンデンサを用いて、所定の幅と間隔を有するパルス電圧を当該被加工物と当該工具電極とに印加して、当該被加工物と当該工具電極の間に放電を発生させて当該被加工物を加工する放電加工方法であって、前記工具電極と前記被加工物との間の電圧を測定する第1回目の測定を行い、前記第1回目の測定電圧と予め決めていた2つの閾値α1、α2(α1<α2)との比較で、前記第1回目の測定電圧が前記α1未満であれば短絡、前記α1以上α2未満であれば異常放電、前記α2以上であれば放電の状態であると判断し、印加された前記パルス電圧に対する前記第1回目の測定電圧の降下量で通電の状態であると判断する第1回目の状態判断を行い、続いて、前記第1回目の測定と同様に第2回目の測定を行い、前記第1回目の測定電圧から前記第1回目の状態判断を行ったのと同様に、前記第2回目の測定電圧から短絡、異常放電、放電、通電のいずれかの状態を判断する第2回目の状態判断を行い、前記判断した状態が第1回目、第2回目共に放電である場合は、パルス電圧印加間隔を短くし、前記判断した状態が第1回目、第2回目共に通電である場合は、パルス電圧を印加させるデューティを減じ、前記判断した状態が第1回目、第2回目共に短絡である場合は、パルス電圧を印加させるデューティをゼロにした後、前記工具電極を前記被加工物から離れる方向に待避させ、前記工具電極と前記被加工物との距離を縮めパルス電圧の印加を再開させ、前記判断した状態が異なる場合または第1回目、第2回目共に異常放電の場合は、デューティを変化させないことを特徴とする。
本発明においては、工具電極間での放電などの状態が2回連続で判断される場合を用いていることにより、1回の判断状態では、加工中の影響を受けることもある誤った状態判断の可能性を回避できるとともに、その2回連続で判断される状態に基づいて、パルス電圧を印加させるデューティを変化させることにより、加工液のイオン化を抑制し、加工時間を短縮できる。
図1は、本発明の第1の実施形態である放電加工装置101の概略正面図である。この放電加工装置101は、工具電極102、工具電極102を上下に移動させる駆動装置103、工具電極102の直下に配置される金属などの被加工物104、及び、工具電極102と被加工物104とに電気的に接続された回路部106で構成されている。工具電極102の少なくとも先端部分と被加工物104とは、純水など比較的絶縁性の高い加工液107に浸けられており、工具電極102と被加工物104との間(以下、工具電極間という)の電位差や距離が放電発生条件を満たさないときには、加工液107の絶縁性によって工具電極間は絶縁されている。
工具電極102と被加工物104は、図2に示すように回路部106を構成するコンデンサ204と並列に接続されている。よって、コンデンサ204の極間電圧と工具電極間の電圧は等しくなる。
コンデンサ204は、直流電源200(DC電源)から出力された電圧が抵抗202、203を介して印加されることによって充電される。また、コンデンサ204の充電と開放は、FETなどの充電スイッチング素子208と開放スイッチング素子207のスイッチングによって行われる。なお、スイッチングとは、スイッチング素子207,208をON/OFFすることをいう。例えば、充電スイッチング素子208をONにすると、充電スイッチング素子208に接続されている回路どうしを電気的に接続できる。また、充電スイッチング素子208をOFFにすると、充電スイッチング素子208に接続されている回路どうしを電気的に断絶することができる。
工具電極間の電圧および電流は、検出器205で測定され、測定された電圧データおよび電流データは、制御部206に入力される。直流電源200と開放スイッチング素子207との間には、抵抗201が配置されている。
充電スイッチング素子208と開放スイッチング素子207のスイッチングのタイミングと、コンデンサ204に印加される電圧との関係を、図3及び図4を用いて説明する。図3(a)〜(c)の横軸は時間を示している。図3(a)は、充電スイッチング素子208のスイッチング、図3(b)は開放スイッチング素子207のスイッチング、図3(c)は、図3(a)、(b)に示すタイミングでスイッチング素子207、208をスイッチングしたときに、コンデンサ204及び工具電極間に印加される生成パルス電圧を示している。なお、直流電源200から電圧が出力されていても、スイッチング素子207、208が共にOFFであるときには、コンデンサ204は充電されず、工具電極間には電圧が印加されない。
図3(a)に示すように、充電スイッチング素子208のみをONにすると(図4のステップS1)、直流電源200から印加された電圧によって、コンデンサ204が充電される。コンデンサ204が充電されたときに、工具電極102を被加工物104に近づけると、工具電極102から被加工物104に向けて、被加工物104の加工に適当な大きさの放電が発生する。
コンデンサ204が充電されても、電極間距離が離れ過ぎているなどの理由で放電が発生しない場合、工具電極102には高い電圧が印加された状態が続くため、工具電極102と被加工物104の周辺から加工液107のイオン化が進む。そこで、図3(c)に示すように、電圧印加後、所定の時間が経過すると開放スイッチング素子207をONにして(図4のステップS2)、コンデンサ204を開放する。このようにコンデンサ204を開放すれば、放電が発生しなかった場合にも工具電極間に電圧が印加され続けることがないため、加工液107のイオン化を抑制することができる。このように、スイッチング素子207,208のスイッチングで生成パルス電圧のパルス幅とパルス発生間隔とを設定すれば、数10nsecという非常に狭い幅のパルス電圧を生成することができる。パルス幅が狭くなれば、工具電極間への電圧印加時間が短くなるので、加工液107のイオン化を抑制することができ、ひいては工具電極間で発生する通電を抑制することができる。スイッチング素子207、208は、放電加工を行う間、図4に示すスイッチングを行う。
放電加工装置101の電源を入れると、直流電源200から電圧が出力される。このとき、あらかじめ設定されていた基準タイミングで、図4のステップS1〜S3に示したスイッチング素子207、208のスイッチングが行われる。図5に示すように、検出器205で測定された電圧と電流の測定データは、制御部206の電流演算部501と電圧演算部502に入力されて信号処理された後、状態判断部503に入力される。状態判断部503では、入力された電圧/電流データと第1記憶部504に記憶されているデータ(閾値等)から、放電、通電、異常放電、又は短絡の発生状況を判断する。
なお、異常放電とは、部分的に工具電極間距離が近づきすぎていることなどの原因で発生する、被加工物104の加工に適当な大きさの通常の放電よりも小さい放電をいう。異常放電や通電が発生すると、被加工物の表面が熱せられて溶解するが、溶融された部分を除去するほどのエネルギーはないために、溶融部分が再度硬化して被加工物104の表面に凹凸が発生する。被加工物104の表面に凸状に形成された部分があると、工具電極102までの距離が短くなるために、さらに異常放電や通電を誘発するおそれがある。また、被加工物表面に凹凸が発生することは、加工精度の低下させることになり、好ましくない。
上述したとおり、放電、異常放電、短絡は、電流演算部501から出力された電流測定データ及び、電圧演算部502から出力された電圧測定データと、第1記憶部504に格納されている閾値データとの比較で判断することができる。具体的には、例えば、図6(d)に示すように、測定電圧が閾値α1未満であれば短絡、α1以上α2未満であれば異常放電、α2以上であれば放電が発生したと判断する。また、放電は、図6(e)に示す放電電流が検出されたことからも判断できる。また、通電は、微少電流が流れていることや、緩やかに電圧が降下していることから判断することができる。
閾値α1、α2は、常に一定値にするのではなく、被加工物104に形成した穴の深さ(加工深さd)に合わせて変化させてもよい。例えば、短絡判断の閾値α1は、図7に示すように、加工を行う前の被加工物表面を加工深さd=0μmとして、加工深さdが0μm以上50μm以下は10V、51μm以上100μm以下が15V、101μm以上150μm以下が30V、151μm以上200μm以下が45V、201μm以上では60Vと設定する。
このように加工深さdによって短絡判断の閾値α1を変化させる場合、状態判断部503は、位置測定部509から得た加工深さの情報に基づいて、第1記憶部504から閾値α1を取り出して、電圧演算部502や電流演算部501から入力された値と閾値α1とを比較し、短絡の有無を判断する。なお、位置測定部509とは、例えば工具電極102の移動距離及び移動時間等から、被加工物104に形成される穴の深さを算出する手段であってもよいし、それ以外の方法で加工深さを測定または推定する手段であってもよい。
次に、本発明の放電加工方法を図5および図8を用いて説明する。放電加工を開始したときには、図4で示した生成パルス電圧がコンデンサ204および工具電極間に印加されるとする。工具電極102に電圧が印加されたときに(ステップS4)、状態判断部503で、短絡(接触)、通電、異常放電のいずれも検出されず(ステップS5〜ステップS7)、放電のみが検出された場合(ステップS8)、カウンタ510では、放電が1回カウントされ(ステップS9)、このカウントの結果は第1記憶部504と動作判断部505に出力される。次に、動作判断部505は、第1記憶部504に記憶された前回のカウント結果を取り出して、今回カウントされた放電が連続2回目の放電であるかどうかを判断する(ステップS10)。ここで、連続2回目の放電とは、工具電極102に連続して2回印加された生成パルス電圧に対して、いずれも放電が検出されていることをいう。放電が連続2回検出された場合には、動作判断部505は、タイミング形成部506に工具電極間への電圧印加間隔を短くする命令を出力する(ステップS11)。タイミング形成部506は、この制御信号に基づいてスイッチング素子207、208のスイッチングを制御し、ステップS11の後、第1記憶部504に格納されているカウントを消去する(ステップS23)。動作判断部505又はタイミング形成部506は、その内部に基準クロック等を備えており、スイッチングのタイミングを決定することができる。
一方、ステップS5〜S8で接触、通電、異常放電、放電がすべて検出されなかった場合(ステップS5からステップS8)には、スイッチング素子207、208のスイッチングのタイミングを変更しない。このように、接触、通電、異常放電、放電がすべて検出されないときには、充電スイッチング素子208がONされてから開放スイッチング素子207がONされるまでの間、工具電極間には高い電圧が印加され続けることになるので、加工液107がイオン化する可能性が高い。加工液107がイオン化すると、通電が検出されるようになる。
状態判断部503で通電と判断され、かつ、異常放電と判断されなかった場合(ステップS6、S12)、カウンタ510では通電が1回カウントされ(ステップS13)、このカウント結果は第1記憶部504と動作判断部505に出力される。動作判断部505では、第1記憶部504に記憶された前回のカウント結果を取り出して、今回カウントされた通電が、連続2回目の通電カウントであるかどうかを判断する(ステップS14)。連続2回目の通電カウントと判断された場合、動作判断部505は、タイミング形成部506に、工具電極102への電圧印加間隔を長くする命令、つまりデューティを減じる命令を出力する(ステップS15)。この後、カウントをクリアする(ステップS24)。タイミング形成部506は、この命令信号に基づいて、スイッチング素子207、208のスイッチングのタイミングを制御し、コンデンサ204及び工具電極102に印加するパルス電圧のデューティを減じる。なお、デューティを減じるには、パルス幅を変化させずにパルス発生間隔を長くする方法と、パルス発生間隔を変化させずにパルス幅を短くする方法がある。いずれの方法でデューティを減じるかを、動作判断部505で判断するようにしてもよい。
工具電極102に電圧を印加したときに通電が発生すると、電圧が降下するが、通電が発生しても異常放電が発生する場合がある。工具電極102への一度の電圧印加に対して、通電と異常放電の両方が検出された場合(ステップS6、S12)、カウンタ510では、通電と異常放電とが1回ずつカウントされ(ステップS16、S17)、このカウント結果が第1記憶部504と動作判断部505に出力される。動作判断部505では、第1記憶部504に格納されている前回のカウント結果を取り出して、連続2回目の異常放電であるか判断する(ステップS18)。連続2回目の異常放電であると判断された場合、動作判断部は、タイミング形成部506と動作判断部505に、異常放電回避信号を出力する。異常放電回避信号を受けたタイミング形成部506は、スイッチング素子207、208をOFFにして、工具電極間に電圧が印加されないようにする。つまり、工具電極に印加する電圧のデューティをゼロにする。また、異常放電回避信号を受けた駆動装置制御部507は、駆動装置103を制御して工具電極102を上方に待避させる(ステップS19)。その後、カウントをクリアし(ステップS25)、放電加工を再開させるために、工具電極102を下方に移動させ、工具電極102への電圧の印加も再開させる。
また、通電は検出されていないが(ステップS6)、異常放電が検出された場合(ステップS7)、状態判断部503と第1記憶部504では、異常放電が1回カウントされ(ステップS17)、このカウント結果が第1記憶部504と動作判断部505に出力される。動作判断部505では、第1記憶部504に格納されている前回のカウント結果を取り出して、連続2回目の異常放電であるか判断する(ステップS18)。連続2回目の異常放電であると判断された場合、動作判断部505は、タイミング形成部506と動作判断部505に、異常放電回避信号を出力する。異常放電回避信号を受けたタイミング形成部506は、スイッチング素子207、208をOFFにして、工具電極間に電圧が印加されないようにする。つまり、工具電極に印加する電圧のデューティをゼロにする。また、異常放電回避信号を受けた駆動装置制御部507は、駆動装置103を制御して工具電極を上方に待避させる(ステップS19)。この後、カウントをクリアし(ステップS25)、放電加工を再開させるために、工具電極102への電圧印加を再開させて、工具電極102を下方に移動させる。
状態判断部503で短絡が判断された場合(ステップS5)、カウンタ510では短絡が1回カウントされ(ステップS20)、このカウント結果は第1記憶部504と動作判断部505に入力される。動作判断部505は、第1記憶部504に記憶された前回のカウント結果を取り出して、今回カウントされた短絡が連続2回目の短絡カウントであるか判断する(ステップS21)。連続2回目の短絡カウントであった場合には、動作判断部505からタイミング形成部506及び駆動装置制御部507に、短絡回避信号が出力される。短絡回避信号を受けたタイミング形成部506は、スイッチング素子207、208をOFFにして、工具電極間に電圧が印加されないようにする。つまり、工具電極に印加する電圧のデューティをゼロにする。また、短絡回避信号を受けた駆動装置制御部507は、駆動装置によって工具電極102を上方に待避させる(ステップS22)。その後、カウントをクリアして(ステップS26)、放電加工を再開させるために、工具電極102を下方に移動させ、工具電極102への電圧の印加も再開させる。
本発明では、タイミング形成部506によるスイッチング素子207、208の制御や、駆動装置制御部507による駆動装置103の制御は、放電、異常放電、通電、短絡が判断される度に行われるのではなく、同じ状態が連続して検出されたときのみ行うようにした。この理由を以下に説明する。例えば、図9に示すように、放電加工によって形成された被加工物104の穴901の表面に、加工くずが付着して凸部902が形成された場合、凸部902から工具電極102までの距離が短くなるために、通電や異常放電が発生しやすくなる。しかしながら、通電や異常放電を1回検出したとしても、その通電や異常放電によって凸部902が溶解されてしまうと、次の電圧印加時には通電や異常放電が発生しない。
したがって、本願発明の放電加工装置101では、異常放電や通電が1回検出されただけでは工具電極間に印加する電圧のデューティを変化させずに、2回連続して検出された場合のみ変化させるようにしている。ただし、1回の短絡や異常放電の検出のみで工具電極間に印加する電圧のデューティを変化させるように構成してもよい。また、放電、異常放電、通電、短絡の連続検出回数は一律2回と設定しているが、放電、異常放電、通電に個別に回数を設定してもよい。また、同じ状態が連続して検出されなくとも、同じ状態が断続的に検出される頻度が高くなれば、工具電極間に印加する電圧のデューティを変化させるように構成してもよい。
動作判断部505で異常放電や短絡が判定されたときに、駆動装置103によって工具電極102を上方に移動させる速度(待避移動速度v1)と、上方に移動させる距離(待避移動距離d2)、上方に移動させた工具電極102を被加工物104がある下方に移動させる速度(待避サーチ速度v2)は、位置測定部509で測定された加工深さdによって変化させてもよい。例えば、第2記憶部508に、図10で示すように、加工深さdによって待避移動速度係数a、待避移動距離係数b、待避サーチ速度cを定めたパラメータテーブルを格納しておく。動作判断部505から駆動装置制御部507に異常放電回避信号または短絡回避信号が入力されると、駆動装置制御部507は、位置測定部509で算出された加工深さdに合わせて、第2記憶部508から待避移動速度係数a、待避移動距離係数b、待避サーチ速度係数cを取り出す。
駆動装置制御部507では、待避移動速度v1、待避移動距離d2、待避サーチ速度v2を、上記の係数a、b、cを用いて次式(1)、(2)、(3)から求め、求めた値に従って駆動装置103を制御する。
v1=a・d ・・・・(1)
d2=b・d ・・・・(2)
v2=c・d ・・・・(3)
このように、加工深さdに合わせて待避移動速度V1等を変化させることによって、加工時間を短縮させることができる。また、必要以上に工具電極102を動かさなくてすむため、位置等加工状態の変化を抑制することもでき、加工精度を向上させることができる。なお、工具電極102を待避サーチ速度v2で移動させているときに、異常放電回避信号又は短絡回避信号を再度チェックするようにしてもよい。
図11に示す金属板1100(被加工物)に、本発明の放電加工装置101で貫通穴を形成する。金属板1100の表面の酸化している部分を酸化膜1101、1102、酸化していない部分を金属部1103とする。
図12(i)は、コンデンサ204及び工具電極間に印加される生成パルス電圧、図12(j)、(k)は、図12(j)の生成パルス電圧の印加に対する放電と短絡の検出を示している。図12(i)、(j)、(k)の横軸はいずれも時間を示している。区間A1、A2で示す部分は、酸化膜1101の加工、区間B1、B2、B3は金属部1103の加工、区間C1、C2は酸化膜1102の加工を示している。
酸化膜1101、1102の電気伝導度は、金属部1103の電気伝導度よりも低いので、酸化膜1101を加工し始めたときには、工具電極102への電圧印加に対して放電が発生しにくい。放電が発生しなければ加工液107がイオン化しやすくなるために、頻繁に通電が検出される(区間A1)。このとき、制御部206ではスイッチング素子207、208のスイッチングのタイミングが変更されて、工具電極102への電圧印加間隔が長くなる。図12(i)では、スイッチングタイミング変更後の生成パルス電圧のパルス発生間隔が、スイッチングタイミングを変更前の生成パルス電圧のパルス発生間隔の2倍(整数倍)にしている。生成パルス電圧の電圧印加間隔が長くなると、加工液のイオン化が抑制されるために、区間A2では、通電が検出される回数が少なくなる。
酸化膜1101の加工が終わって金属部1103の加工に入ると、電圧印加の度に放電が検出され、かつ、通電は検出されなくなる(区間B1)。したがって、このときに電圧印加間隔が短くなるようにスイッチング素子207、208のスイッチングのタイミングが変更されて(区間B2)、加工時間の短縮化が図られる。加工深さが深くなるにしたがって、加工くずの浮遊量や、金属板1100への加工くずの付着が増加し、通電や異常放電が発生しやすくなる(区間B3)。通電や異常放電が検出されると、工具電極102への電圧印加間隔を長くしたり、工具電極を移動させて、さらなる通電や異常放電の発生を抑制する。
酸化膜1102の加工に入ると、工具電極102に電圧を印加しても放電が発生しにくく、通電が発生しやすくなる(C1)。また、加工深さが深いために異常放電も発生しやすい。本発明の放電加工装置101では、工具電極102を移動させたり、電圧の印加間隔を長くして、通電や異常放電の発生を抑制する(C2)。
なお、上記実施形態では直流電源200を用いたが、電源には交流電源を用いてもよい。また、矩形パルス電源などのパルス電源を用いてもよい。基準パルス発生器を備えたパルス電源を用いる場合には、スイッチング素子207、208のスイッチングのタイミングを基準パルスの立ち上がりエッジや立ち下がりエッジと同期させるようにしてもよい。例えば、充電スイッチング素子208のスイッチングを基準パルスの立ち上がりエッジと同期させ、開放スイッチング素子207のスイッチングを基準パルスの立ち下がりエッジと同期させるようにすれば、基準パルスのパルス幅と同じパルス幅のパルス電圧を生成することができる。このときに、複数個おきの基準パルスと同期させることによって、パルスの発生間隔やデューティを変化させることができる。また、基準パルスの立ち上がりエッジと同期させて充電スイッチング素子208のスイッチングを行い、基準パルスのパルス幅よりも短い所定時間経過後に開放スイッチング素子207をスイッチングするようにすれば、基準パルスよりもパルス幅の短いパルス電圧を生成することができる。また、基準パルス発生器は、タイミング形成部506など電源以外の部分に設けられていてもよい。
本発明の放電加工装置によれば、放電、異常放電、通電、短絡の検出状況に基づいて、スイッチング素子のスイッチングを制御し、工具電極への電圧印加タイミングを変化させることができる。通電が検出された場合、工具電極間への電圧印加時間を短縮したり、電圧印加間隔を長時間化することで、つまりデューティを減らすことで加工液のイオン化を抑制し、さらなる通電や異常放電の発生を抑制することができる。通電や異常放電の発生を抑制すれば、加工時間を短縮でき、また、加工精度を向上させることができる。
また、本発明の放電加工装置は、充電スイッチング素子と、開放スイッチング素子とを備えているために、パルス幅が非常に狭いパルス電圧を生成することができ、工具電極への電圧印加時間を短時間化することができる。工具電極間への電圧印加時間を短縮すれば、加工液のイオン化を抑制することができる。
また、本発明の放電加工装置によれば、短絡時の加工深さに基づいて、待避させる工具電極の移動距離や移動速度を制御することができる。例えば、待避移動距離を加工深さによらず一律に設定しておくと、必要以上に工具電極を移動させることになって時間を浪費したり、加工条件の大幅な変更によって加工精度が低下する恐れがある。本発明のように適切な距離だけ工具電極を待避させれば、加工時間を短縮でき、加工精度を向上させることができる。
本発明の放電加工方法および放電加工装置は、インクジェットプリンタのインク吐出穴などの微細穴加工に利用することができる。
本発明の放電加工装置の概略正面図 図1の放電加工装置の回路図 スイッチング素子のスイッチングと生成パルス電圧とを説明する図 スイッチング素子のスイッチングの順序を説明するフロー図 制御部のブロック図 放電や短絡の判断方法を説明する図。 被加工部の加工深さと短絡判断のための閾値の関係を示した図 本発明の放電加工方法を説明するフロー図 工具電極と被加工物の概略断面図 被加工物の加工深さと駆動電極の制御に用いる係数の関係を示した図 被加工物である金属板の概略断面図 図11の金属板の放電加工を説明する図 従来の放電加工装置の概略図
符号の説明
101 放電加工装置
102 工具電極
103 駆動装置
104 被加工物
106 回路部
107 加工液
200 矩形パルス電源
201 抵抗
202 抵抗
203 抵抗
204 コンデンサ
205 検出器
206 制御部
207 開放スイッチング素子
208 充電スイッチング素子

Claims (1)

  1. 加工液に浸積された被加工物と当該被加工物から所定の距離に離間された工具電極とに並列に接続されたコンデンサを用いて、所定の幅と間隔を有するパルス電圧を当該被加工物と当該工具電極とに印加して、当該被加工物と当該工具電極の間に放電を発生させて当該被加工物を加工する放電加工方法であって、
    前記工具電極と前記被加工物との間の電圧を測定する第1回目の測定を行い
    前記第1回目の測定電圧と予め決めていた2つの閾値α1、α2(α1<α2)との比較で、前記第1回目の測定電圧が前記α1未満であれば短絡、前記α1以上α2未満であれば異常放電、前記α2以上であれば放電の状態であると判断し、印加された前記パルス電圧に対する前記第1回目の測定電圧の降下量で通電の状態であると判断する第1回目の状態判断を行い
    続いて、前記第1回目の測定と同様に第2回目の測定を行い、
    前記第1回目の測定電圧から前記第1回目の状態判断を行ったのと同様に、前記第2回目の測定電圧から短絡、異常放電、放電、通電のいずれかの状態を判断する第2回目の状態判断を行い、
    前記判断した状態が第1回目、第2回目共に放電である場合は、パルス電圧印加間隔を短くし、
    前記判断した状態が第1回目、第2回目共に通電である場合は、パルス電圧を印加させるデューティを減じ、
    前記判断した状態が第1回目、第2回目共に短絡である場合は、パルス電圧を印加させるデューティをゼロにした後、前記工具電極を前記被加工物から離れる方向に待避させ、前記工具電極と前記被加工物との距離を縮めパルス電圧の印加を再開させ、
    前記判断した状態が異なる場合または第1回目、第2回目共に異常放電の場合は、デューティを変化させないことを特徴とする放電加工方法。
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