JP4189829B2 - Swing ring type braking system - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、輸送用車両等の走行の制動形式および制動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、輸送用車両の制動装置の制動形式は、車軸又は車輪に直結するブレーキディスクに、ブレーキシューを一定方向に強く押し当てることにより、車輪の回転を制御し、制動する形式が一般的に用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の制動形式は、ブレーキシューをブレーキディスクに強く押し当てる力を必要とするが、その力すなわち制動力は、車両の重量および走行速度が大であればある程、強力でなければならない。したがって、軽車両を除く殆どの車両は、制動力として油圧装置等による強力な力を用いている。本発明は、制動力として、油圧装置等を用いることなく走行の際の回転する車輪の回転力を利用するもので、これにより車両の走行を効率良く制動および制御するためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明による制動方式は、車両の車輪の回転力すなわち車両の走力を制動力とするもので、それには、ブレーキシューを回転するブレーキディスクに首振り接輪式にて接輪し、首振り機構に首振り力を発生させて、自動的に接輪圧が掛かる様にし、ブレーキシューの首振りの角度を制御することにより、車輪の回転すなわち走行を、効率良く制動および制御する方式とした。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の首振り接輪式制動方式による制動装置の構成は、車軸に直結するブレーキディスク、首振り機構を持つブレーキシュー、および、ブレーキシューの首振りを制御する首振り制御機構すなわち制動制御機構、によって構成される。なお、ブレーキディスクとブレーキシューの各本体の形状および材質に関しては、従来のものと略ぼ同じである。
【0006】
つぎに、本発明の首振り接輪式制動方式による制動装置の基本的構造と制動機能について詳細に説明する。
【0007】
図1は、本発明の制動方式による制動装置の基本的構造と制動機能を説明するためのもので、ブレーキシュー1をブレーキディスク2に押し当てる個所、すなわち、制動を行なう接輪個所をディスクの外円周面とした場合の、接輪時の主要制動機構右側面図である。なお、首振り制御機構部は、図の複雑化を避けるため省略してある。また、ここで言う側面とは、車両の前方から見た面を正面とした場合である。
【0008】
図1において、ブレーキディスク2の中心をO、ブレーキシュー1の首振り支点をP、また、ブレーキシュー1と首振り棒3とは回転軸を介して自在結合されているが、その自在結合軸中心点をRとする。なお、O、P、Rの各点を中心とする小円は、それぞれが回転軸であることを示すもので、これらの回転軸の方向は、図1の場合互いに平行とする。
【0009】
これは、接輪時の際のブレーキシューの首振り方向を、接輪個所のディスクの移動方向に一致させるためであり、また、ブレーキシューとディスクの接面部を密着させるためでもある。なお、P点における回転軸の軸受けは、強力な制動力を直に受けるから、車体にしっかりと固定しなければならない。また、接輪OFF時すなわち制動OFF時には、ブレーキシューとディスクの接面が自動的に完全に離れる様にするため、ブレーキシューと首振り棒との自在結合部にバネを用いて、接輪OFF時の両者の接輪面が、互いに平行になる様に設定する。
【00010】
したがって、首振り機構を持つブレーキシューとは、図1に示す如く、首振り支点Pにつながる首振り棒3に、自在結合されたブレーキシュー1のことである。図1の場合、首振り棒3を上下に振ることにより接輪ON,OFFの操作、すなわち、制動ON,OFFの操作と、接輪圧の制御、すなわち、制動力の制御を行なう。
【00011】
なお、上記の如き接輪方式を首振り接輪式と称し、また、図1には示してないが、制動制御機構とは、首振り棒3の振り方を制御する機構のことである。
【00012】
つぎに、制動機能について説明する。図1において、矢印にて示す如く左廻りに回転するブレーキディスク2に、ブレーキシュー1を首振り機構により軽く押し当てたとする。ブレーキシューは、ディスクに接輪すると同時に軽い接輪圧を掛けるため、ディスクの接面の回転方向に引き込まれる。すなわち、首振り機構には、ディスクの回転力により首振り棒3を下方に振る首振り力が発生する。
【00013】
ところが、首振り棒3が下方に向くに従い接輪圧がより強くなる構造になっているから、ディスクの回転には、強い制動が掛かることになる。この首振り棒3を下方に振る首振り力は、首振り支点Pの位置によって大きく異なるが、この外、接面部の接触摩擦抵抗に関連があり、ブレーキシューの材質および接輪部の接面積によっても異なることは勿論である。
【00014】
この様に、ディスクの回転力、すなわち、車輪の回転力を利用してブレーキシューの首振りを行ない、制動を掛けるのであるが、この制動力は、接輪機構の位置関係、すなわち、ブレーキシューの首振り支点P、ブレーキディスクの中心O、それに接輪個所、この三点の相対位置関係によって大きく異なる。
【00015】
接輪個所の表示としては、図1に示す如く、OとRを結ぶ直線と、ブレーキディスクの外周円との交点をQとし、このQ点を接輪個所の等価接輪点とする。また、QとPを通る直線と、QとOを通る直線との交差角をθとし、このθを接輪角とする。
【00016】
接輪角θは、上記接輪機構の相対位置関係を表示するもので、制動力は、このθと密接な関係があり、θの数値が小さい程、制動効率は良く制動力が大である。ただし、図1の場合で、ディスクが逆回転する場合には、制動力は発生せず、制動機能はない。
【00017】
接輪角θの実用的数値は、実験結果によれば約0°〜30°の範囲内であるが、出来るだけ小さい値、すなわち、10°以下とするのが妥当である。ただし、図1の場合、θが0°附近になると急激に接輪の外れが生じ易くなるため、θが0゜より少し大きい2°〜3°になると、それ以下の角度にならない様にする過大首振り防止用のストッパーを設けなければならない。
【00018】
したがって、図1の如き接輪機構の設定基準としては、必要とする最大制動力時のθの値を、首振りストッパーが働く角度に合わせて2°〜3°とすればよい。なお、θの調整は、首振り棒の長さ、または、首振り支点の位置を変えればよい。また、θが0°となる状態は、R点の位置が、OとPを結ぶ線上にある場合である。
【00019】
以上に述べたことは、基本的な制動機能についての説明であり、制動の制御を行なわない場合である。したがって、図1の場合で制動を掛けると、ブレーキシューがディスクに接輪すると同時に首振り力が発生し、ブレーキシューの首振りは、回転力に適応した最大制動力が掛かる状態まで、自動的にしかも急激に進行する。すなわち、急ブレーキを掛けた状態になる。したがって、制動の制御は、この急ブレーキが掛かる過程を制御すればよいと言うことになる。
【00020】
つぎに、本制動方式による制動装置の制御機構について述べる。図2は、制動制御の基本的方法と機構を説明するための主要制動機構右側面図である。図2において、4は首振り力を調整するための押しバネ、5は制御操作端子、6は首振りストッパーであり、その他の記号は、図1の場合と同じである。
【00021】
首振り力の調整用押しバネ4は、自動的に急ブレーキが掛かるのを防ぐと共に、首振りの操作すなわち制御端子5による制御操作を、円滑容易にするためのものである。したがって、制動制御は、制御操作端子5を用いてブレーキシュー1の首振りを行なえばよいが、押しバネ4の強度を調整すれば、制御端子5に掛ける制御操作力の強弱により、制動制御することが出来る。
【00022】
以上に述べたのは、首振り棒の長さを一定にしたときの制動制御機能についてであるが、制御操作をより円滑容易にするには、実質的な首振り棒の長さ、すなわち、図2においてP点とQ点を結ぶ直線の長さを、接輪圧が強くなると自動的に少し短くなる様にすればよい。なお、図2の場合の如く、首振り棒の長さを変えずに一定とした場合でも、実際に制動を掛けると、接輪面の密着度の変化、ブレーキシュー本体およびそれの支持機構の接輪圧による伸縮等により、実質的な首振り棒の長さは、多少ではあるが変化する。
【00023】
本発明による制動方式について、基本的な制動機能および制御方法を図1,2を用いて説明したが、これは、車輪の回転を一定方向すなわち左回転に限定した場合であって、車輪が逆回転する場合には、図に示す制動機構形態そのままでは制動効果はない。したがって、車両の後進に対しても強い制動を必要とする場合には、一つのブレーキディスクにブレーキシューを接輪する形態を、前進用と後進用の二通りにしなければならない。
【00024】
また、上記の制動および制御の説明は、接輪個所をブレーキディスクの外円周面とした場合の一例についてであるが、接輪個所が異なる場合でも、すなわち、ディスクの内円周面またはディスクの円板面とした場合で、首振り支点をそれぞれの接輪個所に適応する位置に設定すれば、上記の説明は、これらの制動および制御の説明にそのまま適用される。すなわち、本発明による制動方式は、従来の各種制動形式に適用することが出来る。
【実施例】
本発明による首振り接輪式制動方式を、従来の各種制動形式に適用した場合の実施例について、図を参照して説明する。
【00025】
なお、以下に示す図は、何れも説明用のものであり、制御機構部は省略し、制動機構の基本的な主要構成のみを示すもので、実際の形態図ではない。
【00026】
図3は、制動の接輪個所をブレーキディスク2の外円周面とし、ブレーキシュー1の首振り支点Pの位置を、ディスク円周の外側とした実施例についての主要制動機構右側面図である。
【00027】
図3には、首振り機構付きブレーキシュー1が二個あるが、これは前進,後進用のもので、左側にあるのが左回転制動用、右側にあるのが右回転制動用である。制動の制御は、それぞれの首振り棒3の首振りを操作すればよい。なお、図3に示す制動形式は、車輪そのものをブレーキディスクにして、強力な制動を行なう鉄道車両にも適用出来る。
【00028】
図4は、接輪個所を図3の場合と同じくブレーキディスク2の外円周面とし、ブレーキシュー1の首振り支点Pの位置を、ディスク円周の内側とした実施例についての主要制動機構右側面図である。
【00029】
図4の場合は、首振り機構を持つブレーキシュー1は一個であるが、前進,後進の制動が可能である。すなわち、前進の場合の制動は、首振り棒3を実線で示す如く左側に振ることによって行なわれ、後進の場合の制動は、首振り棒3を点線で示す如く右側に振ればよい。また、制動OFFすなわち接輸OFFにするには、首振り棒3を、左右の振り角度の中間すなわち接輪角θが0°となる位置に固定すればよい。なお、図4の場合には、首振りストッパーは不用である。
【00030】
ここで、図4に示す如く、一個の首振り機構付きブレーキシュー1を、接輪角0°を基準として、正,逆の方向に振ることにより、前進,後進の制動を行なう制動形式の場合、つぎの点に留意しなければならない。
【00031】
制動OFF時のブレーキシュー1とブレーキディスク2の接輪面の間隙は、出来るだけ小さくなる様に設定する。これは、制動時の接輪角θの変化は、図1の場合とは逆に、制動が強くなるに従いθは大きくなるから、したがって、制動効率の点から制動時のθを、出来るだけ小さくする必要があるからである。
【00032】
図5は、接輪個所をブレーキディスク2の内円周面とし、首振り支点Pの位置を、ディスク円周の内側とした実施例についての主要制動機構右側面図である。
【00033】
首振り機構付きブレーキシューは二個あるが、図3の場合と同じく、前進,後進用のもので、左側にあるのが左回転制動用であり、右側にあるのが右回転制動用である。なお、制動制御は、それぞれの首振り棒3の首振り操作で行なう。
【00034】
図6は、接輪個所を図5の場合と同じくブレーキディスク2の内円周面とし、首振り支点Pの位置を、ディスク円周の外側とした実施例についての主要制動機構右側面図である。
【00035】
図6の場合は、一個の首振り機構付きブレーキシューで、図4の場合と同じく首振り棒3の振り方向を変えることにより、前進,後進(点線にて表示)の制動を行なうことが出来る。なお、この場合、首振りストッパーは不用である。
【00036】
図7は、接輪個所をブレーキディスク2の円板面とした場合の実施例につき、制動の基本的機構を示す主要制動機構図である。なお、図において左側が正面図、右側が右側面図である。
【00037】
図7の場合、ブレーキシュー1の形状、および、首振り支点Pの位置、首振りの方向は、今までの図とは異なるが、制動機能に関しては、今まで述べた説明と殆ど同じである。なお、図では、前進の場合の制動機構のみ示してある。
【発明の効果】
本発明による制動方式は、以上説明した様な形態で実施され、以下に記す如き効果がある。
【00038】
本制動方式は、走行時における車輪の回転力を制動力とするため、従来用いられている制動専用の強力な力の発生装置、すなわち、油圧装置等は不用である。
【00039】
本制動方式は、制動力と車輪の回転力とは相関があるので、強い制動力を必要とする重車両にも適用出来る。
【00040】
本制動方式は、制動時に発生するブレーキシューの首振り力を、バネ等を用いて調整することにより、首振り棒の首振り操作による制動制御が容易に出来る。
【00041】
本制動方式は、車輪の回転力に応じて制動力を掛けることが出来るので、急ブレーキを掛けても、車両の横すべり現象を生じない様にすることが出来る。
【00042】
本制動方式は、従来の各種制動形式に利用することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】首振り接輪式制動方式の制動機能説明用の主要制動機構右側面図。
【図2】首振り接輪式制動方式の制動制御機能説明用の主要制動機構右側面図。
【図3】接輪個所をブレーキディスクの外円周面とし、首振り支点をディスク円周の外側とした場合の、首振り接輪式制動方式の実施例を示す主要制動機構右側面図。
【図4】接輪個所をブレーキディスクの外円周面とし、首振り支点をディスク円周の内側とした場合の、首振り接輪式制動方式の実施例を示す主要制動機構右側面図。
【図5】接輪個所をブレーキディスクの内円周面とし、首振り支点をディスク円周の内側とした場合の、首振り接輪式制動方式の実施例を示す主要制動機構右側面図。
【図6】接輪個所をブレーキディスクの内円周面とし、首振り支点をディスク円周の外側とした場合の、首振り接輪式制動方式の実施例を示す主要制動機構右側面図。
【図7】接輪個所をブレーキディスクの円板面とした場合の、首振り接輪式制動方式の実施例を示す主要制動機構の正面図および右側面図。
【符号の説明】
1 ブレーキシュー
2 ブレーキディスク
3 首振り棒
4 押しバネ
5 制御操作端子
6 首振りストッパー
O ブレーキディスクの中心点
P 首振り支点
Q 等価接輪点
R ブレーキシューの自在結合点
θ 接輪角[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a braking type and a braking device for traveling of a transportation vehicle or the like.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, the braking type of a braking device for a transport vehicle is generally used by controlling the rotation of the wheel by braking the brake shoe firmly in a certain direction against the brake disc directly connected to the axle or the wheel. It has been.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
Conventional braking types require a force that strongly presses the brake shoe against the brake disc, but the force or braking force must be stronger as the vehicle weight and travel speed increase. Therefore, most vehicles except light vehicles use a strong force by a hydraulic device or the like as a braking force. The present invention uses a rotational force of a rotating wheel during traveling without using a hydraulic device or the like as a braking force, and is thus made for efficiently braking and controlling the traveling of a vehicle. .
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The braking system according to the present invention uses the rotational force of the vehicle wheel, that is, the running force of the vehicle as the braking force, and is connected to the brake disk that rotates the brake shoe in a swinging contact type. By generating a swinging force in the mechanism so that the contact wheel pressure is automatically applied and controlling the swing angle of the brake shoe, the rotation of the wheel, that is, the traveling, is efficiently braked and controlled. .
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The configuration of the braking device according to the swing contact wheel type braking system of the present invention includes a brake disk directly connected to an axle, a brake shoe having a swing mechanism, and a swing control mechanism that controls the swing of the brake shoe, that is, a brake control mechanism. It is comprised by. The shape and material of each body of the brake disc and the brake shoe are substantially the same as the conventional one.
[0006]
Next, the basic structure and the braking function of the braking device according to the swing contact wheel type braking system of the present invention will be described in detail.
[0007]
FIG. 1 is a diagram for explaining the basic structure and braking function of a braking system according to the braking system of the present invention. A location where a
[0008]
In FIG. 1, the center of the
[0009]
This is to make the swinging direction of the brake shoe at the time of contact with the wheel coincide with the moving direction of the disk at the contact point, and also to bring the contact surface between the brake shoe and the disk into close contact. Note that the bearing of the rotating shaft at the point P receives a strong braking force directly and must be firmly fixed to the vehicle body. In addition, when the contact wheel is OFF, that is, when the brake is OFF, the contact surface between the brake shoe and the disc is automatically separated completely by using a spring at the universal joint between the brake shoe and the swinging rod. The tangent surfaces of both are set so that they are parallel to each other.
[00010]
Therefore, the brake shoe having the swing mechanism is the
[00011]
The contact ring system as described above is referred to as a swing contact ring type, and although not shown in FIG. 1, the brake control mechanism is a mechanism that controls how the
[00012]
Next, the braking function will be described. In FIG. 1, it is assumed that the
[00013]
However, since the contact ring pressure becomes stronger as the
[00014]
In this manner, the brake shoe is swung by using the rotational force of the disk, that is, the rotational force of the wheel, and braking is applied. This braking force is based on the positional relationship of the contact ring mechanism, that is, the brake shoe. The swing fulcrum P, the center O of the brake disc, the ring contact point, and the relative positional relationship of these three points greatly differ.
[00015]
As shown in FIG. 1, the intersection point of the straight line connecting O and R and the outer circumference of the brake disk is defined as Q, and this Q point is set as the equivalent contact point of the contact point. In addition, the crossing angle between the straight line passing through Q and P and the straight line passing through Q and O is θ, and θ is a contact angle.
[00016]
The contact wheel angle θ indicates the relative positional relationship of the contact wheel mechanism, and the braking force is closely related to this θ. The smaller the value of θ, the better the braking efficiency and the greater the braking force. . However, in the case of FIG. 1, when the disk rotates in the reverse direction, no braking force is generated and there is no braking function.
[00017]
The practical numerical value of the contact ring angle θ is in the range of about 0 ° to 30 ° according to the experimental results, but it is reasonable to make the value as small as possible, that is, 10 ° or less. However, in the case of FIG. 1, the contact ring is likely to come off suddenly when θ is close to 0 °. Therefore, when θ is 2 ° to 3 °, which is slightly larger than 0 °, the angle should not be less than that. A stopper to prevent excessive swinging must be provided.
[00018]
Therefore, as a setting standard for the contact ring mechanism as shown in FIG. 1, the value of θ at the required maximum braking force may be set to 2 ° to 3 ° in accordance with the angle at which the swing stopper works. The adjustment of θ may be performed by changing the length of the swing bar or the position of the swing fulcrum. The state where θ is 0 ° is when the position of the point R is on the line connecting O and P.
[00019]
What has been described above is an explanation of the basic braking function, and is a case where braking control is not performed. Therefore, when braking is applied in the case of FIG. 1, the swinging force is generated at the same time as the brake shoe contacts the disc, and the swinging of the brake shoe is automatically performed until the maximum braking force adapted to the rotational force is applied. Moreover, it progresses rapidly. That is, a sudden brake is applied. Therefore, the braking control may be performed by controlling the process in which the sudden braking is applied.
[00020]
Next, the control mechanism of the braking device according to the present braking method will be described. FIG. 2 is a right side view of the main braking mechanism for explaining the basic method and mechanism of the braking control. In FIG. 2, 4 is a push spring for adjusting the swing force, 5 is a control operation terminal, 6 is a swing stopper, and the other symbols are the same as in FIG.
[00021]
The pushing spring 4 for adjusting the swinging force is for preventing the sudden braking automatically and making the swinging operation, that is, the control operation by the control terminal 5 smooth and easy. Therefore, the brake control may be performed by swinging the
[00022]
What has been described above relates to the braking control function when the length of the swing bar is constant, but in order to make the control operation smoother and easier, that is, the substantial length of the swing bar, that is, In FIG. 2, the length of the straight line connecting the point P and the point Q may be automatically shortened slightly as the contact ring pressure increases. As shown in FIG. 2, even when the length of the swing bar is constant without changing, when braking is actually applied, the change in the degree of adhesion of the contact surface, the brake shoe body and the support mechanism thereof Due to the expansion and contraction due to the contact ring pressure, the substantial length of the swing bar changes somewhat.
[00023]
The basic braking function and control method of the braking system according to the present invention has been described with reference to FIGS. 1 and 2. This is a case where the rotation of the wheel is limited to a certain direction, that is, left rotation, and the wheel is reversed. In the case of rotation, there is no braking effect if the braking mechanism shown in the figure is used as it is. Therefore, when strong braking is required even when the vehicle is moving backward, the brake shoe must be in contact with one brake disk in two ways, forward and backward.
[00024]
Also, the above description of braking and control is an example in the case where the contact ring portion is the outer circumferential surface of the brake disc, but even when the ring contact portion is different, that is, the inner circumferential surface of the disc or the disc If the swinging fulcrum is set to a position that adapts to each ring contact point, the above description is applied as it is to the description of these braking and control. That is, the braking system according to the present invention can be applied to various conventional braking types.
【Example】
With reference to the drawings, description will be given of embodiments in which the swing contact wheel braking system according to the present invention is applied to various conventional braking systems.
[00025]
The drawings shown below are for explanation only, the control mechanism section is omitted, and only the basic main configuration of the braking mechanism is shown, and is not an actual configuration diagram.
[00026]
FIG. 3 is a right side view of a main braking mechanism according to an embodiment in which the contact portion of the brake is the outer circumferential surface of the
[00027]
In FIG. 3, there are two
[00028]
FIG. 4 shows a main braking mechanism according to an embodiment in which the contact portion is the outer circumferential surface of the
[00029]
In the case of FIG. 4, the number of
[00030]
Here, as shown in FIG. 4, in the case of a braking type in which one
[00031]
The gap between the contact surfaces of the
[00032]
FIG. 5 is a right side view of the main braking mechanism according to the embodiment in which the contact ring portion is the inner circumferential surface of the
[00033]
Although there are two brake shoes with a swing mechanism, as in the case of FIG. 3, it is for forward and reverse movement, the left side is for left rotation braking, and the right side is for right rotation braking . The braking control is performed by swinging each swinging
[00034]
FIG. 6 is a right side view of the main braking mechanism in an embodiment in which the contact ring portion is the inner circumferential surface of the
[00035]
In the case of FIG. 6, one brake shoe with a swing mechanism can be used to perform forward and reverse braking (indicated by dotted lines) by changing the swing direction of the
[00036]
FIG. 7 is a main braking mechanism diagram showing a basic mechanism of braking according to an embodiment in which the contact ring portion is a disc surface of the
[00037]
In the case of FIG. 7, the shape of the
【The invention's effect】
The braking system according to the present invention is implemented in the form as described above, and has the following effects.
[00038]
Since this braking system uses the rotational force of the wheel during traveling as the braking force, a conventionally used powerful force generator dedicated to braking, that is, a hydraulic device or the like is not necessary.
[00039]
Since this braking method has a correlation between the braking force and the rotational force of the wheels, it can be applied to heavy vehicles that require a strong braking force.
[00040]
In the present braking method, the braking control by the swinging operation of the swinging rod can be easily performed by adjusting the swinging force of the brake shoe generated during braking using a spring or the like.
[00041]
In the present braking system, a braking force can be applied according to the rotational force of the wheels, so that even if a sudden brake is applied, the side slip phenomenon of the vehicle can be prevented.
[0004]
This braking method can be used for various conventional braking types.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a right side view of a main braking mechanism for explaining a braking function of a swing contact wheel type braking system.
FIG. 2 is a right side view of a main braking mechanism for explaining a braking control function of a swing contact wheel type braking system.
FIG. 3 is a right side view of a main braking mechanism showing an embodiment of a swing contact ring type braking system in a case where a contact ring portion is an outer circumferential surface of a brake disc and a swing fulcrum is outside the disc circumference.
FIG. 4 is a right side view of a main braking mechanism showing an embodiment of a swing contact ring type braking system when a contact ring portion is an outer circumferential surface of a brake disc and a swing fulcrum is an inner side of the disc circumference.
FIG. 5 is a right side view of a main braking mechanism showing an embodiment of a swing contact ring type braking system when a contact ring portion is an inner circumferential surface of a brake disc and a swing fulcrum is an inner side of the disc circumference.
FIG. 6 is a right side view of a main braking mechanism showing an embodiment of a swing contact ring type braking system when a contact ring portion is an inner circumferential surface of a brake disc and a swing fulcrum is outside the disc circumference.
FIGS. 7A and 7B are a front view and a right side view of a main braking mechanism showing an embodiment of a swing contact wheel type braking system when a contact ring portion is a disc surface of a brake disc.
[Explanation of symbols]
1
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