JP4188651B2

JP4188651B2 - pipe

Info

Publication number: JP4188651B2
Application number: JP2002277668A
Authority: JP
Inventors: 邦裕古閑
Original assignee: Morishita Jintan Co Ltd
Current assignee: Morishita Jintan Co Ltd
Priority date: 2002-09-24
Filing date: 2002-09-24
Publication date: 2008-11-26
Anticipated expiration: 2022-09-24
Also published as: JP2004113023A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、香料を吸引することにより、その香料に応じた様々なアロマ効果が得られ、また禁煙時などにおいて、タバコの代用品としても好適なパイプに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来のこの種のパイプは、たとえば特許文献１に開示されており、同文献に開示されたパイプを本願の図１２に示す。このパイプは、香料封入カプセル１０１を側面から挟むように保持する圧潰板１０２を内設した円筒型の本体部１０３と、この本体部１０３を一端の開口部から挿入保持することができ、かつ、液吸収剤１０４およびフィルタ１０５を内蔵した吸い口部１０６と、を備えている。
【０００３】
【特許文献１】
特開平９−１２１８３２号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上記パイプは、使用に際し、本体部１０３の一部を指で挟んで変形させるという操作をすることにより、圧潰板１０２を介して香料封入カプセル１０１を圧し潰すようになっている。このような操作の後、本体部１０３は元の形に復帰する。そのため、香料封入カプセル１０１を圧し潰す操作の前後で、上記パイプの外観に大きな変化がなく、香料封入カプセル１０１が確実に圧し潰されているか否かを判別しづらい。このように、上記パイプは、使用済みか否かの判断が困難であるし、また、使用者による押し潰し操作力によっては、香料封入カプセルが確実に圧し潰されない場合も生じていた。さらには、本体部１０３の少なくとも一部は、指で押すことにより容易に変形しうるようにしておく必要があり、上記パイプを単体で持ち運ぶ際の強度面に不安があった。
【０００５】
本願発明は、このような事情のもとで考えだされたものであって、単体で持ち運ぶのに十分な本体強度を有し、使用に際して香料封入カプセルを確実に潰すことができ、しかも、使用済みか否かを一目で判別することができるパイプを提供することを課題としている。
【０００６】
【発明の開示】
本願発明では、上記した課題を解決すべく、次の技術的手段を講じている。
【０００７】
すなわち、本願発明により提供されるパイプは、一端に吸気孔を有し、他端が開放する筒状のパイプ本体と、このパイプ本体の他端に軸方向相対移動可能に嵌合させられた吸い口と、上記パイプ本体と一体的に設けられた第１の圧潰部材と、上記吸い口と一体的に設けられた第２の圧潰部材と、上記第１の圧潰部材と上記第２の圧潰部材との間において上記パイプ本体の内部に保持された１または複数個の香料封入カプセルと、を備え、上記パイプ本体と上記吸い口とをパイプ全長が短縮するように相対移動させることにより、上記香料封入カプセルが上記第１の圧潰部材と上記第２の圧潰部材とにより圧し潰されるように構成されたパイプであって、上記第１の圧潰部材と上記第２の圧潰部材の一方は、上記パイプ本体の軸心に沿って延びる針状の部材であり、他方はピストン状の部材であり、上記針状の圧潰部材は、段部を介して細状先端部を有しているとともに、この細状先端部には、この細状先端部の長さより短い軸方向寸法をもつリング状ガイド部材が上記段部より先端方においてスライド可能に套嵌されていることを特徴とする。
【０００８】
このパイプにおいては、香料封入カプセルに力を加えるために、パイプの全長を短縮するようにパイプ本体と吸い口とを相対移動させるので、香料封入カプセルが潰された後では、パイプの全長は短くなる。そのため、香料封入カプセルが潰されたか否かの判断を一目ですることができるので、使用済みか否かを容易に判別することができる。また、パイプ本体と吸い口とを相対移動することにより香料封入カプセルに力を加えるので、香料封入カプセルを潰すためにパイプ本体の形状を変える必要がない。そのため、パイプを単体で持ち運ぶのに十分な強度をパイプ本体に持たせることができる。さらには、使用に際してパイプ本体と吸い口との間に与える相対移動長さを規定しておくことにより、香料封入カプセルを確実に潰すことができる。また、針状の圧潰部材を細状としても、この針状の圧潰部材はリング状ガイド部材によって撓みが防止されるので、この針状の圧潰部材によって確実に香料封入カプセルを突き破るようにして潰すことができる。また、このように針状の圧潰部材をより細状とすることができれば、上記のようにして香料封入カプセルを潰すためにパイプ本体と吸い口とを相対移動させる力が小さくてすみ、使用勝手がより向上する。
【００１０】
このパイプにおいてはまた、使用に際して上記パイプ本体と上記吸い口との間に与えられる相対移動がそのまま第１の圧潰部材と第２の圧潰部材との間の相対移動として反映されるので、これら第１の圧潰部材と第２の圧潰部材との間に配置された香料封入カプセルは、確実に潰される。
【００１２】
このパイプにおいてはさらに、香料封入カプセルは、パイプ本体内でその断面方向の移動を規制され、かつ、ピストン状の圧潰部材によってパイプの軸線方向の移動を規制された状態において、針状の圧潰部材による圧潰力を受けることになる。したがって、香料封入カプセルは、これが略球状をしているにもかかわらず、針状の圧潰部材に突き破られるようにして、確実に潰される。
【００１３】
好ましい実施の形態においては、上記ピストン状の圧潰部材には、上記針状の圧潰部材の先端を受け入れる凹部が形成されている。
【００１４】
このように構成することにより、針状の圧潰部材の先端は最終的にピストン状の圧潰部材の上記凹部に入り込むことになる。したがって、これら圧潰部材間に挟圧された香料封入カプセルは、最終的に上記針状の圧潰部材が貫通させられることになり、より確実に潰されることになる。
【００１７】
好ましい実施の形態においては、上記第２の圧潰部材は、パイプ本体の軸心に沿って延びるロッドを介して上記吸い口に一体的に連結されており、上記ロッドを取り囲むようにしてフィルタが装填されている。
【００１８】
このフィルタには、香料封入カプセルを圧し潰すことにより流出した液状香料が吸い口の方へ流れ出ることを防ぐ機能を持たせることができる。そのため、上記液状香料が吸い口を伝って直接口に触れるのを防ぐことができるので、香味をより安全、かつ快適に楽しむことができる。また、このフィルタは、上記液状香料の保持材的な役割をも果たすので、香味成分の効力持続時間を延長させる効果も期待できる。
【００１９】
好ましい実施の形態においては、上記第１の圧潰部材は、パイプ本体の軸心に沿って延びるロッドを介して上記パイプ本体の適部と一体的に連結されており、上記ロッドを取り囲むようにしてフィルタが設けられている。
【００２０】
このフィルタには、香料封入カプセルを圧し潰すことにより流出した液状香料が吸気孔から外部に流れ出ることを防ぐ機能を持たせることができる。そのため、香料を無駄にすることがなく、より経済的となる。また、液状香料がパイプ本体の外部に流れ出て手や衣服などを汚すといったことを防ぐこともできる。また、このフィルタは、上記液状香料の保持材的な役割をも果たすので、香味成分の効力持続時間を延長させる効果も期待できる。
【００２１】
好ましい実施の形態においては、上記パイプ本体は、少なくとも上記香料封入カプセルが配置されている部位が透明とされている。
【００２２】
このように構成することにより、香料封入カプセルの状態を外部から一目で確認することができる。これにより、パイプが使用済であるか否かをより確実、かつ容易に判別することができる。また、香料封入カプセルの色彩を異ならせることにより、香料の種類を視覚的に確認できるようにすることができる。さらには、使用に際して香料封入カプセルが圧し潰され、かつ内部の液状香料が広がる動的な状況を視覚的に確認できるという楽しさも生じる。
【００２３】
好ましい実施形態においては、上記香料封入カプセルは、香料を含む液状香料を略球状の皮膜内に封入したものである。
【００２４】
香料封入カプセルとして、液状香料を皮膜内に封入したことにより、液状香料の揮発を長時間防ぐことができる。そのため、製造されてから長時間経過したパイプでも、製造直後と同様な香りを楽しむことができる。
【００２５】
本願発明の好ましい実施形態においては、上記皮膜は、ゼラチンによって形成されている。
【００２６】
上記皮膜としてゼラチンを用いたことの利点としては、
(１)ゾル・ゲル変化することができる。
(2) 皮膜形成機能を有し、その皮膜が機械的強度に優れる。
(3) 毒性がなく、容易に崩壊される。
(4) 入手が容易で、安価である。
などが挙げられる。
【００２７】
好ましい実施の形態においては、上記パイプ本体と上記吸い口とは、パイプの使用前状態においては所定の伸長状態において節度感をもって係止されている。
【００２８】
このような構成を有していることにより、ある一定の外力を加えない限り、パイプ本体と吸い口とは、パイプ全長が短縮するように相対移動を始めることはない。そのため、たとえばパイプを持ち運ぶ際などに誤って香料封入カプセルを圧し潰してしまうといった事態の発生を抑制することができ、ユーザー側の取り扱い易さが向上する。
【００２９】
本願発明のその他の利点および特徴については、以下に行う発明の実施の形態の説明から、より明らかとなるであろう。
【００３０】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の好ましい実施の形態について、図１ないし図１１を参照して具体的に説明する。
【００３１】
図１および図２は、本願発明に係るパイプＸの第１の実施形態の全体構成を示している。本実施形態のパイプＸは、一端に吸気孔１を有し、他端が開放する筒状のパイプ本体２と、このパイプ本体２の他端に軸方向相対移動可能に嵌合させられた吸い口３と、パイプ本体２の内部に保持された香料封入カプセル４とを備えている。なお、図２（ａ）は、香料封入カプセル４を圧し潰す前の状態を、図２（ｂ）は、香料封入カプセル４を圧し潰した後の状態を、それぞれ示している。
【００３２】
パイプ本体２は、たとえば透明樹脂によって形成された所定長さの筒状を呈しており、先端側には閉じた壁２０が設けられ、基端側は開口している。先端側の壁２０には、パイプ本体２への外部空気の流入量を規制するための吸気孔１が形成されている。すなわち、吸い口３からパイプ本体内部の空気を吸い出す際、パイプ本体内部が減圧されるのに伴い、吸気孔１を通じてパイプ本体外部からパイプ本体内部へ空気が流入するが、吸入孔１の大きさあるいは数を所定のように設定することにより、この吸入孔１による圧力損失、吸い口３、あるいはパイプ本体２内の部材による圧損が総合して、たばこを吸う場合と同程度の圧力損失となるようにしている。この実施形態では、図３に良く表れているように、この吸気孔１はパイプ本体２の軸から等距離で、吸気孔１どうしは等間隔かつ同形状に３つ形成されているが、この吸気孔１の形成位置、数および形状はこれらに限られない。
【００３３】
吸い口３は、図４および図５によく表れているように、パイプ本体２の開口部に挿入嵌合する筒部３４の外周に、軸方向に離れて形成された係合部３０，３１を有している。係合部３０，３１には、パイプ本体２の基端側開口部の内周に形成された係合突起２１が係合する。また、この吸い口３は、パイプ本体２との嵌合状態において、パイプ本体２と連通してその内部の空気を吸い出すための軸方向貫通状の吸引孔３２を有している。なお、この吸い口３には、保護キャップ５を着脱可能に装着できるようになっており、そのために、この吸い口３の基端部外面には、図２（ａ）に表れているように、保護キャップ５の内面に形成されている係合突起５０が係合する係合部３３が設けられている。
【００３４】
パイプ本体２と吸い口３とは、吸い口３の筒部３４がパイプ本体の基端側開口部に挿入嵌合された状態において、軸方向に相対移動可能である。この実施形態では、上記したように、パイプ本体２の基端開口の内周に形成した係合突起２１が吸い口３の筒部３４に形成した係合部３０に係合するとき、パイプＸはその伸長状態において節度感をもって保持される（図２（ａ））。また、パイプ本体２の上記係合突起２１が吸い口３の筒部３４の係合部３１に係合するとき、パイプは全長が所定長さ短縮された状態において節度感をもって保持される（図２（ｂ））。
【００３５】
パイプ本体２の内部には、パイプが伸長状態から短縮状態とされたときに加わる外力によって圧し潰される香料封入カプセル４が保持される。図２（ａ）に表れているように、本実施形態では、パイプ本体２の内径とほぼ同じか、あるいはやや小径の外径を有する球形もしくは略球形の香料封入カプセル４が２つ保持されている。この香料封入カプセル４は、より具体的には、ゼラチンなどでできた皮膜の内部に液状香料が封入されたものを用いることができる。この香料封入カプセル４の数は、封入される液状香料の濃度、あるいは、設定される香味の持続時間に応じて適当に増減することができる。
【００３６】
この実施形態では、図２（ａ）に表れているように、上記香料封入カプセル４は、パイプ本体２と一体的な第１の圧潰部材６と、吸い口３と一体的な第２の圧潰部材７との間に配置されている。
【００３７】
図６（ａ），（ｂ）に示したように、第１の圧潰部材６は、より具体的には、パイプ本体２の先端部からパイプ本体２の軸心に沿って基端側に延出する針状の形態を有しており、パイプ本体２の先端部において内周に形成した複数のリブ状支持部６１（図８、図９参照）に根元部が保持されるロッド部６２を介して、このロッド部６２よりも小径の針状に形成されている。上記支持部６１がリブ状を呈しているのは、パイプ本体内での空気流通路を確保するためである。
【００３８】
この実施形態ではまた、上記の針状の圧潰部材６に、リング状ガイド部材６３が套嵌されている。このガイド部材６３は、この第１の圧潰部材６が後に詳述する第２の圧潰部材７と協働して上記の香料封入カプセル４を圧し潰す作用をする際に、この針状の圧潰部材６が撓んでしまうことを防止する。上記したように、ロッド部６２に対して針状の圧潰部材６が小径であるが故にこれらの境界に段部６４が形成されるが、この段部６４は、上記のガイド部材６３が所定以上にパイプの先端側に移動しないようにするストッパとしての役割をはたす。したがって、このリング状ガイド部材６３は、上記の段部６４に当接した状態においては、上記した針状の圧潰部材６と協働して、香料封入カプセル４を圧し潰す作用を助ける役割をもはたす。なお、図６（ｂ）に良く表れているように、このリング状ガイド部材６３の外周には、切り込み６３ａが設けられており、したがって、パイプ本体２内での空気流通がこのリング状ガイド部材６３によって阻害されることはない。また、上記ロッド部６２の周囲には、フィルタ８を装填しておくのが好ましい。
【００３９】
一方、図７（ａ）〜（ｃ）に示したように、第２の圧潰部材７は、吸い口３に連結されてパイプ本体２の軸心方向に延出するロッド部７１の先端に設けられたピストン状を呈している。ロッド部７１の基端側には、図７（ｃ）に良く表れているように断面十字状をした挿入部７２が形成されており、この挿入部７２が吸い口３の貫通孔３２の先端側に圧入される。このロッド部７１の先端側には、小径部７３が形成されており、この小径部７３に、リング状のピストン部材７４が外嵌されて、第２の圧潰部材７が構成されている。ロッド部７１の先端小径部７３の端面には、上記した針状の第１圧潰部材６の先端部が嵌まり込む凹部７５が形成されている。上記リング状ピストン部材７４の外周には、切り込み７４ａが設けられており、それ故に、空気流通が阻害されることはない。上記ロッド部の基端側挿入部７２が断面十字状を呈しているのもまた、空気流通路を確保するためである。また、上記ロッド部７１の周囲には、フィルタ９を装填しておくのが好ましい。
【００４０】
なお、図８〜１０に表れているように、パイプ本体２の内周には、パイプ本体の軸方向に延びる凸条２２が周方向に複数箇所形成されている。上記したように、パイプ本体２の内壁と上記ロッド部７１との間にフィルタ９が装填されるのが望ましいが、その場合、このような凸条２２を形成しておくと、フィルタ９をパイプ本体の内壁から部分的に浮き上がらせることができ、フィルタそれ自体の嵩密度、あるいは、液状香料がしみ込んだ状態でのフィルタの通気性との関係で、必要以上に圧力損失が大きくなるのを防止することができる。
【００４１】
次に、上記の構成をもつパイプの作用あるいは使用方法を説明する。
【００４２】
図２（ａ）に示されるように、このパイプＸの使用前の状態においては、吸い口３の係合部３０がパイプ本体２の係合突起２１に係合していて、パイプＸは、伸長状態において節度感をもって保持される。したがって、このパイプＸを携行する場合等において、不用意にパイプ本体２と吸い口３とが相対移動してしまうことはない。
【００４３】
使用にあたっては、保護キャップ５が装着された状態において、吸い口３をパイプ本体２の方向に押し込む。そうすると、上記係合部３０と係合突起２１との係合が解除され、吸い口３とパイプ本体２とは、スムーズにパイプが短縮するように相対移動する。この過程において、後記するように、第１の圧潰部材６と第２の圧潰部材７との協働作用によってそれらの間に配置されている香料封止カプセル４が潰されるが、吸い口３をある程度押し込んだ状態において、図２（ｂ）に示されるように、係合部３１と係合突起２１とが相互係合して、パイプの短縮状態が保持される。これにより、不用意に吸い口３とパイプ本体２とが相互伸長するといったことは防止される。このように、使用後のパイプＸは、使用前に比べて、全長が短縮状態となるという外形的に明確な変化があるので、使用済であるか否かを容易に判別することができる。
【００４４】
ピストン状の第２の圧潰部材７と針状の第１の圧潰部材６とが相互に近接する過程において、針状の第１の圧潰部材６は、球状の香料封入カプセル４を突き刺すようにして潰してゆく。針状の第１の圧潰部材６は、リング状ガイド部材６３が套嵌されているので、撓み変形が防止され、また、香料封入カプセル４はパイプ本体２の内壁によってその断面方向の移動が阻止されているので、このカプセル４が球状をしているにもかかわらず、上記針状の第１の圧潰部材６により、その表面の定点を確実に突き破ることができる。いったん皮膜の一部が破けると、そこから内部の液状香料が流出するので、このカプセル４をさらに圧縮するのにそれほど力はいらない。図１〜１０に示す実施形態では、上記針状の第１の圧潰部材６によって表面が突き破られたカプセル４は、段部６４によって移動が阻止されたリング状ガイド部材６３による押圧力により、内部の液状香料を絞り出すようにしてさらに潰される。こうして１つ目の香料封入カプセル４が潰された後、同様にして２つ目の香料封入カプセル４も潰される。ついには、図２（ｂ）に示されるように、針状の第１の圧潰部材６の先端が第２の圧潰部材７の凹部７５に入り込み、かつ、リング状ガイド部材６３とピストン状の第２の圧潰部材７とが密接する状態となるので、潰された香料封入カプセル４内の液状香料は、無駄になることなく、ほぼ完全にパイプ本体２内に絞り出される。
【００４５】
上記のようにしてパイプ本体２内に流出した液状香料は、各フィルタ８，９にしみ込んで保持され、不用意に外部に漏れ出ることはなく、また、香味が長時間持続させられる。
【００４６】
また、パイプ本体２は、透明の樹脂で形成されているので、その内部の香料封入カプセル４の状態を外部から一目で確認することができる。これにより、パイプＸが使用済であるか否かを、より確実かつ容易に判別することができる。また、香料封入カプセルの色彩を異ならせることにより、香料の種類を視覚的に確認できるようにすることもできる。さらには、使用に際して香料封入カプセル４が上記のようにして圧し潰され、かつ内部の液状香料が広がるといった動的な状況を視覚的に確認できるという楽しさも生じる。
【００４７】
もちろん、この発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した事項の範囲内で種々の変形が可能である。
【００４８】
たとえば、図１１（ａ）に示すように、第２の圧潰部材７として、針状の圧潰部材を用いることにより、第１の圧潰部材６と第２の圧潰部材７との位置を置きかえた構成としても、上記と同様の作用効果を期待することができる。
【００４９】
また、図１１（ｂ）に示すように、第１圧潰部材６のロット部６２を短くし、フィルタ８を取り除くことにより、パイプＸの全長を短縮してもよい。これにより、パイプＸの軽量化やコストダウンを図ることができる。
【００５０】
さらには、図１１（ｃ）に示すように、第１圧潰部材６も第２圧潰部材７と同様、ピストン状の形状にしてもよい。これにより、パイプＸの内部構造を簡略化することができ、コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本願発明に係るパイプの一例を示す全体図である。
【図２】（ａ）は、本願発明に係るパイプの一例を示す断面図である。
（ｂ）は、本願発明に係るパイプの一例を示す断面図である。
【図３】図２（ａ）（ｂ）のＩＩＩ−ＩＩＩ線に沿う断面図である。
【図４】吸い口の一例を示す全体図である。
【図５】図４のＶ−Ｖ線に沿う断面図である。
【図６】（ａ）は、針状圧潰部材の一例を示す断面図である。
（ｂ）は、図６（ａ）のＶＩｂ−ＶＩｂ線に沿う断面図である。
【図７】（ａ）は、ロッドと一体化されたピストン状圧潰部材の一例を示す断面図である。
（ｂ）は、図７（ａ）のＶＩＩｂ−ＶＩＩｂ線に沿う断面図である。
（ｃ）は、図７（ａ）のＶＩＩｂ−ＶＩＩｂ線に沿う断面図である。
【図８】パイプ本体の一例を示す断面図である。
【図９】図８のＩＸ−ＩＸ線に沿う断面図である。
【図１０】図８のＸ−Ｘ線に沿う断面図である。
【図１１】（ａ）は、本願発明に係るパイプの他の例を示す断面図である。
（ｂ）は、本願発明に係るパイプの他の例を示す断面図である。
（ｃ）は、本願発明に係るパイプの他の例を示す断面図である。
【図１２】従来のパイプの一例を示す断面図である。
【符号の説明】
Ｘパイプ
１吸気孔
２パイプ本体
３吸い口
４香料封入カプセル
６第１の圧潰部材（第１圧潰部材）
７第２の圧潰部材（第２圧潰部材）
８フィルタ
９フィルタ
６３リング状ガイド部材
７５凹部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a pipe that can obtain various aroma effects according to the fragrance by sucking the fragrance, and is also suitable as a substitute for tobacco when quitting smoking.
[0002]
[Prior art]
A conventional pipe of this type is disclosed in Patent Document 1, for example, and the pipe disclosed in the same document is shown in FIG. This pipe is capable of inserting and holding a cylindrical main body 103 having a crushing plate 102 for holding the fragrance-encapsulating capsule 101 from the side, and inserting and holding the main body 103 from an opening at one end, and And a mouthpiece portion 106 containing a liquid absorbent 104 and a filter 105.
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 9-121832 [0004]
[Problems to be solved by the invention]
In use, the perfume-encapsulating capsule 101 is crushed and crushed through the crushing plate 102 by performing an operation of sandwiching and deforming a part of the main body 103 with a finger. After such an operation, the main body 103 returns to its original shape. Therefore, before and after the operation of crushing the scented capsule 101, there is no significant change in the appearance of the pipe, and it is difficult to determine whether or not the scented capsule 101 is reliably crushed. As described above, it is difficult to determine whether or not the pipe has been used, and depending on the crushing operation force by the user, the perfume-encapsulating capsule may not be reliably crushed. Furthermore, at least a part of the main body 103 needs to be easily deformable by pressing with a finger, and there was anxiety in terms of strength when carrying the pipe alone.
[0005]
The present invention was conceived under such circumstances, has sufficient body strength to be carried alone, and can reliably crush the fragrance-encapsulated capsule in use. It is an object to provide a pipe that can determine at a glance whether or not it is completed.
[0006]
DISCLOSURE OF THE INVENTION
In the present invention, the following technical means are taken in order to solve the above-described problems.
[0007]
That is, the pipe provided by the present invention has a cylindrical pipe body having an intake hole at one end and the other end opened, and a suction pipe fitted to the other end of the pipe body so as to be capable of axial relative movement. A mouth, a first crushing member provided integrally with the pipe body, a second crushing member provided integrally with the suction port, the first crushing member, and the second crushing member. 1 or a plurality of fragrance-encapsulating capsules held inside the pipe body between the pipe body and the fragrance by relatively moving the pipe body and the mouthpiece so that the overall length of the pipe is shortened. The encapsulating capsule is a pipe configured to be crushed by the first crushing member and the second crushing member, and one of the first crushing member and the second crushing member is the pipe Extending along the axis of the body The needle-like member is the piston-like member, and the needle-like crushing member has a thin tip portion through a step portion. ring shaped guide member having a short axial dimension than the length of the Jo tip characterized that you have been fitted around slidably at the tip side than the stepped portion.
[0008]
In this pipe, in order to apply force to the scented capsule, the pipe body and the mouthpiece are moved relative to each other so as to shorten the total length of the pipe. Therefore, after the scented capsule is crushed, the total length of the pipe is short. Become. Therefore, since it can be determined at a glance whether or not the fragrance-encapsulated capsule has been crushed, it can be easily determined whether or not it has been used. Further, since the force is applied to the fragrance-encapsulated capsule by relatively moving the pipe body and the mouthpiece, it is not necessary to change the shape of the pipe body in order to crush the fragrance-encapsulated capsule. Therefore, the pipe body can have sufficient strength to carry the pipe alone. Furthermore, the perfume-encapsulating capsule can be reliably crushed by prescribing the relative movement length given between the pipe body and the mouthpiece in use. Further, even if the needle-like crushing member is made thin, the needle-like crushing member is prevented from being bent by the ring-shaped guide member. Therefore, the needle-like crushing member reliably crushes the perfume-encapsulating capsule. be able to. In addition, if the needle-like crushing member can be made thinner in this way, the force for moving the pipe body and the mouthpiece relative to each other in order to crush the fragrance-filled capsule as described above can be reduced, and it is easy to use. Will be improved.
[0010]
In this pipe, the relative movement given between the pipe body and the mouthpiece in use is reflected as it is as the relative movement between the first crushing member and the second crushing member. The perfume-encapsulating capsule disposed between the first crushing member and the second crushing member is reliably crushed.
[0012]
Further, in this pipe, the fragrance-filled capsule is a needle-like crushing member in a state in which movement in the cross-sectional direction is restricted within the pipe body and movement in the axial direction of the pipe is restricted by the piston-like crushing member. It will receive the crushing force by. Therefore, the perfume-encapsulating capsule is surely crushed so as to be pierced by the needle-shaped crushing member, even though it is substantially spherical.
[0013]
In a preferred embodiment, the piston-like crushing member is formed with a recess for receiving the tip of the needle-like crushing member.
[0014]
By comprising in this way, the front-end | tip of a needle-like crushing member will finally enter into the said recessed part of a piston-like crushing member. Therefore, the perfume-encapsulating capsule sandwiched between the crushing members is finally pierced by the needle-like crushing member, and is more reliably crushed.
[0017]
In a preferred embodiment, the second crushing member is integrally connected to the suction mouth via a rod extending along the axis of the pipe body, and a filter is loaded so as to surround the rod. Has been.
[0018]
This filter can have a function of preventing the liquid fragrance that has flowed out by crushing the fragrance-filled capsule from flowing out toward the mouthpiece. Therefore, the liquid flavor can be prevented from directly touching the mouth through the mouthpiece, so that the flavor can be enjoyed more safely and comfortably. Moreover, since this filter also plays a role as a holding material for the liquid fragrance, an effect of extending the effective duration of the flavor component can be expected.
[0019]
In a preferred embodiment, the first crushing member is integrally connected to an appropriate portion of the pipe body via a rod extending along the axis of the pipe body, and surrounds the rod. A filter is provided.
[0020]
This filter can have a function of preventing the liquid fragrance that has flowed out by crushing the fragrance-encapsulating capsule from flowing out of the intake hole. For this reason, the fragrance is not wasted and becomes more economical. It is also possible to prevent liquid fragrance from flowing out of the pipe body and soiling hands and clothes. Moreover, since this filter also plays a role as a holding material for the liquid fragrance, an effect of extending the effective duration of the flavor component can be expected.
[0021]
In a preferred embodiment, the pipe body is transparent at least at a portion where the fragrance-encapsulating capsule is disposed.
[0022]
By comprising in this way, the state of a fragrance | flavor enclosure capsule can be confirmed at a glance from the outside. This makes it possible to more reliably and easily determine whether or not the pipe has been used. Moreover, the kind of fragrance | flavor can be visually confirmed by changing the color of a fragrance | flavor enclosure capsule. In addition, the fragrance-encapsulated capsules are crushed during use, and the joy of being able to visually confirm the dynamic state in which the liquid fragrance spreads inside is also generated.
[0023]
In a preferred embodiment, the fragrance-encapsulated capsule is obtained by encapsulating a liquid fragrance containing a fragrance in a substantially spherical film.
[0024]
As perfume Capsule, liquid perfume by enclosing intradermally film, it is possible to prevent the volatilization of the liquid fragrance long. Therefore, a scent similar to that immediately after manufacture can be enjoyed even with a pipe that has been manufactured for a long time.
[0025]
In a preferred embodiment of the present invention, the film is made of gelatin.
[0026]
The advantage of using gelatin as the skin layer,
(1) Sol and gel can be changed.
(2) Has a film forming function, and the film has excellent mechanical strength.
(3) Non-toxic and easily disintegrated.
(4) Easy to obtain and inexpensive.
Etc.
[0027]
In a preferred embodiment, the pipe body and the mouthpiece are locked with a sense of moderation in a predetermined extended state before the pipe is used.
[0028]
By having such a configuration, unless a certain external force is applied, the pipe body and the suction port do not start relative movement so that the total length of the pipe is shortened. Therefore, for example, when carrying a pipe, the occurrence of a situation in which the fragrance-encapsulated capsule is accidentally crushed can be suppressed, and the handling on the user side is improved.
[0029]
Other advantages and features of the present invention will become more apparent from the following description of embodiments of the invention.
[0030]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a preferred embodiment of the present invention will be described in detail with reference to FIGS.
[0031]
1 and 2 show the overall configuration of a first embodiment of a pipe X according to the present invention. The pipe X of the present embodiment has a cylindrical pipe body 2 having an intake hole 1 at one end and the other end being opened, and a suction pipe fitted to the other end of the pipe body 2 so as to be capable of axial relative movement. A mouth 3 and a perfume-encapsulating capsule 4 held inside the pipe body 2 are provided. 2A shows a state before the fragrance-encapsulated capsule 4 is crushed, and FIG. 2B shows a state after the fragrance-encapsulated capsule 4 is crushed.
[0032]
The pipe main body 2 has a cylindrical shape with a predetermined length formed of, for example, a transparent resin, a closed wall 20 is provided on the distal end side, and the proximal end side is open. An intake hole 1 for restricting the amount of external air flowing into the pipe body 2 is formed in the front wall 20. That is, when the air inside the pipe body is sucked from the suction port 3, air flows from the outside of the pipe body to the inside of the pipe body through the intake hole 1 as the inside of the pipe body is depressurized. Alternatively, by setting the number as a predetermined value, the pressure loss due to the suction hole 1 and the pressure loss due to the suction port 3 or the member in the pipe body 2 are combined, resulting in a pressure loss comparable to that when smoking cigarettes. I am doing so. In this embodiment, as clearly shown in FIG. 3, the intake holes 1 are equidistant from the axis of the pipe body 2, and the three intake holes 1 are formed at equal intervals and in the same shape. The formation position, number, and shape of the intake holes 1 are not limited to these.
[0033]
As shown well in FIGS. 4 and 5, the mouthpiece 3 has engaging portions 30, 31 formed on the outer periphery of a cylindrical portion 34 inserted and fitted into the opening of the pipe body 2 so as to be separated from each other in the axial direction. have. Engagement protrusions 21 formed on the inner periphery of the base end side opening of the pipe body 2 are engaged with the engagement portions 30 and 31. Further, the suction port 3 has an axially penetrating suction hole 32 for communicating with the pipe body 2 and sucking out the air inside the pipe body 2 in a fitted state. It should be noted that a protective cap 5 can be detachably attached to the mouthpiece 3, and as a result, as shown in FIG. 2A on the outer surface of the proximal end portion of the mouthpiece 3. An engaging portion 33 is provided to engage with an engaging protrusion 50 formed on the inner surface of the protective cap 5.
[0034]
The pipe body 2 and the mouthpiece 3 are relatively movable in the axial direction in a state where the cylindrical portion 34 of the mouthpiece 3 is inserted and fitted into the proximal end side opening of the pipe body. In this embodiment, as described above, when the engagement protrusion 21 formed on the inner periphery of the base end opening of the pipe body 2 engages with the engagement portion 30 formed on the cylindrical portion 34 of the suction mouth 3, the pipe X Is held with a sense of moderation in its extended state (FIG. 2 (a)). When the engagement protrusion 21 of the pipe body 2 is engaged with the engagement portion 31 of the cylindrical portion 34 of the mouthpiece 3, the pipe is held with a sense of moderation in a state where the overall length is shortened by a predetermined length (see FIG. 2 (b)).
[0035]
Inside the pipe body 2 is held a fragrance encapsulating capsule 4 that is crushed by an external force applied when the pipe is changed from the extended state to the shortened state. As shown in FIG. 2A, in this embodiment, two spherical or substantially spherical fragrance-filled capsules 4 having an outer diameter that is substantially the same as or slightly smaller than the inner diameter of the pipe body 2 are held. Yes. More specifically, the fragrance-encapsulating capsule 4 may be a capsule in which a liquid fragrance is encapsulated inside a film made of gelatin or the like. The number of the fragrance-encapsulating capsules 4 can be appropriately increased or decreased according to the concentration of the encapsulated liquid fragrance or the set flavor duration.
[0036]
In this embodiment, as shown in FIG. 2A, the fragrance-filled capsule 4 includes a first crushing member 6 that is integral with the pipe body 2 and a second crushing that is integral with the mouthpiece 3. It is arranged between the members 7.
[0037]
As shown in FIGS. 6A and 6B, more specifically, the first crushing member 6 extends from the distal end portion of the pipe body 2 to the proximal end side along the axis of the pipe body 2. A rod portion 62 that has a needle-like shape that protrudes and has a root portion held by a plurality of rib-like support portions 61 (see FIGS. 8 and 9) formed on the inner periphery at the tip end portion of the pipe body 2. Thus, it is formed in a needle shape having a smaller diameter than the rod portion 62. The reason why the support portion 61 has a rib shape is to secure an air flow passage in the pipe body.
[0038]
In this embodiment, a ring-shaped guide member 63 is fitted over the needle-shaped crushing member 6. When the first crushing member 6 cooperates with the second crushing member 7 to be described in detail later and acts to crush the fragrance encapsulating capsule 4, the guide crushing member 63 becomes a needle-like crushing member. 6 is prevented from bending. As described above, since the needle-like crushing member 6 has a small diameter with respect to the rod portion 62, a step portion 64 is formed at the boundary between them. It acts as a stopper that prevents the pipe from moving to the tip side. Accordingly, the ring-shaped guide member 63 cooperates with the above-described needle-shaped crushing member 6 in a state where the ring-shaped guide member 63 is in contact with the stepped portion 64, and has a role of assisting the crushing action of the fragrance-encapsulating capsule 4. Happen. 6B, the ring-shaped guide member 63 is provided with a notch 63a on the outer periphery thereof. Therefore, air circulation in the pipe body 2 is caused by this ring-shaped guide member. It is not inhibited by 63. Moreover, it is preferable to load the filter 8 around the rod portion 62.
[0039]
On the other hand, as shown in FIGS. 7A to 7C, the second crushing member 7 is provided at the tip of the rod portion 71 connected to the suction mouth 3 and extending in the axial direction of the pipe body 2. It has a piston shape. An insertion portion 72 having a cross-shaped cross section is formed on the proximal end side of the rod portion 71 as shown in FIG. 7C, and this insertion portion 72 is the distal end of the through hole 32 of the suction mouth 3. Press-fitted to the side. A small-diameter portion 73 is formed on the distal end side of the rod portion 71, and a ring-shaped piston member 74 is fitted on the small-diameter portion 73 to constitute the second crushing member 7. A concave portion 75 into which the distal end portion of the needle-like first crushing member 6 is fitted is formed on the end surface of the distal end small diameter portion 73 of the rod portion 71. A cut 74a is provided on the outer periphery of the ring-shaped piston member 74, and therefore air flow is not hindered. The reason why the proximal end side insertion portion 72 of the rod portion has a cross-shaped cross section is to secure an air flow passage. Moreover, it is preferable to load the filter 9 around the rod portion 71.
[0040]
As shown in FIGS. 8 to 10, a plurality of protrusions 22 extending in the axial direction of the pipe body are formed in the circumferential direction on the inner periphery of the pipe body 2. As described above, it is desirable that the filter 9 is loaded between the inner wall of the pipe body 2 and the rod portion 71. In this case, if such a ridge 22 is formed, the filter 9 is connected to the pipe. Can be partially lifted from the inner wall of the main body, preventing excessive pressure loss due to the bulk density of the filter itself or the air permeability of the filter when liquid fragrance is impregnated. can do.
[0041]
Next, the operation or usage of the pipe having the above-described configuration will be described.
[0042]
As shown in FIG. 2A, in the state before using the pipe X, the engaging portion 30 of the mouthpiece 3 is engaged with the engaging protrusion 21 of the pipe body 2, and the pipe X is It is held with a sense of moderation in the extended state. Therefore, when carrying the pipe X, the pipe body 2 and the mouthpiece 3 do not move relative to each other carelessly.
[0043]
In use, the suction mouth 3 is pushed in the direction of the pipe body 2 in a state where the protective cap 5 is attached. If it does so, engagement with the said engaging part 30 and the engagement protrusion 21 will be cancelled | released, and the suction opening 3 and the pipe main body 2 will move relatively so that a pipe may shorten smoothly. In this process, as will be described later, the fragrance-sealing capsule 4 disposed between them by the cooperative action of the first crushing member 6 and the second crushing member 7 is crushed. In a state where the pipe is pushed to some extent, as shown in FIG. 2B, the engaging portion 31 and the engaging protrusion 21 are engaged with each other, and the shortened state of the pipe is maintained. Thereby, it is prevented that the mouthpiece 3 and the pipe body 2 are inadvertently extended. As described above, since the pipe X after use has a clear change in appearance that the entire length is shortened compared to before use, it can be easily determined whether or not it is used.
[0044]
In the process in which the piston-like second crushing member 7 and the needle-like first crushing member 6 are close to each other, the needle-like first crushing member 6 pierces the spherical perfume-encapsulating capsule 4. I will crush it. Since the needle-shaped first crushing member 6 is fitted with the ring-shaped guide member 63, the deformation deformation is prevented, and the perfume-encapsulating capsule 4 is prevented from moving in the cross-sectional direction by the inner wall of the pipe body 2. Therefore, even though the capsule 4 is spherical, the needle-like first crushing member 6 can reliably break through the fixed point on the surface. Once a part of the film is broken, the liquid fragrance inside flows out from the film, so that it does not require much force to further compress the capsule 4. In the embodiment shown in FIGS. 1 to 10, the capsule 4 whose surface is pierced by the needle-shaped first crushing member 6 is pressed by the ring-shaped guide member 63 whose movement is blocked by the stepped portion 64. The liquid fragrance inside is squeezed out further. After the first fragrance-encapsulating capsule 4 is crushed in this way, the second fragrance-encapsulating capsule 4 is also crushed in the same manner. Finally, as shown in FIG. 2 (b), the tip of the needle-shaped first crushing member 6 enters the recess 75 of the second crushing member 7, and the ring-shaped guide member 63 and the piston-shaped first Since the two crushing members 7 are in close contact with each other, the liquid fragrance in the crushed fragrance-encapsulating capsule 4 is almost completely squeezed into the pipe body 2 without being wasted.
[0045]
The liquid fragrance that has flowed into the pipe body 2 as described above is held in the filters 8 and 9 and is not inadvertently leaked to the outside, and the flavor is maintained for a long time.
[0046]
Moreover, since the pipe main body 2 is formed with transparent resin, the state of the fragrance | flavor enclosure capsule 4 inside can be confirmed at a glance from the outside. Thereby, it is possible to more reliably and easily determine whether or not the pipe X is used. Moreover, the kind of fragrance | flavor can also be visually confirmed by changing the color of a fragrance | flavor enclosure capsule. Furthermore, in use, the pleasure that the fragrance-filled capsule 4 is crushed as described above and the dynamic state in which the liquid fragrance inside spreads can be visually confirmed is also generated.
[0047]
Of course, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications can be made within the scope of the matters described in the claims.
[0048]
For example, as shown to Fig.11 (a), the structure which replaced the position of the 1st crushing member 6 and the 2nd crushing member 7 by using a needle-like crushing member as the 2nd crushing member 7 is used. However, the same effect as the above can be expected.
[0049]
Moreover, as shown in FIG.11 (b), you may shorten the full length of the pipe X by shortening the lot part 62 of the 1st crushing member 6, and removing the filter 8. FIG. Thereby, the weight reduction and cost reduction of the pipe X can be achieved.
[0050]
Furthermore, as shown in FIG. 11C, the first crushing member 6 may have a piston-like shape like the second crushing member 7. Thereby, the internal structure of the pipe X can be simplified and the cost can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall view showing an example of a pipe according to the present invention.
FIG. 2A is a cross-sectional view showing an example of a pipe according to the present invention.
(B) is sectional drawing which shows an example of the pipe which concerns on this invention.
3 is a cross-sectional view taken along line III-III in FIGS. 2 (a) and 2 (b). FIG.
FIG. 4 is an overall view showing an example of a mouthpiece.
5 is a cross-sectional view taken along line V-V in FIG.
FIG. 6A is a cross-sectional view showing an example of a needle-like crushing member.
(B) is sectional drawing which follows the VIb-VIb line | wire of Fig.6 (a).
FIG. 7A is a cross-sectional view showing an example of a piston-like crushing member integrated with a rod.
(B) is sectional drawing which follows the VIIb-VIIb line | wire of Fig.7 (a).
(C) is sectional drawing which follows the VIIb-VIIb line | wire of Fig.7 (a).
FIG. 8 is a cross-sectional view showing an example of a pipe body.
9 is a cross-sectional view taken along line IX-IX in FIG.
10 is a cross-sectional view taken along line XX of FIG.
FIG. 11 (a) is a cross-sectional view showing another example of a pipe according to the present invention.
(B) is sectional drawing which shows the other example of the pipe which concerns on this invention.
(C) is sectional drawing which shows the other example of the pipe which concerns on this invention.
FIG. 12 is a cross-sectional view showing an example of a conventional pipe.
[Explanation of symbols]
X Pipe 1 Intake hole 2 Pipe body 3 Suction mouth 4 Fragrance-encapsulating capsule 6 First crushing member (first crushing member)
7 Second crushing member (second crushing member)
8 Filter 9 Filter 63 Ring-shaped guide member 75 Recess

Claims

It has one end to the intake hole, a cylindrical pipe body and the other end is opened, and the other end in the axial direction relatively movable engaged thereby obtained mouth of this pipe main body, integrally with the pipe body Between the first crushing member provided, the second crushing member provided integrally with the suction mouth, and between the first crushing member and the second crushing member , inside the pipe body. comprising one or a plurality of perfume capsule held, and by relatively moving to and the pipe body and the mouthpiece is pipe total length shortened, the perfume encapsulated capsule and the first crushing member A pipe configured to be crushed by the second crushing member ,
One of the first crushing member and the second crushing member is a needle-like member extending along the axis of the pipe body, and the other is a piston-like member.
The needle-like crushing member has a narrow tip portion through a step portion, and the narrow tip portion has a ring-shaped guide member having an axial dimension shorter than the length of the narrow tip portion. There characterized that you have been fitted around slidably at the tip side than the stepped portion, the pipe.

Upper SL Perfume Capsule has a generally spherical inner diameter equal to or slightly smaller diameter of the pipe body, the pipe of claim 1.

The pipe according to claim 2 , wherein the piston-like crushing member is formed with a recess for receiving a tip of the needle-like crushing member.

The second crushable member is integrally connected to the mouthpiece via a rod extending along the axis of the pipe body, the filter so as to surround the rod is loaded, according to claim 1 Thru | or the pipe in any one of 3 .

The first crushing member is integrally connected to an appropriate part of the pipe body via a rod extending along the axis of the pipe body, and a filter is provided so as to surround the rod. The pipe according to any one of claims 1 to 4 .

The pipe according to any one of claims 1 to 5 , wherein the pipe body is transparent at least at a portion where the fragrance-encapsulating capsule is disposed.

The pipe according to any one of claims 1 to 6 , wherein the fragrance-encapsulating capsule is obtained by enclosing a liquid flavor component containing a fragrance in a substantially spherical film.

The pipe according to claim 7 , wherein the film is made of gelatin.

The pipe according to any one of claims 1 to 8 , wherein the pipe body and the mouthpiece are locked with a sense of moderation in a predetermined extended state before the pipe is used.