JP4188644B2 - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、重心位置の調節を容易化できしかも汎用性を高めうるゴルフクラブヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
ゴルフクラブヘッドの重心位置は、該ヘッドの性能を決定する重要な要素である。例えば、アベレージゴルファを対象とした場合、重心を低く設定した低重心のヘッドは、高重心のヘッドに比べて、打球の打ち出し角度が大きくかつバックスピン量が少なくなるため、飛距離の増大に有効と考えられている。
【0003】
従来、ヘッドの重心を好ましい位置に設定するためには、ヘッド本体(例えばチタン合金)に、該ヘッド本体とは比重が異なる錘部材(例えばタングステン合金)を固着することが行われている。そして、錘部材は、例えば図9(A)に示すように、錘部材aの一部a1を押し潰して塑性変形させ、ヘッド本体bに抜け止め固着する方法や、図9(B)に示すように、錘部材aの外周面にネジ部を形成し、これをヘッド本体bのネジ穴に螺着する方法などがある。このように、錘部材aは、通常、ヘッド本体aに直接固着される。
【0004】
しかしながら、上述の方法では、重心位置を微妙にコントロールするためには、種々の大きさの錘部材を用意する必要がある。これは、錘部材を成形するための複数の金型や加工工程が必要となり、生産コストを増大させる他、部品種類の増加によって多くの在庫を抱える必要がある。
【0005】
また特開2000−325207号公報のように、中空形状のヘッドの内部に隔壁を設けて複数の中空室を形成し、この中空室に重量調整材を流動状態で配し固化させることも提案されている。この方法では、重量調整材の注入量を制御することによって重量のコントロールを比較的容易に行うことはできるが、ヘッド内部に隔壁を設けて中空室を形成するのは容易ではなく、生産コストを増大させる欠点がある。また製造後のメンテナンス性も良くない。
【0006】
本発明は、以上のような実状に鑑み案出なされたもので、錘部材を、ヘッド本体に設けた凹部に固着されかつ内部に中空の収容空間を有する箱状部と、前記収容空間に収容されかつ前記ヘッド本体とは異なる比重を有した重量調整材とで構成することを基本として、錘部材の重量を容易に変化させて重心位置の調節を容易化でき、しかも汎用性を高めうるゴルフクラブヘッドを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のうち請求項1記載の発明は、ヘッド本体に設けた凹部に錘部材を固着したゴルフクラブヘッドであって、
前記錘部材は、前記凹部に固着されかつ内部に中空の収容空間を有する箱状部と、前記収容空間に収容されかつ前記ヘッド本体とは異なる比重を有した重量調整材とからなり、
かつ前記箱状部は、前記収容空間に通じる注入口を具えるととともに、前記重量調整材は、流動状態で前記注入口から前記収容空間に注入されかつ固化することによって該収容空間に移動不能に固定され
かつ前記重量調整材は、注入口から流動状態で注入された後の箱状部の傾けによって収容空間の内部で偏った位置に固化形成されることを特徴としている。
【0008】
また請求項2記載の発明は、ヘッド本体に設けた凹部に錘部材を固着したゴルフクラブヘッドであって、
前記錘部材は、前記凹部に固着されかつ内部に中空の収容空間を有する箱状部と、前記収容空間に収容されかつ前記ヘッド本体とは異なる比重を有した重量調整材とからなり
かつ前記箱状部は、前記収容空間に通じる注入口を具えるととともに、前記重量調整材は、流動状態で前記注入口から前記収容空間に注入されかつ固化することによって該収容空間に移動不能に固定され、
かつ前記凹部は、ヘッド外面からヘッド内方に向かって折れ曲がってのびる側壁部と、この側壁部の内端側に連設されかつ凹部の底面をなす底受け部とで構成され、かつ底受け部には、その中央部に開口部が形成されたことを特徴としている。
【0009】
また請求項3記載の発明は、前記箱状部と、前記ヘッド本体とは、互いに溶接可能な金属材料からなることを特徴とする。
【0010】
また請求項4記載の発明は、前記凹部が、ヘッド外面を凹ませることにより形成され、かつ前記錘部材を嵌着する第1の凹部と、
この第1の凹部のヘッド外面側に形成されかつ前記錘部材を覆う蓋体が嵌着する第2の凹部とを含むことを特徴としている。
【0011】
また請求項5記載の発明は、前記重量調整材が、ヘッド本体よりも比重が大きい低融点金属材料を含むことを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
図1は本実施形態のゴルフクラブヘッドの分解斜視図、図2はゴルフクラブヘッドの背面から見た斜視図、図3はヘッドのフェース面のほぼ中央を該フェース面に対して直角に横切る垂直面による断面図である。図において、本実施形態のゴルフクラブヘッド(以下、単に「ヘッド」ということがある。)1は、ウッド型のものが例示されており、ヘッド本体1aと、このヘッド本体1aに設けた凹部2に固着された錘部材1bとで構成されている。
【0013】
前記ヘッド本体1aは、図1に示すように、本例ではヘッド上面の主要部を構成するクラウン板1a1と、このクラウン板1a1が溶着される開口部Oを上面に設けたヘッド主部1a2とで構成される。またクラウン板1a1とヘッド主部1a2とを溶着することにより形成されるヘッド本体1aは、ボールを打球するフェース壁部3と、このフェース壁部3に連なりヘッド上面をなすクラウン壁部4と、前記フェース壁部3に連なりヘッド底面をなすソール壁部5と、前記クラウン壁部4とソール壁部5との間を前記フェース壁部3のトウ側縁3tからバックフェースを通り前記フェース壁部3のヒール側縁3hにのびるサイド壁部6とを有する。またヘッド本体1aには、クラウン壁部4とサイド壁部6とフェース壁部3とがヒール側で交わる交わり部の近傍に、シャフト(不図示)が差し込まれるシャフト差込孔7aを有するネック部7が形成されている。
【0014】
前記ヘッド本体1aは、本例では金属材料からなり、かつ内部に中空部iを形成した中空形状をなす。この中空部iは中空のままでも良く、また樹脂などが封入されていても良い。前記金属材料としては、特に限定はされないが、例えばアルミニウム合金、チタン合金、ステンレス鋼などの各種の材料が使用できる。本実施形態では、鋳造可能なチタン合金が採用される。また前記クラウン板1a1、ヘッド主部1a2は、例えばロストワックス精密鋳造、鍛造又はプレス等で所定形状成形される。なおヘッド本体1aの一部ないし全部に繊維強化樹脂などを用いることもできる。
【0015】
またヘッド本体1aには、前記サイド壁部6のバックフェース側に凹部2が形成されている。該凹部2は、例えば図1、図3に示すように、ヘッド外面からヘッド内方に向かって折れ曲がってのびる側壁部2aと、この側壁部2aの内端側に連設されかつ凹部の底面をなす底受け部2bとで構成され、ヘッド外面から凹むものが例示される。なお底受け部2bには、その中央部に開口部2cが形成されたものを示す。凹部2は、本実施形態ではサイド壁部6に沿った横長の直方体状の空所を形成するが、この形態に限定されるものではなく、例えば円柱状や三角柱状、その他種々の形状の空所を形成する凹部として形成できる。また本実施形態ではこのような凹部2をヘッド主部1a2とともに鋳造成形しているが、例えば鍛造、プレス等の深絞り等によってヘッド主部1a2と同時ないし後加工により形成しても良い。
【0016】
前記錘部材1bは、図4に拡大して示すように、前記凹部2に固着されかつ内部に中空の収容空間11を有する箱状部9と、前記収容空間11に収容されかつ前記ヘッド本体1aとは異なる比重を有した重量調整材10とから構成されている。
【0017】
箱状部9は、本例では内部を中空とした上、下面と4つの側面とを有する横長の直方体状で形成されており、凹部2内に嵌め込むことが可能に構成される。収容空間11の体積は、特に限定はされないが、例えば1.0〜10.0cm3 程度で形成するのが好適である。前記体積が小さすぎると、重量調整材10の充填が十分に行えず、逆に大きすぎると、ヘッド本体1aへの装着するのが困難な傾向にある。また箱状部9には、内部の収容空間11に通じる小孔からなる注入口12が適宜の位置に設けられている。
【0018】
また箱状部9は、例えばチタン合金、ステンレス、アルミ合金といった各種の金属材料の他、FRPなどの複合材などを含む樹脂材料により形成することができる。金属材料を用いるときには鋳造等により、また樹脂材料を用いるときには射出成形等にて箱状部9を形成できる。本形態では、ヘッド本体1aに溶接により固着が可能な金属材料としてチタン合金で形成されたものが例示される。ただし、接着剤やネジ止めなどを用いて固着する際には、箱状部9をヘッド本体1aと溶接不能な材料で形成しうるのは言うまでもない。
【0019】
前記重量調整材10は、本実施形態では、低融点金属材料を加熱することにより流動状態とし、これを前記注入口12から前記収容空間11に注入するとともに、冷却して固化させることによって該収容空間11に移動不能に固定される。低融点金属材料としては、例えば融点が150〜250℃、より好ましくは170〜230℃程度のものが望ましい。融点が高すぎると、生産性や取り扱いが困難となり、逆に低すぎると、形状安定性が悪化し易くなる。また低融点金属材料の比重は、特に限定はされないが例えば6.0〜9.0、より好ましくは7.0〜9.0とするのが望ましい。特に好ましくはヘッド本体1aよりも比重を大とするのが良い。具体的には、はんだとして知られているSn−3.0Ag−0.5Cu(比重7.4、融点217〜220℃)、Sn−58Bi(比重8.6、融点139℃)又はSn−Zn系の合金(比重7.3、融点199〜222℃)などを用いることが好ましい。
【0020】
また前記重量調整材10には、例えばガラス転移温度(Tg)が0℃以下、好ましくは−20℃以下で、かつ融点が50℃以上である特性を有する樹脂材料なども採用することができる。特に流動点が50〜300℃、好ましくは70〜250℃が良好である。また、温度80℃以上では粘度が1000cp以下となり、かつ70℃以下では2000cp以上となるものが好ましい。このような樹脂材料も、加熱することにより流動状態で箱状部9の収容空間11に注入でき、冷却することで該収容空間11内に移動不能に固定できる。
【0021】
特に限定されるものではないが、前記材料として、例えばポリイソブテン、ポリイソブチレン等の化合物、あるいはポリビニルエーテル等のエーテル類、またはアクリル系の粘着剤等が挙げられる。より具体的には、例えば日本石油化学( 株) 製の商品名「テトラックス」(ポリイソブチレン)、または「エバータック」(ポリブテン)などが取り扱いが容易で好適である。なおこのような樹脂材料を重量調整材10に用いる場合、例えば金属粉末、例えばタングステンの粉末などを配合することによって、比重を例えば0.8〜5.0程度、より好ましくは3.0〜5.0程度まで高めるのが望ましい。
【0022】
なお前記重量調整材10は、いずれも流動状態で注入口12から箱状部9の収容空間11に配されるものを示したが、例えば粉末、粒状又は顆粒状のものを収容空間11に投入することもできる。この場合、投入後、樹脂等を注入してこれらを一体に固めても良いし、また加熱により焼結させて一体固化させることもできる。また箱状部9に比較的大きな開口部を設けておき、塊状の金属片を収容空間11内に固着することもできる。なお前記開口部は後に閉塞されても良い。
【0023】
以上のように構成された錘部材1bは、前記凹部2に嵌め込まれ、接着、溶接、ネジ止め、圧入など種々の固着方法によって固着される。特に好適には、箱状部9を凹部2の空所内に押し込まれた際に、その状態を維持できる止まりばめ程度の公差とすることが望ましい。これにより、錘部材1bの固着工程時に、該錘部材1bを仮保持させることができ、溶接ないし接着作業を能率化できるほか、錘部材1bの固着強度を高めるのに役立つ。このようにして、本実施形態のヘッド1を製造できる。なお重量調整材10の箱状部9への充填は、箱状部9を凹部2に取り付ける前が好ましいが、例えば注入口12を前記凹部の開口部2cから露出するように形成したとき(図1に仮想線で示す)には、凹部2へ箱状部9を取付けた後で充填することもできる。
【0024】
本発明では、前記錘部材1bが、内部に中空の収容空間11を有する箱状部9と、収容空間11に収容されかつヘッド本体1aとは異なる比重を有した重量調整材10とで構成されているため、例えば図5(A)に示すように、収容空間11に配される重量調整材10の量V1、V2や、比重などを適宜調節することで、錘部材1bの形状を変化させることなくその重量をより細かなレベルで変化させ得る。従って、ヘッド1の重心位置の調節が、より簡単にかつ自在に行える。
【0025】
また錘部材1bは、その形状を一定に維持できる結果、種々の形状の錘部材1bを加工する必要が無い。これにより金型費や在庫コストを最小限に抑えることができる。また重量調整材10の調整によって種々の錘部材1bを形成し得るため、汎用性をも高めうる。なお錘部材1bは、図5(B)に例示するように、注入口12から流動状態の重量調整材10を充填した後、所定の角度で傾けることによって収容空間11の内部で偏った位置に重量調整材10を固化形成することもできる。これにより、さらに重心位置の設計自由度を高める。
【0026】
図6には、錘部材1bの他の実施形態を示しており、本例では箱状部9が上面を開放した箱体状で形成されている。このような箱状部9は、製造がさらに容易となり、コストの低減に役立つ。また開放された上面から重量調整材10を収容空間11に容易に充填できる。
【0027】
図7には、さらに本発明の他の実施形態を示している。
本実施形態では、前記凹部2aが、錘部材1bが嵌着される第1の凹部2Aと、この第1の凹部2Aのヘッド外面側に形成されかつ前記錘部材1bを覆う蓋体15が嵌着する第2の凹部2Bとを含むものが例示されている。
【0028】
錘部材1bは、第1の凹部2Aの側壁部2aと底受け部2bとに密に嵌合し、いわゆる止まりばめによって嵌着する。なお溶接、接着剤などを併用しては、該第1の凹部2Aに錘部材1bを強固に固着できる。また蓋体15は、本例では樹脂成形品等からなり、外面15aに製品ロゴや製造会社名などの標章を装飾的に表示したいわゆるバッジを用いている。また第2の凹部2Bは、第1の凹部2Aよりも開口面積が大きい凹部であって、本例では第1の凹部2aから段差部を介して形成される。また蓋体15は、箱状部9の外面9aよりも大きい面積を有し、第2の凹部2Bに接着剤等を用いて嵌着されることにより、箱状部9を確実に外部から目隠しできる。このような実施形態のヘッドでは、錘部材1bを蓋体15により外部から確実に目隠しでき、外観に優れるとともに、錘部材1bの固着強度をさらに向上しうる。
【0029】
以上本発明の実施形態について説明したが、例えば図8に示すように、錘部材1bは、ソール壁部5や、図示していないが、クラウン壁部4などに設けられても良い。また上記実施形態では、ウッド型のゴルフクラブヘッドを例に挙げて説明したが、本発明は、ヘッド内部を中空形状としたものであれば、例えばアイアン型やパター型、さらにはアイアン型とウッド型との中間的な形状をなすいわゆるユーティリティ型のゴルフクラブヘッドのいずれにも適用することができる。
【0030】
【発明の効果】
上述したように、請求項1記載の発明では、錘部材を、ヘッド本体に設けた凹部に固着されかつ内部に中空の収容空間を有する箱状部と、前記収容空間に収容されかつ前記ヘッド本体とは異なる比重を有した重量調整材とで構成しているため、例えば収容空間に配される重量調整材の量、比重などを調節することで、錘部材の形状を変化させることなくその重量を変化させ得る。従ってヘッドの重心位置の調節が、より簡単に行える。また錘部材の形状を一定に維持できる結果、種々の形状の錘部材を加工する必要が無くヘッド本体の凹部も同一形状とすることができ、汎用性を高めうる。
又箱状部は、前記収容空間に通じる注入口を具えるととともに、前記重量調整材は、流動状態で前記注入口から前記収容空間に注入されかつ固化することによって該収容空間に移動不能に固定されており、重量調整材の注入量をコントロールすることによって錘部材の重量調節を簡単かつ高い精度で行いうる。また重量調整材は、その固化より簡単に箱状体の収容空間内に固定でき、さらに重心位置の設計自由度を高める。
【0031】
また請求項2記載の発明のように、凹部が、ヘッド外面からヘッド内方に向かって折れ曲がってのびる側壁部と、この側壁部の内端側に連設されかつ凹部の底面をなす底受け部とで構成され、かつ底受け部には、その中央部に開口部が形成されているため、前記箱状部を安定して保持でき、ヘッドの安定性、耐久性を向上するのは明らかである。
【0032】
また請求項3記載の発明のように、前記箱状部と、前記ヘッド本体とは、互いに溶接可能な金属材料からなるときには、従来錘部材が異種材料であり溶接ができなかった不具合を解消し、取付作業を能率化しうる。
【0033】
また請求項4記載の発明のように、前記凹部は、ヘッド外面を凹ませることにより形成され、かつ前記錘部材を嵌着する第1の凹部と、この第1の凹部のヘッド外面側に形成されかつ前記錘部材を覆う蓋体が嵌着する第2の凹部とを含むときには、錘部材を蓋体により外部から目隠しでき、外観に優れたヘッドを提供できる。また凹部は、ヘッド外面を凹ませて形成されているため、ヘッド外部から錘部材の取付、交換、保守ができるため、生産性、メンテナンス性を向上しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すヘッドの分解斜視図である。
【図2】ヘッドの背面側から見た斜視図である。
【図3】ヘッドの断面図である。
【図4】錘部材の斜視図である。
【図5】(A)、(B)は錘部材の実施形態を示す断面図である。
【図6】錘部材の他の実施形態を示す斜視図である。
【図7】本発明の他の実施形態を示す錘部材付近の断面図である。
【図8】本発明の他の実施形態を示すヘッドの断面図である。
【図9】(A)、(B)は、従来の錘部材の取付方法を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ゴルフクラブヘッド
1a ヘッド本体
1a1 クラウン板
1a2 ヘッド主部
1b 錘部材
2 凹部
2A 第1の凹部
2B 第1の凹部
3 フェース部
4 クラウン部
5 ソール部
6 サイド部
7 ネック部
9 箱状部
10 重量調整材
11 収容空間
12 注入口
15 蓋体

Claims (5)

  1. ヘッド本体に設けた凹部に錘部材を固着したゴルフクラブヘッドであって、
    前記錘部材は、前記凹部に固着されかつ内部に中空の収容空間を有する箱状部と、前記収容空間に収容されかつ前記ヘッド本体とは異なる比重を有した重量調整材とからなり、
    かつ前記箱状部は、前記収容空間に通じる注入口を具えるととともに、前記重量調整材は、流動状態で前記注入口から前記収容空間に注入されかつ固化することによって該収容空間に移動不能に固定され
    かつ前記重量調整材は、注入口から流動状態で注入された後の箱状部の傾けによって収容空間の内部で偏った位置に固化形成されることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  2. ヘッド本体に設けた凹部に錘部材を固着したゴルフクラブヘッドであって、
    前記錘部材は、前記凹部に固着されかつ内部に中空の収容空間を有する箱状部と、前記収容空間に収容されかつ前記ヘッド本体とは異なる比重を有した重量調整材とからなり
    かつ前記箱状部は、前記収容空間に通じる注入口を具えるととともに、前記重量調整材は、流動状態で前記注入口から前記収容空間に注入されかつ固化することによって該収容空間に移動不能に固定され、
    かつ前記凹部は、ヘッド外面からヘッド内方に向かって折れ曲がってのびる側壁部と、この側壁部の内端側に連設されかつ凹部の底面をなす底受け部とで構成され、かつ底受け部には、その中央部に開口部が形成されたことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  3. 前記箱状部と、前記ヘッド本体とは、互いに溶接可能な金属材料からなることを特徴とする請求項1又は2に記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 前記凹部は、ヘッド外面を凹ませることにより形成され、かつ前記錘部材を嵌着する第1の凹部と、
    この第1の凹部のヘッド外面側に形成されかつ前記錘部材を覆う蓋体が嵌着する第2の凹部とを含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 前記重量調整材は、ヘッド本体よりも比重が大きい低融点金属材料を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
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