JP4187982B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技盤の表面に設けた遊技部内に遊技球を弾発し、遊技球がいずれかの入賞口に入賞すると遊技者に所定の利益を付与する弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の弾球遊技機の代表例であるパチンコ機は、遊技盤の表面に形成された遊技部内に、複数の図柄を変動表示するための図柄表示装置(例えば液晶表示装置等からなる画像表示装置)と、この図柄表示装置の画面外周部を囲む画面枠部材とを備えている。
【0003】
このようなパチンコ機では、遊技者が発射ハンドルを操作して遊技球を遊技部内に弾発し、この遊技球が遊技部内を流下する過程でいずれかの入賞口へ入賞すると、所定数の賞球を払い出したり、より多くの賞球を獲得可能な特別遊技へ移行することができるようになっている。
【0004】
特別遊技へ移行するためには、図柄表示装置において図柄の変動表示を開始させ、さらに図柄の変動表示が停止した際の表示態様が所定の賞態様を構成する必要がある。また、図柄の変動表示は、遊技部内に設けた始動入賞口へ遊技球が入賞することを条件として開始される。
【0005】
このため、遊技者は、始動入賞口の位置へ遊技球が流下するように発射ハンドルを操作して遊技球の発射勢を調整しながら遊技を行っている。一般的に、始動入賞口は画面枠部材の下方に設けられており、始動入賞口の位置へ遊技球を流下させるためには、遊技部の最上部に配設したいわゆる天釘を狙って遊技球を弾発して、画面枠部材の外周部に沿って遊技球を流下させなければならない。
【0006】
したがって、遊技部内に弾発された遊技球の多くは、画面枠部材の上部外周面上に落下した後、この上部外周面上を左右いずれかの方向に転動し、画面枠部材の側方に沿って遊技部の下方へ流下する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来のパチンコ機では、遊技部内に弾発された遊技球の多くが画面枠部材の上部外周面上を転動する。このため、画面枠部材の上部外周面は、遊技球との接触により傷が付いたり、汚れが付着するという問題があった。
特に、画面枠部材をプラスチック部材により形成した場合には、傷や汚れが目立って遊技部内の外観を損ない、遊技者に不快感を与えるおそれがあった。
【0008】
本発明は、上述した事情に鑑み提案されたもので、遊技部内を流下する遊技球が接触して転動する画面枠部材の部位において、遊技球との接触による傷付きおよび汚れの付着を防止するとともに、たとえ傷が付いたり汚れが付着した場合であっても傷や汚れが見えなくなり、遊技部内の外観を損なうことがない弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る弾球遊技機は、上述した目的を達成するため、以下の特徴点を備えている。
【0010】
すなわち、本発明に係る弾球遊技機は、遊技盤の表面に設けた遊技部内に遊技球を弾発し、該遊技球が入賞口に入賞すると遊技者に所定の利益を付与する弾球遊技機において、
前記遊技部の略中央部に画像を表示するための画像表示装置を配設するとともに、該画像表示装置の画面周辺部を画面枠部材で囲み、
該画面枠部材は、前記遊技盤の表面に取り付けるための取付基板と、該取付基板から突出して設けた枠部とを有し、
前記枠部の上部外周面に、前記遊技球が略同一領域を通過するように、前記遊技球の転動位置を規制するための球案内路を設け
前記球案内路は、前記枠部の上部外周面において、該球案内路の幅の中心線から前記取付基板の表面までの距離が遊技球の半径以下になる位置に設け、
前記取付基板の表面に、前記球案内路に導かれて転動する遊技球が該取付基板の表面と接触しないようにする切り欠きを、該球案内路が延びる方向と並行に形成したことを特徴とするものである。
また、前記球案内路は、前記枠部の前後方向に蛇行させて設けることができる。
【0011】
また、前記弾球遊技機において、前記球案内路は、少なくとも1本の溝により構成することが可能である。
【0012】
また、前記弾球遊技機において、前記球案内路は、少なくとも1対のレール部材により構成することが可能である。この場合、前記レール部材は、弾性を有することが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本発明に係る弾球遊技機の実施形態を説明する。なお、以下の説明では、代表的な弾球遊技機としてパチンコ機を例にとって説明を行う。
【0014】
図1は、本発明の実施形態に係るパチンコ機に用いる遊技盤の正面図である。また、図2、図3は、本発明の実施形態に係るパチンコ機に用いる遊技盤に取り付ける画面枠部材を示すもので、図2は、画面枠部材の斜視図、図3は、画面枠部材の正面図である。
【0015】
<パチンコ機>
本発明の実施形態に係るパチンコ機は、図示しないが、筐体の前面に開閉可能な前面枠を取り付け、前面枠の上半部に設けた透明窓内に位置するように遊技盤が配設されている。また、前面枠の前面には、透明窓の下方に位置するようにして遊技球を貯留するための上皿および下皿を上下に並べて設け、下皿の右側には遊技球を発射する発射装置を操作するための操作ハンドルが設けられている。
【0016】
図1に示すように、遊技盤1の表面には、一対のガイドレール2で囲まれた略円形の遊技部3を備えており、遊技部3内には、複数の障害釘4や風車5等の障害部材を配設するとともに、複数の特別図柄画像や演出画像を変動表示するための画像表示装置6と、普通図柄を変動表示するための普通図柄表示装置7と、複数の入賞口と、いずれの入賞口にも入賞しなかった遊技球を遊技部3内から排出するためのアウト口8とを備えている。
【0017】
<入賞口>
入賞口は、その機能によって複数種類に区分されており、遊技球が入賞したことを条件として所定数の賞球を排出するための一般入賞口9と、遊技球が通過したことを条件として、普通図柄表示装置7における普通図柄の変動表示を開始させるための普通図柄始動口10と、遊技球を受け入れ易い状態と、遊技球を受け入れ難い状態との間で切換可能な変動部材(以下、普通電動役物13と称す)を有し、遊技球が入賞したことを条件として画像表示装置6における特別図柄画像の変動表示を開始させるための始動入賞口11と、遊技球を受け入れ易い状態と、遊技球を受け入れ難い状態との間で切換可能となっており、画像表示装置6における特別図柄画像の停止表示態様が所定の賞態様を構成した場合に、所定時間および所定回数だけ遊技球を受け入れ易い状態に切り換えられる大入賞口12とからなる。
【0018】
<普通図柄始動口>
普通図柄始動口10は、始動入賞口11の左下方に設けられており、通過する遊技球を検出するようになっている。この普通図柄始動口10の通過球は、4個まで記憶可能となっており、この入賞記憶に基づいて、普通図柄表示装置7における図柄の変動表示が行われる。
【0019】
<始動入賞口>
始動入賞口11の上部には、遊技球を受け入れ易い状態と、遊技球を受け入れ難い状態との間で切換可能ないわゆるチューリップ状の普通電動役物13が設けられている。この普通電動役物13は、通常の状態では遊技球を受け入れ難い状態となっており、普通図柄表示装置7において「当たり」となった場合に、所定時間(例えば、0.3秒間)だけ遊技球を受け入れ易い状態に切り換えられる。
【0020】
また、始動入賞口11への入賞球は、4個まで記憶可能となっており、この入賞記憶に基づいて、画像表示装置6における特別図柄の変動表示が行われる。
【0021】
<画像表示装置>
画像表示装置6は、遊技部3のほぼ中央に設けられた液晶表示装置からなり、画像で表現される複数の特別図柄画像を変動表示するとともに、遊技状態に対応したアニメーション表示を行うことにより、遊技演出を行うことができるようになっている。
また、この画像表示装置6の画面周辺を取り囲むように、画面枠部材14が設けられている。
【0022】
画像表示装置6に表示される特別図柄画像は、例えば「0」「1」「2」・・・「9」「10」「11」等の数字からなり、停止表示された数字の組み合わせが「7」「7」「7」等のように同一の数字の組み合わせとなった場合を「大当たり」として、一般遊技と比較して遊技者に有利な特別遊技を行うことができる。
【0023】
この特別遊技とは、例えば大入賞口12を、所定時間および所定回数だけ遊技球を受け入れ易い状態に切り換えて、一般遊技よりも多くの遊技球を入賞させることにより、多くの賞球を獲得することができるような遊技である。
【0024】
<普通図柄表示装置>
普通図柄表示装置7は、始動入賞口11の前方に配設された7セグメント表示器からなり、普通図柄として「0」「1」「2」・・・「7」「8」「9」等の数字を変動表示し、停止表示された数字が「3」あるいは「7」となった場合を「当たり」とする。そして、「当たり」が発生すると、始動入賞口11に設けられた普通電動役物13を、所定時間だけ遊技球を受け入れ易い状態に切り換えて、始動入賞口11に遊技球を入賞させ易くする。
【0025】
なお、普通図柄表示装置7は、上述した7セグメント表示器により構成する他に、例えば画像表示装置6の上方に設けられた緑色発光用の普通図柄表示LEDと赤色発光用の普通図柄表示LEDにより構成することができる。このような普通図柄表示装置7は、各色の普通図柄表示LEDが交互に点滅するようになっており、これら普通図柄表示LEDの点滅期間が終了した時点で緑色発光用の普通図柄表示LEDが点灯している場合を「当たり」としている。
【0026】
<画面枠部材>
画面枠部材14は、図2、図3に示すように、遊技盤1に取り付けるための取付基板15と、取付基板15から遊技盤1の前方へ突出して設けた枠部16と、取付基板15から遊技盤1の後方へ向かって設けられた凹室17とからなる。
【0027】
取付基板15は、その略中央部に画像表示装置6の画面が臨む開口を備えており、開口から後方に向かって凹室17が設けられている。また、取付基板15の上部には、枠部16の上方に位置するようにして突出部18が設けられている。この突出部18内には複数の装飾用LED(図示せず)が配設されている。そして、この突出部18により、枠部16の上面が左右に二分されている。また、枠部16の上面は、外側へ向かうに従って緩やかな下り勾配となっている。なお、枠部16の二分された上面のうち、左側に位置する上面を16aとし、右側に位置する上面を16bとして図示する。
【0028】
また、取付基板15は、後述するステージ19cに当接する当接部15bを有している。この当接部15bには、その上面が前方ステージ19cの上面から上方へ突出する突出壁15cが、当接部15bの左右方向に対して略中央となるように形成されている。この突出壁15cは、凹室17の前方から障害釘4(図1参照)に弾かれた遊技球を、後述する落とし穴24へ導くためのものである。
【0029】
すなわち、障害釘4に衝突して弾かれた遊技球が前方ステージ19c上に載り、前方ステージ19c上で転動しながら、突出壁15cに衝突して、落とし穴24へ落下するようになっている。
【0030】
なお、当接部15bの突出壁15c以外の部分は、その上面が前方ステージ19cの上面と同一面となっている。この突出壁15c以外の部分では、障害釘4に弾かれて前方ステージ19c上に載った遊技球が、遊技部3内へ流下するようになっている。
【0031】
凹室17の下面には、凹室17内に取り込んだ遊技球を受け止めて、左右方向に転動させ、画面枠部材14の前方へ流下させるためのステージ19a〜19cが設けられている。また、凹室17の左右側面および上面は、透光性を有するプラスチックにより形成されており、内部に配設された装飾用LED(図示せず)により凹室17内を透過照明するようになっている。
【0032】
枠部16は、取付基板15に設けた開口の上部および左右側方を囲んで遊技部3内に向かって前方へ突出するように設けられている。この枠部16の左右側部には、遊技部3内を流下する遊技球を取り込んで流下位置を変更するための通路部材20となっている。
【0033】
通路部材20は、枠部16の左右側面にそれぞれ設けた遊技球取込口21からステージ19a〜19c上に遊技球を流下させるための筒状のワープルートで、枠部16の左右方向に湾曲するとともに、凹室17の前後方向にも湾曲している。また、通路部材20の下端部には、凹室17の前面側に位置するように、遊技球をステージ19a〜19c上へ排出するための遊技球排出口22が設けられている。また、通路部材20は透光性を有するプラスチックにより形成されており、通路部材20内を通過する遊技球を視認できるようになっている。
【0034】
凹室17内に設けられたステージ19a〜19cは、前後方向に3段に区分されており、後方ステージ19a、中間ステージ19b、前方ステージ19cの順にその高さが低くなっている。また、各ステージ19a〜19cは、中央部と左右側部が高く、その中間部が低くなった波形となっている。
【0035】
中間ステージ19bの左右側部には、通路部材20の遊技球排出口22から排出された遊技球を後方ステージ19aへ導くための導入仕切板23が設けられている。また、中間ステージ19bの中央部には、遊技球を取り込むための落とし穴24が設けられている。すなわち、落とし穴24は、ステージ部19a〜19cの左右方向および前後方向のほぼ中央に設けられており、後方ステージ19aへ落下した遊技球のみではなく、中間ステージ19bあるいは前方ステージ19cへ落下した遊技球も取り込むことができるようになっている。
【0036】
また、後方ステージ19aの中央部には、中間ステージ19bに形成された落とし穴24へ向かって遊技球を導くための第1の誘導溝25が設けられている。この第1の誘導溝25は、後方ステージ19a上を左右に転動している遊技球を落とし穴24へ導くように、落とし穴24へ向かって下り勾配となっている。また、中間ステージ19bの左右側部と前方ステージ19aとの間には、中間ステージ19bと前方ステージ19aとを仕切るための中間仕切板26が設けられている。
【0037】
前方ステージ19cの中央部には、中間ステージ19bに形成された落とし穴24へ向かって遊技球を導くための第2の誘導溝19dが設けられている。この第2の誘導溝19dは、取付基板15の突出壁15cに衝突した遊技球を落とし穴24へ導くように、落とし穴24へ向かって下り勾配となっている。第2の誘導溝19dの下り勾配は、第1の誘導溝25の下り勾配よりも緩やかとなっている。
【0038】
さらに、中間ステージ19bおよび前方ステージ19aの中央部下側には、落とし穴24へ落下した遊技球を遊技盤1の表面へ導くための落下球誘導樋27が設けられている。この落下球誘導樋27は、取付基板15の前面に開口した落下球排出口28と落とし穴24とを連通するためのものである。落下球誘導樋27は、左右方向に幅広となっており、その下面の左右方向のほぼ中央には、落下球を始動入賞口11の上方へ導くための第3の誘導溝29が設けられている。この第3の誘導溝29は、落とし穴24から落下球誘導樋27へ落下してきた遊技球を始動入賞口11の上方へ導くように、落下球排出口28へ向かって下り勾配となっている。
【0039】
上述した凹室17には、遊技盤1の表面から遊技球が障害釘4に弾かれ飛び込むとともに、通路部材20によりステージ19a〜19c上へ遊技球が取り込まれるようになっている。ここで、後方ステージ19aは、主として凹室17の側方から流入した遊技球を受け止めるための段部であり、中間ステージ19bおよび前方ステージ19cは、主として凹室17の前方から障害釘に弾かれて流入してきた遊技球を受け止めるための段部である。
【0040】
すなわち、遊技盤1の表面から凹室17内へ飛び込んだ遊技球は、前後3段のいずれかのステージ19a〜19c上へ落下し、ステージ19a〜19c上を左右に転動しながら再び遊技部3内へ流下する。この際、後方ステージ19a上へ落下した遊技球は、左右へ転動しながら中間ステージ19bへ流下するか、あるいは第1の誘導溝25により中間ステージ19bの落とし穴24へ導かれる。また、中間ステージ19b上へ落下した遊技球は、左右へ転動しながら前方ステージ19aへ流下するか、あるいは落とし穴24へ落下する。また、前方ステージ19aへ落下した遊技球は、左右へ転動しながら遊技部3内へ流下するか、あるいは落とし穴24へ落下する。また、落とし穴24へ落下した遊技球は、落下球誘導樋27内へ導かれ、落下球排出口28を経て遊技部3内へ導かれる。この際、第2の誘導溝29により始動入賞口11の上方へ導かれる可能性が高くなる。
【0041】
また、通路部材20によりステージ19a〜19c上へ取り込まれた遊技球は、導入仕切板23により後方ステージ19a上へ導かれ、中間ステージ19bおよび前方ステージ19aを経て、あるいは落とし穴24から落下球誘導樋27を経て遊技部3内へ流下する。
【0042】
<球案内路>
突出部18により左右に二分された枠部16の上面16a,16bには、遊技球Pを枠部16の左右側方へ導くための球案内路30が設けられている。この球案内路30は、枠部16の左右方向にほぼ一直線状となるように設けられ、枠部16の上面16a,16bの傾斜に沿って配置されている。また、球案内路30は、枠部16の上面16a,16bの各端部から突出部18まで延びている。
【0043】
これにより、遊技部3の上部側から流下してくる遊技球Pが枠部16の上面16a,16bに落下し、球案内路30に沿って流下するようになる。そして、枠部16の上面16a,16bの端部から遊技部3の下部側へ流下するようになり、画面枠部材14からの遊技球Pの流下開始位置がほぼ一定となり、遊技球Pの発射勢を微調整しなくとも、始動入賞口11へ入賞する確率が多少なりとも高くなる可能性が生じる。
【0044】
また、球案内路30の形状は、図4(a)に示すような溝状、あるいは図4(b)に示すような一対のレール状となっている。
また、球案内路30は、図4(a)に示すように、溝の中心線から取付基板15の表面までの距離cが遊技球Pの半径dよりも大きくなるような位置に形成されている。具体的には、球案内路30は、距離cが遊技球Pの半径dよりも大きく、遊技球の直径2dよりも小さい範囲になるように形成されている。
【0045】
このことから、枠部16の上面16a,16bを球案内路30に導かれて転動する遊技球Pが取付基板15の表面にほとんど接触することなく、枠部16の上面16a,16bから遊技部3の下方へ流下するようになる。これにより、取付基板15の表面が枠部16の上面16a,16b上を転動する遊技球Pと接触して汚れたり、摩耗したりすることがほとんどなくなり、遊技者から視認可能な取付基板15の外観が損なわれないようになる。
【0046】
さらに、レール状の球案内路30は、図4(b)に示すように、一対のレール間の中心線から取付基板15の表面までの距離eが遊技球Pの半径dよりも大きくなるような位置に形成されている。具体的には、球案内路30は、距離eが遊技球Pの半径dよりも大きく、遊技球Pの直径2dよりも小さい範囲になるように形成されている。
【0047】
なお、距離eを遊技球Pの直径2dよりも小さくしたのは、距離cと同様に、取付基板15の表面と球案内路30との間で遊技球Pが枠部16の上面16a,16bと接触しないようにするためである。
【0048】
また、距離cおよび距離eを遊技球Pの半径dと同一とした場合には、図5(a)および図5(b)に示すように、取付基板15の表面には、遊技球Pと接する部分に切り欠き15aが形成されている。この切り欠き15aは、球案内路30が延びる方向と並行に延びている。この切り欠き15aは、枠部16の上面16a,16b上で遊技球Pが球案内路30に導かれた状態で転動する際に、遊技球Pが取付基板15の表面に接触しないようにするためのものである。
【0049】
このことから、枠部16の上面16a,16bを球案内路30に導かれた状態で転動する遊技球Pが取付基板15の表面にほとんど接触することなく、枠部16の上面16a,16bから遊技部3の下方側へ流下するようになる。これにより、取付基板15の表面が枠部16の上面16a,16b上の遊技球Pと接触して汚れたり、摩耗したりすることがほとんどなくなり、遊技者から視認可能な取付基板15の外観が損なわれないようになる。
【0050】
なお、距離cおよび距離eを遊技球Pの半径dよりも小さくすることもできる。この場合には、取付基板15の表面に、図5(a)、図5(b)に示す切り欠き15aの奥行きよりも大きな奥行きを有する切り欠きを形成し、遊技球Pが取付基板15の表面に邪魔されずに球案内路30に導かれるようにすることが必要である。すなわち、取付基板15の表面に遊技球Pの側部が入り込む大きさの切り欠きを形成することにより、距離cおよび距離eが遊技球Pの半径dよりも小さい場合であっても、枠部16の上面16a,16bを球案内路30に導かれた状態で転動する遊技球Pが取付基板15の表面にほとんど接触することなく、枠部16の上面16a,16bから遊技部3の下方側へ流下することができる。
【0051】
また、球案内路30をレール状とした場合には、レール部分をゴム、軟性プラスチック等の弾性部材により形成し、落下する遊技球Pの衝撃を和らげることが好ましい。
この球案内路30により、遊技球Pが略同一領域を通過するように、遊技球Pの転動位置が規制され、枠部16の上部に傷が付いたり汚れが付着することを防止することができる。
【0052】
なお、図2に示す球案内路30は、枠部16の左右方向にほぼ一直線状となるように設けられているが、球案内路30は必ずしも一直線となっていなくてもよい。例えば、図6に示すように、球案内路30を枠部16の前後方向に蛇行させて設けることにより、枠部16上を転動する遊技球の動きが複雑となり、演出効果を高めることができる。
【0053】
なお、溝状の球案内路30の本数は、1本に限られず複数本であってもよい。この際、複数本の溝を枠部16の上面に沿って並列させることが好ましい。
さらに、レール状の球案内路30の本数は、一対(2本)に限られず複数以上であってもよい。
【0054】
また、球案内路30の長さは、枠部16の上面16a,16bの各端部から突出部18までに到達する長さに限られず、枠部16の上面16a,16bの各端部から突出部18までに到達しない長さであってもよい。
【0055】
さらに、球案内路30は、枠部16の両上面16a,16bに形成されるものに限られれず、枠部16の上面16a,16bのいずれか一方にのみ形成されるものであってもよい。
なお、球案内路30を一箇所にのみ形成する場合には、遊技球の発射勢の目安となる天釘(障害釘の一種)が遊技部3の左側に配置されることから、枠部16の上面16aに形成されることが好ましい。
【0056】
<パチンコ機における遊技>
次に、上記パチンコ機における遊技を説明する。
【0057】
上述したパチンコ機では、発射装置(図示せず)により遊技部3内に発射された遊技球が、一般入賞口9等に入賞すると、所定数(例えば10個)の賞球を払い出す。
【0058】
また、普通図柄始動入賞口10を遊技球が通過したことを条件として、普通図柄表示装置7における普通図柄の変動表示を開始させる。そして、乱数を用いた抽選により、普通図柄表示装置7における普通図柄の停止表示態様を決定し、この決定に基づいて普通図柄の変動表示を停止させる。
ここで、普通図柄表示装置7における普通図柄の停止表示態様が、「当たり」となると、始動入賞口11に設けられた普通電動役物13を所定時間(例えば、0.3秒間)だけ遊技球を受け入れ易い状態に切り換える。
【0059】
また、始動入賞口11に遊技球が入賞したことを条件として、画像表示装置6における特別図柄画像の変動表示を開始させる。そして、乱数を用いた抽選により、画像表示装置6における特別図柄画像の停止表示態様を決定し、この決定に基づいて特別図柄画像の変動表示を停止させる。
【0060】
ここで、画像表示装置6における特別図柄画像の停止表示態様が「大当たり」となると、大入賞口12を所定時間(例えば30秒)あるいは所定個数(例えば10個)の入賞球を受け入れるまで開放する。また、大入賞口12内には継続入賞口(図示せず)が設けられており、大入賞口12内に入賞した遊技球が継続入賞口にも入賞すると、上述した大入賞口12の開放動作が、所定回数(例えば16回)に達するまで繰り返される。
【0061】
<他の実施形態>
上述した実施形態では、代表的な弾球遊技機としてパチンコ機を例にとって説明を行ったが、本発明に係る弾球遊技機は、遊技球を弾発して遊技を行う遊技機であればどのような遊技機にも適用することができ、例えばアレンジボール遊技機に適用することができる。
【0062】
【発明の効果】
本発明に係る弾球遊技機は、上述した構成を備えているため、以下に説明する効果を奏することができる。
【0063】
すなわち、本発明に係る弾球遊技機によれば、画像表示装置の画面周辺部を囲む画面枠部材に設けた枠部の上部外周面に、遊技球が略同一領域を通過するように、遊技球の転動位置を規制するための球案内路を設けたことにより、枠部の上部外周面が遊技球と接触して傷付いたり、汚れが付着することを防止することができる。また、たとえ枠部の上部外周面に傷が付いたり汚れが付着した場合であっても、傷や汚れが見えなくなり遊技部内の外観を損なうことがない。
このため、清掃等のメンテナンスが容易であるとともに、いつまでも遊技部内における当初の演出効果を損なうことがない寿命の長い弾球遊技機とすることができる。
【0064】
また、球案内路を少なくとも1本の溝としたり、少なくとも1対のレール部材とすることにより、球案内路を容易に形成することができる。
また、レール部材を弾性体とすることにより、遊技球の衝撃を吸収して、遊技部材の寿命をさらに延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るパチンコ機に用いる遊技盤の正面図
【図2】画面枠部材の斜視図
【図3】画面枠部材の正面図
【図4】球案内路の模式図
【図5】他の実施形態に係る球案内路の模式図
【図6】他の実施形態に係る画面枠部材の斜視図
【符号の説明】
1 遊技盤
2 ガイドレール
3 遊技部
4 障害釘
5 風車
6 画像表示装置
7 普通図柄表示装置
8 アウト口
9 一般入賞口
10 普通図柄始動入賞口
11 始動入賞口
12 大入賞口
13 普通電動役物
14 画面枠部材
15 取付基板
15a 切り欠き
15b 当接部
15c 突出壁
16 枠部
16a,16b 枠部の上面
17 凹室
18 突出部
19a 後方ステージ
19b 中間ステージ
19c 前方ステージ
19d 第2の誘導溝
20 通路部材
21 遊技球取込口
22 遊技球排出口
23 導入仕切板
24 落とし穴
25 第1の誘導溝
26 中間仕切板
27 落下球誘導樋
28 落下球排出口
29 第3の誘導溝
30 球案内路
P 遊技球

Claims (5)

  1. 遊技盤の表面に設けた遊技部内に遊技球を弾発し、該遊技球が入賞口に入賞すると遊技者に所定の利益を付与する弾球遊技機において、
    前記遊技部の略中央部に画像を表示するための画像表示装置を配設するとともに、該画像表示装置の画面周辺部を画面枠部材で囲み、
    該画面枠部材は、前記遊技盤の表面に取り付けるための取付基板と、該取付基板から突出して設けた枠部とを有し、
    前記枠部の上部外周面に、前記遊技球が略同一領域を通過するように、前記遊技球の転動位置を規制するための球案内路を設け
    前記球案内路は、前記枠部の上部外周面において、該球案内路の幅の中心線から前記取付基板の表面までの距離が遊技球の半径以下になる位置に設け、
    前記取付基板の表面に、前記球案内路に導かれて転動する遊技球が該取付基板の表面と接触しないようにする切り欠きを、該球案内路が延びる方向と並行に形成したことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記球案内路は、前記枠部の前後方向に蛇行させて設けたことを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 前記球案内路は、少なくとも1本の溝からなることを特徴とする請求項1または2記載の弾球遊技機。
  4. 前記球案内路は、少なくとも1対のレール部材からなることを特徴とする請求項1または2記載の弾球遊技機。
  5. 前記レール部材は、弾性を有することを特徴とする請求項記載の弾球遊技機。
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