JP4185971B2 - 遠赤外線式サウナ室 - Google Patents
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Description
マイナスイオンをサウナ室内空間に放射させる技術としては、特開2005−87724等に紹介のようにスライス化しタイル状にした天然電気石をサウナ室内壁面の全面に張り合せ、又は粉末状天然電気石をモルタル化しサウナ室内壁面に溶射し、これらの壁の中にパイプを埋め込み高温度のスチーム加熱をし、同時に遠赤外線ヒーター加熱をして電光石成分を加熱しマイナスイオンを放出させるものであった。
上記方法はサウナ室内がmax92℃と非常に高温の為、入浴するには体力を必要とするにもかかわらず、入浴者へのマイナスイオン照射は頭と足先ではバラツキが大きい。
max92℃の高温対策として、サウナ室に天然桧等を使い桧の臭いで冷し効果を出していが、天然鉱石のマイナスイオン効果は希釈され充分なものではなかった。
このように上記サウナ浴は、熱効率が悪く、多量のエネルギーが必要であるため、主として、多人数が入る大室の岩盤窟サウナ方式に主として使われている。
一方、天然電気石をスライスタイル化し、貼りつけた床暖房方式の岩盤浴方式があるが、これは人体の接触した側と上ではイオン浴効果に大きな差異が生じるので、体力の弱い病人の治療に使う事は出来なかった。
(1)、ボックス型の室内に、天然電気石を用いた遠赤外線・マイナスイオン放射装置と、水を噴霧する噴霧装置を配置した遠赤外線式サウナ室において、
サウナ室の側壁の内部には、少なくとも外面側アルミ断熱層W3と内面側に天然電気石層W5を介在させ、
遠赤外線・マイナスイオン放射装置は、サウナ室内に設けた入浴者の腰掛台の下方収容部103の後方に、フアン20付きの遠赤外線発生器21を配置し、その前方の遠赤外線照射方向に天然電気石の装填部23を配置した構成とし、
サウナ室の側外壁101に手摺状にした一対の通電電極棒12を取り付けこの通電電極棒12に入浴者が乗るアース台14に接続したアース方式静電気(+)除去装置1を設け、
噴霧装置として、タンク31からのミネラル水を超音波作用部32aに供給し、ここで超音波振動をミネラル水に加え、ミクロの単位の細かく均一な霧を多量に発生させサウナ室の上壁に設けた加湿ノズル32bから室内に噴霧する超音波加湿装置32を設け、
てなることを特徴とする遠赤外線式サウナ室。
(2)、遠赤外線・マイナスイオン放射装置の天然電気石の装填部23には、トルマリン石と黒鉛珪石の天然電気石を50〜60%と、酸化チタン(TiO2)、酸化鉄(Fe2O3)、酸化銅(CuO2)のマイナスイオン強化鉱物とを所望形状に成型し、これにホウ酸ガラス球を低温焼結品バイダーとして混合し800℃以下で焼成してなる焼成トルマリン石にしたことを特徴とする前記(1)に記載の遠赤外線式サウナ室。
(3)、高圧容器33の中に天然電気石粉末と水を入れ加熱用伝熱ヒーター39で加熱し高温高圧にして得た超臨界水を前記超音波加湿装置32のタンク31に導入する超臨界水製造用の装置を設けたことを特徴とする前記(1)に記載の遠赤外線式サウナ室。
(4)、サウナ室100の底部104の下面に、腰掛台C1に腰掛けた入浴者K1、K3の体位正面方向を地球磁場の方位Sに合せる回転機構又は回転・走行車輪機構を設置したことを特徴とする前記(1)に記載の遠赤外線式サウナ室。
他に利用できる公知のものとして特開2003-098207号公報や実開昭62−43498号公報で紹介のものもある。
前記焼成トルマリン石におけるホウ酸ガラス体(球)は、公知のものでよく、例えば成分がBaO3(酸化ホウ素):20〜27%、 SiO2(二酸化ケイ素): 9〜13%、ZnO(酸化亜鉛):45〜62%、SnO(酸化スズ):0〜3%、Ta2O:53〜23%、CeO2:3〜5%、焼成温度を700℃〜800℃とした低温焼成体がある。
簡単な組み合わせ成分例は、BaO3:26%、SiO2:%9、ZnO:62%、SnO:3%、焼成温度を700℃とした低温焼成体でもよい。
更に還元水やスポーツ飲料などの人工体液成分水補給器を付設し入浴者が入浴中に飲み体内にミネラルを供給することにより本発明の遠赤外線式サウナ室の効果をより高めることが出来る。
特に還元水は含有するマイナスイオンが体内の活性酸素と結びつき水に変わるため、体内の余分な活性酸素を体内から水として除去する効果があり、還元水の飲量は効果が大きい。
図1に示す遠赤外線式サウナ室100Aは、図面に示すようにボックス型で全身浴個室用で入浴者K1の腰掛台C1を設けたものである。
図2に示す遠赤外線式サウナ室100Bは、患者全身浴用であり、同伴介護人K用の腰掛台C2と、奥に患者さんK2用の仰向き・横向き寝台Sと、他の入浴患者用の腰掛台C3を付設したものである。図3に示す遠赤外線式サウナ室100Cは、カウンター式の半身浴用で入浴者K1の腰掛台C4を設け開閉式のカウンターCo上方を開放した簡易サウナである。
図1、図2、図3において、共通の構成部分は、同一符号を付してある。
例えば、トルマリン石と黒鉛珪石の天然電気石を35kgに対して上記人工トルマリンセラミックス5kgとホウ酸ガラス球をバインダーとして入れて焼成したものである。
1.原料構成
1).粉砕天然電気石(放射能元素が含まれない物、例えばトリウム、ウラン、セシウム等)直径100〜400メッシュ: 50%。
化学成分構成は、SiO2:66.2%、AlO3:13.00%、TiO2:0.44%、Fe2O3:2.95%、MgO:4.99%、CaO:2.45%、Na2O:4.06%
、K2O:3.16%、強熱減量:1.1%
2).マイナスイオン強化鉱物:下記a.+b.+c.+d.+e.を焼成した人工セラミックス: 30%
a.BaTiO3(チタン酸バリウム):15%
配合比1対1の酸化バリウム(BaO)、酸化チタン(TiO2)を1250℃〜1350℃にてて5時間焼結する
b.BaCuO3(銅酸バリウム):2%
配合比1対1の酸化バリウム(BaO)、酸化銅(CuO2)を1150℃〜1250℃酸化比1対1にて6時間焼結する。
c.BaFe2O3( Fe2O3+BaO):5%
d.BaMnO3 (MnO2+BaO):2%
e.BaAl2O3 (Al2O3+BaO):1%
f.BaZnO3 (ZnO2+BaO):5%
3).ホウ酸ガラス:20%
成分構成は、B2O3(酸化ホウ素)26%+SiO2(二酸化ケイ素)9%+ZnO(酸化亜鉛)62%+Sn(酸化スズ)3%である。
製造方法は、このホウ酸ガラスは、各鉱物との熱膨張率が違う為割れやすい為前もって2〜3cm角又は球に小さく形どって、800℃で焼結し1h50℃の除冷しほぼ天然電気石並みの大きさものにした。
2.これらの原料で焼成トルマリン石にする製造工程。
1).製造工程
上記粉砕天然電気石50%と、マイナスイオン強化鉱物(帯電元素酸化物)の人工セラミック30%と、バインダーの(700℃で溶解)20%を混合して800℃にて焼結した。
大きさは2〜3cm球状で装填する。
2).製造結果
1).製造工程で得た焼成トルマリン石22に遠赤外線を放射した結果の分光反射率は図4に示すように7.5マイクロメータの0.5マイクロメータ前後と非常に安定した遠赤外線を放射した。これにより上記天然電気石+人工セラミックスの混合は安定した遠赤外線を放射する事が判明した。
因みに天然電気石のみに遠赤外線を放射した結果の分光反射率は4〜14.8マイクロメータ波と非常にバラツキがある。
図5において、33は超臨界水製造用の高圧容器、34は超臨界水圧力容器フタ、35は高温高圧の為、銅パッキン、36は締付ボルト、37は締付ナット、38は引き抜き、引き上げフタ専用アイボルト、39は450℃加熱用伝熱ヒーター、39aは熱支フィン、39bは通気孔、22aはトルマリン粉石、30は圧力計である。
高圧容器33の中に後述する成分の天然電気石粉末22aを20重量%と水50を重量%を前もって入れ、高圧容器33下部のヒーター36により加熱し、人工的に地球の地圧を追加した状態にして超臨界水を作る。超臨界水を1〜3%一般のミネラル水に入れるなど任意に希釈してサウナ室の頭上にある超音波加湿装置32から霧状シャワーすることにより全身にマイナスイオンが吸収される。この化石水に近い超臨界水の霧状シャワー効果は入浴時間5〜10分で充分な効果を出し、しかもこの際、人体に保ったプラスの静電気を事前に除去して人体のプラスイオンを取っていると、より短時間な入浴でマイナスイオン吸収効果が得られ、療養患者でも体力を消耗させる事なく発汗作用をさせ、細胞を活性化させ早期治癒に大きく貢献する。アルファ波の出る音楽と同時に入浴すると一段と効果が出る。このように健康体の人は勿論、病人にも毎日短時間入浴する事で健康体を得る事が出来るのである。
天然の地下水のように高い地圧を通って出て来る為には、超臨界374.15℃で225.65気圧の高温高圧が必要である。化石水と呼ばれる太古の水には、シリカ(SiO2)が多く溶解している。
世界的に長寿村として知られているアルメニヤ地方の飲料水にはSiO2の含有量が多く含まれているのが知られているが、SiO2は地磁の電磁力が他の元素に比較すると帯電しやすい事が長寿に関係している。
そこで本例で使用する超臨界水を得る詳細方法は次の通りである。
高圧容器33内に水を入れて密閉してヒータ36で加熱すると、温度が上昇すると圧力も上昇する。
374.15℃に達すると225.65気圧の圧力と成る。ここを超臨界と言う。超臨界の世界は、いかなる物も溶解すると言う性質が出る。自然界では不可能でも、物体を水の中に入れた密閉容器中にただ加熱するだけで溶解すると言う性質を応用した。
高圧容器33は高温高圧に耐える為、計算上は超肉厚容器である。
超臨界水の中にトルマリン石化学成分(主成分SiO2+アルファ)を溶解する事は、地球内部の再現を想定すれば理解される。
溶解する物質は人体に良いと言う元素ゲルマニウム等も自由に加える事ができるので、病名に最適の成分を溶解した機臨海水を医師と相談の上作る事が可能である。
これで得た超臨界水をサウナ室の頭上の超音波噴霧装置3により霧状に吹き出す事は4サウナ室内を42℃の1℃前後に安定した温度を保持する為にも効果的に必要である。
前記天然電気石粉末34に使用の化学成分例は、次記の通りである。
SiO2:66.2%、TiO2:0.44%、Al2O3:13.00%、Fe2O3:2.95%、CaO:2.45%、MgO:4.99%、K2O:−、Na2O:4.06%、強熱減量:1.1%、合計:100%。
本例の天然電気石粉末34の主成分はSiO2が主であり、大部分が酸化物で、それなりに安定している化合物である。上記Si、Ti、Feはマイナスイオン化電位元素としての必要な電磁元素でもある。
図2と図3に示す回転・走行機構4Bは、走行車輪を有し、この走行車輪の支持部を平面回転可能にしてサウナ室をN極に回転位置させる他に搬送用の車輪機構としたものである。
このように本発明の上記実施例は、遠赤外線が骨を持った人体(入浴者の骨も一種のセラミックスのため共鳴波動しる為)の外内から有効に反射されるため、遠赤外線による効果は多大なものである。
この安定したマイナスイオンの空気作用と遠赤外線の非熱効果は、水や溶液に反応しやすく、90%以上の水分の人体の骨はCaがCaCO3(炭酸カルシウム)として結合した物で一種のセラミックスである。その為、体内に入った遠赤外線は骨より反射されて共鳴波動しその効果により人体の細胞を活性化させる。
又還元水か天然電気石の化学成分を20%もの多量に溶解した超臨界水を1〜3%飲料水に薄めた還元水を飲み、体内の余分な活性酸素を除去し、サウナ室上方からシャワーリングして吸気する事でマイナスイオンをより多く体内に吸収する。この際に、入浴前に人体のプラス静電気を除去しているとマイナスイオン吸収効果が格段に助長される。
遠赤外線4〜14マイクロメータ、理想遠赤外線100%放射率に対して平均87%の測定結果で、遠赤外線効果とマイナスイオン効果の相乗効果にて、人体の細胞を傷つける事なく、細胞を活性化する働きがある為、42℃の1℃前後と低温サウナでありながら、発汗作用を活発にし、素早く体内の老廃物を全身の皮膚から出す為、短時間の入浴にても効果がある。このことは血液の浄化作用が活発化するからである。浄化したさらさらの血液を身体の隅々迄回る為、間接的に細胞を活性化させる。このことが免疫力を強くする。
前記天然電気石には天然電気石採掘の際出る粉鉱を更に粉砕して水と共に超臨界にて溶解する為より長期に亘って低コストで安定した 溶解水利用が可能となる。
本発明の遠赤外線サウナ室を用いて、或る病院の患者15名に1日1人10分〜30分入浴させた結果、入浴前にスプーン以外で食事が出来なかった患者がハシにて食事が可能と成り、握力が大きく向上し、また鎮痛作用をさせるアルドラリンが良く出る為鎮痛剤の投与患者はその投与量を大幅に低減することが出来た。又、高血圧の人は20〜30降下し、低血圧の人は10〜20上昇するという不思議な効果を得ている。この効果が一日1回の入浴で3〜4日続けれる為、その間は高血圧の治療薬を飲まないで良かった。
このように本発明の遠赤外線サウナ室は、健康機器産業及び医療機器産業に多大な効果をもたらすことができ、この種産業での利用は多大なものがある。
K1、K2、K3 入浴者
C1、 C2、 C3、 C4 腰掛台
S 寝台
Co カウンター
D1、D3 入室出入用のドアー
1 アース方式静電気(+)除去装置
2 遠赤外線・マイナスイオン放射装置
3 超臨界水噴霧装置
4A 回転機構
4B 回転・走行車輪機構
5A、2A、3A 電源スィッチ
5a 湿度器
5b 室内温度計
5 湿度調整ダンパー
6 方位磁石
7 アルファ波専用スピーカー
8 人工布石の配置部
9 人工体液成分水補給器
11 電気除去確認ランプ
12 通電電極棒
14 アース台
20 ファン
21 遠赤外線発生器
22 天然電気石か焼成トルマリン石
23 装填部
31 還元水か超臨界水のタンク
32 超音波加湿装置
33 超臨界水製造用の高圧容器
34 超臨界水圧力容器フタ
39 450℃加熱用伝熱ヒーター
39a 熱支フィン、
22a 天然電気石粉末
30 圧力計
Claims (3)
- ボックス型の室内に、天然電気石を用いた遠赤外線・マイナスイオン放射装置と、水を噴霧する噴霧装置を配置した遠赤外線式サウナ室において、
サウナ室の側壁の内部には、少なくとも外面側にアルミ断熱層W3と内面側に天然電気石層W5を介在させ、
遠赤外線・マイナスイオン放射装置は、サウナ室内に設けた入浴者の腰掛台の下方収容部103の後方に、フアン20付きの遠赤外線発生器21を配置し、その前方の遠赤外線照射方向に天然電気石の装填部23を配置した構成とし、
サウナ室の側外壁101に手摺状にした一対の通電電極棒12を取り付けこの通電電極棒12に入浴者が乗るアース台14に接続したアース方式静電気(+)除去装置1を設け、
噴霧装置として、ミネラル水を超音波作用部32aに供給し、ここで超音波振動をミネラル水に加え、ミクロの単位の細かく均一な霧を多量に発生させサウナ室の上壁に設けた加湿ノズル32bから室内に噴霧する超音波加湿装置32を設け、
てなることを特徴とする遠赤外線式サウナ室。 - 遠赤外線・マイナスイオン放射装置の天然電気石の装填部23には、トルマリン石と黒鉛珪石の天然電気石を50〜60%と、酸化チタン(TiO2)、酸化鉄(Fe2O3)、酸化銅(CuO2)のマイナスイオン強化鉱物とを所望形状に成型し、これにホウ酸ガラス球を低温焼結品バイダーとして混合し800℃以下で焼成してなる焼成トルマリン石にしたことを特徴とする請求項1に記載の遠赤外線式サウナ室。
- サウナ室100の底部104の下面に、腰掛台C1に腰掛けた入浴者K1、K3の体位正面方向を地球磁場の方位Sに合せる回転機構又は回転・走行車輪機構を設置したことを特徴とする請求項1に記載の遠赤外線式サウナ室。
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