JP4184339B2 - 損失のないデータ埋込み - Google Patents

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Description

本発明は、ホスト信号内に損失なくデータを埋め込む方法および装置に関するものである。本発明はまた、そのデータを取り出し、ホスト信号を復元する方法および装置にも関するものである。
多くの透かし入れ(watermarking)およびデータ隠蔽方式の1つの好ましくない副次的効果は、任意のデータの埋込先である複合信号(たとえば、画像、映像、音声)が、歪ませられることである。そのため、埋込データの量と誘起される歪み(ひずみ)との最適なバランスを見出すことは、活発に研究がなされている分野である。透かし入れおよびデータ隠蔽方式の、容量対歪みの側面の本質的な限界の理解においては、これまでかなりの進歩があった。
ときには、ほとんど歪みなくデータを埋め込むことのみならず、かかる歪みを完全に除去できることが望まれるときもある。そのような能力を与えるデータ埋込方式は、損失のないまたは可逆性のデータ隠蔽または埋込方式と呼ばれる。もとのホスト信号のいかなる劣化も許容されないケースでは、損失のないデータ隠蔽方式が重要である。これは、たとえば、医療画像や、貴重なオリジナル作品のマルチメディア・アーカイブの場合に当てはまる。
1つの既知の損失のないデータ隠蔽方法が、Jessica Fridrich、Miroslav GoljanおよびRui Du、「あらゆる画像フォーマットのための損失のないデータ埋込み(Lossless Data Embedding for all Image Formats)」、SPIE予稿集、マルチメディア・コンテンツのセキュリティおよび透かし入れ(Security and Watermarking of Multimedia Contents)、サンホセ、カリフォルニア、2002年に開示されている。この既知の方法では、信号Xの特徴またはサブセットB(たとえば、ビットマップイメージの最も重要でないビット平面、または、JPEG画像の具体的なDCT係数の最も重要でないビット)が、信号Xから抽出され、損失のない圧縮に供される。圧縮されたサブセットBは、任意のデータ(ペイロード)と連結され、信号X内のもとのサブセットの位置に挿入される。この方法は、サブセットBが、(i)損失なく圧縮でき、(ii)信号Xの知覚される品質を維持しながら無作為化できるものであるという仮定に基づいている。
受信側においては、歪みを受けた複合信号を、従来型の装置を用いて再生することができる。歪みを完全に取り除くために、圧縮されたサブセットを含む連結されたビットストリームが抽出され、復元される。その後、もとのサブセットBが、信号X内に再び挿入される。
このFridrichらの記事は、損失のないデータ隠蔽の実用的な例を開示したものではあるが、損失のない埋込方式の理論的限界には、ほとんど注意を払っていない。
本発明の1つの目的は、レート対歪みの面でより効率のよい、損失のないデータ埋込方式を提供することである。
この目的のため、本発明は、任意のデータをホスト信号内に埋め込む方法および装置を提供する。この方法は、所与の埋込レートと歪みとを有する予め決められたデータ埋込方法を用いて、複合信号を生成する工程と、その埋込レートの一部を用いて、上記の複合信号上に調整されたホスト信号を特定する修復用データを収容する工程と、残りの埋込レートを用いて、上記の任意のデータを埋め込む工程とを含む。
本発明は、受信側においては、受信された複合信号を受けて、もとのホスト信号の不確実さを除去すれば十分であるという洞察を掘り下げたものである。この不確実さを除去するために必要とされるデータの量は、もとのホスト信号自体を符号化するために必要とされるデータの量よりも少ない。本発明の発明者はまた、損失のないデータ埋込容量の理論的限界を定式化した。
まず、従来の圧縮およびビット置換方式について、より全般的に述べる。Fridrichらの信号ソースは、信号サンプルのシーケンス、たとえば1つの画像の複数の画素のシーケンスを生成する。圧縮された信号のサブセットB(ビット平面、具体的なDCT係数の最も重要でないビット)は、2値記号x・・・xのソースを構成する。ここで、確率p=Pr{x=0}とp=Pr{x=1}とは等しくない、すなわちこのソースのエントロピーH(p)=−plog(p)−plog(p)は1未満であると仮定する。その場合、情報理論の教えるところによれば、N個の記号のシーケンスは、より短いK=N×H(p)個の記号のシーケンスy・・・yに圧縮することができる。N×(1−H(p))個の任意のデータ記号を、シーケンスy・・・yに追加することにより、可逆性のデータ隠蔽方式が得られる。たとえば、p=0.9かつp=0.1である場合、ソースのエントロピーは
であるので、(大きなNに対し)もとのホスト記号を表すのに必要とされるビットは、たった0.47×Nビットである。したがって、シーケンスy・・・yの残りの部分に、0.53×N個の任意のデータ記号をペイロードとして埋め込むことができる。デコーダ側では、y・・・yを復元することにより、もとのシーケンスx・・・xが修復される。シーケンスの残りの部分yK+1・・・yは、任意のデータとして翻訳される。
Fridrichらの埋込方式のデータレートは、R=1−H(p)ビット/サンプルである。圧縮されたシーケンスy・・・yのビットはx・・・xのビットと相関関係がなく、任意のデータはランダムに選択されるので、x・・・xとy・・・yとの間の歪みはD=0.5であることが容易に分かる。x・・・x中の割合α分の記号に対してのみ上記の構築を実行することにより、Fridrichらの方式の歪みは低減することができる。このことは、時分割と呼ばれる。この時分割によれば、データレートと歪みとの双方が、割合αだけ減少させられる。この「単純な(simple)」時分割埋込方式において結果として得られるデータレートおよび歪みは、それぞれR=α(1−H(p))およびD=α/2であり、すなわち
である。
=0.9のときの、この線形レート−歪み関数が、図1に一点鎖線11で示されている。
本発明の発明者は、この線形式(1)が最適な式でないことを見出した。また、本発明の発明者は、損失のないデータ埋込の容量の理論的限界を見出した。より具体的には、メモリのない2値ソースのための可逆性の埋込方式における達成可能なデータレートRrevは、p≧0.5、0≦D≦0.5のとき、
である。
=0.9のときの、このレート−歪み関数が、図1に実線12で示されている。式(2)は、非対称なチャネルに対して一般に適用可能である(本発明の発明者は、データ埋込部(data embedder)を指して「チャネル」との用語を用いる)。対称なチャネルについては、レートは
である。
=0.9のときの、このレート−歪み関数が、図1に破線13で示されている。対称なチャネルについての埋込レートは、常に、最適な埋込レートと時分割埋込レートとの間のレートとなる。対称なチャネルと非対称なチャネルの実用的な例は、後に挙げる。図1中の線11、12および13は、p=0.9(かつp=0.1)に関するものである。説明のため、p=0.8に対する同様の線14、15および16も示してある。
図2は、本発明に係る、損失のないデータ埋込装置の全体の概略図を示している。この装置は、知覚的なホスト信号、たとえば画像Imの、デジタル表現を受け取る。そこから、抽出ステージ21が、任意のデータの埋込先である、ホスト記号のシーケンスX={x・・・x}を抽出する。Fridrichらの埋込方式と同様に、ホスト信号は、画像のビット平面または具体的なDCT係数の最も重要でないビットから抽出することにより、取得され得る。
この装置はさらに、データ埋込部23を含んでいる。このデータ埋込部は、ホスト信号内に歪みを導入するものであるという意味で、従来型のものである。この歪みを表すために、「自乗誤差」
がよく用いられる。
埋込処理は、複合信号Y={y・・・y}を生成する。まず、ホスト信号Xおよび複合信号Yが、記号体系{0,1}の2値信号であると仮定する。複合信号Yは、挿入ステージ22により画像内に戻されるように挿入され、透かし入れ画像Im’が取得される。
修復用エンコーダ24は、ホスト信号Xと複合信号Yとを受け取る。修復用エンコーダは、どのホスト記号がどのような変更を受けたかの記録を保持し、その情報を修復用データrに符号化する。上記の「どのホスト記号がどのような変更を受けたか」との表現は、広く解釈されなくてはならない。歪みがD=0かD=1のいずれかである場合(この実施形態はこの場合に当たる)、どの記号が歪みを受けたかを特定するだけで足りる。他のタイプの埋込部23についても、歪みの量は符号化されなくてはならない。修復用エンコーダ24は、本発明の機能上の特徴を代表している点に留意されたい。この回路が、物理的にそれとして存在している必要はない。以下に説明するこの装置の実用的な実施形態では、どの記号が歪みを受けたかの情報が、埋込部23自体によって、内部的に生成される。
ビット/記号単位の修復用データレートは、埋込部23の埋込レートよりも小さいことを以下に示す。残りの埋込容量は、任意のデータ(ペイロード)wを埋め込むために使われる。修復用データrとペイロードwとは、連結回路25において連結される。この連結データdが、埋込みのために埋込部23に適用される。
この装置の1つの好ましい実施形態では、埋込部23は、M.van DijkおよびF.M.J.Willemsによる記事「グレイスケール画像内への情報の埋込み(Embedding Information in Grayscale Images)」、オランダのエンスヘデー、ベネルクスで開催された第22回情報理論シンポジウムの予稿集、2001年5月15−16日、第147−154頁が教えるところに従って動作する。この記事では、著者らは、効率のよいレート−歪み比を有する、損失を伴う埋込方式を説明している。より具体的には、ある個数L(L>1)のホスト信号サンプルがまとめられて、ホスト記号のブロックまたはベクトルが与えられる。1つのブロックのシンドロームが、1つまたは複数(ただしL未満)の埋め込まれたメッセージ記号dを表すものとなるような方法で、そのブロックのホスト記号が変更される。
上記の「シンドローム」との表現は、エラー訂正の分野ではよく知られた用語である。エラー訂正方式においては、受信されたデータワードのシンドロームは、そのデータワードに所与の行列を掛け合わせることによって決定される。シンドロームがゼロの場合、そのデータワードは正しいものである。シンドロームがゼロでない場合、そのゼロでない値は、エラーを有するデータワード記号の1つまたは複数の位置を表す。ハミングエラー訂正コードは、ハミング距離3を有する。これらによって、エラーを有する1つのデータ記号を訂正することができる。ゴレイコード(Golay code)等の他のコードも、データワードの複数の記号の訂正を可能にする。
数学的な意味では、M.van Dijkらが教示するデータ埋込方法は、エラー訂正に似ている。L個のホスト記号x・・・xのブロック内にメッセージ記号dを埋め込むために、埋込部は、そのブロックの1つまたは複数のホスト記号を変更しなくてはならない。数学的には、所望のシンドロームを有し、かつハミング的な意味でx・・・xに最も近い、出力ブロックy・・・yが計算される。例として、ブロック長L=3のハミングコードを用いたデータ埋込みを、簡単に要約して説明する。
3ビットのブロックまたはベクトルのシンドロームを計算するためには、そのベクトルに、以下の3×2のパリティチェック行列が掛け合わされる。
ここで、すべての数学的演算は、2進数の演算である点に留意されたい。たとえば、
なので、入力ベクトル(001)のシンドロームは(11)である。
埋込データを表すのは、このシンドローム(11)である。明らかなことであるが、ホストベクトルのシンドロームは、一般的には埋め込まれるメッセージではない。したがって、ホスト記号のうちの1つが変更される必要がある。たとえば、(11)ではなくメッセージ(01)が埋め込まれるべき場合には、埋込部23は、もとのホストベクトル(001)が(011)に変更されるように、2番目のホスト記号を変更する。つまり、
である。
3つの記号ごとのこの埋込方式の歪みは、
である(いずれのホスト記号も変更されない確率が1/4であり、1つの記号が±1だけ変更される確率が3/4)ので、1記号ごとの平均の歪みはD=1/4である。埋込レートは、1ブロックにつき2ビット、すなわちR=2/3ビット/記号である。図3に、対応の(R,D)の対が、参照番号302を付された+符号で示されている。
同様にして、3データビットを7個の信号記号のブロック内に埋め込むことができ、4ビットを15個の信号記号内に埋め込むことができ、以下同様である。より一般的に言えば、ハミングコード・ベースの埋込方式は、多くとも1個のホスト記号を変更することにより、m個のメッセージ記号を、L=2−1個のホスト記号内に埋め込むことを可能とする。ここで、埋込レートは
であり、歪みは
である。
図3に、この(損失を伴う、不可逆性の)埋込方式の、m=2,3,・・・6に対応する(R,D)の対が、参照番号302,303,・・・306を付された+符号で示されている。m=1(単なるビット置換)に対する(R,D)の対も、参照番号301を付された+符号で示されている。ここで、(R,D)の値は、2値ソースのエントロピーH(p)に依存しない点に留意されたい。図3にはまた、Fridrichらの損失のない埋込方式の、p=0.9のときの(R,D)の対300も示されている(R=0.53ビット/記号、D=0.5)。参考のため、p=0.9のときの、損失のない埋込方式の理論的限界11、12および13も、図3に示されている(図1も参照)。
本発明によれば、埋め込まれたメッセージのデータビットdの一部が、信号サンプルのうちの1つが変更されたか否かを特定し、変更されていた場合は、さらにそれがどのサンプルであるかを特定するために用いられる。ブロック長3のハミングコード(m=2,L=3)については、4つの可能性がある。すなわち、3個のホスト記号のいずれも変更されていないか、1番目の記号が変更されているか、2番目の記号が変更されているか、または3番目の記号が変更されているかである。信号ソースのエントロピーH(p)が1に等しい場合は、すべてのイベントが同じ確率を有する。その場合、修復のためには、1つのブロックにつき、両方の埋め込まれたメッセージのビットが必要となる。しかしながら、信号ソースのエントロピーH(p)が1に等しくない場合は、各イベントは異なる確率を有し、必要な修復用ビットはmビット未満となる。このことは、ホスト記号のブロック内に、「実質的な」任意のデータビット(ペイロードとも呼ぶ)を埋め込む余地を作る。
ここで、Fridrichらの例と同様に、p=0.9であると仮定する。そのため、ソースがホストベクトル(000)を生成する確率p(x=000)は、
であり、ソースがホストベクトル(001)を生成する確率p(x=001)は、
であり、以下同様である。この装置の埋込部23が、複合ベクトルy=000を生成したと仮定する。もとのホストベクトルxは、(000)であったかもしれない。その場合、もとの信号サンプルはいずれも変更されていないことになる。しかしながら、もとのホストベクトルはまた、(001)、(010)または(100)であったかもしれない。その場合、ホスト記号のうちの1つが変更されていることになる。y=000の生成を受けて、ホストベクトルがx=000であった確率は、
となる。
同様にして、y=000という結果がホストベクトル(001)、(010)または(100)からもたらされたものである確率を、計算することができる。その結果、
となる。
すなわち、各複合ベクトルyは、それに付随する条件確率p(x|y)の組を有する。これらを、以下の表にまとめて示す。この表にはまた、各ブロックyについての、対応の条件エントロピーH(x|y)が含まれている。この条件エントロピーは、ベクトルyを受けての、もとのベクトルxの不確実さを表す。この表にはさらに、メッセージ00、01、10および11がいずれも等しい確率1/4を有すると仮定した場合の、各ベクトルyについての確率p(y)が含まれている。たとえば、確率p(y=000)は、
のようにして計算されたものである。
すべてのブロックyに亘って平均したソースの条件エントロピーH(X|Y)は、yを受けてxを復元するためのビット数を表す。この例では、この平均のエントロピーは、
に等しい。
したがって、もとのブロックを特定するために、1ブロックにつき0.8642個の修復用ビットが必要とされる。このため、2−0.8642=1.1358ビット/ブロックが、ペイロードの埋込用に残される。したがって、データレートRは、
である。
ここで、複合信号の歪みDは、埋め込まれたデータdに割り当てられている具体的な意味に影響されない点に留意されたい。すでに述べたように、この損失のない埋込方式の歪みは、D=1/4である。
図3に、対応の(R,D)の対が、参照番号312を付された◇符号で示されている。この損失のない埋込方式は、同じ歪みを有するFridrichらの損失のない埋込方式(333参照)よりも、かなり高い埋込レートRを有していることが分かるであろう。同様にして、長さが7、15、31、63等であるハミングコードに対するレート−歪みの対も、計算することができる。図3に、m=3,・・・,6に対応する(R,D)の対が、参照番号313,・・・,316を付された◇符号で示されている。
図4は、受信した複合信号から、もとのホスト信号を復元する装置の、概略図を示している。この装置は、透かし入れされた画像Im’を受信する。この受信された画像は、もとの画像Imが僅かに歪ませられたものである。これは、表示のため、再生装置に直接適用することのできるものである。この装置はさらに、受信した画像から、データdが埋め込まれている複合信号Y={y・・・y}(たとえば、所与のビット平面)を抽出する、抽出ステージ41を含んでいる。抽出ステージ41は、図2に示した埋込装置の抽出ステージ21と同一である。
複合信号Yは、複合信号内に埋め込まれているデータdを取り出すデータ取出回路43に適用される。長さLのハミングコードを用いてデータが埋め込まれている好ましい実施形態では、取出回路43は、記号y・・・yの各ブロックのシンドロームを特定する。抽出されたデータは、ペイロードwと修復用ビットrとが連結されたものである。これらのペイロードwと修復用ビットrとは、図2に示した連結回路26と逆の処理動作を行う分離部44において、分離される。こうして、ペイロードwが取り出される。
復元ユニット45は、修復用ビットrと複合信号Yとを用いて、もとのホスト信号Xを復元する。この復元ユニットは、もとのホスト信号X=x・・・xに適用された変更を元どおりにするように構成されている。好ましい実施形態では、修復用データrは、ブロックY中の記号のうちの1つが変更されたか否かを特定し、変更されていた場合は、さらにそれがどの記号であるかを特定する。より一般的に言えば、修復用データは、記号y・・・yの歪みDを特定する。最後に、挿入ステージ42により、復元されたホスト信号Xが、画像内に戻されるように挿入され、もとの画像Imが取得される。挿入ステージ42は、図2に示した埋込装置の挿入ステージ21と同一である。
上記に説明した実施形態では、ホスト信号X、複合信号Yおよびデータ記号は、記号体系{0,1}の2値信号であると仮定されていた。しかしながら、本発明は、2値信号に限られるものではない。たとえば、van Dijkらの記事に開示されているような、3進法の埋込方式を用いてもよい。3進法のデータ埋込部では、データ記号dは、記号体系{0,1,2}に属する。より具体的に言えば、
−信号サンプル値y=0,3,6,・・・は、メッセージ記号d=y mod 3=0に相当し、
−信号サンプル値y=1,4,7,・・・は、メッセージ記号d=y mod 3=1に相当し、
−信号サンプル値y=2,5,8,・・・は、メッセージ記号d=y mod 3=2に相当する。
この場合、データ埋込部23(図2参照)は、もとの画像信号を受け取り(回路21と22とは余計となる)、変更後のサンプルyの中に埋め込まれるデータがdとなるように、信号サンプルxの最も重要でない部分を変更する。2値形式の埋込みについて説明したのと同様にして、3進法の記号も、ホスト記号の群の中に埋め込むことができる。ここでも、(3値)ハミングコードまたは(3値)ゴレイコードを用いて、この埋込みを行うことが可能である。その例は、未公開の本願出願人の国際特許出願IB02/01702(本願出願人整理番号PHNL010358)に記載されている。
さらに別のデータ埋込方式では、メッセージ記号dは、信号サンプルの対の中に埋め込まれる。この方式では、信号サンプル(x,x)の2次元記号空間が、5つの色で「色付け」される。格子上の各点は、信号サンプルの1つの対を表しており、その隣接点とは異なる色を有する。色は、0・・・4と番号付けされており、各色が、1つのメッセージ記号
を表している。この実施形態では、埋込部23は、(x,x)が埋込みされるべき色dを有しているか否かを確認する。その色dを有していなければ、埋込部23は、変更後の対が色dを有するものとなるように、記号の対(x,x)を変更する。この2次元の埋込方式は、より多次元の方式に拡張可能であることが理解されよう。たとえば、3次元格子では、各点は、同一層内の4つの隣接点に「移動」させられるだけでなく、上および下にも移動させられる。その場合、7つの色、すなわち7個のメッセージ記号が利用可能とされる。
ここで、修復用データrをデータd内に収容する具体的な方法の、実用的な実施形態を説明する。ここでは、所与の埋込器23を用いて達成可能な埋込レートR(たとえば、ブロック長3のハミングコードを用いた2値形式の埋込みについては、R=0.3786ビット/記号)は、最大のレートである点に留意されたい。この埋込レートは、ホスト信号サンプルの長いシーケンス(大きなN)のためのアプローチを受けてもよい。
本発明に係る方法の第1の実施形態では、ホスト信号は、十分大きなセグメントに分割される。各セグメントに対しての修復用データは、後続の1つのセグメント内に収容される。残りの容量が、ペイロードの埋込みのために使用される。このことは、図5に示されている。図中の参照番号51は、もとのホスト信号Imを指す。信号は、セグメントS(n)に分割され、これらのセグメントS(n)は、それぞれ所与の数の信号サンプル(ここでは画像の画素)を含む。参照番号52は、信号との時間的アラインメントがとられた埋込データストリームdを指す。図示のとおり、セグメントS(n)に対しての修復用ビットr(n)は、セグメントS(n+1)内に埋め込まれている。セグメントS(n+1)の残りの部分は、ペイロードwを収容するために使用されている。ここで、修復用ビットの厳密な数は、セグメントごとに異なっていてもよい点に留意されたい。たとえば修復用ビットの各列に適当なエンドコードを付与する等により、1つのセグメント内における修復用ビットrとペイロードwとの境界を特定することが有利である。
図5に示した各数字は、単に説明目的のものである。仮に、セグメント長が、N個の信号記号分の長さであるとする(ここではN=3000)。埋込部23(図2参照)は、ブロック長3のハミングコードに基づいている。この埋込部は、Rビット/記号の埋込レートRを有し(ここではR=2/3)、各セグメント内にR×N個(ここでは2000個)のビットを埋め込むことを可能としている。所与の確率p(ここでは0.9)に対するソースのエントロピーは、
である。Yを受けて、Xの不確実さを除去するための修復用ビットの数は、H(X|Y)×N(ここでは0.3ビット/記号×3000記号=900ビット)である。この結果、R×N−H(X|Y)×N個(ここでは2000−900=1100個)のビットが、ペイロード用に残される。
図6は、修復用ビットを収容するための1つの変更実施形態を示した図である。この実施形態では、所与の初期長を有するセグメントS(n)に、ペイロードwのみが付与される。セグメントS(n)に対する修復用ビットr(n)は、後続のセグメントS(n+1)内に収容される。この後続のセグメントS(n+1)には、修復用ビットr(n)を収容するのに必要な長さが割り当てられる。セグメントS(n+1)は、新たな数の修復用ビットr(n+1)を必要とし、このr(n+1)は、さらに次のセグメントS(n+2)に埋め込まれ、以下同様である。この処理は、たとえば後続のセグメントが所与の閾値よりも小さくなるまで等、複数回繰り返される。その後、所与の初期長を有する新たなセグメントS(.)について、全体の処理が繰り返される。
入力記号またはベクトルXを、出力記号またはベクトルYに変換するデータ埋込部は、「チャネル」に相当する。上記で説明してきたデータ埋込部は、対称なチャネルを構成するものである。このことは、上記に説明したような、ブロック長3を有するハミングコードに基づいたデータ埋込部の図解表現である、図7から見て取れる。図8は、非対称なチャネルの図解表現である。この具体例は、d=00が埋め込まれるべき場合(1は、0に変更されないことが好ましい)に、入力ベクトル(001)、(010)および(100)を、y=(000)ではなくy=(111)に変更することにより得られたものである。この埋込方式の埋込レートは、R=0.4335ビット/記号である(参考:対応の対称なチャネルのレートはR=0.3786)。この方式では、1個のビットではなく、ベクトルの2個のビットが変更されることがあるため、歪みは僅かに大きくなる。この例では、歪みはD=0.2701である(参考:対称なチャネルではD=0.25)。図3の参照番号322は、対応の(R,D)の対を指している。この図をみて分かるように、非対称なチャネルの性能は、境界線12と13との間にある。
本発明は、以下のように要約できる。透かし入れまたはデータ隠蔽方式の1つの望ましくない副次的効果は、ホスト信号が歪ませられるということである。本発明は、ホスト信号(X)の完全かつ機械的な(追加の信号形成を要さない)復元を可能とする、可逆性のすなわち損失のないデータ隠蔽方式を開示する。このことは、複合信号を与えられた際にホスト信号を特定する修復用データ(r)を、透かし入れされた信号(Y)の埋込データ(d)内に収容することによって達成される。すなわち、修復用データは、ホスト信号が埋込時(23)においてどのような変更を受けたかを特定する(24)。修復用データは、従来型の埋込部(23)における埋込容量の一部に収容される。残りの容量は、ペイロード(w)の埋込みに使用される。
損失のないデータ埋込方式の限界を表した図 本発明に係る、任意のデータをホスト信号内に損失なく埋め込む装置の概略図 本発明に係る損失のないデータ埋込装置の性能を示した図 本発明に係る、ホスト信号を復元する装置の概略図 本発明に係る、ホスト信号内に修復用データを収容する実施形態を示した図 本発明に係る、ホスト信号内に修復用データを収容する実施形態を示した図 対称なチャネルと非対称なチャネルとの違いを示した図 対称なチャネルと非対称なチャネルとの違いを示した図

Claims (8)

  1. 任意のデータをホスト信号内に埋め込む方法であって、
    前記ホスト信号を、第1のセグメント及び該第1のセグメントに後続する第2のセグメントを少なくとも含む複数の連続したセグメントに分割する工程と、
    所与の埋込レートと歪みとを有する予め決められたデータ埋込方法を用いて、前記任意のデータの第1の部分を前記ホスト信号の前記第1のセグメントに埋め込むことによって複合信号の第1の部分を生成する工程と、
    前記埋め込みのために歪まされた前記複合信号の前記第1の部分上の前記ホスト信号を特定する前記第1のセグメントについての修復用データを生成する工程と、
    前記第1のセグメントについての前記修復用データを入力し、前記ホスト信号の前記第2のセグメントに、前記埋込レートの一部を用いて前記第1のセグメントについての前記修復用データを埋め込み、残りの前記埋込レートを用いて前記任意のデータの第2の部分を埋め込むことによって、前記複合信号の第2の部分を生成する工程と、
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 各セグメントが、任意のデータに加えて、行のセグメントについての前記修復用データを含んでいることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. (a)所与の長さのセグメント内にのみ、任意のデータを埋め込む工程と、
    (b)後続のセグメント内に、前記先行のセグメントについてのみの修復用データを埋め込む工程と、
    (c)前記後続のセグメントの長さを、該後続のセグメントに埋め込まれる前記修復用データの量に適合させる工程と、
    (d)前記工程(b)および前記工程(c)を、予め決められた回数繰り返す工程とを含んでいることを特徴とする請求項記載の方法。
  4. 前記工程(d)が、前記後続のセグメントの前記長さが予め決められた閾値未満となるまで、前記工程(b)および前記工程(c)を繰り返す処理を含むことを特徴とする請求項記載の方法。
  5. 任意のデータをホスト信号内に埋め込む装置であって、
    所与の埋込レートと歪みとを用いて前記任意のデータを前記ホスト信号に埋め込むことによって複合信号を生成するデータ埋込部と、
    前記埋め込みのために歪まされた前記複合信号上の前記ホスト信号を特定する修復用データを生成する生成手段と、
    を有し、前記データ埋込部が、
    前記ホスト信号の第1のセグメントに前記任意のデータの第1の部分を埋め込む工程と、
    前記生成手段によって生成された前記第1のセグメントについての修復用データを入力し、前記ホスト信号の前記第1のセグメントに後続する第2のセグメントに、前記埋込レートの一部を用いて前記修復用データを埋め込み、前記埋込レートの残りの部分を用いて前記任意のデータの第2の部分を埋め込む工程を行うことを特徴とする装置。
  6. 埋込データが埋め込まれた、ホスト信号の歪まされたバージョンを表す複合信号から、該ホスト信号を復元する方法であって、前記埋込データは、任意のデータの埋め込みのために歪まされた前記複合信号上の前記ホスト信号を特定する修復用データ及び任意のデータを含み、前記方法は、
    前記複合信号を、連続したセグメントに分割する工程と、
    前記複合信号の1つのセグメントから、前記埋込データを取り出す工程と、
    前記埋込データを、前記修復用データと前記任意のデータとに分離する工程と、
    前記修復用データを用いて、前記1つのセグメントに先行するセグメントの前記ホスト信号を復元する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項7記載の方法。
  7. 前記複合信号の各セグメントが、任意のデータに加えて、前記ホスト信号の前記先行のセグメントについての前記修復用データを含んでいることを特徴とする請求項記載の方法。
  8. 埋込データが埋め込まれた、ホスト信号の歪まされたバージョンを表す複合信号から、該ホスト信号を復元する装置であって、前記埋込データは、任意のデータの埋め込みのために歪まされた前記複合信号上の前記ホスト信号を特定する修復用データ及び任意のデータを含み、前記装置は、
    前記複合信号を、連続したセグメントに分割する手段と、
    前記複合信号の1つのセグメントから、前記埋込データを取り出す手段と、
    前記埋込データを、前記修復用データと前記任意のデータとに分離する分離手段と、
    記修復用データを用いて、前記1つのセグメントに先行するセグメントの前記ホスト信号を復元する復元手段と
    を含むことを特徴とする装置。
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