JP4183805B2 - Endoscope - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、細長い挿入部の先端部側に配設された湾曲部を湾曲操作するための湾曲操作機構が挿入部の基端部に連結された操作部の内部に配設された内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、軟性の内視鏡には細長い挿入部の基端部に手元側の操作部が連結されている。また、挿入部は可撓性を備えた細長い可撓管部の先端に湾曲部、先端構成部が順次連結されて構成されている。さらに、操作部には湾曲部を遠隔的に湾曲操作する湾曲操作ノブが配設されている。ここで、操作部の内部には湾曲操作ノブに連結された湾曲操作機構が配設されている。また、挿入部には湾曲操作機構による湾曲操作を湾曲部に伝達する操作ワイヤ等の伝達機構が内挿されている。そして、湾曲操作ノブの回転操作にともない湾曲操作機構を介して操作ワイヤが牽引駆動されて湾曲部が湾曲操作される構成になっている。
【0003】
また、湾曲部の湾曲操作機構として例えば、実公昭63−34643号公報に示された構成のものがある。ここでは、湾曲操作ノブの回転軸の内端部に固定されたスプロケットにチェーンが巻き掛けられ、このチェーンの両端部が連結部材を介して操作ワイヤに連結されている。さらに、連結部材には衝突部が固定されている。
【0004】
また、操作部の内部には湾曲部の最大湾曲角度を規制するための湾曲角度設定機構が設けられている。この湾曲角度設定機構には連結部材の衝突部と当接して連結部材の移動を規制するストッパと、このストッパの位置を操作ワイヤの移動方向に沿って移動させるねじ部材と、操作部の基板に固定されてストッパ位置調整用のねじ部材を回転自在に支持するL字状の支持部材と、連結部材の移動をガイドする仕切壁等の各構成部材が設けられている。
【0005】
そして、連結部材の衝突部とストッパとを当接させて連結部材の移動を規制することにより、湾曲部の最大湾曲角度を規制するとともに、湾曲角度設定機構のねじ部材によってストッパの位置を操作ワイヤの移動方向に沿って移動させることにより、湾曲部の最大湾曲角度を任意に設定可能になっている。
【0006】
また、従来の湾曲角度設定機構では最大湾曲角を規制するためのねじ部材及びストッパが固定されているL字状の支持部材は操作部の内部に配設された基板の一部、あるいは基板とは別部材によって形成されている。ここで、L字状の支持部材を基板とは別部材で形成した場合にはL字状の支持部材の根元に基板と平行な曲げ面を設け、ねじ部材及びストッパと干渉しない位置では基板のおもて面から、干渉する位置では基板の裏面側から基板に対して固定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、内視鏡の操作部の内部には基板の裏面側に送気管路、送水管路、吸引管路、ライトガイドケーブル等の内蔵物が配置されている。そのため、上記実公昭63−34643号公報の装置のようにL字状の支持部材を基板の裏面側から固定する場合にはその作業時に内蔵物を破損しないように慎重に作業を行う必要があるので、作業性が悪い問題がある。
【0008】
また、衝突部がストッパに衝突して最大湾曲角度を規制する際にはL字状の支持部材の壁面に負荷が加わるが、L字状の支持部材の壁面は基板に対して直接固定されておらず、L字状の支持部材の曲げ面を介して基板に固定されているため、L字状の支持部材の根元の曲げ部には高い強度が必要となる。しかしながら、この部分に高い強度を持たせるためにはL字状の支持部材の壁面の肉厚を厚く設定したり、一般的に重量の重い強度の高い材料を用いたりする必要があるため、操作部が大型化し、重くなる問題がある。
【0009】
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的は、湾曲部の最大湾曲角度を規制するための湾曲角度設定部材の固定強度が高く、着脱が容易で、しかも操作部を小型、軽量化することができる内視鏡を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、細長い挿入部の基端部に操作部が連結され、前記挿入部を構成する可撓管の先端に湾曲部が連結されるとともに、前記挿入部に内挿された操作ワイヤの先端部が前記湾曲部の先端に固定され、かつ前記操作ワイヤの基端部側が前記操作部側に導かれ、前記操作部に配された板状部材に、前記湾曲部を湾曲操作するための湾曲操作機構と、この湾曲操作機構と前記操作ワイヤの基端部側とを連結する連結部材と、この連結部材が当接する当接部を有し、この当接部の位置を前記操作ワイヤの移動方向に沿って調整して前記湾曲部の湾曲角度を設定する湾曲角度設定手段とが配設された内視鏡において、前記湾曲角度設定手段の構成部材を前記板状部材へ固定する固定手段を前記板状部材の上面である湾曲角度設定手段の装着面と、前記板状部材の側面とにそれぞれ設けたことを特徴とする内視鏡である。
そして、湾曲角度設定手段の構成部材を板状部材へ固定する固定手段を板状部材における湾曲角度設定手段の装着面と、前記板状部材の側面とにそれぞれ設けたことにより、湾曲角度設定手段の構成部材を着脱する作業時には板状部材の上面及び側面から湾曲角度設定手段の構成部材を板状部材に着脱する作業を行うようにした。これにより、操作部内における内蔵物の無い方向からのみその作業を行うことができ、内蔵物の配置を考慮せずにその作業を簡単に行える。さらに、湾曲角度設定手段の構成部材が板状部材の上面及び側面の2方向から固定されることにより、その固定が強固に行われるようにしたものである。
請求項2の発明は、前記操作部は、前記板状部材の一面側に、前記湾曲部を湾曲操作するための湾曲操作機構が配設され、前記板状部材の他面側に、前記湾曲操作機構以外の内蔵物が配設され、前記固定手段は、前記板状部材の一面側に対して直交する方向から固定する固定ねじと、前記板状部材の側面に対して直交する方向から固定する固定ねじとを有することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡である。
請求項3の発明は、前記内蔵物は、吸引管路と、映像ケーブルと、送気管路と、送水管路と、ライトガイドファイバー等であることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡である。
請求項4の発明は、前記固定手段は、前記板状部材の前記一面側に直交する方向の固定ねじを固定するために前記一面と当接する第1の固定部、および前記板状部材の側面に対して直交する方向の固定ねじを固定するために前記側面と当接する第2の固定部を有し、前記板状部材の前記一面側において前記第1の固定部が当接する部分には、前記湾曲操作機構が配設される面よりも前記第1の固定部の肉厚分低く形成されることで前記第1の固定部を収容する凹部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態を図1(A),(B)乃至図11を参照して説明する。図1(A)は本実施の形態の内視鏡1全体の概略構成を示すものである。
【0012】
本実施の形態の内視鏡1には体腔内に挿入される細長い挿入部2の後端部に手元側の操作部3が連結されている。この操作部3にはユニバーサルコード4の基端部が連結されている。このユニバーサルコード4の先端部にはコネクタ5が連結されている。そして、内視鏡1のユニバーサルコード4はコネクタ5を介して図示しない光源装置、ビデオプロセッサに接続されている。
【0013】
また、挿入部2は先端から硬質の先端構成部6と、この先端構成部6の後端に形成された湾曲部7と、この湾曲部7の後端に形成されて可撓性を有する可撓管部8とを順次連結して構成されている。なお、湾曲部7は上下方向および左右方向の2方向にそれぞれ湾曲操作されるとともに、これらの2方向の湾曲操作を組合わせることにより、任意の方向に向けて湾曲操作可能になっている。
【0014】
また、先端構成部6には図1(B)に示すように外周面の一側部に略平面状に切欠された側視型の観察部6aが形成されている。この観察部6aには挿入部2の中心線方向と垂直な方向に向けて配設された対物レンズ9と、この対物レンズ9の方向に向けて開口するノズル10とが設けられている。
【0015】
さらに、先端構成部6の内部には図示しない撮像素子が対物レンズ9と対向配置されている。そして、対物レンズ9で捉えた映像を図示しない撮像素子で電気的な映像信号に変換するようになっている。なお、撮像素子には映像信号を送るための映像ケーブル121(図11参照)が接続されている。この映像ケーブル121は挿入部2、操作部3及びユニバーサルコード4内に順次挿通されてコネクタ5に導かれている。
【0016】
さらに、ノズル10には挿入部2内に内挿された送気管路122(図11参照)、送水管路123(図11参照)が連結されている。それらの管路は操作部3に設けられた図示しない送気送水シリンダ及びユニバーサルコード4を経てコネクタ5に導かれている。
【0017】
また、先端構成部6には対物レンズ9と同方向に向いた照明レンズ11が設けられている。この照明レンズ11の内部にはライトガイドファイバー124(図11参照)の端部が配設されている。このライトガイドファイバー124は挿入部2,操作部3及びユニバーサルコード4に順次内挿されてコネクタ5に導かれている。
【0018】
さらに、対物レンズ9及びノズル10の近傍には同方向に開口する処置具起上台収納部12が形成されている。この収納部12内には処置具起上台13が配設されている。
【0019】
次に、図1(A)に戻り、操作部3の構成について説明する。操作部3はその外部を操作部ケーシング14及び保持部ケーシング15によって水密的に覆われている。ここで、保持部ケーシング15の挿入部2側の端部には可撓管部8の急激な屈曲を防止するための弾性ゴムよりなる後述する折れ止め部材16が配設されている。
【0020】
また、操作部ケーシング14には湾曲部7を上下方向に湾曲操作するためのUD湾曲操作ノブ22B及び左右方向に湾曲操作するためのRL湾曲操作ノブ22Aが同軸に配設されている。これらの上下方向のUD湾曲操作ノブ22B及び左右方向のRL湾曲操作ノブ22Aは操作部ケーシング14の内部に配設された後述する湾曲操作機構17(図2参照)に連結されている。
【0021】
また、UD湾曲操作ノブ22B及びRL湾曲操作ノブ22Aと同軸に、処置具起上台13を起上、倒置するための起上ノブ18が配設されている。この起上ノブ18は、操作部ケーシング14の内部の後述する起上操作機構19(図2参照)に連結されている。
【0022】
さらに、操作部ケーシング14にはビデオプロセッサ等の周辺機器を遠隔操作するためのスイッチ20が複数設けられたスイッチボックス21が水密的に固定されている。なお、保持部ケーシング15には図示しない処置具を導入するための処置具導入口23が設けられている。
【0023】
また、操作部3の内部には図2に示すように湾曲操作機構17及び起上操作機構19が設けられている。これらの機構は操作部3の内部に配設された板状の地板(板状部材)24に固定されている。この地板24はアルミニウムを射出成形するダイカストによって形成されている。そして、この地板24は操作部ケーシング14に対して固定板130を介してねじ止め固定されている。
【0024】
また、図3は操作部ケーシング14に覆われた部分の湾曲操作機構17の拡大図、図4は湾曲操作ノブ22の中心軸に沿う断面図である。本実施の形態の湾曲操作機構17には湾曲部7を左右方向に湾曲操作するためのRL湾曲操作機構17Aと、湾曲部7を上下方向に湾曲操作するためのUD湾曲操作機構17Bとが設けられている。ここで、図4に示すように地板24の上面にはRL湾曲操作機構17Aが配置されている。さらに、このRL湾曲操作機構17Aの上側には仕切板25を挟んでUD湾曲操作機構17Bが配置されている。そして、UD湾曲操作機構17Bの上面にはカバー部材27が配設されている。
【0025】
また、地板24にはUD湾曲操作ノブ22B及びRL湾曲操作ノブ22Aの中心線位置に配置される軸部材26の下端部が固定ねじ140によってねじ止め固定されている。この軸部材26の上端部は仕切板25及びカバー部材27を貫通した状態で操作部ケーシング14の外側に延出されている。
【0026】
さらに、軸部材26の外側には円筒状のRL回転筒体32Aと、このRL回転筒体32Aの外側に配置されたUD回転筒体32Bとがそれぞれ独立に回転自在に装着されている。
【0027】
また、軸部材26の下端部側には2つのスプロケット、すなわちRL湾曲操作機構17AのRLスプロケット28Aと、UD湾曲操作機構17BのUDスプロケット28Bとがそれぞれ回転可能に支持されている。ここで、RLスプロケット28Aは内側のRL回転筒体32Aの下端部に、またUDスプロケット28BはUD回転筒体32Bの下端部にそれぞれ固定されている。
【0028】
さらに、RL回転筒体32Aの上端部にはRL湾曲操作ノブ22Aが、またUD回転筒体32Bの上端部にはUD湾曲操作ノブ22Bがそれぞれ連結されている。そして、RLスプロケット28AはRL回転筒体32Aを介してRL湾曲操作ノブ22Aに連結され、UDスプロケット28BはUD回転筒体32Bを介してUD湾曲操作ノブ22Bに連結されている。
【0029】
また、RLスプロケット28AにはRLチェーン部材29A、UDスプロケット28BにはUDチェーン部材29Bがそれぞれ巻回されている。ここで、仕切板25にはUDスプロケット28B及びRLスプロケット28Aと対向する挿入部2側の縁部に押え部30が樹脂のアウトサート成形によって一体的に形成されている。この押え部30はUDスプロケット28B及びRLスプロケット28Aの位置を規制すると共に、UDスプロケット28B及びRLスプロケット28AからRLチェーン部材29A及びUDチェーン部材29Bを引き離すものである。
【0030】
さらに、仕切板25の両側辺部にはRLチェーン部材29A及びUDチェーン部材29Bの側方へのはみ出しを防止し、さらに湾曲操作時に生じるRLチェーン部材29A及びUDチェーン部材29Bの弛みを吸収するための空間部131を形成する側壁部31が樹脂のアウトサート成形によって一体的に形成されている。
【0031】
また、RLスプロケット28A及びUDスプロケット28Bの外周部にはRLチェーン部材29A及びUDチェーン部材29Bの外れを防止するカバー部材33が地板24に対して固定ねじ141でねじ止め固定されている。このカバー部材33にはRL回転筒体32A及びUD回転筒体32Bが内挿される筒部材34が固定ねじ142でねじ止め固定されている。
【0032】
また、図5は保持部ケーシング15によって覆われた部分の湾曲操作機構17の拡大図を示す。この図5に示すようにRLチェーン部材29A及びUDチェーン部材29Bの各チェーン部材29の端部には連結部材38の基端部が連結されている。この連結部材38の先端部側には挿入部2内に配設された操作ワイヤ39の基端部が連結されている。この操作ワイヤ39の先端部は湾曲部7の先端に固定されている。なお、この操作ワイヤ39は複数のワイヤを撚り合わせることで製作され、柔軟性を有する撚り線ワイヤを用いている。
【0033】
また、この操作ワイヤ39はガイドコイル40に内挿されている。このガイドコイル40の先端部は可撓管部8の先端に固定されている。なお、このガイドコイル40の基端部側は可撓管部8に内挿されて操作部3に導かれている。さらに、このガイドコイル40の手元側端部には図5に示すように係止ブロック41が半田等によって固定されている。この係止ブロック41は地板24に固定ねじ152でねじ止め固定されたL字状の係合板42に係合固定されている。
【0034】
そして、RL湾曲操作ノブ22Aの回転操作時にはこのノブ22Aの回転がRL回転筒体32Aを介してRLスプロケット28Aに伝達され、このRLスプロケット28Aがノブ22Aとともに回転するようになっている。さらに、このRLスプロケット28Aの回転にともないRLチェーン部材29Aが走行駆動され、このRLチェーン部材29Aの走行動作にともない連結部材38を介して操作ワイヤ39が牽引駆動されて湾曲部7が左右方向に湾曲操作されるようになっている。
【0035】
同様に、UD湾曲操作ノブ22Bの回転操作時にはこのノブ22Bの回転がUD回転筒体32Bを介してUDスプロケット28Bに伝達され、このUDスプロケット28Bがノブ22Bとともに回転するようになっている。さらに、このUDスプロケット28Bの回転にともないUDチェーン部材29Bが走行駆動され、このUDチェーン部材29Bの走行動作にともない連結部材38を介して操作ワイヤ39が牽引駆動されて湾曲部7が上下方向に湾曲操作されるようになっている。
【0036】
また、操作部ケーシング14の先端部には保持部ケーシング15の後端部と嵌合するリング状の嵌合凹部14aが形成されている。そして、保持部ケーシング15の後端部は操作部ケーシング14の嵌合凹部14aに嵌着され、その端面及び内面が操作部ケーシング14の嵌合凹部14aに当接した状態で連結されている。さらに、保持部ケーシング15の後端部と操作部ケーシング14の嵌合凹部14aとの当接部にはOリング134が装着され、この当接部が水密的にシールされている。
【0037】
また、図6(A)〜(C)は連結部材38と操作ワイヤ39との連結部を示すものである。ここで、連結部材38の後端部にはチェーン部材29(RLチェーン部材29AおよびUDチェーン部材29B)との連結部38Aが設けられている。
【0038】
さらに、連結部材38には操作ワイヤ39の基端部を係脱可能に係止するワイヤ係止部43が設けられている。このワイヤ係止部43には図6(C)に示すように連結部材38の一側面に開口された係合空間43Aが設けられている。この係合空間43には内部側に向けて突設された複数の係合凸部44が操作ワイヤ39の軸方向に沿って並設されている。ここで、係合空間43内には操作ワイヤ39の軸方向に沿って円形溝132を複数連設させることにより、隣接する円形溝132間の連設部分によってこれらの係合凸部44が形成されている。
【0039】
また、連結部材38の他側面(係合空間43の底面)には図6(A),(B)に示すように操作ワイヤ39の軸方向に沿って延設された長孔52と、連結部材38の外面側に突出させた略爪状の当接部88とが形成されている。ここで、長孔52はチェーン部材29との連結部38A側に配置され、係合空間43より狭い幅に設定されている。さらに、当接部88は長孔52よりも操作ワイヤ39との連結部側に配置されている。
【0040】
また、操作ワイヤ39の手元側端部には略管状の止め部材45が半田143によって固定されている。この止め部材45には手元側に大径部46、先端側に小径部47がそれぞれ形成されている。さらに、小径部47には係合部材49が装着されている。
【0041】
この係合部材49は連結部材38の円形溝132と略同径の円柱形状に形成されている。そして、この係合部材49にはその円柱形状の中心線と垂直方向に延設され、その上面及び底面の略中央に貫通した貫通孔48が設けられている。この貫通孔48は止め部材45の小径部47より大径で、大径部46より小径に設定されている。
【0042】
さらに、係合部材49には貫通孔48に止め部材45の小径部47を挿通した際に大径部46の端部が当接する位置に平面部50(図6(C)参照)が形成されている。なお、本実施の形態の係合部材49には貫通孔48の他端側の開口部にも同様の平面部50が形成されている。そのため、係合部材49は貫通孔48の左右対称の形状となっている。
【0043】
そして、係合部材49を円形溝132に挿入することで凸部44によって操作ワイヤ39の軸方向の動きが規制された状態で止め部材45が係合空間43内に係合固定されている。これにより、操作ワイヤ39の連結位置を操作ワイヤ39の軸方向に沿って移動可能な状態で係止するワイヤ固定位置の調整手段が構成されている。
【0044】
さらに、係合部材49の係合位置より手元側には円形溝132と略同径で円柱形状の規制部材51が配設されている。そして、規制部材51が円形溝132に係合されることにより、係合空間43内での止め部材45の動きを規制するようになっている。
【0045】
また、地板24には図5に示すように、連結部材38の移動をガイドするガイド壁133が地板24から略垂直に立設されている。このガイド壁133は連結部材38の係合空間43の開口側に当接し、連結部材38の移動をガイドするようになっている。また、ガイド壁133側に配設されている連結部材38、係合部材49、規制部材51の稜線にはそれぞれ面取りが施されている。
【0046】
また、操作部3の内部には湾曲部7の上下方向および左右方向の2方向のそれぞれの最大湾曲角度を設定するための湾曲角度設定機構(湾曲角度設定手段)53及び2つの連結部材38の側方の走行位置を規制する2つのガイド部材54がそれぞれ設けられている。ここで、2つのガイド部材54には図7に示すように金属板をU字状に曲げることでU字部59がそれぞれ形成されている。このU字部59の端面部の一方にはガイド部材54の長手方向と略平行で、地板24の側方に配設されるように曲げられた固定用曲げ面55が形成されている。さらに、U字部59の他方の端面部には固定用曲げ面55の外側の面に当接した状態で配設される当接用曲げ面56が形成されている。
【0047】
また、固定用曲げ面55には固定用貫通孔139が設けられて、当接用曲げ面56は固定用貫通孔139を覆わないように配置されている。
また、2つのガイド部材54は上下2段に積み重ねられた状態で固定用曲げ面55の固定用貫通孔139を介して係合部材58に固定ねじ146によってそれぞれねじ止め固定されている。ここで、U字部59の端部は図8(B)に示すように係合部材58に設けられた係合溝60に係合固定され、U字部59の幅が規制されている。このとき、ガイド部材54は固定用曲げ面55のみで係合部材58に固定されているが、当接用曲げ面56は固定用曲げ面55に当接した状態で配設されているため当接用曲げ面56側のU字部59は内側に突出することが無い。そのため、当接用曲げ面56側のU字部59が内側に突出して連結部材38の摺動を妨げることはない。
【0048】
また、係合部材58にはガイド部材54の中心線と略同方向に開放するU字状の切り欠き部61が設けられている。さらに、U字部59の長手方向の略中央部にはU字部59の幅を規制するスペーサ57がそれぞれ接着等により一体的に固定されている。なお、U字部59の地板24側に配設される面には地板24の方向に突出する抜け止め用曲げ部67が突設されている。
【0049】
次に、湾曲角度設定機構53について説明する。この湾曲角度設定機構53には地板24に対して固定される1つの固定部材(湾曲角度設定手段構成部材)68と、上下方向および左右方向の2方向のそれぞれの最大湾曲角度を調整するための2つの調整ねじ(湾曲角度設定手段構成部材)69と、2つのストッパ(湾曲角度設定手段構成部材)70とが設けられている。ここで、固定部材68は地板24の上面と平行な固定面71と、地板24の側方に配設される側を固定面71と垂直に折り曲げた側面壁72と、その側面壁72の先端側端部を連結部材38の摺動方向と略垂直に折り曲げたねじ受け面73とによって形成されている。さらに、ねじ受け面73には上下方向および左右方向の各方向のガイド部材54と相対する位置にねじ挿通孔74がそれぞれ形成されてる。
【0050】
また、ストッパ70は調整ねじ69のねじ部75が螺合可能なねじ穴部76が設けられた保持部77と、ねじ穴部76の中心線と垂直方向に突出したストッパ部78とから構成されている。さらに、固定部材68のねじ受け面73に設けられたねじ挿通孔74にはその先端側よりねじ部75が挿通される。そして、このねじ部75がストッパ70のねじ穴部76に螺合されることで固定部材68、調整ねじ69、ストッパ70が一体化されている。
【0051】
また、調整ねじ69の手元側の端部にはねじ溝が形成されていない回転支持部79が設けられている。この回転支持部79は係合部材58に設けられた回転孔80に回転可能な状態で支持されている。ここで、調整ねじ69の回転支持部79とは反対側の端部には固定部材68のねじ挿通孔74より大径の調整部81が設けられている。そして、調整部81とストッパ70との隙間を固定部材68の肉厚より大きく設定しておくことにより、その隙間分だけ固定部材68と調整ねじ69及びストッパ70はその軸方向に沿って相対的に移動可能となる。
【0052】
また、調整部81の先端側の端面には十字状の溝部82が形成されている。この溝部82にはネジ止め部材83の規制部84が係脱可能に係合されるようになっている。そして、この溝部82にはネジ止め部材83の規制部84が係合された状態で、固定部85が固定部材68の側面壁72に固定ねじ144によってねじ止め固定されることにより、調整ねじ69の回転を規制するようになっている。これによって固定部材68と調整ねじ69及びストッパ70の相対移動が不能となり、係合部材58に対しては回転支持部79と回転孔80との係合方向に対してのみ相対的に移動可能となっている。
【0053】
また、本実施の形態の湾曲角度設定機構53では連結部材38の当接部88とストッパ70のストッパ部78とを当接させて連結部材38の移動を規制することにより、湾曲部3の最大湾曲角度を規制するようになっている。さらに、調整ねじ69の調整部81の溝部82とネジ止め部材83の規制部84との係合を解除した状態で、湾曲角度設定機構53の調整ねじ69を回転操作することによってストッパ70を操作ワイヤ39の移動方向に沿って移動させ、ストッパ部78の位置を調整することにより、湾曲部3の最大湾曲角度を任意に設定可能になっている。
【0054】
また、地板24には図8(A)に示すように固定部材68の固定面71を収容する凹部87が形成されている。この凹部87は地板24に沿って連結部材38が摺動する面より固定面71の肉厚分低い位置に形成されている。そして、この凹部87には固定面71が地板24の上面側から地板24に対して固定ねじ(固定手段)145によってねじ止め固定されている。さらに、固定面71の先端側端部には下側のガイド部材54の抜け止め用曲げ部67が略当接した状態で配設されている。
【0055】
また、固定部材68の側面壁72には固定用凸部86が形成されている。そして、固定部材68は固定用凸部86において固定面71での固定方向と垂直で、地板24の側方からも固定ねじ(固定手段)147によってねじ止め固定されている。
【0056】
また、上下の2つのガイド部材54は、上下の2つのガイド部材54のU字部59間に仕切板25を挟み込み、かつ上側のガイド部材54のU字部59の上にカバー部材27を配した状態に組付けられる。この状態で、上下の2つのガイド部材54は、スペーサ57が固定されている部分で、地板24の連結部材38が摺動する面と同一の面に固定ねじ(固定手段)153によってねじ止め固定されている。このとき、ガイド部材54のU字部59の間には連結部材38の当接部88及びストッパ70のストッパ部78がそれぞれ挿入された状態で配設されている。
【0057】
そして、本実施の形態では湾曲角度設定機構53の固定部材68が地板24の上面及び側面から固定ねじ145、147によって着脱可能に固定されている。また、地板24には図8(B)に示すように係合部材58の支柱62が固定されている。この支柱62には円柱状の係合部63と、この係合部63の上端部に形成され、係合部63より小径の取付け方向規制部64と、この取付方向規制部64の上端部にけられ、係合部63より大径の垂直位置規制部65とが設けられている。
【0058】
さらに、垂直位置規制部65には図5及び図8(A)に示すように、垂直位置規制部65の円周の一部を切り欠くことで固定用切り欠き66が形成されている。ここで、係合部材58の切り欠き61は支柱62の係合部63及び取付方向規制部64と対応する形状となっており、地板24から垂直位置規制部65の下面まで長さは係合部材58の長さと略同等となっている。
【0059】
そして、支柱62は固定用切り欠き66を保持した状態で図8(B)に示すように地板24に対してその裏面側から固定ねじ148によってねじ止め固定されている。さらに、この支柱62の係合部63及び取付方向規制部64には、係合部材58がその取り付け方向及び垂直方向の動きが規制され、かつこの支柱62の中心に対して回転可能な状態で係合固定されている。
【0060】
また、図9は起上ノブ18の近傍の起上操作機構19を示すものである。この起上操作機構19には湾曲操作ノブ22と同軸に回動可能に支持された操作リング35が設けられている。この操作リング35には起上ノブ18が固定されている。さらに、この操作リング35には連結部材89の一端部が回動可能に連結されている。
【0061】
この連結部材89の他端部にはピストン90が同様に回動可能に連結されている。このピストン90には挿入部2に内挿されている図示しない起上ワイヤの基端部が固定されている。この起上ワイヤの先端部は処置具起上台13に連結されている。そして、起上ノブ18の操作によって処置具起上台13の起上及び倒置が可能となっている。
【0062】
なお、図9に示すように支柱62の固定用切り欠き66は、処置具起上台13を倒置した状態で連結部材89が配置される位置と相対するように配置されているため、処置具起上台13を倒置した際に支柱62が連結部材89と干渉することは無い。
【0063】
また、本実施の形態の操作部3と挿入部2との連結部に配設されている折れ止め部材16の構成を図10(A),(B)を参照して説明する。なお、図10(A)は折れ止め部材16と保持部ケーシング15の連結部近傍の断面図を、図10(B)は折れ止め部材16の可撓管部8側端部の断面図をそれぞれ示す。ここで、地板24の先端側の端部には図10(A)に示すように円筒部材91の基端部が固定ねじ149でねじ止め固定されている。この円筒部材91の先端部には可撓管部8の基端部が固定ねじ150でねじ止め固定されている。
【0064】
また、円筒部材91の基端部側には保持部ケーシング15の先端部が外装されている。さらに、この円筒部材91の先端側には折れ止め部材16が外装されている。
【0065】
また、円筒部材91には分岐部材93が固定ねじ151でねじ止め固定されている。この分岐部材93は先端構成部6の収納部12に開口を有する処置具挿通管路92と、処置具導入口23への通路を形成する口金部材94とを連結するものである。ここで、分岐部材93と口金部材94との連結部には異形のパッキン95が配設されることで水密が保たれている。同様に、口金部材94と保持部ケーシング15との間もOリング134及びゴム製の水密蓋96によって水密が保たれている。
【0066】
さらに、分岐部材93の手元側には吸引管路97の先端部が連結されている。この吸引管路97の基端部側は図11に示すように地板24の裏面側を走行する状態で配設されて図示しない吸引シリンダに導かれている。なお、映像ケーブル121、送気管路122、送水管路123及びライトガイドファイバー124も地板24の裏面側を走行する状態で配設されている。
【0067】
また、口金部材94が配設されている位置より先端側の円筒部材91の外周面にはねじ部98が形成されている。この口金部材94のねじ部98には固定リング100の内周面の雌ねじ部が螺合され、保持部ケーシング15を操作部ケーシング14方向に付勢した状態で配設されている。
【0068】
さらに、固定リング100より先端側の円筒部材91の外周面には折れ止め部材16の固定用のねじ部101が設けられている。ここで、折れ止め部材16は金属製の略円筒状の受け部材99と、その外周面を覆うように配設された略円筒状の折れ止めゴム102とから構成されている。そして、この折れ止め部材16は受け部材99をねじ部101に螺合させることで円筒部材91に固定されている。
【0069】
また、受け部材99と当接する保持部ケーシング15の端部との間にはOリング135が、受け部材99と当接する可撓管部8との間にはOリング136がそれぞれ配設され、水密状態が保たれている。
【0070】
さらに、折れ止めゴム102における可撓管部8側の端部外周面には図10(B)に示すように円環状の凹部103が形成されている。そして、この折れ止めゴム102の凹部103の先端側には薄肉部137が形成されている。
【0071】
また、薄肉部137の内径寸法は可撓管部8の外径寸法と同等か、多少大きく設定されている。さらに、この折れ止めゴム102の先端側の薄肉部137の部分には薄肉でゴム製の弾性チューブ104の後端部が凹部103に当接した状態で被覆されている。この弾性チューブ104の先端部は可撓管部8の外周面に被覆されている。そして、折れ止めゴム102の先端側の薄肉部137と可撓管部8との接合部の周囲はこの弾性チューブ104によって覆われている。なお、弾性チューブ104の内径寸法は可撓管部8の外径寸法より小さく設定されており、例えば折れ止めゴム102の内径寸法の90%以下程度に設定されている。これにより、弾性チューブ104と可撓管部8との間は強固に密着し、さらに折れ止めゴム102の薄肉部137も可撓管部8に密着する方向に付勢されて密着した状態で装着されている。また、折れ止めゴム102の先端側の凹部103の深さは弾性チューブ104の肉厚と略同等に設定されている。
【0072】
次に、上記構成の作用について説明する。まず、本実施の形態の内視鏡1の湾曲操作について説明する。操作部3のいずれか一方の湾曲操作ノブ、例えばRL湾曲操作ノブ22Aを所望の方向に回転させると、RL回転筒体32Aを介してRLスプロケット28Aに回転動作が伝達され、このRLスプロケット28Aに巻回されたRLチェーン部材29Aが手元側に引き込まれる。
【0073】
このとき引き出される側のRLチェーン部材29Aは押え部30によってRLスプロケット28Aから引き離されるためRLチェーン部材29AがRLスプロケット28Aに絡み付くことで湾曲操作を妨げることが無い。また、引き離されたチェーン部材29には弛みが生じるが、側壁部31によって側面が覆われた空間部131でその弛みが吸収され、側壁部31が側方に突出することもないため、良好な操作性が得られる。さらに、押え部30及び側壁部31は仕切板25に対して一体的に成形されているため、組立作業が不要で製作が容易である。
【0074】
また、RLチェーン部材29Aが手元側に引き込まれる動作にともない連結部材38、係合部材49及び止め部材45を介して操作ワイヤ39が手元側に引き込まれる。これにより、湾曲部7が所望の方向に湾曲される。このとき、操作ワイヤ39に張力が加わると、その撚り方法によって操作ワイヤ39は回転するが、止め部材45は係合部材49に対して相対的に回転可能であるためにその回転は吸収される。そのため、止め部材45と操作ワイヤ39の固定部には上記回転に起因する負荷が加わることは無く、操作性を妨げる事も無い。
【0075】
また、止め部材45と係合部材49とを別体としているため、止め部材45の体積を縮小でき、操作ワイヤ39を半田によって固定する際の作業が容易である。さらに、湾曲部7の湾曲方向と逆の止め部材45には、操作ワイヤ39を介して手元側に押込まれる方向に負荷が加わるが、規制部材51によって止め部材45の位置が規制されているため、係合部材49から止め部材45が外れることは無く、連結部材38を介してRLチェーン部材29Aが手元側に押込まれ、前記空間部131でRLチェーン部材29Aが弛むことで上記負荷が吸収される。
【0076】
また、RL湾曲操作ノブ22Aをさらに回転させると連結部材38の当接部88がストッパ70のストッパ部78に当接することでその回転範囲、つまり湾曲部7の最大湾曲角度が規制される。ここで、連結部材38の当接部88とストッパ70のストッパ部78とが当接した状態でさらにRL湾曲操作ノブ22Aに負荷を加えると調整ねじ69の調整部81によってねじ受け面73との当接部が手元側に引き込まれるため、固定部材68には固定面71と側面壁72との間に相対的に捩じれる負荷が加わる。しかし、固定部材68は固定面71と固定用凸部86において、その直交する2方向から固定ねじ145、147によって地板24に固定されているため、上記負荷に対しても高い固定強度が得られる。
【0077】
なお、ここではRL湾曲操作ノブ22Aを所望の方向に回転させる場合の作用について説明したが、UD湾曲操作ノブ22Bを所望の方向に回転させる場合の作用についても同様である。
【0078】
また、湾曲部7の最大湾曲角度を設定する揚合にはネジ止め部材83を固定している固定ねじ144を外し、調整ねじ69の溝部82と規制部84との係合を外す。これによって調整ねじ69は回動可能となる。この状態で、回転支持部79と係合部材58の回転孔80とを係合させたまま、調整ねじ69を回転させるとストッパ70はねじ部75に案内されて操作ワイヤ39の移動方向に移動する。この操作によってストッパ70のストッパ部78を操作ワイヤ39の移動方向に移動させることにより、ストッパ70のストッパ部78と連結部材38の当接部88との当接位置を調整することで湾曲部7の最大湾曲角度が設定される。
【0079】
また、上記作業で湾曲部7の最大湾曲角度が調整しきれない場合にはストッパ70をストッパ部78の位置が異なる他のストッパ70に付け替える必要がある。その場合、調整ねじ69を手元側に引き出すことで回転支持部79と係合部材58の回転孔80との係合を外し、さらに固定部材68を固定している2個所の固定ねじ147、145を外すことで、操作部3の地板24から湾曲角度設定機構53を一体的に取外すことが出来る。
【0080】
そして、ストッパ70をストッパ部78の位置が異なるものに付け替え、上記と逆の作業で湾曲角度設定機構53を操作部3の地板24に組付け、ストッパ70のストッパ部78の位置を調整することで湾曲部7の所望の最大湾曲角度を得ることができる。このとき、固定部材68の固定は地板24の上面側からとそれと直交する側面側から2個所の固定ねじ147、145をねじ込む作業によって行われる。そのため、地板24の裏面側に配設された内蔵物に影響を与えないため、それらに損傷を与えることは無い。
【0081】
次に、折れ止め部材16の作用について説明する。挿入部2を体腔内に挿入する場合、その挿入動作の進行にともない可撓管部8は操作部3に対してさまざまな方向に屈曲させる操作が行われる。この際、操作部3と可撓管部8との接合部では弾性を有する折れ止めゴム102によって可撓管部8はなだらかに屈曲するため、可撓管部8の座屈が防止される。
【0082】
さらに、弾性チューブ104によって折れ止めゴム102の薄肉部137は可撓管部8を強く締め付けた状態で取付けられているため、上記操作によっても弾性チューブ104と可撓管部8との当接部及び弾性チューブ104と折れ止めゴム102の薄肉部137との当接部に隙間が生じることはない。また、弾性チューブ104及び折れ止めゴム102の薄肉部137は薄肉であるため可撓管部8を強く締め付けても柔軟であり、負荷は軽微であるため可撓管部8が座屈することはない。さらに、折れ止めゴム102の凹部103の深さと弾性チューブ104の肉厚は略同等であるため、外観上も滑らかである。
【0083】
次に、繰返して湾曲部7を湾曲操作することで操作ワイヤ39に生じる弛みを除去する方法について説明する。この場合には、まず操作部3の保持部ケーシング15を外して湾曲操作機構17を露出する必要があり、それには折れ止め部材16を外す必要がある。
【0084】
この折れ止め部材16を外す際には、まず弾性チューブ104を切断して除去する。ここで、弾性チューブ104はチューブ状の部材であるため安価であり、しかも小さいため持ち運びが容易である。
【0085】
次に、折れ止め部材16をねじ込み方向とは逆方向に回転させ、受け部材99と円筒部材91との螺合を外した後に折れ止め部材16を先端方向に移動させる。このとき、弾性チューブ104が外された折れ止め部材16は可撓管部8に接するか、または多少隙間が生じた状態であるため、上記回転操作や先端方向にずらす際に可撓管部8を損傷することが無く、さらに治具等を使用する必要が無いため作業が容易である。
【0086】
次に、水密蓋96及び口金部材94と分岐部材93の連結を外して口金部材94を取り去り、固定リング100を回転させてねじ部98との螺合を外す。これにより、保持部ケーシング15の固定状態が解除され、保持部ケーシング15を先端側にずらすことで湾曲操作機構17が外部に露出される。
【0087】
続いて、連結部材38の側方のガイド部材54を外し、連結部材38の部分で操作ワイヤ39の弛みを除去する作業スペースを確保する必要がある。このとき、ガイド部材54を外すに当たってはその側方の湾曲角度設定機構53も併せて外す必要がある。
【0088】
それらを外す際には、まず固定部材68を固定している2本の固定ねじ147、145を外す。この際、地板24の裏面側の内蔵物を損傷することが無いことは前述の通りである。
【0089】
また、固定部材68の固定面71とガイド部材54の抜け止め用曲げ部67は略当接した状態で配設されているため回転支持部79と回転孔80の係合が外れることはなく、湾曲角度設定機構53とガイド部材54は一体化された状態が保たれる。
【0090】
その後、スペーサ57が固定された部分でガイド部材54、仕切板25及びカバー部材27を固定している固定ねじ153を外す。これにより、湾曲角度設定機構53、ガイド部材54及びスペーサ57が一体化された部材は支柱62に対して係合部材58が係合されたのみの状態となる。
【0091】
続いて、上記一体化された部材を挿入部2の方向に引き出す。このとき、ガイド部材54や抜け止め用曲げ部67が係合板42や地板24に干渉する揚合には支柱62を支点とした回転操作を組み合せることで一体的に外すことができる。
【0092】
この状態で、次に、操作ワイヤ39の弛みを除去する作業が行われる。ここでは、まず連結部材38を地板24の側方に引き出すことで係合空間43の円形溝132と係合部材49との係合を外す。このとき、ガイド部材54及び湾曲角度設定機構53が外され、広い作業スペースが確保されているため作業性が良い。
【0093】
次に、操作ワイヤ39の弛み量に合わせて各方向の操作ワイヤ39の調整長さを決定し、その長さ分、規制部材51の円形溝132への係止位置を手元側にずらす。このとき、連結部材38の長孔52を介して規制部材51を外側に押出すことで規制部材51を容易に円形溝132から外すことが出来る。
【0094】
その後、係合部材49を規制部材51が係合されている位置より2つ分挿入部2側の円形溝132に係合する。このとき、その前後に形成された凸部44によって係合部材49がその軸方向にずれることはない。以上の作業によって操作ワイヤ39の弛みは除去され、湾曲操作ノブ22の遊びは解消される。
【0095】
次に、再組立の作業として、まず湾曲角度設定機構53、ガイド部材54及びスペーサ57が一体化された部材を上記と逆の作業で操作部3の地板24に組付ける。このとき、ストッパ70のストッパ部78の位置は分解前と同じ位置に配置される。なお、最大湾曲角度の減少は操作ワイヤ39の弛みによって生じるので、上記作業で操作ワイヤ39の弛みを除去しているため、再組立作業時には最大湾曲角度の再設定を行う必要は無い。
【0096】
次に、固定リング100、口金部材94及び折れ止め部材16をそれぞれ組付け、最後に新しい弾性チューブ104を組付ける。この弾性チューブ104を組付ける際には挿入部2の最大径及び折れ止めゴム102の薄肉部137より大径で、折れ止めゴム102における凹部103より手元側の部分より小径の図示しない作業用パイプに弾性チューブ104を外装し、その作業用パイプを先端構成部6側から挿入する。この作業用パイプは折れ止めゴム102の凹部103に当接することでそれ以上手元側へ引き込むことはできないため、固定の位置決め作業が容易である。その後、弾性チューブ104を保持した状態で、作業用パイプを引き抜くが、その際には弾性チューブ104の端面と折れ止めゴム102の凹部103とを密着させた状態で作業用パイプを引き抜くことで外観が平滑な状態で組み立てられる。
【0097】
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態では湾曲角度設定機構53の固定部材68は、地板24における湾曲操作機構17の装着面側に、地板24の上面と側面から固定ねじ145、147によってそれぞれ固定するようにしたので、操作部3内における地板24の裏面側の吸引管路97、映像ケーブル121、送気管路122、送水管路123及びライトガイドファイバー124などの内蔵物の無い方向からのみ湾曲角度設定機構53の固定部材68の着脱作業を行うことができる。そのため、湾曲角度設定機構53の着脱作業時に、地板24の裏面側の吸引管路97、映像ケーブル121、送気管路122、送水管路123及びライトガイドファイバー124などの内蔵物を破損するおそれが無いので、湾曲角度設定機構53の固定部材68の着脱作業を操作部3内における地板24の裏面側の内蔵物の配置を考慮せずに簡単に行うことができる。
【0098】
さらに、湾曲角度設定機構53の固定部材68が地板24に固定された状態では湾曲角度設定機構53の固定部材68は、地板24における湾曲操作機構17の装着面側で、地板24の上面側の固定ねじ145と、地板24の側面側の固定ねじ147とによって2方向から固定しているので、湾曲部7が最大湾曲角度まで湾曲された際にストッパ70のストッパ部78と連結部材38の当接部88とが当接することによって加わる負荷に対して高い固定強度が得られる。その結果、従来のように湾曲角度設定機構の構成部品に重量の重い強度の高い材料を用いる必要がないので、操作部3を小型、軽量化する上で有利となる。
【0099】
また、図12および図13は本発明の第2の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図1(A),(B)乃至図11参照)の内視鏡1の湾曲操作機構17のガイド部材54の構成を次の通り変更したものである。
【0100】
すなわち、本実施の形態のガイド部材54は湾曲部7を湾曲させないニュートラル時の連結部材38の先端側端部の近傍で2分割され、それぞれU字状に形成された手元側ガイド部材105と先端側ガイド部材106とによって構成されている。ここで、ガイド部材54の手元側ガイド部材105と先端側ガイド部材106との分割位置は湾曲角度設定機構53より先端側に配置されている。なお、図12における連結部材38の配置は、湾曲部7を湾曲させないニュートラルの状態を示している。
【0101】
また、手元側ガイド部材105及び先端側ガイド部材106は第1の実施の形態のガイド部材54と同様に、それぞれ2段に積み重ねられた状態で配置されている。
【0102】
また、手元側ガイド部材105の先端側端部には、スペーサ57、仕切板25及びカバー部材27が第1の実施の形態と同様の位置関係で配されており、それらは固定部材68の固定面71に対して固定ねじ154で直接固定されている。
【0103】
さらに、先端側ガイド部材106は手元側ガイド部材105と同様の位置関係でスペーサ57、仕切板25及びカバー部材27が2個所に設けられており、その部分で地板24に対してそのおもて面側から固定ねじ155で固定されている。
【0104】
ここで、地板24に設けた凹部87は第1の実施の形態と同様に固定面71の上面が地板24の連結部材38が摺動する面と同位置の高さとなるようにその深さが設定されている。その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
【0105】
次に、上記構成の作用について説明する。本実施の形態では湾曲操作ノブ22(UD湾曲操作ノブ22B及びRL湾曲操作ノブ22A)に遊びが生じた場合、まず湾曲操作ノブ22をニュートラルの位置にセットする。続いて、そのニュートラル位置から各方向に湾曲操作ノブ22を回転させ湾曲部7が湾曲し始まるのまでの回転角度を測定する。そして、この角度とスプロケット28のピッチ円の直径より各方向の操作ワイヤ39の弛み量が算出される。
【0106】
その後、第1の実施の形態と同様の作業によって保持部ケーシング15を外し、操作ワイヤ39の弛みを除去する方向の先端側ガイド部材106を固定している固定ねじ155を外す。このとき、湾曲部7をニュートラルの状態としておけば連結部材38の側方には手元側ガイド部材105が配されているため、連結部材38の位置は規制されている。
【0107】
次に、湾曲操作ノブ22を操作ワイヤ39の弛みを除去したい方向と逆方向に回転させる。つまり、湾曲部7を上方向に湾曲させるための操作ワイヤ39の弛みを除去する際には下方向に回転させる。そうすると湾曲させた方向の連結部材38は手元側に引き込まれる。このとき、それと逆の操作ワイヤ39の弛みを除去したい側の連結部材38は先端側に引き出されて連結部材38は先端側ガイド部材106が取り外された位置に配される。
【0108】
その状態では連結部材38は側方に引き出すことが可能となる。このとき、湾曲させた方向の連結部材38は依然として手元側ガイド部材105によって側方への動きを規制されたままの状態で保持される。
【0109】
そうなると第1の実施の形態で示した止め部材45の係合部材49及び規制部材51と、連結部材38の円形溝132との係合位置を手元側にずらす作業が行え、操作ワイヤ39の弛みを除去することができる。なお、操作ワイヤ39の弛み量は事前に測定されているため、ここで連結部材38がニュートラルの位置に配されていなくても上記作業の支障となることは無い。
【0110】
そこで、本実施の形態では操作ワイヤ39の弛みの除去作業時に湾曲角度設定機構53全体を外すこと無く、ガイド部材54の一部である先端側ガイド部材106を外すのみで操作ワイヤ39の弛みの除去が行えるため作業が容易である。
【0111】
また、操作ワイヤ39の弛みを除去する方向以外の連結部材38はその位置が規制されたままの状態であるため作業の妨げとなることはない。さらに、先端側ガイド部材106の固定は地板24の上面側のみから行われているため内蔵物に損傷を与えることも無い。
【0112】
また、図14(A),(B)および図15(A)〜(C)は本発明の第3の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図1(A),(B)乃至図11参照)の内視鏡1の湾曲操作機構17の構成を次の通り変更したものである。なお、図14(A)は保持部ケーシング15に覆われた部分の湾曲操作機構17の上面図を示すものである。
【0113】
本実施の形態の支柱62は図14(B)に示すように地板24を間に挟み込んだ状態で固定リング107を介して固定ねじ156で固定されている。これによって支柱62は地板24に対して回動可能な状態で保持されている。
【0114】
また、本実施の形態の支柱62には第1の実施の形態では係合部材58に設けられていた回転孔80が設けられている。そして、この支柱62の回転孔80に調整ネジ69の回転支持部79が回動可能に支持されている。
【0115】
さらに、支柱62にはガイド部材54の端部が係合されている。図15(B)は支柱62とガイド部材54との係合部を示している。本実施の形態のガイド部材54には第1の実施の形態に示した固定用曲げ面55及び当接用曲げ面56が設けられておらず、支柱62側に配されるガイド部材54の両端部は対称形状となっている。
【0116】
そして、このガイド部材54の端部にはU字状の切り欠き部108が設けられている。また、支柱62にはガイド部材54の切り欠き部108との係合位置にこの切り欠き部108と相対した形状の係合溝109が設けられている。そして、支柱62の係合溝109にガイド部材54の切り欠き部108を係合させるとそれらはU字状の係合面に沿って接するため両者間の相対的な回動が不能となる。なお、ここで、切り欠き部108と係合溝109との係合部位を接着固定することによってその係合方向に対しても移動不能に固定しも良い。
【0117】
さらに、支柱62の上面には図15(A)に示すように回転規制溝110が形成されている。この回転規制溝110と相対する操作部ケーシング14の先端側口元には同様の規制溝111が設けられている。そして、支柱62の回転規制溝110及び操作部ケーシング14の規制溝111には回転止め部材112が挿通されて係合固定されており、支柱62と地板24との回動が規制されている。その他のガイド部材54及び湾曲角度設定機構53の固定構造等は第1の実施の形態と同様である。
【0118】
次に、上記構成の作用について説明する。本実施の形態では操作ワイヤ39に弛みが生じた場合には、まず第1の実施の形態と同様にガイド部材54及び湾曲角度設定機構53を固定している固定ねじ145,147,153を外すが、その際に内蔵物に損傷を与えることが無いことは前述の通りである。
【0119】
その後、回転止め部材112を外す。これにより、支柱62は地板24に対して相対的に回動可能となる。このとき、湾曲角度設定機構53及びガイド部材54は支柱62に対して回動不能のため、それらは支柱62の中心軸を支点に一体的に回動可能となる。図15(C)は湾曲角度設定機構53及びガイド部材54を支柱62の中心軸を支点に回動させた状態を示している。その状態では連結部材38の側方への規制が無くなるため、このままの状態で第1の実施の形態に示した操作ワイヤ39の弛み除去作業が行える。
【0120】
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態では操作ワイヤ39の弛み除去作業時には固定ねじ145,147,153以外の部材を外すこと無く、図15(C)に示すように湾曲角度設定機構53及びガイド部材54を支柱62を支点に横方向に回転させるのみで連結部材38の側方に広い作業スペースを確保することができる。そのため、湾曲角度設定機構53及びガイド部材54を支柱62を支点に回転させたままの状態で、操作ワイヤ39の弛み除去作業が行えるので、部品の管理が容易で作業性も良い。
【0121】
また、図16(A),(B)乃至図19は本発明の第4の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図1(A),(B)乃至図11参照)の内視鏡1の湾曲操作機構17の連結部材38と操作ワイヤ39との連結構造を次の通り変更したものである。
【0122】
すなわち、本実施の形態の連結部材38には係合空間43に第1の実施の形態に示したような凸部44は形成されておらず、図17(A),(B)に示すように略長方形状の係合空間43が形成されている。
【0123】
また、止め部材45は第1の実施の形態と同様の構成であるが、それに係合される係合部材49は係合空間43の内面形状に沿った形状となっている。そして、この係合部材49は係合空間43内をその軸方向に摺動可能となっている。
【0124】
また、連結部材38には当接部88よりも先端側端部近傍にスペーサ挿入孔125が形成されている。このスペーサ挿入孔125は係合空間43の先端側端部近傍に連通し、スペーサ挿入孔125の幅は係合空間43の幅と略同一に設定されている。
【0125】
さらに、係合部材49の先端側にはスペーサ挿入孔125と略同形の調整用スペーサ127が配設されている。この調整用スペーサ127は係合部材49と同様に外形が係合空間43の内面に沿った形状に形成されている。さらに、この調整用スペーサ127には図18(A)に示すように止め部材45の小径部47の外径寸法より多少大きい幅の切り欠き126が形成されている。
【0126】
また、図17(A)に示すように調整用スペーサ127を係合空間43に先端側端部に当接した状態で配した際には、調整用スペーサ127の少なくとも一部がスペーサ挿入孔125より先端側の係合空間43に配され、残りの部分がスペーサ挿入孔125に掛かる位置に配されるように係合空間43の形状及び調整用スペーサ127の軸方向の長さが設定されている。
【0127】
さらに、連結部材38の係合空間43の手元側端部には調整用スペーサ127より幅が広く軸方向の長さは略同一のストッパ挿入孔113が設けられている。そして、このストッパ挿入孔113を介してそれと略同形のストッパ114が係合空間43に挿通されている。
【0128】
このストッパ114の先端側には規制用ストッパ115が複数配設されている。この規制用ストッパ115は調整用スペーサ127と同様の外形に形成されている。ここで、最も先端側の規制用ストッパ115は操作ワイヤ39の手元側端部に略当接した状態で配設されている。
【0129】
また、図18(B)に示すようにストッパ114には着脱用孔116が設けられている。さらに、この着脱用孔116の基端部には着脱用凹部117が形成されている。
【0130】
また、図18(C)に示すように規制用ストッパ115の根元部には着脱用切り欠き118が設けられている。さらに、ストッパ挿入孔113の先端側には係合空間43より幅が狭く、規制用ストッパ115の軸方向の長さと略同じ長さの切り欠き119が設けられている。
【0131】
また、ガイド部材54の板厚、板幅、材質(弾性係数)及び固定位置はこのガイド部材54を固定ねじ153で固定した際、U字部59の幅bの弾性変形範囲がストッパ114の幅より小さくなるように設定されている。そして、固定ねじ153を外した際にはガイド部材54の両端部間の長さcによる弾性変形範囲がストッパ114の幅より大きくなるように設定されている。
【0132】
また、図19はストッパ114及び規制用ストッパ115を外すための治具123である。この治具123は保持部120と、軸部121と、軸部121より略垂直方向に突出したフック部122とによって構成されている。また、フック部122及び軸部121は着脱用孔116に挿通可能な大きさに設定されている。
【0133】
次に、上記構成の作用について説明する。本実施の形態ではガイド部材54が固定ねじ153固定されている場合、その弾性変形範囲によってU字部59の幅bがストッパ114の幅より大きくなることは無いため、ストッパ114が連結部材38から脱落することは無い。
【0134】
また、規制用ストッパ115は操作ワイヤ39の端部に当接した状態で配設されている。その時、最も先端側に配置されている調整用スペーサ127は少なくとも一部がスペーサ挿入孔125と相対しない位置に配置されているため、調整用スペーサ127が脱落することも無い。
【0135】
また、調整用スペーサ127が2個以上配設されている場合も調整用スペーサ127の少なくとも一部はスペーサ挿入孔125より手元側に配置されるため同様に脱落することは無い。
【0136】
そして、操作ワイヤ39に弛みが生じた場合には、まず第1の実施の形態と同様に保持部ケーシング15を外す。続いて、ガイド部材54を固定している固定ねじ153を完全に外れない程度に緩める。
【0137】
その後、U字部59の間より治具123のフック部122及び軸部121を着脱用孔116に挿入し、着脱用凹部117にフック部122を引っかけて引き抜く。この時、U字部59の幅は弾性変形の範囲内で着脱用孔116の幅以上に広がるため、ガイド部材54が塑性変形すること無くストッパ114を外すことが出来る。
【0138】
次に、操作ワイヤ39の弛み量に合わせて必要数の規制用ストッパ115を外す。この場合、上記治具123を切り欠き119から係合空間43に導き、規制用ストッパ115を手元側のストッパ挿入孔113に相対する位置にずらす。
【0139】
続いて、治具123を隣り合う規制用ストッパ115の間に挿入し、フック部122を着脱用切り欠き118に引っかけて引き出すことで規制用ストッパ115が取り除かれる。
【0140】
その後、規制用ストッパ115を外した数と同数の調整用スペーサ127を切り欠き126側からスペーサ挿入孔125を介して係合空間43に挿入する。そうすることによって操作ワイヤ39の端部が相対的に手元側に移動し、その弛みが除去される。
【0141】
最後に、ガイド部材54を固定している固定ねじ153を絞め込むことでストッパ114及び調整用スペーサ127は連結部材38から脱落しない状態となる。
【0142】
そこで、上記構成のものにあってはガイド部材54を固定している固定ねじ153を緩めるのみで操作ワイヤ39の弛みの除去が行えるため、その作業が極めて容易である。
【0143】
また、ガイド部材54を固定している固定ねじ153は地板24の上面から固定されているため、内蔵物に損傷を与えないことは第1の実施の形態と同様である。
【0144】
さらに、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施できることは勿論である。
次に、本出願の他の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。
記
(付記項1) 先端に湾曲部を有する挿入部と、挿入部の後端に連結された操作部と、挿入部に内挿され、一端が湾曲部の先端に固定され、他端が操作部内に導かれた操作ワイヤと、操作部の内部に配された板状部材と、板状部材の上面に、湾曲部を湾曲操作するための湾曲操作機構と、湾曲操作機構と操作ワイヤを連結する連結部材と、連結部材が当接する当接部を有するとともに当接部の位置を変更自在に設けた湾曲角度設定部材とを配設した内視鏡において、湾曲角度設定部材を、板状部材上面及び側面から固定したことを特徴とする内視鏡。
【0145】
(付記項2) 板状部材の上面とは、湾曲操作機構が取り付けられている方向であることを特徴とする付記項1に記載の内視鏡。
(付記項3) 板状部材の上面とは、内蔵物が配置されていない方向であることを特徴とする付記項1に記載の内視鏡。
【0146】
(付記項4) 側面とは上面と直交した面であることを特徴とする付記項1に記載の内視鏡。
(付記項5) 先端に湾曲部を有する挿入部と、挿入部の後端に連結され、内部に湾曲部を湾曲操作するための湾曲操作機構を有する操作部と、挿入部に内挿され、一端が湾曲部の先端に固定され、他端が操作部内に導かれた操作ワイヤと、湾曲操作機構と操作ワイヤの連結部に設けられた連結部材と、湾曲操作時に連結部材の走行を規制するガイド部材を有する内視鏡において、ガイド部材は少なくとも湾曲部を湾曲操作しない状態で連結部材と相対する位置に配される第1のガイド部材とそれ以外の部分に配される第2のガイド部材によって構成されることを特徴とする内視鏡。
【0147】
(付記項6) 第1のガイド部材を手元側に、第2のガイド部材をその先端側に配し、その分割位置より手元側に湾曲部の湾曲角度を設定するための湾曲角度設定部材を配したことを特徴とする付記項5に記載の内視鏡。
【0148】
(付記項7) 先端に湾曲部を有する挿入部と、挿入部の後端に連結され外部をケーシングに覆われた操作部と、挿入部に内挿され、一端が湾曲部の先端に固定され、他端が操作部内に導かれた操作ワイヤと、操作部の内部に配された地板と、地板に固定され湾曲部を湾曲操作するための湾曲操作機構と、湾曲操作機構と操作ワイヤの連結部に設けられた連結部材と、連結部材と当接することで湾曲部の湾曲角度を設定するための湾曲角度設定部材と、湾曲操作時の連結部材の走行を規制するためのガイド部材を有する内視鏡において、湾曲角度設定部材及びガイド部材を地板に対して回転可能な状態で支持したことを特徴とする内視鏡。
【0149】
(付記項8) 地板に対して回転可能な状態で支持された支柱に対し、湾曲角度設定部材及びガイド部材を前記支柱に対して回動不能に固定したことを特徴とする付記項7に記載の内視鏡。
【0150】
(付記項9) 湾曲角度設定部材及びガイド部材を地板に対して回転可能な状態で支持するとともに、その回転を規制する手段を設けたことを特徴とする付記項7に記載の内視鏡。
【0151】
(付記項10) 支柱を地板に対して回転可能に支持すると共に、支柱に設けた回転規制溝と、回転規制溝と相対する位置のケーシングの内面に設けた規制溝に回転止め部材を係合することにより支柱部材の回転を規制したことを特徴とする付記項7に記載の内視鏡。
【0152】
(付記項1〜10の従来技術) 付記項1〜10の従来技術には実公昭63−34643号公報がある。
(付記項1〜4が解決しようとする課題) 実公昭63−34643号公報の問題点
最大湾曲角を規制するためのネジ及びストッパが固定されているL字状の壁部は基板の一部あるいは別部材によって形成されている。壁部を別部材で形成する場合には壁部の根元に基板と平行な曲げ面を設け、ネジ及びストッパと干渉しない位置では基板のおもて面から、干渉する位置では裏面側より基板に対して固定されている。ここで基板の裏面側には送気管路、送水管路、吸引管路、ライトガイドケーブル等の内蔵物が配置されているため、裏面側から固定する際には内蔵物を破損しないように慎重に作業を行う必要があり作業性が悪かった。また衝突部材がストッパに衝突して最大湾曲角度を規制する際には壁面に負荷が加わるが、壁面は基板に対して直接固定されておらず、曲げ面を介して固定されているため壁面根元の曲げ部には高い強度が必要となる。この部分に高い強度を持たせるために壁面の肉厚を厚く設定したり、一般的に重量の重い強度の高い材料を用いたりする必要があるため操作部が大型化し、重くなるとの問題点があった。
【0153】
(付記項1〜4の目的) 付記項1〜4の目的は、湾曲部の最大湾曲角度を規制するための部材の固定強度が高く、着脱が容易で、しかも小型化で軽量化な操作部を有する内視鏡を提供することである。
【0154】
(付記項1〜4の作用) 湾曲角度設定部材の固定が地板の上面と側面から行われるため、その固定が強固に行われる。また内蔵物の無い方向からのみ固定するので内蔵物の配置を考慮せずに作業が行える。
【0155】
(付記項1〜4の効果) 付記項1〜4の効果は、湾曲部の最大湾曲角度を規制するための部材の固定強度が高く、着脱が容易で、しかも小型化で軽量化な操作部を有する内視鏡が提供されることである。
【0156】
(付記項5、6が解決しようとする課題) 湾曲部を繰返し湾曲操作することでワイヤに弛みが生じると、アングル操作ノブの操作に湾曲部が追従しないノブ遊びの現象や所望の湾曲角度が得られない現象が生じる。この場合、ワイヤとチェーンを連結する連結部材においてワイヤの弛みを除去する必要があるがその際には最大湾曲角度を規制するための壁部、ストッパ、ネジや、連結部材の通路を形成する仕切壁を個々に外す必要があり作業が面倒であった。また仕切壁を外すと連結部材の外側方向への動きを規制が無くなるため、調整していない方向の連結部材が暴れてしまい、作業の妨げとなっていた。
【0157】
(付記項5、6の目的) 付記項5、6の目的は、湾曲部を湾曲操作するためのワイヤの弛み除去作業が容易な内視鏡を提供することである。
(付記項5、6の作用) 操作ワイヤの弛みを除去する際には連結部材と相対しない位置の第2のガイド部材を外す。この状態では連結部材の位置は第1のガイド部材によって規制されている。次に湾曲操作ノブを調整作業を行いたい方向と逆方向に回転させることによって、その方向の連結部材が手元側に引き込まれ、調整作業を行いたい方向の連結部材が挿入側に引き出される。従って連結部材を第2のガイド部材を外した位置に配することができる。その状態では操作ワイヤの弛みを除去するための作業スペースが確保され、しかも他の方向の連結部材は第1のガイド部材によってその位置が規制されている。
【0158】
(付記項5、6の効果) 付記項5、6の効果は、湾曲部を湾曲操作するためのワイヤの弛み除去作業が容易な内視鏡が提供されることである。
(付記項7〜10が解決しようとする課題) ワイヤの弛みを除去する際には最大湾曲角度を規制するための壁部、ストッパ、ネジや、連結部材の通路を形成する仕切壁を個々に外す必要があり作業が面倒であった。
【0159】
(付記項7〜10の目的) 付記項7〜10の目的は、湾曲部を湾曲操作するためのワイヤの弛み除去作業が容易な内視鏡を提供することである。
(付記項7〜10の作用) ガイド部材や湾曲角度設定部材を操作部から分離せずに回転させることで、操作ワイヤの弛みを除去するための作業スペースが確保される。
(付記項7〜10の効果) 付記項7〜10の効果は、湾曲部を湾曲操作するためのワイヤの弛み除去作業が容易な内視鏡が提供されることである。
【0160】
【発明の効果】
本発明によれば湾曲角度設定手段の構成部材を板状部材へ固定する固定手段を板状部材の上面である湾曲角度設定手段の装着面と側面に設けたので、湾曲部の最大湾曲角度を規制するための湾曲角度設定手段の構成部材の固定強度が高く、着脱が容易で、しかも操作部を小型、軽量化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示すもので、(A)は内視鏡全体の概略構成図、(B)は先端構成部の周辺部分を示す斜視図。
【図2】 第1の実施の形態の内視鏡における操作部の内部構成を示す縦断面図。
【図3】 第1の実施の形態の内視鏡における湾曲操作機構の要部の縦断面図。
【図4】 第1の実施の形態の内視鏡における湾曲操作ノブの中心軸に沿う要部の縦断面図。
【図5】 第1の実施の形態の内視鏡における保持部ケーシングによって覆われた部分の内部構成を示す要部の縦断面図。
【図6】 第1の実施の形態の内視鏡における連結部材を示すもので、(A)は一側部側の側面図、(B)は内部構成を示す縦断面図、(C)は他側部側の側面図。
【図7】 第1の実施の形態の内視鏡における湾曲操作機構の着脱ユニットの分解斜視図。
【図8】 (A)は第1の実施の形態の内視鏡における湾曲操作機構の着脱ユニットのねじ止め状態を示す側面図、(B)は湾曲操作機構の着脱ユニットの支柱部分の縦断面図。
【図9】 第1の実施の形態の内視鏡における処置具起上台を倒置した状態を示す要部の縦断面図。
【図10】 (A)は第1の実施の形態の内視鏡における折れ止め部材と保持部ケーシングとの連結部付近の縦断面図、(B)は折れ止め部材における可撓管部側の端部を示す要部の縦断面図。
【図11】 第1の実施の形態の内視鏡における地板の裏面側を示す要部の平面図。
【図12】 本発明の第2の実施の形態の内視鏡における保持部ケーシングによって覆われた部分の湾曲操作機構の構成を示す要部の縦断面図。
【図13】 第2の実施の形態の内視鏡における湾曲操作機構の一体化ユニットのねじ止め状態を示す側面図。
【図14】 本発明の第3の実施の形態を示すもので、(A)は内視鏡における保持部ケーシングによって覆われた部分の内部構成を示す要部の縦断面図、(B)は湾曲操作機構の一体化ユニットのねじ止め状態を示す側面図。
【図15】 (A)は図14(A)の15A−15A線断面図、(B)は第3の実施の形態の内視鏡における湾曲角度設定機構と支柱との係合部を示す要部の横断面図、(C)は第3の実施の形態の内視鏡における湾曲角度設定機構とガイド部材との一体化ユニットを回動させた状態を示す要部の縦断面図。
【図16】 (A)は本発明の第4の実施の形態の内視鏡における湾曲操作機構の一体化ユニットのねじ止め状態を示す側面図、(B)は第4の実施の形態の内視鏡における連結部材の一側部側を示す側面図。
【図17】 (A)は第4の実施の形態の内視鏡における連結部材の内部構成を示す縦断面図、(B)は連結部材の他側部側の側面図。
【図18】 (A)は図17(A)の18A−18A線断面図、(B)は図17(A)の18B−18B線断面図、(C)は図17(B)の18C−18C線断面図。
【図19】 第4の実施の形態の内視鏡における着脱作業用の治具を示す斜視図。
【符号の説明】
2 挿入部
3 操作部
7 湾曲部
8 可撓管部
17 湾曲操作機構
24 地板(板状部材)
38 連結部材
39 操作ワイヤ
53 湾曲角度設定機構(湾曲角度設定手段)
68 固定部材(湾曲角度設定手段構成部材)
69 調整ねじ(湾曲角度設定手段構成部材)
70 ストッパ(湾曲角度設定手段構成部材)
88 当接部
145、147 固定ねじ(固定手段)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention provides an endoscope in which a bending operation mechanism for bending a bending portion disposed on the distal end side of an elongated insertion portion is disposed in an operation portion connected to a proximal end portion of the insertion portion. About.
[0002]
[Prior art]
In general, a flexible endoscope has a proximal-side operation portion connected to a proximal end portion of an elongated insertion portion. In addition, the insertion portion is configured by sequentially connecting a bending portion and a distal end configuration portion to the distal end of an elongated flexible tube portion having flexibility. Furthermore, a bending operation knob for remotely bending the bending portion is disposed in the operation portion. Here, a bending operation mechanism connected to a bending operation knob is disposed inside the operation unit. Further, a transmission mechanism such as an operation wire for transmitting a bending operation by the bending operation mechanism to the bending portion is inserted in the insertion portion. The bending operation is performed by bending the operation wire via the bending operation mechanism in accordance with the rotation operation of the bending operation knob.
[0003]
Further, as a bending operation mechanism of the bending portion, for example, there is a configuration shown in Japanese Utility Model Publication No. 63-34643. Here, a chain is wound around a sprocket fixed to the inner end of the rotating shaft of the bending operation knob, and both ends of the chain are connected to an operation wire via a connecting member. Furthermore, the collision part is being fixed to the connection member.
[0004]
Further, a bending angle setting mechanism for restricting the maximum bending angle of the bending portion is provided inside the operation portion. The bending angle setting mechanism includes a stopper that abuts against a collision portion of the connecting member to restrict the movement of the connecting member, a screw member that moves the position of the stopper along the moving direction of the operation wire, and a substrate of the operation portion. An L-shaped support member that is fixed and rotatably supports a screw member for adjusting the stopper position, and a constituent member such as a partition wall that guides the movement of the connecting member are provided.
[0005]
Then, by restricting the movement of the connecting member by bringing the collision portion of the connecting member into contact with the stopper, the maximum bending angle of the bending portion is restricted, and the position of the stopper is controlled by the screw member of the bending angle setting mechanism. The maximum bending angle of the bending portion can be arbitrarily set by moving along the moving direction.
[0006]
In the conventional bending angle setting mechanism, the L-shaped support member to which the screw member and the stopper for restricting the maximum bending angle are fixed is a part of the substrate disposed inside the operation unit or the substrate. Is formed by a separate member. Here, when the L-shaped support member is formed of a member different from the substrate, a bent surface parallel to the substrate is provided at the base of the L-shaped support member, and at a position where it does not interfere with the screw member and the stopper, From the front surface, the position where interference occurs is fixed to the substrate from the back surface side of the substrate.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
Generally, internal parts such as an air supply conduit, a water supply conduit, a suction conduit, and a light guide cable are arranged on the back side of the substrate inside the operation portion of the endoscope. Therefore, when the L-shaped support member is fixed from the back side of the substrate as in the apparatus disclosed in the Japanese Utility Model Publication No. 63-34643, it is necessary to carefully work so as not to damage the built-in objects during the work. So there is a problem that workability is bad.
[0008]
Further, when the collision part collides with the stopper and restricts the maximum bending angle, a load is applied to the wall surface of the L-shaped support member, but the wall surface of the L-shaped support member is directly fixed to the substrate. In addition, since it is fixed to the substrate via the bending surface of the L-shaped support member, the base bent portion of the L-shaped support member needs to have high strength. However, in order to give this part a high strength, it is necessary to set the wall thickness of the L-shaped support member to be thick or to use a generally heavy and high-strength material. There is a problem that the part becomes larger and heavier.
[0009]
The present invention has been made paying attention to the above circumstances, and its purpose is that the fixing strength of the bending angle setting member for regulating the maximum bending angle of the bending portion is high, the attachment and detachment is easy, and the operation portion is made small. An object of the present invention is to provide an endoscope that can be reduced in weight.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
Claim 1The invention is such that an operation portion is connected to a proximal end portion of an elongated insertion portion, a bending portion is connected to a distal end of a flexible tube constituting the insertion portion, and a distal end portion of an operation wire inserted into the insertion portion Is fixed to the distal end of the bending portion, and the proximal end side of the operation wire is guided to the operation portion side, and the bending operation for bending the bending portion to the plate-like member disposed in the operation portion A mechanism, a connecting member that connects the bending operation mechanism and the proximal end side of the operation wire, and a contact portion that contacts the connection member, and the position of the contact portion depends on the moving direction of the operation wire. And a bending angle setting means for setting the bending angle of the bending portion by adjusting the fixing means for fixing the constituent member of the bending angle setting means to the plate member. Mounting surface of the bending angle setting means which is the upper surface of the plate-like memberAnd the side surface of the plate memberAn endoscope characterized by being provided.
AndFixing means for fixing the constituent member of the bending angle setting means to the plate-like memberIn plate-like membersBy providing each on the mounting surface of the bending angle setting means and the side surface of the plate-like member,At the time of attaching / detaching the constituent member of the bending angle setting means, the operation of attaching / detaching the constituent member of the bending angle setting means to the plate-like member is performed from the upper surface and the side surface of the plate-like member.. ThisThe work can be performed only from the direction in which there is no built-in object in the operation unit, and the work can be easily performed without considering the arrangement of the built-in object. Further, the constituent members of the bending angle setting means are fixed from the two directions of the upper surface and the side surface of the plate-like member, so that the fixing is firmly performed.
According to a second aspect of the present invention, the operation portion is provided with a bending operation mechanism for bending the bending portion on one surface side of the plate-like member, and the bending portion on the other surface side of the plate-like member. A built-in object other than the operation mechanism is arranged, and the fixing means is fixed from a direction orthogonal to the one surface side of the plate-shaped member and a direction orthogonal to the side surface of the plate-shaped member. The endoscope according to
The invention according to
According to a fourth aspect of the present invention, the fixing means includes a first fixing portion that contacts the one surface to fix a fixing screw in a direction orthogonal to the one surface side of the plate-shaped member, and a side surface of the plate-shaped member. In order to fix the fixing screw in a direction orthogonal to the side, the second fixing portion that contacts the side surface, the portion where the first fixing portion contacts the one surface side of the plate-like member, The concave portion for accommodating the first fixing portion is provided by being formed lower than the surface on which the bending operation mechanism is disposed by the thickness of the first fixing portion. 2. The endoscope according to 2.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the following, a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 1A shows a schematic configuration of the
[0012]
In the
[0013]
In addition, the
[0014]
Further, as shown in FIG. 1 (B), a side view type observation part 6a that is cut out in a substantially flat shape is formed on one end part of the outer peripheral surface of the
[0015]
Further, an imaging element (not shown) is disposed in the distal
[0016]
Furthermore, an air supply conduit 122 (see FIG. 11) and a water supply conduit 123 (see FIG. 11) inserted into the
[0017]
Further, an illumination lens 11 oriented in the same direction as the
[0018]
Further, in the vicinity of the
[0019]
Next, returning to FIG. 1A, the configuration of the
[0020]
Further, the
[0021]
Further, a raising
[0022]
Further, a
[0023]
In addition, a
[0024]
3 is an enlarged view of the
[0025]
In addition, the lower end portion of the
[0026]
Further, a cylindrical
[0027]
Further, two sprockets, that is, an
[0028]
Furthermore, the RL curving operation knob 22A is connected to the upper end of the
[0029]
An
[0030]
Further, in order to prevent the
[0031]
Further, a
[0032]
FIG. 5 shows an enlarged view of the
[0033]
The
[0034]
When the RL bending operation knob 22A is rotated, the rotation of the knob 22A is transmitted to the
[0035]
Similarly, when the UD curving
[0036]
Further, a ring-shaped fitting recess 14 a that fits with the rear end portion of the holding
[0037]
6A to 6C show a connecting portion between the connecting
[0038]
Further, the connecting
[0039]
Further, as shown in FIGS. 6A and 6B, a
[0040]
Further, a substantially
[0041]
The engaging
[0042]
Further, the engaging
[0043]
Then, by inserting the engaging
[0044]
Further, a
[0045]
Further, as shown in FIG. 5, a
[0046]
In addition, a bending angle setting mechanism (bending angle setting means) 53 and two connecting
[0047]
The fixing
The two
[0048]
Further, the engaging
[0049]
Next, the bending
[0050]
The
[0051]
Further, a
[0052]
In addition, a
[0053]
Further, in the bending
[0054]
Further, as shown in FIG. 8 (A), the
[0055]
A fixing
[0056]
The upper and
[0057]
In this embodiment, the fixing
[0058]
Further, as shown in FIG. 5 and FIG. 8A, a fixing
[0059]
And the support |
[0060]
FIG. 9 shows the raising
[0061]
Similarly, a
[0062]
As shown in FIG. 9, the
[0063]
Further, the configuration of the
[0064]
Further, the distal end portion of the holding
[0065]
A
[0066]
Further, the distal end portion of the
[0067]
Further, a threaded
[0068]
Furthermore, a
[0069]
Further, an O-ring 135 is disposed between the receiving
[0070]
Further, an annular
[0071]
Further, the inner diameter dimension of the
[0072]
Next, the operation of the above configuration will be described. First, the bending operation of the
[0073]
Since the
[0074]
Further, the
[0075]
In addition, since the
[0076]
Further, when the RL bending operation knob 22A is further rotated, the
[0077]
In addition, although the effect | action when rotating RL curving operation knob 22A to a desired direction was demonstrated here, the effect | action when rotating UD curving
[0078]
Further, in order to set the maximum bending angle of the bending
[0079]
Further, when the maximum bending angle of the bending
[0080]
Then, the
[0081]
Next, the operation of the
[0082]
Further, the thin-
[0083]
Next, a method for removing slack generated in the
[0084]
When removing the
[0085]
Next, the
[0086]
Next, the
[0087]
Subsequently, it is necessary to remove the
[0088]
When removing them, first, the two fixing
[0089]
In addition, since the fixing
[0090]
Thereafter, the fixing
[0091]
Subsequently, the integrated member is pulled out in the direction of the
[0092]
Next, in this state, an operation of removing the slack of the
[0093]
Next, the adjustment length of the
[0094]
Thereafter, two engaging
[0095]
Next, as a reassembly operation, first, a member in which the bending
[0096]
Next, the fixing
[0097]
Therefore, the above configuration has the following effects. That is, in this embodiment, the fixing
[0098]
Further, in a state where the fixing
[0099]
12 and 13 show a second embodiment of the present invention. In this embodiment, the configuration of the
[0100]
That is, the
[0101]
Further, the hand
[0102]
In addition, a
[0103]
Furthermore, the front end
[0104]
Here, the
[0105]
Next, the operation of the above configuration will be described. In the present embodiment, when play occurs in the bending operation knob 22 (UD bending
[0106]
Thereafter, the
[0107]
Next, the bending operation knob 22 is rotated in a direction opposite to the direction in which the slack of the
[0108]
In this state, the connecting
[0109]
Then, the operation of shifting the engagement position between the engaging
[0110]
Therefore, in the present embodiment, the loosening of the
[0111]
Further, since the position of the connecting
[0112]
FIGS. 14A and 14B and FIGS. 15A to 15C show a third embodiment of the present invention. In the present embodiment, the configuration of the
[0113]
As shown in FIG. 14B, the
[0114]
Further, the
[0115]
Further, the end of the
[0116]
A
[0117]
Further, a
[0118]
Next, the operation of the above configuration will be described. In this embodiment, when the
[0119]
Thereafter, the
[0120]
Therefore, the above configuration has the following effects. In other words, in the present embodiment, the bending
[0121]
FIGS. 16A and 16B to FIG. 19 show a fourth embodiment of the present invention. In the present embodiment, the connection structure between the
[0122]
That is, the connecting
[0123]
Further, the
[0124]
In addition, a
[0125]
Further, an
[0126]
As shown in FIG. 17A, when the
[0127]
Furthermore, a
[0128]
A plurality of restricting
[0129]
Further, as shown in FIG. 18B, the
[0130]
Further, as shown in FIG. 18C, an attachment /
[0131]
The
[0132]
FIG. 19 shows a
[0133]
Next, the operation of the above configuration will be described. In the present embodiment, when the
[0134]
Further, the
[0135]
Further, even when two or
[0136]
When the
[0137]
Thereafter, the
[0138]
Next, the required number of
[0139]
Subsequently, the
[0140]
Thereafter, the same number of
[0141]
Finally, the
[0142]
Therefore, in the case of the above configuration, the loosening of the
[0143]
Further, since the fixing
[0144]
Furthermore, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made without departing from the scope of the present invention.
Next, other characteristic technical matters of the present application are appended as follows.
Record
(Additional Item 1) An insertion portion having a bending portion at the tip, an operation portion coupled to the rear end of the insertion portion, an insertion portion, one end fixed to the tip of the bending portion, and the other end in the operation portion An operation wire led to the bending portion, a plate-like member disposed inside the operation portion, a bending operation mechanism for bending the bending portion, and a bending operation mechanism and the operation wire are connected to the upper surface of the plate-like member. In an endoscope provided with a connecting member and a bending angle setting member having a contact portion with which the connecting member abuts and the position of the contacting portion is changeable, the bending angle setting member is arranged on the upper surface of the plate-like member. And an endoscope fixed from the side.
[0145]
(Additional Item 2) The endoscope according to
(Additional Item 3) The endoscope according to
[0146]
(Additional Item 4) The endoscope according to
(Additional Item 5) An insertion portion having a bending portion at the tip, an operation portion connected to the rear end of the insertion portion and having a bending operation mechanism for bending the bending portion therein, and inserted into the insertion portion, An operation wire having one end fixed to the distal end of the bending portion and the other end guided into the operation portion, a connection member provided at a connection portion between the bending operation mechanism and the operation wire, and restricting travel of the connection member during the bending operation In an endoscope having a guide member, the guide member includes a first guide member disposed at a position facing the connecting member without bending the bending portion, and a second guide member disposed at other portions. An endoscope characterized by comprising.
[0147]
(Additional Item 6) The first guide member is disposed on the proximal side, the second guide member is disposed on the distal end side thereof, and a bending angle setting member for setting the bending angle of the bending portion on the proximal side from the divided position is provided. The endoscope according to
[0148]
(Additional Item 7) An insertion portion having a bending portion at the distal end, an operation portion connected to the rear end of the insertion portion and covered with a casing on the outside, and inserted into the insertion portion, with one end fixed to the distal end of the bending portion. , An operation wire with the other end guided into the operation unit, a ground plate disposed inside the operation unit, a bending operation mechanism fixed to the ground plate for bending the bending unit, and a connection between the bending operation mechanism and the operation wire And a guide member for restricting the travel of the connecting member during a bending operation. In the endoscope, the bending angle setting member and the guide member are supported so as to be rotatable with respect to the main plate.
[0149]
(Additional Item 8) The
[0150]
(Additional Item 9) The endoscope according to
[0151]
(Additional Item 10) The support is rotatably supported with respect to the main plate, and the rotation preventing member is engaged with the rotation restricting groove provided on the support and the restricting groove provided on the inner surface of the casing at a position facing the rotation restricting groove. The endoscope according to
[0152]
(Prior Art of
(Problems to be solved by
The L-shaped wall portion to which the screw and the stopper for restricting the maximum bending angle are fixed is formed by a part of the substrate or another member. When the wall part is formed of a separate member, a bent surface parallel to the substrate is provided at the base of the wall part, from the front surface of the substrate at a position where it does not interfere with the screw and stopper, and from the back side at the position where interference occurs. It is fixed against. Here, built-in items such as air supply pipes, water supply pipes, suction pipes, and light guide cables are arranged on the back side of the board, so be careful not to damage the built-in items when fixing from the back side. The workability was poor because it was necessary to perform the work. In addition, when the collision member collides with the stopper and regulates the maximum bending angle, a load is applied to the wall surface, but the wall surface is not fixed directly to the substrate, but is fixed through the bending surface, so A high strength is required for the bent portion. In order to give this part high strength, it is necessary to set the wall thickness to be thick or to use a heavy material with high strength in general, so there is a problem that the operation part becomes large and heavy. there were.
[0153]
(Purpose of
[0154]
(Operation of
[0155]
(Effects of
[0156]
(
[0157]
(Object of
(Operation of
[0158]
(Effects of
(Problems to be solved by the
[0159]
(Object of
(Operation of
(Effects of
[0160]
【The invention's effect】
According to the present invention, since the fixing means for fixing the constituent member of the bending angle setting means to the plate-like member is provided on the mounting surface and the side surface of the bending angle setting means which is the upper surface of the plate-like member, the maximum bending angle of the bending portion is set. The fixing strength of the constituent members of the bending angle setting means for regulating is high, the attachment / detachment is easy, and the operation unit can be reduced in size and weight.
[Brief description of the drawings]
1A and 1B show a first embodiment of the present invention, in which FIG. 1A is a schematic configuration diagram of an entire endoscope, and FIG. 1B is a perspective view showing a peripheral portion of a distal end configuration portion;
FIG. 2 is a longitudinal sectional view showing an internal configuration of an operation unit in the endoscope according to the first embodiment.
FIG. 3 is a longitudinal sectional view of a main part of a bending operation mechanism in the endoscope according to the first embodiment.
FIG. 4 is a longitudinal sectional view of a main part along the central axis of the bending operation knob in the endoscope according to the first embodiment.
FIG. 5 is a longitudinal sectional view of a main part showing an internal configuration of a portion covered with a holding portion casing in the endoscope of the first embodiment.
6A and 6B show a connecting member in the endoscope according to the first embodiment, in which FIG. 6A is a side view on one side, FIG. 6B is a longitudinal sectional view showing an internal configuration, and FIG. The side view of the other side part side.
FIG. 7 is an exploded perspective view of a detachable unit of the bending operation mechanism in the endoscope according to the first embodiment.
8A is a side view showing a screwed state of the attaching / detaching unit of the bending operation mechanism in the endoscope according to the first embodiment, and FIG. 8B is a vertical cross-sectional view of a column portion of the attaching / detaching unit of the bending operation mechanism. Figure.
FIG. 9 is a longitudinal sectional view of a main part showing a state in which a treatment instrument raising base in the endoscope according to the first embodiment is inverted.
10A is a longitudinal cross-sectional view of the vicinity of a connecting portion between a folding member and a holding portion casing in the endoscope of the first embodiment, and FIG. 10B is a view of the flexible tube portion side of the folding member. The longitudinal cross-sectional view of the principal part which shows an edge part.
FIG. 11 is a plan view of the main part showing the back side of the main plate in the endoscope according to the first embodiment.
FIG. 12 is a longitudinal sectional view of a main part showing a configuration of a bending operation mechanism of a portion covered with a holding portion casing in an endoscope according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a side view showing a screwed state of an integrated unit of a bending operation mechanism in an endoscope according to a second embodiment.
14A and 14B show a third embodiment of the present invention, in which FIG. 14A is a longitudinal sectional view of an essential part showing an internal configuration of a portion covered with a holding part casing in an endoscope, and FIG. The side view which shows the screwing state of the integrated unit of a bending operation mechanism.
15A is a cross-sectional view taken along the
FIG. 16A is a side view showing a screwed state of an integrated unit of a bending operation mechanism in an endoscope of a fourth embodiment of the present invention, and FIG. 16B is an inner view of the fourth embodiment. The side view which shows the one side part side of the connection member in an endoscope.
17A is a longitudinal sectional view showing an internal configuration of a connecting member in an endoscope according to a fourth embodiment, and FIG. 17B is a side view of the other side of the connecting member.
18A is a sectional view taken along
FIG. 19 is a perspective view showing a jig for attaching and detaching work in the endoscope of the fourth embodiment.
[Explanation of symbols]
2 Insertion part
3 Operation part
7 Curved part
8 Flexible tube
17 Bending operation mechanism
24 Ground plate (plate-like member)
38 Connecting members
39 Operation wire
53 Bending angle setting mechanism (bending angle setting means)
68 Fixing member (curvature angle setting means constituting member)
69 Adjusting screw (curved angle setting means component)
70 Stopper (curvature angle setting means component)
88 Contact part
145, 147 Fixing screw (fixing means)
Claims (4)
前記挿入部に内挿された操作ワイヤの先端部が前記湾曲部の先端に固定され、かつ前記操作ワイヤの基端部側が前記操作部側に導かれ、
前記操作部に配された板状部材に、前記湾曲部を湾曲操作するための湾曲操作機構と、この湾曲操作機構と前記操作ワイヤの基端部側とを連結する連結部材と、この連結部材が当接する当接部を有し、この当接部の位置を前記操作ワイヤの移動方向に沿って調整して前記湾曲部の湾曲角度を設定する湾曲角度設定手段とが配設された内視鏡において、
前記湾曲角度設定手段の構成部材を前記板状部材へ固定する固定手段を前記板状部材の上面である湾曲角度設定手段の装着面と、前記板状部材の側面とにそれぞれ設けたことを特徴とする内視鏡。An operation unit is coupled to the proximal end of the elongated insertion unit, and a bending unit is coupled to the distal end of the flexible tube constituting the insertion unit,
The distal end portion of the operation wire inserted into the insertion portion is fixed to the distal end of the bending portion, and the proximal end portion side of the operation wire is guided to the operation portion side,
A bending operation mechanism for bending the bending portion to a plate-like member disposed in the operation portion, a connecting member for connecting the bending operation mechanism and the proximal end side of the operation wire, and the connecting member And a bending angle setting means for setting the bending angle of the bending portion by adjusting the position of the contact portion along the moving direction of the operation wire. In the mirror
Fixing means for fixing the constituent member of the bending angle setting means to the plate-like member is provided on the mounting surface of the bending angle setting means, which is the upper surface of the plate-like member, and the side surface of the plate-like member, respectively. Endoscope.
前記固定手段は、前記板状部材の一面側に対して直交する方向から固定する固定ねじと、前記板状部材の側面に対して直交する方向から固定する固定ねじとを有することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。The fixing means includes a fixing screw for fixing from a direction orthogonal to the one surface side of the plate-like member and a fixing screw for fixing from a direction orthogonal to the side surface of the plate-like member. The endoscope according to claim 1.
前記板状部材の前記一面側において前記第1の固定部が当接する部分には、前記湾曲操作機構が配設される面よりも前記第1の固定部の肉厚分低く形成されることで前記第1の固定部を収容する凹部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡。A portion of the plate-like member that is in contact with the first fixing portion is formed lower in thickness than the surface on which the bending operation mechanism is disposed than the surface on which the bending operation mechanism is disposed. The endoscope according to claim 2, further comprising a recess that accommodates the first fixing portion.
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