JP4183468B2 - ティシュペーパー製品の製造方法およびティシュペーパー製品 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ティシュペーパー製品の製造方法およびティシュペーパーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ティシュペーパー製品は、ロールに巻かれたティシュペーパー原紙をインターホルダーにて折り畳み、かかる折り畳み状態となったティシュペーパー原紙を所定の大きさに切断してティシュペーパー束を形成し、これを側部が開口されている状態の箱型のティシュカートンに装入し、前記開口部を封止して製造される。前記開口部の封止方法は、展開状態のカートン箱の端片にホットメルト接着剤を付与した後、当該サイドフラップを閉じて製品としている。かかるティシュペーパー製品の製造は、ロールからティシュペーパー原紙を送り出す工程から、製品とするまでが一連の流れ工程となっている。
【0003】
ところで、近年、香り付ティシュペーパー製品が市販に供されている。かかる香り付ティシュペーパー製品は、香料を封入したマイクロカプセルをロール転写あるいはスプレー等で直接ティシュペーパー原紙に塗布して香り付けをするのが一般的である。このティシュペーパー製品は、香料が塗布されたティシュペーパーがティシュカートン内に収められる構成となるため、経時的な香りの減少が少ないという利点がある。この他、ティシュカートンに香りを付けてティシュペーパーが芳香を持つようにしたものがあり、実開昭63−105685にはティシュカートン外面の印刷を行う際に同時に香料を塗布して製造する方法が開示されている。また、実開平7−21584には、ティシュカートンのフラップ部を除く胴部(側面、上面、底面)の内壁に芳香剤を塗布したティシュカートンが開示されている。
【0004】
【特許文献】
実開昭63−105685号公報
実開平7−21584号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、直接ティシュペーパー原紙に香料を付与する製品は、ティシュペーパー原紙に香料を付着させる専用設備を必要とするため、新規に製造を行う際には既存設備の大規模な設計変更または新規製造設備の構築が必要となり、非常にコストがかかる。また、直接肌に触れるティシュペーパー全体に香料が塗布されていることを嫌ってこの種のティシュペーパー製品の購入を控える消費者も現れはじめている。
【0006】
一方、実開昭63−105685に開示されるティシュカートン外面に香料を塗布する方法の場合には、香料の飛散が早いため、製造直後には香りがあるが実際に消費者のもとに渡る際に香りがなくなっていたり、使用者が使用を終える前に香りがなくなったりするという事態が生ずる。
【0007】
また、通常はティシュカートンは、ティシュペーパー束とは別に製造されるので、ティシュペーパー製品の製造にあたってはティシュカートンをティシュペーパー製品の製造工場に搬送しなければならない。従って、実開平7−21584に開示される胴部の内壁に芳香剤を塗布したティシュカートンでは、ティシュカートンをティシュペーパー製品の製造工場へと搬送する間や、ティシュカートンを製造してからティシュペーパー製品の製造工場に搬送するまでの倉庫に格納されている間に香料が飛散してしまい、消費者にティシュペーパー製品として渡る際には、芳香が乏しくなることがあるという欠点がある。
【0008】
そこで、本発明の主たる課題は、既存の一般的なティシュペーパー設備に大規模な変更を加えることなく簡易に製造することが可能であり、かつ、肌に直接に触れるティシュペーパーの使用面に香料を塗布せずとも、経時的な香りの減少が少ないティシュペーパー製品およびその製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決した本発明およびその作用効果は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
組み立て状態でティシュペーパーの取出口を有する上面と、その反対の底面と、前記上面および底面を繋ぐ長手方向に沿う側面とを有し、
各側面の長手方向端から延在する側面端面片と、底面の長手方向端から延在する箱の高さより短い底面側端面片と、上面の長手方向端から延在する箱の高さより短い上面側端面片とを有し、
前記各側面端面片が折られ、これら側面端面片の外側に、前記底面側端面片が折られ前記上面側端面片が折られ、前記底面側端面片の高さ方向上端部と上面側端面片の高さ方向下端部とが貼り合わされている、ティシュカートン内に、
ティシュペーパー束が収容されているティシュペーパー製品の製造方法であって、
以下の(A)〜(D)の工程をこの順に含むことを特徴とするティシュペーパー製品の製造方法。
(A)前記上面、上面側端面片、幅方向一方の側面およびこれから延在する側面端面片が上側となり、前記底面、底面側端面片、幅方向他方の側面およびこれから延在する側面端面片が下側となった状態で折り畳まれているティシュカートンを、上方または下方から吸引し及び/又は側方から押して長手方向両側面を開口させティシュカートンを筒状にする工程。
(B)前記上面側端面片、側面端面片、底面端面片をティシュカートン外面側に向かって折り曲げる工程。
(C)前記上面側端面片および前記底側端面片に接着剤を塗布するとともに、前記底面側端面片および前記上面側端面片の少なくとも一方の片の、組み立て状態において前記側面端面片に臨む面、
およびティシュペーパー束の端面に、香料塗布用の香料塗布ガンによって前記接着剤とは別の香料を付与する工程。
(D)各側面端面片をティシュペーパー束に向かって折り、それらの外側に、前記底面側端面片と前記上面側端面片とを順次重ねるとともに、前記底面側端面片の高さ方向上端部と上面側端面片の高さ方向下端部とを貼り合わす工程。
【0010】
(作用効果)
前記端面フラップのカートン内面側に香料を付与することとしたので香りがティシュカートン内に保持される。
また、前記ティシュカートン内に挿入したティシュペーパー束の端面に香りを付与することにより、実質的に使用者の肌に直接的に触れるティシュペーパーの使用面には香料は付与されず、もって、使用者が使用する際に香料が直接肌に触れることがなく使用者に安心感が与えられる。
【0011】
【0012】
また、複数の端面フラップを折り畳んで塞ぐものであるので、各端面片への自由な香料付与および接着剤付与の形態が採用できる。
【0013】
【0014】
さらに、フラップをカートン外面側に折り曲げた状態で香料を付与することとしたので、香料付与が容易にでき、製造が簡易となる。
【0015】
【0016】
その上、ティシュカートンの製造が容易となる。
【0017】
【0018】
【0019】
他方、前記上面側端面片および前記底面側端面片に接着剤を塗布するとともに、前記側面端面片の組み立て状態において前記ティシュペーパー束に臨む面、前記側面端面片の組み立て状態において前記底面側端面片および上面側端面片に臨む面、前記底面側端面片および前記上面側端面片の少なくとも一方の片の組み立て状態において前記側面端面片に臨む面、およびティシュペーパー束の端面、の少なくとも何れかの面に香料を塗布することとしたので香りがティシュカートン内に保持される。また、香料塗布からティシュペーパー製品が完成するまでの時間は短いので経時的な香りの減少が少なくなる。
【0020】
【0021】
また、接着剤と香料とを実質的に同時に塗布することとしたので製造が容易となる。
【0022】
【0023】
【0024】
<請求項2記載の発明>
組み立て状態でティシュペーパーの取出口を有する上面と、その反対の底面と、前記上面および底面を繋ぐ長手方向に沿う側面とを有し、
各側面の長手方向端から延在する側面端面片と、底面の長手方向端から延在する箱の高さより短い底面側端面片と、上面の長手方向端から延在する箱の高さより短い上面側端面片とを有し、
前記各側面端面片が折られ、これら側面端面片の外側に、前記底面側端面片が折られ前記上面側端面片が折られ、前記底面側端面片の高さ方向上端部と上面側端面片の高さ方向下端部とが貼り合わされているティシュカートン内に、
ティシュペーパー束が収容されているティシュペーパー製品であって、
前記底面側端面片及び前記上面側端面片の少なくとも一方の片の組み立て状態において前記側面端面片に臨む面及びティシュペーパー束の端面に香料塗布用の香料塗布ガンによって接着剤とは別の香料が付与されていることを特徴とするティシュペーパー製品。
【0025】
(作用効果)
前記上面側端面片および前記底面側端面片に接着剤を塗布するとともに、前記側面端面片の組み立て状態において前記ティシュペーパー束に臨む面、前記側面端面片の組み立て状態において前記底面側端面片および上面側端面片に臨む面、前記底面側端面片および前記上面側端面片の少なくとも一方の片の組み立て状態において前記側面端面片に臨む面、およびティシュペーパー束の端面、の少なくとも何れかの面に香料を付与することとしたので香りがティシュカートン内に保持される。
【0026】
【0027】
底面側端面片および上面側端面片の少なくとも一方の片の組み立て状態において前記側面端面片に臨む面、およびティシュペーパー束の端面の何れかの面に香料が塗布されているので、ティシュペーパー束に芳香が移行しやすい。
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【発明の実施の形態】
次いで、本発明の実施の形態を以下に詳述する。図1は、本実施の形態にかかるティシュカートンTcの展開状態である。このティシュカートンTcは、中央部分が底面1、側面2、上面3、側面4として構成され、これら底面1、側面2、上面3、側面4の長手方向両側縁に、それぞれ底面側端面片11,11、側面端面片12,12、上面側端面片13,13、側面端面片14,14が連接されている。前記上面3にはティシュペーパー取り出し用の取り出し口20が形成されている。本実施の形態にかかるティシュペーパー製品は、図1に示される展開状態のティシュカートンTcにおける貼着フラップ5と側面4の幅方向側縁部とを貼着した状態で、上面3、上面側端面片13,13、幅方向一方の側面2およびこれから延在する側面端面片12を上側とし、前記底面1、底面側端面片11、幅方向他方の側面4およびこれから延在する側面端面片14を下側として折り畳んだ状態の図2に示されるティシュカートンTcを用いる。
【0039】
本発明にかかるティシュペーパー製品の製造方法は、上述の図2に示される折り畳み状態のティシュカートンTcを上方または下方から吸引し及び/又は側方から押して、図3に示すように、長手方向両側面を開口させて各筒状にするとともに、各端面片11,12,13,14を外方に向かってほぼ90度折り曲げる。その後、図4に示されるように、前記側部開口部からティシュカートンTc内にティシュペーパー束Tpを収容する。この収容は例えば、角筒状のティシュカートンTcとティシュペーパー束Tpとを並走させ、前記側部開口部からティシュカートンTc内にティシュペーパーTpを押して収容する従来既知の方法により行うことができる。
【0040】
ティシュペーパー束TpがティシュカートンTc内に収められたならば、図5に示すように前記側面端面片12,14を折り曲げる。図示例では、各側面端面片12,14は、折り曲げた状態において先端14t,12tが離間している。次いで、図6に示すように、上面側端面片13および底面側端面片11の内面側の面にのみホットメルトガン等でホットメルト接着剤H,H…を塗布する。図示例では、ホットメルト接着剤H,H…は、底面側端面片11については端面方向へ折り曲げたときに側面端面片12,14に接する位置に配置しており、上面側端面片13については、端面方向に折り曲げたときに折り曲げ状態とした底面側端面片11に接する位置に配置している。上面側端面片13については、底面側端面片11に接する位置と、側面端面片12,14に接する位置との両方に配置してもよい。なお、接着剤はホットメルト接着剤に限らず従来既知の接着剤の使用が可能である。また、ホットメルト接着剤の塗布方法は、ティシュペーパー束Tpを収容した状態のティシュカートンTcをコンベア等で流しながらホットメルトガンで塗布する通常の方法によって行うことができる。
【0041】
一方で、このホットメルト接着剤H,H…の塗布のときにほぼ同時に、底面側端面片11および上面側端面片13の組み立て状態において前記側面端面片12,14と接する側の面に対して香料Sを塗布する。香料Sは、従来既知の香料を問題なく使用することができる。香料Sの塗布は、図6に示すように、底面側端面片11および上面側端面片13の幅方向に沿って一直線上に塗布し、底面側端面片11および上面側端面片13を折り曲げたときに、香料Sが側面端面片12,14の先端離間部Zに少なくとも位置するようにするのが好適である。このようにすると組み立て状態において香料Sが各側面端面片12,14の先端間よりティシュカートンTc内部に飛散し、実際にティシュペーパーを使用する際にほのかに香らせることができる。また、香料の塗布は、ホットメルトガンの近傍に、香料塗布用の香料塗布ガンを設置し、ホットメルト接着剤H,H…の塗布と同時に香料Sを底面側端面片11や上面側端面片13に対して噴射あるいは吹き付けによって塗布することができる。この香料塗布形態を採れば製造ラインに大規模な設計変更をすることなく香料を塗布することができる。
【0042】
なお、香料Sは側面端面片12,14に塗布してもよい。側面端面片12,14に香料Sを塗布する場合には、前記底面側端面片11および前記上面側端面片13と接する面に塗布してもよいが、好適には、底面側端面片11および上面側端面片13と接する面と反対側の面、すなわちティシュペーパー束Tpに臨むがわの面に塗布する。
【0043】
また、香料は、ティシュペーパー束Tpには塗布されないようにするのが好ましいが、例えば、各端面片11,12,13,14への香料の塗布時にティシュペーパー束Tpの前記開口部に臨む面M(図4参照)に香料が塗布されてもかまわない。この場合には、ティシュペーパー束Tpに直接香料が塗布されることになるが、ティシュペーパー一枚としてはそのふちにのみごく少量の香料が塗布されるだけであり、従来例のように消費者が使用する際の使用面に香料が塗布されるわけではないので、香料が直接に肌に触れることを心配する消費者の不安感は格段に解消できる。しかも、付加設備を必要とすることがない利点は十分に得られる。
【0044】
【0045】
底面側端面片11および上面側端面片13の所定位置にホットメルト接着剤H,H…および香料S,Sを塗布したならば、図7に示されるように、底面側端面片11を端面側に折り曲げ、各側面端面片12,14に対して貼着する。その後、図8に示されるように、前記上面側端面片13を端面側に折り曲げて底面側端面片11に重ね、前記底面側端面片11の高さ方向上端部と上面側端面片13の高さ方向下端部とを貼着し、ティシュペーパー束Tpを収納したティシュカートンTcの側部開口面を閉塞してティシュペーパー製品Tとする。
【0046】
なお、底面側端面片11および上面側端面片13の折り曲げは、ホットメルト接着剤H,H…が硬化する前に行う必要があるので、ホットメルト接着剤H,H…を塗布した後、直ちに底面側および上面側の各端面片11,13を折り曲げて接着するので、香料S,S…が直ちにティシュカートンTcの内面側に位置される。従って、香料S,Sが外部に暴露されている時間が非常に短く、飛散して香りがなくなることがなくなる。各端面片11,12,13,14の折り曲げ方法については、一般的なティシュペーパー製品の製造において行われている各端面片の折り曲げ方法に従って行うことができる。
【0047】
他方、本発明に用いるティシュペーパー束Tpは、例えば、ティシュカートンTcに収容したときに、取り出し口20から一枚取り出すと次の一枚が前記取り出し口20から露出するように折り畳まれた所謂ポップアップ式のティシュペーパー製品に使用されるものである。すなわち、インターホルダーによってインターホールド形式に折り畳まれた後に所定の大きさに切断して形成される通常のティシュペーパー束Tpが好適である。なお、本発明においては、ティシュペーパー束の高さや大きさ等は特に限定されるものではなく、収容するティシュカートンTcの大きさに併せて適宜変更することができる。また、ティシュペーパー自体の大きさ、紙厚や組成も限定されないが、ティシュペーパー全体に香料が塗布されていないものが好適である。
【0048】
(その他)
上記実施例は、複数の端面片を有するティシュカートンを用いた実施の形態であるが、本発明は、かかる形態に限定されるものではなく、例えば、図9に示されるがごとく、端面フラップFが一枚で構成されるものであってもよい。
【0049】
【発明の効果】
以上詳述のとおり、本発明によれば、既存の一般的なティシュペーパー設備に大規模な変更を加えることなく簡易に製造することが可能であり、かつ、肌に直接に触れるティシュペーパー全体に香料を塗布しなくとも、経時的な香りの減少が少ないティシュペーパー製品およびその製造方法を提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態にかかるティシュカートンの展開状態の平面図である。
【図2】 本実施の形態にかかるティシュペーパー製品の製造過程を示す斜視図である。
【図3】 その後の製造過程を示す斜視図である。
【図4】 図3に示す製造過程の後の製造過程を示す斜視図である。
【図5】 図4に示す製造過程の後の製造過程を示す斜視図である。
【図6】 図5に示す製造過程の後の製造過程を示す斜視図である。
【図7】 図6に示す製造過程の後の製造過程を示す斜視図である。
【図8】 本実施の形態にかかるティシュペーパー製品の斜視図である。
【図9】 本実施の形態にかかるティシュペーパー製品の他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…底面、2…側面、3…上面、4…側面、5…貼着フラップ、11…底面側端面片、12,14…側面端面片、13…上面側端面片、20…取り出し口、Tc…ティシュカートン、Tp…ティシュペーパー束、T…ティシュペーパー製品。
Claims (2)
- 組み立て状態でティシュペーパーの取出口を有する上面と、その反対の底面と、前記上面および底面を繋ぐ長手方向に沿う側面とを有し、
各側面の長手方向端から延在する側面端面片と、底面の長手方向端から延在する箱の高さより短い底面側端面片と、上面の長手方向端から延在する箱の高さより短い上面側端面片とを有し、
前記各側面端面片が折られ、これら側面端面片の外側に、前記底面側端面片が折られ前記上面側端面片が折られ、前記底面側端面片の高さ方向上端部と上面側端面片の高さ方向下端部とが貼り合わされている、ティシュカートン内に、
ティシュペーパー束が収容されているティシュペーパー製品の製造方法であって、
以下の(A)〜(D)の工程をこの順に含むことを特徴とするティシュペーパー製品の製造方法。
(A)前記上面、上面側端面片、幅方向一方の側面およびこれから延在する側面端面片が上側となり、前記底面、底面側端面片、幅方向他方の側面およびこれから延在する側面端面片が下側となった状態で折り畳まれているティシュカートンを、上方または下方から吸引し及び/又は側方から押して長手方向両側面を開口させティシュカートンを筒状にする工程。
(B)前記上面側端面片、側面端面片、底面端面片をティシュカートン外面側に向かって折り曲げる工程。
(C)前記上面側端面片および前記底側端面片に接着剤を塗布するとともに、前記底面側端面片および前記上面側端面片の少なくとも一方の片の、組み立て状態において前記側面端面片に臨む面、
およびティシュペーパー束の端面に、香料塗布用の香料塗布ガンによって前記接着剤とは別の香料を付与する工程。
(D)各側面端面片をティシュペーパー束に向かって折り、それらの外側に、前記底面側端面片と前記上面側端面片とを順次重ねるとともに、前記底面側端面片の高さ方向上端部と上面側端面片の高さ方向下端部とを貼り合わす工程。 - 組み立て状態でティシュペーパーの取出口を有する上面と、その反対の底面と、前記上面および底面を繋ぐ長手方向に沿う側面とを有し、
各側面の長手方向端から延在する側面端面片と、底面の長手方向端から延在する箱の高さより短い底面側端面片と、上面の長手方向端から延在する箱の高さより短い上面側端面片とを有し、
前記各側面端面片が折られ、これら側面端面片の外側に、前記底面側端面片が折られ前記上面側端面片が折られ、前記底面側端面片の高さ方向上端部と上面側端面片の高さ方向下端部とが貼り合わされているティシュカートン内に、
ティシュペーパー束が収容されているティシュペーパー製品であって、
前記底面側端面片及び前記上面側端面片の少なくとも一方の片の組み立て状態において前記側面端面片に臨む面及びティシュペーパー束の端面に香料塗布用の香料塗布ガンによって接着剤とは別の香料が付与されていることを特徴とするティシュペーパー製品。
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