JP4181145B2 - 波長安定化光源および波長安定化装置 - Google Patents

波長安定化光源および波長安定化装置 Download PDF

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Description

本発明は、波長多重伝送に適用可能な波長安定化光源および波長安定化装置に関する。
波長多重伝送技術はその伝送容量の大きさだけでなく、波長パスを有効に用いることにより高効率なネットワークを構成できるというメリットを持つ。位相調整領域を備える多電極のDBRレーザ、SG−DBR(Sampled Grating- Distributed Bragg Reflector)レーザ、SSG−DBR(Super-structure Grating- Distributed Bragg Reflector)レーザなどを用いれば光波長を可変して波長パスを張り替えることができる。
SG−DBRレーザやSSG−DBRレーザは、グレーティングによる前方ミラー領域と後方ミラー領域との間に位相調整領域とゲイン領域とを有し、波長を変えるにはゲイン領域以外の3電極の注入電流を制御する必要がある。このような制御は煩雑な調整を要するのでマイクロコンピュータなどが用いられる(例えば非特許文献1を参照)。そのおおまかな手順を次に説明する。
所望の波長データをマイクロコンピュータに入力すると、マイクロコンピュータはあらかじめインプットされていたデータから前方ミラー領域と後方ミラー領域と位相調整領域の電流値を読み出し、対応する電極に電流を流す。レーザは所望の波長近傍の光を出射するが、僅かなずれがある。そこでレーザモジュールに内蔵される波長検出器から得た電気信号をもとに位相調整領域の電流値が微調整され、所望の波長にロックされる。このように既存の技術では、位相調整領域の注入電流のみを制御することによって出力波長を微調整するようにしている。
しかしながら位相調整領域のみの電流を変えると0.3〜0.4nmの波長変化でモードホッピングが生じるため、安定化した波長がモードホッピングの近傍であると動作が不安定になる。運用当初は安定化された波長がモードホッピング領域と離れていても、環境温度の大きな変化や経年変化などにより動作点が移動し、モードホッピングの近傍になることもある。モードホッピングが生じると、もはや所望の波長でないため通信が行えなくなるばかりでなく、波長多重伝送では他チャンネルに妨害を与えるため被害は甚大である。また、モードホッピングが生じなくても、モードホッピングの近傍では波長、出力レベル、線幅などが不安定になり、伝送品質の劣化の原因になる。なお特許文献1にはマイコン制御のためのデータベースの容量を少なくするための技術が開示されているが、波長の安定化性能を抜本的に改善するものではない。
特開2003−283044号公報 T. Wipiejewski, Y. A. Akulova, G. A. Fish, P. C. Koh, C. Schow, P. Kozodoy,A. Dahl, M. Larson,M. Mack, T. Strand, C. Coldren, E. Hegblom, S. Penniman,T. Liljeberg, L. A. Coldren, "Performance and Reliability of Widely TunableLaser Diodes," The 53rd Electronic Components and Technology Conference(ECTC), New Orleans, Louisiana, May 29,session19, 2003
以上述べたように従来の波長安定化装置には、位相調整領域のみの電流により波長の微調整を行うためモードの安定領域が狭いという不具合がある。このため環境温度の大きな変化や経年変化などにより波長がモードホッピングの近傍に設定されることもあり、伝送特性が不安定になったり、他チャンネルに妨害を与えたり、最悪の場合には通信が行えなくなるといった事態により、光伝送の信頼性を著しく損ねることがあった。
本発明は上記問題によりなされたもので、その目的は、モードの安定領域を広くして波長精度を向上させた波長安定化光源および波長安定化装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明によれば、前方ミラー領域と後方ミラー領域との間に位相調整領域とゲイン領域とを有する半導体レーザと、この半導体レーザから放射されるレーザ光の一部が入射され当該レーザ光の波長に応じた電気信号を出力する波長検出器と、前記電気信号に基づいて前記前方ミラー領域、前記後方ミラー領域、および前記位相調整領域への注入電流をフィードバック制御して前記レーザ光の波長を安定化する安定化部とを具備し、この安定化部は、前記位相調整領域への注入電流の変化に連動して、前記前方ミラー領域への注入電流と前記後方ミラー領域への注入電流とを、いずれも前記位相調整領域への注入電流の変化より少ない変化量で変化させることを特徴とする波長安定化光源が提供される。
このような手段により、位相調整領域への注入電流の増減にともない前方および後方ミラー領域への注入電流が連動して増減される。これにより位相調整領域において生じる光位相のずれが抑制され、モードホッピングの発生を抑えることができる。従って波長を連続的に可変できるようになり、環境温度の大きな変化や経年変化などによるモードホッピングへの耐性を増して極めて安定的な動作を実現できる。すなわち波長、出力レベル、線幅などを初期状態から変化によらず安定化させることができ、信頼性の高い通信を行うことが可能となる。さらに、波長多重伝送では他チャンネルに妨害を与えることも無くなり、伝送システム全体の信頼性を高める波長安定化装置を提供することができる。
本発明によれば、モードの安定領域を広くして波長精度を向上させた波長安定化光源および波長安定化装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明に係る波長安定化光源の第1の実施形態を示すブロック図である。図1において、参照符号23は半導体レーザ(以下レーザと表記する)であり、SG−DBRレーザ、SG−DBRレーザ、SSG−DBRレーザである。レーザ23はグレーティングによる前方ミラー領域4と後方ミラー領域1とを備え、さらにこれらの領域に挟まれる位相調整領域2とゲイン領域3とを有する。レーザ23の出力光5は分配器6により2分岐され、一方の分岐光は外部への出力7となり、他方の分岐光8は波長検出器9に入力される。
波長検出器9は、例えばファブリペロー共振器と光検出器の組み合わせや、ガスセルと光検出器の組み合わせなどにより実現される。波長検出器9はレーザの波長に応じた電気信号を出力し、この信号は波長安定化部24に入力され必要に応じて増幅器11で増幅される。
波長安定化部24は制御器14を備える。制御器14は前方ミラー領域4、位相調整領域2、後方ミラー領域1への設定電流値IFA、IPA、IBAを、外部から与えられる波長設定信号13に対応する値で各端子19、12、17から出力する。この制御器14はマイクロコンピュータや論理回路などで構成することができる。
位相調整領域2への注入電流IPは端子12の設定電流値IPAと増幅器11から与えられる電流変化ΔIPとを、アナログの加算器15により加え合わせることにより得られる。また、前方ミラー領域4への注入電流IFは端子19の設定電流値IFAと、増幅器11から抵抗20を介して与えられる電流変化ΔIFとを加算器21により加算することにより得られる。抵抗20を介しているため電流変化ΔIFはΔIPよりも少ない量となる。同様に、後方ミラー領域1への注入電流IBは端子17の設定電流値IBAと増幅器11から抵抗16を介して与えられる電流変化ΔIBとを加算器18により加え合わせることにより得られる。ここでも抵抗16を介することにより電流変化ΔIBはΔIPよりも少ない量となる。さらにゲイン領域3への注入電流は定電流源22により与えられる。
以上の構成において、波長検出器9の出力は、位相調整領域2だけでなく前方ミラー領域4と後方ミラー領域1にも帰還され、ゲイン領域3以外の各領域1,2,4への注入電流は連動して変化することになる。これによりモードホップに至る光位相のずれを抑圧することができ、レーザ23を幅広い波長領域で安定に動作させることが可能になる。次に、理論的検討により安定動作の条件を求める過程を説明する。
図2は、図1のレーザ23の基本構造を示す図である。レーザ23は前方ミラー領域4、ゲイン領域3、位相調整領域2、後方ミラー領域4の4つの領域を備える。これらの領域にこの順にインデックスF,G,P,Bを付し、各領域の長さをLF、LG、LP、LBとし、注入電流が印加されない状態の各領域の屈折率をnF、nG、nP、nBとする。それぞれの領域の注入電流をIF、IG、IP、IBとし、これらの注入電流によって増加する屈折率をそれぞれΔnF、ΔnG、ΔnP、ΔnBとする。ゲイン領域以外のΔnF、ΔnP、ΔnBは同じ定数kを用いて式(1)〜(3)により表される。
Figure 0004181145
前方ミラーのブラッグ波長をλF、後方ミラーのブラッグ波長をλBとし、注入電流により変化する波長をそれぞれΔλF、ΔλBとすれば、これらは式(4)、(5)の関係がある。
Figure 0004181145
一方、レーザ23全体での共振器モードの波長をλCとし、注入電流により変化する波長をΔλCとすれば、これらの比は式(6)により表される。
Figure 0004181145
グレーティングミラーでは光の位相が空間的にほぼ固定されるため、注入電流により位相が大きく変化することはない。すなわち前方ミラー領域4と後方ミラー領域1においては注入電流により屈折率が変化しても入出射端での光の位相は大きく変化せず、位相の変化はゲイン領域3と位相領域4で主に生じる。このことから、式(6)は式(7)のように簡単化できる。
Figure 0004181145
式(7)に式(2)を適用すると式(8)を得る。
Figure 0004181145
いま、IG以外の注入電流は小さく、レーザ23がある波長で発振していると仮定すると、λF≒λC≒λBであり、この状態から各電極への注入電流を変化させて発振波長が変化したとすれば、ΔλF≒ΔλC≒ΔλBである。これよりΔλF/λF≒ΔλC/λC≒ΔλB/λBとすることができ、nF≒nG≒nP≒nBであることを考慮すると、前方ミラー領域の注入電流IFおよび後方ミラー領域の注入電流IPは、それぞれ次式(9)、(10)のようにまとめることができる。
Figure 0004181145
式(9)、(10)から、例えばLF/LP=3、LB/LP=6、LG/LP=5とすれば、IF=0.1IP、IB=0.2IPとすれば良いことがわかる。
図3は、レーザ23においてLF/LP=3、LB/LP=6、LG/LP=5とした場合の位相調整領域への注入電流と光周波数との実験結果を示すグラフである。ここでは前方ミラー領域4および後方ミラー領域1への注入電流を一定に保ち、位相調整領域2への注入電流のみを変化させた結果を破線で表す。これをΔIP:ΔIF:ΔIB=1:0:0と表記する。なお図3では前方ミラー領域4への注入電流を13mAとし、後方ミラー領域1への注入電流を17mAとした。図3の破線では光周波数が40GHz程度変化するとモードホップが生じていることが分かる。
実線は、前方ミラー領域4および後方ミラー領域1への注入電流を位相調整領域2への注入電流と連動して変化させた結果を示す。ここでは位相調整領域2への注入電流を4+ΔIP[mA]としたとき、前方ミラー領域4への注入電流を13+0.1*ΔIP[mA]とし、後方ミラー領域1への注入電流を17+0.2*ΔIP[mA]とした場合を実線で示す。この場合の各領域への注入電流の変化の割合をΔIP:ΔIF:ΔIB=1:0.1:0.2と示す。この場合は位相調整領域2の電流が小さいところでモードホップが存在するものの、100GHz程度光周波数が連続的に変化しており、破線よりもモードが安定していることが分かる。
図4は図3と同じレーザ23においてΔIP:ΔIF:ΔIBの割合を変えた実験結果を示す図である。実線は位相調整領域2への注入電流を4+ΔIP[mA]としたときに、後方ミラー領域1への注入電流を17+0.2*ΔIP[mA]とし、前方ミラー領域4への注入電流を13+0.05*ΔIP[mA]とした場合を示す。すなわちΔIP:ΔIF:ΔIB=1:0.05:0.2の割合となる。破線は前方ミラー領域4への注入電流を13+0.2*ΔIP[mA]とした場合であり、ΔIP:ΔIF:ΔIB=1:0.2:0.2となる。
図4においては破線のほうが光周波数の変化量が若干大きいが、どちらも図3の実線と同様にモードが安定していることが分かる。このように、式(9)、(10)で与えられる前方ミラー領域4および後方ミラー領域1の電流はそれほど厳密なものでなくても十分な効果が得られる。すなわち式(9)、(10)で与えられる前方ミラー領域4と後方ミラー領域1への注入電流は−50%〜+100%程度の許容量を持つ。
さらに、式(1)〜(5)から分かるように、屈折率変化や波長変化は注入電流の平方根に比例する。すなわち、注入電流が大きいところでは屈折率変化や波長変化の割合が小さくなる。従って、前方ミラー領域や後方ミラー領域の印加電流が大きいところでは式(9)、(10)で与えられる値の3倍程度を与えたほうがより好ましい。これらのことから本実施形態では、ΔIP:ΔIF:ΔIBの割合を、1:LFP/2(LG+LP2:LBP/2(LG+LP2から1:3LFP/(LG+LP2:3LBP/(LG+LP2まで変化させても十分な効果を得ることができる。
(第2の実施形態)
図5は本発明に係る波長安定化光源の第2の実施形態を示すブロック図である。図5において、図1と同一部分には同一符号を付して示し、ここでは重複する説明を省略する。図5において、増幅器11から得られた信号をリミッタ装置50に入力してその出力を位相調整領域2への注入電流IPとすることにより、制御器14からの端子12を不要としている。リミッタ装置50は信号の下限と上限の両方を制限するもので、例えば、図3の特性例の場合では注入電流IPの下限を5mAとし、上限を25mAに制限する装置である。このような構成においてもレーザ23のモードホップを抑圧でき、動作を安定化させることができる。さらにこの実施形態では制御器14の負荷を最も軽くでき、例えば論理回路でも構成することができるのでハードウェア的な信頼性を高めることも可能になる。
(第3の実施形態)
図6は本発明に係る波長安定化光源の第3の実施形態を示すブロック図である。図6においても、図1と同一部分には同一符号を付して示し、重複する説明を省略する。図6においては増幅器11から得られた信号60を制御器14に入力し、各領域への注入電流を制御器14の演算により直接生成して供給するようにしている。ΔIP:ΔIF:ΔIBの割合は第1および第2の実施形態と同様であり、図1、図5の波長安定化部24により生成される注入電流を、制御器14の演算のみにより生成するようにしている。この構成によれば制御器14の負荷が最も重いが、個別素子を削減できるので全体のハードウェア規模を縮小することができる。また演算処理により、前方ミラー領域4と後方ミラー領域1の印加電流値IFA、IBAが小さい領域では、電流変化ΔIF、ΔIBの割合を小さくし、IFA、IBAが大きい領域ではΔIF、ΔIBの割合を大きく取るといったきめの細かい制御を行うことができる。
FA、IBAが小さい領域では位相のずれが小さいので、ΔIPに対するΔIFおよびΔIBの割合が小さくても十分にモードホップを抑圧することができる。これに対しIFA、IBAが大きい領域では位相のずれが大きく、ΔIPに対するΔIFおよびΔIBの割合を比較的大きくしなければ、モードホップを抑圧する効果の薄れる虞がある。そこでIFA、IBAの大小に連動してΔIPに対するΔIFおよびΔIBの割合を増減すると、広い波長領域において十分なモードホップの抑圧効果を得ることが可能になる。これにより波長の安定性をさらに高めることができる。
なお本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではない。例えばΔIFおよびΔIBを両者ともに変化させるようにしたが、これらの一方のみを変化させるようにしても良い。この場合、領域の長さ(LFまたはLB)の長いほうの電流値を変化させ、短いほうの電流値を固定値とすればよい。
さらに本発明は、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明に係る波長安定化光源の第1の実施形態を示すブロック図。 本発明が対象とする半導体レーザの基本構造図。 本発明の効果を説明するための実験結果を示す図。 本発明の効果を説明するための他の実験結果を示す図。 本発明に係る波長安定化光源の第2の実施形態を示すブロック図 本発明に係る波長安定化光源の第3の実施形態を示すブロック図。
符号の説明
1…後方ミラー領域、2…位相調整領域、3…ゲイン領域、4…前方ミラー領域、5…出力光、6…分配器、7…出力、9…波長検出器、10…出力、11…増幅器、12…端子、13…波長設定信号、14…制御器、15…加算器、16…抵抗、17…端子、18…加算器、19…端子、20…抵抗、21…加算器、22…定電流源、23…半導体レーザ、24…波長安定化部

Claims (10)

  1. 前方ミラー領域と後方ミラー領域との間に位相調整領域とゲイン領域とを有する半導体レーザと、
    この半導体レーザから放射されるレーザ光の一部が入射され当該レーザ光の波長に応じた電気信号を出力する波長検出器と、
    前記電気信号に基づいて前記前方ミラー領域、前記後方ミラー領域、および前記位相調整領域への注入電流をフィードバック制御して前記レーザ光の波長を安定化する安定化部とを具備し、
    この安定化部は、
    前記位相調整領域、前記前方ミラー領域、前記後方ミラー領域、前記ゲイン領域のそれぞれの長さをL P 、L F 、L B 、L G とし、
    前記電気信号に基づく前記位相調整領域の電流変化をΔI P とし、
    前記電気信号に基づく前記前方ミラー領域の電流変化をΔI F とし、
    前記電気信号に基づく前記後方ミラー領域の電流変化をΔI B としたとき、
    前記安定化部は、ΔI P :ΔI F :ΔI B を、
    1:L F P /2(L G +L P 2 :L B P /2(L G +L P 2
    から
    1:3L F P /(L G +L P 2 :3L B P /(L G +L P 2
    までの間の比率で、前記位相調整領域への注入電流の変化に連動して、前記前方ミラー領域への注入電流と前記後方ミラー領域への注入電流とを、いずれも前記位相調整領域への注入電流の変化より少ない変化量で変化させることを特徴とする波長安定化光源。
  2. 前記半導体レーザの初期特性に応じて予め規定される前記前方ミラー領域への設定電流値I FA と前記位相調整領域への設定電流I PA と前記後方ミラー領域への設定電流値I BA とを、与えられる波長設定信号に対応して出力する制御部を備え、
    前記安定化部は、
    前記前方ミラー領域に電流I FA +ΔI F を注入し、前記位相調整領域に電流I PA +ΔI P を注入し、前記後方ミラー領域に電流I BA +ΔI B を注入することを特徴とする請求項1に記載の波長安定化光源。
  3. 前記安定化部は、I FA とΔI F とを第1の加算器により加算して前記前方ミラー領域への印加電流値を生成し、I PA とΔI P とを第2の加算器により加算して前記位相調整領域への印加電流値を生成し、I BA とΔI B とを第3の加算器により加算して前記後方ミラー領域への印加電流値を生成することを特徴とする請求項2に記載の波長安定化光源。
  4. 前記安定化部は、I FA およびI BA の大小に連動して、ΔI P に対するΔI F およびΔI B の割合を増減することを特徴とする請求項2または3のいずれかに記載の波長安定化光源。
  5. 前記半導体レーザは、DBR(Distributed Bragg Reflector)レーザ、SG−DBR(Sampled Grating - DBR)レーザ、またはSSG−DBR(Super-structure Grating - DBR)レーザのいずれかであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の波長安定化光源。
  6. 前方ミラー領域と後方ミラー領域との間に位相調整領域とゲイン領域とを有する半導体レーザから放射されるレーザ光の波長に応じた電気信号が与えられ、この電気信号に基づいて前記前方ミラー領域、前記後方ミラー領域、および前記位相調整領域への注入電流をフィードバック制御して前記レーザ光の波長を安定化する波長安定化装置であって、
    前記位相調整領域、前記前方ミラー領域、前記後方ミラー領域、前記ゲイン領域のそれぞれの長さをL P 、L F 、L B 、L G とし、
    前記電気信号に基づく前記位相調整領域の電流変化をΔI P とし、
    前記電気信号に基づく前記前方ミラー領域の電流変化をΔI F とし、
    前記電気信号に基づく前記後方ミラー領域の電流変化をΔI B としたとき、
    ΔI P :ΔI F :ΔI B を、
    1:L F P /2(L G +L P 2 :L B P /2(L G +L P 2
    から
    1:3L F P /(L G +L P 2 :3L B P /(L G +L P 2
    までの間の比率で、前記位相調整領域への注入電流の変化に連動して、前記前方ミラー領域への注入電流と前記後方ミラー領域への注入電流とを、いずれも前記位相調整領域への注入電流の変化より少ない変化量で変化させることを特徴とする波長安定化装置。
  7. 前記半導体レーザの初期特性に応じて予め規定される前記前方ミラー領域への設定電流値I FA と前記位相調整領域への設定電流I PA と前記後方ミラー領域への設定電流値I BA とを、与えられる波長設定信号に対応して出力する制御部を備え、
    前記前方ミラー領域に電流I FA +ΔI F を注入し、前記位相調整領域に電流I PA +ΔI P を注入し、前記後方ミラー領域に電流I BA +ΔI B を注入することを特徴とする請求項6に記載の波長安定化装置。
  8. FA とΔI F とを第1の加算器により加算して前記前方ミラー領域への印加電流値を生成し、I PA とΔI P とを第2の加算器により加算して前記位相調整領域への印加電流値を生成し、I BA とΔI B とを第3の加算器により加算して前記後方ミラー領域への印加電流値を生成することを特徴とする請求項7に記載の波長安定化装置。
  9. FA およびI BA の大小に連動して、ΔI P に対するΔI F およびΔI B の割合を増減することを特徴とする請求項7または8のいずれかに記載の波長安定化装置。
  10. 前記半導体レーザは、DBR(Distributed Bragg Reflector)レーザ、SG−DBR(Sampled Grating - DBR)レーザ、またはSSG−DBR(Super-structure Grating - DBR)レーザのいずれかであることを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の波長安定化装置。
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