JP4181142B2 - Skull treatment device - Google Patents
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Description
本発明は、頭蓋骨治療装置に関するものである。 The present invention relates to a skull treatment device.
発達期にある小児の頭蓋骨は、頭蓋縫合線を境に複数に分割されており、脳が大きくなる(膨らむ)ことに対応して頭蓋骨も大きくなり(脳が大きくなることで離される頭蓋縫合線の対向端部同志は癒合する(くっつく)方向へ伸び、よって、頭蓋骨も大きくなる。)、脳の発達が完了した時点でこの頭蓋縫合線が癒合する。 The skull of a child in development is divided into a plurality of borders with a cranial suture line, and the skull grows in response to the brain becoming larger (swelling). The opposite ends of the joints extend in the direction of union (stick), and the skull also becomes larger.) When the development of the brain is completed, this cranial suture line unites.
ところで、この脳の発達が完了するまでに、頭蓋縫合線の一部、または全部が癒合してしまい、この頭蓋縫合線が癒合した状態で脳の発達が進むことで、脳が圧迫され、更に、頭蓋骨が変形してしまう頭蓋骨早期癒合症がある。 By the way, by the time the development of the brain is completed, part or all of the cranial suture line is fused, and the development of the brain proceeds in a state where the cranial suture is fused. There is an early fusion of the skull that causes the skull to deform.
これまで、この頭蓋骨早期癒合症を治療するための頭蓋骨治療装置として次のような装置(以下、従来例)が提案されている。 Until now, the following devices (hereinafter, conventional examples) have been proposed as skull treatment devices for treating this early skull fusion.
この従来例は、図15に図示したように頭蓋骨片133の癒合した部分を切り離した各頭蓋骨片133に止着される止着体134と、この各頭蓋骨片133に止着した止着体134の嵌挿部134aに嵌挿されて該止着体134間に架設状態となるネジ棒135とからなるものであり、このネジ棒135を螺動させることで頭蓋骨片133に止着される止着体134同志を矢印a方向に離し、これにより頭蓋骨片133同志が癒合することを防止して頭蓋骨片133同志間の距離を徐々に広げながら脳の発達に支障が無いように頭蓋骨を拡長するものである。
In this conventional example, as shown in FIG. 15, a
この従来例は、頭蓋骨早期癒合症の治療に限らず、頭蓋骨の奇形治療や骨折治療など、頭蓋骨の治療(骨延長法)に際して広く利用されている。 This conventional example is widely used not only for the treatment of the early skull fusion, but also for the treatment of the skull (bone extension method) such as the treatment of the deformity of the skull or the treatment of the fracture.
しかしながら、本出願人は、この従来例について種々試して見たところ、従来例は、前述したように単なる直線状のネジ棒135に対して止着体134が移動することにより骨片133a同志の間隔を調整するという構造上、頭蓋骨片133を頭蓋骨の周面方向(図15矢印a方向)に離すだけであって、頭蓋骨片133を頭蓋骨の放射方向へ移動させることができない為、脳の発達に対応した頭蓋骨片133の矯正を良好に行うことができない(球状の丸みを帯びた頭蓋骨となるように矯正できない)という問題点があることを確認した。
However, the present applicant has tried variously with respect to this conventional example. As described above, in the conventional example, the
そこで、本出願人は、この従来例の問題点を解決する頭蓋骨治療装置を特願2003−373585号として提案している。 Therefore, the present applicant has proposed a skull treatment device that solves the problems of this conventional example as Japanese Patent Application No. 2003-373585.
この頭蓋骨治療装置は、図16に図示したように頭部1にヘルメット状の頭部配設体2を被嵌し、一方、頭蓋骨片3に止着体4を止着し、この止着体4から延設される線状部材5を放射方向に引動して頭蓋骨片3同志を放射方向に移動させ且つ頭蓋骨片3同志を離すことで頭蓋骨を拡長するもので、前記引動状態を維持する引動維持部6は前記頭部配設体2に設けられている。
In this skull treatment device, as shown in FIG. 16, a helmet-like
本出願人は、この頭蓋骨治療装置について更なる研究・開発を進め、従来にない作用効果を発揮する画期的な頭蓋骨治療装置を開発した。 The present applicant has further researched and developed this skull treatment device, and has developed an innovative skull treatment device that exhibits an unprecedented effect.
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。 The gist of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
頭部1に被嵌することで該頭部1の周囲に配設される頭部配設体2と、この頭部配設体2に着脱自在に設けられ、頭蓋骨片3に止着される止着体4から延設される線状部材5を、頭蓋骨片3同志が離れる方向に引動すると共に引動した引動状態を維持する引動維持体16と、更に、頭部配設体2に着脱自在に設けられ前記引動維持体16による線状部材5の引動状態終了後、該引動維持体16から取り外された線状部材5を固定する固定体32とから構成され、この固定体32の前記頭部配設体2の表面からの突出量は、前記引動維持体16の頭部配設体2の表面からの突出量よりも小さく設定されていることを特徴とする頭蓋骨治療装置に係るものである。
A
また、請求項1記載の頭蓋骨治療装置において、前記固定体32は、頭部配設体2に設けられた貫通孔2aに着脱自在に設けられる構成であり、止着体4から延設される線状部材5を係止する係止部が設けられていることを特徴とする頭蓋骨治療装置に係るものである。
The skull treatment device according to
また、請求項1,2いずれか1項に記載の頭蓋骨治療装置において、前記固定体32は、線状部材5よりも軟質な素材で形成されていることを特徴とする頭蓋骨治療装置に係るものである。
The skull treatment apparatus according to any one of
また、請求項1〜3いずれか1項に記載の頭蓋骨治療装置において、前記固定体32は、前記線状部材5を巻回して固定する構成であることを特徴とする頭蓋骨治療装置に係るものである。
The skull treatment device according to any one of
また、請求項1〜4いずれか1項に記載の頭蓋骨治療装置において、前記固定体32には、止着体4から延設される線状部材5の通過を許容する孔部32aが設けられていることを特徴とする頭蓋骨治療装置に係るものである。
The skull treatment device according to any one of
本発明は上述のように構成したから、処置後における頭蓋骨の状態が極めて良好となる質の高い処置を行ない得る画期的な頭蓋骨治療装置となる。 Since the present invention is configured as described above, it is an epoch-making skull therapy device capable of performing a high-quality treatment in which the state of the skull after treatment is extremely good.
好適と考える本発明の最良の形態を、図面に基づいて本発明の作用効果を示して簡単に説明する。 BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION The best mode of the present invention considered to be suitable will be briefly described with reference to the drawings, showing the effects of the present invention.
本発明は、頭部1の周囲に頭部配設体2を配設し、該頭部配設体2に設けた引動維持体16により頭蓋骨片3に止着される止着体4から延設される線状部材5を頭蓋骨片3同志が離れる方向へ引動して該引動状態を維持するから、頭蓋骨片3の癒合は阻止される。
In the present invention, a
例えば頭蓋骨早期癒合症の処置に際して使用する場合、各頭蓋骨片3同志が離れる方向(頭部1の放射方向)へ引動された状態を維持するから、頭蓋骨片3同志の癒合が阻止され、更に、頭蓋骨片3は、従来例のように2次元方向ではなく、3次元方向に引動されるから、脳の発達方向(膨らむ方向)に合致し、よって、頭蓋骨片3の形状を極めて良好にすることができる。
For example, when used in the treatment of the early skull fusion, since each
また、本発明は、この引動維持体16による線状部材5の引動状態終了後、該引動維持16から取り外された線状部材5を固定する固定体32が前記頭部配設体2に着脱自在に設けられ、この固定体32は頭部配設体2に配設した状態において、頭部配設体2の表面から突出する突出量が前記引動維持体16の頭部配設体2の表面からの突出量よりも小さく設定されているから、頭蓋骨片3を引動しない場合(この頭蓋骨早期癒合症の処置は、頭蓋骨片3を引動しその引動状態を維持する延長作業期間と、この延長作業期間後に頭蓋骨片3が元の位置に戻らない程度に頭蓋骨片3を保持固定する固定作業期間とがあり、前者においては引動維持体16を、また、後者においては固定体32を用いる。)、頭部配設体2から突出する引動維持体16(延長作業及び固定作業の双方を行なわせる構成の為、どうしても構造が複雑となって大きくなってしまう。)を取り外しておけば、頭部配設体2から突出する邪魔な突出物がなくなり、それだけ処置を良好に行なえることになる。例えば、この頭蓋骨早期癒合症の処置は、前記の通り、小児に被嵌される訳であるが、頭部配設体2から多数の引動維持体16が突出していると、小児が遊んでいる際などに、この引動維持体16が何かに引っ掛かったりしてしまう問題があるが、この引動維持体16のような突出物がなければこのようなことは生じず、安心してこの処置を施すことが可能となる。
Further, according to the present invention, the
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。 Specific embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
本実施例は、頭部1に被嵌することで該頭部1の周囲に配設される頭部配設体2と、この頭部配設体2に着脱自在に設けられ、頭蓋骨片3に止着される止着体4から延設される線状部材5を、頭蓋骨片3同志が離れる方向に引動すると共に引動した引動状態を維持する引動維持体16と、更に、頭部配設体2に着脱自在に設けられ前記引動維持体16による線状部材5の引動状態終了後、該引動維持体16から取り外された線状部材5を固定する固定体32とから構成され、この固定体32の前記頭部配設体2の表面からの突出量は、前記引動維持体16の頭部配設体2の表面からの突出量よりも小さく設定されたものである。
In the present embodiment, a
以下、本実施例に係る構成各部について詳細な説明をする。 Hereinafter, each component according to the present embodiment will be described in detail.
頭部配設体2は、図1に図示したように適宜な合成樹脂製の部材を湾曲面状(カゴ状若しくはヘルメット状)に形成したものである。
As shown in FIG. 1, the
この頭部配設体2の左右側部には、図2,3に図示したようにその下部後方位置に複数(6個)の孔30aが並設された杆部材配設体30がリベット31により止着されており、この杆部材配設体30に設けられる孔30aは頭部配設体2を頭部1に固定するための固定用杆部材13を嵌挿する嵌挿孔30aとして構成されている。
On the left and right sides of the
尚、杆部材配設体30の嵌挿孔30aに嵌挿された固定用杆部材13は、杆部材配設体30の下面から嵌挿孔30aに貫通する螺子孔30bに螺着する螺子33の圧接により止着される。
The
この固定用杆部材13は、適宜な金属製の部材を棒状に形成したものであり、その先端部に後述の頭蓋骨の側部に止着される止着部材14の基端部に螺着連結するネジ部13aが突設されており、頭部配設体2に設けた杆部材配設体30の嵌挿孔30aに嵌挿させた状態で該止着部材14に螺着し、頭部1に該頭部1に対して所定の間隔を介して被嵌した頭部配設体2を固定する。
The
尚、止着部材14は後述の止着部形成具18及び穿孔具21を用いて頭蓋骨に穿設した止着穴3aに止着される。
The
また、頭部配設体2は、図1,2に図示したようにその表面に多数の貫通孔2aを有するものであり、図面の場合、この各貫通孔2aは円形状に設定され、この貫通孔2aを介して後述の止着体4から延設される線状部材5を頭部配設体2の外部へ引き出すことができる。
Moreover, the head arrangement | positioning
この貫通孔2aの大きさは、どのような大きさでも良いが、線状部材5の取り扱い性や通気性や軽量化を考慮すると貫通孔2aはなるべく大きい方が良く、しかも、この貫通孔2aの形状としては、三角形状や四角形状なども良い。
The size of the through-
また、この貫通孔2aは、後述の引動維持体16及び固定体32を着脱自在に止着するための止着孔として構成されている。
Further, the through
引動維持体16は、図4に図示したように適宜な合成樹脂製の部材で形成したものであり、下部に前述した頭部配設体2に設けた貫通孔2aに止着する嵌挿部25aを設けた連結本体25と、この連結本体25に直交方向に貫通するネジ孔25bに螺着される移動体26とで構成されている。
As shown in FIG. 4, the
連結本体25の端部には一対の係止片25a’が形成されており、この係止片25a’は合成樹脂製故に適度な撓み弾性を有し、該連結本体25の頭部配設体2に設けた貫通孔2aへの圧入嵌挿係止が良好に行なわれる。
A pair of locking
また、移動体26は、その先端部に筒状体26aが回動自在に被嵌連結されており、この筒状体26aは後述の止着体4に連結される線状部材5(ワイヤー)を連結する連結部26aとして構成されている。
The
従って、移動体26を螺動させると、連結部26aは回動せずして連結本体25に対して図4中矢印a方向に移動することになる。
Therefore, when the moving
固定体32は、図5,6に図示したように適宜な合成樹脂製の部材で形成したものであり、基部32Aに頭部配設体2に設けた貫通孔2aに圧入嵌挿係止して止着する止着部32Bを設けて構成されている。
The fixed
また、固定体32は、その軸芯部に貫通孔32aが形成されており、この貫通孔32aは止着体4から延設される線状部材5の通過を許容する孔部32aとして構成されている。
In addition, the fixed
従って、この固定体32は、延長作業期間において線状部材5を受けるものとして使用することで頭部配設体2に設けた貫通孔2aの破損を可及的に防止する保護部材としての機能を発揮する。
Therefore, the fixed
固定体32の基部32Aは、径大フランジ部32eの上に径小胴部32Cを介して径小フランジ部32fが形成されており、この径大フランジ部32eには、180°間隔で2つの凹溝32bが形成されている。この凹溝32b及び径小胴部32cは、孔部32aを通過させた線状部材5を巻回係止するための部位であり、更に、凹溝32bは孔部32aを通過させて引動維持体16に連結される状態の線状部材5をズレ動しないように固定する機能を発揮する。
The
また、径大フランジ部32eの上面は平坦状に形成されており、また、径大フランジ部32e、径小胴部32c及び径小フランジ部32fの総高さ、即ち、固定体32を頭部配設体2に配設した際の該頭部配設体2の表面からの突出する部分の高さは可及的に小さくなるように(少なくとも引動維持体16の頭部配設体2の表面からの突出量よりも小さくなるように)設定されている。
Further, the upper surface of the large
固定体32の止着部32Bは、図5,6に図示したように基部32Aの端部に一対の係止片32dが形成された構成であり、この係止片32dは合成樹脂製故に適度な撓み弾性を有し、該固定体32の頭部配設体2に設けた貫通孔2aへの圧入嵌挿係止が良好に行なわれる。
As shown in FIGS. 5 and 6, the
止着体4は、図9,10に図示したように適宜な金属製の部材を形成したものであり、その先端部にはスクリュー状の挿入部4aが形成され、この挿入部4aを頭蓋骨片3に形成される止着穴3aに螺入させて止着し得るように構成されている。
The fixing
また、止着体4は、挿入部4aの基端部に該挿入部4aよりも径大で、該挿入部4aが頭蓋骨片3へ没入することを阻止する球状の径大部4bが形成されている。従って、この径大部4bの下面にして頭蓋骨片3に当接する当接面は湾曲面となる。
In addition, the fixing
これは、仮に図10に図示したように挿入部4a'の基端径大部4b'がフランジ状であった場合、少しでも止着体4'を頭蓋骨片3に傾斜した状態で螺着してしまうと該挿入部4a'が十分に頭蓋骨片3へ螺入されないことが生じ得るが、この点、本実施例は、前述した構成を採用することで、その本来の機能(過度挿入阻止機能)を十分に発揮しつつ挿入部4aは確実に頭蓋骨片3に螺入されることになる(図9,10中の二点鎖線は頭蓋骨片3に対して止着体4,4'を真っ直ぐに螺入した状態を示している。)。
As shown in FIG. 10, if the base end diameter
また、この径大部4bを球状としたことは、治療後における頭部1から止着体4を外す際にも有効である。
The spherical shape of the large-
即ち、仮に図10に図示したように挿入部4a'の基端径大部4b'がフランジ状であった場合、この径大部4b'の上面が皮膚に引っ掛かる為、頭部1から止着体4を外す際には皮膚を切開する必要があるが、この点、本実施例は、径大部4bを球状としたから、この径大部4bの上面が皮膚に引っ掛かることはなく、よって、皮膚を切開する必要はなく、止着体4を頭蓋骨片3から外して引き抜くだけで皮膚を可及的に傷めず頭部1から外すことができることになる(患者に与えるダメージを軽減できる。)。
That is, as shown in FIG. 10, if the base end
また、止着体4は、その基端部に孔4cが形成されており、この孔4cは線状部材5(ワイヤー)を連結する連結孔4cとして構成されている。
Further, the
尚、線状部材5として、金属製ワイヤーを採用しているが、この線状部材5とは紐状のものだけに限らず、棒状のものなど広い範囲の概念を含むものである。
In addition, although the metal wire is employ | adopted as the
この止着体4を頭蓋骨片3に止着する場合には、穿孔具21を使用して頭蓋骨片3に止着穴3aを形成し、この止着穴3aに止着体4を止着することになる。
When the
以上の構成から、図7に図示したように頭部配設体2(図7,8においては便宜上、頭部配設体2を方形状に図示した。)に設けられた貫通孔2aに引動維持体16と固定体32を止着し、この状態で引動維持体16の移動体26を螺動させて後方へ移動させると、止着体4の連結孔4cに連結される線状部材5は、該止着体4の上方に位置する頭部配設体2の貫通孔2aに止着された固定体32(孔部32a及び凹溝32b)を経由して引っ張られることになり、よって、止着体4が引動されて頭蓋骨片3が上方(頭部1の放射方向)へ引動され、そして、この引動維持体16の移動を停止すると頭蓋骨片3の引動状態が維持されることになる。
From the above configuration, as shown in FIG. 7, the head arrangement body 2 (for convenience, the
止着部形成具18は、図11に図示したように適宜な金属製の部材を形成したものであり、左右に分割される平面視U字状の枠状体であって、頭部配設体2の下端部に合致する形状となるように構成されている。
The fastening
また、止着部形成具18は、その先端部に設けた間隔調整機構19の調節により頭部1の大きさに合わせて大きさを設定することができる(従って、頭部配設体2は頭部1の大きさに合わせたものを使用するが、止着部形成具18は1つ用意するだけで良い。)。
Further, the fastening
また、止着部形成具18は、その左右の側方直線部に孔20が6個づつ並設されており、この孔20は、前述した頭部配設体2に設けた杆部材配設体30の嵌挿孔30aと合致する位置に設けられており、頭蓋骨片3に止着部材14を止着する止着穴3aを形成するための穿孔具21及び止着部材14を回動止着させる回動具22をガイドするガイド孔としての機能を発揮する。
In addition, the fastening
また、止着部形成具18は、更に、その側方部に孔23が形成されており、この孔23は止着部形成具18を頭部1に配設した状態で該止着部形成具18を頭部1に固定する為の固定杆24を嵌挿する嵌挿孔としての機能を発揮する。
Further, the fastening
具体的に、この止着部形成具18を使用した頭蓋骨片3に対する止着体14の止着方法について説明すると、図12に図示したように頭部1の周囲に止着部形成具18を配して孔23に固定杆24を貫通させ、該固定杆24を頭蓋骨の側部に止着し、該止着部形成具18を所定位置に固定する。この状態で孔20にガイド筒体21aとドリル21bとからなる穿孔具21を嵌挿して頭蓋骨片3の所定位置に止着穴3aを形成し(図12中(a)参照)、この止着穴3aに回動具22を使用して止着部材14を回動止着し(図12中(b)参照)、その後、この頭蓋骨片3に止着した止着部材14に前述した頭部配設体2に連結される固定用杆部材13を連結する(図12中(c)参照)。
Specifically, a method of fixing the fixing
尚、止着部材14は、前述した止着体4と略同構造であり、その基端部には固定用杆部材13の先端部に突設されるネジ部13aを螺着するネジ穴が形成されている。
The
以上の構成からなる本実施例を使用した頭蓋骨早期癒合症の処置を説明する。尚、本実施例は、頭蓋骨早期癒合症の処置に限らず、頭蓋骨の奇形治療や骨折治療など、頭蓋骨の治療(骨延長法)に際して広く利用される。 The treatment of the early skull fusion using the present embodiment having the above-described configuration will be described. The present embodiment is not limited to the treatment of the early skull fusion, but is widely used in the treatment of the skull (bone extension method), such as skull deformity treatment and fracture treatment.
まず、頭皮を切開して癒合した頭蓋骨片3を分割し、この各頭蓋骨片3に線状部材5付きの止着体4を止着する。この止着体4を止着する際には前述したように予め穿孔具21により頭蓋骨片3に形成した止着穴3aに止着する。
First, the scalp is incised and the
続いて、止着部形成具18を使用して頭蓋骨片3の側部に止着部材14を止着し、頭部配設体2を頭部1に被嵌状態として該止着部材14に固定用杆部材13を連結することで頭部配設体2を固定する。
Subsequently, the
続いて、止着体4に連設されている線状部材5を該止着体4の真上に位置する頭部配設体2の貫通孔2aに止着された固定体32を通して外部に引き出し、この固定体32から引き出した部分を頭部配設体2の貫通孔2aに止着された引動維持体16の移動体26の連結部26aに連結する。尚、この線状部材5を引動維持体16に連結する時期は、該引動維持体16を頭部配設体2に連結する前でも良い。
Subsequently, the
続いて、前述のようにセットした各引動維持体16を操作することで止着体4を上方へ引動して、頭蓋骨片3同志を離しながら、該各頭蓋骨片3を頭部1の放射方向へ移動させ(各頭蓋骨片3を放射方向に引動することで、所謂球体の径が大きくなるように頭蓋骨片3同志は離れながら3次元方向へ移動することになる。)、この引動状態を維持することができる(図13参照)。これが頭蓋骨早期癒合症処置の延長作業時期となる。
Subsequently, by operating each of the pulling
続いて、延長作業時期が終了した後、引動維持体16による線状部材5の引動状態を終了させ、該引動維持体16から取り外された線状部材5を固定体32に固定して該頭蓋骨片3が元に戻らず頭蓋骨片3同志の癒合が完了するまでこの状態を維持する(図14参照)。これが頭蓋骨早期癒合症処置の固定作業時期となる。
Subsequently, after the extension work time is over, the state of the
本実施例は上述のように構成したから、各頭蓋骨片3を頭部1の放射方向、即ち、各頭蓋骨片3同志が離れる方向(頭部1の放射方向)へ引動された状態を維持するから、頭蓋骨片3同志の癒合が阻止され、更に、頭蓋骨片3は、従来例のように2次元方向ではなく、3次元方向に引動されるから、脳の発達方向(膨らむ方向)に合致し、よって、頭蓋骨片3の形状を極めて良好にすることができる。
Since the present embodiment is configured as described above, each
また、本実施例は、この引動維持体16による線状部材5の引動状態終了後、該引動維持体16から取り外された線状部材5を固定する固定体32が頭部配設体2に着脱自在に設けられ、この固定体32は頭部配設体2に配設した状態において、頭部配設体2の表面から突出する突出量が前記引動維持体16の頭部配設体2の表面からの突出量よりも小さく設定されているから、頭蓋骨片3を引動しない場合、頭部配設体2から突出する引動維持体16を取り外しておけば、頭部配設体2から突出する邪魔な突出物がなくなり、それだけ処置を良好に行なえることになる。
Further, in the present embodiment, the fixed
また、本実施例は、固定体32は、頭部配設体2に設けられた貫通孔2aに着脱自在に設けられる構成であり、止着体4から延設される線状部材5を係止する係止部が設けられているから、必要なときだけ頭部配設体2に装着して線状部材5を固定するものとして使用することができる。
In the present embodiment, the fixed
また、本実施例は、固定体32は、線状部材5よりも軟質な素材で形成されているから、線状部材5の切断を可及的に防止し得ることになる。
Further, in the present embodiment, since the fixed
また、本実施例は、固定体32は、線状部材5を巻回して固定する構成であるから、堅固な固定が簡易且つ確実に行なえることになり、しかも、固定体32に固定する線状部材5が固定体32の最上面よりも上方位置に配されることがないから、それだけ頭部配設体2から不要な突出物が生じるのを抑制することができる。
Further, in the present embodiment, the fixed
また、本実施例は、固定体32は、止着体4から延設される線状部材5の通過を許容する孔部32aが設けられているから、引動維持体16における延長作業期間においても線状部材5が経由する部位として使用することで、線状部材5が頭部配設体2に直接触れることがないから、合成樹脂製の頭部配設体2が破損してしまうのを可及的に防止し得ることになる。
Further, in this embodiment, the fixed
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。 Note that the present invention is not limited to this embodiment, and the specific configuration of each component can be designed as appropriate.
1 頭部
2 頭部配設体
2a 貫通孔
3 頭蓋骨片
4 止着体
5 線状部材
16 引動維持体
32 固定体
32a 孔部
DESCRIPTION OF
16 Pulling maintenance body
32 Fixed body
32a hole
Claims (5)
The skull treatment apparatus according to any one of claims 1 to 4, wherein the fixed body is provided with a hole portion that allows passage of a linear member extending from the fastening body. A skull treatment device.
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