〔実施の形態1〕
本発明の一実施形態について図1〜図6に基づいて説明すると以下の通りである。
図1は、本実施の一形態に係るカメラ付折り畳み式携帯電話機(以下単に携帯電話機と称する)が折り畳まれている状態(すなわち、閉じた状態)を模式的に示す図である。図2は、携帯電話機が折り畳まれていない状態(すなわち、開いた状態)を模式的に示す図である。
図1、図2に示すように、携帯電話機100は、第1の筐体101と、第2の筐体102と、ヒンジ部103と、第1の撮像手段として機能するカメラ104と、を備えている。第1の筐体101と第2の筐体102とは、ヒンジ部103によって連結されており、ヒンジ部103を中心軸として折り畳むことができるように形成されている。
カメラ104は、第1の筐体101の面上に設けられている。より詳細には、カメラ104は、携帯電話機100を折り畳んだ状態、つまり閉じた状態において、第2の筐体102と対向する第1の筐体101の面に設けられている。すなわち、携帯電話機100は、第1の筐体101および第2の筐体102がヒンジ部103を介して閉じた状態において、カメラ104は、第1の筐体101と第2の筐体102とに挟まれる内面のうち、第1の筐体101に設けられていると換言できる。なお、カメラ104は、静止画像撮像装置であってもよいし、動画像撮像装置であってもよい。また近距離撮影用撮像装置であってもよいし、遠距離撮影用撮像装置であってもよい。
また、図3に携帯電話機100の機能ブロック図を示す。この図3に示すように、携帯電話機100は、機能ブロックとして、カメラ104、CPU105、記憶装置106、無線部107、スピーカ108、マイク109、キー110、表示装置111、LED112を備えている。表示装置111は表示手段として機能するものであり、LED112は発光手段として機能するものである。この機能ブロックは、CPU105が記憶装置106に格納されたプログラムを実行し、図示しない入出力回路などの周辺回路を制御することによって実現される。これらの機能ブロックは、全てCPU105の制御を受けており、これら機能ブロックは、従来公知の携帯電話機と同様に機能するものであり、その具体的な構成、機能等は特に限定されるものではない。
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係る携帯電話機100は、第1の筐体101と第2の筐体102とが折り畳まれているか否かを検出するための開閉状態検出手段として、専用の部材を備えておらず、カメラ104により得られた外部画像情報を用いて、CPU105内部で所定の情報処理を行うことにより、開閉状態を検出するように構成されている。つまり、CPU105内部に開閉状態検出部が構成されているといえる。そこで、この本発明の特徴的な開閉状態検出部(開閉状態検出手段)について、以下詳細に説明する。
図4に、本実施の形態に係る携帯電話機100における開閉状態検出部を含む機能ブロック図の一例を示す。同図に示すように、開閉状態検出部10は、検出情報作成手段として機能する検出情報作成部11、比較手段として機能する比較部12、第1閾値格納手段として機能する第1閾値格納部13、折り畳み判定手段として機能する折り畳み判定部14を有する。
図4に示すように、検出情報作成部11は、カメラ104によって取得された外部画像情報(第1の外部画像情報)を受け取り、この外部画像情報に基づき検出情報を作成し、この検出情報を比較部12に出力するものである。また、第1閾値格納部13は格納している第1の閾値を比較部12に出力するものである。比較部12は、検出情報作成部11より入力された情報と、第1閾値格納部13より入力された第1の閾値の情報とに基づき、外部画像情報と第1の閾値とを比較し、その結果を折り畳み判定部14に出力するものである。折り畳み判定部14は、その比較結果に基づき、携帯電話機100が折り畳まれているか否かを判定し、その判定結果を携帯電話機100各部の動作状態を制御するための制御部200に出力するものである。これら各部における処理の流れの具体的な一例を図5のフローチャートに従って説明する。
まず、図5のステップ1(以下、ステップを単に“S”と称する)に示すように、検出情報作成部11は、カメラ104によって取得された外部画像情報(例えば、画素データや露出データ)を受け取る。カメラ104は、外部画像情報を一定時間間隔で取得するように構成されており、検出情報作成部11は、一定時間間隔で取得された複数の外部画像情報を受け取ることになる。
次に、S2において、検出情報作成部11は、ノイズ等の影響を低減させるために、これら一定時間間隔で取得された複数の外部画像情報について、平均値を算出する。この平均値が、携帯電話機100が折り畳まれているか否かを検出するための検出情報となる。なお、本実施の形態では、外部画像情報に基づき、明るさの度合い(明度、光の強度等)を数値化して検出情報としている。検出情報作成部11は、この作成した検出情報を比較部12に出力する。
S3において、予め設定された第1の閾値を記憶(格納)した第1閾値格納部13は、この第1の閾値を比較部12に出力する。すなわち、比較部12は、第1閾値格納部13より、第1の閾値を読み出す。この第1の閾値としては、例えば、携帯電話機100が開いた状態(折り畳まれていない状態)でカメラ104が取得する外部画像情報における明るさの度合いを数値化した閾値や、携帯電話機100が閉じた状態(折り畳まれた状態)でカメラ104が取得する外部画像情報における明るさの度合いを数値化した閾値を設定することができる。なお、このS3の処理は、S1・S2の処理の後に行われてもよいし、S1・S2の処理に先立って行われてもよい。また、可能であれば同時期に並行して行われてもよく、S1・S2の処理とS3の処理の順序は特に限定されない。
続いて、S4では、比較部12は、検出情報と第1の閾値とを比較し、その比較結果を折り畳み判定部14に出力する。
次いで、S5では、折り畳み判定部14が、上記比較結果に基づいて、携帯電話機100が折り畳まれた状態か否かを判定し、その判定結果を制御部へ出力する。例えば、上記第1の閾値が、携帯電話機100が開いた状態(折り畳まれていない状態)でカメラ104が取得する外部画像情報における明るさの度合いを数値化した閾値である場合、検出情報が第1の閾値よりも小さいとき、閉じた状態であると判定し、検出情報が第1の閾値と同じかまたは大きいとき、開いた状態であると判定することになる。一方、上記第1の閾値が、携帯電話機100が閉じた状態(折り畳まれた状態)でカメラ104が取得する外部画像情報における明るさの度合いを数値化した閾値である場合、検出情報が第1の閾値よりも大きいとき、開いた状態であると判定し、検出情報が第1の閾値と同じかまたは小さいとき、閉じた状態であると判定することになる。なお、折り畳み判定部14が、この判定結果を制御部へ出力することによって、開閉状態検出部10による、携帯電話機100が折り畳まれているか否かを検出する開閉状態検出処理は終了することになる。
上述の開閉状態検出部10の機能によって、携帯電話機100が折り畳まれた状態であると判定された場合、消費電力を抑えるために、例えば、表示装置111(のバックライト)やLED112が消灯される等、動作状態が制御されることになる。一方、携帯電話機100が開いた状態であると判定された場合、例えば、表示装置111やLED112が点灯される等、動作状態が制御されることになる。
上記の開閉状態検出部を有する携帯電話機100によれば、携帯電話機100が折り畳まれているか否かを、端末開閉検出専用の装置を設けることなく、備え付けのカメラを用いて簡便かつ確実に検出することができる。その結果、端末の実装スペースの削減となるとともに、コスト削減が可能となる。
また、上記第1の閾値を設定する場合、以下のように、カメラ104によって得られる外部画像情報を用いて行うこともできる。図6に、カメラ104によって得られる外部画像情報を用いて第1の閾値を設定する場合の機能ブロック図の一例を示す。
図6に示すように、第1閾値格納部13は、カメラ104が取得した外部画像情報を受け取り、それに基づいて、第1の閾値を設定できるように構成されている。なお、この点以外の機能ブロックは、図4に示すものと同様であるため、その説明を省略する。
次に、図6の第1閾値格納部13における第1の閾値の設定の際のフローを説明する。まず、カメラ104は、携帯電話機100が折り畳まれた状態で、外部画像情報を取得する。つまり、この外部画像情報は、いわゆる暗状態で取得された外部画像情報である。第1閾値格納部13は、この暗状態の外部画像情報に基づいて、携帯電話機100が折り畳まれた状態(閉じた状態)でカメラ104が取得する外部画像情報における明るさの度合いを数値化した閾値を、第1の閾値として設定することができる。また、同様に、カメラ104が、携帯電話機100が開いている状態で外部画像情報を取得した場合、第1閾値格納部13は、この外部画像情報に基づいて、携帯電話機100が折り畳まれていない状態(開いた状態)でカメラ104が取得する外部画像情報における明るさの度合いを数値化した閾値を、第1の閾値として設定することができる。
このように設定した第1の閾値を用いて、上述のように、携帯電話機100が折り畳まれているか否かを確実に検出することができる。なお、第1の閾値の設定は、1度設定した第1の閾値を継続して用いて開閉状態検出処理を行ってもよいし、または携帯電話機の開閉状態を検出する度ごとに、第1の閾値を設定しなおしてもよい。
〔実施の形態2〕
本発明の他の一実施形態について図7〜図12に基づいて説明すると以下の通りである。なお、本実施の形態において、上記実施形態1における構成要素と同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。本実施の形態では、前記実施の形態1との相違点について説明するものとする。
例えば、上記実施形態1の図1、図2に示すように、携帯電話機100の第1の筐体101にカメラ104が1つだけ実装されている場合、携帯電話機100の周りの環境が真っ暗であるときには、問題が生じる。すなわち、携帯電話機100の周りの環境が真っ暗である場合、携帯電話機100が折り畳まれている状態であっても折り畳まれていない状態であっても、カメラ104によって得られる外部画像情報は、ほぼ同等なものとなってしまう。このため、実施形態1に示す携帯電話機100では、周囲が暗い場合、開閉状態を誤検出する可能性がある。
この誤検出を避けるために、本実施の形態でが、携帯電話機100が折り畳まれた状態でも、外部画像情報を取得できるように実装されたカメラ120を備えている。つまり、このカメラ120からも外部画像情報を取得し、携帯電話機100の外部の状態(周囲の環境の状態)が、折り畳まれた状態での携帯電話機内部の状態と類似する場合には、携帯電話機の開閉状態の判定を行わないことで誤動作を避けるように構成されている。以下、本実施の形態に係る携帯電話機について、説明する。
図7は、本実施の他の一形態に係る携帯電話機が折り畳まれている状態(すなわち、閉じた状態)を模式的に示す図である。図8は、携帯電話機が折り畳まれていない状態(すなわち、開いた状態)を模式的に示す図である。
図7、図8に示すように、携帯電話機100は、折り畳まれた状態でも外部に露出する位置に、第2の撮像手段として機能するカメラ120を備えている。すなわち、カメラ120は、携帯電話機104を閉じた状態の外面に存在すればよく、第1の筐体101に形成されていてもよいし、または第2の筐体102に形成されていてもよく、さらに、これら筐体の側面に実装されていてもよい。本実施の形態では、カメラ120は、第1の筐体101における、カメラ104が設けられている面の裏面側、すなわち反対側の面に設けられている。また、カメラ104とカメラ120は、一方が静止画像撮像装置で他方が動画像撮像装置、または一方は近距離撮影用撮像装置で他方が遠距離撮影用撮像装置であってもよいが、これらに限定されない。
図9に携帯電話機100の機能ブロック図を示す。この図9に示すように、携帯電話機100は、機能ブロックとして、カメラ104、カメラ120、CPU105、記憶装置106、無線部107、スピーカ108、マイク109、キー110、表示装置111、LED112を備えている。
図7〜図9に示すように、本実施の形態に係る携帯電話機100は、第1の筐体101と第2の筐体102とが折り畳まれているか否かを検出するための開閉状態検出手段として、カメラ104およびカメラ120により得られた外部画像情報を用いて、CPU105内部で所定の情報処理を行うことにより、開閉状態を検出するように構成されている。つまり、CPU105内部に開閉状態検出部が構成されているといえる。そこで、この本発明の特徴的な開閉状態検出部(開閉状態検出手段)10’について、以下詳細に説明する。
図10に、本実施の形態に係る携帯電話機100における開閉状態検出部を含む機能ブロック図の一例を示す。同図に示すように、開閉状態検出部10’は、検出情報作成手段として機能する検出情報作成部11’、比較手段として機能する比較部12’、第1閾値格納手段として機能する第1閾値格納部13’、折り畳み判定手段として機能する折り畳み判定部14’、明暗情報作成手段として機能する明暗情報作成部15’、外部比較手段として機能する外部比較部16’、外部判定手段として機能する外部判定部17’、第2閾値格納手段として機能する第2閾値格納部18’を備えている。
図10に示すように、明暗情報作成部15’は、カメラ120によって取得された外部画像情報(第2の外部画像情報)を受け取り、この外部画像情報に基づき明暗情報を作成し、この明暗情報を外部比較部16’に出力するものである。第2閾値格納部18’は、予め設定された第2の閾値を記憶(格納)しており、この第2の閾値を必要に応じて外部比較部16’に対して出力するものである。
外部比較部16’は、上記明暗情報と第2の閾値とを比較し、その結果を外部判定部17’に出力するものである。外部判定部17’は、その比較結果に基づいて、携帯電話機100の周囲環境が明るい状態であるか、それとも暗い状態であるか(明暗状態のいずれであるか)について判定し、その判定結果を比較部12’に出力するものである。
また、検出情報作成部11’は、カメラ104によって取得された外部画像情報(第1の外部画像情報)を受け取り、この外部画像情報に基づき検出情報を作成し、この検出情報を比較部12’に出力するものである。また、第1閾値格納部13’は格納している第1の閾値を比較部12’に出力するものである。比較部12’は、検出情報作成部11’より入力された情報と、第1閾値格納部13’より入力された第1の閾値の情報とに基づき、外部画像情報と第1の閾値とを比較し、その結果を折り畳み判定部14’に出力するものである。折り畳み判定部14’は、その比較結果に基づき、携帯電話機100が折り畳まれているか否かを判定し、その判定結果を携帯電話機100各部の動作状態を制御するための制御部200に出力するものである。
ここで、比較部12’、第1閾値格納部13’、折り畳み判定部14’では、外部判定部17’の判定結果において携帯電話機100の周囲が明るい場合のみ、携帯電話機100が折り畳まれているか否かについて判定するように構成されている。本実施の形態では、外部判定部17’の判定結果において携帯電話機100の周囲が暗いと判定された場合は、比較部12’は、開閉検出処理を行わないように設定されており、一方、外部判定部17’の判定結果において携帯電話機100の周囲が明るいと判定された場合は、比較部12’は、比較処理を行わないように設定されている。比較部12’で比較処理が行われない場合は、開閉状態検出部10’における携帯電話機100の開閉状態を検出する処理は中断され、比較部12’で比較処理が行われた場合のみ携帯電話機100の開閉状態を検出する処理が行われるように構成されている。
これら本実施の形態に係る開閉状態検出部10’の各機能ブロックにおける処理の流れの具体的な一例を図11のフローチャートに従って説明する。
まず、図11のS1に示すように、明暗情報作成部15’は、カメラ120によって取得された外部画像情報(例えば、画素データや露出データ)を受け取る。カメラ120は、外部画像情報を一定時間間隔で取得するように構成されており、明暗情報作成部15’は、一定時間間隔で取得された複数の外部画像情報を受け取ることになる。
次に、S2において、明暗情報作成部15’は、ノイズ等の影響を低減させるために、これら一定時間間隔で取得された複数の外部画像情報について、平均値を算出する。この平均値が、携帯電話機100の周囲の明暗状態を検出するための明暗情報となる。なお、本実施の形態では、外部画像情報に基づき、明るさの度合い(明度、光度)を数値化して明暗情報としている。明暗情報作成部11’は、この作成した明暗情報を外部比較部16’に出力する。
続いて、S3において、第2閾値格納部18’は、外部比較部16’に対して、第2の閾値を出力する。すなわち、外部比較部16’は、第2閾値格納部18’より第2の閾値を読み出す。
そして、S4において、外部比較部16’は、この第2の閾値と上記明暗情報とを比較し、その結果を外部判定部17’に出力する。
S5において、外部判定部17’は、上記の判定結果に基づき、携帯電話機100の外部環境(周囲)が明るいか暗いかについて判定し、その判定結果を比較部12’に出力する。
具体的には、本実施の形態では、第2の閾値として、携帯電話機100を折り畳んだ状態でカメラ104が取得する外部画像情報、すなわち暗状態で得られる外部画像情報の明るさの度合いを数値化して設定された閾値を用いる。このように第2の閾値を設定すると、上記明暗情報が第2の閾値より大きい場合、携帯電話機100の外部環境(周囲)が明るいと判定することができる。一方、上記明暗情報が第2の閾値と略同じかまたは小さい場合、携帯電話機100の外部環境(周囲)が暗いと判定することができる。
このS5において、外部判定部17’が、携帯電話機100の周囲が暗いと判定した場合(N)、携帯電話機100が折り畳まれているか否かを検出する開閉状態検出処理を終了する。このとき、本実施の形態では、外部判定部17’が、検出情報作成部11’に対して、検出情報を作成しないように働きかけ、開閉状態検出処理を終了させる。しかし、この構成に限られるものではなく、例えば、カメラ104、比較部12’、第1閾値格納部13’、および折り畳み判定部14’のうち少なくとも1機能ブロックに対して働きかけ、開閉状態検出処理を終了させることができるように構成されていればよい。すなわち、外部判定部17’が働きかける対象の機能ブロックは、開閉状態検出処理を終了させることができる機能ブロックであればよく、特に限定されないといえる。例えば、無駄な処理を行わず、最も省電力化を図るには、処理の最も上流に位置する検出情報作成部11’やカメラ104(またはその制御部)に対して、開閉状態検出処理を開始しないように働きかけることが好ましいであろう。
一方、外部判定部17’が、携帯電話機100の周囲が明るいと判定した場合(Y)、S6に移行し、開閉状態検出処理を行う。すなわち、比較部12’は、上記判定結果において携帯電話機100の周囲が明るいと判定された場合のみ、第1閾値格納部13より、第1の閾値を読み出す。なお、以下のS6〜SS10は、上記実施形態1の図5のS1〜S5に示す処理と同様の処理であるため、ここではその説明を省略する。
上記の開閉状態検出部10’を有する携帯電話機100によれば、携帯電話機100が折り畳まれている場合でも、外部に実装されたカメラ120から取得される外部画像情報を用いることによって、携帯電話機100の周囲の環境が真っ暗である場合にも、携帯電話機100の開閉状態についての誤検出を防ぐことが可能となる。したがって、より効率的かつ確実に、携帯電話機100の折り畳み状態を検出することが可能となる。
また、上記第1の閾値を設定する場合、上記実施形態1で示したように、カメラ104によって得られる外部画像情報を用いて行うこともできる。さらに、第2の閾値もカメラ104によって得られる外部画像情報を用いて設定することができる。図12に、カメラ104によって得られる外部画像情報を用いて第1の閾値、および第2の閾値を設定する場合の機能ブロック図の一例を示す。
図12に示すように、第1閾値格納部13’は、カメラ104が取得した外部画像情報を受け取り、それに基づいて、第1の閾値を設定できるように構成されている。また、第2閾値格納部18’もまた、カメラ104が取得した外部画像情報を受け取り、それに基づいて、第2の閾値を設定できるように構成されている。なお、この点以外の機能ブロックは、図4に示すものと同様であるため、その説明を省略する。
次に、図12の第2閾値格納部13’における第2の閾値の設定の際のフローを説明する。なお、第1の閾値を設定するフローは、上記実施形態1と同様に行うことができるので、ここではその説明を省略する。
まず、カメラ104は、携帯電話機100が折り畳まれた状態で、外部画像情報を取得する。この折り畳まれた状態での外部画像情報は、いわゆる暗状態で取得された外部画像情報である。このため、第2閾値格納部18’は、この外部画像情報に基づいて、携帯電話機100が折り畳まれた状態(閉じた状態)でカメラ104が取得する外部画像における明るさの度合いを数値化した閾値を設定することができる。
このように設定した第2の閾値を用いて、上述のように、携帯電話機100の周囲の環境が明るいか暗いかについて判定することができる。なお、第2の閾値の設定は、1度設定した第2の閾値を継続して用いて外部の明暗状態を判定してもよいし、または携帯電話機の開閉状態を検出する度ごとに、第2の閾値を設定しなおしてもよい。
〔実施の形態3〕
本発明の他の一実施形態について図13〜図17に基づいて説明すると以下の通りである。なお、本実施の形態において、上記実施形態1または実施形態2における構成要素と同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。本実施の形態では、前記実施の形態1または実施形態2との相違点について説明するものとする。
図13は、本実施の他の一形態に係る携帯電話機が折り畳まれている状態(すなわち、閉じた状態)を模式的に示す図である。図14は、携帯電話機が折り畳まれていない状態(すなわち、開いた状態)を模式的に示す図である。
図13、図14に示すように、携帯電話機100は、第1の撮像手段として機能するカメラ104の近傍に、表示手段として機能する表示装置111、LED112を備えている。つまり、本実施の形態では、表示装置111およびLED112は、カメラ104が設けられている第1の筐体101に備えられており、携帯電話機100を折り畳むと第1の筐体101と第2の筐体102との間に挟まれるように形成されている。なお、表示装置111、LED112は、カメラ104の近傍に設けられていればよく、この構成に限定されるものではない。例えば、カメラ104の近傍であれば、表示装置111、LED112は第2の筐体102に設けられていてもよい。また、カメラ104が第2の筐体102であって、携帯電話機100を折り畳むと第1の筐体101と第2の筐体102との間に挟まれるように形成されている場合、表示装置111、LED112は第1の筐体101であって、カメラ104の近傍に設けられていてもよい。また、ここでいう「近傍」とは、表示装置111、LED112の光や明るさがカメラ104に届く程度の距離、つまり、カメラ104が表示装置111、LED112の光や明るさを検出できる程度の距離をいう。
図15に、本実施の形態に係る携帯電話機100における開閉状態検出部を含む機能ブロック図の一例を示す。同図に示すように、開閉状態検出部10”は、検出情報作成手段として機能する検出情報作成部11”、比較手段として機能する比較部12”、第1閾値格納手段として機能する第1閾値格納部13”、折り畳み判定手段として機能する折り畳み判定部14”、表示制御手段として機能する表示制御部19”、表示時撮像制御手段として機能する表示時撮像制御部19”を有する。
図15に示すように、表示制御部19”は、発光手段として機能するLED112と表示手段として機能する表示装置111とが所定パターンの表示を行うように制御部200を介して制御し、その情報を表示時撮像制御部20”に出力するものである。表示時撮像制御部20”は、LED112および表示装置111が所定パターンで表示されていることを、表示制御部19”からの情報にて認識し、LED112および表示装置111が所定パターンの表示を行っている間に、カメラ104が第1の外部画像情報を取得するように制御するものである。
検出情報作成部11”は、カメラ104によって取得された外部画像情報(第1の外部画像情報)を受け取り、この外部画像情報に基づき検出情報を作成し、この検出情報を比較部12に出力するものである。また、第1閾値格納部13”は格納している第1の閾値を比較部12”に出力するものである。比較部12”は、検出情報作成部11”より入力された情報と、第1閾値格納部13”より入力された第1の閾値の情報とに基づき、外部画像情報と第1の閾値とを比較し、その結果を折り畳み判定部14に出力するものである。折り畳み判定部14”は、その比較結果に基づき、携帯電話機100が折り畳まれているか否かを判定し、その判定結果を携帯電話機100各部の動作状態を制御するための制御部200に出力するものである。これら各部における処理の流れの具体的な一例を図16のフローチャートに従って説明する。
まず、図16のS1に示すように、まず、表示制御部19”が、LED112および表示装置111を、所定パターンで表示させるように、制御部200を介して制御する。そして、表示制御部19”は、LED112および表示装置111が所定のパターンで表示していることを、表示時撮像制御部20”に対して情報として出力する。なお、ここでいう「所定パターン」とは、LEDや表示装置の点滅、色、光の強度、または画像の種類等が適宜設定された表示パターンのことであり、この表示パターンは適宜設定可能であり、その具体的な構成は特に限定されるものではないが、例えば、LCDバックライトが一定時間後にOFFするタイミングをパターンとして検出することが好ましい。それは、ユーザに対して違和感のある表示やLEDの制御を行う必要がないためである。
次に、S2において、表示時撮像制御部20”は、LED112および表示装置111が所定のパターンで表示している間に、カメラ104が第1の外部画像情報を取得(撮像)するように制御する。
続いて、S3において、カメラ104は、LED112および表示装置111が所定のパターンで表示している間に、第1の外部画像情報を取得(撮像)する。カメラ104は、外部画像情報を一定時間間隔で取得するように構成されているため、複数の外部画像情報を撮像することになる。
次いで、S4にて、検出情報作成部11”は、カメラ104によって取得された外部画像情報(例えば、画素データや露出データ)を受け取る。検出情報作成部11は、一定時間間隔で取得された複数の外部画像情報を受け取ることになる。
次に、S5において、検出情報作成部11”は、ノイズ等の影響を低減させるために、これら一定時間間隔で取得された複数の外部画像情報について、平均値を算出する。この平均値が、携帯電話機100が折り畳まれているか否かを検出するための検出情報となる。なお、本実施の形態では、外部画像情報に基づき、明るさの度合い(明度、光度)を数値化して検出情報としている。検出情報作成部11は、この作成した検出情報を比較部12に出力する。
S6において、予め設定された第1の閾値を記憶(格納)した第1閾値格納部13”は、この第1の閾値を比較部12”に出力する。すなわち、比較部12”は、第1閾値格納部13”より、第1の閾値を読み出す。この第1の閾値としては、例えば、携帯電話機100が開いた状態(折り畳まれていない状態)であって、かつ表示装置111やLED112が表示されている際に、カメラ104が取得する外部画像情報における明るさの度合いを数値化した閾値や、携帯電話機100が閉じた状態(折り畳まれた状態)であって、かつ表示装置111やLED112が表示されている際に、カメラ104が取得する外部画像情報における明るさの度合いを数値化した閾値を設定することができる。
続いて、S7では、比較部12”は、検出情報と所定の閾値とを比較し、その比較結果を折り畳み判定部14”に出力する。
次いで、S8では、折り畳み判定部14”が、上記比較結果に基づいて、携帯電話機100が折り畳まれた状態か否かを判定し、その判定結果を制御部へ出力する。例えば、上記第1の閾値が、携帯電話機100が開いた状態(折り畳まれていない状態)であって、かつ表示装置111やLED112が表示されている際に、カメラ104が取得する外部画像情報における明るさの度合いを数値化した閾値である場合、検出情報が第1の閾値よりも大きいとき、閉じた状態であると判定し、検出情報が第1の閾値と同じかまたは小さいとき、開いた状態であると判定することもできる。また、上記第1の閾値が、携帯電話機100が閉じた状態(折り畳まれた状態)であって、かつ表示装置111やLED112が表示されている際に、カメラ104が取得する外部画像情報における明るさの度合いを数値化した閾値である場合、検出情報が第1の閾値よりも小さいとき、開いた状態であると判定し、検出情報が第1の閾値と同じかまたは大きいとき、閉じた状態であると判定することになる。これは、携帯電話機100が閉じた状態で、カメラ104近傍の表示装置111やLED112が表示されている場合、第2の筐体102によって反射された光もカメラ104に取得されるため、携帯電話機100が開いた状態で、カメラ104近傍の表示装置111やLED112が表示されている場合に比べて、カメラ104が取得する外部画像情報における明るさの度合いが大きくなるためである。
ただし、どのような検出情報を用いてどのような演算方式を取るかによって、検出情報が第1の閾値より大きい場合に携帯電話機100が閉じた状態と判断する場合と、検出情報が第1の閾値より小さい場合に携帯電話機100が閉じた状態と判断する場合との、両方の場合が考えられるため、本発明は上記の判定方式に限定されるものではない。
なお、折り畳み判定部14”が、この判定結果を制御部200へ出力することによって、開閉状態検出部10”による、携帯電話機100が折り畳まれているか否かを検出する開閉状態検出処理は終了することになる。
上述の開閉状態検出部10”の機能によれば、カメラ104の近傍にある表示装置111やLED112を所定の表示パターンにて表示させつつ、カメラ104によって外部画像情報を取得することができる。このため、例えば、携帯電話機100の周囲が暗くても、携帯電話機100の開閉状態を高精度で検出することが可能となる。すなわち、カメラ104によってLED112や表示装置111の所定の表示パターンを取得するため、携帯電話機100の周囲の環境に左右されることなく、携帯電話機が折り畳まれているか否かについて、高感度で確実に検出することができる。
また、S6における第1の閾値として、例えば、携帯電話機100が開いた状態(折り畳まれていない状態)であって、かつ表示装置111やLED112が表示されている際に、カメラ104が取得する外部画像情報や、携帯電話機100が閉じた状態(折り畳まれた状態)であって、かつ表示装置111やLED112が表示されている際に、カメラ104が取得する外部画像情報を、そのままあるいは加工した画像情報を用いることもできる。
この場合、例えば、S5において、検出情報作成部11”は、カメラ104によって取得された外部画像情報(例えば、画素データや露出データ)をそのまま検出情報として比較部12”に出力することになる。またS7において、比較部12”は、画像情報同士が類似するか否かを比較することになる。またS8において、折り畳み判定部14”は、第1の閾値と検出情報とが類似するか否かを判定することになる。具体的には、携帯電話機100が開いた状態(折り畳まれていない状態)であって、かつ表示装置111やLED112が表示されている際に、カメラ104が取得する外部画像情報が第1の閾値である場合、この第1の閾値と検出情報とが類似していれば携帯電話機100は折り畳まれていない(開いている)と判定し、類似していなければ携帯電話機100は折り畳まれている(閉じている)と判定することになる。また、携帯電話機100が閉じた状態(折り畳まれた状態)であって、かつ表示装置111やLED112が表示されている際に、カメラ104が取得する外部画像情報が第1の閾値である場合、この第1の閾値と検出情報とが類似していれば携帯電話機100は折り畳まれている(閉じている)と判定し、類似していなければ携帯電話機100は折り畳まれていない(開いている)と判定することになる。
また、上記第1の閾値を設定する場合、以下のように、カメラ104によって得られる外部画像情報を用いて行うこともできる。図17に、カメラ104によって得られる外部画像情報を用いて第1の閾値を設定する場合の機能ブロック図の一例を示す。
図17に示すように、第1閾値格納部13”は、カメラ104が取得した外部画像情報を受け取り、それに基づいて、第1の閾値を設定できるように構成されている。なお、この点以外の機能ブロックは、図4に示すものと同様であるため、その説明を省略する。
次に、図17の第1閾値格納部13”における第1の閾値の設定の際のフローを説明する。まず、カメラ104は、携帯電話機100が折り畳まれた状態であって、かつ表示装置111やLED112が表示されている際に、外部画像情報を取得する。第1閾値格納部13”は、この外部画像情報に基づいて、携帯電話機100が折り畳まれた状態(閉じた状態)であって、かつ表示装置111やLED112が表示されている際に、カメラ104が取得する外部画像情報を、またはその明るさの度合いを数値化した閾値を、第1の閾値として設定することができる。また、同様に、カメラ104が、携帯電話機100が開いている状態であって、かつ表示装置111やLED112が表示されている際に外部画像情報を取得した場合、第1閾値格納部13は、この外部画像情報に基づいて、携帯電話機100が折り畳まれていない状態(開いた状態)であって、かつ表示装置111やLED112が表示されている際に、カメラ104が取得する外部画像情報、またはその明るさの度合いを数値化した閾値を、第1の閾値として設定することができる。
このように設定した第1の閾値を用いて、上述のように、携帯電話機100が折り畳まれているか否かを確実に検出することができる。なお、第1の閾値の設定は、1度設定した第1の閾値を継続して用いて開閉状態検出処理を行ってもよいし、または携帯電話機の開閉状態を検出する度ごとに、第1の閾値を設定しなおしてもよい。
上記各実施形態において、本発明に係るデバイスが携帯電話機である場合を例にして説明したが、同様の構成を有するノート型パーソナルコンピュータまたは小型携帯情報端末であってもよい。また、上記各実施形態において、本発明に係るデバイスにおける撮像手段がカメラである場合を例にして説明したが、取得する外部画像情報は静止画像である必要はなく、ビデオカメラを用いて動画像情報を取得した場合でも上記各実施形態と同様にデバイスの開閉状態を検出することができるであろう。また、本発明に係るデバイスは、LEDと表示装置の両方を有することが好ましいが、少なくともいずれか1つを有していればよく、実施形態3に示すように、LEDと表示装置の両方を有するデバイスに限定されるものではない。
また、上記各実施形態では、本発明に係る折り畳み式携行デバイスを構成する各部材が、「CPUなどの演算手段がROMやRAMなどの記録媒体に格納されたプログラムコードを実行することで実現される機能ブロックである」場合を例にして説明したが、同様の処理を行うハードウェアで実現してもよい。また、処理の一部を行うハードウェアと、当該ハードウェアの制御や残余の処理を行うプログラムコードを実行する上記演算手段とを組み合わせても実現することもできる。さらに、上記各部材のうち、ハードウェアとして説明した部材であっても、処理の一部を行うハードウェアと、当該ハードウェアの制御や残余の処理を行うプログラムコードを実行する上記演算手段とを組み合わせても実現することもできる。なお、上記演算手段は、単体であってもよいし、装置内部のバスや種々の通信路を介して接続された複数の演算手段が共同してプログラムコードを実行してもよい。
上記演算手段によって直接実行可能なプログラムコード自体、または、後述する解凍などの処理によってプログラムコードを生成可能なデータとしてのプログラムは、当該プログラム(プログラムコードまたは上記データ)を記録媒体に格納し、当該記録媒体を配付したり、あるいは、上記プログラムを、有線または無線の通信路を介して伝送するための通信手段で送信したりして配付され、上記演算手段で実行される。
なお、通信路を介して伝送する場合、通信路を構成する各伝送媒体が、プログラムを示す信号列を伝搬し合うことによって、当該通信路を介して、上記プログラムが伝送される。また、信号列を伝送する際、送信装置が、プログラムを示す信号列により搬送波を変調することによって、上記信号列を搬送波に重畳してもよい。この場合、受信装置が搬送波を復調することによって信号列が復元される。一方、上記信号列を伝送する際、送信装置が、デジタルデータ列としての信号列をパケット分割して伝送してもよい。この場合、受信装置は、受信したパケット群を連結して、上記信号列を復元する。また、送信装置が、信号列を送信する際、時分割/周波数分割/符号分割などの方法で、信号列を他の信号列と多重化して伝送してもよい。この場合、受信装置は、多重化された信号列から、個々の信号列を抽出して復元する。いずれの場合であっても、通信路を介してプログラムを伝送できれば、同様の効果が得られる。
ここで、プログラムを配付する際の記録媒体は、取外し可能である方が好ましいが、プログラムを配付した後の記録媒体は、取外し可能か否かを問わない。また、上記記録媒体は、プログラムが記憶されていれば、書換え(書き込み)可能か否か、揮発性か否か、記録方法および形状を問わない。記録媒体の一例として、磁気テープやカセットテープなどのテープ、あるいは、フロッピー(登録商標)ディスクやハードディスクなどの磁気ディスク、または、CD−ROMや光磁気ディスク(MO)、ミニディスク(MD)やデジタルビデオディスク(DVD)などのディスクが挙げられる。また、記録媒体は、ICカードや光カードのようなカード、あるいは、マスクROMやEPROM、EEPROMまたはフラッシュROMなどのような半導体メモリであってもよい。あるいは、CPUなどの演算手段内に形成されたメモリであってもよい。
なお、上記プログラムコードは、上記各処理の全手順を上記演算手段へ指示するコードであってもよいし、所定の手順で呼び出すことで、上記各処理の一部または全部を実行可能な基本プログラム(例えば、オペレーティングシステムやライブラリなど)が既に存在していれば、当該基本プログラムの呼び出しを上記演算手段へ指示するコードやポインタなどで、上記全手順の一部または全部を置き換えてもよい。
また、上記記録媒体にプログラムを格納する際の形式は、例えば、実メモリに配置した状態のように、演算手段がアクセスして実行可能な格納形式であってもよいし、実メモリに配置する前で、演算手段が常時アクセス可能なローカルな記録媒体(例えば、実メモリやハードディスクなど)にインストールした後の格納形式、あるいは、ネットワークや搬送可能な記録媒体などから上記ローカルな記録媒体にインストールする前の格納形式などであってもよい。また、プログラムは、コンパイル後のオブジェクトコードに限るものではなく、ソースコードや、インタプリトまたはコンパイルの途中で生成される中間コードとして格納されていてもよい。いずれの場合であっても、圧縮された情報の解凍、符号化された情報の復号、インタプリト、コンパイル、リンク、または、実メモリへの配置などの処理、あるいは、各処理の組み合わせによって、上記演算手段が実行可能な形式に変換可能であれば、プログラムを記録媒体に格納する際の形式に拘わらず、同様の効果を得ることができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、本発明に係るデバイスは、折り畳みの内部に位置しているカメラから画像情報を取得し、その情報から端末の開閉状態を検出する折り畳み式携帯端末と換言することができる。また、上記携帯端末において、端末が閉じた状態で外部に実装されているカメラからの情報も取得し、外部の画像情報が端末を閉じた状態で得られる画像情報と似通っている場合には、端末が閉じている状態と判断しない手段を持つ、携帯端末も本発明に含まれる。さらに、上記携帯端末において、端末を閉じた状態でカメラの近くにある表示装置やLEDを制御し、その制御状態を端末内部のカメラで検出を行うことによって端末が閉じている状態と判断する手段を持つ、携帯端末も本発明に含まれる。